JP2012045867A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ベルトの周長公差のばらつきによって孔加工時の先頭の孔列と最終の孔列との間ピッチが他の孔列間のピッチと異なり、空吐出滴が孔から外れてベルトを汚すことがある。
【解決手段】搬送ベルト43には、全周にわたって、記録ヘッド51のノズル102に対向する位置を通過する複数の孔201がノズル配列方向に並べて配置された孔列が所定の間隔で複数列設けられ、いずれかの孔列から連続する所定数の孔列は記録ヘッド51の全てのノズル102に対向して通過する位置に各孔201が設けられ、連続する所定数の孔列を使用して記録ヘッド51の全てのノズルから空吐出滴を吐出させ、連続する所定数の孔列内に、搬送ベルト43に対する孔加工で最初に開けられた先頭孔列及び最後に開けられた最終孔列を含まないときの空吐出滴の吐出タイミングに対し、先頭孔列及び前記最終孔列を含むときの空吐出滴の吐出タイミングを補正する。
【選択図】図7

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体にインクを着弾させて画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体、樹脂などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。また、「用紙」とは、材質を紙に限定するものではなく、上述したOHPシート、布なども含み、インク滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このような画像形成装置においては、記録ヘッドは、インクをノズルから用紙に吐出させて記録を行なう関係上、ノズルからの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化、塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより吐出不良の状態となり、記録不良を起こすという問題を抱えている。
そのため、記録ヘッドからのインク滴吐出状態を良好に維持するため、印刷動作中に、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を吐出する、いわゆる空吐出動作(予備吐出などとも称される。)を行うようにしている。
ここで、記録ヘッドを移動させない状態(固定した状態)で画像形成を行うライン型画像形成装置にあっては、用紙搬送経路外に空吐出位置を設定した場合、印刷動作を中断させて記録ヘッドを搬送経路外の空吐出位置に移動させる必要があるため、搬送ベルトに形成された吸引孔に向けて空吐出を行なうことが知られている。
例えば、搬送ベルトに多数穿設した吸引孔から空気を吸引してシート材を吸着し、搬送ベルトの回転により、シート材を印字部に搬送する構成として、各インクジェットヘッドのすべてのノズルについて、そのいずれのノズルの印字位置を、搬送ベルトに設けたいずれかの吸引孔が通過するようにし、ノズルと吸引孔とを位置合わせした上でノズルからインクを空吐出させることで、吸引孔を介してインク受容部材で受け止めるようにすることが知られている(特許文献1)。
また、搬送ベルトには、複数の吸引孔がヘッド配列方向(ノズル配列方向)に並べて配置された複数の吸引孔列が所要の間隔で配置され、それらの吸引孔列の内、少なくとも1つの吸引孔列は、記録ヘッドにおけるノズル列端部及び2つの前記ヘッドのノズル配列方向における重なり部のノズルと対向する位置を通過する吸引孔を有する基準吸引孔列であり、その基準吸引孔列を含む2以上の連続した所定の孔列群に含まれる吸引孔が、全ての記録ヘッドのノズルと対向した位置を通過するように配列され、それらの複数の吸引孔列が搬送ベルト全周にわたって所定の繰返し周期で配置され、吸引孔に向けて空吐出を行なうようにしたものも知られている(特許文献2)。
特開2007-168277号公報 特開2010-094814号公報
上述した特許文献1に開示の技術にあっては、搬送部材に記録媒体を吸引搬送するために設けた吸引孔に向けて空吐出を行う場合でも、必ずしも各液滴吐出ヘッドの重なり部分や配列両端部のノズルに対向してタイミングよく吸引孔が通過する訳ではなく、重なり部分や配列両端部のノズルにおける空吐出のタイミングもばらばらになるという課題がある。
加えて、空吐出を行なう連続した孔列群の中に搬送ベルト加工の際に最初に開けた(形成された)先頭の吸引孔列と、最後に開けた最後部の吸引孔列の両方が含まれ、これらの吸引孔列に跨って空吐出を行なう場合には、その列間ピッチが搬送ベルト固体間における周長公差のバラツキのために、それ以外の吸引孔列間ピッチと異なることがあり、空吐出に必要な連続した所定の孔列群の中に、最終周期の最終孔列と先頭周期の先頭孔列が含まれる場合には、そこを跨って空吐出を行なわなければならず、先頭孔列を含むそれ以降の孔列に対し、空吐出された液滴の通過位置が狙いの位置からずれてしまい、吸引孔の周囲の搬送ベルト上に着弾してベルトを汚すという課題がある。
また、特許文献2に開示の技術にあっては、特許文献1の課題である、各記録ヘッドの重なり部分や配列両端部のノズル群からタイミングよく同時に空吐出が可能となるが、ある記録ヘッドに対向する吸引孔列が、ベルト加工のときに最初に開けた先頭周期の先頭孔列から、順次、次の周期の孔列になるような方向に搬送ベルトが移動するケースにおいては、空吐出を行なう連続した孔列群の中に搬送ベルト加工のときに最初に開けた先頭の吸引孔列と、最後に開けた最後部の吸引孔列の両方が含まれ、そこを跨って空吐出を行なう場合には、その列間ピッチが搬送ベルト固体間における周長公差のバラツキのために、それ以外の列間ピッチと異なることがあり、特に、搬送ベルトの基準吸引孔列の到着を待たずに、印字された用紙後端直後の任意の孔列を先頭に印字中空吐出を実行するとき、空吐出に必要な連続した所定の孔列群の中に、最終周期の最終孔列と先頭周期の先頭孔列が含まれる場合には、そこを跨って空吐出を行なわなければならず、先頭孔列を含むそれ以降の孔列に対し、空吐出された液滴の通過位置が狙いの位置からずれてしまい、吸引孔の周囲の搬送ベルト上に着弾してベルトを汚すという課題は残っている。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、搬送ベルトの周長公差などによる孔列間ピッチの変動の影響を低減して、孔に向けて確実に空吐出を行うことができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のヘッドをノズル配列方向に千鳥状に配列した記録ヘッドと、
複数の孔が形成され、前記記録ヘッドのノズル配列方向と公差する方向に被記録媒体を搬送する無端状の搬送ベルトと、
前記記録ヘッドから画像形成に寄与しない空吐出滴を前記搬送ベルトに形成された孔に向けて吐出させる空吐出動作を制御する制御手段と、を備え、
前記搬送ベルトには、
全周にわたって、前記記録ヘッドのノズルに対向する位置を通過する複数の孔がノズル配列方向に並べて配置された孔列が所定の間隔で複数列設けられ、
いずれかの孔列から連続する所定数の孔列は前記記録ヘッドの全てのノズルに対向して通過する位置に各孔が設けられ、
前記制御手段は、
前記連続する所定数の孔列を使用して前記記録ヘッドの全てのノズルから前記空吐出滴を吐出させ、
前記連続する所定数の孔列内に、前記搬送ベルトに対する孔加工で最初に開けられた先頭孔列及び最後に開けられた最終孔列を含まないときの前記空吐出滴の吐出タイミングに対し、前記先頭孔列及び前記最終孔列を含むときの前記空吐出滴の吐出タイミングを補正する
構成とした。
ここで、
前記記録ヘッドの端部及び2つの前記ヘッドのノズル配列方向における重なり部のノズルと対向する位置を通過する前記孔を有する前記孔列を基準孔列としたときに前記基準孔列が所定数毎に設けられ、
前記基準孔列を検出する基準孔列検出手段を有し、
前記基準孔列検出手段で検出した前記基準孔列の間隔に応じて前記吐出タイミングを補正する
構成とした。
この場合、前記被記録媒体に対する画像形成を行う前に、前記搬送ベルトを1周させて前記基準孔列の位置を検出する構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、連続する所定数の孔列を使用して記録ヘッドの全てのノズルから空吐出滴を吐出させ、連続する所定数の孔列内に、搬送ベルトに対する孔加工で最初に開けられた先頭孔列及び最後に開けられた最終孔列を含まないときの空吐出滴の吐出タイミングに対し、先頭孔列及び前記最終孔列を含むときの空吐出滴の吐出タイミングを補正する構成としたので、搬送ベルトの周長公差などによる孔列間ピッチの変動の影響を低減して、孔に向けて確実に空吐出を行うことができ、搬送ベルトの汚れによる印刷物の品質低下を防止できる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図である。 同じく模式的平面説明図である。 制御部の概要を示すブロック説明図である。 空吐出パターンの一例を示す説明図である。 搬送ベルトの周長公差がプラス側にばらついた場合の吐出タイミングの補正の説明に供する説明図である。 搬送ベルトの周長公差がマイナス側にばらついた場合の吐出タイミングの補正の説明に供する説明図である。 搬送ベルトの周長公差がプラス公差である場合の等分割制御における空吐出タイミング補正例の説明に今日する説明図である。 空吐出の吐出タイミングを補正する箇所の一例の説明に供する説明図である。 空吐出の吐出タイミングを補正する箇所の他の説明に供する説明図である。 本発明の第1実施形態に係る吐出タイミングの補正を伴う空吐出制御の説明に供するフロー図である。 同じく図10に続く説明に供するフロー図である。 同じく図10に続く説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態における搬送ベルトの周長公差に加えて伸びを考慮した補正を行なう空吐出制御の説明に供するフロー図である。 同じく図13に続く説明に供するフロー図である。 同じく図14に続く説明に供するフロー図である。 同じく図15に続く説明に供するフロー図である。 同じく図15に続く説明に供するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置ついて図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同じく要部平面説明図である。また、図2では記録ヘッドのノズルは透過状態で示している。
この画像形成装置1は、ライン型画像形成装置であり、用紙Pを積載し給紙する給紙部2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙部3と、用紙Pを給紙部2から排紙部3まで搬送する搬送部4と、搬送部4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し画像を形成する画像形成部5などとを備えている。
給紙部2は、用紙Pを積載する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを一枚ずつ分離して給紙する用紙送りローラ対22と、レジストローラ対23と、用紙Pの搬送を案内するガイド部材24などを備えている。
排紙部3は、搬送ベルト43から分離爪を兼ねたジャンプ台32で分離された用紙Pを積載保持する排紙トレイ31を有している。
搬送部4は、駆動ローラ(搬送ローラ)41と従動ローラ42との間に掛け回された無端状の搬送ベルト43と、搬送ベルト43の吸引孔201からエアー吸引を行って用紙Pを搬送ベルト43上に吸着させる吸引ファンなどの吸引手段44と、画像形成部5に対向する位置で搬送ベルト43を背面から支持するプラテン部材(撓み防止部材)45と、空吐出された空吐出滴(廃液)を受ける空吐出インク受け46などとを有し、搬送ベルト43が図1の矢示方向に周回移動することによって用紙Pをエアー吸着して図中左から右方向へ搬送する。
画像形成部5は、搬送ベルト43上に吸着保持されて搬送される用紙Pに対して4色分のインク(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)の液滴を吐出する4色分のライン型記録ヘッド51Y、51M、51C、51K(以下、色の区別しないときは「記録ヘッド51」という。)を含むヘッドモジュールアレイと、各記録ヘッド51に図示しないサブタンクなどのインクタンクからインクを分配供給する分岐部材52などとを有している。
レジストローラ対23の用紙搬送方向上流側(以下、単に「上流側」という。)には用紙Pの位置及び大きさを読み取る第1用紙検出部11が配置され、画像形成部5の上流側には記録ヘッド51からの滴吐出タイミング決定用及び用紙後端検知用の記録位置検出部12が配置され、画像形成部5の下流側には用紙Pの位置を読み取る第2用紙検出部13が配置され、従動ローラ42の上方には用紙Pの紙詰まりや次の用紙Pの供給タイミング決定用の用紙終端検出部14がそれぞれ配置されている。
さらに、図2に示すように、搬送ベルト43上にはベルト基準孔列認識マーク(マーク)17が設けられ、図1及び図2に示すように、基準孔列認識マーク17を検知する基準列検出手段であるベルト基準孔列検知センサ16が配置されている。
次に、この画像形成装置における制御部の概要について図3のブロック説明図を参照して説明する。
この制御部は、この画像形成装置全体の制御を司る本発明における空吐出に関わる制御を行う制御手段を兼ねるマイクロコンピュータ、画像メモリ、通信インタフェースなどで構成した主制御部(システムコントローラ)501を備えている。主制御部501は、外部の情報処理装置(ホスト側)などから転送される画像データ及び各種コマンド情報に基づいて用紙に画像を形成するために、印刷制御部502に印刷用データを送出する。
印刷制御部502は、主制御部501からの受領する印刷データ信号に基づいて、記録ヘッド51のノズル列のノズル201から液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成し、このデータの転送及び転送の確定などに必要な各種信号などをヘッドドライバ503に転送するとともに、駆動波形データ格納手段である記憶部、駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器や電流増幅器等で構成される駆動波形生成部、ヘッドドライバ503に与える駆動波形を選択する選択手段を含み、1つの駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ503に出力して、記録ヘッド51を駆動制御する。
また、主制御部501は、モータドライバ504を介して、搬送ベルト43を周回移動させる用紙送りモータ505や吸引ファン44を駆動するモータなどを駆動制御する。なお、主制御部501は、給紙部2からの用紙Pの給紙を行う給紙モータの駆動制御なども行うが図示を省略している。
また、主制御部501には、第1用紙検出部11、記録位置検出部12、第2用紙検出部13、用紙終端検出部14、ベルト基準孔列検知センサ16、その他の各種センサからの検出信号が入力され、また、操作部507との間で各種情報の入出力及び表示情報のやり取りを行う。
次に、この画像形成装置における画像形成動作について説明する。
印刷すべき画像データが情報処理装置から主制御部501内の通信インタフェースを介して入力され、内部の画像メモリに格納される。主制御部501は、図示しない用紙送り駆動部により用紙送りローラ対22を駆動し、給紙トレイ21上の最上の用紙Pを分離してレジストローラ対23に向けて給紙するとともに、所定のタイミングで搬送ベルト43の周回移動を開始する。
そして、主制御部501は、用紙検出部11による用紙検出信号を受け取ると、所定のタイミングの後、レジストローラ対23を駆動し、用紙Pを搬送ベルト43上に送り出す。
その後、主制御部501は、用紙Pの先端部が記録位置検出部12のセンサ部に到達したことが検出されると、各記録ヘッド51から所定のタイミングによって搬送された用紙Pに対して画像データに応じて液滴を吐出させて画像を形成する。すなわち、図示しない画像メモリに蓄えられた画像データは印刷制御部502に転送されて色ごとのドットのデータに変換され、このドットデータに応じてヘッドドライバ503を介して記録ヘッド51が駆動されることで、ノズル102から所要の液滴が吐出される。
なお、記録ヘッド51は、記録位置検出部12からの検出結果をもとに用紙Pの搬送速度に同期して滴吐出タイミングが制御され、用紙Pの搬送を停止させることなく用紙P上に画像を形成できる。
そして、画像が形成された用紙Pは引き続き搬送ベルト43によって搬送され、排紙部3の排紙トレイ31上に排出される。
次に、この画像形成装置における空吐出に関わる構成について説明する。
まず、図2を参照して、搬送ベルト43には、記録ヘッド51のノズル102と対向する位置を通過するように配置した複数の吸引孔201の列が設けられている。ここで、ノズル配列方向の吸引孔201の配列を「孔列」とする。この例では、孔列A1〜A5(区別しないときは「孔列A」という。)、孔列B1〜B4(区別しないときは「孔列B」という。)が、用紙搬送方向下流側から上流側に向けて、即ち図2においては右から左に向けて、所定の間隔で繰り返し配置され、さらに、連続する孔列A1〜A5、B1〜B4の全9列の孔列を1単位の孔列群としたとき、孔列群が、搬送ベルト43の全周にわたって繰り返し設けられている(孔列群の繰り返しを「周期」という。)。
つまり、この実施形態では孔列A1〜A5、B1〜B4の全9列(孔列群)の各吸引孔201で、各記録ヘッド51の全てのノズル102と対向する位置を通過することが可能であり、更には連続する所定数(ここでは9列)の孔列のいずれの孔列から空吐出を開始しても、次の周期の9列目までのいずれかの孔列までで記録ヘッド51のすべてのノズル102から空吐出を行うことができるように各吸引孔201が配置されている。
なお、孔列A1において各ヘッド101の千鳥配置によって生じた2つのヘッド101の重なり部分に相当するノズル102aや使用頻度が少ないヘッド配列方向端部(記録ヘッド51の端部)のノズル102bを通り用紙搬送方向に平行な線分C及びD上にそれぞれ1つの吸引孔201の中心を設けてある。なお、図2では該当する吸引孔201を太線で示している。
また、この孔配置例は、1個の記録ヘッドに対しヘッド配列方向端部或いは、上記のヘッド重なり部に各1個、それらの中間に2個の吸引孔201を設けたものであるが、中間に設ける孔数は2個に限られたものではなく、1個或いは3個以上の複数個にしても、吸引孔の配列は可能である。
そして、この記録ヘッド51の端部及び2つのヘッド101のヘッド配列方向における重なり部のノズル102aと対向する位置を通過する吸引孔201を有する孔列A1を基準孔列とし、この基準孔列A1の位置を検知するために前述した基準孔列認識マーク17を搬送ベルト43の側端部(ノズル配列方向端部)に設け、ベルト基準孔列検知センサ16によって検知するようにしている。なお、ベルト基準孔列認識マーク17は、搬送ベルト43の全周に渡って周期的に繰り返し形成配置される基準孔列A1に対し、同様に周期的に繰り返し設けられている。
次に、この画像形成装置における空吐出動作について説明する。
印字中又は待機中において、特定のノズル102の使用頻度が低くなり、ある時間以上インク滴が吐出されない状態が続くと、ノズル近傍のインク溶媒が蒸発してインク粘度が高くなる現象が発生する。このような状態になると、ヘッド101のアクチュエータ手段(図示しない)を動作させても、ノズル102からインク滴を吐出できなくなってしまう。この状態になる前に、ヘッド101を駆動して吐出が可能な粘度の範囲内でアクチュエータ手段を動作させ、その劣化インク(粘度が上昇したノズル近傍のインク)を排出すべく空吐出を行なう。なお、空吐出は、予め定められた非稼働ノズルの経過時間又は記録回数経過した後に実施されるように制御が行われるようになっている。
すなわち、所定時間又は所定回数に達するまで記録動作が連続的に行われた場合、主制御部501(システムコントローラ)は、次に搬送される用紙Pの先端を第1の用紙検出部11によって検知しておき、現在搬送中の用紙Pの後端が記録位置検出部12の検知位置を通過した後に、印刷制御部502から空吐出駆動パターンに従った駆動データをドライバ503に転送させ、記録ヘッド51Yにおけるノズル102から記録に寄与しない液滴(空吐出滴)を吐出させる。
これにより、現在搬送中の用紙Pの後端と、次に搬送される用紙Pの先端との搬送間隔を利用し、記録ヘッド51との対向位置に用紙Pの相互の隙間(紙間)が位置されたときに、その紙間の搬送ベルト43に記録ヘッド51のノズル102と対向する位置を通過するように配置された各吸引孔201に向けて記録ヘッド51Yのノズルから空吐出滴を吐出させる。
このようにして搬送ベルト43の吸引孔201に向けて吐出された空吐出滴は、搬送ベルト43の吸引孔201及び撓み防止部材45に設けられた貫通穴を通過し、更にその下方に設けられた空吐出インク受け46に着弾する。これにより未使用による乾燥したインクや粘性が変化した不良インクが記録ヘッド51のノズル102から除去される。
次いで、記録ヘッド51のノズル102からの空吐出を行なった後、同様にして、搬送ベルト43の吸引孔201が各記録ヘッド51M、51C、51Kのノズル102との対向位置に順次移動することに伴い、各記録ヘッド51M、51C、51Kから空吐出滴の吐出を行う。
このとき、主制御部501は、記録ヘッド51Yによる空吐出が行われた搬送ベルト43上の吸引孔201とほぼ同一の場所に、他の記録ヘッド51M、51C、51Kからの空吐出滴が吐出されるように滴吐出タイミングを制御する。すなわち、記録位置検出部12の検出結果をもとに、搬送ベルト43上の吸引孔201に対して、記録ヘッド51Yによる空吐出位置とほぼ同一の場所に、隣りの記録ヘッド51M、51C、51Kそれぞれから順次空吐出を行う。
ここで、使用する空吐出パターンの一例を図4に示している。本実施形態では、連続する所定数の孔列のいずれの孔列位置から空吐出を開始しても、次の周期の9列目までの所要の孔列までで記録ヘッド51のすべてのノズル102から空吐出を行うことができるので、パターンチャートの種類も9種類としている。なお、この空吐出のパターンチャートは、図中の黒い長方形の1個々々がそれぞれ、吸引孔1個に対して吐出される画像を表している
この場合、各ヘッド101の千鳥配置によって生じた重なり部分に相当するノズルや使用頻度が少ない配列端部のノズルの間における孔数を増やせば、基準孔列を含む1周期内に含まれる孔列数を更に少なくすることができ、それに伴って必要な空吐出パターンのチャートの数も少なくすることができる。
また、印字動作が開始される直前の各部のイニシャライズ動作時間内に搬送ベルト43が少なくとも1回転する動作を利用し、その間にベルト基準孔列検知センサ16により基準孔列A1を検出して、基準孔列A1の相互の位置関係を予め主制御部501の内部記憶手段に記憶する。そして、空吐出実行時には、記憶した基準孔列A1の相互の位置関係の情報から演算により各孔列間のピッチを算出(等分割制御)し、それを元に各孔列に対する空吐出間隔を可変できるようにしている。
さらに、主制御部501は、印字動作中にも常時基準孔列A1の相互位置関係を検出する。つまり、搬送ベルト43上には、前述したように、1回の空吐出動作に必要な孔列群が複数周期分設けられた構成を採っているので、その複数周期分の数と同じ数の基準孔列A1が存在し、基準孔列検知センサ16による基準孔列認識マーク17の検出信号の間隔、即ち、基準孔列間のピッチを、例えば時間に換算してそれぞれ主制御部501の内部記憶手段に記憶することで、当該孔列群の中に、搬送ベルト43に吸引孔201を開ける加工を行ったとき、最初に開けた孔列(これを「先頭孔列」といい、先頭孔列を含む孔列群を「先頭周期の孔列群」又は単に「先頭周期」という。)と、最後に開けた孔列(これを「最終孔列」といい、最終孔列を含む孔列群を「最終周期の孔列群」又は単に「最終周期」という。)が、回転している搬送ベルト43のいずれの部分に有るのかを常に把握している。
そして、その記憶した基準孔列間のピッチに関するデータを元に、基準孔列以外の孔列を先頭とした連続する2つの孔列群の孔列を使用して空吐出を実行する場合で、かつ、後述する図5及び図6で説明する搬送ベルト43の周長公差がばらついたものに吸引孔201を加工した場合のように、使用する2つの孔列群の中に、先頭孔列及び最終孔列の両方が含まれる場合において、空吐出動作中に孔列間ピッチの変動に伴って吐出タイミングを補正するようにしている。
つまり、搬送ベルト43に吸引孔201を加工する(形成する、開ける)ときに、先頭孔列から最終孔列までの全ての孔列を等間隔で加工を行なっていった場合、先頭孔列と最終孔列との間のピッチは、搬送ベルト43の周長公差の個体間バラツキから、それ以外の孔列間ピッチと比較して長くなるものもあれば短くなるものも発生する。
そこで、上述したように、搬送ベルト43が1回転する動作の間に、基準孔列の相互位置関係を主制御部501で計測し、記憶しておき、加えて空吐出の間隔が、隣り合った孔列間ピッチ(基本列間ピッチ)と同等になるように、主制御部501によって等分割制御し、基準孔列以外の孔列を先頭とした所定の孔列群に対して空吐出を実行する場合で、かつ、その孔列群の中に先頭孔列と最終孔列の両方が含まれる場合には、その部分の列間ピッチが上記の基本列間ピッチと比較して長いか短いかを判別し、長い場合には最終孔列までは上記の等分割制御による制御で空吐出を実行してから、引き続き先頭孔列に対しては空吐出を実行するタイミングを遅らせ、逆に短い場合にはそのタイミングを速めるように、吐出タイミングの補正制御を行なう。
また、上記のように等分割制御を行なうことにより、任意の孔列から空吐出を開始する場合で、最終孔列と先頭孔列を跨らない箇所(連続する所定数の孔列内に、最終孔列と先頭孔列を含まない箇所)においても、空吐出が容易になる。
さらに、上述した制御方法は、印字速度、即ち、搬送ベルト43の周速を変化させる場合においても、前記基準孔列検知センサ16による基準孔列認識マーク17の検出信号の間隔、つまり基準孔列間のピッチを、例えば時間に換算して、それぞれ主制御部501の内部記憶手段に記憶しておくので、その時間の変化に応じた空吐出の実行が可能となる。
また、搬送ベルト43の周長公差が個体間においてバラツキが発生しても、主制御部501によって空吐出のタイミングが適切に行なわれるため、画像形成装置の製造ラインでの組み入れ時、或いは、市場でサービスマンが交換する場合でも、搬送ベルト43の周長公差のバラツキに対応した特別な調整等の必要がなくなる。
次に、搬送ベルトの周長公差のばらつきと吐出タイミングの補正について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は実際に搬送ベルトの周長公差がプラス側にばらついた場合、図6は実際に搬送ベルトの周長公差がマイナス側にばらついた場合の孔列の配置を示している。
ここで、図5及び図6では搬送ベルト43は図中向かって左から右へ移動するものとする。また、いずれも、インク吐出ヘッドの千鳥配置によって生じた重なり部分に相当するノズル、使用頻度が少ない配列端部のノズルそれぞれに対向する孔を含む基準孔列A1を基本周期の先頭に配置した場合の例である。なお、この実施形態は、1個の記録ヘッドに対し、ヘッド配列方向端部或いは、上記のヘッド重なり部に各1個、それらの中間に2個の吸引孔201を設けたものであり、ヘッドの千鳥配置によって生じた重なり部分に相当するノズル群、及び使用頻度が少ない配列端部のノズル群に対向する孔を太線で示してある。
まず、図5に示す搬送ベルトの周長公差がプラス側にばらついた場合には、隣接した基本周期の先頭に配置した基準孔列間ピッチE1に対し、最終孔列(図では左から2番目の孔列)を含む基本周期の基準孔列と先頭孔列(図では一番左の孔列)との間のピッチがE2(=E1+Δe)(Δeは所定の寸法公差の範囲内における数値)となる。
搬送ベルト43は、前述したように印字動作が開始される直前の各部のイニシャライズ動作時間内に、少なくとも1回転するように制御されるので、その間に、基準孔列検知センサ16により基準孔列認識マーク17、即ち搬送ベルト43の1周分における全ての基準孔列位置が主制御部501によって記憶され、更にそれらの検出信号同士の間隔より、Δeに相当する時間ΔT及びe1に相当する時間が演算によって求められる。
さらに、各基準孔列位置が印字動作中にも常に検知されるように構成しているので、搬送ベルトの加工を行うとき最初に開けた先頭孔列を含む先頭周期における先頭孔列と、最後に開けた最終孔列を含む最終周期における最終孔列間の位置は、常に、主制御部501によって把握(認識)された状態になっている。
したがって、例えば基準孔列A1を先頭として空吐出を実行する場合、この例では9列の孔列で全てのノズルからの空吐出が完了するような孔列配列になっており、更に各孔列間ピッチ長さは、E1/9(図5及び図6では基本孔列間ピッチe1と表記している。)になっているため、主制御部501によって図4に示した空吐出パターン1(丸付き数字1)において、基本孔列間ピッチe1に相当する時間毎に各孔列に対して空吐出を実行する(前述の等分割制御による)ようにしている。
一方、基準孔列A1以外の孔列を先頭(空吐出開始孔列)とした所定数の孔列群に対して空吐出を実行する場合で、かつ、その孔列群の中にベルト加工のとき最初に開けた先頭孔列と最後に開けた最終孔列の両方が含まれる場合、例えば図5において、最後部の孔列A5までは上記の等分割制御による制御で空吐出を実行してから、引き続き1列目の基準孔列A1に対し、空吐出を実行するタイミングをΔeに相当する時間分遅らせる補正を行なう。
なお、空吐出開始孔列を基点とし、基本孔列間ピッチe1に相当する時間を次々に積算してゆくケースでは、先頭の孔列A1の孔列群に対し、空吐出タイミングを遅らせる補正を行った後、空吐出すべき孔列が残っている場合には、再度上記の等分割制御で算出した基本孔列間ピッチe1に相当する時間を加えてゆく制御を行う。
ここで、図7には、搬送ベルト43の周長公差がプラス公差である場合において、最終周期の5列目の孔列を空吐出開始孔列にしたときの、等分割制御における空吐出タイミング補正例を示している。
制御上は、図7(a)に示すように、空吐出開始孔列を基点にして、孔列が増えるに従って基本孔列間ピッチe1に相当する時間を次々に積算し、補正が必要な箇所では上記のΔeに相当する時間ΔTを加えても、同図(b)に示すように、一つの孔列に対し空吐出が完了したら、基本孔列間ピッチe1に相当する時間後に次の孔列に対して空吐出を行い、補正が必要な箇所でのみe1に上記のΔeに相当する時間ΔTを加えるようにしても良い。
次に、図6に示す搬送ベルトの周長公差がマイナス側にばらついた場合には、隣接した基本周期の先頭に配置した基準孔列間ピッチE1に対し、最終孔列(図では左から2番目の孔列)を含む基本周期の基準孔列と先頭孔列(図では一番左の孔列)との間のピッチがE3(=E1−Δe)(Δeは所定の寸法公差の範囲内における数値)となる。
この例では、図5の場合とは逆に、基準孔列以外の孔列を先頭(空吐出開始孔列)とした所定数の孔列に対して空吐出を実行する場合で、かつ、その孔列群の中にベルト加工のときに最初に開けた先頭孔列と、最後に開けた最終孔列の両方が含まれる場合、図6において、最後部の孔列A5までは上記の等分割制御による制御で空吐出を実行してから、引き続き先頭の孔列A1に対して、空吐出を実行するタイミングをΔeに相当する時間ΔTだけ早くする補正を行う。
なお、空吐出開始孔列を基点とし、基本孔列間ピッチe1に相当する時間を次々に積算してゆくケースでは、先頭の孔列A1に対し、空吐出タイミングをΔTだけ早くする補正を行なった後、空吐出すべき孔列が残っている場合には、再度上記の等分割制御で算出した基本孔列間ピッチe1に相当する時間を加えて行く制御を行う。
上記のような補正制御を行なうことによって、搬送ベルトを画像形成装置の製造ラインで組み入れるとき、或いは、市場でサービスマンが交換するとき、製造ロットが異なることにより搬送ベルト周長がばらついていても、搬送ベルトに吸引孔を加工するときに最初に開けた先頭孔列と最後に開けた最終孔列を除く、基本孔列間ピッチe1が等間隔になるように加工を行っていれば、搬送ベルトに対する孔加工のときに最初に開けた先頭周期における先頭孔列と最後に開けた最終周期における最終孔列間ピッチに応じた特別な調整等を必要とすることなく、周長のばらつき方に応じた空吐出を安定して実行することが可能となる。
次に、空吐出の吐出タイミングを補正する箇所について図8及び図9の概略図を参照して説明する。
図8及び図9に示した多数の○印は、それぞれ搬送ベルト43に設けた吸引孔を表しており、説明のために、吸引孔はヘッドのノズル列と平行な方向(ノズル配列方向、図においては上下方向)、及び直交方向(用紙搬送方向)に単純格子状に配列して表している。また、搬送ベルトにおけるそれらの吸引孔群は図に向かって右(上流側)から左(下流側)に移動するものとする。
また、各基準孔列認識マーク17に対する呼び名は、搬送ベルト43において先頭周期(先頭孔列を含む孔列群)から、搬送方向の上流側に向かって順に、2周期目、3周期目、・・・、最終周期(最終孔列を含む孔列群)としている。
そして、図8では、パターンIとして、用紙後端検知直前に基準孔列検知センサ16で検知される基準孔列認識マーク17が2周期目の基準孔列認識マークの場合を、図9では、パターンIIとして、同じく用紙後端検知直前に基準孔列検知センサ16で検知される基準孔列認識マーク17が先頭周期の基準孔列認識マークの場合の補正箇所を示している。
すなわち、図8に示すパターンIにおいて、搬送される用紙後端のすぐ上流側の孔列、即ち空吐出を開始する先頭の孔列(これを「開始孔列」という。)として、主制御部501によって、最終周期の6列目が選択された場合、最終周期の孔列4列分(吸引孔内に1〜4の数字を付している。)とその上流側にある先頭周期内の5列分(吸引孔内に5〜9の数字を付している。)の合計9列に対して空吐出が行なわれることになる。この場合、搬送ベルト加工のときに最初に開けた先頭孔列と、最後に開けた最終孔列がそれぞれ5列目(丸付き数字5の列)、4列目(丸付き数字4の列)に相当する。
したがって、空吐出を開始してから5列目以降の孔列に対して空吐出を行なうときに吐出タイミングの補正を行なう。
なお、このパターンIの場合において、用紙後端が検知される直前に2周期目のマーク17が検知されるタイミングによっては、主制御部501によって、先頭周期の1列目が選択されることもある。このような場合は、空吐出を実行する孔列群の中に先頭孔列及び最終孔列が、空吐出に必要な9列の中に同時に含まれないので、補正の必要はなくなる。
また、空吐出を開始する先頭の孔列(開始孔列)は、用紙後端直後の孔列としているが、用紙後端を検知するタイミングと基準孔列認識マーク17が検知されるタイミングに応じ、最適な空吐出開始孔列が選択され、それに応じて補正する箇所が決定されるようになっている。
そこで、本発明の第1実施形態に係る吐出タイミングの補正を伴う空吐出制御について図10ないし図12のフロー図を参照して説明する。
まず、図10を参照して、スタートボタンが押されてから実際に用紙が搬送されるまでの間に、基準孔列間の時間を搬送ベルト43の全周にわたって計測し、その結果を記憶する(イニシャライズ処理)。
次いで、記憶したデータを元に、最終周期の基準孔列と先頭周期の基準孔列の位置を割り出し、その基準孔列間と他の基準孔列間ピッチとの時間差ΔT(前記のΔeに相当する時間差)を算出する。
その後、記憶したデータを元に、最終周期の基準孔列と先頭周期の基準孔列以外の基準孔列間における時間を1周期分に含まれる孔列数で等分割し、時間に換算する。
そして、用紙先端を検知した後、基準孔列検知と同時に時間tの計測を開始する。この時間tの計測を継続して、用紙後端を検知しない間は時間計測を継続し、用紙後端を検知しない間に次の基準孔列を検知したときには、直前の計測データをクリアし、改めて時間tの計測を開始して、時間計測を継続する。
そして、用紙後端を検知したときに、基準孔列検知から用紙後端検知までの経過時間を算出する。つまり、用紙後端を検知する直前において、空吐出開始孔列の選定の基準となる基準孔列が検知されてから、その用紙後端が検知されるまでの時間をtとしている。
ここで、空吐出を開始する孔列に応じて9個のケースを想定し、用紙後端を検知する直前において、空吐出開始孔列の選定の基準となる基準孔列が検知されてからその用紙後端が検知されるまでの時間tを、それぞれt1〜t9とする。本実施形態における記録位置検出部12、基準孔列検知センサ16のそれぞれの位置関係より、上記の時間t1〜t9には、t1<t9の関係がある。
その後、パターンIかパターンIIかを判別し、パターンIのときには図11の処理へ移行し、パターンIIのときには図12の処理へ移行する。
すなわち、図11を参照して、パターンI:用紙後端検知直前に検知した基準孔列位置が2周期目の基準孔列の場合には、時間tがt1のとき、最終周期の6列目から空吐出を開始し、開始後5列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt2のとき、最終周期の7列目から空吐出を開始し、開始後4列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt3のとき、最終周期の8列目から空吐出を開始し、開始後3列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt4のとき、最終周期の9列目から空吐出を開始し、開始後2列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt5のとき、先頭周期の1列目(基準孔列)から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt6のとき、先頭周期の2列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt7のとき、先頭周期の3列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt8のとき、先頭周期の4列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt9のとき、先頭周期の5列目から空吐出を開始する(補正不要)。
また、図12を参照して、パターンII:用紙後端検知直前に検知した基準孔列位置が先頭周期の基準孔列の場合には、時間tがt1のとき、最終周期の前の周期の6列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt2のとき、最終周期の前の周期の7列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt3のとき、最終周期の前の周期の8列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt4のとき、最終周期の前の周期の9列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt5のとき、最終周期の1列目(基準孔列)から空吐出を開始する(補正不要)。時間tがt6のとき、最終周期の2列目から空吐出を開始し、開始後9列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt7のとき、最終周期の3列目から空吐出を開始し、開始後8列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt8のとき、最終周期の4列目から空吐出を開始し、開始後7列目以降の吐出タイミングを補正する。時間tがt9のとき、最終周期の5列目から空吐出を開始し、開始後6列目以降の吐出タイミングを補正する。
なお、補正は上記のそれぞれの場合分けに応じ、空吐出補正が必要な場合には、指定した孔列以降において主制御部501によって算出された時間ΔTの分、空吐出タイミングを早めたり遅くしたりする。すなわち、基本孔列間ピッチe1に相当する時間に対してΔTだけ空吐出タイミングをずらすということである。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、画像形成装置の経年使用によって搬送ベルト43の周長が経時変化で全体的に伸びてしまった場合にも対応するものである。なお、図示しないが、搬送手段には搬送ベルト43の伸びを吸収するテンショナ等の機構が備わり、メカ的に対処するようになっている。
ここで、搬送ベルト43の伸びに対する補正方法について説明する。本実施形態においても、前記の第1実施形態と同様に、搬送ベルト43上には、1回の空吐出動作に必要な9列の孔列群が複数周期分設けられた構成を採っているので、その複数周期分の数と同じ数の基準孔列が設けられている。
そこで、印字動作が開始される直前の各部のイニシャライズ動作時間内に搬送ベルト43が少なくとも1回転する動作を利用し、前記基準孔列検知センサ16による基準孔列認識マーク17の検出信号の間隔、つまり基準孔列間のピッチを主制御部内部にある演算手段が例えば時間に換算し、内部にある記憶手段に記憶する。更に、各基準孔列位置を印字動作中にも常に検知される構成とし、搬送ベルト加工のときに最初に開けた先頭周期における先頭孔列と、最後に開けた最終周期における最終孔列間の位置は常に主制御部によって把握している。
そして、装置の使用過程において搬送ベルト43に伸びが発生した場合、搬送ベルト43には複数の吸引孔が全周に渡って均一に設けられているために、伸びについても搬送ベルト全周に渡って均一に伸びることになる。
前述した図5及び図6で説明したように、各図は搬送ベルト周長公差のバラツキ方を示している。なお、図5、図6では搬送ベルトは左から右に移動するように示してある。ここで、図5において、搬送ベルト加工のときに最初に開けた先頭周期における基準孔列と、最後に開けた最終周期における基準孔列との間の、用紙搬送方向における距離をE2、それ以外の基準孔列間の距離をE1とし、基本孔列間ピッチ寸法をe1、搬送ベルトの周長内のばらつき寸法をΔeとすると、組込み初期の距離E1、E2は、それぞれ(1)、(2)式で表される(*は×(乗算)の意味である)。
E1=9*e1 (1)
E2=9*e1+Δe (2)
なお、Δeは搬送ベルトの製造ロットによって、プラスの場合もあればマイナスの場合もある。
ここで、搬送ベルト43に伸びが発生し、上記の基準孔列間距離E1がΔe’だけ長くなったと仮定すると、伸びが発生した後の基準孔列間ピッチをそれぞれE1’、E2’とすると上記の式(1)、(2)はそれぞれ、次の(3)、(4)式のように表される。
E1‘=E1+Δe’ (3)
E2‘=E2+(E2/E1)*Δe’ (4)
(1)式、(2)式を元に(4)式を変形すると、次の(5)式が得られる。
E2‘=E1’+(1+(Δe‘/9*e1))Δe (5)
したがって、E1‘とE2’の差を求めると、次の(6)式のようになる。
E2‘―E1’=(1+(Δe’/9*e1))Δe (6)
よって、搬送ベルトに伸びが発生した場合の基本孔列間ピッチ寸法をe1’とすると、(3)式より、次の(7)式が得られる。
e1’=E1‘/9=(E1+Δe’)/9 (7)
補正が必要ない領域の孔列に対しては、(7)の基本孔列間ピッチ距離に応じた時間の間隔で空吐出を行なえば良い。
また、補正が必要な先頭周期の1列目の孔列については、(7)式の数値に(6)式の補正値を加えた距離に応じた時間後に空吐出を行なえば良い。
さらに、先頭周期の2列目以降にも空吐出が必要な場合には、それらの孔列に対しては、(7)式の基本孔列間ピッチ距離に相当する時間を加えて行く制御を行なう。
次に、本実施形態の周長公差に加えて伸びを考慮した補正を行なう空吐出制御について図13ないし図17のフロー図を参照して説明する。なお、図13の分岐先1は図11の処理へ、分岐先2は図12の処理へ移行することを示している。
まず、図13を参照して、前記実施形態のイニシャライズ動作(スタートボタンが押されてから実際に用紙が搬送されるまでの間に、基準孔列間の時間を搬送ベルト43の全周にわたって計測し、その結果を記憶するイニシャライズ処理)が初めてか否かを判別する。
このとき、イニシャライズ動作が初めてであれば、前述した図10ないし図12と同様の処理を行なう。
これに対し、イニシャライズ動作が2回目以降であるときには、図14に示す処理に移行し、スタートボタンが押さてたから実際に用紙が搬送されるまでの間に、基準孔列間の時間を搬送ベルト43の全周にわたって計測し、その結果を記憶する(イニシャライズ処理)。
次いで、記憶したデータを元に、最終周期の基準孔列と先頭周期の基準孔列の位置を割り出し、その基準孔列間と他の基準孔列間ピッチとの時間差ΔT‘を算出する。そして、時間差ΔT’が初めてイニシャライズ処理を行なったときの時間差ΔT(上記のΔeに相当する時間)と同じか否かの判別を行う。
ここで、時間差ΔT’が時間差ΔTと同じであれば、前述した図13に示す処理に戻り、前述した図10ないし図12と同様の処理を行なう。
また、時間差ΔT’が時間差ΔTと同じでなければ、つまり、時間差ΔTよりも大きい時間差ΔT’になった場合(上記の(6)式で示した距離に相当する時間)には、搬送ベルト43について伸びが発生したと判断し、次に(1+(Δe’/9*e1)Δeに応じた時間が予め定めた時間Cより大きいか否かを判別する。
そして、1+(Δe’/9*e1)Δeに応じた時間が予め定めた時間Cより大きくないときには、図15に示す処理に移行し、用紙先端を検知した後、基準孔列検知と同時に時間t’の計測を開始する。この時間t’の計測を継続して、用紙後端を検知しない間は時間計測を継続し、用紙後端を検知しない間に次の基準孔列を検知したときには、直前の計測データをクリアし、改めて時間t’の計測を開始して、時間計測を継続する。
そして、用紙後端を検知したときに、基準孔列検知から用紙後端検知までの経過時間を算出する。つまり、用紙後端を検知する直前において、空吐出開始孔列の選定の基準となる基準孔列が検知されてから、その用紙後端が検知されるまでの時間をt’としている。
ここで、空吐出を開始する孔列に応じて9個のケースを想定し、用紙後端を検知する直前において、空吐出開始孔列の選定の基準となる基準孔列が検知されてからその用紙後端が検知されるまでの時間t’を、それぞれt1’〜t9’とする。本実施形態における記録位置検出部12、基準孔列検知センサ16のそれぞれの位置関係より、上記の時間t1’〜t9’には、t1’<t9’の関係がある。
その後、パターンIかパターンIIかを判別し、パターンIのときには図16の処理へ移行し、パターンIIのときには図17の処理へ移行する。
すなわち、図16を参照して、パターンI:用紙後端検知直前に検知した基準孔列位置が2周期目の基準孔列の場合には、時間t’がt1’のとき、最終周期の6列目から空吐出を開始し、開始後5列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt’2のとき、最終周期の7列目から空吐出を開始し、開始後4列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt3’のとき、最終周期の8列目から空吐出を開始し、開始後3列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt4’のとき、最終周期の9列目から空吐出を開始し、開始後2列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt5’のとき、先頭周期の1列目(基準孔列)から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt6’のとき、先頭周期の2列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt7’のとき、先頭周期の3列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt8’のとき、先頭周期の4列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt9’のとき、先頭周期の5列目から空吐出を開始する(補正不要)。
また、図17を参照して、パターンII:用紙後端検知直前に検知した基準孔列位置が先頭周期の基準孔列の場合には、時間t’がt1’のとき、最終周期の前の周期の6列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt2’のとき、最終周期の前の周期の7列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt3’のとき、最終周期の前の周期の8列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt4’のとき、最終周期の前の周期の9列目から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt5’のとき、最終周期の1列目(基準孔列)から空吐出を開始する(補正不要)。時間t’がt6’のとき、最終周期の2列目から空吐出を開始し、開始後9列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt7’のとき、最終周期の3列目から空吐出を開始し、開始後8列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt8’のとき、最終周期の4列目から空吐出を開始し、開始後7列目以降の吐出タイミングを補正する。時間t’がt9’のとき、最終周期の5列目から空吐出を開始し、開始後6列目以降の吐出タイミングを補正する。
つまり、前述したように、補正が必要ない領域の孔列に対しては、(7)式の距離に応じた時間の間隔で空吐出を行なうものとし、空吐出を行なう孔列群の中に補正が必要な先頭周期の1列目が含まれる場合には、先頭周期の1列目の孔列については、(7)式の数値に(6)式の数値を加えた距離に応じた時間の間隔で空吐出を行なうものとする。さらに、先頭周期の2列目以降にも続けて空吐出が必要な場合には、それらの孔列に対しては、(7)式の基本孔列間ピッチ距離に相当する時間を加えて行く制御を行なう。
このように、常に上記のイニシャライズ動作が初めてであるか否かを判別することにより、製造ラインで組み入れるとき、製造ロットにより搬送ベルトの周長公差が違ったり、或いは市場でサービスマンが新しいベルトに交換したりする場合でも、空吐出制御が安定して実行されることになる。
以上に対し、搬送ベルトの伸び(上記の(6)式で示した距離)に相当する時間が、予め設定しておいた時間Cよりも大きくなる(1+(Δe’/9*e1)Δe>Cになる)と、図14に示すように、空吐出補正が可能であっても、伸びた分だけ先行する用紙後端と次に搬送される用紙先端との距離が大きくなってしまい、印字生産性そのものが低下してしまうので、そのような場合には、図14に示すように、操作パネル507やホスト側に搬送ベルトの交換を促す表示を行なう。
なお、上述した空吐出制御に関する処理は、ROMなどに格納されたプログラムによってコンピュータに行なわせることができ、このプログラムは、記憶媒体に記憶して提供することができ、或はインターネットなどのネットワークを通じてダウンロードすることで提供される。また、上記実施形態で説明した画像形成装置とホスト側(情報処理装置)とを組みあせて画像形成システムを構成することもできる。
4 搬送部
5 画像形成部
43 搬送ベルト
51、51Y、51M、51C、51K 記録ヘッド
101 ヘッド
102 ノズル
201 吸引孔
A1…孔列(基準孔列)
A2〜A5、B1〜B4 孔列
500 制御部

Claims (3)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが配列された複数のヘッドをノズル配列方向に千鳥状に配列した記録ヘッドと、
    複数の孔が形成され、前記記録ヘッドのノズル配列方向と交差する方向に被記録媒体を搬送する無端状の搬送ベルトと、
    前記記録ヘッドから画像形成に寄与しない空吐出滴を前記搬送ベルトに形成された孔に向けて吐出させる空吐出動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記搬送ベルトには、
    全周にわたって、前記記録ヘッドのノズルに対向する位置を通過する複数の孔がノズル配列方向に並べて配置された孔列が所定の間隔で複数列設けられ、
    いずれかの孔列から連続する所定数の孔列は前記記録ヘッドの全てのノズルに対向して通過する位置に各孔が設けられ、
    前記制御手段は、
    前記連続する所定数の孔列を使用して前記記録ヘッドの全てのノズルから前記空吐出滴を吐出させ、
    前記連続する所定数の孔列内に、前記搬送ベルトに対する孔加工で最初に開けられた先頭孔列及び最後に開けられた最終孔列を含まないときの前記空吐出滴の吐出タイミングに対し、前記先頭孔列及び前記最終孔列を含むときの前記空吐出滴の吐出タイミングを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録ヘッドの端部及び2つの前記ヘッドのノズル配列方向における重なり部のノズルと対向する位置を通過する前記孔を有する前記孔列を基準孔列としたときに前記基準孔列が所定数毎に設けられ、
    前記基準孔列を検出する基準孔列検出手段を有し、
    前記基準孔列検出手段で検出した前記基準孔列の間隔に応じて前記吐出タイミングを補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記被記録媒体に対する画像形成を行う前に、前記搬送ベルトを1周させて前記基準孔列の位置を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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JP2010005997A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及びヘッドメンテナンス方法

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