JP2012039659A - 光分岐挿入多重化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光周波数間隔が異なるチャネルが多重された信号光を収容し、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアド・ドロップを行う装置を提供する。
【解決手段】光分岐挿入多重化装置において、信号光を分岐する第1の光カプラーと、前記第1の光カプラーに接続され、波長分離の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長分離手段と、アドドロップ処理後の信号光を出力する第2の光カプラーと、前記第2の光カプラーに接続され、アド信号光を入力する複数の波長合成手段であって、波長合成の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長合成手段と、前記第1の光カプラーと前記第2の光カプラーに接続され、前記第1の光カプラーから受信する信号光から、前記複数の波長分離手段においてドロップ信号光として出力される信号光をブロックし、ブロック後の信号光を前記第2の光カプラーに送出する波長ブロック手段と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、光伝送ネットワークにおいて信号光の挿入分岐(アド・ドロップ)を行う光分岐挿入多重化装置(OADM:Optical Add/Drop Multiplexer)に関するものである。
データ通信需要の増大に伴い、大容量のトラフィックを伝送できる波長分割多重技術を用いた光伝送ネットワークが普及しつつある。そのような光伝送ネットワークでは、光伝送装置として、パス(特定の波長の信号光)の方路を切り替える光クロスコネクト装置(OXC : Optical cross Connect )や、リングネットワークからパスを分岐したり、パスを挿入したりする光分岐挿入多重化装置等が用いられる。
図1に、従来の光分岐挿入多重化装置の例を示す。図1に示すように、この光分岐挿入多重化装置10は、光カプラー11、1×N型波長選択スイッチ(以下、WSS( Wavelength Selective Switch)と呼ぶ)12、及びN×1型WSS13を備えている。1×N型WSS12は、入力ポートから信号光を入力し、N個の出力ポートのうちの任意の出力ポートに任意の波長の信号光を出力する機能を備え、N×1型WSS13は、N個の入力ポートから入力されたそれぞれの信号光から任意の波長を選択し、波長多重して出力ポートから出力する機能を備えている。なお、「任意の」とは、遠隔操作等で適宜設定できるという意味である。また、以下では、"波長"を"チャネル"と同義で使用する場合がある。
図2は、1×N型WSS12の機能構成図である。図2に示すように、1×N型WSS12は、波長分離部15、波長選択部16、及び波長多重部17を備えている。1×N型WSS12に入力された信号光は、波長分離部15において所定の光周波数間隔で分離され、波長選択部16は、分離された信号光の中から任意の波長の信号光を選択し、任意の出力ポートに向けて送り出す。そして、波長多重部17は、各出力ポートに向けられた信号光を多重し、各出力ポートから出力する。N×1型WSS13は、1×N型WSS12の入力と出力を逆にしたものに相当する。
図1に示す光分岐挿入多重化装置10では、入力された信号光が光カプラー11でカプラ分岐され、一方は1×N型WSS12に入力され、1×N型WSS12において特定の波長の信号光がドロップ信号光としてドロップされる。光カプラー11で分岐された他方の信号光はN×1型WSS13に入力され、ドロップした波長の信号光がブロックされるとともに、クライアントネットワーク側から別の信号光がアドされ、これらが多重された信号光が出力される。
図1に示した光分岐挿入多重化装置10では、ドロップ側の出力ポート、及びアド側の入力ポートにそれぞれ任意の波長を割り当てることができるので、図1に示す構成は、波長が任意に割り当てられるという意味でカラーレスの構成と呼ばれる。
図3に、光分岐挿入多重化装置の他の構成例を示す。図3に示すように、この光分岐挿入多重化装置20は、光カプラー21、分波器22、分波器23、2×1スイッチアレイ24、及び合波器25を有する。ここで、2×1スイッチアレイ24は、2入力1出力の2×1スイッチを、信号光の多重波長数分備えたスイッチアレイである。なお、分波器23、2×1スイッチアレイ24、及び合波器25からなる構成をアド用スイッチ部と呼ぶことにする。
この構成では、まず、信号光が光カプラー21によりカプラ分岐される。分岐された一方の信号光は、分波器22に入力され、分波器22により波長分離された各波長の信号光が分波器22の各出力ポートから出力される。
一方、光カプラー21から出力された他方の信号光は分波器23に入力され、波長分離された各波長の信号光が分波器23の各出力ポートから出力される。そして、各波長の信号光が2×1スイッチアレイ24における各2×1スイッチに入力される。また、クライアントネットワーク側からは、アドされる特定の波長の信号光が、その波長に対応する2×1スイッチに入力される。そして、クライアントネットワーク側からアドされるアド信号光に対応する2×1スイッチは、アド信号光を選択して出力し、それ以外の2×1スイッチは、分波器23により波長分離された信号光を出力する。2×1スイッチアレイ24から出力された各波長の信号光は、合波器25に入力され、多重されて出力される。これにより、クライアントネットワーク側からの信号光のアドがなされる。
図3に示す光分岐挿入多重化装置20では、ドロップ側の分波器22の各出力ポートに対応する各波長が固定されているとともに、アド側の2×1スイッチアレイの各入力ポートに対応する各波長も固定されている。図3に示すような構成は、波長が固定されているという意味でカラードの構成と呼ばれる。
A. H. Gnauck, et.al.,「Spectrally efficient 1-Tb/s (25 x 42.7 Gb/s) RZ-DQPSK transmission over 28 100km SSMF Spans with 7 optica add/drops」, ECOC2004, PDTh4.4.1 E. Bert Basch, et.al.,「Architectural tradeoffs for reconfigurable dense wavelength-division multiplexing systems」, JQE, Vol. 12, No. 4, JULY/AUGUST 2006
さて、現在、1波あたりの伝送速度が10Gbpsもしくは40Gbps である80波(光周波数間隔は50GHz)の信号光に対応した光分岐挿入多重化装置が研究・開発されている(非特許文献1)。
また、トラフィックの増加等により、1波あたりの伝送速度を100Gbpsにする 等の高速化が必要になっている。1波あたりの伝送速度を高速化すると、1波で使用する周波数帯域が増えるため、光周波数間隔(チャネル間隔)を現在の50GHz から 100GHz、200GHz へと増やす必要が生じる。
このように高速化が進むと、光伝送路には、10Gbpsの信号光、40Gbps の信号光、及び100Gbpsの信号光が混在して多重されて伝送されると考えられる。つまり、光伝送路において、50GHzの光周波数間隔で伝送可能な信号光と、100GHz、200GHzの光周波数間隔を必要とする信号光とが混在することになる。
そうなると、光分岐挿入多重化装置においても上記各信号光が混在した信号光に対して所望の光周波数間隔のチャネルの信号光に対するアド・ドロップを行う必要が生じる。しかしながら、通常の一個のWSS、分波器、合波器等において、1チャネルあたりの占有周波数帯域は固定であるため、このようなWSS、分波器、合波器等により構成される従来の光分岐挿入多重化装置では、光周波数間隔が異なるチャネルの信号光が多重された信号光に対し所望のアド・ドロップを行うことはできない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、光周波数間隔が異なるチャネルが多重された信号光を収容し、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアド・ドロップを行うことを可能とする光分岐挿入多重化装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、第1の光分岐挿入多重化手段と第2の光分岐挿入多重化手段を含む複数の光分岐挿入多重化手段を備えた光分岐挿入多重化装置であって、前記第1の光分岐挿入多重化手段は、第1の光周波数間隔のチャネル毎にアドドロップ処理を行う機能を備え、前記第2の光分岐挿入多重化手段は、前記第1の光周波数間隔と異なる第2の光周波数間隔のチャネル毎にアドドロップ処理を行う機能を備え、前記第1の光分岐挿入多重化手段のドロップ側の信号光入力部と前記第2の光分岐挿入多重化手段のドロップ側の信号光入力部とが、前記光分岐挿入多重化装置の処理対象の信号光を入力する光カプラーに接続され、前記第1の光分岐挿入多重化手段のアド側の信号光出力部と前記第2の光分岐挿入多重化手段のアド側の信号光出力部とが、前記光分岐挿入多重化装置のアドドロップ処理後の信号光を出力する光カプラーに接続されたことを特徴とする光分岐挿入多重化装置として構成される。
また、本発明は、入力された信号光を分岐する第1の光カプラーと、前記第1の光カプラーに接続され、波長分離の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長分離手段と、アドドロップ処理後の信号光を出力する第2の光カプラーと、前記第2の光カプラーに接続され、アド信号光を入力する複数の波長合成手段であって、波長合成の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長合成手段と、前記第1の光カプラーと前記第2の光カプラーに接続され、前記第1の光カプラーから受信する信号光から、前記複数の波長分離手段においてドロップ信号光として出力される信号光をブロックし、ブロック後の信号光を前記第2の光カプラーに送出する波長ブロック手段と、を備えたことを特徴とする光分岐挿入多重化装置として構成することもできる。
前記光分岐挿入多重化装置において、前記複数の波長分離手段及び前記複数の波長合成手段のうちのいずれか1つ又は複数が波長選択スイッチであることとしてもよい。
また、前記波長ブロック手段は、前記光分岐挿入多重化装置に入力される信号光に含まれるチャネルのうち、光周波数間隔が最小のチャネルの当該光周波数間隔の半分の光周波数間隔毎に信号光のレベル調整を行う機能を備えることとしてもよい。
また、本発明は、入力ポートから信号光を入力し、第1の光周波数間隔のチャネルを波長選択の単位とする波長選択スイッチと、前記波長選択スイッチの出力ポートに接続され、前記第1の光周波数間隔よりも小さい第2の光周波数間隔のチャネルを波長分離の単位とする波長分離手段とを少なくとも備え、信号光のドロップを行うドロップ手段と、前記波長選択スイッチの別の出力ポートから出力される信号光を受信し、当該信号光とアド信号光との波長合成を行って、波長合成した信号光を出力するアド手段と、を備えたことを特徴とする光分岐挿入多重化装置として構成することもできる。また、前記波長分離手段として、波長選択スイッチを用いてよい。
また、前記アド手段は、前記波長選択スイッチから出力された信号光を入力ポートから入力し、前記第1の光周波数間隔のチャネルを波長選択の単位とする波長選択スイッチと、当該波長選択スイッチの別の入力ポートに接続され、前記第1の光周波数間隔よりも小さい前記第2の光周波数間隔のチャネルを波長合成の単位とし、アド信号光を入力する波長合成手段とを少なくとも備えることとしてもよい。
また、本発明は、入力された信号光を波長分離し、波長分離した信号光の中からドロップ信号光を出力するドロップ手段と、入力された信号光から前記ドロップ信号光を除いた信号光、又は前記入力された信号光をカプラ分岐した信号光を入力ポートから入力し、第1の光周波数間隔のチャネルを波長選択の単位とする波長選択スイッチと、当該波長選択スイッチの別の入力ポートに接続され、前記第1の光周波数間隔よりも小さい第2の光周波数間隔のチャネルを波長合成の単位とし、アド信号光を入力する波長合成手段とを少なくとも備えたアド手段と、を備えたことを特徴とする光分岐挿入多重化装置として構成することもできる。前記波長合成手段として、波長選択スイッチを用いてよい。
本発明によれば、光周波数間隔が異なるチャネルが多重された信号光を収容し、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアド・ドロップを行うことを可能とする光分岐挿入多重化装置を提供することが可能となる。
従来の光分岐挿入多重化装置の構成の例を示す図である。 WSSの機能構成図である。 従来の光分岐挿入多重化装置の構成の例を示す図である。 実施の形態1−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 信号配置例1を示す図である。 信号配置例2を示す図である。 実施の形態1−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態1−3に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態2−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態2−1に係る光分岐挿入多重化装置の他の例の構成図である。 実施の形態2−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態2−2に係る光分岐挿入多重化装置の他の例の構成図である。 実施の形態3−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態3−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態4−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 実施の形態4−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。 各構成のまとめを示す図である。 各構成のまとめを示す図である。 各構成のまとめを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、同一の機能を有する構成部には同一の参照符号を付与するものとする。
(実施の形態1−1)
図4は、本発明の実施の形態1−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図4に示すように、この光分岐挿入多重化装置30は、光カプラー31、1×N型のドロップ用WSS32(50GHz間隔)、及びN×1型のアド用WSS33(50GHz間隔)を有する50GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置34と、光カプラー35、1×N型のドロップ用WSS36(100GHz間隔)、及びN×1型のアド用WSS37(100GHz間隔)を有する100GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置38と、光カプラー39、1×N型のドロップ用WSS40(200GHz間隔)、及びN×1型のアド用WSS41(200GHz間隔)を有する200GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置42とが、光カプラー43と光カプラー44により並列に接続されて構成されたものである。
ここで、50GHz間隔用のWSSとは、図2に示した構成において、50GHzの光周波数帯域を単位として信号光を分離し、分離された各信号光を選択してスイッチ可能なWSSである。そして、50GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置は、チャネルを50GHzの間隔で配置する信号光(波長多重信号光)に対するアドドロップを行うのに適した装置である。100GHz間隔用、200GHz間隔用についても同様である。また、本実施の形態(他の実施の形態も同様)において、50GHzのチャネル間隔は、1波あたり10Gbpsの伝送速度で伝送を行う場合に使用することとしているため、各図では"10Gbps用"と記載している。"40Gbps用"、"100Gbps用"も同様の意味である。
なお、各WSSは、図2を用いて説明したとおりの構成を有し、波長分離部15及び波長多重部17は、例えばAWGもしくは回折格子を用いて構成することができ、波長選択部16は、例えばMEMSもしくは液晶型スイッチを用いて構成することができる。他の実施の形態でも同様である。
図4に示す光分岐挿入多重化装置30において、入力された信号光は光カプラー43により3方向に分岐され、それぞれ光カプラー31、光カプラー35、光カプラー39に入力される。光カプラー31、光カプラー35、光カプラー39はそれぞれドロップ側の信号光入力部である。そして図1に示した構成と同様にして、光カプラー31に入力された信号光は分岐され、一方はドロップ用WSS32に入力されて特定の波長の信号光がドロップされ、分岐された他方の信号光はアド用WSS33に入力され、アドされた信号光と多重されて出力ポートから出力され、光カプラー44に到達する。なお、アド用WSS33の出力ポートはアド側の信号光出力部の例である。他の光カプラー35、光カプラー39に入力された信号光についても同様にしてアドドロップ処理がなされる。ただし、光信号処理(分離、スイッチ、合成)の単位となる光周波数帯域はそれぞれ異なる。各アド用WSSから出力された信号光を受信した光カプラー44は、それらの信号光を多重して光伝送路に送出する。
図4に示した構成によれば、光カプラー43で信号光を分岐し、各分岐ルートで、それぞれの光周波数間隔に対応したアドドロップ処理を行うこととしたので、異なる複数の光周波数間隔のチャネルが混在した信号光において、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアドドロップを自由に行うことが可能となる。
ここで、本実施の形態における信号光の光周波数軸上の配置方法の例を説明する。
<信号配置例1>
信号配置例1を図5を参照して説明する。信号配置例1は、各伝送速度の信号光の中心周波数をITUグリッド上に配置するものである。図5(a)に示すように、100Gbpsの信号光であれば、200GHz間隔のグリッド上にその信号光の中心周波数を配置する。40Gbpsの信号であれば、100GHz間隔のグリッド上にその信号の中心周波数を配置し、10Gbpsの信号であれば、50GHz間隔のグリッド上にその信号の中心周波数を配置する。図5(a)に示すように、各信号光に対応するMUX/DEMUX(合波、分波)の通過帯域は各信号光毎にずれる。
また、例えば、100Gbpsの信号光A(1波)、40Gbpsの信号光B、C(2波)、及び10Gbpsの信号D〜G(4波)が図5(a)に示す各周波数グリッド(点線で示される)上に配置され、これらが多重された場合に、図5(b)に示すとおりの配置になる。図5(b)のJ、Kに示すように、光周波数間隔の異なる信号光をグリッド上に配置する場合には、信号伝送に使用されない光周波数帯域が生じる。
また、図5(a)に示したように、MUX/DEMUXの通過帯域は各信号光毎にずれるので、例えば、200GHz帯域単位で信号光を分離/多重する1種類のWSSを用いた場合、信号光B,Cや信号光D〜Gを抜き出したり、多重したりすることはできない。ただし、本実施の形態1−1及び後述する実施の形態1−2、1−3のように各種の光分岐挿入多重化装置を並列に接続する構成では、各光分岐挿入多重化装置がそれぞれの光周波数間隔のチャネルを処理すればよいので図5に示す信号を処理できる。
信号配置例1は、信号光の中心周波数がグリッドに固定されるので、中心周波数グリッド固定型と呼ぶ。
<信号配置例2>
信号配置例2を図6を参照して説明する。信号配置例2は、全ての信号光をITUグリッドに配置しようとはせず、各信号光の光周波数の位置を、1チャネル毎の占有周波数帯域が一定で固定されているWSSや分波器、合波器の通過帯域に合うように配置したものであり、この配置を"占有帯域固定型"と呼ぶことにする。
図6(a)の例では、200GHz間隔の信号光は200GHzグリッドに配置される。100GHz間隔の信号光は、100GHzグリッド+50GHzの位置に配置され、結果として200GHzの帯域の中に2つ配置される形になる。また、50GHz間隔の信号光は、50GHzグリッド+25GHzの位置に配置され、結果として200GHzの帯域の中に4つ配置される形になる。
そして、これらの信号光を多重した場合は図6(b)に示すようになり、図5(b)に示した不使用の帯域部分がなくなる。また、図6(b)に示した信号光の場合、例えば、200GHz間隔の信号光を処理するWSS、分波器等により各信号光L、M、Nを切り取ることができ、切り取った帯域の中から所望の帯域の信号光を取り出すといったことが可能になる。
また、例えば、図6(a)に示す200GHzの信号光を処理するWSSにおいては、光信号処理を行う際の中心周波数を200GHzグリッドの値に設定し、透過帯域幅を200GHzに設定する。100GHzの信号光を処理するWSSにおいては、中心周波数を100GHzグリッド+50GHzの値に設定し、透過帯域幅を100GHzに設定する。また、50GHzの信号光を処理するWSSにおいては、中心周波数を50GHzグリッド+25GHzの値に設定し、透過帯域幅を50GHzに設定すればよい。
いうまでもなく、実施の形態1−1、1−2、1−3の構成は信号配置例2で配置された信号光に対応できる。
(実施の形態1−2)
図7は、実施の形態1−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図7に示すように、この光分岐挿入多重化装置50は、光カプラー31、ドロップ用分波器51(50GHz間隔)、N×1型のアド用WSS33(50GHz間隔)、及びアド用合波器52(50GHz間隔)を有する50GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置57と、光カプラー35、ドロップ用分波器53(100GHz間隔)、N×1型のアド用WSS37(100GHz間隔)、及びアド用合波器54(100GHz間隔)を有する100GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置58と、光カプラー39、ドロップ用分波器55(200GHz間隔)、N×1型のアド用WSS41(200GHz間隔)、及びアド用合波器56(200GHz間隔)を有する200GHz間隔用の光分岐挿入多重化装置59とが、光カプラー43と光カプラー44により並列に接続されて構成されたものである。
図7に示す光分岐挿入多重化装置50は、実施の形態1−1における光分岐挿入多重化装置30のドロップ用WSSが、ドロップ用分波器に置き換えられ、アド用WSSにアド用合波器が接続された構成であり、カラード構成となっている。
図7に示す光分岐挿入多重化装置50においても、実施の形態1−1と同様に光カプラーで信号光を分岐し、各分岐ルートで、それぞれの光周波数間隔に対応した信号光のアドドロップ処理を行うこととしたので、光周波数間隔が混在したチャネルを多重した信号光において、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアドドロップを行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
(実施の形態1−3)
図8は、実施の形態1−3に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。この光分岐挿入多重化装置60は、実施の形態1−2に係る光分岐挿入多重化装置50における各光周波数間隔に対応する光分岐挿入多重化装置において、アド側をアド用スイッチ部に置き換えたものである。各光周波数間隔に対応する光分岐挿入多重化装置64〜66の動作は、図3で説明した構成の動作と同様である。この構成は、図7に示した構成と同様にカラード構成である。
実施の形態1−1〜1−3では、光カプラーを介して光分岐挿入多重化装置を並列に接続することにより、本発明の課題を解決する構成を示したが、並列に接続される各光分岐挿入多重化装置は、実施の形態1−1〜1−3に示すものに限られるわけではない。並列に接続される各光分岐挿入多重化装置が、異なる光周波数間隔の信号光に対応するものであれば、並列に接続される各光分岐挿入多重化装置の構成はどのようなものであってもよい。例えば、並列に接続される各光分岐挿入多重化装置として、本明細書において説明するいずれかの光分岐挿入多重化装置を使用してもよい。
なお、上記実施の形態1−1〜1−3では、光カプラーを介して並列に接続する光分岐挿入多重化装置の数を3つにしているが、その数は3つに限られず、信号光に多重されるチャネルの種類(伝送速度の種類)に応じてその数を任意に定めればよい。ただし、その数は2以上である。
なお、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
(実施の形態2−1)
図9に、本発明の実施の形態2−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図を示す。図9に示すように、この光分岐挿入多重化装置70は、1×N型のドロップ用WSS71(200GHz間隔)、1×N型のドロップ用WSS72(100GHz間隔)、1×N型のドロップ用WSS73(50GHz間隔)、これらのWSSと接続される光カプラー74、N×1型のアド用WSS75(200GHz間隔)、N×1型のアド用WSS76(100GHz間隔)、N×1型のアド用WSS77(50GHz間隔)、これらのWSSと接続される光カプラー78、及び、両光カプラーと接続される25GHz間隔の波長ブロッカ79(WB:Wavelength Blocker)を有する。
なお、図9には、各WSSに接続されるトランスポンダが示されているが、トランスポンダは、本発明の実施の形態に係る光分岐挿入多重化装置の構成要素でなくてもよい。トランスポンダが示されている他の図でも同様である。
波長ブロッカ79は、25GHz間隔で任意の波長の信号光のレベルを調整する機能を有しており、光分岐挿入多重化装置70においては、ドロップする信号光をブロックし、他の信号光を透過させるように動作するものである。
図9に示す構成において、光カプラー74に入力された信号光は、各ドロップ用WSS、及び波長ブロッカ79に向けて分岐される。
各ドロップ用WSSに向けて分岐された信号光は、各ドロップ用WSSに対応する光周波数間隔のチャネルを単位として各ドロップ用WSSにおいて信号光のドロップがなされる。つまり、ドロップ用WSS71(200GHz間隔)においてはドロップするものとして予め定められた波長の100Gbps信号光がドロップされ、ドロップ用WSS72(100GHz間隔)においては40Gbps信号光がドロップされ、ドロップ用WSS73(50GHz間隔)においては10Gbps信号光がドロップされる。
また、波長ブロッカ79は、光カプラー74で分岐された信号光を受信し、ドロップ用WSS71〜73においてドロップされた波長をブロックし、他の波長を透過させる。そして、波長ブロッカから出力された信号光は光カプラー78に入力される。一方、各アド用WSS75〜77からは、それぞれに対応する光周波数間隔のチャネルの信号光が出力され、これらの信号光と、波長ブロッカ79から出力された信号光とが光カプラー78において多重され、出力される。
上記のような構成及び動作により、異なる複数の光周波数間隔のチャネルが混在した信号光において、所望の光周波数間隔のチャネルに対するアドドロップを行うことが可能となる。
本実施の形態における光分岐挿入多重化装置70は、中心周波数グリッド固定型の信号配置例1(図5)、占有帯域固定型の信号配置例2(図6)のいずれにも適用できる。
なお、中心周波数グリッド固定型の信号配置の場合において、例えば、図5(b)に示したように各信号光が多重された信号光に対し、50GHz間隔の信号全てをドロップするような場合は、波長ブロッカ79において、50GHz間隔の信号D〜Gをブロックするのみならず、図5(b)に示す空きの帯域Kの部分の光もブロックする必要がある。ここをブロックしない場合、例えば、アド側で100GHzの信号光B、Cに隣接する100GHz帯域の信号光がアドされた場合に、その信号光に対するノイズとなってしまうからである。このような理由から、本実施の形態における波長ブロッカ79は、最小の光周波数間隔(50GHz)の半分の25GHz間隔でレベル調整を可能としている。また、波長ブロッカ79の透過スペクトルはフラットである。
図10は、本実施の形態に示した光分岐挿入多重化装置70において、波長ブロッカ79を、50GHz間隔の波長ブロッカ81に置き換えた光分岐挿入多重化装置80を示す図である。これ以外は図9と同じである。図10に示す構成では、25GHzの帯域を選択してブロックすることができないため、中心周波数グリッド固定型の信号配置には適用できず、占有帯域固定型の信号配置にのみ適用できる。
なお、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
(実施の形態2−2)
図11に、実施の形態2−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図を示す。図9に示すとおり、この光分岐挿入多重化装置90は、実施の形態2−1の図9に示す構成において、ドロップ用WSS71〜73をドロップ用分波器91〜93に置き換え、アド用WSS75〜77をアド用合波器94〜96に置き換えたものである。実施の形態2−1がカラーレス構成であるのに対し、実施の形態2−2がカラード構成である点が相違するが、アドドロップに係る動作は同様である。図11に示す構成も、図9に示す構成と同様に、25GHz間隔の波長ブロッカ79を使用しているので、中心周波数グリッド固定型の信号配置と占有帯域固定型の信号配置のどちらにも適用できる。
図12は、本実施の形態において、25GHz間隔の波長ブロッカ79に代えて50GHz間隔の波長ブロッカ81を使用した光分岐挿入多重化装置100を示す図である。図10に示す構成と同様に、この場合は占有帯域固定型の信号配置にのみ適用できる。
なお、実施の形態2−1、2−2において、ドロップ側にWSSを使用し、アド側に合波器を使用する構成や、ドロップ側に分波器を使用し、アド側にWSSを使用する構成とすることもできる。更に、合波器とWSSを混在させたり、分波器とWSSを混在させることもできる。
なお、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
(実施の形態3−1)
図13は、本発明の実施の形態3−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図10に示すように、この光分岐挿入多重化装置110は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)、ドロップ用WSS102(100GHz間隔)、ドロップ用WSS103(50GHz間隔)、アド用WSS104(200GHz間隔)、アド用WSS105(100GHz間隔)、アド用WSS106(50GHz間隔)を有し、ドロップ用WSS102(100GHz間隔)とドロップ用WSS(50GHz間隔)103がドロップ用WSS101(200GHz間隔)に接続され、アド用WSS105(100GHz間隔)とアド用WSS106(50GHz間隔)がアド用WSS104(200GHz間隔)に接続されている。また、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)とアド用WSS104(200GHz間隔)が接続され、ドロップ用WSS102(100GHz間隔)とアド用WSS105(100GHz間隔)が接続され、ドロップ用WSS103(50GHz間隔)とアド用WSS106(50GHz間隔)が接続される。
この光分岐挿入多重化装置110において、信号光が入力されたドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、200GHzの光周波数帯域を単位として波長選択スイッチ処理を行う。つまり、入力信号光に多重された信号光のうち、ドロップする100Gbpsの信号光は100G用トランスポンダに接続された出力ポートから出力する。また、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、40Gbpsのドロップ信号光を含む200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光(複数のチャネルを含み得る)をドロップ用WSS102(100GHz間隔)が接続された出力ポートから出力し、10Gbpsのドロップ信号光を含む200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光(複数のチャネルを含み得る)をドロップ用WSS103(50GHz間隔)が接続された出力ポートから出力する。
また、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、入力信号光から、上記のようにしてドロップ側に出力した200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光を除いた信号光をアド用WSS104(200GHz間隔)に向けて送出する。ドロップ用WSS102(100GHz間隔)は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)から受信した200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光の中から、ドロップすべき100GHz間隔のチャネルの信号光をドロップし、ドロップされない100GHz間隔のチャネルの信号光のみをアド用WSS105(100GHz間隔)に向けて送出する。更に、ドロップ用WSS103(50GHz間隔)は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)から受信した200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光の中から、ドロップすべき50GHz間隔のチャネルの信号光をドロップし、ドロップされない50GHz間隔のチャネルの信号光のみをアド用WSS106(50GHz間隔)に向けて送出する。
アド用WSS106(50GHz間隔)は、ドロップ用WSS103(50GHz間隔)から受信した信号光と、アドされた信号光とを多重した信号光をアド用WSS104(200GHz間隔)に向けて送出し、アド用WSS105(100GHz間隔)は、ドロップ用WSS102(100GHz間隔)から受信した信号光と、アドされた信号光とを多重した信号光をアド用WSS104(200GHz間隔)に向けて送出する。そして、アド用WSS104(200GHz間隔)は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)から受信した信号光と、アド用WSS105(100GHz間隔)から受信した信号光と、アド用WSS106(50GHz間隔)から受信した信号光と、アド用WSS104(200GHz間隔)に直接アドされた信号光とを多重して、光伝送路に送出する。
例えば、図6(b)に示す占有帯域固定型で信号光が配置された信号光を受信した場合において、信号光XとYをドロップし、同じ位置にある信号光をアドすることを想定する。この場合、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、200GHz間隔のチャネルMとチャネルNをそれぞれドロップ用WSS102(100GHz間隔)とドロップ用WSS103(50GHz間隔)に対して出力する。そして、ドロップ用WSS102(100GHz間隔)は、100GHz間隔のチャネルXの信号光をドロップするとともに、チャネルPの信号をアド用WSS105(100GHz間隔)に送信する。また、ドロップ用WSS103(50GHz間隔)は、50GHz間隔のチャネルYの信号光をドロップするとともに、チャネルH、I、Rの信号光をアド用WSS106(50GHz間隔)に送信する。
アド用WSS105(100GHz間隔)とアド用WSS106(50GHz間隔)にはそれぞれドロップしたチャネルの周波数位置に対応する信号光がアドされ、ドロップ側のWSSから受信した信号光と多重されてアド用WSS104(200GHz間隔)に送られ、アド用WSS104(200GHz間隔)では、入力された信号光を多重することにより、再度図6(b)に示すような信号光を生成して、出力する。
上記のように本実施の形態3−1に係る光分岐挿入多重化装置110は、処理対象の光周波数間隔が異なるWSSを階層的に接続することにより構成しているため、大きな帯域の中に小さな帯域を複数含むように信号光を配置できる占有帯域固定型に適用できるが、異なる周波数間隔の信号光間の関係をこのような関係にすることができない中心周波数グリッド固定型の信号配置では実施の形態3−1の構成を適用することはできない。
(実施の形態3−2)
図14は、本発明の実施の形態3−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図14に示すように、この光分岐挿入多重化装置120は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)、ドロップ用分波器111(200GHz間隔)、ドロップ用分波器112(100GHz間隔)、ドロップ用分波器113(50GHz間隔)、アド用WSS104(200GHz間隔)、アド用合波器114(200GHz間隔)、アド用合波器115(100GHz間隔)、アド用合波器116(50GHz間隔)を有し、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)とアド用WSS104(200GHz間隔)が接続される。
この光分岐挿入多重化装置120において、信号光が入力されたドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、200GHz光周波数間隔の各チャネルを単位として波長選択スイッチ処理を行う。つまり、入力信号光に多重された信号光のうち、ドロップすべき100Gbpsの信号光を多重した信号光をドロップ用分波器111(200GHz間隔)が接続された出力ポートから出力する。また、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、40Gbpsのドロップ信号光を含む200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光(複数のチャネルを含み得る)をドロップ用分波器112(100GHz間隔)が接続された出力ポートから出力し、10Gbpsのドロップ信号光を含む200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光(複数のチャネルを含み得る)をドロップ用分波器113(50GHz間隔)が接続された出力ポートから出力する。
そして、各ドロップ用分波器は、自身が処理対象とする光周波数間隔のチャネルの信号光を分波し、対応するトランスポンダに出力する。
また、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)は、入力信号光から、上記のようにしてドロップ側に出力した200GHz光周波数間隔のチャネルの信号光を除いた信号光をアド用WSS104(200GHz間隔)に向けて送出する。
一方、アド用WSS104(200GHz間隔)は、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)から受信した信号光と、各合波器114〜116から送出されるアド信号光とを多重した信号光を光伝送路に送出する。本実施の形態3−2は、カラード構成である点で実施の形態3−1と相違する。
(実施の形態4−1)
図15は、本発明の実施の形態4−1に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図に示すように、この光分岐挿入多重化装置130は、光カプラー124、ドロップ用WSS121(200GHz間隔)、ドロップ用WSS122(100GHz間隔)、ドロップ用WSS123(50GHz間隔)、アド用WSS104(200GHz間隔)、アド用WSS105(100GHz間隔)、アド用WSS106(50GHz間隔)を有し、ドロップ用WSS121(200GHz間隔)、ドロップ用WSS122(100GHz間隔)、ドロップ用WSS123(50GHz間隔)、及びアド用WSS104(200GHz間隔)が光カプラー124に接続され、アド用WSS105(100GHz間隔)とアド用WSS106(50GHz間隔)がアド用WSS104(200GHz間隔)に接続されている。
図15に示すように、この光分岐挿入多重化装置130におけるドロップ側の構成は、実施の形態1−1における構成と同様に、チャネルの種類(光周波数間隔、伝送速度の種類)に対応する各ドロップ用WSSを光カプラー124により並列に接続した構成であり、この光分岐挿入多重化装置130におけるアド側の構成は、実施の形態3−1の図13に示した構成と同様にWSSを階層的に接続した構成である。
この光分岐挿入多重化装置130において、光カプラー124により分岐された信号光は、ドロップ用の各WSSに入力され、ドロップ用の各WSSはそれぞれに対応する光周波数間隔のチャネル単位でドロップ信号光を抽出して出力する。
一方、アド側では、アド用WSS105(50GHz間隔)とアド用WSS106(100GHz間隔)のそれぞれがそれぞれの光周波数間隔のチャネル単位でアド信号光を受信し、多重してアド用WSS104(200GHz間隔)に送出する。アド用WSS104(200GHz間隔)は、光カプラー124から入力される信号光のうち、ドロップ側でドロップされた信号光を含む200GHz間隔のチャネルの信号光を除いた信号光と、アド用WSS106(50GHz間隔)とアド用WSS105(100GHz間隔)のそれぞれから受信した信号光とを多重して出力する。
実施の形態4−1の構成は、アド側が階層構成になっているため、占有帯域固定型の信号配置のみに適用できる。
なお、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
(実施の形態4−2)
図16は、本発明の実施の形態4−2に係る光分岐挿入多重化装置の構成図である。図16に示すように、この光分岐挿入多重化装置140は、実施の形態3−2の図14に示した構成において、ドロップ用WSS101(200GHz間隔)を光カプラー131に置き換えた構成に相当する。
この光分岐挿入多重化装置140では、光カプラー131により分岐された信号光は、ドロップ用の各分波器111〜113に入力され、それぞれに対応する光周波数間隔で信号光が分波されて出力される。
アド側においてアド用WSS104(200GHz間隔)は、光カプラー131から入力される信号光のうち、ドロップ側でドロップされた信号光を含む200GHz間隔のチャネルの信号光を除いた信号光と、各合波器114〜116から送出されるアド信号光とを多重し、光伝送路に送出する。この構成もアド側が階層構成になっているため、占有帯域固定型の信号配置のみに適用できる。
また、本実施の形態では、入力側の光カプラーを用いた分岐において、分岐先に備えられるPDの感度を勘案して分岐比を決定し、極力光損失にならないように分岐比を調整する。更に、出力側の光挿入装置から光信号が出力されるとき、波長の異なる各信号レベルは等化されて出力される。
なお、上記の実施の形態2−1〜4−2において、200GHz間隔用、100GHz間隔用、50GHz間隔用の3種類のWSS、分波器、合波器を用いる構成を示したが、その種類の数は3つに限られず、信号光に多重されるチャネルの種類(伝送速度の種類)に応じてその数を任意に定めればよい。ただし、その数は2以上である。
(まとめ)
上述した実施の形態2−1から実施の形態4−2に示した各構成を、ドロップ側とアド側でWSSが使用されるか、それとも光カプラーが使用されるかという観点でまとめたものを図17と図18に示す。図17は、占有帯域固定の信号配置にのみ使用できるものを示し、図18は、占有帯域固定の信号配置のみならず、中心周波数グリッド固定の信号配置にも適用できる構成である。また、各図において該当する構成のイメージを示している。図17において、アド側カプラ、ドロップ側WSSとした構成は、例えば、実施の形態4−1、4−2の構成において、アド側とドロップ側を逆にし、ドロップ側に階層構成を用い、アド側に光カプラー分岐構成を用いたものである。
なお、実施の形態1−1〜1−3は、占有帯域固定の信号配置のみならず、中心周波数グリッド固定型の信号配置にも適用できる構成であり、前述したように、光カプラーにより並列に接続される各光分岐挿入多重化装置の構成は特定のものに限定されない。
図19に、別の観点でまとめた図を示す。図19は、各構成の特徴及び、各特徴毎に、カラーレス、カラード、使用可能な信号配置をまとめた図である。波長ブロッカを使用した実施の形態2−1、2−2の構成は、異なる光周波数間隔のチャネルを対象とするWSS等を光カプラーを介して接続して別ルートとする構成を含むので、図19に示すような分類にしている。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
11、21、31、35、39、43、44、74、78、124、131 光カプラー
12、32、36、40、71〜73、101〜103、121〜123 ドロップ用WSS
13、33、37、41、75〜77、104〜106、アド用WSS
22、23、51、53、55、91〜93、111〜113 分波器
25、52、54、56、94〜96、114〜116 合波器
10〜140 光分岐挿入多重化装置
15 波長分離部
16 波長選択部
17 波長多重部
24 SWアレイ
79、81 波長ブロッカ

Claims (3)

  1. 入力された信号光を分岐する第1の光カプラーと、
    前記第1の光カプラーに接続され、波長分離の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長分離手段と、
    アドドロップ処理後の信号光を出力する第2の光カプラーと、
    前記第2の光カプラーに接続され、アド信号光を入力する複数の波長合成手段であって、波長合成の対象とするチャネルの光周波数間隔が互いに異なる複数の波長合成手段と、
    前記第1の光カプラーと前記第2の光カプラーに接続され、前記第1の光カプラーから受信する信号光から、前記複数の波長分離手段においてドロップ信号光として出力される信号光をブロックし、ブロック後の信号光を前記第2の光カプラーに送出する波長ブロック手段と、
    を備えたことを特徴とする光分岐挿入多重化装置。
  2. 前記複数の波長分離手段及び前記複数の波長合成手段のうちのいずれか1つ又は複数が波長選択スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の光分岐挿入多重化装置。
  3. 前記波長ブロック手段は、前記光分岐挿入多重化装置に入力される信号光に含まれるチャネルのうち、光周波数間隔が最小のチャネルの当該光周波数間隔の半分の光周波数間隔毎に信号光のレベル調整を行う機能を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光分岐挿入多重化装置。
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