JP2012040208A - 遊技媒体管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うこと。
【解決手段】再プレイ手数料が課されない遊技媒体数を示す数である無料枠玉数を会員の識別情報および貯玉数と関連付けた貯玉情報を貸出レートごとに記憶し、会員による貯玉指示を受け付けた場合に、会員の識別情報と関連付けられた貯玉数および無料枠玉数の双方を加算更新し、会員による再プレイ指示を受け付けた場合に、会員の識別情報と関連付けられた貯玉数および無料枠玉数に基づいて再プレイに係る遊技媒体数の引き落とし処理を実行する。併せて、無料枠玉数を含む貯玉情報が更新された場合に、会員による貯玉指示あるいは再プレイ指示を受け付けて、貸出レートに対応する貯玉情報および異レートに対応する貯玉情報を報知する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の貸出レートによる遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体管理システムに関し、特に、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができる遊技媒体管理システムに関する。
従来、パチンコ店などの遊技店に設置されるパチンコ機やパチスロ機といった遊技機と併設され、紙幣や硬貨といった貨幣を受け付けてパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出す貸出処理機(以下、「各台対応装置」と記載する)が知られている。また、遊技機において遊技客が獲得した遊技媒体の数量を各台対応装置と接続された計数部が計数する、いわゆる各台計数方式も知られてきた。
かかる各台計数方式に対応した各台対応装置では、計数部に投入された遊技媒体の数量(以下、「計数値」と記載する)を計数し、IC(Integrated Circuit)カードなどの情報記憶が可能なカードに対して計数値を関連付ける。ここで、カードに関連付けられた計数値のことを「持玉価値」と呼ぶこととする。かかるカードを用いることで、遊技客は遊技媒体を持ち歩くことなく他の遊技台で遊技を継続することができる。
また、遊技店の会員に対して発行される会員カードを利用すると、会員は、いわゆる「貯玉サービス」を受けることが可能となる。ここで、貯玉サービスとは、上記した持玉価値を遊技店へ預け入れ、預け入れた価値を翌日以降の来店時に使用することができるサービスのことを指す。
なお、持玉価値を預け入れられた遊技店側では、持玉価値を「貯玉価値」へ移行するとともに、会員によって「貯玉価値」が使用される場合には、所定の手数料を徴収することが一般的である。ここで、会員が「貯玉価値」を使用して遊技媒体を借り受けたうえで遊技する行為は「再プレイ」と、かかる再プレイの際に徴収される手数料は「再プレイ手数料」と、それぞれ呼ばれている。
また、遊技店は、会員への優遇措置として、1日あたりの所定の上限玉数までは再プレイ手数料を無料にするといった「手数料無料サービス」の提供も行っている(特許文献1参照)。
ところで、近年、遊技媒体1個あたりの単価(以下、「レート」と記載する)を、同一遊技店内において複数種類用いる運用も行われてきている。たとえば、パチンコ玉1玉を1円で貸し出す1円コーナーや4円で貸し出す4円コーナーなどを併設した運用(以下、「複数レート運用」と記載する)を行う遊技店も増加してきた。
このような複数レート運用を行うために、所定のレート(たとえば、1円レート)の貯玉を、異レート(たとえば、4円レート)の各台対応装置で払い出す、いわゆる「再プレイの乗り入れ」を行うことができる「遊技媒体管理システム」が提案されている。
特開2007−000522号公報
しかしながら、上述した複数レート運用においては、遊技店は、再プレイの乗り入れを可能とするために、再プレイ手数料、手数料無料分の玉数などをレートごとに個別に設定している。このため、複数レート運用における手数料に関する情報は、単一レート運用の場合と比べて複雑化している。
このように、手数料に関する情報が複雑化しているにも関わらず、遊技客は、複数レート運用においても分かりやすい情報の提供を望むのが通常である。しかしながら、再プレイの乗り入れについて十分に理解できていない遊技客が手数料について誤認識する可能性が高いという問題があった。
また、各台計数方式に対応した各台対応装置で遊技客が獲得した持玉は、手数料無料分の貯玉数と同様の取り扱いをうけるが、かかる持玉の取り扱いを十分理解していない遊技客が、やはり手数料について誤認識する可能性が高いという問題があった。
これらのことから、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができる遊技媒体管理システムをいかにして実現するかが大きな課題となっている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができる遊技媒体管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技店の会員が預け入れる遊技媒体数である貯遊技媒体数を貸出レートごとに管理する管理装置と、遊技機に対応して設けられ、前記会員を特定可能な識別情報が記憶された会員用記録媒体を受け付けて前記貯遊技媒体数を用いた遊技媒体の払出処理を行う各台対応装置とを含む遊技媒体管理システムであって、前記管理装置は、前記貯遊技媒体数と、再プレイ手数料が課されない遊技媒体数を示す数である無料枠遊技媒体数とを含む貯遊技媒体数情報を前記会員の識別情報に関連付けて記憶する貯遊技媒体数情報記憶手段を備え、前記各台対応装置は、前記会員用記録媒体を受け付けて前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、当該識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数情報を取得する貯遊技媒体数情報取得手段と、取得された前記貯遊技媒体数情報に含まれる前記無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示する報知指示手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記各台対応装置の前記報知指示手段は、当該各台対応装置の所属貸出レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報を優先的に報知するように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記各台対応装置の前記報知指示手段は、当該各台対応装置の所属貸出レート以外の異レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報を、前記所属貸出レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報と区別して報知するように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記管理装置は、前記会員による預入指示を受け付けた場合に、当該会員の前記識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数の双方を加算更新する加算更新手段と、前記会員による再プレイ指示を受け付けた場合に、当該会員の前記識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数に基づいて再プレイに係る遊技媒体数の引き落とし処理を実行する引き落とし手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記報知指示手段は、前記識別情報取得手段によって前記識別情報が取得された場合に、前記無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記報知指示手段は、前記引き落とし手段によって前記無料枠遊技媒体数が更新された場合には、更新された前記無料枠遊技媒体数を報知するように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記報知指示手段は、前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記再プレイ手数料が無料である旨を報知するように指示するとともに、前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、前記再プレイ手数料が有料である旨を報知するように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記報知指示手段は、前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記各台対応装置が備えるランプを所定の態様で点灯または点滅させるように指示するとともに、前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、当該ランプを前記所定の態様とは異なる態様で点灯または点滅させるように指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記引き落とし手段は、前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数の双方から前記再プレイ指示に係る遊技媒体数を引き落とすとともに、前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、前記貯遊技媒体数から前記再プレイ指示に係る遊技媒体数および前記再プレイ手数料に相当する遊技媒体数を引き落とすことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記各台対応装置の前記報知指示手段は、当該各台対応装置の前記所属貸出レートに対応する前記貯遊技媒体数が所定値以下である場合には、前記異レートに対応する前記無料枠遊技媒体数あるいは前記貯遊技媒体数からの引き落としの可否を指示させる指示画面の生成を指示することを特徴とする。
本発明によれば、管理装置が、貯遊技媒体数と、再プレイ手数料が課されない遊技媒体数を示す数である無料枠遊技媒体数とを含む貯遊技媒体数情報を会員の識別情報に関連付けて記憶し、各台対応装置が、会員用記録媒体を受け付けて識別情報を取得し、かかる識別情報に関連付けられた貯遊技媒体数情報を取得し、取得された貯遊技媒体数情報に含まれる無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示することとしたので、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、各台対応装置の所属貸出レートに対応する無料枠遊技媒体数に関する情報を優先的に報知するように指示することとしたので、遊技客が所属貸出レートにおける無料枠遊技媒体数に関する情報を把握することができ、遊技客が手数料について誤認識する機会を減らすことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、各台対応装置の所属貸出レート以外の異レートに対応する無料枠遊技媒体数に関する情報を、所属貸出レートに対応する無料枠遊技媒体数に関する情報と区別して報知するように指示することとしたので、遊技客が無料枠遊技媒体数に関する情報を貸出レートごとに個別に把握することができ、遊技客が手数料について誤認識する機会を減らすことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、管理装置は、会員による預入指示を受け付けた場合に、かかる会員の識別情報に関連付けられた貯遊技媒体数および無料枠遊技媒体数の双方を加算更新し、会員による再プレイ指示を受け付けた場合に、かかる会員の識別情報に関連付けられた貯遊技媒体数および無料枠遊技媒体数に基づいて再プレイに係る遊技媒体数の引き落とし処理を実行することとしたので、遊技店は、手数料無料サービスと当日貯玉サービスとの併用を、既存の貯遊技媒体数項目および無料枠遊技媒体数項目を利用して容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、識別情報が取得された場合に、無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示することとしたので、遊技客が、再プレイ開始時における無料枠遊技媒体数を正確に把握することができ、遊技客が手数料について誤認識する機会を減らすことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、引き落としによって無料枠遊技媒体数が更新された場合には、更新された無料枠遊技媒体数を報知するように指示することとしたので、再プレイ中においても遊技客が無料枠玉数を逐次把握することができ、遊技客が再プレイ中の手数料について誤認識する機会を減らすことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、再プレイ手数料が無料である旨を報知するように指示するとともに、無料枠遊技媒体数が0である場合には、前記再プレイ手数料が有料である旨を報知するように指示することとしたので、再プレイ中において、遊技客は、再プレイ手数料が課されているか否かについて正確に把握することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、各台対応装置が備えるランプを所定の態様で点灯または点滅させるように指示するとともに、無料枠遊技媒体数が0である場合には、ランプを所定の態様とは異なる態様で点灯または点滅させるように指示することとしたので、遊技客が、表示部を見ていなくても手数料が課されているか否かについて把握することができるという効果を奏する。また、遊技客だけでなく、周囲の店員もまた、かかる状況を把握することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、貯遊技媒体数および無料枠遊技媒体数の双方から再プレイ指示に係る遊技媒体数を引き落とすとともに、無料枠遊技媒体数が0である場合には、貯遊技媒体数から再プレイ指示に係る遊技媒体数および再プレイ手数料に相当する遊技媒体数を引き落とすこととしたので、遊技店は、手数料無料サービスと当日貯玉サービスとの併用を、既存の貯遊技媒体数項目および無料枠遊技媒体数項目を利用して容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、各台対応装置の所属貸出レートに対応する貯遊技媒体数が所定値以下である場合には、異レートに対応する無料枠遊技媒体数あるいは貯遊技媒体数からの引き落としの可否を指示させる指示画面の生成を指示することとしたので、遊技客は、所属貸出レートの貯遊技媒体数が少なくなった場合であっても、異レートの無料枠遊技媒体数あるいは貯遊技媒体数を利用して遊技を継続することができるという効果を奏する。また、遊技店は、所属貸出レートに対応する貯遊技媒体を優先的に遊技客に利用させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る遊技媒体管理手法の概要を示す図である。 図2は、本実施例に係る遊技媒体貸出装置および管理装置が接続されるネットワーク環境を示す図である。 図3は、遊技媒体貸出装置の外観図である。 図4は、遊技媒体貸出装置および管理装置の構成を示すブロック図である。 図5は、加算更新処理および無料枠初期化処理の動作例を示す図である。 図6は、引き落とし処理の動作例を示す図である。 図7は、引き落とし処理の表示例を示す図である。 図8は、無料枠玉数に対する遊技媒体数の加算率の一例を示す図である。 図9は、異レート間加算処理の動作例を示す図である。 図10は、異レート間配分処理の動作例を示す図である。 図11は、共通無料枠を用いた場合の動作例を示す図である。 図12は、本実施例に係る管理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技媒体管理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る遊技媒体管理手法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係る遊技媒体管理手法を適用した遊技媒体管理システムについての実施例を図2〜図12を用いて説明することとする。
また、以下では、遊技媒体を貸し出す貸出処理機を「遊技媒体貸出装置」と記載するものとし、上述の各台対応装置はかかる「遊技媒体貸出装置」に含まれるものとする。また、「遊技媒体貸出装置」は、遊技島の島端に設置される再プレイ機も含むものとする。なお、各台対応装置については、以下、「台間装置」と呼ぶこととする。
また、以下では、遊技台がパチンコ機であり、遊技媒体がパチンコ玉である場合について説明する。また、以下では、4円レートおよび1円レートの2レート運用を例に挙げて説明を行うが、3レート以上の運用に対しても本発明を適用することができる。
まず、実施例の詳細な説明に先立って、本発明に係る遊技媒体管理手法の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る遊技媒体管理手法の概要を示す図である。
図1に示すように、本発明に係る遊技媒体管理手法は、複数レート運用において遊技客が遊技中の遊技台や台間装置が属する貸出レート(自レート)に関する情報だけでなく、かかるレートとは異なる貸出レート(他レート)に関する情報も併せて幅広く明示することとした点に主たる特徴がある。
たとえば、複数レート運用における再プレイを行う場合に、レートごとの貯玉数と手数料無料分の玉数とを遊技媒体貸出装置の表示部などに明示することができる。
また、遊技客が再プレイを進めるにつれて、再プレイ中のレートにおける手数料無料分の玉数が「0」となった場合に、異なるレートにおける手数料無料分の遊技媒体の使用を選択可能とした点にも特徴がある。これらの特徴について、以下、具体的に説明する。
なお、以下の説明においては、「手数料無料分の遊技媒体」を「無料枠」と記載することとし、併せて「手数料無料分の遊技媒体数」を「無料枠玉数」と記載することとする。
同図の(1)に示すように、複数レート運用においては、会員の貯玉を管理する貯玉情報には、レート別の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目が含まれる。ここで、「貯玉数」項目は会員が遊技店へ預け入れた貯玉数が格納される項目であり、「無料枠玉数」項目は、貯玉数のうちで再プレイ手数料が課されない玉数が格納される項目である。なお、「無料枠玉数」項目には、遊技店の開店前に、手数料無料サービス分にあたる固定値が格納される。
たとえば、同図の(1)には、遊技店の開店前に、1円レートの「1円口座」へ「4000」玉の貯玉数および「2000」玉の無料枠玉数が格納され、また、4円レートの「4円口座」へ「1000」玉の貯玉数および「250」玉の無料枠玉数が格納されている、ある会員の貯玉情報を示している。
そして、同図の(2)に示すように、開店後、かかる会員が4円コーナーで当日獲得した持玉1000玉の貯玉指示を行ったものとする。かかる場合、貯玉指示に含まれる遊技媒体数(ここでは、1000玉)は、4円レートに対応する「4円口座」の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方へ加算される(同図の(2)参照)。
ここで、同図の(2)に示すように、本発明に係る遊技媒体管理手法では、かかる加算を行った後の「貯玉数」および「無料枠玉数」を台間装置の操作・表示部54aなどに明示することとした。すなわち、従来分かりづらかった「持玉」と「無料枠玉数」とを統合してひとつの「無料枠玉数」として明示することで、手数料について遊技客が誤認識する機会を減らすこととした。
また、「貯玉数」および「無料枠玉数」を併せて明示することで、「貯玉数」のうちのどれだけが「無料枠玉数」であるかを遊技客は明確に把握することができるので、やはり手数料について遊技客が誤認識する機会を減らすことができる。なお、かかる加算処理時の表示例の詳細については、図5を用いて後述する。
そして、同図の(3)に示すように、かかる会員が4円コーナーで250玉の再プレイ指示を行ったものとする。かかる場合、再プレイ指示に含まれる遊技媒体数(ここでは、250玉)は、4円レートに対応する「4円口座」の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方から引き落とされる(同図の(3)参照)。
ここで、同図の(3)に示すように、本発明に係る遊技媒体管理手法では、かかる引き落としごとの「貯玉数」および「無料枠玉数」を操作・表示部54aなどに明示することとした。また、複数レート運用における再プレイを考慮して、再プレイ中のレートとは異なるレートの「貯玉数」および「無料枠玉数」を併せて明示することとした。
すなわち、レートごとの「貯玉数」および「無料枠玉数」を明確に報知することで、遊技客が複数レート運用における手数料について誤認識する機会を減らすことができる。また、遊技客が、レートごとの「貯玉数」および「無料枠玉数」を把握しやすくできるので、たとえば、遊技客の「再プレイの乗り入れ」への抵抗感を減らすことができる。なお、かかる引き落とし処理時の表示例の詳細については、図7を用いて後述する。
そして、同図の(4)に示すように、さらに4円コーナーで1000玉の再プレイ指示が行われ、「4円口座」の「無料枠玉数」が「0」となったものとする(同図の(4)の斜線部分を参照)。
ここで、同図の(4)に示すように、本発明に係る遊技媒体管理手法では、再プレイ中のレートとは異なるレートの無料枠の使用可否を選択できる選択画面を操作・表示部54aなどへ表示することとした。
そして、同図の(4)に示すように、会員が無料枠の使用を許可する「はい」ボタンを押下する操作を行った場合、同図の(5)に示すように、4円コーナーで250玉の再プレイ指示を行ったならば、再プレイ指示に含まれる遊技媒体数(ここでは、250玉)を異レートである「1円口座」の「無料枠玉数」項目から引き落とすこととした(同図の(5)の斜線部分を参照)。
すなわち、「無料枠の乗り入れ」ともいえる「再プレイの乗り入れ」に似た貸し出しを行うことができるので、遊技客の「再プレイの乗り入れ」への抵抗感を減らし、遊技店は、再プレイの増加による稼働率の向上を図ることができる。なお、「いいえ」ボタンを押下する操作を含めた異レートの無料枠の使用に関する詳細については、図6および図7を用いて後述する。また、かかる異レートの無料枠を使用しない運用とすることとしてもよい。この点の詳細についても、図6および図7を用いて後述する。
このように、本発明に係る遊技媒体管理手法では、複数レート運用における再プレイを行う場合に、レートごとの貯玉数と無料枠玉数とを遊技媒体貸出装置の表示部などに逐次明示することとしたうえで、再プレイ中のレートにおける無料枠玉数が「0」となった場合には、異なるレートにおける無料枠の使用可否を選択可能とした。
したがって、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができる。また、遊技客の再プレイの乗り入れに関する抵抗感を減らし、遊技店は、再プレイの増加による稼働率の向上を図ることができる。
なお、図1を用いた説明では、主に再プレイについてレートごとの情報を明示する場合について説明したが、再プレイ以外の別の機会についても本発明を適用することとしてもよい。たとえば、貯玉結果の表示や、精算機、カード処理機、情報端末などにおける情報表示についても、複数のレートごとに幅広く情報の提供を行うことができる。
以下では、図1を用いて説明した遊技媒体管理手法を適用した遊技媒体管理システムについての実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る遊技媒体貸出装置および管理装置が接続されるネットワーク環境について図2を用いて説明する。図2は、本実施例に係る遊技媒体貸出装置および管理装置が接続されるネットワーク環境を示す図である。
同図に示すように、遊技台100ごとに併設される台間装置10aおよび遊技島ごとに設置される再プレイ機10bは、店舗内LAN(Local Area Network)20などのネットワーク経由で、管理装置200、島コントローラ300、精算機400、景品管理機500、カード処理機600、景品払出機700といった各装置と接続されている。
ここで、島コントローラ300は、台間装置10aおよび再プレイ機10bが設置される遊技島ごとに設けられる中継装置であり、たとえば、管理装置200/台間装置10a間あるいは管理装置200/再プレイ機10b間などの通信データを中継する。
また、同図に示すように、遊技台100、台間装置10a、再プレイ機10bといった遊技島を構成する各装置には、遊技島ごとの所定の貸出レートが設定される。すなわち、同図に示す4円コーナー300aを構成する台間装置10a、再プレイ機10bといった各装置には1玉4円の貸出レートが、また、1円コーナー300bを構成する各装置には1玉1円の貸出レートが、それぞれ設定される。
また、同図に示すように、管理装置200は、会員の貯玉を管理するデータベース(以下、「DB」と記載する)である貯玉DB210を有している。そして、貯玉DB210は、4円貯玉DB210a、1円貯玉DB210bといった、会員が遊技を行った遊技島の貸出レートごとの貯玉DBによって構成される。なお、貸出レートごとの貯玉DBを、単一の貯玉DB210のレコード項目として構成することとしてもよい。
また、精算機400は、遊技店の会員に対して配布される会員カードや、非会員の遊技客が利用する一般カードに対応付けられたプリペイド残額に応じた貨幣を払い出す装置である。また、景品管理機500、カード処理機600、景品払出機700といった各装置は、会員の入会手続きや景品交換などを受け付ける店内カウンタなどに配置される。
次に、図2に示した遊技媒体貸出装置である台間装置10aおよび再プレイ機10bについて、さらに詳細に説明する。図3は、遊技媒体貸出装置の外観図である。なお、同図では、遊技媒体貸出装置の特徴を説明するために必要な構成のみを示しており、装置の外観や構成部品の形状などを限定するものではない。
また、同図の(A)には、台間装置10aの外観図を、同図の(B)には、再プレイ機10bの外観図を、それぞれ示している。なお、同図の(A)には、台間装置10aが併設された遊技台100を破線で示している。
図3の(A)に示すように、台間装置10aは、台間装置10aの装置状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部51aと、遊技媒体貸し出しのための各種紙幣を受け付ける紙幣挿入部52aと、遊技店の従業員が携帯するリモコン(携帯端末装置)からの指示を受け付けるリモコン受光部53aとを備えている。また、台間装置10aは、ディスプレイなどの表示部、テンキー、情報ボタンおよび再プレイボタンといった操作部を含んだ操作・表示部54aとを備えている。
また、台間装置10aは、パチンコ玉などの遊技媒体を払い出すノズルを備えた払出部55aと、携帯電話などの携帯端末装置とのデータ送受信を行うリーダライタ部56aとを備えている。なお、払出部55aについては、ノズルを備えないタイプのものを備えることとしてもよい。また、リーダライタ部56a/携帯端末装置間の通信手段は特に限定する必要はなく、たとえば非接触ICチップを用いることとしてもよいし、赤外線通信を用いることとしてもよい。
さらに、台間装置10aは、会員カードなどのカード状記録媒体を受け付けるとともに、貯玉などが関連付けられたカード状記録媒体の返却口でもあるカード挿入部57aと、遊技客の獲得した遊技媒体である持玉を計数する計数部58aとを備えている。
なお、図3の(A)では、玉貸機能と各台計数機能(計数部58a)とを兼ね備える台間装置10aについて示しているが、玉貸機能を有する第1の台間装置(CRユニット)と、各台計数機能を有する第2の台間装置(計数サンド)とを併設するシステム(ダブルサンド方式)を採用してもよい。
また、図3の(B)に示すように、再プレイ機10bは、会員カードなどのカード状記録媒体を受け付けるとともに、貯玉などが関連付けられたカード状記録媒体の返却口でもあるカード挿入部57bと、ディスプレイなどの表示部、テンキー、情報ボタンおよび再プレイボタンといった操作部を含んだ操作・表示部54bと、携帯電話などの携帯端末装置とのデータ送受信を行うリーダライタ部56bとを備えている。また、再プレイ機10bは、パチンコ玉などの遊技媒体を払い出す払出部55bと、払い出された遊技媒体の収納箱の受け台59bとを備えている。
ここで、図3の(A)に示した操作・表示部54aおよび同図の(B)に示した操作・表示部54bについては、構成部品を限定する必要はない。したがって、指やポインティングデバイスなどの押圧感知により入力を受け付け、かつ表示出力も兼ねるタッチパネル式の液晶ディスプレイなどを用いることとしてもよい。また、簡素な表示出力を行う7セグメントLEDなどを表示部品として用いることとしてもよい。
なお、本実施例においては、上述したタッチパネル式の液晶ディスプレイを用いて、複数レート運用における再プレイに必要な表示や指示入力を行う場合について説明することとする。
次に、本実施例に係る遊技媒体貸出装置10および管理装置200の構成について図4を用いて説明する。図4は、遊技媒体貸出装置10および管理装置200の構成を示すブロック図である。なお、同図には、遊技媒体貸出装置10および管理装置200の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
まず、遊技媒体貸出装置10の構成について説明する。同図に示すように、遊技媒体貸出装置10は、通信インタフェース11と、計数部12と、操作・表示部13と、制御部14と、記憶部15とを備えている。また、制御部14は、貯玉指示部14aと、再プレイ指示部14bと、表示処理部14cとをさらに備えている。また、記憶部15は、持玉価値15aを記憶する。
通信インタフェース11は、LAN(Local Area Network)ボードなどの通信デバイスで構成され、図2に示した店舗内LAN20などのネットワーク経由で、管理装置200とのデータ送受信を行う。
計数部12は、遊技媒体を計数するデバイスであり、計数センサを備える計数部58a(図3)と、玉貯留部(図示せず)に貯留された遊技媒体を計数センサへと導く経路とから構成される。また、計数部12は、計数した計数値を持玉価値15aとして記憶部15へ記憶させる。なお、持玉価値15aは、かかる計数値が加算されるたびに併せて加算され、遊技客が持玉を用いた払い出しを行うたびに併せて減算されるものとする。
操作・表示部13は、遊技媒体貸出装置10に対する操作を受け付けるボタンなどの入力デバイスと、各種情報を表示するディスプレイなどの出力デバイスとから構成される。なお、本実施例においては、操作・表示部13がタッチパネル式の液晶ディスプレイを含んでおり、無料枠玉数に関する表示やガイダンスメッセージの表示などを行うものとする。また、操作・表示部13は、遊技客が貯玉指示を行う際に操作する貯玉ボタン(図示せず)あるいは再プレイ指示を行う際に押下する再プレイボタン(図示せず)などを含むものとする。
ここで、操作・表示部13は、たとえば、遊技客が行う貯玉指示や、再プレイ指示といった指示入力操作を受け付け、受け付けた指示内容を貯玉指示部14aあるいは再プレイ指示部14bに対して通知する。また、表示処理部14cから通知された表示内容を、出力デバイスに対して出力する。
制御部14は、持玉価値を貯玉として預け入れる貯玉指示を出力する貯玉指示処理や、貯玉を引き落として遊技に用いる再プレイ指示を出力する再プレイ指示処理、操作・表示部13に対する表示処理といった処理を行う処理部である。
貯玉指示部14aは、遊技客が操作・表示部13に含まれる貯玉ボタン(図示せず)を押下した場合に、管理装置200の加算更新部202aへ貯玉指示を出力する処理を行う処理部である。なお、かかる貯玉指示には、持玉価値15aに登録された遊技媒体数や、遊技媒体貸出装置10の所属貸出レートを含む装置情報、遊技客の識別情報であるカードIDあるいは携帯IDなどを含むものとする。
再プレイ指示部14bは、遊技客が操作・表示部13に含まれる再プレイボタン(図示せず)を押下した場合に、管理装置200の引き落とし部202bへ再プレイ指示を出力する処理を行う処理部である。なお、かかる再プレイ指示には、再プレイに係る遊技媒体数(以下、「再プレイ媒体数」と記載する)や、装置情報、遊技客の識別情報などが含まれるものとする。
表示処理部14cは、管理装置200の表示指示部202cが出力した表示指示を受け付け、かかる表示指示に基づいて無料枠玉数に関する情報などを、操作・表示部13の表示部品へ表示する処理を行う処理部である。
また、表示処理部14cは、遊技客の識別情報に基づいて取得されたかかる遊技客の無料枠玉数に関する情報などを、操作・表示部13の表示部品へ表示する処理を併せて行う。なお、遊技客の識別情報とは、カード会員のカードIDあるいは携帯会員の携帯IDに相当し、カード会員の場合には、カード挿入部57aあるいは57b(図3参照)において会員カードの挿入を受け付けた際に、また、携帯会員の場合には、リーダライタ部56aあるいは56b(図3参照)において携帯IDを読み取った際に、それぞれ取得される。
記憶部15は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリといった記憶デバイスで構成される記憶部であり、持玉価値15aを記憶する。持玉価値15aは、遊技媒体が遊技台100の入賞口へ入ることで払い出される持玉の数量であり、計数部12によって登録される。
つづいて、管理装置200の構成について説明する。図4に示すように、管理装置200は、通信インタフェース201と、制御部202と、記憶部203とを備えている。また、制御部202は、加算更新部202aと、引き落とし部202bと、表示指示部202cと、無料枠初期化部202dとをさらに備えている。また、記憶部203は、貯玉情報203aを記憶する。
通信インタフェース201は、LAN(Local Area Network)ボードなどの通信デバイスで構成され、図2に示した店舗内LAN20などのネットワーク経由で、遊技媒体貸出装置10とのデータ送受信を行う。
制御部202は、貯玉情報203aに含まれる貯玉数や無料枠玉数に対する加算更新処理や引き落とし処理、無料枠玉数に関する情報の表示指示、無料枠玉数の初期化処理といった処理を行う処理部である。
加算更新部202aは、台間装置10aから貯玉指示を受け付けた場合に、貯玉数および無料枠玉数の双方を加算更新する処理を行う処理部である。
具体的には、加算更新部202aは、貯玉指示を受け取ると、受け取った貯玉指示から装置情報、カードIDおよび遊技媒体数を取り出す。そして、加算更新部202aは、取り出したカードIDと関連付けられた貯玉数および無料枠玉数の双方に対して、貯玉指示から取り出した遊技媒体数を加算する。
また、加算更新部202aは、加算更新処理を行った場合に、更新後の貯玉数および無料枠玉数を表示指示部202cへ出力する処理を併せて行う。なお、加算更新部202aの具体的な動作例については、図5を用いて後述することとする。
引き落とし部202bは、台間装置10aあるいは再プレイ機10bから再プレイ指示を受け付けた場合に、再プレイ指示から装置情報およびカードIDを取り出す。そして、引き落とし部202bは、取り出したカードIDと関連付けられた貯玉数および無料枠玉数に基づいて再プレイに係る遊技媒体の引き落とし処理を実行する処理部である。
また、引き落とし部202bは、引き落とし処理を行った場合に、再プレイ指示から取り出した装置情報および無料枠玉数の残数などを表示指示部202cへ出力する処理を併せて行う。なお、引き落とし部202bの具体的な動作例については、図6および図7を用いて後述することとする。
表示指示部202cは、加算更新部202aによる加算更新処理が行われた場合、または、引き落とし部202bによる引き落とし処理が行われた場合に、台間装置10aあるいは再プレイ機10bに対して無料枠玉数に関する情報を表示するように指示する処理部である。
無料枠初期化部202dは、所定のタイミングが到来した場合に、貯玉情報203aに含まれる無料枠玉数を固定値へ戻す初期化処理を実行する処理部である。かかる無料枠初期化部202dの具体的な動作例についても図5を用いて後述する。
記憶部203は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリといった記憶デバイスで構成される記憶部であり、貯玉情報203aを記憶する。貯玉情報203aは、遊技客が有する貸出レートごとの貯玉に関する情報であり、貯玉数や無料枠玉数などを含む。
ここで、加算更新部202aによる加算更新処理および無料枠初期化処理部202dによる無料枠初期化処理の動作例について図5を用いて説明する。図5は、加算更新処理および無料枠初期化処理の動作例を示す図である。なお、同図の(A)には、加算更新処理の動作例を、同図の(B)には、加算更新後の表示例を、同図の(C)には、無料枠初期化処理の動作例を、それぞれ示している。また、同図の(A)には、会員番号「12345」、カードID「999999」のカード会員が1000玉を貯玉する場合の動作例を示している。
ここで、同図の(A)に示したように、貯玉情報203aは、「会員番号」項目と、「カードID」項目と、貸出レートごとの「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目とを含んだ項目である。なお、同図の(A)に示した貯玉情報203aは、カード会員に対応する貯玉情報であり、携帯会員に対応する貯玉情報である場合には、「カードID」項目に替えて「携帯ID」項目が含まれることとなる。
「会員番号」項目は、各会員を識別する識別情報が格納される項目である。また、「カードID」項目は、会員カードの識別情報であるカードIDが格納される項目である。また、「貯玉数」項目は、現在遊技店へ預け入れられている遊技媒体の数が格納される項目である。
また、「無料枠玉数」項目は、再プレイ手数料が課されない遊技媒体数が格納される項目である。なお、「無料枠玉数」項目は、遊技店が手数料無料サービスを実施する場合に所定の固定値が格納される項目でもある。
同図の(A)に示した場合、貯玉情報203aは、カードID「999999」と、1円レートの貯玉数「4000」および無料枠玉数「2000」と、4円レートの貯玉数「1000」および無料枠玉数「250」とが、会員番号「12345」へ関連付けて記憶されている。
なお、1円レートの「無料枠玉数」項目に格納されている「2000」および4円レートの「無料枠玉数」項目に格納されている「250」は、それぞれ手数料無料サービスを実施するために遊技店側によって格納された固定値であるものとする。
具体的には、遊技店の開店直後において、全ての会員の1円レートの「無料枠玉数」項目には「2000」が、4円レートの「無料枠玉数」項目には「250」が、それぞれ格納された状態となっている。
このような状況において、加算更新部202aが、カードID「999999」および遊技媒体数「1000」を含んだ貯玉指示を4円レートの台間装置10aから受け付けたとする。かかる場合、加算更新部202aは、カードID「999999」へ関連付けられた4円レートの「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方に対して1000玉を加算する。
また、加算更新部202aは、加算更新処理を行うと、加算更新後の4円レートの貯玉数「2000」および無料枠玉数「1250」を、貯玉指示に含まれる装置情報とともに表示指示部202cへ出力する処理を行う。
そして、表示指示部202cは、加算更新部202aから受け取った装置情報によって特定される4円レートの台間装置10aに対して、加算更新後の貯玉数および無料枠玉数を表示するよう指示する。
この結果、台間装置10aの操作・表示部54aには、加算更新後の貯玉数および無料枠玉数が表示されることとなる。たとえば、同図の(B)には、「<貯玉結果>」として、4円レートの「4円口座」の「貯玉数」が「2000玉」であり、「無料枠玉数」が「1250玉」である旨を表示した例を示している。
また、同図の(B)に示すように、「4円口座」に下線を付したうえで、「再プレイ時には1250玉まで手数料が無料です」というガイダンス表示を行うなどすれば、複数レート運用においても、遊技客がレートごとの無料枠玉数を誤認識することを防止することができる。また、遊技を終えようとしている遊技客に対して、再プレイへの意欲を促すことができる。
すなわち、無料枠玉数が存在すること、言い換えれば、手数料無料で再プレイができることを遊技客に対して明示することによって、遊技客が遊技を終えようとしている場合であっても、遊技の終了を思い止まらせることができる。したがって、遊技台の稼働率を高めることができる。
なお、同図の(B)においては、4円レートの「4円口座」の貯玉結果のみを表示した場合について示しているが、1円レートの「1円口座」の貯玉に関する情報、たとえば、「貯玉数」および「無料枠玉数」などを、併せて表示することとしてもよい。
また、同図の(B)に示したように、加算更新後の無料枠玉数を表示することで、遊技客が、当日獲得した持玉数と手数料無料サービスにより再プレイ手数料が課されない遊技媒体数とを区別して把握する必要がなくなるため、遊技客の利便性を向上させることができる。
なお、ここでは、加算更新後の貯玉数および無料枠玉数を、台間装置10aの操作・表示部54aを用いて表示する場合について説明したが、これに限ったものではない。たとえば、台間装置10aは、加算更新後の無料枠玉数を図示しないスピーカから報知してもよい。
また、台間装置10aは、加算更新後の無料枠玉数だけでなく、加算分の無料枠玉数も併せて報知することとしてもよい。なお、かかる場合には、加算更新部202aが、加算更新後の無料枠玉数とともに、加算分の無料枠玉数を併せて表示指示部202cへ出力することとすればよい。
ところで、貸出レートごとの「無料枠玉数」項目に格納された値は、所定のタイミングが到来すると、無料枠初期化処理部202dによってリセットされることとなる。具体的には、同図の(C)に示したように、無料枠初期化処理部202dは、閉店後に行われる閉店処理時あるいは翌営業日の開店前に行われる開店処理時に(同図の(C−1)参照)、貸し出しレートごとの無料枠玉数の初期化処理を行う(同図の(C−2)参照)。
このように、閉店処理時あるいは開店処理時に初期化処理を行うことで、開店後の貸出レートごとの「無料枠玉数」項目には、手数料無料サービスの実施のためにあらかじめ設定された固定値に対して、当日分の貯玉数が上乗せされていくこととなる。
また、無料枠初期化処理部202dは、無料枠玉数を「0」とするのではなく、手数料無料サービスの実施のために遊技店によってあらかじめ設定された固定値(ここでは、1円レート「2000玉」および4円レート「250玉」)へリセットする(同図の(C−2)参照)。
このように、無料枠初期化処理部202dは、所定のタイミングが到来した場合に、貯玉情報203aに含まれる貸出レートごとの無料枠玉数を「0」ではなく固定値へリセットすることとしたので、1つの項目を用いて当日貯玉サービスおよび手数料無料サービスの両方を提供することができる。したがって、情報管理の煩雑化を抑制することができる。
なお、遊技店が手数料無料サービスを実施していない場合には、無料枠玉数の初期値は、「0」となる(「0」が固定値となる)。したがって、かかる場合には、無料枠初期化処理部202dは、貸出レートごとの無料枠玉数を「0」へリセットすることとなる。
つづいて、引き落とし部202bによる引き落とし処理について図6および図7を用いて説明する。図6は、引き落とし処理の動作例を示す図であり、図7は、引き落とし処理の表示例を示す図である。なお、かかる図6および図7を用いた説明では、主に遊技媒体貸出装置10が台間装置10aである場合について説明する。
また、図6および図7に付与した(A−2)などの符号は、双方の図において関連している。したがって、たとえば、図6の(A−2)で示した動作時の表示例は、図7の(A−2)において示されているものとする。
図6の(A)には、再プレイにおいて他レートの無料枠を使用する引き落とし処理を、図6の(B)には、再プレイにおいて他レートの無料枠を使用しない引き落とし処理を、それぞれ示している。
ここで、図6の(A)に示したように、会員番号「12345」に対応する貯玉情報203aは、1円レートにおいては貯玉数「4000」玉および無料枠玉数「2000」玉を、4円レートにおいては貯玉数「2000」玉および無料枠玉数「1250」玉を、それぞれ含んでいるものとする(図6の(A−1)参照)。
このような状況において、引き落とし部202bが、カードID「999999」を含んだ再プレイ指示を4円レートの台間装置10aから受け付けたものとする。かかる場合、引き落とし部202bは、カードID「999999」へ関連付けられた4円レートの「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方から再プレイ媒体数(ここでは、250玉)を引き落とす(図6の(A−2)参照)。すなわち、「無料枠玉数」が「0」になるまでは、再プレイ手数料が徴収されることなく、再プレイ媒体数(250玉)だけが引き落とされる。
また、引き落とし部202bは、引き落とし処理を行った場合に、引き落とし後のレートごとの貯玉数および無料枠玉数を、再プレイ指示に含まれる装置情報とともに表示指示部202cへ出力する処理を行う。
そして、表示指示部202cは、引き落とし部202bから受け取った装置情報によって特定される台間装置10aに対して、レートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数を表示するように指示する。
この結果、図7の(A−2)に示すように、台間装置10aの操作・表示部54aには、レートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、図7の(A−2)には、下線を付した「4円口座」を引き落とし口座とした「<再プレイ中>」であり、「貯玉数」が「1750玉」であり、「無料枠」が「1000玉」である旨を明示した例を示している。
また、図7の(A−2)に示すように、他レートの「貯玉数」および「無料枠」を表示することとしてもよい。このとき、再プレイの乗り入れを考慮して、他レートの「貯玉数」および「無料枠」を再プレイ中のレートへ換算することが好ましい。なぜなら、レートを統一して表示することで、遊技客の遊技媒体数の把握を助けることができるからである。
たとえば、図7の(A−2)には、「1円口座」の「貯玉数」および「無料枠」が、再プレイ中の4円レート換算で、それぞれ「1000玉(=4000玉/4)」および「500玉(=2000玉/4)」である旨を表示した例を示している。これにより、遊技客は、再プレイ中の4円レートへ1円レートから乗り入れた場合の遊技媒体数を容易に把握することができる。
このように、表示指示部202cが、引き落とし後のレートごとの貯玉数および無料枠玉数を表示するように台間装置10aに対して指示することとした。したがって、遊技客に対して無料枠玉数がなくなるまで再プレイを続けようという意欲を起こさせることができ、結果として、遊技台の稼働率を向上させることができる。
一方、図6の(A−3)に示すように、カードID「999999」の遊技客が再プレイを続けた結果、無料枠玉数が「0」になったものとする。かかる場合に、表示指示部202cは、他レートの無料枠を使用するか否かの選択画面を台間装置10aの操作・表示部54aへ表示するように、台間装置10aに対して指示する。
この結果、図7の(A−3)に示すように、台間装置10aの操作・表示部54aには、他レートの無料枠を使用するか否かの選択画面が表示されることとなる。たとえば、図7の(A−3)には、下線を付した「4円口座」の「無料枠」が「0玉」である旨を明示したうえで、「他口座の無料枠を使いますか?」のガイダンスメッセージとともに、「はい」および「いいえ」の選択ボタンを配置した選択画面の表示例を示している。
ここで、遊技客が「はい」の選択ボタンを選択したうえで、再プレイ媒体数「250玉」を払い出した場合について、まず、図6の(A−4)を参照して説明する。かかる場合、引き落とし部202bは、再プレイ中の4円レートとは異なるレートの1円口座から「貯玉数」および「無料枠玉数」を引き落とす。なお、図6の(A−4)に示すように、引き落とし数は、4円レートにおける250玉を1円レートに換算した「1000玉(=250玉×4)」となる。
そして、表示指示部202cは、引き落とし部202bからレートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数の出力を受けて、かかる貯玉数および無料枠玉数を表示するように台間装置10aに対して指示する。
そして、図7の(A−4)に示すように、台間装置10aの操作・表示部54aには、レートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、図7の(A−4)には、「1円口座」の「無料枠」へ下線を付すことで、かかる「1円口座」の「無料枠」を使用中である旨を明示したうえで、かかる「1円口座」の「貯玉数」が「750玉(=1000玉−250玉)」であり、「無料枠」が「250玉(=500玉−250玉)」である旨を表示した例を示している。
また、図7の(A−4)に示すように、「あと250玉手数料が無料です」といったガイダンスメッセージを表示することで、遊技客が無料枠玉数の残数を正確に把握することを支援することができる。
一方、上述の選択画面において、遊技客が「いいえ」の選択ボタンを選択したうえで、再プレイ媒体数「250玉」を払い出した場合について、図6の(B−2)を参照して説明する。なお、図6の(B−1)については、既に説明した同図の(A−3)と同様であるため、ここでの説明を省略する。
かかる場合、図6の(B−2)に示すように、引き落とし部202bは、再プレイ媒体数「250玉」および再プレイ手数料に相当する遊技媒体数「25玉」を、再プレイ中の4円口座の「貯玉数」項目から引き落とす。
そして、表示指示部202cは、引き落とし部202bからレートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数の出力を受けて、かかる貯玉数および無料枠玉数を表示するように台間装置10aに対して指示する。
そして、図7の(B−2)に示すように、台間装置10aの操作・表示部54aには、レートごとの引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、図7の(B−2)には、「4円口座」へ下線を付すことで、かかる「4円口座」を用いた再プレイ中である旨を明示したうえで、かかる「4円口座」の「貯玉数」が「475玉(=750玉−250玉−25玉)」であり、「無料枠」が「0玉」である旨を表示した例を示している。
そして、図7の(B−2)では、「払い出し1回につき手数料25玉をいただいております」とのガイダンスメッセージを併せて表示することによって、再プレイ手数料が課されている旨を遊技客へ明示している。このように、再プレイ手数料の徴収を具体的な数値(ここでは、「25玉」)を挙げて表示することで、手数料について遊技客が誤認識することを防止することができる。
なお、上述した図6および図7を用いた説明では、再プレイ中のレートの無料枠玉数が「0」となった場合に、他レートの無料枠を使用することができる場合について説明したが、既定の運用として、他レートの無料枠を使用不可とすることもできる。
かかる場合には、再プレイ中のレートの無料枠玉数が「0」となった場合の「他レートの無料枠を使用するか否かの選択画面」(図7の(A−3)or(B−1)参照)を非表示としたうえで、自動的に、引き落とし部202bが、他レートの無料枠を使用しない引き落とし処理を行うこととすればよい(図6の(B)参照)。
また、上述した図6および図7を用いた説明では、台間装置10aの操作・表示部54aへ「無料枠玉数」の残数を表示する例を示したが、台間装置10aの状態表示部51aを用いて「無料枠玉数」の残数を報知することとしてもよい。
たとえば、「無料枠玉数」の残数が「0」であるか否かによって状態表示部51aのランプの色を分けたうえで、点灯あるいは点滅させることとしてもよい。また、「無料枠玉数」の残数に応じて状態表示部51aのランプの色を変化させるとともに、かかる残数が「0」へ近づくにつれてランプを点滅させたり、点滅速度を変化させたりしてもよい。このように、状態表示部51aを用いて「無料枠玉数」に関する情報を報知すれば、遊技客本人だけでなく、周囲の店員も状況を確認することができる。
ところで、これまでは、貯玉指示に含まれる遊技媒体数と同じ数を「無料枠玉数」項目へ加算する場合について説明してきたが、「無料枠玉数」項目へ加算する遊技媒体数は、貯玉指示に含まれる遊技媒体数と異ならせてもよい。
以下、かかる点について図8を用いて説明する。図8は、無料枠玉数に対する遊技媒体数の加算率の一例を示す図である。ここで、加算率とは、貯玉指示に含まれる遊技媒体数を100%とした場合における「無料枠玉数」へ加算される遊技媒体数の割合を示している。なお、同図の(A)には、各会員に起因する条件と加算率との関係を、同図の(B)には、その他の条件と加算率との関係を、それぞれ示している。
同図の(A)に示したように、加算更新部202aは、貯玉行為を行う会員ごとに「無料枠玉数」項目への遊技媒体数の加算率を異ならせてもよい。たとえば、携帯会員をより多く募りたい場合には、携帯会員に対する加算率を100%とし、カード会員に対する加算率を50%とすることで、携帯会員を優遇させることができる。
具体的には、加算更新部202aは、貯玉指示に対して「携帯ID」が含まれている場合には、会員種別を携帯会員と判定し、携帯会員に対応する加算率「100%」で無料枠玉数を加算更新する。たとえば、加算更新部202aは、携帯会員によって2000玉が貯玉されたならば、2000玉を無料枠玉数へ加算する。
一方、加算更新部202aは、貯玉指示に対して「カードID」が含まれている場合には、会員種別をカード会員と判定し、カード会員に対応する加算率「50%」で無料枠玉数を加算更新する。たとえば、加算更新部202aは、カード会員によって2000玉が貯玉されたならば、その半分の1000玉のみを無料枠玉数へ加算する。
このように、貯玉指示に含まれる遊技媒体数に対して会員の種別に対応した乗数を乗じた値を無料枠玉数へ加算することとすれば、遊技店側の運用に合わせて特定の種別の会員を優遇させることができる。
また、加算更新部202aは、遊技店への来店数が多い会員ほど加算率を高くしてもよい。たとえば、同図の(A)に示したように、加算更新部202aは、来店数が100回以上の会員については加算率を100%とし、来店数が50回以上の会員については加算率を60%とすることができる。
なお、かかる場合には、貯玉情報203aが、各会員の来店回数を会員番号と関連付けて記憶することとすればよい。来店回数は、たとえば、会員のカードIDあるいは携帯IDを読み取った台間装置10aあるいは再プレイ機10bによって管理装置200へ通知され、1日1回を限度として対応する貯玉情報203aへ加算されるものとする。
また、表示指示部202cは、加算更新部202aによる更新後の無料枠玉数を台間装置10aへ表示させるにあたって、上述した条件と加算率とに応じて表示内容を変えることとしてもよい。
たとえば、同図の(A)に示したように、「来店数が100回以上」の会員(同図の(A)の破線の閉曲線で囲まれた部分参照)が3000玉の貯玉指示を行った場合には、台間装置10aの操作・表示部54aに対して「優良会員のあなたは再プレイ時には3000玉の手数料が無料です」といったガイダンスメッセージを表示してもよい。
かかる場合、会員は、自身が会員の中でも優遇されていることを知ることができるので、会員の来店頻度を増加させるきっかけとすることができる。また、遊技店は、かかる会員への優遇度をアピールすることで、稼働率の向上を図ることができる。
また、同図の(B)に示したように、加算更新部202aは、その他の条件に応じて加算率を変化させてもよい。
たとえば、加算更新部202aは、貯玉行為が行われた場所に応じて加算率を変化させてもよい。具体的には、加算更新部202aは、会員が台間装置10aを用いて貯玉行為を行った場合の加算率を100%とし、島端計数機(図示せず)を用いて貯玉行為を行った場合の加算率を50%とするといったこともできる。なお、加算更新部202aは、貯玉指示を台間装置10aから受け付けた場合に加算率を100%とし、島端計数機(図示せず)から受け付けた場合に加算率を50%とする。
また、加算更新部202aは、時間帯に応じて加算率を変化させてもよい。たとえば、加算更新部202aは、午前中の加算率を100%とし、午後の加算率を80%とすることもできる。また、加算更新部202aは、曜日に応じて加算率を変化させてもよい。たとえば、加算更新部202aは、平日(月〜金)の加算率を100%とし、休日(土・日)の加算率を50%とすることもできる。また、加算更新部202aは、イベントの有無によって加算率を変化させてもよい。たとえば、加算更新部202aは、イベント期間中の加算率を100%とし、イベントが行われていない場合の加算率を0%とすることもできる。
また、加算更新部202aは、貸出レートに応じて加算率を変化させてもよい。たとえば、加算更新部202aは、1円コーナー300bに設置された台間装置10aまたは島端計数機(図示せず)から貯玉指示を受け付けた場合には加算率を100%とし、4円コーナー300aに設置された台間装置10aまたは島端計数機(図示せず)から貯玉指示を受け付けた場合には加算率を50%とすることもできる。
このように、貯玉指示に含まれる遊技媒体数の全てを貯玉数へ加算するとともに、貯玉指示に含まれる遊技媒体数に対して所定の乗数を乗じた値を無料枠玉数へ加算することとした。したがって、無料枠玉数へ加算する遊技媒体数を遊技店側の運用に合わせて変化させることができる。
なお、同図の(B)に示した場合にも、表示指示部202cは、加算更新部202aによる更新後の無料枠玉数を台間装置10aへ表示させるにあたって、条件と加算率とに応じて表示内容を変えることができる。
たとえば、同図の(B)に示したように、イベント開催中(同図の(B)の破線の閉曲線で囲まれた部分参照)に会員が3000玉の貯玉指示を行った場合には、台間装置10aの操作・表示部54aに対して「イベント大サービス!再プレイ時には3000玉の手数料が無料です」といったガイダンスメッセージを表示してもよい。
かかる場合、会員は、イベント開催中であることを明確に把握することができるので、再プレイを行うきっかけとすることができる。また、遊技店は、かかる会員が再プレイを重ねることで、稼働率の向上を図ることができる。
ところで、遊技店に1円コーナー300bや4円コーナー300aのように貸出レートが異なるコーナーが複数存在する複数レート運用においては、記憶部203は、貸出レートごとの貯玉情報203aを記憶することとなる点については既に述べた。
そして、かかる場合に、加算更新部202aは、対応する貸出レート以外の貸出レートに対して無料枠玉数を加算する異レート間加算処理を行ってもよい。かかる点について、以下、図9を用いて説明する。図9は、異レート間加算処理の動作例を示す図である。
同図の(A−1)に示すように、1円コーナー300bに設置された台間装置10aから2000玉の貯玉指示がなされたものとする。なお、貯玉指示には、台間装置10aが所属する貸出レート(以下、「所属貸出レート」と記載する)に関する情報が含まれているものとする。
かかる場合、加算更新部202aは、貯玉指示に含まれる所属貸出レートに関する情報によって所属貸出レートが1円レートであることを特定すると、1円レートに対応する「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方に対し、貯玉指示に含まれる遊技媒体数「2000」玉を加算する。なお、図8を用いて説明したように、加算更新部202aは、「無料枠玉数」項目への加算率を各種の条件に応じて変化させてもよい。
つづいて、加算更新部202aは、所属貸出レートとは異なる貸出レートである4円レートに対応する「無料枠玉数」項目への加算処理、すなわち、異レート間加算処理を行う(図9の(A−2)参照)。
具体的には、加算更新部202aは、所属貸出レートに対応する「無料枠玉数」項目への加算数を異レート間加算処理の対象となる貸出レートへ換算した値に対してさらに所定の乗数を乗じた値を異レートに対応する「無料枠玉数」項目への加算数とする。
たとえば、同図に示した場合には、所属貸出レートである1円レートに対応する「無料枠玉数」項目への加算数「2000」玉を異レートである4円レートへ換算した値「500」玉を算出する。そして、加算更新部202aは、換算値「500」玉に対してさらに所定の乗数(ここでは、「0.2」)を乗じた値「100」を4円レートに対応する「無料枠玉数」項目への加算数とする。
そして、かかる場合、表示指示部202cは、加算更新部202aによる更新後の無料枠玉数を台間装置10aへ表示させるにあたって、上述した異レート間加算処理を行った旨を併せて明示することができる。
たとえば、同図の(B)に示したように、台間装置10aの操作・表示部54aに対して「他口座の無料枠へ加算サービス!どうぞご利用ください」といったガイダンスメッセージを表示することとしてもよい。また、同図の(B)に示したように、「4円口座」の「無料枠へ100玉プラス」したことを、下線を付すなどして強調し、会員の再プレイの乗り入れへの意欲を促進させることとしてもよい。
このように、加算更新部202aが、貯玉指示を受け付けた場合に、所属貸出レートに対応する貯玉情報203aの貯玉数および無料枠玉数の双方を加算更新するとともに、所属貸出レート以外の貸出レートに対応する貯玉情報の無料枠玉数を貸出レートに基づいて加算更新することとしたため、会員に対してより一層のお得感を与えることができる。
なお、高レートの貸出レートに対して異レート間加算処理を行う場合には、低レートの貸出レートに対して異レート間加算処理を行う場合と比較して、所定の乗数を大きくしてもよい。これにより、普段は低レートの貸出レートでしか遊技を行わない会員に対して、よりギャンブル性が高く遊技店側への利益が大きい高レートの貸出レートでの遊技に興味を持たせ易くすることができる。
ところで、図9を用いた説明では、対応する貸出レート以外の貸出レートに対して無料枠玉数を所定の乗数を用いて加算する異レート間加算処理について説明したが、遊技客自身が無料枠玉数を異レート間にわたって配分することとしてもよい。
かかる点について、以下、図10を用いて説明する。図10は、異レート間配分処理の動作例を示す図である。なお、同図の(A)には、異レート間配分処理の動作例を、同図の(B)には、異レート間配分処理の操作例を、それぞれ示している。
同図の(A−1)に示すように、1円コーナー300bに設置された台間装置10aから2000玉の貯玉指示がなされたものとする。なお、貯玉指示には、無料枠の配分指定値が含まれており、2000玉のうち、1円口座へ「1500玉」を、4円口座へ「500玉」を、それぞれ配分する指定値であるものとする。
かかる場合、加算更新部202aは、貯玉指示に含まれる所属貸出レートに関する情報によって所属貸出レートが1円レートであることを特定すると、1円レートに対応する「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目の双方に対し、貯玉指示に含まれる配分指定値「1500」玉を加算する。
つづいて、加算更新部202aは、所属貸出レートとは異なる貸出レートである4円レートに対応する「無料枠玉数」項目へ、貯玉指示に含まれる配分指定値「500」玉を4円レートで換算して(ここでは、「125(=500/4)」を)加算する(同図の(A−2)参照)。
ここで、かかる異レート間配分処理における配分指定の操作例について、具体的に説明する。たとえば、同図の(A−1)に示したのと同様に、1円コーナー300bにおいて2000玉の貯玉指示がなされたものとする。
そして、同図の(B)に示したように、異レート間配分処理においては、操作・表示部54aへ「<無料枠の配分>」画面を表示することができる。たとえば、同図の(B)には、本来「1円口座」の無料枠である「2000玉」の配分について、「他口座の無料枠へ配分しますか?」といったガイダンスとともに「はい」または「いいえ」の選択によって指定させる画面の表示例を示している。
まず、同図の(B−a)に示したように、遊技客が「はい」を選択したものとする。かかる場合には、つづいて具体的な配分指定画面が表示される。たとえば、同図の(B−a1)には、レートごとの配分指定値を玉数で入力する配分指定画面の例を示している。なお、配分指定値は玉数でなく、比率などで入力させることとしてもよい。
ここで、同図の(B−a1)に示したように、遊技客が、1円口座へ「1500」玉、4円口座へ「500」玉の配分指定値をそれぞれ入力したうえで「決定」ボタンを押下すると、同図の(B−a2)に示したような「<貯玉結果>」画面が表示されることとなる。
そして、かかる「<貯玉結果>」画面には、「他口座の無料枠へ配分しました。どうぞご利用ください」といったガイダンスメッセージを表示することができる。また、「4円口座」の「無料枠へ500玉プラス」したことを下線で強調して表示するなどすれば、遊技客の再プレイの乗り入れへの意欲を促進させることができる(同図の(B−a2)参照)。
なお、同図の(B−b)に示したように、「<無料枠の配分画面>」において遊技客が「いいえ」を選択した場合については、図5の(B)を用いて既に説明したのと同様に、通常の「<貯玉結果>」画面を表示することとすればよい(図10の(B−b1)参照)。
ところで、これまでは、記憶部203が、無料枠玉数を貸出レートごとに管理する場合について説明してきたが、これに限ったものではなく、各貸出レートに共通の「共通無料枠玉数」項目を設けることとしてもよい。以下、かかる点について説明しておく。図11は、共通無料枠を用いた場合の動作例を示す図である。なお、「共通無料枠玉数」は、1円レートを基準とした項目であるものとする。
同図に示すように、記憶部203は、各貸出レートに共通する無料枠玉数である「共通無料枠玉数」項目を各貸出レートの貯玉数と関連付けて記憶している。なお、同図には示していないが、「共通無料枠玉数」項目は、会員の識別情報とも関連付けられている。
同図の(1)に示すように、会員が4円コーナー300aで800玉を貯玉すると、加算更新部202aは、4円口座の「貯玉数」項目に対して「800」玉を加算する。また、加算更新部202aは、4円レートにおける「800」玉を1円レートへ換算した値「3200(=800×4)」玉を算出して「共通無料枠玉数」項目に対して加算する。
そして、同図の(1)に示したように、操作・表示部54aには、加算更新後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、同図の(1)には、「<貯玉結果>」として、4円レートの「4円口座」の「貯玉数」が「1800玉」であり、「無料枠玉数」が4円レート換算で「1550玉(=6200玉/4)」である旨を表示した例を示している。
つづいて、同図の(2)に示すように、会員が4円コーナー300aで合計500玉を再プレイしたとすると、引き落とし部202bは、4円口座の「貯玉数」項目から合計500玉を引き落とす。また、引き落とし部202bは、4円レートにおける「500」玉を1円レートへ換算した値「2000(=500×4)」玉を算出して「共通無料枠玉数」項目から引き落とす。
かかる場合、同図の(2)に示すように、操作・表示部54aには、引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、同図の(2)には、下線を付した「4円口座」を引き落とし口座とした「<再プレイ中>」であり、「貯玉数」が「1300玉」であり、「無料枠」が4円レート換算で「1050玉(=4200玉/4)」である旨を明示した例を示している。
また、同図の(2)に示すように、他レートの「貯玉数」を表示することとしてもよい。たとえば、同図の(2)には、「1円口座」の「貯玉数」が、再プレイ中の4円レート換算で「1250玉(=5000玉/4)」である旨を併せて表示した例を示している。なお、「1円口座」の「無料枠」については、「4円口座」の「無料枠」と共通であるため、明示しなくともよい。
一方、同図の(3)に示すように、会員が1円コーナー300bで合計2400玉を再プレイしたとすると、引き落とし部202bは、1円口座の「貯玉数」項目および「共通無料枠玉数」項目の双方から合計2400玉を引き落とす。
かかる場合、同図の(3)に示すように、操作・表示部54aには、引き落とし後の貯玉数および無料枠玉数が表示される。たとえば、同図の(3)には、下線を付した「1円口座」を引き落とし口座とした「<再プレイ中>」であり、「貯玉数」が「2600玉」であり、「無料枠」が1円レート換算で「1800玉(=1800玉/1)」である旨を明示した例を示している。
また、同図の(3)には、「4円口座」の「貯玉数」が、再プレイ中の1円レート換算で「5200玉(=1300玉×4)」である旨を併せて表示した例を示している。
次に、管理装置200が実行する処理手順について図12を用いて説明する。図12は、本実施例に係る管理装置200の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図においては、加算更新部202aによる加算更新処理、引き落とし部202bによる引き落とし処理および表示指示部202cによる表示指示処理の処理手順についてのみ示している。
同図に示すように、管理装置200では、加算更新部202aが、貯玉指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS101)、貯玉指示を受け付けた場合には(ステップS101、Yes)、貯玉指示に含まれる遊技媒体数を該当レート口座の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目へ加算する(ステップS102)。そして、表示指示部202cが、台間装置10aに対して貯玉結果の表示指示を行う(ステップS103)。
ステップS103の処理を終えた場合、あるいは、ステップS101において貯玉指示を受け付けていない場合(ステップS101、No)、引き落とし部202bは、再プレイ指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。そして、引き落とし部202bは、再プレイ指示を受け付けた場合には(ステップS104、Yes)、さらに、「無料枠玉数」項目が0でないか否かを判定する(ステップS105)。
かかる処理において、「無料枠玉数」項目が0でないと判定した場合(ステップS105、Yes)、引き落とし部202bは、該当レート口座の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目から再プレイ媒体数を引き落とす(ステップS106)。
一方、「無料枠玉数」項目が0である場合(ステップS105、No)、引き落とし部202bは、他レート口座の無料枠について使用指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS107)。ここで、かかる使用指示を受け付けた場合には(ステップS107,Yes)、引き落とし部202bは、他レート口座の「貯玉数」項目および「無料枠玉数」項目から再プレイ媒体数を引き落とす(ステップS108)。
また、ステップS107の判定条件を満たさなかった場合には(ステップS107,No)、引き落とし部202bは、該当レート口座の「貯玉数」項目から再プレイ媒体数および手数料分の媒体数を引き落とす(ステップS109)。
そして、ステップS106,S108,S109の処理を終えた場合、表示指示部202cは、台間装置10aに対して引き落とし後の「貯玉数」および「無料枠玉数」の表示指示を行う(ステップS110)。
そして、ステップS110の処理を終えた場合、あるいは、ステップS104の判定条件を満たさなかった場合(ステップS104、No)、制御部202は、加算更新処理、引き落とし処理、および表示指示処理を終了する。
上述してきたように、本実施例では、記憶部が、再プレイ手数料が課されない遊技媒体数を示す数である無料枠玉数を会員の識別情報および貯玉数と関連付けた貯玉情報を貸出レートごとに記憶し、加算更新部が、会員による貯玉指示を受け付けた場合に、会員の識別情報と関連付けられた貯玉数および無料枠玉数の双方を加算更新し、引き落とし部が、会員による再プレイ指示を受け付けた場合に、会員の識別情報と関連付けられた貯玉数および無料枠玉数に基づいて再プレイに係る遊技媒体数の引き落とし処理を実行するように遊技媒体管理装置を構成した。
併せて、表示指示部が、加算更新部または引き落とし部によって無料枠玉数を含む貯玉情報が更新された場合に、会員による貯玉指示あるいは再プレイ指示を受け付けた遊技媒体貸出装置に対して、遊技媒体貸出装置の所属貸出レートに対応する貯玉情報および異レートに対応する貯玉情報を報知するよう指示するように遊技媒体管理装置を構成した。したがって、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行うことができる。
ところで、上述した実施例では、遊技媒体貸出装置が備える操作・表示部などに貯玉数や無料枠玉数などを報知する場合について主に説明したが、管理装置が備えるディスプレイなどの表示部に対してかかる貯玉数や無料枠玉数を含めた遊技状況を表示してもよい。
具体的には、管理装置が備える表示部に対して遊技店のホールレイアウトを含むホールマップを表示することとしたうえで、各遊技台(台間装置)の遊技状況を明示することができる。ここで、かかる遊技状況には、遊技中の遊技客が会員であるか否か、自レートの無料枠玉数の存否、また、自レートの無料枠玉数がない場合の他レートの無料枠玉数の存否、といった情報を含むことができるものとする。
これにより、遊技客だけではなく、遊技店のスタッフが各遊技台(台間装置)の遊技状況を把握することができるので、遊技客から無料枠などに関する問い合わせなどがあった場合に、かかる問い合わせに対して迅速にレスポンスを返すことが可能となる。
また、上述した実施例では、自レートの無料枠玉数が0となるタイミングで、他レートの貯玉や無料枠への乗り入れが可能となる場合について説明したが、たとえば、自レートの貯玉数が0となるタイミングで他レートの貯玉や無料枠への乗り入れが可能となるようにしてもよい。
また、自レートの貯玉数が再プレイ可能な最小玉数を下回った場合にかかる乗り入れが可能となるようにしてもよい。ここで、再プレイ可能な最小玉数は、たとえば、払い出し1回分の払出単位を「250玉」、払い出し1回分の再プレイ手数料を「25玉」とした場合には、「275玉=(250玉+25玉)」と定めることができる。
なお、このように乗り入れ可能なタイミングを自レートの貯玉数に対応させることによって、遊技客に自レートの貯玉の利用を優先させ、他レートの貯玉からの乗り入れをあくまで補助的な取り扱いとするような運用を行うことができる。
また、上述した実施例では、遊技店が、いわゆる再プレイの乗り入れを可能とする運用を行っている場合について説明してきたが、かかる乗り入れをホール単位やコーナー単位で禁止している場合に本発明を適用することとしてもよい。
すなわち、乗り入れ禁止設定が行われている台間装置などであっても、自レートだけでなく他レートの貯玉数や無料枠玉数などを報知することで遊技客の遊技意欲を促進させ、自レートの貯玉を使い切った遊技客を退店させることなく他レートのコーナーへ誘導することが可能となる。
以上のように、複数レート運用における再プレイを行う場合であっても、遊技客が手数料について誤認識する機会を防止しつつ、遊技媒体の貸し出しを行いたい場合に有用であり、特に、遊技客の利便性を向上させることで売上および稼働率の向上を企図する遊技店の遊技システムへの適用に適している。
10 遊技媒体貸出装置
10a 台間装置
10b 再プレイ機
11 通信インタフェース
12 計数部
13 操作・表示部
14 制御部
14a 貯玉指示部
14b 再プレイ指示部
14c 表示処理部
15 記憶部
15a 持玉価値
20 店舗内LAN
51a 状態表示部
52a 紙幣挿入部
53a リモコン受光部
54a 操作・表示部
55a 払出部
56a リーダライタ部
57a カード挿入部
58a 計数部
54b 操作・表示部
55b 払出部
56b リーダライタ部
57b カード挿入部
59b 受け台
100 遊技台
200 管理装置
201 通信インタフェース
202 制御部
202a 加算更新部
202b 引き落とし部
202c 表示指示部
202d 無料枠初期化部
203 記憶部
203a 貯玉情報
210 貯玉DB
210a 4円貯玉DB
210b 1円貯玉DB
300 島コントローラ
300a 4円コーナー
300b 1円コーナー
400 精算機
500 景品管理機
600 カード処理機
700 景品払出機

Claims (10)

  1. 遊技店の会員が預け入れる遊技媒体数である貯遊技媒体数を貸出レートごとに管理する管理装置と、遊技機に対応して設けられ、前記会員を特定可能な識別情報が記憶された会員用記録媒体を受け付けて前記貯遊技媒体数を用いた遊技媒体の払出処理を行う各台対応装置とを含む遊技媒体管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記貯遊技媒体数と、再プレイ手数料が課されない遊技媒体数を示す数である無料枠遊技媒体数とを含む貯遊技媒体数情報を前記会員の識別情報に関連付けて記憶する貯遊技媒体数情報記憶手段
    を備え、
    前記各台対応装置は、
    前記会員用記録媒体を受け付けて前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    当該識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数情報を取得する貯遊技媒体数情報取得手段と、
    取得された前記貯遊技媒体数情報に含まれる前記無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示する報知指示手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体管理システム。
  2. 前記各台対応装置の前記報知指示手段は、
    当該各台対応装置の所属貸出レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報を優先的に報知するように指示することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体管理システム。
  3. 前記各台対応装置の前記報知指示手段は、
    当該各台対応装置の所属貸出レート以外の異レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報を、前記所属貸出レートに対応する前記無料枠遊技媒体数に関する情報と区別して報知するように指示することを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体管理システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記会員による預入指示を受け付けた場合に、当該会員の前記識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数の双方を加算更新する加算更新手段と、
    前記会員による再プレイ指示を受け付けた場合に、当該会員の前記識別情報に関連付けられた前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数に基づいて再プレイに係る遊技媒体数の引き落とし処理を実行する引き落とし手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技媒体管理システム。
  5. 前記報知指示手段は、
    前記識別情報取得手段によって前記識別情報が取得された場合に、前記無料枠遊技媒体数に関する情報を報知するように指示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技媒体管理システム。
  6. 前記報知指示手段は、
    前記引き落とし手段によって前記無料枠遊技媒体数が更新された場合には、更新された前記無料枠遊技媒体数を報知するように指示することを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体管理システム。
  7. 前記報知指示手段は、
    前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記再プレイ手数料が無料である旨を報知するように指示するとともに、
    前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、前記再プレイ手数料が有料である旨を報知するように指示することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遊技媒体管理システム。
  8. 前記報知指示手段は、
    前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記各台対応装置が備えるランプを所定の態様で点灯または点滅させるように指示するとともに、
    前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、当該ランプを前記所定の態様とは異なる態様で点灯または点滅させるように指示することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の遊技媒体管理システム。
  9. 前記引き落とし手段は、
    前記無料枠遊技媒体数が0より大きい場合には、前記貯遊技媒体数および前記無料枠遊技媒体数の双方から前記再プレイ指示に係る遊技媒体数を引き落とすとともに、
    前記無料枠遊技媒体数が0である場合には、前記貯遊技媒体数から前記再プレイ指示に係る遊技媒体数および前記再プレイ手数料に相当する遊技媒体数を引き落とすことを特徴とする請求項4に記載の遊技媒体管理システム。
  10. 前記各台対応装置の前記報知指示手段は、
    当該各台対応装置の前記所属貸出レートに対応する前記貯遊技媒体数が所定値以下である場合には、前記異レートに対応する前記無料枠遊技媒体数あるいは前記貯遊技媒体数からの引き落としの可否を指示させる指示画面の生成を指示することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の遊技媒体管理システム。
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