JP2012042172A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Hidehisa Ide
秀久 井手
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Abstract

【課題】簡単な構成で冷蔵庫の扉周囲へ流れ込む冷気の量を減らし、これにより、熱漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、扉と、冷気シール体とを備えている。冷気シール体は、扉に着脱可能に設けられ、扉から突出して貯蔵室の内面に沿って奥方に延びている。扉には、溝部が設けられる。溝部には、冷気シール体の端部が挿入される。溝部には、係合部が設けられる。冷気シール体には、被係合部と、凸部が設けられる。被係合部は、係合部と係合する。凸部は、係合部が被係合部と係合する側とは反対側に突出している。凸部の両側には、スリットが形成されている。スリット間には、弾性部が弾性変形可能に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫において、貯蔵室からの熱漏洩は、冷蔵庫の開口部周縁からの熱漏洩が多く、この熱漏洩を抑制するために種々の技術施策が検討実施されている。
例えば、冷凍室において、冷凍室内に供給されて冷凍室容器と扉との隙間内を降下する冷気を整流して下方に落すためのガイド体を扉側に設けることによって、この隙間を流れる冷気が扉周囲に流れるのを防止し、熱漏洩によるエネルギー損失あるいは扉周囲のガスケットなどへの結露を防止するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−78025号公報
上記した構成のものでは、ガイド体は扉と一体に形成されており、内部に発泡断熱材が充填されるように厚く形成して強度を高めている。このようにガイド体を厚く形成すると、冷凍室の内容積を減少させてしまうという問題があるので、板状のガイド体により、冷気の扉周囲への流れを抑制することが考えられる。しかし、板状のガイド体を扉に取り付ける場合、ねじなどの別の固定具を利用して取り付けると、構成が複雑になるという問題がある。
そこで、簡単な構成で冷蔵庫の扉周囲へ流れ込む冷気の量を減らし、これにより、熱漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供する。
本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、扉と、冷気シール体とを備えている。貯蔵室は、冷気の供給を受けて冷却される。扉は、貯蔵室の前面開口部を開閉する。冷気シール体は、扉に着脱可能に設けられ、扉から突出して貯蔵室の内面に沿って奥方に延びている。扉には、溝部が設けられる。溝部には、冷気シール体の端部が挿入される。溝部には、係合部が設けられる。冷気シール体には、被係合部と、凸部が設けられる。被係合部は、係合部と係合する。凸部は、係合部が被係合部と係合する側とは反対側に突出している。凸部の両側には、スリットが形成されている。スリット間には、弾性部が弾性変形可能に設けられている。
第1の実施形態を示す冷気シール板の斜視図 冷気シール板及び取付溝の拡大断面図 冷気シール板を取り付けた状態を示し、(a)は図1のAA線に沿う断面図、(b)は図1のBB線に沿う断面図、(c)は図1のCC線に沿う断面図 冷凍室扉周縁部の横断平面図 (a)は冷気シール板を取り付けた状態を示す斜視図、(b)は冷気シール板を取り外した状態を示す分解斜視図 冷蔵庫の縦断側面図 冷凍室扉周縁部の縦断側面図 第2の実施形態を示す図4相当図 第3の実施形態を示す図4相当図
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について図1から図7を参照して説明する。
まず、図6において、冷蔵庫本体1の断熱箱体2は、薄鋼板製の外箱2aとプラスチック製の内箱2bとの間に発泡断熱材2cを充填して形成されている。この冷蔵庫本体1の内部には、上方から冷蔵室3、野菜室4、そして製氷室5と小冷凍室(図示せず)を左右に併設し、最下部に冷凍室6を配設している。このうち、冷蔵室3及び野菜室4は、庫内温度が1〜4℃に制御される冷蔵温度空間であり、どちらも冷蔵温度帯の貯蔵室を構成する。これら冷蔵室3及び野菜室4は、同じ冷蔵温度帯の貯蔵室であることから、例えば合成樹脂により形成された仕切板7によって上下に区画されている。他の貯蔵室の製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6は、冷凍温度帯の貯蔵室を構成するものである。なお、小冷凍室は、使用者によって設定温度を切り替えることが可能な温度切替室としてもよい。冷蔵温度帯の下部の野菜室4と、これのすぐ下にある冷凍温度帯の製氷室5及び小冷凍室との間は、断熱仕切壁8によって区画されている。
冷蔵室3は、横開き式の回動可能な扉9によって開閉され、他の野菜室4、製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6は、それぞれ引出し式の扉10,11,12によって開閉されるようになっている。製氷室5には、製氷皿13を備えた自動製氷装置14が配設されている。
冷蔵室3下部の背部には冷蔵用冷却器15が配設され、野菜室4の背部には、この冷蔵用冷却器15により冷却された冷気を冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室3及び野菜室4内に供給して循環させる冷蔵用ファン16が配設されている。冷蔵室3の後面には、冷蔵用冷却器15に冷却されて、冷蔵用ファン16により送り出された冷気が通る冷気ダクト17が設けられている。この冷気ダクト17には複数の冷気吹出し口18が形成されていて、冷気ダクト17内を通る冷気が冷気吹出し口18から冷蔵室3内に吹き出される。冷蔵室3内に吹き出された冷気は、野菜室4に供給される。
また、冷凍室6の背部には冷凍用冷却器19が配設され、製氷室5及び小冷凍室の背部には、冷凍用冷却器19により冷却された冷気を冷凍温度帯の貯蔵室である製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6に供給して循環させる冷凍用ファン20が配設されている。製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6の共通の後面には、冷凍用ファン20の近くに位置して、複数の冷気吹出し口21が設けられ、冷凍室6の下部に位置して、冷気吸込み口22及び冷気ダクト23が設けられている。冷気吸込み口22から吸い込まれた冷気は、冷気ダクト23内を通って、冷凍用冷却器19に送り込まれた後、冷凍用ファン20により吹出し口21から製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6内に吹き出される。冷凍室6内には、冷凍室容器24が設けられている。冷凍室容器24の側面には、通気口25が設けられている。
冷蔵庫本体1の後底部には機械室26が形成されていて、ここに冷凍サイクルのコンプレッサ27が配設されている。このコンプレッサ27は、冷蔵用冷却器15と冷凍用冷却器19に共用のものである。冷蔵庫本体1の前部下側には、支持脚28が取り付けられている。
図4は冷凍室扉12の周縁部の横断平面図であり、図7は前記周縁部の縦断側面図である。この図4及び図7に示すように、扉12は、外枠を構成するサッシ29の前側に外板30、後側に冷凍室6内に臨む内板31を配設して、その間に発泡断熱材32を充填して構成されている。前記冷凍室容器24は、冷凍室6内面及び扉12との間に隙間を形成しているが、図6に示すように、冷凍室容器24の上端突出縁24aが扉12の内板31に接していて、内板31と冷凍室容器24との間の隙間Gには、冷気吹出し口21から吹き出された冷気が、直接上方から流れ込まないようにしている。
冷凍室扉12の内板31周縁部には、取付凹溝33が設けられ、この取付凹溝33に間隙シールとしてマグネットガスケット34が装着されている。扉12が閉じた際には、このマグネットガスケット34のマグネット部35が、冷凍室6の前面開口部周縁の鋼板製の外箱2aの開口部前面に吸着することで、扉12と外箱2aとの間隙をシールしている。
発泡断熱材2c内部には、マグネットガスケット34よりも外側に位置するように、冷凍サイクルのコンプレッサ27から吐き出される高温冷媒が流通する冷媒パイプ36を添設している。この冷媒パイプ36は鋼板製の外箱2aに熱伝導させることで、外箱2aの前面開口部周縁が低温となって表面に露が付くことを防止している。
冷凍室扉12の冷凍室6内に臨む面、つまり内板31には、マグネットガスケット34に囲まれた部位の周辺のうち、下辺の略全体と左右両辺の略下側半部に位置して、それぞれ突出部37,38が一体に突設されている。この下辺に沿う突出部37の下部及び左右両辺に沿う突出部38の外側部には、シールヒレ39が取り付けられている。シールヒレ39は、突出部37,38への取付部39aの前後両側から突出する2つの軟質ヒレ部39b,39cとを備えている。前後2つの軟質ヒレ部39b,39cは、先端部が冷凍室6の内底面の前部及び左右の両内側面の前部に軽く接触していて冷凍室6内とマグネットガスケット34との間を2つの独立した空間に仕切っている。
前記突出部37,38の先端部には、それぞれ下部冷気シール板40(冷気シール体に相当)、側部冷気シール板41(冷気シール体に相当)が取り付けられている。これら下部冷気シール板40、側部冷気シール板41は、冷凍室扉12に取り付けられた状態において、当該冷凍室扉12から冷凍室6の内面、すなわち、内底面、左右の両内側面に沿うようにして冷凍室6の奥方に向かって延びている。
この下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の取り付けは、後述するように、突出部37,38の先端部に形成された取付溝42,43(溝部に相当)に下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の基部を嵌合することによって行われており、取付溝42,43内面に形成された突起42a,43a(係合部に相当)が下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の基部に形成された係合孔40a,41a(被係合部に相当)に係合することによって下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の抜け止めがなされている。図5(a)に示すように、冷凍室扉12に取り付けられた下部冷気シール板40、側部冷気シール板41は、図5(b)に示すように、強制的な抜き外しができるようになっている。
ここで、側部冷気シール板41の冷凍室扉12への取り付け構造について図1〜図3を参照して詳しく説明する。なお、下部冷気シール板40の扉12への取り付け構造についても、側部冷気シール板41と同様にしてもよい。
図1に示すように、側部冷気シール板41は、矩形板状であり、平面部50と舌片部51とからなる。舌片部51は、側部冷気シール板41の中央部及び左右両側部に位置して、複数箇所(この場合、3箇所)に並んで設けられている。これらの舌片部51の両側には、それぞれスリット52が形成されている。また、舌片部51の前面には、凸部53が設けられている。凸部53は、取付溝43の突起43aが係合孔41aと係合する側(図1では裏面側)とは反対側に突出している。
図2にも示すように、舌片部51は、前記凸部53が突出する側(図2では右側)へ傾斜している。このため、舌片部51の凸部53とは反対側(図2では左側)の面は、平面部50に対して凹んでおり、これにより、隙間Iが形成されている。2つのスリット52間に設けられた舌片部51は、図2の矢印Aに示すように、側部冷気シール板41の板厚方向に弾性変形可能であり、弾性部として機能する。なお、舌片部51の板厚は、先端部(図2では下側の端部)に近づくにつれて薄くなっている。
側部冷気シール板41の平面部50には、中央部及び左右両側部の舌片部51の間に位置して、上記した矩形状の係合孔41aが設けられている。図3(b)に示すように、この側部冷気シール板41の係合孔41aには、取付溝43の突起43aが嵌め込まれるようになっている。なお、この場合、突起43aは、取付溝43の入口側の面(図3(b)では上面)が取付溝43の前壁43b側に向かって傾斜した構成である。
取付溝43は、図2に示すように、前壁43bと後壁43cとから形成されている。ここで、取付溝43の前壁43bと後壁43cとの間の距離をL1とする。また、側部冷気シール板41を取り外した状態において、凸部53の最前部と平面部50の後面50aとの間の距離をL2とする。このとき、L1よりもL2の方が長くなるように設定されている。なお、舌片部51の先端部の前面と前記後面50aとの間の距離をL3としたとき、L3をL1よりも若干短く設定することが好ましい。これにより、側部冷気シール板41を取付溝43に挿入し易くなる。
側部冷気シール板41の端部(図2では下側の端部)を冷凍室扉12の取付溝43に挿入すると、舌片部51が若干弾性変形しながら、凸部53が取付溝43の前壁43bに当接するようになる。また、側部冷気シール板41の後面50aが取付溝43の後壁43cに当接する。これにより、側部冷気シール板41が取付溝43に挟持される。
さらに挿入を進めると、平面部50の後面50aが取付溝43内の突起43aの傾斜に沿って押されながら舌片部51側(取付溝43の前壁43b側)に移動し、これに伴い、舌片部51が弾性変形しながら相対的に平面部50側に近づき、隙間Iが狭くなっていく。そして、凸部53と前壁43b及び側部冷気シール板41の後面50aと後壁43cを摺動させながら側部冷気シール板41全体は、取付溝43の奥方に挿入される。このとき、図3(a)に示すように、側部冷気シール板41の前面と前壁43bは、凸部53を介して接触するため、その接触面積が小さくなっている。これにより、側部冷気シール板41は、取付溝43に滑らかに摺動しながら挿入される。
そして、上記したように、取付溝43の突起43aが、側部冷気シール板41の係合孔41aに嵌め込まれることにより、側部冷気シール板41が取付溝43に取り付けられる。なお、図3(c)に示すように、スリット52の切込みの深さは取付溝43の深さよりも浅くなっているので、スリット52から冷気が漏れないようになっている。
図7に示すように、下部冷気シール板40は、屈曲形状をなし、前記係合孔40aが形成された基部の取付板部40bと、先端の水平板部40cと、取付板部40bと水平板部40cとの間に位置する傾斜板部40dとからなる。そして、内板31の下辺に沿う突出部37の上面は、傾斜しており、傾斜板部40dの傾斜は、この突出部37の傾斜上面37aの傾斜と略同一の勾配となっている。これにより、突出部37の傾斜上面37aと下部冷気シール板40の傾斜板部40dとが略面一に連なるようになっている。また、水平板部40cは、傾斜板部40dの存在によって、冷凍室6の内底面に接近していて、内箱2b底面との隙間Hが狭くなっている。
次に、上記構成の作用効果について説明する。
冷気吹出し口21から吹き出された冷気は、前に述べたように、冷凍室扉12の内板31と冷凍室容器24との隙間Gに直接的に上方から流れ込むことはないが、その隙間G内には冷気が存在する。この隙間G内の冷気は、隙間G内を自然に降下する。
隙間G内を降下する冷気は、内板31の周辺の左右両辺に取り付けられた前記側部冷気シール板41によって、扉12の左右側周縁部へ拡がるのを抑制されて、冷凍室6底方へと降下する。
ここで、側部冷気シール板41は、舌片部51が弾性変形して取付溝43の幅のばらつきを吸収することで、より確実に取付溝43に取り付けられている。また、側部冷気シール板41は、舌片部51の弾性力によって、より密着して取付溝43に装着されている。これにより、側部冷気シール板41が外れたり、側部冷気シール板41の装着状態が不完全になったりすることを防ぐことができる。このように側部冷気シール板41の脱落等が防止されることから、上記のように隙間G内を降下する冷気が扉12の左右の側周縁部へ拡がることを確実に抑制できる。
冷凍室6の上方から下部冷気シール板40へと降下してくる冷気は、略面一に連なる突出部37の傾斜上面37aと下部冷気シール板40の傾斜板部40dに沿って、その上方を流れることで、冷凍室6の奥へ向かう流れとなる。この流れによって、冷気が冷凍室6内底面まで降りてきたときに、マグネットガスケット34側へ流れ込むことを回避できる。また、下部冷気シール板40の水平板部40cと内箱2b底面との隙間Hが狭くなっていることから、隙間Hからマグネットガスケット34側へ流れ込む冷気の量を減らすことができる。
冷気が隙間Hからマグネットガスケット34側へ流れ込んできた場合、その冷気は、シールヒレ39のヒレ部39b,39cにより、マグネットガスケット34側へ流れ込むことが防止される。また、ヒレ部39b,39cにより形成される独立した2つのシール空間の存在によって、効果的に熱の伝達を遮断することができる。以上により、冷凍室扉12周囲からの熱漏洩を低減でき、消費電力量の低減を図ることができる。
また、冷凍室扉12と支持脚28との間の開口部に面する鋼板製の外箱2aやマグネットガスケット34などが、冷凍室6からの冷気により冷やされることが抑制されるので、扉12周囲のマグネットガスケット34や外箱2aの表面などへの結露を防止する効果がある。
また、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は冷凍室扉12とは別体であるので、扉12の内板31に下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41に相当する部分を一体成形する場合に比べて、冷気シール板40の厚みを薄く済ませることができ、これにより庫内容積を広くとることができる。
つまり、冷凍室扉12の内板31は肉厚が比較的薄いプラスチック板から形成されるため、この内板31に下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41を一体形成する場合、突出部37,38と同様に、内部に発泡断熱材32が充填されるように厚く形成して強度を高める必要がある。このように下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41を厚くすると、冷凍室6の内容積を減少させ、あるいはそれら下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41が冷凍室容器24に当たらないように当該冷凍室容器24を少し小型にしなければならない。このような構成では、冷凍室6への食品の収容量を少なくしてしまう。
しかしながら、本実施形態では、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、別体の構成としたので、上記のような冷凍室6への食品の収容量を少なくするといった不具合を生じないようにすることができる。
また、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、取付溝42,43に嵌め合わせるだけで扉12に容易に装着することができ、着脱が簡単である。
なお、舌片部51が弾性変形して取付溝43の幅のばらつきを吸収するので、側部冷気シール板41を異なる幅の取付溝43にも対応させて取り付けることが可能である。
[第2の実施形態]
図8は第2の実施形態を示したものであり、この第2の実施形態について上記した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第2の実施形態の冷凍室扉12周囲の周縁部の熱遮断構成は、図8に示すように、側部冷気シール板41の冷凍室容器24側の表面に断熱シール材44を貼り付け、同様に、図示しないが、下部冷気シール板40の冷凍室容器24側の表面にも断熱シール材44を貼り付けているものである。
ここで、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41自体が冷やされると、その冷熱が板厚方向に伝わって、マグネットガスケット34側の空気が冷やされてしまう。これに対し、本実施形態では、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41に断熱シール材44を貼り付けたので、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41が冷やされることに伴う上記のような不具合を防ぐことができ、更に熱漏洩を低減することができる。
[第3の実施形態]
図9は第3の実施形態を示したものであり、この第3の実施形態について上記した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第3の実施形態の冷凍室扉12周囲の周縁部の熱遮断構成は、図9に示すように、側部冷気シール板41の先端部に軟質の可撓性パッキン45が取り付けられ、このパッキン45が冷凍室扉12の閉扉時に、断熱箱体2の内箱2b側面に軽く接触するようにし、同様に、図示しないが、下部冷気シール板40の先端部にもパッキン45が取り付けられ、このパッキン45が冷凍室扉12の閉扉時に、冷凍室6の内底面に軽く接触するようにしたものである。
このパッキン45により、下部冷気シール板40及び側部冷気シール41と冷凍室6内面との隙間が殆ど遮蔽されるので、扉12の下周縁部及び左右側周縁部のマグネットガスケット34側へ流れ込む冷気の量を更に減らすことができる。なお、パッキン45は冷凍室6の内面に近接するようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、冷気シール板40,41は、冷蔵室3、野菜室4、製氷室5などの扉周縁部に適用してもよい。
また、断熱シール材44は、冷気シール板40,41の表面に限らず、裏面に設けても、両面に設けてもよい。また、冷気シール板40,41に断熱シール材44、パッキン45の双方を取り付けるようにしてもよい。
また、取付溝43の突起43aは、前壁43b側に設けられていてもよく、この場合、凸部53が後壁43cと当接して、側部冷気シール板41が取付溝43に取り付けられる。
また、係合孔40a,41a及び突起42a,43aの個数は適宜変更してよく、舌片部51の個数も適宜変更してよい。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上のように本実施形態の冷蔵庫によれば、冷気シール体は、扉とは別体であるので、扉の溝部に対して簡単に着脱することができ、また、冷気シール体の弾性部が弾性変形することによって、より確実に冷気シール体を溝部に取り付けることができる。そして、このように確実に取り付けられた冷気シール体により、扉周縁部へ流れ込む冷気の量を減らし、扉周囲からの熱漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる。
図面中、6は冷凍室(貯蔵室)、12は扉、40は下部冷気シール板(冷気シール体)、41は側部冷気シール板(冷気シール体)、40a,41aは係合孔(被係合部)、42,43は取付溝(溝部)、42a,43aは突起(係合部)、51は舌片部(弾性部)、52はスリット、53は凸部を示す。

Claims (3)

  1. 冷気の供給を受けて冷却される貯蔵室と、
    前記貯蔵室の前面開口部を開閉する扉と、
    前記扉に着脱可能に設けられ、前記扉から突出して前記貯蔵室の内面に沿って奥方に延びる冷気シール体と、
    前記扉に設けられ、前記冷気シール体の端部が挿入される溝部と、
    前記溝部に設けられた係合部と、
    前記冷気シール体に設けられ、前記係合部と係合する被係合部と、
    前記冷気シール体に設けられ、前記係合部が前記被係合部と係合する側とは反対側に突出した凸部と、
    前記凸部の両側に形成されたスリットと、
    前記スリット間に弾性変形可能に設けられた弾性部と、を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記溝部の前記係合部は、突起により構成され、
    前記冷気シール体の前記被係合部は、孔により構成され、
    前記突起が前記孔に挿入されることにより前記冷気シール体が前記溝部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷気シール体の前記弾性部は、前記凸部が突出する側へ傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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