JP2012042912A - 立体画像撮像装置および立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法 - Google Patents

立体画像撮像装置および立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの撮像部で得られる画像の画角や画像中心にずれが生じるのを抑制可能な立体画像撮像装置および立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法を提供する。
【解決手段】立体画像撮像装置100は、第1の撮像部110および第2の撮像部120と、変倍レンズおよびフォーカスレンズを含むレンズ群と、レンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子と、変倍レンズの位置に対する前記フォーカスレンズ位置の関係を示すトラッキングカーブに沿って、第1の撮像部110および第2の撮像部120における変倍レンズおよびフォーカスレンズを駆動するコントローラ140とを備え、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動範囲を制限する。
【選択図】図1

Description

技術分野は2つの撮像部を用いて立体画像を撮像する立体画像撮像装置に関する。
2つの撮像部を用いて左目の画像と右目の画像を独立に同期撮影して立体的な画像を得る立体画像(3D画像)の撮像装置に注目が集まっている。立体画像の表示デバイスや視聴方式としては様々なものが提案されているが、これらはいずれも左右の視差から立体感を体感させるものである。
このような立体画像撮像装置においては、2つの撮像部の光軸のズレ等に起因する画像のズレを抑制することが重要である。この光軸のズレを補正する方法として、例えば、2つの撮像部によって撮像された2つの画像から光軸のズレ量を検出して、このズレ量に基づいて、撮像素子によって撮像された2つの画像の切り出しエリアを調整して光軸のズレを補正する方法がある。
2つの撮像部による画像のズレは、特にズーム動作時に顕著になる。ズーム動作時の画像のズレに対応する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。具体的には、特許文献1に記載の技術では、2つの撮影レンズにおける焦点距離に対する光軸のズレ量を予め記憶しておき、焦点距離(ズームレンズの位置)に応じて画像の読み出しエリアを調整し、これにより、ズームレンズの移動に伴って生じる光軸のズレを補正する。
特開平08−317424号公報
2つの撮像部を有する立体画像撮像装置においては、上記従来技術に記載の問題以外にも、例えば、2つの撮像部を構成するレンズの移動量に左右の撮像部で差が生じ、2つの撮像部において得られる画像の画角や画像中心にずれが生じるという問題がある。
上記のような問題に鑑み、2つの撮像部を有する立体画像撮像装置において、2つの撮像部で得られる画像の画角や画像中心にずれが生じるのを抑制可能な立体画像撮像装置および立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法を提供することを目的とする。
第1の態様において、第1の撮像部および第2の撮像部で左右の画像を撮像して立体画像を生成する立体画像撮像装置が提供される。この立体画像撮像装置では、第1の撮像部および第2の撮像部はそれぞれ、変倍レンズおよびフォーカスレンズを含むレンズ群と、レンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子と、を含み、変倍レンズの位置に対するフォーカスレンズの位置の関係を示すトラッキングカーブに沿って、第1の撮像部および第2の撮像部における変倍レンズおよびフォーカスレンズを駆動する駆動制御部を備え、駆動制御部は、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動範囲を制限する。
第2の態様において、変倍レンズおよびフォーカスレンズを含むレンズ群とレンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子とを含む第1の撮像部および第2の撮像部により左右の画像を撮像して立体画像を生成する立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法が提供される。この立体画像撮像方法は、変倍レンズとフォーカスレンズの位置関係を示すトラッキングカーブに沿って、第1の撮像部および第2の撮像部における変倍レンズおよびフォーカスレンズを駆動するステップと、当該トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動を制限するステップと、を含む。
第1、第2の態様によって、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動範囲が制限される。ここで、上記の両方の範囲を使用すると、広角側または望遠側から変曲点を超えるときにフォーカスレンズの移動方向が反転するため、駆動制御が複雑になり、第1の撮像部と第2の撮像部のフォーカスレンズの位置ズレが生じやすくなる。しかし、本態様では、上述のように、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動範囲を、いずれか一方の範囲に制限する。これにより、両方の範囲を使用する場合よりも、変倍レンズの位置を変化させたときのフォーカスレンズの位置ズレを少なくできる。よって、左右の画像の画角のバラツキを抑制することができる。また、撮像部の光軸のズレに起因する画像中心のズレを抑制することができる。
実施の形態1における立体画像撮像装置の構成を示すブロック図 実施の形態1における立体画像撮像装置の撮像部の構成を示すブロック図 実施の形態1における立体画像撮像装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1における立体画像撮像装置のトラッキングカーブを示す図 実施の形態1における立体画像撮像装置のトラッキングカーブを算出する模式図 実施の形態1における立体画像撮像装置のレンズ群の動作を示す模式図 実施の形態1における立体画像撮像装置の他のトラッキングカーブを示す図 実施の形態2における立体画像撮像装置のトラッキングカーブを示す図
以下、実施の形態にかかる立体画像撮像装置を、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
1.立体画像撮像装置の構成
図1は、実施の形態1にかかる立体画像撮像装置100の構成を示すブロック図である。図1において、立体画像撮像装置100は、第1の撮像部110と、第2の撮像部120と、画像処理部130と、コントローラ140と、記録媒体制御部150と、操作部170を含む。記録媒体制御部150には、メモリカード160が接続可能である。
第1の撮像部110と第2の撮像部120は、所定の間隔をおいて配置される。所定の間隔は、平均的な成人の両目の間隔であるおよそ65mmが設定されることが多いが、この間隔に限るものではない。第1の撮像部110および第2の撮像部120で撮像された左右の画像は、画像処理部130で各種の画像処理がなされる。画像処理後の画像データは、記録媒体制御部150を介して、メモリカード160に記録される。なお、撮像される画像は、静止画または動画のいずれであっても良い。
第1の撮像部110と第2の撮像部120は同一の構成を有する。図2に第1の撮像部110の構成の詳細を示す。第1の撮像部110は、対物レンズ210、変倍レンズ220、絞り230、手振れ補正ユニット240、フォーカスレンズ250、撮像素子260、駆動部270および保持メモリ280を含む。
対物レンズ210は、被写体に最も近い側に配置されたレンズである。変倍レンズ220は、光軸に沿って移動することにより、被写体像を拡大又は縮小可能である。変倍レンズ220は複数枚のレンズで構成しても良い。絞り230は、使用者の設定に応じて、または自動で、開口部の大きさを調整し、透過する光の量を調整する。絞り230は、NDフィルタ等を含む。手振れ補正ユニット240は、内部に、光軸に垂直な面内で移動可能な補正レンズを有する。手振れ補正ユニット240は、立体画像撮像装置100のぶれを相殺する方向に補正レンズを駆動することにより、被写体像のぶれを低減する。フォーカスレンズ250は、光軸に沿って移動することにより、被写体像のピントを調整する。フォーカスレンズ250は複数枚のレンズで構成しても良い。撮像素子260は、レンズ群によって形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。撮像素子260は、CCDイメージセンサーまたはCMOSイメージセンサーである。撮像素子260は、単板式であってもよいし、R、G、Bの信号毎に撮像素子を設けた3板式であってもよい。駆動部270は、変倍レンズ220、絞り230、手振れ補正ユニット240、フォーカスレンズ250および撮像素子260を駆動または制御する。保持メモリ280は、電源オフ時にも駆動部270が保持すべきデータを格納する。保持メモリ280は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで実現できる。
画像処理部130は、AD変換、画像に対する前処理および圧縮処理を行う。画像前処理は、AD変換された画像データに対するガンマ補正やホワイトバランス補正、傷補正などの各種画像処理を含む。画像圧縮処理では、DCT(離散コサイン変換)、ハフマン符号化などを行うことにより、画像データを圧縮する。画像圧縮処理では、例えば、MPEG−2や、H.264の規格に準拠した圧縮方式により画像データを圧縮する。なお、圧縮方式は、MPEG−2やH.264の形式に限定されない。画像処理部130は、DSPやマイコンなどで実現可能である。
なお、本実施の形態では、第1の撮像部110および第2の撮像部120で撮像された左右の画像を、一つの画像処理部130で処理する構成について説明するが、画像処理部130を2つ設け、第1の撮像部110で撮像された画像と第2の撮像部120で撮像された画像を、それぞれ別の画像処理部で処理する構成であっても良い。
コントローラ140は、立体画像撮像装置100全体を制御する。コントローラ140は、半導体素子などで実現可能である。コントローラ140は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ140は、マイクロコンピュータで実現できる。
記録媒体制御部150は、メモリカード160を着脱可能である。記録媒体制御部150は、機械的及び電気的にメモリカード160と接続可能である。メモリカード160は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、データを格納可能である。
なお、本実施の形態では、メモリカード160を記録媒体制御部150に着脱可能な構成について説明するが、メモリカード160が立体画像撮像装置100に内蔵される構成であっても良い。また、本実施の形態において、記録媒体としてメモリカード160を用いる形態について説明するが、記録媒体は、メモリカードに限らず、光ディスク、ハードディスク、磁気テープ等としても良い。
なお、本実施の形態において、第1の撮像部110で撮像された画像と、第2の撮像部120で撮像された画像を、単一のメモリカード160に記録する構成について説明するが、メモリカード160を2枚接続可能とし、第1の撮像部110で撮像された画像と、第2の撮像部120で撮像された画像を、それぞれ異なるメモリカードに記録する構成としても良い。
操作部170は、各種の操作手段を総称したものであり、立体画像撮像装置100の電源オンやオフを行う電源ボタンや、ズーム操作を行うズームレバー等を含む。操作部170は、使用者の指示を受け付け、その指示をコントローラ140に伝える。
2.立体画像撮像装置の動作
立体画像撮像装置100の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
使用者により操作部170を介して電源オン操作が行われると、立体画像撮像装置100は起動する(S301)。起動時、コントローラ140は、第1の撮像部110と第2の撮像部120のそれぞれの駆動部270に対して、直前の電源オフ時に保持メモリ280に記憶されたズーム位置とフォーカス位置に変倍レンズ220及びフォーカスレンズ250を移動させるための、制御信号を出力する(S302)。ここで、ズーム位置は、変倍レンズ220の光軸上での位置であり、あらかじめ決められたオフセット位置からの相対距離で表す。フォーカス位置は、フォーカスレンズ250の光軸上での位置であり、あらかじめ決められたオフセット位置からの相対距離で表す。
第1の撮像部110および第2の撮像部120におけるそれぞれの駆動部270は、上記制御信号を受信すると、保持メモリ280から、直前の電源オフ時に保持メモリ280に記憶されたズーム位置とフォーカス位置を読み出す。ズーム位置とフォーカス位置を読み出すと、駆動部270は、読み出したズーム位置に基づいて変倍レンズ220を駆動し、直前の電源オフ時のズーム位置に移動させる。また、駆動部270は、読み出したフォーカス位置に基づいてフォーカスレンズ250を駆動し、直前の電源オフ時のフォーカス位置に移動させる(S303)。
第1の撮像部110および第2の撮像部120における保持メモリ280は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250のズーム動作時に用いるトラッキングカーブをそれぞれ保持する。トラッキングカーブは、特定の物点距離における、変倍レンズ220の光軸方向の位置(ズーム位置)に対するフォーカスレンズ250の光軸方向の位置(フォーカス位置)の関係を示すものである。保持メモリ280は、設計値に対して特性誤差のない状態での理想的なトラッキングカーブを保持する。理想的なトラッキングカーブは、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250等のレンズ特性から求められる。トラッキングカーブに沿って、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250を移動させることで、ズーム時に被写体への合焦状態を維持することができる。図4は、第1の撮像部110におけるトラッキングカーブの一例を示す。なお、第2の撮像部120は、第1の撮像部110と構成が同じであり、個体差を考慮しなければ、同一のトラッキンングカーブを有する。
トラッキングカーブは、変曲点を有する曲線で表される。トラッキングカーブは、物点距離に応じて異なる。物点距離とは、立体画像撮像装置100から、立体画像撮像装置100が合焦している物点までの距離である。本実施の形態では、図4に示すように、5種類の物点距離に対応させて5本のトラッキングカーブが設定されている。図4において、曲線L1、L2およびL3は、物点距離がL1、L2およびL3時のトラッキングカーブを示す(L1<L2<L3)。曲線infは、物点距離が無限大時のトラッキングカーブを示す。曲線OverInfは、無限大を超える仮想的な物点距離におけるトラッキングカーブを示す。
さらに、保持メモリ280は、図4に示す理想的なトラッキングカーブからの、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250等のレンズ特性等の個体差(設計値に対する特性誤差)に起因して生じるズレを補正するための複数の補正パラメータを有する。補正パラメータは、第1の撮像部110と第2の撮像部120のそれぞれについて設定されている。駆動部270は、コントローラ140から、変倍レンズ220とフォーカスレンズ250の理想的なトラッキングカーブに沿った移動を指示する制御信号を受信すると、保持メモリ280上の補正パラメータを参照する。そして、この補正パラメータに基づいて、駆動部270は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250のそれぞれについて個体差を補正するための移動量を求め、その移動量とトラッキングカーブを用いて変倍レンズ220とフォーカスレンズ250をそれぞれ駆動する。
なお、本実施の形態では、保持メモリ280に5本のトラッキングカーブL1、L2、L3、inf、およびOverInfを保持する形態について説明するが、トラッキングカーブの数は5本に限らず、それより多くても少なくても良い。
図3に戻り、駆動部270は、現在のズーム位置およびフォーカス位置を基に、ズーム操作時に用いるトラッキングカーブを選択する(S304)。現在のズーム位置およびフォーカス位置が、トラッキングカーブL1、L2、L3またはinfのいずれかの曲線上にプロットされる場合、駆動部270は、そのプロットされる曲線を、トラッキングカーブとして用いる。現在のズーム位置およびフォーカス位置が、トラッキングカーブL1、L2、L3およびinfのいずれの曲線上にもプロットされない場合、駆動部270は、トラッキングカーブL1、L2、L3、InfおよびOverInfを用いて、現在の物点距離に応じたトラッキングカーブを算出する。
物点距離に応じたトラッキングカーブの算出方法について、図5を用いて説明する。図5において、現在のズーム位置およびフォーカス位置が点Pに位置する場合、点Pの直近の上下に位置するトラッキングカーブL1およびL2を選択し、点Pが位置するズーム位置におけるトラッキングカーブL1までの距離aと、トラッキングカーブL2までの距離bを求める。そして、ズーム位置におけるトラッキングカーブL1までの距離とトラッキングカーブL2までの距離の比がa:bとなるトラッキングカーブLpを算出する。前述の仮想的な物点距離OverInfのトラッキングカーブは、実在する無限大の物点距離までの範囲において、実際に合焦するズーム位置およびフォーカス位置がレンズ等の個体差に起因して理想的なトラッキングカーブinfの範囲外にある場合でも、現在の物点距離に応じたトラッキングカーブを算出可能なように、設けられている。なお、本実施の形態におけるトラッキングカーブの算出方法は一例であって、他の方法であっても良い。
トラッキングカーブが特定された後、コントローラ140は、使用者により操作部170を介して電源オフ操作が行われたか否か判定する(S305)。電源オフ操作が行われていない場合、コントローラ140は、使用者により操作部170を介してズーム操作が行われたか否か判定する(S306)。使用者により操作部170を介してズーム操作が行われた場合、コントローラ140は、第1の撮像部110および第2の撮像部120に対して、使用者によるズーム操作に対応するズーム動作を行わせる。具体的には、コントローラ140は、使用者による操作部170に対するズーム操作の量(例えば、操作部170に対する操作時間)に応じた制御信号を第1の撮像部110および第2の撮像部120の駆動部270に出力する。第1の撮像部110および第2の撮像部120における駆動部270は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250をそれぞれ、現在の物点距離に対応するトラッキングカーブに沿って移動させる(S307)。これにより、立体画像撮像装置100は、焦点が合った状態を維持しつつ、ズーム動作を行うことができる。
特に、本実施の形態のコントローラ140は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250をトラッキングカーブに沿って移動させる際、変倍レンズ220についてはワイド端(W端)と変曲点との間の範囲で移動させ、フォーカスレンズ250についてはファー端(Far端)と変曲点との間の範囲で移動させるよう制御を行う。コントローラ140は、フォーカスレンズ250を移動させる際、トラッキングカーブに基づいて変倍レンズ220との位置関係を保持する。変曲点とは、変倍レンズ220を広角側または望遠側から移動させたときに、フォーカス位置の値が増加から減少に変化する点(図4におけるP1、P2、P3、PiおよびPo)である。ワイド端(W端)とはズーム位置がもっとも広角側の端である。ファー端(Far端)とは、フォーカス位置がもっとも遠距離側の端である。コントローラ140は、ワイド端(W端)からズームする際に、第1の撮像部110と第2の撮像部120に対して、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250を移動させる制御信号を出力する。コントローラ140は、ズーム位置がもっとも広角側のワイド端(W端)からズームする際に、フォーカス位置の値が増加から減少に変化する点(変曲点、図4におけるP1、P2、P3、PiおよびPo)までは、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250を移動させる制御信号を出力するが、変曲点よりも望遠側(テレ端(T端)側)では、変曲点よりさらに望遠側のテレ端(T端)の方向へ移動させるための制御信号は出力しない。
変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動を上記のように制限する理由について、以下に説明する。第1の撮像部110と第2の撮像部120を構成するレンズ群は、理想的なトラッキングカーブに沿って駆動される。ここで、第1の撮像部110と第2の撮像部120は、仕様上では同一であるが、実際は個体差が存在する。そのため、第1の撮像部110と第2の撮像部120を構成するレンズ群を理想的なトラッキングカーブに沿って駆動したとしても、実際のズーム位置およびフォーカス位置を、第1の撮像部110と第2の撮像部120との間で厳密に同一にすることは困難である。また、変曲点よりも広角側の範囲と望遠側の範囲の両方の範囲を使用すると、ズーム位置が変曲点を超えるときにフォーカスレンズの移動方向が反転する。そのため、駆動制御が複雑になり、第1の撮像部と第2の撮像部のフォーカスレンズの位置ズレが生じやすくなる。特に、図4に示すトラッキングカーブにおいて、変曲点よりも望遠側(テレ端(T端)側)は、ズーム位置の変化に伴うフォーカス位置の変化の量が大きい。このため、第1の撮像部110と第2の撮像部120との間で実際の位置およびフォーカス位置のズレが生じやすくなる。このズレは、第1の撮像部110で撮像される画像と第2の撮像部120で撮像される画像との間で、画角のバラツキや、画像中心のズレを発生させる。
そこで、本実施の形態では、コントローラ140は、変倍レンズ220及びフォーカスレンズ250が有するレンズ特性に基づいて実現可能なズーム範囲の内、ワイド端(W端)から変曲点までの範囲に移動を制限し、変曲点よりも望遠側(テレ端(T端)側)には移動させないようにする。これにより、第1の撮像部110で撮像された画像と第2の撮像部120で撮像された画像との間に生じる画角のバラツキや、画像中心のズレ等を低減することができる。
図6は、トラッキングカーブに沿った変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の動きを説明した図である。図6(a)は、ユーザによるズーム操作前の変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の位置を示す。ユーザによるズーム操作に伴い、変倍レンズ220はフォーカスレンズ250に近づく方向に移動し、フォーカスレンズ250は変倍レンズ220に近づく方向に移動する。図6(b)は、トラッキングカーブの変曲点における変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の位置を示す。通常の撮像装置(第1の撮像部110または第2の撮像部120のような撮像部を1つだけ有する撮像装置)では、図6(c)に示すように、変曲点よりも望遠側(テレ端(T端)側)の範囲を利用すれば、具体的には、変倍レンズ220を引き続きフォーカスレンズ250側へ移動させ、またフォーカスレンズ250を変倍レンズ220側へ移動させれば、より高倍率なズームを実現することができる。しかしながら、変曲点よりも望遠側(テレ端(T端)側)の範囲を利用する場合、フォーカスレンズ250の移動方向が変曲点において反転する。そのため、この反転駆動に対処するための複雑な機構が必要となる。また、個体間のバラツキや誤差が発生しやすくなり、そのため、第1の撮像部110と第2の撮像部120との間で実際に撮像される画像に個体差によるズレが生じやすくなる。
本実施の形態においては、コントローラ140は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を、図6(b)に示す位置(変曲点に対応する位置)までに制限し、図6(c)に示す位置へ移動しないように制御する。すなわち、図4のトラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲に、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を制限する。これにより、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲と、望遠側から、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲との両方の範囲を使用する場合よりも、変倍レンズの位置を変化させたときのフォーカスレンズの位置ズレを少なくできる。よって、左右の画像の画角のバラツキを抑制することができる。また、撮像部の光軸のズレに起因する画像中心のズレを抑制することができる。
本実施の形態においては、さらに、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲と、望遠側から、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲とのうち、変倍レンズ220の位置の変化に対するフォーカスレンズ250の位置の変化が小さい方の範囲、すなわち広角側の範囲に、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を制限する。変倍レンズ220の位置の変化に対するフォーカスレンズ250の位置の変化が大きい方の範囲は、小さい方の範囲よりも、変倍レンズ220の位置を所定量変化させたときのフォーカスレンズ250の位置ズレが大きくなりやすい。すなわち、左右の画像の画角のバラツキが生じやすくなる。そこで、変倍レンズ220の位置の変化に対するフォーカスレンズ250の位置の変化が大きい方の範囲についてはズームにおいて使用せず、変化が小さい方の範囲のみズームにおいて使用する。これにより、両方の範囲を使用する場合よりも、変倍レンズ220の位置を所定量変化させたときのフォーカスレンズ250の位置ズレを少なくできる。よって、左右の画像の画角のバラツキを抑制することができる。また、第1の撮像部110と第2の撮像部120の光軸のズレに起因する画像中心のズレを抑制することができる。
図3に戻り、使用者により操作部170を介して電源オフ操作が行われた場合(S305でYES)、コントローラ140は、駆動部270に対して、現在の変倍レンズ220のズーム位置およびフォーカスレンズ250のフォーカス位置を保持メモリ280に記憶させるよう指示を出す(S308)。次に、コントローラ140は、立体画像撮像装置100の電源をオフさせる制御を行う(S309)。
なお、図7に示すように、トラッキングカーブにおいて、変曲点とテレ端(T端)との間におけるフォーカスレンズ位置の変化が変曲点とワイド端(W端)との間におけるフォーカスレンズ位置の変化よりも小さい場合は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を、トラッキングカーブにおける望遠側と変曲点との範囲に制限してもよい。この場合でも、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
3.まとめ
本実施の形態にかかる立体画像撮像装置100は、第1の撮像部110および第2の撮像部120で左右の画像を撮像して立体画像を生成する。第1の撮像部110および第2の撮像部120は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250を含むレンズ群と、レンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子260と、を含む。立体画像撮像装置100は、変倍レンズ220に対するフォーカスレンズ250の位置関係を示すトラッキングカーブに沿って、第1の撮像部110および第2の撮像部120における変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250を駆動するコントローラ140を備える。コントローラ140は、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲(第1の範囲)と、望遠側から、フォーカスレンズ250の移動方向が反転する変曲点までの範囲(第2の範囲)とのうち、いずれか一方の範囲に、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を制限する。
このような構成を採用したことにより、前述したように、変倍レンズ220の位置を変化させたときのフォーカスレンズ250の位置ズレを少なくできる。よって、左右の画像の画角のバラツキを抑制することができる。また、第1の撮像部110と第2の撮像部120の光軸のズレに起因する画像中心のズレを抑制することができる。
なお、上記実施の形態では、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲とのうち、変倍レンズの位置の変化に対するフォーカスレンズの位置の変化が小さい方の範囲を利用するようにした。しかし、これに限らず、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲とのうち、変倍レンズの移動範囲が広い方の範囲(例えば、図4における広角端と変曲点との間、あるいは図7における望遠端と変曲点との間)に、変倍レンズおよびフォーカスレンズの移動範囲を制限してもよい。これにより、ズーム量を確保しつつ、左右の画像の画角のバラツキや、画像中心のズレを抑制することができる。
なお、トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの範囲とのうち、いずれか一方の範囲は、トラッキングカーブにおける広角側または望遠側から、フォーカスレンズの位置の値が増加または減少し続けている範囲ということができる。
(実施の形態2)
実施の形態2として、変倍レンズおよびフォーカスレンズのトラッキングカーブに沿った移動を、別の方法で制限する形態を説明する。
実施の形態2の立体画像撮像装置100の構成および動作のフローチャートは実施の形態1と同一であり、説明を省略する。
図8に、実施の形態2におけるトラッキングカーブを示す。図8において、コントローラ140は、ズーム位置がもっとも広角側のワイド端(W端)からズームを行うに際して、全ての物点距離において、物点距離が無限大のトラッキングカーブ(曲線inf)における変曲点(Pi)のズーム位置までの範囲に、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動を制限する。
他の物点距離におけるトラッキングカーブの変曲点は、物点距離が無限大のトラッキングカーブの変曲点より望遠側(テレ端(T端)側)に位置する。したがって、物点距離が無限大のトラッキングカーブの変曲点までにズーム位置を制限することによって、全ての物点距離において、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250のトラッキングカーブに沿った移動を、ワイド端(W端)から各トラッキングカーブの変曲点の手前までに制限することができる。これにより、第1の撮像部110で撮像される画像と第2の撮像部120で撮像される画像との間に生じる画角のバラツキや、画像中心のズレ等を低減することができる。さらに、コントローラ140は、全ての物点距離におけるトラッキングカーブの変曲点を求めるのではなく、物点距離が無限大のトラッキングカーブについてのみ変曲点を求める。これにより、変曲点を求める際の処理負荷を軽減することができる。
(他の実施の形態)
実施の形態として、実施の形態1および2を例示したが、他の実施の形態を以下まとめて説明する。なお、これらの実施形態を適宜修正したものはこれらの実施の形態の技術思想に含まれる。
実施の形態1および2において、コントローラ140は、変倍レンズ220およびフォーカスレンズ250の移動範囲を、トラッキングカーブにおける広角側から変曲点までの範囲に制限した。しかしながら、移動を制限するズーム位置は、変曲点に限るものではなく、広角側から変曲点に至るまでの範囲のズーム位置であれば、いずれのズーム位置でも良い。また、移動を制限するズーム位置は、厳密に変曲点に限るものではない。例えば、変曲点よりも望遠側のズーム位置であっても、反転駆動のための機構の個体バラツキが小さく、かつ、ズーム位置の変化に伴うフォーカス位置の変化が緩やかなズーム位置であれば、上記実施の形態の技術思想は適用可能である。
実施の形態1および2において、第1の撮像部110および第2の撮像部120の保持メモリ280が、図4に示すトラッキングカーブおよびレンズの個体差に起因する補正パラメータを保持する場合について説明した。しかし、第1の撮像部110および第2の撮像部120に保持メモリ280を設けずに、コントローラ140がトラッキングカーブおよび補正パラメータを保持してもよいし、第1の撮像部110および第2の撮像部120はそれぞれ補正パラメータのみを保持し、コントローラ140がトラッキングカーブを保持してもよい。
本実施の形態にかかる立体画像撮像装置は、ズーム時に生じる左右の画像の画角や画像中心のズレを低減することができ、業務用や、コンシューマ用の立体画像撮像装置に適用することができ、有用である。
100 立体画像撮像装置
110 第1の撮像部
120 第2の撮像部
130 画像処理部
140 コントローラ
150 記録媒体制御部
160 メモリカード
170 操作部
210 対物レンズ
220 変倍レンズ
230 絞り
240 手振れ補正ユニット
250 フォーカスレンズ
260 撮像素子
270 駆動部
280 保持メモリ

Claims (10)

  1. 第1の撮像部および第2の撮像部で左右の画像を撮像して立体画像を生成する立体画像撮像装置であって、
    前記第1の撮像部および前記第2の撮像部はそれぞれ、
    変倍レンズおよびフォーカスレンズを含むレンズ群と、
    前記レンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子と、
    を含み、
    前記変倍レンズの位置に対する前記フォーカスレンズの位置の関係を示すトラッキングカーブに沿って、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部における前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズを駆動する駆動制御部を備え、
    前記駆動制御部は、前記トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限する、
    立体画像撮像装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記第1の範囲と前記第2の範囲とのうち、変倍レンズの位置の変化に対するフォーカスレンズの位置の変化が小さい方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限する、
    請求項1に記載の立体画像撮像装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記第1の範囲と前記第2の範囲とのうち、変倍レンズの移動範囲が広い方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限する、
    請求項1に記載の立体画像撮像装置。
  4. 前記駆動制御部は、
    物点距離に応じた複数のトラッキングカーブを保持し、
    保持するトラッキングカーブを基に、被写体までの物点距離に応じたトラッキングカーブを生成する、
    請求項1に記載の立体画像撮像装置。
  5. 前記駆動制御部は、
    物点距離が無限大のトラッキングカーブにおける変曲点を算出し、
    全ての物点距離におけるトラッキングカーブにおいて、広角側または望遠側から、前記算出した物点距離が無限大の変曲点のズーム位置と同一のズーム位置までの間に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動を制限する、
    請求項4に記載の立体画像撮像装置。
  6. 変倍レンズおよびフォーカスレンズを含むレンズ群と前記レンズ群からの光学像を電気信号に変換する撮像素子とを含む第1の撮像部および第2の撮像部により左右の画像を撮像して立体画像を生成する立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法であって、
    前記変倍レンズと前記フォーカスレンズの位置関係を示すトラッキングカーブに沿って、前記第1の撮像部および前記第2の撮像部における前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズを駆動するステップと、
    前記トラッキングカーブにおける広角側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第1の範囲と、望遠側から、フォーカスレンズの移動方向が反転する変曲点までの第2の範囲とのうち、いずれか一方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限するステップと、を含む
    立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法。
  7. 前記移動範囲を制御するステップでは、前記第1の範囲と前記第2の範囲とのうち、変倍レンズの位置の変化に対するフォーカスレンズの位置の変化が小さい方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限する、
    請求項6に記載の立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法。
  8. 前記移動範囲を制御するステップでは、前記第1の範囲と前記第2の範囲とのうち、変倍レンズの移動範囲が広い方の範囲に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動範囲を制限する、
    請求項6に記載の立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法。
  9. 物点距離に応じた複数のトラッキングカーブを保持するステップと、
    保持するトラッキングカーブを基に、被写体までの物点距離に応じたトラッキングカーブを生成するステップと、を含む
    請求項6に記載の立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法。
  10. 前記トラッキングカーブを生成するステップにおいて、物点距離が無限大のトラッキングカーブにおける変曲点を算出し、
    前記移動範囲を制限するステップでは、
    全ての物点距離におけるトラッキングカーブにおいて、広角側または望遠側から、前記算出した物点距離が無限大の変曲点のズーム位置と同一のズーム位置までの間に、前記変倍レンズおよび前記フォーカスレンズの移動を制限する、
    請求項9に記載の立体画像撮像装置におけるレンズ駆動方法。
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