JP2012045979A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転舵し易い車両用操舵装置を提供すること。
【解決手段】操舵部材が左方向に操舵された場合、転舵軸16が左方に移動し、転舵輪としての左右の後輪6L,6Rが、右方向に転舵される。転舵軸16の左方に移動に連動して、移動機構としての連動機構50のリンク58が揺動中心C1の回りに揺動する。リンク58の揺動によって、車両の後部のカウンタウェイト4を、操舵部材の操舵方向(左方向)とは反対の方向である右方向に移動させる。左の後輪6Lに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WLを、右の後輪6Rに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WRよりも小さくする(WL<WR)。
【選択図】図5

Description

本発明は車両用操舵装置に関するものである。
フォークリフト等の荷役車両では、前輪が向きを固定した駆動輪とされ、後輪が転舵輪とされている。上記荷役車両の操舵装置は、ステアリングハンドル(操舵部材)の操舵に応じて、上記転舵輪としての後輪を転舵することにより、操舵を実行している。
また、上記荷役車両では、車体の前部に設けられた荷役装置のフォークに、重量物を積載する。このようにフォークに重量物を積載したときに、車両が前方へ倒れ込むことを防止する目的で、上記荷役車両は、車体の後部に、カウンタウェイトと呼ばれる「重し」を搭載している。
産業車両において、左右の後輪間に配置したカウンタウェイトが、左右の後輪の切れ込みと干渉しないように、カウンタウェイトを車両の旋回の内側へスライド移動させる、可動式のカウンタウェイトが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、ステアリングハンドルと転舵機構の機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式のフォークリフトが提案されている(例えば特許文献2を参照)。
また、ステアバイワイヤ用のボールねじを用いた電動アクチュエータが提案されている(例えば特許文献3を参照)。
また、タイヤからステアリング・ナックルを介してラックに伝達されるラジアル荷重とスラスト荷重を弾性体を介して伝達するステアリング制御装置が提案されている(例えば特許文献4を参照)。
特開平3−243481号公報 特開2005−263392号公報 特開2007−531489号公報 特公平3−56944号公報
後輪を転舵する車両では、所要の旋回性能を得るために、転舵輪としての後輪を大きな転舵角で転舵する必要がある。このため、転舵軸が、路面反力による多大なラジアル荷重を受ける傾向にある。
特に、車両の旋回内側の転舵輪の切れ角が、旋回外側の転舵輪の転舵角よりも大きくされているため、旋回内側の転舵輪からのラジアル荷重が非常に大きくなる。結果として、転舵に必要な動力が全体として大きくなり、転舵し難いという問題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、転舵し易い車両用操舵装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、車体(2)の前部に昇降可能な荷役装置(3)を有し車体の後部にカウンタウェイト(4)を有する車両(1)に設けられ、操舵部材(10)の操作に応じて転舵輪としての左右の後輪(6L,6R)を転舵する車両用操舵装置(9)において、上記カウンタウェイトを車幅方向(W1)に移動可能に支持する支持機構(17,18)と、上記操舵部材の操舵方向とは反対の車幅方向に上記カウンタウェイトを移動させる移動機構(50;150)と、を備える車両用操舵装置を提供する(請求項1)。
操舵部材が例えば左方向に操舵された場合、転舵輪としての左右の後輪は、右方向に転舵される。このとき、いわゆるアッカーマンの原理により、車両の旋回の内側となる左の後輪の転舵角が、車両の旋回の外側となる右の後輪の転舵角よりも大きい。したがって、左の後輪が受ける路面反力によるラジアル荷重が、右の後輪が受ける路面反力によるラジアル荷重よりも大きい。
そこで、本発明では、操舵部材が例えば左方向に操舵された場合に、移動機構によって、車両の後部のカウンタウェイトを、操舵部材の操舵方向とは反対の方向である右方向に移動させる。これにより、左の後輪に負荷されるカウンタウェイトの分配荷重を、右の後輪に負荷されるカウンタウェイトの分配荷重よりも小さくする。その結果、左右の後輪の間で、転舵に抗する路面抵抗を平均化することが可能となり、ひいては、左右の後輪全体として、転舵がし易くなる。
上記操舵部材の操舵に応じて軸方向に移動することにより、上記転舵輪としての左右の後輪を転舵する転舵軸を備え、上記移動機構は、上記転舵軸の移動方向とは反対の方向に上記カウンタウェイトを移動させるように、上記転舵軸の動作に上記カウンタウェイトの動作を連動させる連動機構(50;150)を含む場合がある(請求項2)。この場合、転舵輪としての左右の後輪を転舵する転舵軸の動作に、カウンタウェイトの動作を連動させる連動機構を用いるので、カウンタウェイトを駆動するための専用のアクチュエータ等を用いる必要がない。したがって、構造を簡素化することができる。
また、上記連動機構は、上記転舵軸と同行移動可能な第1の端部(581)および上記カウンタウェイトと同行移動可能な第2の端部(582)を有するリンク(58)を含み、上記リンクは、上記第1の端部および上記第2の端部間に配置された揺動中心(C1)の回りに揺動可能に支持されている場合がある(請求項3)。この場合、揺動支点の回りに揺動するリンクを用いた簡単な構造で、カウンタウェイトを転舵軸とは反対の方向に駆動することができる。
上記連動機構は、上記転舵軸と同行移動可能な第1のラック(65)と、上記第1のラックと対向し、上記カウンタウェイトと同行移動可能な第2のラック(66)と、上記第1のラックおよび上記第2のラックに噛み合うピニオン(67)と、を含む場合がある(請求項4)。この場合、ラックとピニオンを用いた簡単な構造によって、カウンタウェイトを転舵軸とは反対の方向に駆動することができる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の一実施の形態に係る車両用操舵装置が適用されたフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。 転舵機構の概略平面図である。 フォークを昇降させる動作原理を説明するための概略図である。 転舵機構およびカウンタウェイトとこれらを連動させる機構の概略後面図であり、直進走行時の状態を示している。 転舵機構およびカウンタウェイトとこれらを連動させる機構の概略後面図であり、車両の右旋回のために転舵軸が左方に移動し、カウンタウェイトが右方に移動した状態を示している。 転舵機構およびカウンタウェイトとこれらを連動させる機構の概略後面図であり、車両の左旋回のために転舵軸が右方に移動し、カウンタウェイトが左方に移動した状態を示している。 本発明の別の実施の形態に係る転舵機構およびカウンタウェイトとこれらを連動させる機構の概略後面図であり、車両の右旋回のために転舵軸が左方に移動し、カウンタウェイトが右方に移動した状態を示している。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の車両用操舵装置が適用されたフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。図1を参照して、フォークリフト1は、車体2と、その車体2の前部に設けられた荷役装置3と、車体2の後部に設けられたカウンタウェイト4と、車体2を支持する駆動輪としての前輪5および転舵輪としての後輪6L,6R(転舵機構A1の平面図である図2も参照)と、例えばエンジンを含む車両の駆動源7と、油圧源としての油圧ポンプ8と、後輪6を転舵するための車両用操舵装置9とを備えている。
図示していないが、エンジン等の駆動源7の動力は、トルクコンバータを経て、前後進切替および変速動作を行うトランスミッションに伝達され、さらに、デファレンシャルを経て左右の前輪5(駆動輪)に伝達されるようになっている。トランスミッションには、前進クラッチおよび後進クラッチが内蔵されている。
車両用操舵装置9は、手回しハンドルである操舵部材10と転舵輪である後輪6L,6Rとの間の機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式の車両用操舵装置として構成されている。操舵部材10は、傾斜状のステアリングシャフト11の上端に同伴回転可能に連結されている。また、操舵部材10には、当該操舵部材10を操作するためのノブ12が、回転可能に取り付けられている。
転舵輪としての後輪6L,6Rは、それぞれ、ほぼ鉛直な支持部材としてのホイールブラケット13L,13Rによって回転可能に支持されている。車両用操舵装置9は、操舵部材10の操作に応じて転舵輪としての後輪6L,6Rを転舵する転舵アクチュエータ14と、操舵部材10に反力(操舵反力)を付与する反力アクチュエータ15とを備えている。本実施の形態では、転舵アクチュエータ14および反力アクチュエータ15は、それぞれブラシレスの電動モータからなる。
操舵部材10の回転操作に応じて駆動される転舵アクチュエータ14の動作を、車体2に支持された転舵軸16の車幅方向の直線運動に変換し、この転舵軸16の直線運動を転舵輪としての左右の後輪6L,6Rの転舵運動に変換することにより、転舵が達成されるようになっている。
カウンタウェイト4は、水平に配置された針状ころ軸受を用いた支持機構としての直線運動軸受17や、V形に配置された一対の針状ころ軸受を用いた支持機構としての直線運動軸受18を用いて、車幅方向(紙面とは直交する方向)に移動可能に、車体2によって支持されている。
本実施の形態では、操舵部材10の操舵方向とは反対方向にカウンタウェイト4を移動させる移動機構として、転舵に応じて移動する転舵軸16の動作とカウンタウェイト4の動作を連動させる連動機構50を設けている。
本実施の形態では、転舵アクチュエータ14および反力アクチュエータ15は、それぞれ電動モータからなり、例えばECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)からなる制御装置19よって駆動制御される。
制御装置19には、操舵部材10の操舵角を検出する操舵角センサ20と、転舵輪としての後輪6L,6Rの転舵角を検出する転舵角センサ21と、車速Vを検出する車速センサ22と、車両の横加速度を検出する横加速度センサ(図示せず)、車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ(図示せず)とが接続されている。
制御装置19は、操舵角センサ20によって入力検出された操舵角θh および車速センサ22によって検出された車速Vに基づいて、目標転舵角を設定し、この目標転舵角と転舵角センサ21によって検出された転舵角δW との偏差に基づいて、駆動回路23を介し、転舵アクチュエータ14を駆動制御(転舵制御)する。
一方、制御装置19は、センサ類20,21,…が出力する検出信号に基づいて、操舵部材10の操舵方向と逆方向の適当な反力が発生されるように、駆動回路(図示せず)を介して、反力アクチュエータ15を駆動制御(反力制御)する。
荷役装置3は、車体2によって、下端部24aを中心として傾動可能に支持された左右一対のアウターマスト24と、そのアウターマスト24によって昇降可能に支持されたインナーマスト25と、アウターマスト24によって昇降可能に支持されたリフトブラケット26と、そのリフトブラケット26に取り付けられ、荷物を積載する積載部としての左右一対のフォーク27とを備えている。
アウターマスト24の所定部と車体2の所定部との間に、チルトシリンダ28が介在している。チルトシリンダ28は、車体2の所定部に揺動可能に連結された一端を有するシリンダ本体29と、シリンダ本体29の他端から突出するロッド30とを有している。ロッド30の先端は、アウターマスト24の所定部に揺動可能に連結されている。チルトシリンダ28のロッド30の伸縮動作に伴って、アウターマスト24が、直立姿勢および傾動姿勢に変位されるようになっている。
また、アウターマスト24をガイドとしてインナーマスト25を昇降させるためのリフトシリンダ31が設けられている。リフトシリンダ31は、アウターマスト24に固定されたシリンダ本体32と、シリンダ本体32から突出するロッド33とを有している。ロッド33の先端は、インナーマスト25の所定部に設けられた取付部25aに固定されている。
運転室34の前部の底面34aに設けられた操作スタンド35には、運転者が手で操作するための複数の操作要素として、上記操舵部材10と、フォーク27を昇降させるための昇降操作レバー36と、アウターマスト24を揺動させるためチルト操作レバー37と、前進/後進切替レバー38とが設けられている。また、操作スタンド35には、主に後方を確認するための確認ミラー39が固定されている。また、操作スタンド35には、図示しない各種のスイッチ類が設けられている。
また、操作スタンド35の基部近傍において、運転室34の底面34a上には、運転者が足で操作するための複数の操作要素として、アクセルペダル40、ブレーキペダル41、クラッチペダル42が設けられている。アクセルペダル40、ブレーキペダル41およびクラッチペダル42は、実際には紙面に垂直な方向(車両の左右方向に相当)に横並びで並べて配置されているが、図1では、模式的に示してある。また、図1では、操作要素としての昇降操作レバー36、チルト操作レバー37、前進/後進切替レバー38のレイアウトについても、模式的に示してある。
フォーク27を昇降させる動作の原理を概念的に示す図2を参照して、インナーマスト25の上部には、スプロケット43が回転可能に支持されており、そのスプロケット43には、チェーン44が巻き掛けられている。そのチェーン44の一端44aが、アウターマスト24に設けられた固定部24bに固定され、チェーン44の他端44bが、リフトブラケット26に固定されている。これにより、リフトブラケット26およびフォーク27が、チェーン44を用いて懸架されている。
リフトシリンダ31のロッド33の伸長に伴って、インナーマスト25が上昇すると、スプロケット43がアウターマスト24の固定部24bに対して上昇し、チェーン44を介して、リフトブラケット26および積載部としてのフォーク27を上昇させる。地表面45に対するフォーク27の上昇量は、リフトシリンダ31のロッド33の伸長量の2倍となる。
図3に示すように、転舵アクチュエータ14の駆動力は、転舵軸16に関連して設けられた運動変換機構としての例えばボールねじ機構51により、転舵軸16の軸方向X1の直線運動に変換される。この転舵軸16の直線運動は、転舵軸16の両端から突出して設けられた左右のタイロッド52L,52Rに伝達され、左右のナックルアーム53L,53Rの揺動を引き起こす。これにより、対応するナックルアーム53L,53Rに支持された転舵輪6L,6Rの転舵が達成される。
転舵軸16と、タイロッド52L,52Rと、ナックルアーム53L,53Rと、ホイールブラケット13L,13Rと、転舵アクチュエータ14と、ボールねじ機構51とによって、転舵機構A1が構成されている。
転舵軸16は、アクスルビーム54の中央部に固定された筒状のハウジング55を貫通している。転舵軸16は、例えば断面D形のブッシュ(図示せず)を介してハウジング55に、車幅方向W1に平行な軸方向X1に移動可能で且つ回転不能に支持されている。
ハウジング55内にボールねじ機構51が収容されている。ボールねじ機構51は、図示していなが、転舵軸16の中央部に設けられたねじ軸と、そのねじ軸にボールを介して螺合するボールナットとを備えている。図示していないが、転舵アクチュエータ14としての電動モータは、ボールナットと同伴回転可能に連結されたロータと、ハウジング55の内周に固定されたステータとを備えている。
図4に示すように、アクスルビーム54の左右の端部に、それぞれ、上記のホイールブラケット13L,13Rが、鉛直な軸線KL,KRの回りに回転可能に支持されている。具体的には、アクスルビーム54の左右の端部に、それぞれ、縦軸56L,56Rが貫通している。各縦軸56L,56Rは、図示しない軸受を介してアクスルビーム54によって、鉛直な軸線KL,KRの回りに回転可能に支持されている。
各縦軸56L,56Rの上端に、それぞれ対応するナックルアーム53L,53Rの一端が回転可能に連結されている。各縦軸56L,56Rの下端に、それぞれ対応するホイールブラケット13L,13Rが、一体回転可能に連結されている。各ホイールブラケット13L,13Rの下端に設けられた車軸57L,57Rによって、対応する後輪6L,6Rが回転可能に支持されている。
移動機構としての連動機構50は、転舵軸16と同行移動可能な第1の端部581およびカウンタウェイト4と同行移動可能な第2の端部582を有するリンク58を備えている。リンク58は、例えば直線状に延びるバーからなる。リンク58は、車体2によって支持された支軸59によって、リンク58の第1の端部581および第2の端部582間に配置された揺動中心C1の回りに揺動可能に支持されている。
転舵軸16の両端間を連結し、転舵軸16と一体に移動する溝形の連結部材60が設けられている。連結部材60に設けられた連結軸61が、リンク58の第1の端部581に設けられた連結孔62に嵌合している。カウンタウェイト4に設けられた連結軸63が、リンク58の第2の端部582に設けられた連結孔64に嵌合している。
各連結孔62,64は、リンク58の長手方向に延びる長孔からなっている。したがって、リンク58が揺動するときに、各連結軸61,63が、それぞれ対応する連結孔62,64内をリンク58の長手方向に移動可能である。これにより、リンク58の揺動が実質的に可能となり、そのリンク58の揺動に伴って、転舵軸16の移動方向とは反対の方向にカウンタウェイト4を移動させることが実質的に可能となる。
操舵部材10が左方向に操舵された場合、転舵輪としての左右の後輪6L,6Rは、図5に示すように、右方向に転舵される。このとき、いわゆるアッカーマンの原理により、フォークリフト1の旋回の内側となる左の後輪6Lの転舵角が、旋回の外側となる右の後輪6Rの転舵角よりも大きい。したがって、左の後輪6Lが受ける路面反力によるラジアル荷重が、右の後輪6Rが受ける路面反力によるラジアル荷重が大きい。仮に、カウンタウェイト4を移動させないとすると、左の後輪6Lを非常に転舵し難い。
これに対して、本実施の形態では、操舵部材10が左方向に操舵された場合に、移動機構としての連動機構50によって、車両の後部のカウンタウェイト4を、操舵部材10の操舵方向(左方向)とは反対の方向である右方向に移動させる。これにより、左の後輪6Lに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WLを、右の後輪6Rに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WRよりも小さくする(WL<WR)。その結果、左右の後輪6L,6Rの間で、転舵に抗する路面抵抗を平均化することが可能となり、ひいては、左右の後輪6L,6R全体として、転舵がし易くなる。
一方、操舵部材10が右方向に操舵された場合、転舵輪としての左右の後輪6L,6Rは、図6に示すように、左方向に転舵される。このとき、いわゆるアッカーマンの原理により、フォークリフト1の旋回の内側となる右の後輪6Rの転舵角が、旋回の外側となる左の後輪6Lの転舵角よりも大きい。したがって、左の後輪6Rが受ける路面反力によるラジアル荷重が、右の後輪6Lが受ける路面反力によるラジアル荷重が大きい。仮に、カウンタウェイト4を移動させないとすると、右の後輪6Rを非常に転舵し難い。
これに対して、本実施の形態では、操舵部材10が右方向に転舵された場合に、移動機構としての連動機構50によって、車両の後部のカウンタウェイト4を、操舵部材10の操舵方向(右方向)とは反対の方向である左方向に移動させる。これにより、右の後輪6Rに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WRを、左の後輪6Lに負荷されるカウンタウェイト4の分配荷重WLよりも小さくする(WL>WR)。その結果、左右の後輪6L,6Rの間で、転舵に抗する路面抵抗を平均化することが可能となり、ひいては、左右の後輪6L,6R全体として、転舵がし易くなる。
転舵輪としての左右の後輪6L,6Rを転舵する転舵軸16の動作に、カウンタウェイト4の動作を連動させる連動機構50を用いるので、カウンタウェイト4を駆動するための専用のアクチュエータ等を用いる必要がない。したがって、構造を簡素化することができる。
また、連動機構50に、揺動中心C1の回りに揺動するリンク58を用い、そのリンク58の第1および第2の端部581,582に、転舵軸16およびカウンタウェイト4を連結した。したがって、非常に簡単な構造で、カウンタウェイト4を転舵軸とは反対の方向に駆動することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、リンク58を用いた連動機構50に代えて、転舵軸16と車幅方向W1に同行移動可能な第1のラック65と、第1のラック65と対向し、カウンタウェイト4と車幅方向X1に同行移動可能な第2のラック66と、第1のラック65および第2のラック66に噛み合うピニオン67とを有する連動機構150を用いるようにしてもよい。
また、上記の連動機構50,150に代えて、カウンタウェイト4を車幅方向W1に駆動する専用のアクチュエータを設けてもよい。この場合、制御装置19が、操舵角センサ20からの信号に応じて、カウンタウェイト4を操舵部材10の操舵方向とは反対方向に移動させるように、上記専用のアクチュエータを駆動制御するようにする。
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
1…フォークリフト(荷役車両)、2…車体、3…荷役装置、6L,6R…後輪(転舵輪)、9…車両用操舵装置、10…操舵部材、13L,13R…ホイールブラケット、14…転舵アクチュエータ、15…反力アクチュエータ、16…転舵軸、17,18…直線運動軸受(支持機構)、50;150…連動機構(移動機構)、51…ボールねじ機構、52L,52R…タイロッド、53L,53R…ナックルアーム、54…アクスルビーム、55…ハウジング、56L,56R…縦軸、57L,57R…車軸、58…リンク、581…第1の端部、582…第2の端部、59…支軸、60…連結部材、61,63…連結軸、62,64…連結孔、65…第1のラック、66…第2のラック、67…ピニオン、C1…揺動中心、X1…軸方向、W1…車幅方向

Claims (4)

  1. 車体の前部に昇降可能な荷役装置を有し車体の後部にカウンタウェイトを有する車両に設けられ、操舵部材の操作に応じて転舵輪としての左右の後輪を転舵する車両用操舵装置において、
    上記カウンタウェイトを車幅方向に移動可能に支持する支持機構と、
    上記操舵部材の操舵方向とは反対の車幅方向に上記カウンタウェイトを移動させる移動機構と、を備える車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、上記操舵部材の操舵に応じて軸方向に移動することにより、上記転舵輪としての左右の後輪を転舵する転舵軸を備え、
    上記移動機構は、上記転舵軸の移動方向とは反対の方向に上記カウンタウェイトを移動させるように、上記転舵軸の動作に上記カウンタウェイトの動作を連動させる連動機構を含む車両用操舵装置。
  3. 請求項2において、上記連動機構は、上記転舵軸と同行移動可能な第1の端部および上記カウンタウェイトと同行移動可能な第2の端部を有するリンクを含み、
    上記リンクは、上記第1の端部および上記第2の端部間に配置された揺動中心の回りに揺動可能に支持されている車両用操舵装置。
  4. 請求項2において、上記連動機構は、上記転舵軸と同行移動可能な第1のラックと、上記第1のラックと対向し、上記カウンタウェイトと同行移動可能な第2のラックと、上記第1のラックおよび上記第2のラックに噛み合うピニオンと、を含む車両用操舵装置。
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