JP2012037454A - 放射線検出器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高輝度・高解像度・高信頼性の放射線検出器を提供する。
【解決手段】蛍光を電気信号に変換する光電変換素子が形成されたアレイ基板1と、光電変換素子上に形成され、放射線を蛍光に変換するシンチレータ層3と、シンチレータ層3上に密着して形成され、シンチレータ層3の表面を覆って蛍光を受けると共に湿度から保護する防湿層を、アレイ基板1の周辺部にて接着層により封止した防湿構造15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、放射線を検出する放射線検出器及びその製造方法に関する。
新世代のX線診断用検出器として、アクティブマトリクスを用いた平面形のX線検出器が開発されている。このX線検出器に照射されたX線を検出することにより、X線撮影像、あるいはリアルタイムのX線画像がデジタル信号として出力される。
X線検出器は、一般に、アモルファスシリコン(a−Si)フォトダイオード、あるいはCCD(Charge Coupled Device)などの光電変換素子を有するアレイ基板と、このアレイ基板の表面上に設けられ入射するX線を蛍光に変換するX線変換部であるシンチレータ層とを備え、X線をシンチレータ層により可視光すなわち蛍光に変換させ、この蛍光を光電変換素子で信号電荷に変換することで画像を取得している。
シンチレータ層の材料としては、一般的にヨウ化セシウム(CsI):ナトリウム(Na)、ヨウ化セシウム(CsI):タリウム(Tl)、ヨウ化ナトリウム(NaI)、あるいは酸硫化ガドリニウム(Gd22S)など、種々のものがあり、用途や必要な特性によって使い分けられる。
シンチレータ層は、ダイシングなどにより溝を形成したり、柱状構造が形成されるように蒸着法で堆積したりすることで、解像度特性を向上させることができる。
シンチレータ層として、湿度に対して劣化の大きい材料であるCsI:Tl膜やCsI:Na膜を用いた場合、シンチレータ層の上部には、シンチレータからの蛍光の利用効率を高めるための反射機能と、シンチレータ層吸湿による特性劣化を防ぐための防湿機能を有する構造を形成する必要がある。
蛍光の利用効率を高める目的でシンチレータ層の上部に形成される反射層は、シンチレータ層で発光した蛍光のうち光電変換素子側に対して反対側に向かう蛍光を反射層で反射させて、光電変換素子側に到達する蛍光を増大させるものである。
反射層を形成する例としては、銀合金やアルミニウムなど蛍光反射率の高い金属層をシンチレータ層上に成膜する方法や、TiO2などの光散乱性物質とバインダ樹脂とから成る光散乱反射性の反射層を塗布形成する方法などが知られている。また、シンチレータ層上に形成するのではなく、アルミなどの金属表面を持つ反射板をシンチレータ層に密着させて蛍光を反射させる方式も実用化されている。
図7に、従来のX線検出器における断面構造の一例を示す。
このX線検出器50では、アレイ基板1に多数形成された光電変換素子2上に、放射線を蛍光に変換するシンチレータ層3が設けられ、さらにその上にシンチレータ層3表面の凹凸を平坦化するためのパリレン(パラキシリレン系ポリマーの総称)からなる平坦化層4を介して金属製の反射層5が形成されている。また、反射層5の上には、外部の湿気から保護するパリレンからなる防湿層6が形成されている。
また、図8に、従来のX線検出器における断面構造の他の例を示す。
このX線検出器60では、図7と同様に形成されたシンチレータ層3上に、光散乱性粒子とバインダ樹脂とからなる光散乱反射性の反射層7を塗布形成し、さらに、金属箔からなる防湿層8を被せ、接着層9によりアレイ基板1と接着封止したものである。
特開2009−128023号公報 特開平5−242841号公報
しかしながら、図7に示すX線検出器50では、シンチレータ層3表面の凹凸を平坦化するためのパリレンからなる平坦化層4が反射層5とシンチレータ層3との間に形成されているため、平坦化層4内での光の散乱による解像度低下が避けられない。また、防湿層6を形成するパリレン自体の防湿性能が低いといった問題点がある。
これに対して、図8に示すX線検出器60では、高い反射率と高い防湿機能を得ることができるが、光散乱反射性の反射層7を塗布形成する際に、乾燥時収縮応力によるクラックや膜剥がれ、基板反りといった問題があった。
このように、シンチレータ層3の上部に、蛍光反射機能と防湿機能を持たせるためには、複雑な構造が必要となる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、高輝度・高解像度・高信頼性の放射線検出器を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る放射線検出器は、蛍光を電気信号に変換する光電変換素子が形成された基板と、前記光電変換素子上に形成され、放射線を前記蛍光に変換するシンチレータ層と、前記シンチレータ層上に密着して形成され、前記シンチレータ層の表面を覆って前記蛍光を受けると共に湿度から保護する防湿層を、前記基板の周辺部にて接着層により封止した防湿構造と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態に係る放射線検出器の製造方法は、蛍光を電気信号に変換する光電変換素子が形成された基板の前記光電変換素子側表面に、放射線を前記蛍光に変換するシンチレータ層を真空蒸着法により形成する工程と、前記シンチレータ層上に、前記蛍光を受けると共に湿度から保護する防湿層を被覆し、前記基板の周辺部にて接着剤を介して前記基板と前記防湿層とを減圧状態下で密着させる工程と、を備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るX線検出器の全体構造を示す斜視図。 図1のX線検出器におけるアレイ基板の詳細構造を示す断面図。 図1のX線検出器の防湿構造に用いたALハット形状を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図。 図1のX線検出器におけるシンチレータ層及び防湿構造を示す断面図。 他の実施の形態に係るX線検出器におけるシンチレータ層及び防湿構造を示す断面図。 種々の防湿構造における光反射の度合いを示す模式図であり、(a)は防湿層とシンチレータ層の隙間が大きい場合、(b)は防湿層の表面が未処理の場合、(c)は防湿層とシンチレータ層が密着している場合、(d)は防湿層表面に黒化処理を行った場合。 従来のX線検出器の構造を示す断面図。 従来のX線検出器の他の構造を示す断面図。
以下、本発明の一実施の形態に係る放射線検出器について、図面を参照して説明する。
(放射線検出器の全体構造)
図1は本実施の形態に係るX線検出器の全体構造、図2はそのアレイ基板の拡大部分を示すものである。
放射線検出器としてのX線検出器10は、放射線像であるX線像を検出するX線平面センサであり、例えば、一般医療用途などに用いられている。
このX線検出器10は、図1及び図2に示すように、蛍光を電気信号に変換する光電変換基板としてのアレイ基板1、このアレイ基板1の一主面である表面上に設けられ入射するX線を蛍光に変換するX線変換部であるシンチレータ層3、このシンチレータ層3上に設けられ、シンチレータ層3からの蛍光をアレイ基板1側へ反射させると共に、外気や湿度から保護する防湿構造15を備えている。
(アレイ基板1)
アレイ基板1は、シンチレータ層3によりX線から可視光に変換された蛍光を電気信号に変換するもので、ガラス基板16、このガラス基板16上に設けられ光センサとして機能する略矩形状の複数の光電変換部17、行方向に沿って配設された複数の制御ライン(又はゲートライン)18、列方向に沿って配設された複数のデータライン(又はシグナルライン)19、各制御ライン18が電気的に接続された図示しない制御回路と、各データライン19が電気的に接続された図示しない増幅/変換部を備えている。
アレイ基板1には、それぞれ同構造を有する画素20がマトリクス状に形成されているとともに、各画素20内にそれぞれ光電変換素子としてのフォトダイオード21が配設されている。これらフォトダイオード21はシンチレータ層3の下部に配設されている。
各画素20は、フォトダイオード21に電気的に接続されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)22、フォトダイオード21にて変換した信号電荷を蓄積する電荷蓄積部としての図示しない蓄積キャパシタを具備している。但し、蓄積キャパシタは、フォトダイオード21の容量が兼ねる場合もあり、必ずしも必要ではない。
各薄膜トランジスタ22は、フォトダイオード21への蛍光の入射にて発生した電荷を蓄積および放出させるスイッチング機能を担う。薄膜トランジスタ22は、非晶質半導体としてのアモルファスシリコン(a−Si)、あるいは多結晶半導体であるポリシリコン(P−Si)などの半導体材料にて少なくとも一部が構成されている。
また、薄膜トランジスタ22は、図2に示すように、ゲート電極23、ソース電極24およびドレイン電極25のそれぞれを有している。このドレイン電極25は、光電変換素子(フォトダイオード)21および蓄積キャパシタに電気的に接続されている。
蓄積キャパシタは、矩形平板状に形成され、各フォトダイオード21の下部に対向して設けられている。
図1に示す制御ライン18は、各画素20間に行方向に沿って配設され、図2に示すように、同じ行の各画素の薄膜トランジスタ22のゲート電極23に電気的に接続されている。
図1に示すデータライン(シグナルライン)19は、各画素20間に列方向に沿って配設され、図2に示すように、同じ列の各画素の薄膜トランジスタ22のソース電極24に電気的に接続されている。
制御回路は、各薄膜トランジスタ22の動作状態、即ちオンおよびオフを制御するもので、ガラス基板16の表面における行方向に沿った側縁に実装されている。
増幅/変換部は、例えば各データライン19に対応してそれぞれ配設された複数の電荷増幅器、これら電荷増幅器が電気的に接続された並列/直列変換器、この並列/直列変換器が電気的に接続されたアナログ−デジタル変換器を有している。
アレイ基板1の最上部には、光電変換素子(フォトダイオード)21及び薄膜トランジスタ22等を保護するため、図2に示すように、樹脂製の保護層26が形成される。
(シンチレータ層3)
シンチレータ層3は、入射するX線を可視光すなわち蛍光に変換するもので、例えばヨウ化セシウム(CsI):タリウム(Tl)、あるいはヨウ化ナトリウム(NaI):タリウム(Tl)等により真空蒸着法で柱状構造に形成したもの、あるいは酸硫化ガドリニウム(Gd22S)蛍光体粒子をバインダ材と混合し、アレイ基板1上に塗布して焼成および硬化し、ダイサによりダイシングするなどで溝部を形成して四角状に形成したものなどがある。
これら柱間には、大気、あるいは酸化防止用の窒素(N2)などの不活性ガスを封入する。あるいは真空状態とすることも可能である。
具体的には、シンチレータ層3にCsI:Tlの蒸着膜を用い、膜厚は約600μm、CsI:Tlの柱状構造結晶の柱(ピラー)の太さは最表面で8〜12μm程度のものを用いることができ、シンチレータ層3の最表面は凹凸面になる。
(防湿構造15)
防湿構造15は、シンチレータ層3を外部雰囲気から保護して、湿度などによる特性劣化を抑えるためのものである。なお、本実施形態の防湿構造15は、フォトダイオードと反対側に発せられた蛍光を反射して、フォトダイオードに到達する蛍光光量を増大させる反射層の役割も果たすものである。
防湿構造15は、例えば図3に示すように、厚み0.1mmtのAL箔からなる防湿層11を、周辺部に5mm幅の鍔部27を持つ構造にプレス成型してハット状とし、このALハットの鍔部27に接着層をディスペンサーにより塗布し、シンチレータ層3の形成されたアレイ基板1と減圧雰囲気で貼り合せることによって形成できる。
接着剤は、一般に市販されている加熱硬化型または紫外線硬化型のエポキシ系の接着材を用いることができる。
(防湿層11の材質)
防湿層11としては、AL(アルミニウム)箔で軟質のもの、例えば、厚み0.1mmt以下のJIS A1N30−O材を用いることが好ましい。これは、焼きなましによって軟質化した純度99.00%以上のAL合金のO材は、展延性に優れるため、減圧雰囲気で接着封止した際にシンチレータ層3の表面形状に沿って変形しやすく、シンチレータ層3の表面凹凸形状に部分的又は全体的にならった状態で密着するためである。これに対して、硬質化処理した純ALのH材やAL合金箔では、もともとのハット形状を維持してしまうため、シンチレータ膜と防湿構造の隙間にばらつきが生じてしまう。
以上のように、シンチレータ層3と防湿構造15の隙間を小さくし、隙間ばらつきによる輝度・解像度むらを抑制するためには、展延性に優れた柔らかい材料を選択することが望ましい。
(シンチレータ層3及び防湿構造15)
図4に、X線検出器10におけるシンチレータ層3及び防湿構造15の拡大図を示す。
この構造では、シンチレータ層3側の面が平坦化処理されたALハットからなる防湿層11を用い、この防湿層11が接着層9を介してアレイ基板1と接合されている。
また、図5に、他の実施形態の上部構造を示す。
このX線検出器20では、ALハットからなる防湿層11のシンチレータ層3側の面に黒化処理された黒化処理層14が形成され、これらが接着層9を介してアレイ基板1と接合されている。
この黒化処理層14は、AL箔又はAL板に、黒色無電解ニッケル(Ni−P)めっき、黒クロム、黒ニッケルなどの電解めっき、黒アルマイト処理(陽極酸化処理)などを施すことによって形成することができる。但し、シンチレータ層3への影響がなく、ALの展延性を阻害せず、かつALが変形した際に皮膜剥がれが生じないなどの条件を考慮して適宜形成することが好ましい。
(種々の防湿構造における反射光の拡がり具合)
図6に、種々の防湿構造における反射光の拡がりの関連を示す。
図6(a)のように、防湿層11とシンチレータ層3間の隙間が大きい場合、この隙間によって蛍光の拡がりが大きくなり、解像度の低下を招いてしまう。
これに対して、図6(b)、(c)、(d)に示すように、ALハットからなる防湿層がシンチレータ層と密着している場合は蛍光の拡がりを抑えることができる。
また、図6(c)のように、ALハットからなる防湿層11のシンチレータ層3側表面は、鏡面処理されていることが望ましい。図6(b)のように防湿層12の表面に凹凸面12aがあると、AL表面での蛍光反射角のばらつきが大きくなるため、反射光の拡がりにばらつきが生じ、解像度低下を招いてしまうためである。
また、図6(d)のように、ALハットからなる防湿層11のシンチレータ層3側表面に黒化処理した黒化処理層14を設けることも有効である。
この場合、シンチレータ層3で発生した蛍光のうち光電変換素子と反対側に向かう蛍光を吸収することになるため、輝度は低くなってしまう。ただし、蛍光反射光の拡がりによる解像度低下が小さいため、高解像度を得ることができる。
上述のように、防湿層11のシンチレータ層3側表面処理によって、求められる特性を重視した構成を作製できる。即ち、高い感度が必要な場合は図6(c)のように、鏡面処理した防湿層11を用い、感度を犠牲としても高い解像度を必要とする場合は図6(d)のように、黒化処理層14を形成した防湿層11を用いることで、所望の特性を得ることができる。
また、鏡面処理を施さなくても、シンチレータ層3と防湿層11とを密着させた構造とすることにより、解像度低下を極力抑えることができ、十分な特性をもった放射線検出器を提供できる。
(防湿層の形成方法)
本実施の形態では、シンチレータ層3が形成されたアレイ基板1と防湿層11の鍔部27を紫外線硬化型の接着剤を介して、約0.1気圧の減圧雰囲気下で接着封止する製造方法によりX線検出器を製造した。
この方法によれば、防湿層11内は減圧(負圧)状態になり、外部の大気圧によりシンチレータ層3側に押されるため、シンチレータ層3と防湿層11が密着した構造となる。これによりシンチレータ層3と防湿層11との隙間の均一化と極小化が実現でき、解像度低下を抑制できる。
以上のように、減圧封止により防湿層11をシンチレータ層3に密着させ、シンチレータ層3と防湿層11の隙間の均一化・極小化を実現することで、高輝度・高解像度・高信頼性の放射線検出器を提供できる。
なお、防湿層11の材質は、蛍光反射率が高く、展延性に優れた金属材料であって、減圧封止した際に変形し、シンチレータ層3に密着する材質であれば、ALには限定されない。
また、ALハットのアレイ基板1への接着を減圧雰囲気にて行うことは、飛行機輸送を想定した減圧下での機械的強度に優れた防湿構造を形成できる点でも有効である。
(防湿構造後の工程)
防湿構造15を形成して、X線検出器10のパネルが完成する。更に制御ライン、信号ラインの各電極パッド部にTAB接続により配線を繋いで、アンプ以降の回路に接続し、更に筐体構造に組み込んでX線検出器10が完成する。
(本実施形態の効果)
(1)高輝度・高解像度・高信頼性の放射線検出器を提供することができる。
(2)アレイ基板1周辺の接着層9で接着された単層の防湿層11で防湿機能と蛍光反射機能の2つの機能を果たすことができ、構造の単純化とプロセス削減、コスト削減を実現できる。
(3)蛍光反射率が高く、展延性に優れたALをハット状に加工した材料を用い、ALハットを減圧雰囲気化で接着封止して防湿層11とシンチレータ層3を密着させることで、シンチレータ膜の凹凸形状に部分的又は全体的にならった状態でAL箔が配置されるため、隙間の不均一性による輝度や解像度のむらを極力抑えることができる。これによって、高い防湿性能とALハットでの蛍光反射による高感度化、光散乱の少ない事による高解像度維持といった特性を満足した、高輝度・高解像度・高信頼性を実現したX線検出器10を提供することができる。
1:アレイ基板
2:光電変換素子
3:シンチレータ層
4:平坦化層
5:反射層
6:防湿層
7:反射層
8:防湿層
9:接着層
10:X線検出器
11:防湿層
12:防湿層
12a:凹凸面
14:黒化処理層
15:防湿構造
17:光電変換部

Claims (5)

  1. 蛍光を電気信号に変換する光電変換素子が形成された基板と、
    前記光電変換素子上に形成され、放射線を前記蛍光に変換するシンチレータ層と、
    前記シンチレータ層上に密着して形成され、前記シンチレータ層の表面を覆って前記蛍光を受けると共に湿度から保護する防湿層を、前記基板の周辺部にて接着層により封止した防湿構造と、
    を備えることを特徴とする放射線検出器。
  2. 前記シンチレータ層は複数の柱状体からなり表面に凹凸形状を有し、かつ前記防湿層は、厚み0.1mm以下の軟質なアルミニウム又はアルミニウム合金を用いたことを特徴とする請求項1項記載の放射線検出器。
  3. 前記防湿層は、前記シンチレータ側表面が鏡面処理されていることを特徴とする請求項1記載の放射線検出器。
  4. 前記防湿層は、さらに前記シンチレータ側表面に黒化処理された層を有することを特徴とする請求項1記載の放射線検出器。
  5. 蛍光を電気信号に変換する光電変換素子が形成された基板の前記光電変換素子側表面に、放射線を前記蛍光に変換するシンチレータ層を真空蒸着法により形成する工程と、
    前記シンチレータ層上に、前記蛍光を受けると共に湿度から保護する防湿層を被覆し、前記基板の周辺部にて接着剤を介して前記基板と前記防湿層とを減圧状態下で密着させる工程と、
    を備えることを特徴とする放射線検出器の製造方法。
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