JP2012078016A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程を増やすことなく、外観を損なうこともなく、扉の周縁部からの冷気の漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、扉と、シール部と、空気層部とを備えている。貯蔵室は、冷気の供給を受けて冷却される。扉は、貯蔵室の前面開口部を開閉する。シール部は、貯蔵室の内壁と扉の周縁部との間を断熱する。空気層部は、シール部に一体に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、扉と、シール部と、空気層部とを備えている。貯蔵室は、冷気の供給を受けて冷却される。扉は、貯蔵室の前面開口部を開閉する。シール部は、貯蔵室の内壁と扉の周縁部との間を断熱する。空気層部は、シール部に一体に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫において、貯蔵室からの冷気の漏洩は、冷蔵庫の開口部周縁からの漏洩が多く、この冷気の漏洩を抑制するために種々の技術施策が検討実施されている。
例えば、貯蔵室の扉の内板の周縁部に、マグネットガスケットを設け、さらに、このマグネットガスケットよりも室内側に、冷気の漏洩を抑制するためのシールヒレを設けた冷蔵庫がある。
例えば、貯蔵室の扉の内板の周縁部に、マグネットガスケットを設け、さらに、このマグネットガスケットよりも室内側に、冷気の漏洩を抑制するためのシールヒレを設けた冷蔵庫がある。
上記した構成においては、シールヒレにさらに別体の断熱材を貼り付けることで、冷気の漏洩を一層低減することが考えられる。しかしながら、この構成では、シールヒレに別体の断熱材を貼り付けるという余分な製造工程が増えてしまう。また、外部から断熱材が見えてしまい、外観が損なわれる。
そこで、製造工程を増やすことなく、外観を損なうこともなく、扉の周縁部からの冷気の漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供する。
そこで、製造工程を増やすことなく、外観を損なうこともなく、扉の周縁部からの冷気の漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる冷蔵庫を提供する。
本実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、扉と、シール部と、空気層部と、を備える。貯蔵室は、冷気の供給を受けて冷却される。扉は、貯蔵室の前面開口部を開閉する。シール部は、貯蔵室の内壁と扉の周縁部との間を断熱する。空気層部は、シール部に一体に設けられている。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。
まず、図5において、冷蔵庫本体1の断熱箱体2は、薄鋼板製の外箱2aとプラスチック製の内箱2b(内壁に相当)との間に発泡断熱材2cを充填して形成されている。この冷蔵庫本体1の内部には、上方から冷蔵室3、野菜室4、そして製氷室5と小冷凍室(図示せず)を左右に併設し、最下部に冷凍室6を配設している。このうち、冷蔵室3及び野菜室4は、庫内温度が1〜4℃に制御される冷蔵温度空間であり、どちらも冷蔵温度帯の貯蔵室を構成する。これら冷蔵室3及び野菜室4は、同じ冷蔵温度帯の貯蔵室であることから、例えば合成樹脂により形成された仕切板7によって上下に区画されている。他の貯蔵室の製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6は、冷凍温度帯の貯蔵室を構成する。なお、小冷凍室は、使用者によって設定温度を切り替えることが可能な温度切替室としてもよい。冷蔵温度帯の下部の野菜室4と、これのすぐ下にある冷凍温度帯の製氷室5及び小冷凍室との間は、断熱仕切壁8によって区画されている。
冷蔵室3の前面開口部は、横開き式の回動可能な扉9によって開閉され、他の野菜室4、製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6の前面開口部は、それぞれ引出し式の扉10,11,12によって開閉されるようになっている。製氷室5には、製氷皿13を備えた自動製氷装置14が配設されている。
まず、図5において、冷蔵庫本体1の断熱箱体2は、薄鋼板製の外箱2aとプラスチック製の内箱2b(内壁に相当)との間に発泡断熱材2cを充填して形成されている。この冷蔵庫本体1の内部には、上方から冷蔵室3、野菜室4、そして製氷室5と小冷凍室(図示せず)を左右に併設し、最下部に冷凍室6を配設している。このうち、冷蔵室3及び野菜室4は、庫内温度が1〜4℃に制御される冷蔵温度空間であり、どちらも冷蔵温度帯の貯蔵室を構成する。これら冷蔵室3及び野菜室4は、同じ冷蔵温度帯の貯蔵室であることから、例えば合成樹脂により形成された仕切板7によって上下に区画されている。他の貯蔵室の製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6は、冷凍温度帯の貯蔵室を構成する。なお、小冷凍室は、使用者によって設定温度を切り替えることが可能な温度切替室としてもよい。冷蔵温度帯の下部の野菜室4と、これのすぐ下にある冷凍温度帯の製氷室5及び小冷凍室との間は、断熱仕切壁8によって区画されている。
冷蔵室3の前面開口部は、横開き式の回動可能な扉9によって開閉され、他の野菜室4、製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6の前面開口部は、それぞれ引出し式の扉10,11,12によって開閉されるようになっている。製氷室5には、製氷皿13を備えた自動製氷装置14が配設されている。
冷蔵室3下部の背部には冷蔵用冷却器15が配設され、野菜室4の背部には、この冷蔵用冷却器15により冷却された冷気を冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室3及び野菜室4内に供給して循環させる冷蔵用ファン16が配設されている。冷蔵室3の後面には、冷蔵用冷却器15に冷却されて、冷蔵用ファン16により送り出された冷気が通る冷気ダクト17が設けられている。この冷気ダクト17には複数の冷気吹出し口18が形成されていて、冷気ダクト17内を通る冷気が冷気吹出し口18から冷蔵室3内に吹き出される。冷蔵室3内に吹き出された冷気は、野菜室4に供給される。
また、冷凍室6の背部には冷凍用冷却器19が配設され、製氷室5及び小冷凍室の背部には、冷凍用冷却器19により冷却された冷気を冷凍温度帯の貯蔵室である製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6に供給して循環させる冷凍用ファン20が配設されている。製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6の共通の後面には、冷凍用ファン20の近くに位置して、複数の冷気吹出し口21が設けられ、冷凍室6の下部に位置して、冷気吸込み口22及び冷気ダクト23が設けられている。冷気吸込み口22から吸い込まれた冷気は、冷気ダクト23内を通って、冷凍用冷却器19に送り込まれた後、冷凍用ファン20により吹出し口21から製氷室5、小冷凍室及び冷凍室6内に吹き出される。冷凍室6内には、冷凍室容器24が設けられている。冷凍室容器24の側面には、通気口25が設けられている。
冷蔵庫本体1の後部の底部には機械室26が形成されていて、ここに冷凍サイクルのコンプレッサ27が配設されている。このコンプレッサ27は、冷蔵用冷却器15と冷凍用冷却器19に共用のものである。冷蔵庫本体1の前部の下側には、支持脚28が取り付けられている。
冷蔵庫本体1の後部の底部には機械室26が形成されていて、ここに冷凍サイクルのコンプレッサ27が配設されている。このコンプレッサ27は、冷蔵用冷却器15と冷凍用冷却器19に共用のものである。冷蔵庫本体1の前部の下側には、支持脚28が取り付けられている。
図1は冷凍室扉12の周縁部の縦断側面図であり、図2は前記周縁部の横断平面図である。これら図1及び図2に示すように、扉12は、外枠を構成するサッシ29の前側に外板30、後側に冷凍室6内に臨む内板31を配設して、その間に発泡断熱材32を充填して構成されている。前記冷凍室容器24は、冷凍室6の内面と扉12との間に隙間を形成しているが、図5に示すように、冷凍室容器24の上端突出縁24aが扉12の内板31に接していて、内板31と冷凍室容器24との間の隙間Gには、冷気吹出し口21から吹き出された冷気が、直接上方から流れ込まないようにしている。
冷凍室扉12の内板31の周縁部には、取付凹溝33が設けられ、この取付凹溝33にマグネットガスケット34が装着されている。扉12が閉じた際には、このマグネットガスケット34のマグネット部35が、冷凍室6の前面開口部の周縁部、つまり、この部分を構成する鋼板製の外箱2aの前面開口部の周縁部に吸着することで、扉12と外箱2aとの間に形成される間隙をシールしている。
発泡断熱材2cの内部には、マグネットガスケット34よりも外側に位置して、冷凍サイクルのコンプレッサ27から吐き出される高温冷媒が流通する冷媒パイプ36が添設されている。この冷媒パイプ36は鋼板製の外箱2aに熱伝導させることで、外箱2aの前面開口部の周縁部が低温となって表面に露が付くことを防止している。
冷凍室扉12の冷凍室6内に臨む面、つまり内板31には、マグネットガスケット34に囲まれた部位のうち下辺の略全体と左右両辺の略下側半部に位置して、それぞれ冷凍室6内に突出する突出部37,38が一体に突設されている。この下辺に沿う突出部37及び左右両辺に沿う突出部38と冷凍室6の内箱2bとの間には、それぞれ合成樹脂製のシールヒレ39(シール部に相当)が取り付けられている。シールヒレ39は、その前後両側から突出する2つの軟質ヒレ部39b,39c(ヒレ部に相当)を備え、内箱2bのうち冷凍室6の底壁及び側壁と扉12の周縁部との間を断熱している。前後2つの軟質ヒレ部39b,39cは、先端部が冷凍室6の内底面の前部及び左右の両内側面の前部に軽く接触していて冷凍室6内とマグネットガスケット34との間を2つの独立した空間に仕切っている。
図3にも示すように、シールヒレ39には、前後2つの軟質ヒレ部39b,39cの間に空気層部44が一体に設けられている。この空気層部44は、前側の軟質ヒレ部39bの途中と後側の軟質ヒレ部39cの途中とを連結する連結部39dにより、シールヒレ39内を断面袋状の空洞にすることにより形成されている。また、空気層部44内には、補強リブ45が設けられている。この補強リブ45は、空気層部44内に複数、この場合2つの空洞を形成している。
前記突出部37,38の先端部には、それぞれ下部冷気シール板40(冷気シール体に相当)、側部冷気シール板41(冷気シール体に相当)が着脱可能に取り付けられている。これら下部冷気シール板40、側部冷気シール板41は、冷凍室扉12に取り付けられた状態(図4(a)参照)において、当該冷凍室扉12から突出して冷凍室6の内面、すなわち、内底面及び左右の両内側面に沿うようにして冷凍室6の奥方に向かって延びている。
この下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の取り付けは、突出部37,38の先端部に形成された取付溝42,43に下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の基部を嵌合することによって行われている。また、取付溝42,43の内面に形成された突起42a,43aが下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の基部に形成された係合孔40a,41aに係合することによって下部冷気シール板40、側部冷気シール板41の抜け止めがなされている。図4(a)に示すように、冷凍室扉12に取り付けられた下部冷気シール板40、側部冷気シール板41は、図4(b)に示すように、強制的な抜き外しができるようになっている。
側部冷気シール板41は矩形板状のものである。下部冷気シール板40は、屈曲形状をなし、前記係合孔40aが形成された基部を構成する取付板部40bと、先端部を構成する水平板部40cと、取付板部40bと水平板部40cとの間に位置する傾斜板部40dとからなる。そして、内板31の下辺に沿う突出部37の上面は傾斜している。下部冷気シール板40の傾斜板部40dの傾斜は、この突出部37の傾斜上面37aの傾斜と略同一の勾配となっている。これにより、突出部37の傾斜上面37aと下部冷気シール板40の傾斜板部40dとが略面一に連なるようになっている。また、水平板部40cは、傾斜板部40dの存在によって、取付板部40bよりも冷凍室6の内底面に接近している。これにより、内箱2bの底面と水平板部40cとの間に形成される隙間Hが狭くなっている。
次に、上記構成の作用効果について説明する。
冷気吹出し口21から吹き出された冷気は、前に述べたように、冷凍室扉12の内板31と冷凍室容器24との隙間Gに直接的に上方から流れ込むことはないが、その隙間G内には冷気が存在する。この隙間G内の冷気は、隙間G内を自然に降下する。
隙間G内を降下する冷気は、内板31の周辺の左右両辺に取り付けられた前記側部冷気シール板41によって、扉12の左右の周縁部へ拡がることを抑制されながら、冷凍室6の底方へと降下する。
冷気吹出し口21から吹き出された冷気は、前に述べたように、冷凍室扉12の内板31と冷凍室容器24との隙間Gに直接的に上方から流れ込むことはないが、その隙間G内には冷気が存在する。この隙間G内の冷気は、隙間G内を自然に降下する。
隙間G内を降下する冷気は、内板31の周辺の左右両辺に取り付けられた前記側部冷気シール板41によって、扉12の左右の周縁部へ拡がることを抑制されながら、冷凍室6の底方へと降下する。
冷凍室6の上方から下部冷気シール板40へと降下してくる冷気は、略面一に連なる突出部37の傾斜上面37aと下部冷気シール板40の傾斜板部40dに沿って、その上方を流れながら、冷凍室6の奥方へ向かう。このような流れによれば、冷凍室6の内底面まで降りてきた冷気が、マグネットガスケット34側へ流れ込み難くできる。また、下部冷気シール板40の水平板部40cと内箱2bの底面との間に形成される隙間Hが狭くなっていることから、隙間Hを通してマグネットガスケット34側へ流れ込む冷気の量を減らすことができる。
冷気が隙間Hからマグネットガスケット34側へ流れ込んできたとしても、その冷気の流れは、シールヒレ39のヒレ部39b,39cにより遮断される。また、ヒレ部39b,39cにより形成される独立した2つのシール空間の存在によって、効果的に冷気の漏洩を遮断することができる。そして、シールヒレ39に一体に設けられた2つの空洞を有する空気層部44の存在によって、さらに効果的に冷気の漏洩を遮断することができる。以上により、冷凍室扉12の周縁部からの冷気の漏洩を低減でき、ひいては、消費電力量の低減を図ることができる。
また、マグネットガスケット34やシールヒレ39により、外部の熱が冷凍室6内に侵入することを防止でき、冷却効率の低下を抑制できる。
また、マグネットガスケット34やシールヒレ39により、外部の熱が冷凍室6内に侵入することを防止でき、冷却効率の低下を抑制できる。
なお、シールヒレ39には、補強リブ45が設けられているので、扉12が閉じられたときに、空気層部44が突出部37,38と内箱2bとの間で押しつぶされてしまうことを防ぐことができる。また、連結部39d及び補強リブ45は、シールヒレ39と一体に形成されているので、製造工程を増やす必要がない。そして、シールヒレ39に一体に設けられた空気層部44によって断熱効果が得られるので、別体の断熱材を貼り付ける必要がない。また、別体の断熱材を貼り付ける構成とは異なり、シールヒレ39に一体に設けた空気層部44によれば、外観を損なうこともない。
また、シールヒレ39や冷気シール板40,41により、冷凍室扉12と支持脚28との間の隙間に面する鋼板製の外箱2aやマグネットガスケット34などが、冷凍室6内の冷気(冷熱)により冷やされることが抑制される。従って、扉12の周縁部のマグネットガスケット34や外箱2aの表面などへの結露を防止する効果がある。
また、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は冷凍室扉12とは別体であるので、扉12の内板31に下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41に相当する部分を一体成形する場合に比べて、冷気シール板40の厚みを薄く済ませることができる。これにより、庫内容積を広くとることができる。
つまり、冷凍室扉12の内板31は肉厚が比較的薄いプラスチック板から形成される。そのため、この内板31に冷気シール板を一体成形する場合、当該冷気シール板を構成する部分を厚く形成して強度を高める必要がある。また、当該冷気シール板を構成する部分にも、突出部37,38と同様に、内部に発泡断熱材32を充填する必要があり、従って、当該部分を厚く形成しなければならない。このように冷気シール板を厚く形成すると、その分、冷凍室6の内容積が減少する。また、厚く形成された冷気シール板が冷凍室容器24に当たらないように当該冷凍室容器24を少し小型にしなければならない。このような構成では、冷凍室6への食品の収容量が少なくなってしまう。
しかしながら、本実施形態では、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、別体の構成としたので、上記のような冷凍室6への食品の収容量が少なくなるといった不具合が生じない。
また、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、取付溝42,43に嵌め合わせるだけで扉12に容易に装着することができ、着脱が簡単である。
しかしながら、本実施形態では、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、別体の構成としたので、上記のような冷凍室6への食品の収容量が少なくなるといった不具合が生じない。
また、下部冷気シール板40及び側部冷気シール板41は、取付溝42,43に嵌め合わせるだけで扉12に容易に装着することができ、着脱が簡単である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、シールヒレ39及び冷気シール板40,41は、冷蔵室3、野菜室4、製氷室5の扉9,10,11の周縁部に適用してよいものである。
また、本実施形態では、補強リブ45は、空気層部44内において、シールヒレ39の上下方向及び左右方向に延びるように設けたが、前後方向に延びるように設けてもよい。
例えば、シールヒレ39及び冷気シール板40,41は、冷蔵室3、野菜室4、製氷室5の扉9,10,11の周縁部に適用してよいものである。
また、本実施形態では、補強リブ45は、空気層部44内において、シールヒレ39の上下方向及び左右方向に延びるように設けたが、前後方向に延びるように設けてもよい。
また、空気層部44は、補強リブ45を設けない構成としてもよい。また、空気層部44に、2つ以上の補強リブ45を設けて、3つ以上の空洞を形成するようにしてもよい。
また、空気層部44内における補強リブ45の位置は適宜変更してもよい。これにより、空気層部44内に形成される空洞の位置や大きさを調節でき、ひいては、空気層部44による断熱効果の調節を図ることができる。
また、空気層部44は、シールヒレ39内の一部に多数の気泡を形成することにより構成してもよい。
また、空気層部44は、軟質ヒレ部39b,39cの間において、これら軟質ヒレ部39b,39cの中間部から断面ドーム状に突出するドーム状部により形成してもよい。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、空気層部44内における補強リブ45の位置は適宜変更してもよい。これにより、空気層部44内に形成される空洞の位置や大きさを調節でき、ひいては、空気層部44による断熱効果の調節を図ることができる。
また、空気層部44は、シールヒレ39内の一部に多数の気泡を形成することにより構成してもよい。
また、空気層部44は、軟質ヒレ部39b,39cの間において、これら軟質ヒレ部39b,39cの中間部から断面ドーム状に突出するドーム状部により形成してもよい。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上のように本実施形態の冷蔵庫によれば、貯蔵室の内壁と扉の周縁部との間を断熱するシール部に、空気層部を一体に設けたので、この空気層部の存在によって、より効果的に冷気(冷熱)の伝達を遮断することができる。これにより、製造工程を増やすことなく、外観を損なうこともなく、扉の周縁部からの冷気の漏洩を低減できて、消費電力量の低減を図ることができる。
図面中、2bは内箱(内壁)、6は冷凍室(貯蔵室)、12は扉、37,38は突出部、39はシールヒレ(シール部)、39b,39cは軟質ヒレ部(ヒレ部)、39dは連結部、40は下部冷気シール板(冷気シール体)、41は側部冷気シール板(冷気シール体)、44は空気層部、45は補強リブを示す。
Claims (8)
- 冷気の供給を受けて冷却される貯蔵室と、
前記貯蔵室の前面開口部を開閉する扉と、
前記貯蔵室の内壁と前記扉の周縁部との間を断熱するシール部と、
前記シール部に一体に設けられた空気層部と、
を備えることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記空気層部は、前記シール部内を空洞にすることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記扉には、前記貯蔵室内に突出する突出部が設けられ、この突出部と前記貯蔵室の内壁との間に前記シール部が配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
- 前記シール部は、前後に配設されたヒレ部を有し、これらヒレ部の間に前記空気層部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 前記空気層部は、一方の前記ヒレ部の途中と他方の前記ヒレ部の途中とを連結する連結部により形成されていることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
- 前記空気層部内に補強リブが設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 前記補強リブは、前記空気層部内に複数の空洞を形成することを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
- 前記突出部に着脱可能に設けられ、前記扉から突出して前記貯蔵室の内面に沿って奥方に延びる冷気シール体を備えたことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103925763A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-07-16 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 冰箱门密封装置、冰箱门以及冰箱 |
-
2010
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Cited By (1)
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