JP2012040561A - 実験台 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンク本体の構造を複雑にすることなく、シンクの使用時と不使用時の切替えが簡便に行え、シンクの使用時には、水や液体等がシンク本体内に入り込むことなく利用できるとともに、シンクの不使用時には、シンクの上部がテーブルとして利用可能であり、かつシンク内に残った水分により他の部材を傷めることを防止できる実験台を提供する
【解決手段】シンク8を有するコア部(シンク本体)と、このコア部に天板を有するテーブルを備えた実験台1であって、シンク8の前面上部には隙間が形成され、シンク8の上方には蓋部材18が着脱自在に載置され、蓋部材18がコア部の前面2aに沿って、略垂直状態で支持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、シンクを有するコア部と、該コア部に隣接した天板を有するテーブルを備えた実験台に関する。
従来の実験台は、シンク本体を中央位置、その両脇に実験台に適した天板を備えたテーブルを配置したもので、特に学校等の実験室に多く存在し公知である。シンク本体には水やガスを供給可能な水道管およびガス管や排水管が備えられていることから、この設置位置は固定されている。テーブルは実験中に移動しないようにシンク本体に対し、移動不能に一体で固定されている。
シンク本体の上部には、シンクを備えた取付台が設けられるとともに、この取付台の前面には天板面が形成されている。取付台の両側板は支軸を介してシンク本体側に軸支され支持されており、シンクの使用時には、取付台が支軸を介して前方に揺動されることで天板面が前面垂直状態となり、シンクの不使用時には、支軸を介して上方に揺動されることで天板面が上面水平状態に切替え可能な構成になっており、天板面がテーブルの天板と等高位置に切替えられ、テーブルの天板と天板面が広いテーブル面として利用可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−38456号公報(段落0007〜0009、図1〜図3)
しかしながら特許文献1にあっては、シンクの使用時/不使用時の切替えが容易に行えるものの、シンクを備える取付台を別体としてシンク本体内に揺動可能に取り付けたため構造が複雑となるとともに、シンク本体と取付台の間には少なからず隙間が生じるために、蛇口からの水やシンクに流し込まれる液体等が、この隙間を介してシンク本体の内部に入り込む虞があるばかりか、この水分によりシンク内に湿気が溜まるようになり、天板等の部材を傷めてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、シンク本体の構造を複雑にすることなく、シンクの使用時と不使用時の切替えが簡便に行え、シンクの使用時には、水や液体等がシンク本体内に入り込むことなく利用できるとともに、シンクの不使用時には、シンクの上部がテーブルとして利用可能であり、かつシンク内に残った水分により他の部材を傷めることを防止できる実験台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実験台は、
シンクを有するコア部と、該コア部に天板を有するテーブルを備えた実験台であって、前記シンクの前面上部には隙間が形成され、前記シンクの上方には蓋部材が着脱自在に載置され、前記蓋部材が前記コア部の前面に沿って、略垂直状態で支持されることを特徴としている。
この特徴によれば、蓋部材が着脱自在にして、シンクの不使用状態から使用状態への切替えを迅速かつ簡便に行えるとともに、蓋部材が前記コア部の前面に沿って、略垂直状態で支持されるので、シンクの使用時に蓋部材が邪魔になることもない。さらに、シンクはコア部に一体で設けられるので、水や液体等がコア部の内部に入り込むことはなく利用できる。シンクの不使用時には、シンクの上方に蓋部材が取り付けられるのでシンクが閉塞され、蓋部材を隣接したテーブルと合わせて広いテーブルとして利用することができる。そして、シンクの不使用時にシンクの内面に水分等が残っていても、シンクの前面上部の隙間から水分が蒸発するようになり、シンク内に湿気が溜まらず蓋部材や天板等の実験台を構成する他の部材を傷めることを防止できる。なお、シンクの上方に蓋部材が載置された状態において、シンクの前面上部の隙間から手を入れて蓋部材の縁を把持することも可能になり、この蓋部材の縁を把持しながら蓋部材を取り外すことができる。
本発明の実験台は、
前記蓋部材に、前記蓋部材の前記シンクへの載置状態における上面から上方に突出する把手を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、把手を蓋部材に突出して設けたことで把持し易くなるとともに、この把手を握ることで容易に蓋部材を持ち上げて、シンクの上方とコア部の前面との間での移動操作を簡便に行うことができる。
本発明の実験台は、
前記把手は、前記蓋部材の前記シンクへの載置状態において、前後方向に向く把持部を備えるものとしたことを特徴としている。
この特徴によれば、蓋部材をシンク上方からコア部の前面に略垂直状態で支持する際に、蓋部材を把手部の前後方向と同じ方向に沿ってシンクの前方に移動しながら、蓋部材をコア部の前面に沿うように円滑に回動して略垂直状態に操作でき、また逆に蓋部材をコア部の前面からシンク上方に載置する際も同様に円滑に操作できるので、蓋部材の操作が楽であり、しかも、蓋部材をシンク上方からコア部の前面に移動する際には、蓋部材の前端側が使用者に当たる危険性を回避でき、蓋部材をコア部の前面からシンク上方に移動する際には、蓋部材の下端側が使用者に当たる危険性を回避できる。
本発明の実験台は、
前記蓋部材の裏面には係合部又は被係合部が、前記コア部の前面には被係合部又は係合部がそれぞれ設けられ、該被係合部に前記係合部を係合させることで、前記蓋部材が前記コア部の前面に沿って、略垂直状態で支持されることを特徴としている。
この特徴によれば、コア部の前面側に被係合部又は係合部を, 蓋部材の裏面には係合部又は被係合部を設けたことで、シンクの不使用状態から使用状態への切替えを迅速かつ簡便に行える。
本発明の実験台は、
前記蓋部材の裏面の幅方向に所定間隔で、少なくとも一対の突起を離間して配置し、該突起の後端が前記係合部又は被係合部よりも突設されたことを特徴としている。
この特徴によれば、係合部又は被係合部よりも一対の突起の後端が後方に向けて突設されていることから、コア部の前面に蓋部材が略垂直で支持された状態では、常に係合部又は被係合部がコア部の前面に直に当接することを防止できるので、コア部の前面を傷めることが未然に防止されるとともに、この一対の突起によって蓋部材が安定してコア部の前面に保持される。
本発明の実験台は、
前記一対の突起は、少なくとも前記係合部又は被係合部よりも下方に配置されたことを特徴としている。
この特徴によれば、蓋部材が略垂直で支持される状態において、蓋部材は、係合部又は被係合部よりも下方の部位がコア部の前面に接触され易くなっており、一対の突起によって、蓋部材がコア部の前面に接触されることを防止できる。
本発明の実験台は、
前記所定間隔は前記一対の突起が前記シンクの内周面に嵌合される間隔幅を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、シンクの上方に蓋部材が取り付けられると、シンクの内周面に突起が嵌合されるので、シンクに安定して蓋部材を保持できガタツキも防止されるとともに、安易にシンクから蓋部材が取り外れることがないので、蓋部材を使用し易いテーブルとして利用できる。
本発明の実験台は、
前記突起には弾性部材を用いたことを特徴としている。
この特徴によれば、蓋部材の着脱を長期に渡り繰り返し行っても、緩衝性の高い弾性部材によって、突起と当接するコア部の前面や突起と嵌合するシンクの内周面を傷めることがない。
本発明の実験台は、
前記蓋部材が略垂直で支持される状態において、前記蓋部材の裏面には下向きに折曲形成された係合部が設けられ、前記コア部の前面には前記係合部が係合される上面視コ字状の被係合部が設けられ、該被係合部に前記係合部を係合させることを特徴としている。
この特徴によれば、被係合部が上面視コ字状の形状のため、蓋部材をシンク側からコア部の前面に沿うように下方に移動させるだけで、係合部が被係合部に案内され円滑に係合されるとともに、その係合の解除も蓋部材を上方に移動させるだけで簡便に行える。
本発明の実験台は、
前記テーブルの天板と、前記シンクの上方に取り付けた際の前記蓋部材との上面が面一であることを特徴としている。
この特徴によれば、蓋部材と天板との高さ位置を共通とすることで、同一高さの広いテーブルとして利用できる。
本発明の実施例1における実験台の全体像を示す斜視図である。 (a)は、シンクから取り外された蓋部材の収納状態を示す斜視図であり、(b)は、コア部のシンク上部に蓋部材を取り付けた斜視図である。 (a)は蓋部材の背面図であり、(b)は(a)のA−A線の側断面図である。 蓋部材をコア部の前面に取り付ける過程を示す要部拡大側面図である。 蓋部材をシンクに取り付ける過程を示す要部拡大側面図である。 本発明の実施例2における蓋部材をコア部に取り付けた斜視図である。 本発明の実施例3における実験台の全体像を示す斜視図である。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1における実験台の全体像を示す斜視図であり、図2(a)は、シンクから取り外された蓋部材の収納状態を示す斜視図であり、図2(b)は、コア部のシンク上部に蓋部材を取り付けた斜視図であり、図3(a)は、蓋部材の背面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線の側断面図であり、図4は、蓋部材をコア部の前面に取り付ける過程を示す要部拡大側面図であり、図5は、蓋部材をシンクに取り付ける過程を示す要部拡大側面図である。
図1に示されるように実験台1は、特に学校等の理化学の実験室および研究室に複数台設置され、例えば複数の人数で共同実験を行う際に利用される多機能な実験台であり、研究者や実習生の研究および実験等に使用される。以下、本実施例の説明において、図1に図示された上方が開放されたシンク8に対面した状態で見て、シンク8の手前側を前方とし、シンク8の奥行き側を後方とし、左手側を左方、右手側を右方として説明する。
この実験台1は、床面25に載置固定されたコア部2と、このコア部2の左右側面部2d,2cに各々隣接し、一体となるように設けたテーブル11,11からなり、これらテーブル11,11は左右の長さ方向に延びる矩形の天板12と、天板12の下面12aの角部に各々設けられた脚体である4本の脚柱14とで構成され、コア部2の前後幅とテーブル11の前後幅が互いに整合されるように略同一幅で形成されており、実験台1の周囲で実験等の作業を行う使用者側に突出しない構成となっているので、服の引っ掛かりや怪我の防止がなされている。
コア部2の上部には上向きに開口されるシンク8が、コア部2に一体で設けられているとともに、シンク8の不使用時にはシンク8の上方に矩形の板状の蓋部材18を取り付けることで、シンク8を閉蓋することができる。この蓋部材18の上面には、金属棒の折曲げによりコ字状に形成された一対の把手19,19が左右の長さ方向に離間して、上方に突出されるように2つ取り付けられている。
この蓋部材18は把手19,19を利用して持ち上げられ移動可能になっており、蓋部材18の背面には緩衝性の高い弾性部材(例えばゴム)からなる突起21,21は左右2カ所に上下方向に並んで4個設けられ、蓋部材18の背面から突出している。コア部2の前面部2aの上部には、金属棒の折曲げにより形成された一対の上面視コ字状の被係合部3,3が左右方向に所定間隔されて取り付けられている。
図2(a)に示されるように、コア部2の上面部2eの前方には水およびお湯を供給可能な蛇口8aを備えたシンク8が設けられ、中間位置に左右一対でガスバーナー等が接続可能なガス栓10,10が設けられている。この上面部2eの後方には特に図示しない前方と同じシンクが前後対称に備えられ、このシンクを特に使用しない場合には、図示されるようにシンクの上部が蓋部材18で閉蓋され、この蓋部材18の上面はテーブルとして利用される。
蛇口8aの不使用時には蛇口8aを回動してシンク8内に収納可能になっている(図4参照)。コア部2内には蛇口8aには水道管,ガス栓10にはガス管,シンク8には配水管がそれぞれ接続されており、これら管は床面25の下方に向けて配管されている。コア部2の右側面部2cには、前後の幅方向において前後に所定間隔離間して、電気を給電可能なコンセント4,4が形成されており、実験器具が接続可能になっている。同様にして、コア部2の右側面部2dにも、右側面部2cに対向した位置に特に図示しないコンセント4,4が設けられている。
このシンク8の使用状態において、蓋部材18は予めシンク8の外周枠8dおよび内周面8cの上端部から取り外され、図示されるようにコア部2の前面部2aに沿って略垂直状態で立設するように支持されている。したがって蓋部材18が前方に突出されることなく保持され、シンク8を利用する使用者に邪魔になることなくコア部2に収納される。尚、この前面部2aでの蓋部材18の支持については、後述において具体的に説明する。
シンク8の不使用状態においては、図2(b)に示されるように、コア部2の前面部2aから取り外された蓋部材18がシンク8の外周枠8dに載置されるとともに、シンク8の内周面8cに突起21,21が嵌合することで移動不能に固定され、上面部2eと等高で床面25に対して水平となっている。コア部2の後方の蓋部材18も同様の構造を有し前方の蓋部材18と同じ作用をする。
前面部2aは床面25に対して垂直となっており、さらにシンク8の前面よりも前方に突出しない構成になっていることから、蓋部材18をシンク8側からコア部2の前面部2a側に沿うように下方に移動させるだけで、円滑に移動可能になっている。尚、前面部2aに設けられた被係合部3,3は蓋部材18を支持する部材である[図2(b)参照]。
そこで、図3に基づいて蓋部材18について具体的に説明すると、図3(a)に示されるように、蓋部材18の背面には左右上下の各角部側に突起21がネジ24の螺合によって固着されている。上下方向にある2つの突起21は左右に一対ずつ設けられ、左右の突起21,21間の離間間隔はシンク8の内周面8cに嵌合される間隔幅に調整されている。前述した蓋部材18の左右一対の把手19,19は、上方側の突起21,21の近傍位置にネジ23,23により背面側から螺合されている。
上方側の突起21,21よりも若干内側位置には、板金の折曲形成によって構成された係合部である係合片20,20が、ネジ22を介して蓋部材18の背面に固着され、図3(b)に示されるように、係合片20は下向きコ字状となるように形成されている。この係合片20の近傍に位置する突起21の後端は、係合片20よりも後方に向けてやや長く突設されている。
また、把手19の形状を蓋部材18の上面と略平行な把持部を有する把手19とし、前述した蓋部材19がシンク8の上方に載置された位置において、前後方向を向く把持部を持つ側面視コ字状に形成したことで、簡便に手の一部を挿し入れて握り易い形状になっており、蓋部材18を移動する際にも使用者の袖等にも引っ掛かる虞がなく、容易に蓋部材18の後述において説明する着脱操作を行える把手19となっている。
また蓋部材18をシンク8に載置したときに把手19が後方に位置するので、蓋部材18を持ち上げてシンク8の前面部2aに支持させる際も、蓋部材18の後方側が大きく移動するだけで前端側の移動は少ないので、この移動操作時に蓋部材18が使用者に接触する危険性が回避されている。
図4に示されるように、シンク8の使用時における蓋部材18の前面部2aへの装着支持について説明する。シンク8を利用するには、まず蓋部材18をシンク8の外周枠8dから取り外し、把手19を持って蓋部材18を垂直方向に立設させる。この時、把手19が蓋部材18の上面と略平行に取り付けられているので、蓋部材18を持ち上げた際に、把手19を握った向きと蓋部材18の面とが、常に同じ平行な向きとなるので、シンク8の外周枠8dからコア部2の前面2aまでの移動操作を行い易くなっている。
さらに、把手19の取り付け方向を前後に向けて設けたことで、蓋部材18を外周枠8dから前面2aに略垂直状態で支持する際に、蓋部材18を把手19の前後方向に沿ってシンク8の前方に移動しながら、さらに蓋部材18を前面2aに沿うように円滑に回動して略垂直状態に操作できるので、この操作時に蓋部材18を大きく回動させることなく移動でき、蓋部材18の前端側の使用者に当接する危険性が回避されている。そこで、蓋部材18を上方から下方に向けて移動させながら、前面部2aの被係合部3に蓋部材18の背面の係合片20を係合させることで、蓋部材18が前面部2aに支持されるとともに、突起21,21の先端が前面部2aに当接される。
コア部2の前面部2aに蓋部材18が略垂直で支持された状態では、突起21が係合片20の後部よりも後方に向けて突設されていることから、係合片20が前面部2aに対して直に当接することが避けられるので、前面部2aを傷めることが未然に防止されるとともに、突起21によって蓋部材18が安定して前面部2aに保持される。
しかも、被係合部3が上面視コ字状の形状のため、蓋部材18をシンク8側からコア部2の前面に沿うように下方に移動させるだけで、係合片20が被係合部3に案内され円滑に係合されるとともに、その係合の解除も蓋部材18を上方に持ち上げ移動させるだけで、被係合部3から係合片20の係合の解除を簡便に行える。
また、突起21は緩衝性の高い弾性部材によって構成されているので、蓋部材の着脱を長期に渡り繰り返し行っても、突起21と当接するコア部2の前面部2aを傷めることがない。そして、蓋部材18の取り付け完了後に、シンク8内から蛇口8aを上方に向けて揺動し立設することで、シンク8を使用可能とすることができる。
次いで、図5に示されるように、シンク8の不使用時における蓋部材18のシンク8上への載置保持について説明する。まず、蛇口8aを下方に向けて揺動しシンク8内に収納する。そして、把手19を利用して蓋部材18を前面部2aから上方に移動させながら、さらに、蓋部材18をシンク8の外周枠8dの上面に沿うように、床面25に対して略水平になるように回動することで、蓋部材18を大きく回動させることなく移動でき、蓋部材18の下端側の使用者に当接する危険性が回避され、シンク8の外周枠8dの後方に向けて移動され載置される。
そして、シンク8の外周枠8dに蓋部材18が取り付けられ、突起21,21がシンク8の内周面8cに嵌合されるので、シンク8に安定して蓋部材18が保持されガタツキも防止されるとともに、安易にシンク8から蓋部材18の取り外れが防止される。しかも、突起21は緩衝性の高い弾性部材によって構成されているので、蓋部材18の着脱を長期に渡り繰り返し行っても、突起21と嵌合するシンク8の内周面8cを傷めることがない。
したがって、シンク8の不使用時には、シンク8の上方に蓋部材18が取り付けられるのでシンク8が閉塞され、この蓋部材18をテーブルとしても利用できるので、シンク8の上方のスペースを有効に活用できる。しかも、シンク8に蓋部材18を取り付けた状態においては、図1に示されるテーブル11の天板12と、蓋部材18との上面が面一となるように、蓋部材18と天板12との高さ位置を共通とすることで、テーブル11として利用できる範囲を広げることができる。
以上の説明により実施例1では、コア部2の前面部2aに被係合部3を設けたことで、シンク8の不使用状態から使用状態への切替えを迅速かつ簡便に行えるとともに、被係合部3に係合部20が係合されるので、前面部2aに沿って蓋部材18を略垂直状態で支持することができ邪魔になることもない。
しかも、把手19を蓋部材18に突出して設けたことで把持し易くなるとともに、この把手19を握ることで容易に蓋部材18を持ち上げて、シンク8の上方とコア部2の前面との間での移動操作を簡便に行うことができる。さらに、シンク8はコア部2に一体で設けられるので、水や液体等がコア部2の内部に入り込むことはなく利用できる。
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。図6は、本発明の実施例2における蓋部材をコア部に取り付けた斜視図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図6に示されるように、シンク8の不使用状態においては、前後の蓋部材18’,18’にそれぞれ一対のコ字状の把手19’,19’が、ガス栓10,10が設けられた上面板2e側に近接して配置され、コア部2の左右幅方向に向いて設けられている。このようにして、把手19’,19’をコア部2の前後側から極力遠ざけて中央側に配置し、かつコア部2の左右幅方向に向いていることで、蓋部材18’,18’の上面のスペースをさらに拡大することができる。
そこで、このスペースを利用する利用者が、コア部2に取り付けやたテーブル11の天板12(図1参照)と、ほとんど違和感を生じることなく一体化して利用することができる。また、シンク8の使用時には、把手19’,19’のコ字状内に前後方向に向けて手の一部を挿し入れることで、前述した実施例1の把手19,19と略同様にして簡便に把持可能な操作性となっている。
次に、本発明の実施例3を図7に基づいて説明する。図7は、本発明の実施例3における実験台の全体像を示す斜視図である。なお、以下の実施例3において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図7に示されるように、コア部2’には上面視コ字状の上面部2e’の前方にシンク8、後方にガス栓10が一つずつ形成され、コア部2’の後面部2bに脚柱14によって支持されるテーブル11が連結され、上記の実施例1,2とは形態の異なる実験台1’が構成されている。このように、形態の異なる実験台1’であっても、シンク8がコア部2の前方に一体で形成されることで、シンク8の不使用時に蓋部材18をシンク8の上方に取り付けるだけでシンク8が閉蓋され、蓋部材18のシンク8上方からシンク8前方の被係合部(図示略)までの移動および着脱作業を繰り返しスムーズに行える。
さらに、蓋部材18と上面部2e’が面一となるように、蓋部材18と上面部2e’との高さ位置を共通とすることで、コア部2’を単体のテーブルとして利用できる。そして天板12の左右幅と上面部2e’の幅を同等幅とすることで、図示されるように両者が連結されると蓋部材18および上面部2e’がテーブル11の天板12の一部として利用できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、蓋部材18が垂直状態時に係合部を下向き係合片20をとし、コア部2の前面部2aの被係合部3を上面視コ字状としたことで、蓋部材18を上方から下方に向けて円滑に取り付け易いことから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、前面部の被係合部を上向きに折り曲げ形成された係止片とし、蓋部材の係合部を上面視コ字状として両者を係合させても良く、この場合においても蓋部材をシンク側から下方(コア部)に移動させるだけで、係合片が被係合部に円滑に案内され係合されるとともに、その係合の解除も蓋部材を上方に移動させるだけで簡便に行える。
また、上記実施例では、把手19の形状をコ字状に形成したことで、手の一部を挿し入れて握り易い形状になっており、使用者の袖等にも引っ掛かる虞なく蓋部材18の着脱を容易に行えることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の把手の形状としてL字やT字状のハンドルでも使用可能であり、蓋部材を持ち上げることができる握り部材があればどの様な構造であっても良いし、更に言うならば、蓋部材18,18’に把手19,19’を設けない構成で蓋部材を直に使用者が移動させても良い。
また、上記実施例では、コア部2にシンク8を前後一対で設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、コア部2のシンク8は一つでも良く、このシンク8の後方位置に従来公知のガスコンロを設置して、コア部2の多機能化をはかり利便性を高めるような構成にしても良い。
また、上記実施例では、蓋部材18の背面側に上下方向にある2つの突起21が左右に一対設けられているが、突起の数や取り付け位置は蓋部材18の形状により適宜選定される。
さらに、コア部に隣接したテーブルはコア部と一体に設けたものであっても、あるいは別体のテーブルをコア部に着脱自在に接続したものであっても、もしくは別体のテーブルをコア部に単に隣接して置いたもののいずれであってもよい。
1、1’ 実験台
2、2’ コア部
2a 前面部
2b 後面部
2c 右側面部
2d 左側面部
2e、2e’ 上面部
3 被係合部
4 コンセント
8 シンク
8a 蛇口
8c 内周面
8d 外周枠
10 ガス栓
11 テーブル
12 天板
12a 下面
14 脚柱
18 蓋部材
19、19’ 把手
20 係合片(係合部)
21 突起
22,23,24 ネジ
25 床面

Claims (10)

  1. シンクを有するコア部と、該コア部に天板を有するテーブルを備えた実験台であって、前記シンクの前面上部には隙間が形成され、前記シンクの上方には蓋部材が着脱自在に載置され、前記蓋部材が前記コア部の前面に沿って、略垂直状態で支持されることを特徴とする実験台。
  2. 前記蓋部材に、前記蓋部材の前記シンクへの載置状態における上面から上方に突出する把手を設けたことを特徴とする請求項1に記載の実験台。
  3. 前記把手は、前記蓋部材の前記シンクへの載置状態において、前後方向に向く把持部を備えるものとしたことを特徴とする請求項2に記載の実験台。
  4. 前記蓋部材の裏面には係合部又は被係合部が、前記コア部の前面には被係合部又は係合部がそれぞれ設けられ、該被係合部に前記係合部を係合させることで、前記蓋部材が前記コア部の前面に沿って、略垂直状態で支持されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の実験台。
  5. 前記蓋部材の裏面の幅方向に所定間隔で、少なくとも一対の突起を離間して配置し、該突起の後端が前記係合部又は被係合部よりも突設されたことを特徴とする請求項4に記載の実験台。
  6. 前記一対の突起は、少なくとも前記係合部又は被係合部よりも下方に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の実験台。
  7. 前記所定間隔は前記一対の突起が前記シンクの内周面に嵌合される間隔幅を有していることを特徴とする請求項5または6に記載の実験台。
  8. 前記突起には弾性部材を用いたことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の実験台。
  9. 前記蓋部材が略垂直で支持される状態において、前記蓋部材の裏面には下向きに折曲形成された係合部が設けられ、前記コア部の前面には前記係合部が係合される上面視コ字状の被係合部が設けられ、該被係合部に前記係合部を係合させることを特徴とする請求項4ないし8のいずれかに記載の実験台。
  10. 前記テーブルの天板と、前記シンクの上方に取り付けた際の前記蓋部材との上面が面一であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の実験台。
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