JP2012039835A - 電力変換器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護に用いるアナログ検出信号および保護回路の自己診断と故障箇所の特定を行う。
【解決手段】CPU21は、所定のアナログ信号を出力するD/A出力部25と、電力変換器10で検出したアナログ検出信号をアナログ信号変換部26を介して入力するA/D入力部22とを備え、アナログ信号変換部26の出力は、A/D入力部22と比較器30とに接続され、比較器30は、所定値を超えるレベルのアナログ検出信号を検出したとき動作する保護回路であるゲート遮断回路32および開閉器12用の保護動作指令回路33に接続されている。D/A出力部25が出力してアナログ信号変換部26を経由したアナログ信号がどのように変化してA/D入力部22に入力されたか、D/A出力部25が出力したアナログ信号でどのように保護回路が動作したかを確認することによりアナログ信号変換部26および比較器30の自己診断と故障箇所の特定が可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は交流または直流電力を交流電力に変換して電動機等の負荷を駆動する電力変換器の制御装置に関し、特に保護回路が働いたときに自己診断を行う電力変換器の制御装置に関する。
電力変換器は、複数のスイッチング素子を備え、制御装置がこれらのスイッチング素子をオン(導通)またはオフ(遮断)するよう制御することによって直流電力を交流電力に変換している。その制御装置は、また、電力変換器が出力した電圧値および電流値をアナログ信号として検出し、その電圧値および電流値が所定の値になるように制御している。さらに、制御装置は、過電圧や過電流があるときには、入力電力を遮断したり、スイッチング素子への出力を停止したりする保護回路を有し、電力変換器を保護している。
保護回路としては、近年、電力変換器の信頼性向上や保守性向上の要求から、制御装置の回路動作が正常であることを確認するためと、正常でない場合に不具合箇所の特定を容易にするための自己診断機能を備えるようになってきている。
制御装置の回路動作が正常であることを確認する自己診断機能を有する保護回路の例として、特許文献1が知られている。この特許文献1に記載の保護回路によれば、電力変換器の状態信号が正常であるかどうかを比較判断するための保護レベルをCPU(Central Processing Unit)が設定しているが、その保護レベルの設定は、見直しながら行っている。すなわち、CPUは、設定した保護レベル信号をフィードバックして正常であるかどうかをチェックし、その保護レベル信号が正常でなければ、再設定することにしている。この保護レベル信号を確認する自己診断機能を備えたことにより、保護レベル信号がノイズ等の影響で誤設定されたような場合でも、正しい保護レベル信号に再設定することができる。
また、電力変換器の故障箇所を特定する例として、特許文献2が知られている。この特許文献2に記載の保護回路によれば、電力変換器において異常の生じたスイッチング素子がどれであるのかを特定し、その特定されたスイッチング素子の異常が短絡破壊であるのかオープン破壊であるのかを自己診断するものである。その自己診断の方法としては、3相の電力変換器を構成する6個のスイッチング素子に対し、予め定めた所定の複数の組み合わせパターンのゲート信号を印加し、そのときに得られる電流検出器の出力の有無によって異常なスイッチング素子を特定している。
特許第4362300号公報 特開平8−308244号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、電力変換装置の保護設定が正しく行われたかどうかの確認は行えるが、アナログ検出信号の確認を行うことはできない。また、特許文献2においては、スイッチング素子の故障箇所を特定することはできるが、制御に用いるアナログ信号の故障箇所を特定することはできないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、保護に用いるアナログ検出信号および保護回路の自己診断と故障箇所の特定を行うことにより信頼性向上と保守性向上を図った電力変換器の制御装置を提供することを目的とする。
本発明では上記の課題を解決するために、交流または直流電源の出力から交流または直流電源の出力に変換する電力変換器の制御装置において、信号の演算処理を行うCPUと、前記CPUにより所定の値のアナログ信号を出力するアナログ信号出力手段と、前記アナログ信号出力手段が出力したアナログ信号と前記電力変換器にて検出されたアナログ検出信号とを加算し、さらに所定のオフセット設定値を加算し、所定のゲイン設定値を乗じて前記CPUが取り込むアナログ信号に変換するアナログ信号変換部と、を備え、前記アナログ信号出力手段がアナログ信号を出力したときに前記CPUが前記アナログ信号変換部から取り込んだアナログ信号に基づいて前記アナログ信号変換部の動作を確認することを特徴とする電力変換器の制御装置が提供される。
このような電力変換器の制御装置によれば、アナログ信号出力手段がアナログ信号変換部に所定の値のアナログ信号を与えたときにCPUに戻ってきたアナログ信号がどのように変化したかを見る。これにより、アナログ信号変換部が正常かどうかを自己診断することができる。
上記構成の電力変換器の制御装置は、CPUがアナログ信号出力手段から出力し、アナログ信号変換部を経由してCPUに入力されたアナログ信号を基にアナログ信号変換部の動作を確認するようにしたことで、電力変換器のアナログ検出信号をCPUに取り込むアナログ信号変換部の自己診断が可能になる。
この電力変換器の制御装置は、アナログ信号変換部を経由した信号から得られた値とアナログ信号変換部に設定した設定値とを比較することにより、アナログ信号変換部の内部の故障箇所を特定することができる。
この電力変換器の制御装置は、また、アナログ信号変換部を経由してCPUに入力されたアナログ信号のレベルを比較器で所定値と比較し、その比較結果により保護回路が動作したかどうかを確認することで、比較器の自己診断が可能となる。
この電力変換器の制御装置は、さらに、アナログ信号変換部および比較器を複数備えることができ、この場合のこれらの動作確認は、分配手段がアナログ信号出力手段の出力するアナログ信号を複数のアナログ信号変換部の1つに分配することにより個別に行うことができる。
上記の電力変換器の制御装置では、保護に用いるアナログ検出信号および保護回路の自己診断と故障箇所の特定を行うことが可能となることから、電力変換器の制御装置の信頼性向上と保守性向上を図ることができる。
第1の実施の形態に係る電力変換装置を示す回路図である。 自己診断を行うときにCPUが行う処理の流れを示す制御フロー図である。 第2の実施の形態に係る電力変換装置を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態に係る電力変換装置を示す回路図、図2は自己診断を行うときにCPUが行う処理の流れを示す制御フロー図である。
この第1の実施の形態に係る電力変換装置は、直流電源の出力を交流電源の出力に変換する電力変換器10と、この電力変換器10を制御する制御装置20とを備えている。電力変換器10は、直流入力電力を受ける受電部11に接続されている。電力変換器10は、受電部11からの直流入力電力を投入または開放する開閉器12と、直流入力電圧を安定にするフィルタ13および平滑コンデンサ14と、直流入力電力を3相の交流電力に変換するインバータ15とを備えている。インバータ15の出力は、負荷16に接続されている。そして、電力変換器10は、直流入力電圧や平滑コンデンサ14の電圧を検出する電圧検出器17と、3相の交流電流を検出する電流検出器18とを備えている。開閉器12、インバータ15、電圧検出器17および電流検出器18は、制御装置20に接続されている。
制御装置20は、電圧検出器17および電流検出器18によって検出されたアナログ信号を基に負荷16に所望の交流電力を与えるようインバータ15を制御するもので、信号の各種演算処理を行うCPU21を備えている。このCPU21は、アナログ信号の取り込みを行うA/D入力部22と、インバータ15のスイッチング素子のPWM(Pulse Width Modulation)出力を行うPWM出力部23と、デジタル信号の入出力を行うDIO部24とを有している。また、CPU21は、自己診断のときに必要なアナログ信号の出力を行うアナログ信号出力手段としてのD/A出力部25を有している。CPU21は、電力変換器10の制御処理に特化したデジタルシグナルプロセッサとすることができる。また、A/D入力部22は、この実施の形態では、電圧検出器17からの出力である電圧値のアナログ信号を入力している。
制御装置20は、また、この実施の形態では、電流検出器18からのアナログ信号の出力である電流値をCPU21が取り込むアナログ信号に変換するアナログ信号変換部26を備えている。このアナログ信号変換部26は、電流検出器18からのアナログ信号を受けるアナログ信号端子27と、信号加算器28と、アナログ検出器29とを有している。信号加算器28は、アナログ信号端子27の出力とCPU21のD/A出力部25の出力とを加算し、アナログ検出器29は、信号加算器28の出力に対してCPU21に取り込めるようにオフセットおよびゲインを調整する。
アナログ検出器29の出力は、CPU21のA/D入力部22と、比較器30の一方の入力とにそれぞれ入力される。比較器30の他方の入力には、比較電圧Vrefの電圧源31が接続されている。比較器30では、アナログ検出器29の出力が、予め設定された比較電圧Vrefを超えたときに過電流保護動作を行うための出力を出す。
比較器30の出力は、保護回路手段としてのゲート遮断回路32および保護動作指令回路33に入力される。ゲート遮断回路32は、CPU21のPWM出力部23の出力を遮断し、インバータ15のスイッチング素子の動作を停止させる保護動作を行う。スイッチング素子の動作の停止は、負荷16への電力供給がなくなるため、電流検出器18で3相の電流値がゼロとなることで検知することができる。保護動作指令回路33では、比較器30からの出力によって開閉器12の開放を行う。開閉器12が開放されたかどうかは、開閉器12の補助接点信号の出力を保護動作検出回路34が検出してデジタル信号として出力し、このデジタル信号をCPU21のDIO部24が検出することによって検知することができる。電流検出器18および保護動作検出回路34は、保護回路手段が動作したことを検出する保護動作検出手段を構成している。D/A出力部25の出力電圧であるアナログ出力電圧は、A/D入力部22により検出することで、所望のアナログ出力電圧が出ていることおよびA/D入力値が正しいことを確認することができる。
次に、CPU21が自己診断処理を行うときの動作について、図2に示した制御フロー図を参照して説明を行う。この自己診断処理は、比較器30が電力変換器10の負荷16への過電流を検出して、ゲート遮断回路32がインバータ15のスイッチング素子の動作を停止させ、保護動作指令回路33が開閉器12の開放を実施させることによって開始される。
最初に、CPU21は、D/A出力部25の出力電圧がゼロのときの、アナログ信号変換部26が出力した値を、A/D入力部22が入力電圧Vin0として読み込む(ステップS1)。すなわち、アナログ信号変換部26では、信号加算器28がアナログ信号端子27に入力した信号Vdetにゼロを加算して出力し、アナログ検出器29がオフセット値設定値βを加算し、ゲイン設定値αを乗じて、A/D入力部22の入力電圧Vin0を出力する。このとき、Vin0およびVdetの関係は、式1となる。
Vin0=α(Vdet+β)・・・(式1)
次に、CPU21は、D/A出力部25から試験電圧VT1を出力し(ステップS2)、そのとき、アナログ信号変換部26が出力してA/D入力部22が受けた値を入力電圧Vin1として読み込む(ステップS3)。なお、試験電圧VT1は、比較器30の比較電圧Vrefに対し、式2の関係を満たすものとする。
Vref>α(Vdet+VT1+β)・・・(式2)
さらに、CPU21は、D/A出力部25から試験電圧VT2を出力し(ステップS4)、そのとき、アナログ信号変換部26が出力してA/D入力部22が受けた値を入力電圧Vin2として読み込む(ステップS5)。なお、試験電圧VT2は、試験電圧VT1より大きく、比較器30の比較電圧Vrefに対し、式3の関係を満たすものとする。
Vref<α(Vdet+VT2+β)・・・(式3)
ここで、CPU21は、A/D入力部22が受けた入力電圧Vin0,Vin1,Vin2の各値の大小関係(Vin0<Vin1<Vin2)を確認する(ステップS6)。まず、関係(Vin0<Vin1<Vin2)が成立していないときは、入力電圧Vin0,Vin1,Vin2の各値が等しいかどうかを判断する(ステップS7)。入力電圧Vin0,Vin1,Vin2の各値が等しいときには、アナログ信号変換部26の出力値が一定値なので、短絡故障と判断する(ステップS8)。入力電圧Vin0,Vin1,Vin2の各値が等しくなく、各値の大小関係が異常なときには、アナログ信号変換部26の出力値が不定値なので、開放故障と判断する(ステップS9)。
上記のステップS6の判断にて、関係(Vin0<Vin1<Vin2)が成立している場合は、自己診断結果から求めた値とアナログ検出器29の設定値とが等しいかどうかを判断する。
まず、CPU21は、A/D入力部22の検出値から、自己診断結果による比例係数値α’を求め、その比例係数値α’がアナログ検出器29に設定してあるゲイン設定値αと等しいかどうかを判断する(ステップS10)。自己診断結果による比例係数値α’は、式4から求めることができる。
α’=(Vin2−Vin1)/(VT2−VT1)・・・(式4)
ステップS10の判断にて、自己診断結果による比例係数値α’とアナログ検出器29のゲイン設定値αとが等しくない場合、CPU21は、アナログ検出器29のゲイン設定値が異常と判断する(ステップS11)。
次に、ステップS10の判断にて、自己診断結果による比例係数値α’とアナログ検出器29のゲイン設定値αとが等しい場合、アナログ検出器29のオフセット設定値βについて自己診断を行う。すなわち、CPU21は、A/D入力部22の検出値から、自己診断結果によるオフセット値β’を求め、そのオフセット値β’がアナログ検出器29に設定してあるオフセット設定値βと等しいかどうかを判断する(ステップS12)。自己診断結果によるオフセット値β’は、式5から求めることができる。
β’=Vin0/α’−Vdet・・・(式5)
ステップS12の判断にて、自己診断結果によるオフセット値β’とアナログ検出器29のオフセット設定値βとが等しくない場合、CPU21は、アナログ検出器29のオフセット設定値βが異常と判断する(ステップS13)。
ステップS12の判断にて、自己診断結果によるオフセット値β’とアナログ検出器29のオフセット設定値βとが等しい場合、CPU21は、アナログ信号変換部26が正常であると判断する(ステップS14)。
なお、以上のステップS6,S7,S10,S12の判断にて、正常または等しいと看做す値として使用される値は、所定の誤差許容値(例えば±5%)を持っているものとする。また、以上の自己診断処理を実行するプログラムおよびアナログ検出器29に設定したゲイン設定値αおよびオフセット設定値βは、CPU21が備える図示しないメモリに格納されている。したがって、CPU21は、メモリからプログラムおよびゲイン設定値αおよびオフセット設定値βを読み出し、プログラムを実行することによって自己診断処理を実現することができる。
以上のアナログ信号変換部26の自己診断に用いたA/D入力部22の検出値とそれによる保護動作の有無とによって、比較器30を診断することができる。その保護動作の自己診断の内容を表1に示す。
Figure 2012039835
この表1によれば、アナログ信号変換部26が正常であると判断された場合に、CPU21のA/D入力部22が所定の入力電圧Vin0,Vin1,Vin2をそれぞれ受けたときに保護動作をするかどうかによって比較器30の自己診断を可能にしている。
例えば、A/D入力部22が入力電圧Vin0,Vin1を検出しているときに、保護動作が無く、入力電圧Vin2を検出しているときに、保護動作がある場合、CPU21は、比較器30およびその電圧源31の比較電圧Vrefが正常であると判断する。これに対し、A/D入力部22が入力電圧Vin2を検出しているときに、保護動作が無い場合には、CPU21は、比較器30の短絡故障(出力値が一定値)または電圧源31の比較電圧Vrefが高すぎると判断する。また、A/D入力部22が入力電圧Vin0,Vin1,Vin2のいずれを受けたときにも保護動作をする場合には、CPU21は、比較器30の短絡故障(出力値が一定値)または電圧源31の比較電圧Vrefが低すぎると判断する。
A/D入力部22が入力電圧Vin2を受けたときに正常に保護動作をする場合でも、入力電圧Vin0,Vin1の一方を受けたときに保護動作をしてしまう場合には、CPU21は、比較器30の開放故障(出力値が不定値)と判断する。さらに、A/D入力部22が入力電圧Vin2を受けたときに保護動作をしない場合に、入力電圧Vin0,Vin1の少なくとも一方を受けたときに保護動作をする場合には、CPU21は、比較器30の開放故障(出力値が不定値)と判断する。
以上のように、A/D入力部22におけるアナログ信号検出値と保護動作との関係から表1を用いることによって比較器30の正常・異常判断および異常時の故障要因の特定が可能となる。
図3は第2の実施の形態に係る電力変換装置を示す回路図である。なお、この図3において、図1に示した構成要素と同じまたは均等の構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態に係る電力変換装置では、電力変換器10は、交流電源の出力を交流電源の出力に変換する構成を有し、制御装置20は、2つのアナログ信号変換部26,35を有している。
電力変換器10では、開閉器12が交流電源11aから交流入力電力を受け、コンバータ19にて直流電力に変換される。電圧検出器17は、コンバータ19によって変換された直流電圧や平滑コンデンサ14の電圧を検出する。
制御装置20において、アナログ信号変換部35は、アナログ信号変換部26と同様にアナログ信号端子、信号加算器およびアナログ検出器を有している。アナログ信号変換部35のアナログ検出器の出力は、比較器36の一方の入力に接続され、比較器36の他方の入力には、比較電圧を出力する電圧源37が接続されている。比較器30,36の出力は、論理回路38の入力に接続され、論理回路38の出力は、ゲート遮断回路32および保護動作指令回路33に接続されている。CPU21のD/A出力部25は、分配手段とする分配器39を介してアナログ信号変換部26,35に接続されている。分配器39は、CPU21のDIO部24に接続されており、D/A出力部25の出力をアナログ信号変換部26に接続するかアナログ信号変換部35に接続するかの切り換えをDIO部24から受ける切換信号によって行う。
以上の構成の電力変換装置において、制御装置20のアナログ信号変換部26,35の自己診断は、分配器39によってD/A出力部25の出力を切り換えながら、それぞれ図2に示した制御フローに従って個別に行われる。同様に、比較器30,36の自己診断は、分配器39によってD/A出力部25の出力を切り換えながら、それぞれ表1に示した保護動作の自己診断内容に従って行われる。
なお、この第2の実施の形態では、制御装置20のアナログ信号変換部を2つとしたが、必要に応じて複数設けることができる。そのアナログ信号変換部に入力されるアナログ信号として、電圧検出器17による、例えば、定常的にはほぼ同じ電圧がかかるコンバータ19の出力の電圧値と平滑コンデンサ14の電圧値とすることができる。これにより入力された電圧値を比較することにより、アナログ信号変換部の不具合である値の変化を精度良く検出することが可能となり、より正確な故障箇所の特定ができる。
さらに、アナログ信号変換部に入力されるアナログ信号として、電流検出器18が検出した3相の出力電流とすることができる。CPU21は、3相の電流の和がゼロになる特徴を利用することで、第1の実施の形態の場合よりも許容誤差値を減らすことができ(例えば±1%)、アナログ信号変換部の出力値の変化を精度良く検出することができ、より正確な故障箇所の特定が可能になる。
10 電力変換器
11 受電部
11a 交流電源
12 開閉器
13 フィルタ
14 平滑コンデンサ
15 インバータ
16 負荷
17 電圧検出器
18 電流検出器
19 コンバータ
20 制御装置
21 CPU
22 A/D入力部
23 PWM出力部
24 DIO部
25 D/A出力部
26 アナログ信号変換部
27 アナログ信号端子
28 信号加算器
29 アナログ検出器
30 比較器
31 電圧源
32 ゲート遮断回路
33 保護動作指令回路
34 保護動作検出回路
35 アナログ信号変換部
36 比較器
37 電圧源
38 論理回路
39 分配器

Claims (6)

  1. 交流または直流電源の出力から交流または直流電源の出力に変換する電力変換器の制御装置において、
    信号の演算処理を行うCPUと、
    前記CPUにより所定の値のアナログ信号を出力するアナログ信号出力手段と、
    前記アナログ信号出力手段が出力したアナログ信号と前記電力変換器にて検出されたアナログ検出信号とを加算し、さらに所定のオフセット設定値を加算し、所定のゲイン設定値を乗じて前記CPUが取り込むアナログ信号に変換するアナログ信号変換部と、
    を備え、前記アナログ信号出力手段がアナログ信号を出力したときに前記CPUが前記アナログ信号変換部から取り込んだアナログ信号に基づいて前記アナログ信号変換部の動作を確認することを特徴とする電力変換器の制御装置。
  2. 前記アナログ信号出力手段は、値の異なる複数のアナログ信号を出力し、前記CPUは、前記アナログ信号出力手段の出力に対応して取り込んだ複数のアナログ信号の大小関係を比較することにより、前記アナログ信号変換部が正常、出力短絡故障または出力開放故障を判断することを特徴とする請求項1記載の電力変換器の制御装置。
  3. 前記CPUは、前記アナログ信号出力手段が出力したアナログ信号と取り込んだアナログ信号とから得られた比例係数値と前記アナログ信号変換部に設定していた前記ゲイン設定値とを比較して前記ゲイン設定値の異常を判断する機能を有していることを特徴とする請求項2記載の電力変換器の制御装置。
  4. 前記CPUは、前記アナログ信号出力手段が出力したアナログ信号と取り込んだアナログ信号とから得られたオフセット値と前記アナログ信号変換部に設定していた前記オフセット設定値とを比較して前記オフセット設定値の異常を判断する機能を有していることを特徴とする請求項2記載の電力変換器の制御装置。
  5. 前記アナログ信号変換部を出力して前記CPUが取り込んだアナログ信号と所定の値とを比較する比較器と、
    前記CPUが取り込んだアナログ信号のレベルが所定の値を超えたことを前記比較器が検出したときに前記電力変換器の保護動作を行う保護回路手段と、
    前記保護回路手段が動作したことを検出する保護動作検出手段と、
    を備え、前記アナログ信号出力手段がアナログ信号を出力したときに前記保護回路手段の保護動作を前記保護動作検出手段に検出させることにより前記比較器、前記保護回路手段および前記保護動作検出手段の動作を確認することを特徴とする請求項2記載の電力変換器の制御装置。
  6. 前記アナログ信号変換部および前記比較器を複数備えている場合に、
    前記アナログ信号出力手段が出力するアナログ信号を複数の前記アナログ信号変換部の1つに分配する分配手段と、
    前記比較器のそれぞれの出力を前記保護回路手段に接続する論理回路と、
    を備え、前記分配手段により複数の前記アナログ信号変換部および前記比較器の動作を個別に確認することを特徴とする請求項5記載の電力変換器の制御装置。
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