JP2012037359A - 電源装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇圧レス電源装置において、スイッチング素子のシャットダウン作動の異常を適切に検出する。
【解決手段】回転機Mの回生作動中に、スイッチング素子Qのシャットダウン作動により電源ラインLINEが一時的に切断状態とされ、その電源ラインLINEが切断状態とされている間にインバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かに基づいて、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかが判断されるので、電源装置10において通常稼働時にスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を検知することができないことに対して、駆動回路16の回路故障、スイッチング素子Qのオン故障のようなシャットダウン作動不能となる異常状態などを検知することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源の電圧を昇圧することなく回転機側へ供給する電源装置の制御装置に係り、特に、電源装置の異常を検出する技術に関するものである。
二次電池にて構成される電源の電圧を回転機側へ供給する電源装置が良く知られている。例えば特許文献1に記載された車両の電源装置がそれである。図10は、例えば特許文献1に記載されたような電源装置を簡略化して示す図である。図10において、電源装置1は、例えば蓄電装置2と、昇圧コンバータ3と、コンデンサCとを含んで構成されており、昇圧コンバータ3の上アーム4におけるスイッチング素子Q1と下アーム5におけるスイッチング素子Q2とを制御することにより、回転機Mの駆動時には蓄電装置2側の電圧VLを昇圧してインバータ6に供給し、回転機Mの回生時にはインバータ6側の電圧VHを降圧して蓄電装置2に供給する昇降圧可能な電源制御回路である。
ここで、例えば回転機Mの過電流発生時に、蓄電装置2側に接続された電動エアコン7、DC/DCコンバータ8などの装置(以下、電源側部品9という)の耐圧保護の為のプロセス(手順、方法)について考える。先ず、回転機Mに過電流が発生すると、インバータ6が自動的にローカルシャットダウン(例えばインバータ6のみが運転停止(機能停止))する。このとき、例えば回転機Mが永久磁石型の同期モータ等である場合には、このローカルシャットダウンに伴って回転機Mの逆起電圧が発生する。この回転機Mの逆起電圧は、回転機Mが高回転である程、高電圧(例えば700V)となる。このようにして発生した高電圧に対して、電源側部品9の耐圧保護の為、電源装置1(昇圧コンバータ3)にてこの高電圧を降圧(例えば200V)し、電源側部品9の耐圧越えを回避する。尚、電源側部品9を高電圧に耐えられるように設計することも考えられるが、コスト高になるので、このようなプロセスを採用することが望まれる。
特開2009−60726号公報 特許第3548497号公報 特開2002−231478号公報 特開2001−314037号公報
ところで、図10に示すような電源装置1に対して、例えば損失低減の為に、昇圧しない電源装置(昇圧レス電源装置)が考えられる。具体的には、この昇圧レス電源装置としては、図10の昇圧コンバータ3において、リアクトルLを取り除いてその間を直結(短絡)し、且つ下アーム5(スイッチング素子Q2及びダイオードD2)を取り除いてその間を開放するような構成が考えられる(図1参照)。このような構成の昇圧レス電源装置の場合、通常稼働時には、スイッチング素子Q1をオンすることにより上アーム4を常時オン状態として、蓄電装置2とインバータ6との間の電力授受経路を常時導通状態とする。一方で、回転機Mの過電流発生時には、インバータ6のローカルシャットダウンに伴って発生した高電圧に対して、電源側部品9の耐圧保護の為、スイッチング素子Q1をオフする(シャットダウンする)ことにより上アーム4をオフ状態として、上記電力授受経路を切断状態(非導通状態)とし、電源側部品9の耐圧越えを回避することが考えられる。尚、スイッチング素子Q1,Q2(上アーム4,下アーム5)のオン,オフやシャットダウン(機能停止、運転停止)は、例えばnチャンネル型とpチャンネル型とでは電力授受経路の導通状態,切断状態が入れ替わる場合があるが、明細書全体を通して、スイッチング素子(上アーム,下アーム)のオンは、スイッチング素子の端子間(例えばコレクタ−エミッタ間)に電流が流れる状態を示し、スイッチング素子(上アーム,下アーム)のオフやシャットダウンは、スイッチング素子の端子間(例えばコレクタ−エミッタ間)に電流が流れない状態を示す。
ここで、電源側部品9の耐圧越えを発生させない為には、図10の電源装置1では、昇圧コンバータ3における昇降圧作動が正常に動作することが必要になる。その為、昇圧コンバータ3の異常を検知することが望まれる。この電源装置1では、例えば通常稼働時に、昇圧コンバータ3の所定の昇圧比と、蓄電装置2側の電圧VLとインバータ6側の電圧VHとの関係とを監視することで、昇圧コンバータ3の異常を検知することが可能となる。一方、前記昇圧レス電源装置では、スイッチング素子Q1のシャットダウン作動が正常に動作することが必要になる為、そのスイッチング素子Q1の異常を検知することが望まれる。しかしながら、この昇圧レス電源装置では、例えば通常稼働時に電圧VL、VHを監視するような図10の電源装置1と同様の異常検知方法では、スイッチング素子Q1の異常を検知することができない。つまり、この昇圧レス電源装置では、蓄電装置2側の電圧VLを昇圧しておらず、通常稼働時には、蓄電装置2側の電圧VLとインバータ6側の電圧VHとが略等しくなる為、スイッチング素子Q1の異常を検知することができない。また、この昇圧レス電源装置では、通常稼働時には、スイッチング素子Q1により上アーム4を常時オン状態としている為、スイッチング素子Q1のシャットダウン作動が可能か否かを判定できない。すなわち、スイッチング素子Q1の正常作動によるオン状態とオン故障によるオン状態とを判別できない。また、この昇圧レス電源装置では、例えばシステム起動時にスイッチング素子Q1のシャットダウンとそのシャットダウンの解除とを実行しても、上アーム4のダイオードD1が導通している為、シャットダウン時とシャットダウン解除時とも共に、蓄電装置2側の電圧VLとインバータ6側の電圧VHとが略等しくなって差異が無く、スイッチング素子Q1の異常を検知することができない。このように、前記昇圧レス電源装置では、スイッチング素子Q1のシャットダウン作動が正常に動作するか否かを検出することが困難であり、スイッチング素子Q1のシャットダウン作動の可否を正確に検出できないと、例えば回転機Mの過電流が発生するような故障時には、電源側部品9が耐圧越えで故障してしまう可能性がある。尚、このような課題は未公知であり、前記昇圧レス電源装置におけるスイッチング素子Q1のシャットダウン作動が正常か異常かを正確に検出することについて未だ提案されていない。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電源と回転機との間の電力授受経路を断接可能なスイッチング素子を備える昇圧レス電源装置において、そのスイッチング素子のシャットダウン作動の異常を適切に検出することができる制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の要旨とするところは、(a) 二次電池にて構成される電源と、その電源と回転機との間の電力授受経路においてその電源と直列に設けられてその電力授受経路を断接可能なスイッチング素子とを備え、そのスイッチング素子によりその電力授受経路を導通状態とすることでその電源の電圧を昇圧することなくその回転機側へ供給する一方で、その回転機において過電流が発生した場合にはそのスイッチング素子によりその電力授受経路を切断状態とすることでその回転機側からその電源へ入力される異常電圧を遮断する電源装置の制御装置であって、(b) 前記回転機の発電電力を前記電源に供給する回生作動中に、前記スイッチング素子により前記電力授受経路を一時的に切断状態とし、その切断状態である間にその回転機側の電圧がその電源の電圧よりも上昇したか否かに基づいて、そのスイッチング素子によるその電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかを判断することにある。
このようにすれば、前記回転機の発電電力を前記電源に供給する回生作動中に、前記スイッチング素子により前記電力授受経路が一時的に切断状態とされ、その切断状態とされている間にその回転機側の電圧がその電源の電圧よりも上昇したか否かに基づいて、そのスイッチング素子によるその電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかが判断されるので、例えばスイッチング素子により電力授受経路を切断状態とするスイッチング素子のシャットダウン作動を実行する為の回路故障、電力授受経路を導通状態としてしまうスイッチング素子のオン故障のようなシャットダウン作動不能となる異常状態などを検知することができる。よって、電源の電圧を昇圧することなく回転機側へ供給する昇圧レス電源装置において、スイッチング素子のシャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を適切に検出することができる。これにより、例えば前記昇圧レス電源装置に関する故障(シャットダウン不能故障)をユーザ等に適切に報知することができ、スイッチング素子のシャットダウン作動が正常な状態となるように適切にメンテナンスされる。従って、例えば回転機において過電流が発生するような故障時には、回転機側から電源へ入力される異常電圧を適切に遮断することができ、例えば電源に直接的に接続されるような電源側部品の耐圧超えによる故障(二重故障、ともずれ故障)を回避することができる。
ここで、好適には、前記電源装置は、前記スイッチング素子により前記電力授受経路を切断状態とするときでも前記電源から前記回転機側への電力の供給が可能なように前記スイッチング素子と並列に設けられたダイオードと、前記電源及び前記スイッチング素子と並列に設けられてその回転機側の電圧を平滑する為のコンデンサとを備え、前記回転機との間でインバータを介して電力の授受を行うものであり、前記回転機側の電圧は、前記電源装置の前記インバータ側の電圧である。このようにすれば、例えば前記昇圧レス電源装置において通常稼働時に前記スイッチング素子のシャットダウン作動の異常を検知することができないことに対して、前記回転機による回生作動中に前記スイッチング素子のシャットダウン作動を実行して前記電力授受経路を一時的に切断状態としている間に、前記電源装置の前記インバータ側の電圧(前記コンデンサの端子電圧)が前記電源の電圧よりも上昇したか否かに基づいて、そのスイッチング素子によるその電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかを適切に判断することができる。具体的には、スイッチング素子のシャットダウン作動が正常であれば、前記回転機の回生作動中は前記インバータ側の電圧(前記コンデンサの端子電圧)のみが上昇する一方で、そのシャットダウン作動が異常であれば、前記回転機の回生作動中は前記インバータ側の電圧は前記電源の電圧と略同じになるという観点から、シャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を適切に検出することができる。
また、好適には、前記回生作動中は、前記回転機の発電電力が所定電力以下とされる弱回生作動中である。このようにすれば、例えば前記回転機による回生作動中に前記スイッチング素子により前記電力授受経路を一時的に切断状態とすることで、回転機側の電圧(例えば前記インバータ側の電圧、前記コンデンサの端子電圧)のみが上昇してその電圧が直接的にかかる部品(例えばコンデンサ)の耐圧が問題となることに対して、弱回生作動中に異常検出を実行することにより上記耐圧の問題が回避される。
また、好適には、前記回転機側の電圧が前記電源の電圧よりも上昇したか否かは、前記電源からの出力電流が零以上となっているか否かに基づいて判断されることにある。このようにすれば、例えば前記回転機側の電圧と前記電源の電圧とを各々検出することなく、前記電源からの出力電流を検出するだけで、前記回転機側の電圧が前記電源の電圧よりも上昇したか否かを判断することができる。つまり、前記回転機側の電圧が前記電源の電圧よりも上昇したか否かは、それら電圧を直接的に比較することで判断され得るが、この場合には、例えば前記回転機側の電圧と前記電源の電圧とを各々検出する必要がある。
また、好適には、前記電源装置は、エンジンに動力伝達可能に連結された差動機構とその差動機構に動力伝達可能に連結された少なくとも発電機として機能する第1回転機とを有してその第1回転機の運転状態が制御されることによりその差動機構の差動状態が制御される電気式変速機構と、その電気式変速機構の出力軸に動力伝達可能に連結された少なくとも駆動力源として機能する第2回転機とを備える車両用動力伝達装置の電源装置であり、前記第1回転機及び前記第2回転機が共に回生作動中でない場合には、その第1回転機による回生作動を実行し、前記スイッチング素子による前記電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行することにある。このようにすれば、例えば車両用動力伝達装置の昇圧レス電源装置において、前記第1回転機及び前記第2回転機が共に回生作動中でなくとも、強制的に前記第1回転機による回生作動を実行し、スイッチング素子のシャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を適切に検出することができる。また、スイッチング素子のシャットダウン作動の異常検出の機会を増やすことができる。
また、好適には、前記電源の充電容量が所定容量以下であるときに、前記第1回転機による回生作動を実行し、前記スイッチング素子による前記電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行することにある。このようにすれば、例えば前記第1回転機及び前記第2回転機が共に回生作動中でなくとも、前記電源の充電容量が所定容量以下であるときには強制的に前記第1回転機による回生作動を実行し、スイッチング素子のシャットダウン作動の異常を適切に検出することができる。また、充電が適切に実行できない程の高い電源の充電容量である為に回生作動が十分にできなく適切にシャットダウン作動の異常検出ができなくなる恐れがあることに対して、電源の充電容量が所定容量以下であるときに第1回転機による回生作動を実行するので、一層適切にスイッチング素子のシャットダウン作動の異常を検出することができる。
本発明が適用される電源装置を説明する図である。 電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち電源装置においてスイッチング素子のシャットダウン作動の異常を適切に検出する為の制御作動を説明するフローチャートである。 図3のフローチャートに示す制御作動を実行した場合の一例を示すタイムチャートである。 本発明が適用されるハイブリッド車両を説明する図である。 車両用動力伝達装置に備えられた動力分配機構における各回転要素の回転速度の相対的関係を表す共線図である。 電子制御装置の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図であって、図2の機能ブロック線図に相当する別の実施例である。 エンジンの燃費マップであって、破線は運転性と燃費性とを両立するように予め実験的に設定されたエンジンの最適燃費率曲線である。 電子制御装置の制御作動の要部すなわち電源装置においてスイッチング素子のシャットダウン作動の異常を適切に検出する為の制御作動を説明するフローチャートであって、図3のフローチャートに相当する別の実施例である。 従来の電源装置を簡略化して示す図である。
本発明において、前記電源装置は、駆動力源及び発電機として機能する回転機との間で電力の授受を行う車両用電源装置、或いは発電機として機能する回転機と駆動力源として機能する回転機との各々の間で電力の授受を行う車両用電源装置である。
また、好適には、例えば前記回転機が単独で或いはエンジンと組み合わされて駆動力源として機能する場合、前記回転機の動力は、自動変速機を介して或いはその自動変速機を介すことなく直接的に駆動輪へ伝達される。また、前記回転機は、発電機として機能する場合、前記駆動輪側からの回転駆動により回生作動させられる。
また、好適には、前記自動変速機は、例えば複数組の遊星歯車装置の回転要素が係合装置によって選択的に連結されることにより複数のギヤ段(変速段)が択一的に達成される例えば前進4段、前進5段、前進6段、更にはそれ以上の変速段を有する等の種々の遊星歯車式自動変速機、常時噛み合う複数対の変速ギヤを2軸間に備えてそれら複数対の変速ギヤのいずれかを同期装置によって択一的に動力伝達状態とする同期噛合型平行2軸式変速機、その同期噛合型平行2軸式変速機ではあるが油圧アクチュエータにより駆動される同期装置によって変速段が自動的に切換られることが可能な同期噛合型平行2軸式自動変速機、同期噛合型平行2軸式自動変速機であるが入力軸を2系統備えて各系統の入力軸にクラッチがそれぞれつながり更にそれぞれ偶数段と奇数段へと繋がっている型式の変速機である所謂DCT(Dual Clutch Transmission)、動力伝達部材として機能する伝動ベルトが有効径が可変である一対の可変プーリに巻き掛けられ変速比が無段階に連続的に変化させられる所謂ベルト式無段変速機、或いは共通の軸心まわりに回転させられる一対のコーンとその軸心と交差する回転中心回転可能な複数個のローラがそれら一対のコーンの間で挟圧されそのローラの回転中心と軸心との交差角が変化させられることによって変速比が可変とされた所謂トラクション型無段変速機などにより構成される。
また、好適には、前記差動機構は、前記エンジンに連結された第1回転要素(回転部材)と前記差動用電動機に連結された第2回転要素(回転部材)と前記出力軸に連結された第3回転要素(回転部材)との3つの回転要素(回転部材)を有する装置である。このようにすれば、前記差動機構が簡単に構成される。
また、好適には、前記差動機構はシングルピニオン型の遊星歯車装置であり、前記第1回転要素はその遊星歯車装置のキャリヤであり、前記第2回転要素はその遊星歯車装置のサンギヤであり、前記第3回転要素はその遊星歯車装置のリングギヤである。このようにすれば、前記差動機構の軸心方向寸法が小さくなる。また、差動機構が1つのシングルピニオン型遊星歯車装置によって簡単に構成される。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される電源装置10を説明する図である。図1において、電源装置10は、例えば二次電池にて構成される電源としての蓄電装置12と、蓄電装置12と回転機M(すなわちインバータ14)との間の電力授受経路としての電源ラインLINEにおいて蓄電装置12と直列に設けられて電源ラインLINEを断接可能なスイッチング素子Qと、スイッチング素子Qにより電源ラインLINEを切断状態とするときでも蓄電装置12から回転機M側(すなわちインバータ14側)への電力の供給が可能なようにスイッチング素子Qと並列に設けられたダイオードDと、蓄電装置12及びスイッチング素子Qと並列に設けられて回転機M側(すなわちインバータ14側)の電圧VHを平滑する為のコンデンサCとを備えている。
蓄電装置12は、例えばリチウムイオン組電池やニッケル水素組電池などの充放電可能な2次電池である。尚、蓄電装置12は、例えばコンデンサやキャパシタなどであっても差し支えない。
回転機Mは、駆動トルクを発生させる電動機(モータ)としての機能及び発電機(ジェネレータ)としての機能のうち少なくとも一方を備えた例えば回転子(ロータ)に永久磁石を使用した永久磁石形同期モータ(同期電動機)であって、好適には、発動機又は発電機として選択的に作動させられるモータジェネレータである。この回転機Mは、インバータ14を介して電源装置10に接続されており、電子制御装置30によってインバータ14が制御されることにより、回転機Mの出力トルク或いは回生トルクが調節或いは設定されるようになっている。
スイッチング素子Qは、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、パワーMOSFET、バイポーラトランジスタなどの大電力スイッチング素子である。このスイッチング素子Qは、コレクタ端子がインバータ14の正極母線(電源ラインLINEの正極)に接続され、エミッタ端子が蓄電装置12側の正極母線に接続され、ゲート端子が制御端子として駆動回路16からの制御信号線に接続される。また、スイッチング素子Qは、このスイッチング素子Qと並列に設けられたダイオードDと共に上アーム18を構成する。尚、ここではスイッチング素子Qをnチャネル型として示しているが、例えば電圧の関係でpチャネル型とすることもできる。
駆動回路16は、例えば電子制御装置30の指令により、電源ラインLINEを導通状態とする為にスイッチング素子Qをオンする為のゲート入力信号SGを出力(オン)したり、また電源ラインLINEを切断状態とする為にゲート入力信号SGを出力しないすなわち停止(オフ)する電子回路である。
このように構成された電源装置10は、例えばスイッチング素子Qをオンして電源ラインLINEを導通状態とすることで蓄電装置12の電圧VBを昇圧することなく回転機M側(インバータ14側)へ供給する。つまり、電源装置10は、例えばスイッチング素子Qを常時オンすることで、回転機Mとの間でインバータ14を介して電力の授受を行う。具体的には、回転機Mの駆動時には、蓄電装置12に蓄電された電力がインバータ14を通して回転機Mへ供給される。また、回転機Mの回生時には、回転機Mにより発電された電力がインバータ14を通して蓄電装置12に蓄電される。
また、電源装置10は、例えば回転機Mにおいて過電流が発生した場合には、スイッチング素子Qをオフ(シャットダウン)して電源ラインLINEを切断状態とすることで回転機M側(インバータ14側)から蓄電装置12へ入力される異常電圧を遮断する。つまり、回転機Mにおいて過電流が発生した場合に、例えばインバータ14が電子制御装置30により自動的にローカルシャットダウンされることに伴って発生する蓄電装置12の電圧VBよりも高電圧な回転機Mの逆起電圧が、蓄電装置12側へ入力されることを遮断する。この回転機Mの逆起電圧は、回転機Mが高回転となる程高電圧となり、蓄電装置12に直接的に電気的に接続された電源側部品20に対してその電源側部品20の耐圧を超える電圧が入力される恐れがあることに対して、スイッチング素子Qをオフして電源ラインLINEを切断状態とすることにより、その電源側部品20の耐圧超えが回避される。尚、この電源側部品20は、例えば電動エアコンや補機用バッテリに接続されたDC/DCコンバータなどの装置である。
電子制御装置30は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより各種制御を実行する。例えば、電子制御装置30は、回転機Mの各出力制御及び回生制御、電源装置10の電源制御等を実行するようになっており、必要に応じてモータジェネレータ制御用の制御装置、電源装置10の制御装置等に分けて構成される。
電子制御装置30には、例えば各種のセンサ46(図2参照)などから、回転機Mの回転速度である回転機回転速度NMを表す信号、蓄電装置12の電圧VBを表す信号、インバータ14側の電圧VHを表す信号、蓄電装置12の出力電流IBを表す信号などが、それぞれ供給される。また、電子制御装置30からは、例えば回転機Mの出力トルク或いは回生トルクを制御する為のインバータ14への指令信号SINV、スイッチング素子Qのオン状態を維持する為の指令すなわち上アーム18のオン状態を維持する為の上アーム100%Duty指令SQ、スイッチング素子Qをシャットダウンさせる為のシャットダウン実行指令SSDなどが、それぞれ出力される。
図2は、電子制御装置30による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図2において、回転機駆動制御部すなわち回転機駆動制御手段32は、例えば回転機Mに対する要求出力を算出し、その要求出力が得られるように回転機Mを駆動する指令信号SINVをインバータ14へ出力する。また、回転機駆動制御手段32は、例えば蓄電装置12の電圧VBや出力電流IBなどに基づいて蓄電装置12の充電容量(充電状態)SOCを算出し、この充電容量SOCが蓄電装置12の充電が必要であると判断される為の予め実験的に求められて設定された所定の充電要求容量SOClim以下となった場合には、回転機Mが駆動状態ではなく外部から機械的に回転駆動されている被駆動状態であることを条件として、蓄電装置12に回転機Mの発電電力が充電(供給)されるように回転機Mを回生作動する指令信号SINVをインバータ14へ出力する。また、回転機駆動制御手段32は、例えば回転機Mにおける過電流の発生を検知した場合には、インバータ14をローカルシャットダウンする指令をそのインバータ14へ出力する。
電源制御部すなわち電源制御手段34は、例えば回転機駆動制御手段32による回転機Mの駆動時或いは回転機Mの回生時には、スイッチング素子Qを常時オン状態とすることにより電源ラインLINEを導通状態とし、インバータ14を介して電源装置10(蓄電装置12)と回転機Mとの間で電力の授受が行われるように、上アーム100%Duty指令SQを駆動回路16へ出力するすなわち上アーム100%Duty指令SQをオン状態とする。駆動回路16は、電源制御手段34からの上アーム100%Duty指令SQに基づいて、ゲート入力信号SGをスイッチング素子Qへ出力してすなわちゲート入力信号SGをオン状態として、スイッチング素子Qを常時オン状態とする(すなわち上アーム18を常時オン状態とする)。
また、電源制御手段34は、例えば回転機駆動制御手段32により前記ローカルシャットダウンする指令が出力された場合には、スイッチング素子Qをシャットダウンすることにより電源ラインLINEを切断状態とし、ローカルシャットダウンに伴う高電圧(異常電圧)が蓄電装置12側へ入力されないように、シャットダウン実行指令SSDを駆動回路16へ出力するすなわちシャットダウン実行指令SSDをオン状態とする。駆動回路16は、電源制御手段34からのシャットダウン実行指令SSDに基づいて、ゲート入力信号SGをスイッチング素子Qへ出力せずすなわちゲート入力信号SGをオフ状態として(ゲート入力信号SGを停止して)、スイッチング素子Qをシャットダウンする。このように、駆動回路16は、スイッチング素子Qをシャットダウンするシャットダウン回路としても機能する。これにより、例えば電源側部品20の耐圧越えが回避される。尚、駆動回路16は、例えば上アーム100%Duty指令SQがオン状態且つシャットダウン実行指令SSDがオフ状態であるときにゲート入力信号SGをオン状態とする。また、駆動回路16は、例えば上アーム100%Duty指令SQがオン状態であってもシャットダウン実行指令SSDがオン状態であるときにはゲート入力信号SGをオフ状態とする。
ここで、電源装置10では、例えば電源側部品20の耐圧越えを発生させない為には、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常に動作することが必要になることから、そのスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を事前に検知しておくことが望まれる。そうすれば、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常をユーザ等に報知することができ、シャットダウン作動が正常に動作するようにメンテナンス等を行うことができる。尚、ここでのスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常とは、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動を実行する為の駆動回路(シャットダウン回路)16の故障、スイッチング素子Q自体のオン故障(上アーム18のオン故障)のようなスイッチング素子Qのシャットダウン作動不能の異常状態などが想定される。
ところで、この電源装置10は、昇圧レス電源装置であって、通常の稼働状態にはスイッチング素子Q或いはダイオードDの電圧降下分を除けば電圧VBと電圧VHとは略等しくなる。その為、例えば通常稼働時における電圧VB、VHの電圧差からはスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を検知することができない。また、この電源装置10では、通常稼働時には、スイッチング素子Qは常時オンされている為、スイッチング素子Qの正常作動によるオン状態とオン故障によるオン状態とを判別できない。また、この電源装置10では、例えばシステム起動時にスイッチング素子Qのシャットダウンとそのシャットダウンの解除とを実行して電圧VB、VHの電圧差を検出しようとしても、上アーム18のダイオードDが導通している為、システム起動時のシャットダウン時とシャットダウン解除時とも共に、蓄電装置12側の電圧VBとインバータ14側の電圧VHとが略等しくなって差異が無く、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を検知することができない。
そこで、本実施例では、回転機Mの回生作動中に、スイッチング素子Qのシャットダウンにより電源ラインLINEを一時的に切断状態とし、その電源ラインLINEが切断状態である間に回転機M側(インバータ14側)の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かに基づいて、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかを判断する。つまり、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であれば、回転機Mの回生作動中はインバータ14側の電圧VH(すなわちコンデンサCの端子電圧)のみが上昇する一方で、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が異常であれば、回転機Mの回生作動中はインバータ14側の電圧VHは蓄電装置12の電圧VBと略同じになる。そして、このような観点から、回転機Mの回生作動中においてスイッチング素子Qのシャットダウンを一時的に指令している間に、回転機M側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かに基づいて、シャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を検出するのである。
尚、回転機Mの回生作動中にスイッチング素子Qのシャットダウンを実行することは通常稼働時とは異なる状態であり、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であれば、回転機Mの発電電力(回生電力)により通常稼働時よりも高い電圧がコンデンサCなどの電源装置10内の各部品にかかる可能性がある。その為、例えばインバータ14側の電圧VHに影響される各部品(例えばコンデンサCなど)の耐圧をそれ相応のものとする必要があるが、反面、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出の為だけに各部品の耐圧を上げることになる。そこで、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出の為だけに各部品の耐圧を上げることなく、その異常検出を適切に実行する為に、異常検出を実行する回転機Mの回生作動中は、例えば回転機Mの発電電力が所定電力A以下とされる弱回生作動中とする。
具体的には、弱回生中判定部すなわち弱回生中判定手段36は、例えば回生作動している回転機Mの発電電力が所定電力A以下とされる弱回生作動中であるか否かを判定する。具体的には、弱回生中判定手段36は、回転機Mの発電電力としての蓄電装置12の充電電力(=IB×VB)が下記式(1)を満たすような弱回生作動中であるか否かを判定する。また、蓄電装置12の充電電力(IB×VB)に替えて、回転機Mにおける発電電力(=回生トルク指令におけるトルク値×回転機回転速度NM)を用いても良い。尚、上記所定電力Aは、例えば回転機Mの回生作動中にスイッチング素子Qのシャットダウンを実行することによる電源装置10の各部品の耐圧に基づいて弱回生中を判断する為の予め実験的に求められて設定されたシャットダウン実行時の発電電力の所定の許容値である。
−A≦IB×VB≦0(A>0) ・・・(1)
電源制御手段34は、例えば弱回生中判定手段36により回転機Mの発電電力が所定電力A以下とされる弱回生作動中であると判定された場合には、電源ラインLINEを切断状態とするようにスイッチング素子Qをシャットダウンする為のシャットダウン実行指令SSDを駆動回路16へ出力する。駆動回路16は、電源制御手段34からのシャットダウン実行指令SSDに基づいて、ゲート入力信号SGをオフ状態としてスイッチング素子Qをシャットダウンする。
電圧判定部すなわち電圧判定手段38は、例えば弱回生作動中に電源制御手段34によりシャットダウン実行指令SSDが駆動回路16へ出力されている場合には、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かを判定する。具体的には、電圧判定手段38は、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かを、例えばインバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも所定電圧Bを超えて上昇したか否かに基づいてすなわちインバータ14側の電圧VHが下記式(2)を満たすか否かに基づいて判定する。尚、この所定電圧Bは、例えば回転機Mの弱回生作動中に一時的に実行するスイッチング素子Qのシャットダウン時間、想定される弱回生作動中の回転機Mにおける最大の発電電力、コンデンサCの容量などに基づいてシャットダウン作動が正常に実行されていることを判断する為の予め実験的に求められて設定された判定値である。また、上記所定電圧Bは、例えばインバータ14側の電圧VHに影響される各部品の耐圧を考慮して設定されていることは言うまでもないことである。
VH>VB+B ・・・(2)
また、電圧判定手段38は、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かを、例えば蓄電装置12からの出力電流IBが零以上となっているか否かに基づいてすなわち蓄電装置12からの出力電流IBが下記式(3)を満たすか否かに基づいて判定しても良い。これは、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であれば、出力電流IBは零未満(IB<0)にはならない一方で、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が異常であれば、出力電流IBは充電方向となって零未満(IB<0)となるという観点からである。或いは、電圧判定手段38は、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かを、例えば比較器(コンパレータ)などにより単純に電圧VHと電圧VBとを比較した結果に基づいて判定しても良い。
IB≧0 ・・・(3)
シャットダウン実行時間経過判定部すなわちシャットダウン実行時間経過判定手段40は、例えば弱回生作動中に電源制御手段34によりシャットダウン実行指令SSDが駆動回路16へ出力されて、駆動回路16によりスイッチング素子Qのシャットダウンが実行されている場合には、そのシャットダウンが開始されてからの時間(シャットダウン実行時間tSD)が所定実行時間C以上経過したか否かを判定する。この所定実行時間Cは、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であれば前記式(2)を確実に満たすことができるシャットダウン実行時間として予め実験的に求められて設定された異常判定の為の一時的なシャットダウン実行時間である。
シャットダウン可否決定部すなわちシャットダウン可否決定手段42は、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であるか異常であるかを決定する。具体的には、シャットダウン可否決定手段42は、シャットダウン実行時間経過判定手段40によりシャットダウン実行時間tSDが所定実行時間C以上経過したと判定されるよりも前に、電圧判定手段38によりインバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したと判定された場合には、スイッチング素子Qのシャットダウン作動を正常に実行することが可能であると決定する。一方、シャットダウン可否決定手段42は、例えばシャットダウン実行時間経過判定手段40によりシャットダウン実行時間tSDが所定実行時間C以上経過したと判定されるまでに、電圧判定手段38によりインバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したと判定されなかった場合には、スイッチング素子Qのシャットダウン作動を正常に実行することが不可能であると決定するすなわちスイッチング素子Qのシャットダウン作動が異常であると決定する。
シャットダウン実行時間初期化部すなわちシャットダウン実行時間初期化手段44は、例えばシャットダウン実行時間tSDを初期状態に戻す。
図3は、電子制御装置30の制御作動の要部すなわち電源装置10においてスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を適切に検出する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。図4は、図3のフローチャートに示す制御作動を実行した場合のタイムチャートである。
図3において、先ず、弱回生中判定手段36に対応するステップ(以下、ステップを省略する)S10において、例えば蓄電装置12の充電電力(=IB×VB)が前記式(1)を満たすような弱回生作動中であるか否かが判定される。このS10の判断が肯定される場合は電源制御手段34に対応するS20において、例えばシャットダウン実行指令SSDが駆動回路16へ出力され、ゲート入力信号SGがオフ状態とされてスイッチング素子Qがシャットダウンされる(図4のt1時点)。次いで、電圧判定手段38に対応するS30において、例えばインバータ14側の電圧VHが前記式(2)を満たすか否かが判定される(図4のt1時点以降)。このS30の判断が否定される場合はシャットダウン実行時間経過判定手段40に対応するS40において、例えばシャットダウン実行時間tSDが所定実行時間C以上経過したか否かが判定される(図4のt1時点以降)。このS40の判断が否定される場合は上記S10に戻らされるが肯定される場合はシャットダウン可否決定手段42に対応するS50において、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動が異常であると決定されるすなわちシャットダウン作動の異常が確定される(図4のt3時点)。一方、上記S30の判断が肯定される場合はシャットダウン可否決定手段42に対応するS60において、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動を正常に実行することが可能であると決定される(図4のt2時点)。また、上記S10の判断が否定される場合は、或いは上記S50に次いで、或いは上記S60に次いで、シャットダウン実行時間初期化手段44に対応するS70において、例えばシャットダウン実行時間tSDが初期状態に戻される。
尚、この図3に示すフローチャートは、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常である(S60)か異常である(S50)かが一旦決定された後には、一定期間このフローチャートを実行しないことが望ましい。例えば、次に電源装置10が起動されるまで実行しないようにしても良い。具体的には、電源装置10が起動される毎に、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であるか異常であるかが決定されるまで実行し、一旦決定された後には、次回電源装置10が起動されるまで実行しないようにする。
図4において、実線はスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常に実行されない異常時であり、破線はスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常に実行される正常時である。また、図4のt1時点乃至t3時点の期間は所定実行時間Cに相当する期間である。破線に示す正常時では、インバータ14側の電圧VHのみが上昇し、t2時点でその電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも所定電圧B分高くなったことから、スイッチング素子Qのシャットダウンを正常作動可能であると決定された。一方、実線に示す異常時では、インバータ14側の電圧VHは蓄電装置12の電圧VBと略同じとなり、t3時点でもその電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも所定電圧B分高くならないことから、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常が決定された。
上述のように、本実施例によれば、回転機Mの回生作動中に、スイッチング素子Qのシャットダウン作動により電源ラインLINEが一時的に切断状態とされ、その電源ラインLINEが切断状態とされている間にインバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かに基づいて、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかが判断されるので、例えば昇圧レス電源装置である電源装置10において通常稼働時にスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を検知することができないことに対して、駆動回路16の回路故障、スイッチング素子Qのオン故障のようなシャットダウン作動不能となる異常状態などを検知することができる。よって、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を適切に検出することができる。これにより、例えば電源装置10に関する故障(シャットダウン不能故障)をユーザ等に適切に報知することができ、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常な状態となるように適切にメンテナンスされる。従って、例えば回転機Mにおいて過電流が発生するような故障時には、回転機M側から蓄電装置12へ入力される異常電圧を適切に遮断することができ、電源側部品20の耐圧超えによる故障(二重故障、ともずれ故障)を回避することができる。
また、本実施例によれば、前記回転機Mの回生作動中は、回転機Mの発電電力が所定電力A以下とされる弱回生作動中であるので、例えば回転機Mによる回生作動中にスイッチング素子Qにより電源ラインLINEを一時的に切断状態とすることで、インバータ14側の電圧VH(コンデンサCの端子電圧)のみが上昇してその電圧VHが直接的にかかる部品(例えばコンデンサC)の耐圧が問題となることに対して、弱回生作動中にスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行することにより上記耐圧の問題が回避される。
また、本実施例によれば、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かは、蓄電装置12からの出力電流IBが零以上となっているか否かに基づいて判断されるので、例えばインバータ14側の電圧VHと蓄電装置12の電圧VBとを各々検出することなく、蓄電装置12からの出力電流IBを検出するだけで、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かを判断することができる。つまり、インバータ14側の電圧VHが蓄電装置12の電圧VBよりも上昇したか否かは、それら電圧VH,VBを直接的に比較することで判断され得るが、この場合には、例えばインバータ14側の電圧VHと蓄電装置12の電圧VBとを各々検出する必要がある。
次に、本発明の他の実施例を説明する。尚、以下の説明において実施例相互に共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
前述の実施例では、電源装置10を用いる機器や装置を特に限定せずに、駆動したり回生したりすることが可能な回転機Mに適用する実施例を例示した。本実施例では、電源装置10をハイブリッド車両(以下、車両)50に搭載した実施例を例示する。
図5は、本発明が好適に適用される車両50を説明する図である。この図5に示す車両50は、主動力源としてのエンジン52から出力される動力を第1回転機としての第1電動機MG1と伝達部材としての出力軸54とに分配する動力分配機構56と、出力軸54に作動的に連結された第2回転機としての第2電動機MG2とを有する車両用動力伝達装置(以下、動力伝達装置)58を備えて構成されている。この動力伝達装置58は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)車両等に好適に用いられるものであって、エンジン52、第2電動機MG2等から出力されるトルクが出力軸54に伝達され、その出力軸54から差動歯車装置60を介して左右一対の後輪(駆動輪)62にトルクが伝達されるようになっている。尚、動力伝達装置58は、その中心線に対して対称的に構成されているため、図1ではそれらの半分を省略して示している。
また、車両50には、例えば電源装置10や動力伝達装置58の各種制御を実行する制御装置を含む電子制御装置80が備えられている。この電子制御装置80は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両50の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置80は、エンジン52の出力制御、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各出力制御及び回生制御、電源装置10の電源制御等を実行するようになっており、必要に応じてエンジン制御用電子制御装置、モータジェネレータ制御用電子制御装置、電源制御用電子制御装置等に分けて構成される。
エンジン52は、車両50の主動力源であり、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等、所定の燃料を燃焼させて動力を出力させる公知の内燃機関である。このエンジン52は、例えば前記エンジン制御用電子制御装置(E−ECU)によってスロットル開度或いは吸入空気量、燃料供給量、点火時期等の運転状態が電気的に制御されることにより、エンジン52の出力トルク(エンジントルク)Tが制御されるようになっている。
第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、駆動トルクを発生させる電動機(モータ)としての機能及び発電機(ジェネレータ)としての機能のうち少なくとも一方を備えた例えば同期電動機であって、好適には、発動機又は発電機として選択的に作動させられるモータジェネレータである。つまり、本実施例の第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、発電機能をも有する所謂モータジェネレータであるが、第1電動機MG1は反力を発生させる為のジェネレータ(発電)機能を少なくとも備え、第2電動機MG2は走行用の駆動力源として駆動力を出力する為のモータ(電動機)機能を少なくとも備える。これら第1電動機MG1及び第2電動機MG2は、例えばインバータ14内のMG1用インバータ64及びMG2用インバータ66を介してそれぞれ電源装置10に接続されており、前記モータジェネレータ制御用電子制御装置によってインバータ14が制御されることにより、第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各々の出力トルク或いは回生トルク(MG1トルクTMG1、MG2トルクTMG2)が制御されるようになっている。
動力分配機構56は、サンギヤS0と、そのサンギヤS0に対して同心円上に配置されたリングギヤR0と、それらサンギヤS0及びリングギヤR0に噛み合うピニオンギヤP0を自転且つ公転自在に支持するキャリアCA0とを三つの回転要素(回転部材)として備える公知のシングルピニオン型の遊星歯車装置から構成されており、差動作用を生じる差動機構として機能する。この遊星歯車装置は、エンジン52と同心に設けられている。また、動力伝達装置58において、エンジン52のクランク軸68は、ダンパ70を介して動力分配機構56のキャリアCA0に連結されている。これに対してサンギヤS0には第1電動機MG1が連結され、リングギヤR0には出力軸54が連結されている。動力分配機構56において、キャリアCA0は入力要素として機能し、サンギヤS0は反力要素として機能し、リングギヤR0は出力要素として機能している。
動力分配機構56における各回転要素(回転部材)の回転速度の相対的関係は、図6の共線図により示される。この共線図において、縦軸S、縦軸CA、及び縦軸Rは、サンギヤS0の回転速度、キャリアCA0の回転速度、及びリングギヤR0の回転速度をそれぞれ表す軸であり、縦軸S、縦軸CA、及び縦軸Rの相互の間隔は、縦軸Sと縦軸CAとの間隔を1としたとき、縦軸CAと縦軸Rとの間隔がρ(サンギヤS0の歯数Zs/リングギヤR0の歯数Zr)となるように設定されたものである。斯かる動力分配機構56において、キャリアCA0に入力されるエンジントルクTに対して、第1電動機MG1による負トルクである反力トルクが正回転にてサンギヤS0に入力されると、出力要素となっているリングギヤR0には正回転にて正トルクとなる出力トルクTOUTが現れる。このとき、正回転にて負トルクを発生する第1電動機MG1は発電機として機能する。すなわち、エンジン52に動力伝達可能に連結された差動機構としての動力分配機構56と動力分配機構56に動力伝達可能に連結された差動用電動機としての第1電動機MG1とを有して、第1電動機MG1の運転状態が制御されることにより動力分配機構56の差動状態が制御される電気式変速機構(電気式差動機構)としての電気式無段変速機72(図5参照)が構成される。つまり、電気式無段変速機72は、その変速比γ0(=エンジン52の回転速度(エンジン回転速度)N/出力軸14の回転速度(出力軸回転速度)NOUT)を連続的に変化させて電気的な無段変速機として作動させられる。そして、エンジン52の動力は、この電気式無段変速機72を介して出力軸54に伝達される。また、電気式無段変速機72には、出力軸54に動力伝達可能に連結されて走行用の駆動力源として機能する第2電動機MG2が備えられている。
動力分配機構56の差動状態が制御されることにより、リングギヤR0の回転速度(出力軸回転速度)NOUTが一定であるとき、第1電動機MG1の回転速度(第1電動機回転速度)NMG1を上昇或いは下降させることで、エンジン52の回転速度Nを連続的に(無段階に)変化させることができる。図6の破線は第1電動機回転速度NMG1を実線に示す値から下げたときにエンジン回転速度Nが低下する状態を示している。また、第1電動機MG1を制御することで動力分配機構56が無段変速機として機能させられることにより、例えば燃費が最もよいエンジン52の動作点(例えばエンジン回転速度NとエンジントルクTとで定められるエンジン52の運転点)に沿ってエンジン52を作動させることができる。この種のハイブリッド形式は、機械分配式或いはスプリットタイプと称される。
図5に戻り、電子制御装置80には、例えばアクセルペダル74の操作量(アクセル操作量、アクセル開度)を検出する為のアクセル開度センサAS、ブレーキペダル76の操作を検出する為のブレーキセンサBS、シフトレバー78の操作位置(シフトポジション)PSHを検出する為の操作位置センサSS、作動油の温度(作動油温)THOILを検出する為の油温センサTS、車速に対応する出力軸回転速度NOUTを検出する為の出力回転速度センサNOS、エンジン回転速度Nを検出する為のエンジン回転速度センサNES、第1電動機回転速度NMG1を検出する為の第1電動機回転速度センサNM1S、第2電動機回転速度NMG2を検出する為の第2電動機回転速度センサNM2S、蓄電装置12の温度THBや蓄電装置12の出力電流IBや蓄電装置12の電圧VBやインバータ14側の電圧VHを検出する為の電源状態検出センサBATS等からの検出信号が供給されるようになっている。尚、蓄電装置12の温度THB、出力電流IB、及び電圧VBに基づいて蓄電装置12の充電容量(充電状態)SOCが電子制御装置80により算出される。
また、電子制御装置80からは、例えばエンジン出力を制御する制御信号として、基本的にはアクセル開度が増加する程増加するようにスロットル弁開度を制御する為のスロットルアクチュエータへの駆動信号、燃料噴射装置によるエンジン52への燃料供給量を制御する燃料供給量信号、点火装置によるエンジン52の点火時期を指令する点火信号などが、それぞれ出力される。また、例えば第1電動機MG1及び第2電動機MG2の各々の出力トルク或いは回生トルク(MG1トルクTMG1、MG2トルクTMG2)を制御する為のインバータ14への指令信号SINV、スイッチング素子Qのオン状態を維持する為の指令すなわち上アーム18のオン状態を維持する為の上アーム100%Duty指令SQ、スイッチング素子Qをシャットダウンさせる為のシャットダウン実行指令SSDなどが、それぞれ出力される。
蓄電装置12は、例えば第1電動機MG1及び第2電動機MG2との各々の間で電力の授受を行う充放電可能な直流電源であり、例えばニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池から成る。具体的には、車両加速走行時には、エンジン52の出力に対する反力をとるときに第1電動機MG1により発電された電気エネルギ(電力)がMG1用インバータ64を通して蓄電装置12に蓄電される。また、車両減速走行時の回生制動の際には、第2電動機MG2により発電された電力がMG2用インバータ66を通して蓄電装置12に蓄電される。また、第2電動機MG2によるモータ走行時には、蓄電された電力がMG2用インバータ66を通して第2電動機MG2へ供給される。
図7は、電子制御装置80による制御機能の要部を説明する機能ブロック線図であって、図2の機能ブロック線図に相当する別の実施例である。図7において、ハイブリッド駆動制御部すなわちハイブリッド駆動制御手段82は、例えばエンジン52の駆動を制御するエンジン駆動制御手段としての機能と、インバータ14を介して第1電動機MG1及び第2電動機MG2による駆動力源又は発電機としての作動を制御する電動機作動制御手段としての機能とを含んでおり、それら制御機能によりエンジン52、第1電動機MG1、及び第2電動機MG2によるハイブリッド駆動制御等を実行する。例えば、ハイブリッド駆動制御手段82は、エンジン52を停止し専ら第2電動機MG2を駆動源とするモータ走行モード、エンジン52の動力で第1電動機MG1により発電を行いながらエンジン52の動力を機械的に出力軸54(駆動輪62)に伝えて走行するエンジン走行モード、エンジン走行モードにおいて第1電動機MG1による発電電力及び電源装置10からの電力により第2電動機MG2を駆動して出力軸54にトルクを付加するアシスト走行モード等を、走行状態に応じて選択的に成立させる。
具体的には、ハイブリッド駆動制御手段82は、エンジン52を効率のよい作動域で作動させる一方で、エンジン52と第2電動機MG2との駆動力の配分や第1電動機MG1の発電による反力を最適になるように変化させて電気式無段変速機72の電気的な無段変速機としての変速比γ0を制御する。例えば、そのときの走行車速Vにおいて、運転者の出力要求量としてのアクセル開度Accや車速Vから車両50の目標(要求)出力(ユーザ要求パワー)を算出し、その目標出力と充電要求値(充電要求パワー)とから必要なトータル目標出力を算出し、そのトータル目標出力が得られるように伝達損失、補機負荷、第2電動機MG2のアシストトルク等を考慮して目標エンジン出力(要求エンジン出力、エンジン要求パワー)P を算出し、その目標エンジン出力P が得られるエンジン回転速度Nとエンジン52の出力トルク(エンジントルク)Tとなるようにエンジン52を制御すると共に第1電動機MG1及び第2電動機MG2の出力乃至発電を制御する。
つまり、ハイブリッド駆動制御手段82は、動力性能や燃費向上などの為にエンジン52、第1電動機MG1、及び第2電動機MG2の制御を実行する。このようなハイブリッド制御では、エンジン52を効率のよい作動域で作動させる為に定まるエンジン回転速度Nと車速V等で定まる出力軸回転速度NOUTとを整合させる為に、電気式無段変速機72が電気的な無段変速機として機能させられる。すなわち、ハイブリッド駆動制御手段82は、例えばエンジン回転速度NとエンジントルクTとで構成される二次元座標内において無段変速走行の時に運転性(動力性能)と燃費性(燃費性能)とを両立するように予め実験的に求められた例えば図8の破線に示すような良く知られたエンジン52の動作曲線の一種である最適燃費率曲線(燃費マップ、最適燃費線)Lを予め記憶している。そして、ハイブリッド駆動制御手段82は、その最適燃費率曲線Lにエンジン52の動作点であるエンジン動作点PEGが沿わされつつエンジン52が作動させられるように、例えば上記トータル目標出力を充足する為に必要な目標エンジン出力P を発生する為のエンジントルクTとエンジン回転速度Nとの各目標値を定め、その目標値が得られるようにエンジン52の出力制御を実行すると共に電気式無段変速機72の変速比γ0をその変速可能な変化範囲内で無段階に制御する。例えば、ハイブリッド駆動制御手段82は、スロットル制御の為にスロットルアクチュエータにより電子スロットル弁を開閉制御させる他、燃料噴射制御の為に燃料噴射装置による燃料噴射量や噴射時期を制御させ、点火時期制御の為に点火装置による点火時期を制御させる指令を単独で或いは組み合わせて出力して、必要な目標エンジン出力P を発生する為のエンジントルクTの目標値が得られるようにエンジン52の出力制御を実行する。ここで、上記エンジン動作点PEGとは、エンジン回転速度N及びエンジントルクTなどで例示されるエンジン52の動作状態を示す状態量を座標軸とした二次元座標においてエンジン52の動作状態を示す動作点である。尚、本実施例では、燃費とは例えば単位燃料消費量当たりの走行距離であったり、車両全体としての燃料消費率(=燃料消費量/駆動輪出力)等である。
このとき、ハイブリッド駆動制御手段82は、例えば第1電動機MG1により発電された電気エネルギをインバータ14を通して蓄電装置12や第2電動機MG2へ供給するので、エンジン52の動力の主要部は機械的に出力軸54へ伝達されるが、エンジン52の動力の一部は第1電動機MG1の発電の為に消費されてそこで電気エネルギに変換され、インバータ14を通してその電気エネルギが第2電動機MG2へ供給され、電気エネルギにより第2電動機MG2が駆動されてその第2電動機MG2から出力される駆動力が出力軸54へ伝達される。この発電に係る第1電動機MG1による電気エネルギの発生から駆動に係る第2電動機MG2で消費されるまでに関連する機器により、エンジン52の動力の一部が電気エネルギに変換され、その電気エネルギが機械的エネルギに変換されるまでの電気パスが構成される。
また、ハイブリッド駆動制御手段82は、エンジン52を駆動力源とするエンジン走行中には、上述した電気パスによる第1電動機MG1からの電気エネルギ及び/又は蓄電装置12からの電気エネルギを第2電動機MG2へ供給し、その第2電動機MG2を駆動して駆動輪62にトルクを付与することにより、エンジン52の動力を補助する為の所謂トルクアシストが可能である。
また、ハイブリッド駆動制御手段82は、エンジン52の運転を停止した状態で蓄電装置12からの電力により第2電動機MG2を駆動してその第2電動機MG2のみを駆動力源として走行するモータ走行(EV走行)を実行することができる。例えば、このハイブリッド駆動制御手段82によるEV走行は、一般的にエンジン効率が高トルク域に比較して悪いとされる比較的低出力トルクTOUT域すなわち低エンジントルクT域、或いは車速Vの比較的低車速域すなわち低負荷域で実行される。ハイブリッド駆動制御手段82は、このEV走行時には、運転を停止しているエンジン52の引き摺りを抑制して燃費を向上させる為に、例えば第1電動機MG1を無負荷状態とすることにより空転させて、電気式無段変速機72の差動作用により必要に応じてエンジン回転速度Nを零乃至略零に維持する。つまり、ハイブリッド駆動制御手段82は、EV走行時には、エンジン52の運転を単に停止させるのではなく、エンジン52の回転(回転駆動)も停止させる。
また、ハイブリッド駆動制御手段82は、アクセルオフの惰性走行時(コースト走行時)などには、燃費を向上させる為にエンジン52を非駆動状態にして、駆動輪62から伝達される車両の運動エネルギを例えば第2電動機MG2により電気エネルギに変換する回生制御を実行する回生制御手段を機能的に備えている。例えば、ハイブリッド駆動制御手段82は、駆動輪62からエンジン52側へ伝達される逆駆動力により第2電動機MG2を回転駆動させて発電機として作動させ、その電気エネルギすなわち発電電力をインバータ14を介して蓄電装置12へ充電する回生制御を実行する。
また、ハイブリッド駆動制御手段82は、車両停止中やEV走行中にエンジン52の始動(起動)を行うエンジン始動制御手段を機能的に備えている。例えば、ハイブリッド駆動制御手段82は、エンジン52の運転が停止された車両停止中やEV走行中に、第1電動機MG1に通電することで第1電動機回転速度NM1を引き上げてエンジン回転速度Nを完爆可能な所定回転速度N’以上に回転駆動する為の所定のエンジン始動用トルクすなわちクランキングトルクTM1crを発生させると共に、その所定回転速度N’以上にて例えばアイドル回転速度以上の自立回転可能なエンジン回転速度Nにて、スロットルアクチュエータにより電子スロットル弁を開き、燃料噴射装置により燃料を供給(噴射)し、点火装置により点火してエンジン52を始動するエンジン始動制御を実行する。このように、第1電動機MG1は、エンジン始動に際してエンジン52を回転駆動する始動用モータ(スタータ)として機能させられる。
また、ハイブリッド駆動制御手段82は、例えば蓄電装置12の充電容量SOCが蓄電装置12の充電が必要であると判断される為の予め実験的に求められて設定された所定の充電要求容量SOClim以下となった場合には、先ず第1電動機MG1を用いてエンジン52を始動し、エンジン始動後はエンジン52の出力に対する反力をとるときの第1電動機MG1の発電電力が蓄電装置12に充電(供給)されるように第1電動機MG1を回生作動する指令信号SINVをインバータ14へ出力する。
ここで、前述の実施例におけるスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出は、本実施例においても、同様に実行することが可能である。例えば、エンジン走行モードにあるときに第1電動機MG1により発電された電気エネルギがインバータ14を通して蓄電装置12に充電されるときの回生作動中、エンジン走行モードやモータ走行モードにあるときのコースト走行時に第2電動機MG2により発電された電気エネルギがインバータ14を通して蓄電装置12に充電されるときの回生作動中、蓄電装置12の充電容量SOCが充電要求容量SOClim以下にあるときの第1電動機MG1による回生作動中などにおいて、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行することが可能である。
ところで、本実施例の車両50では、例えば第1電動機MG1及び第2電動機MG2が共に回生作動(発電作動)を実行していないときに、電気式無段変速機72の差動作用によりエンジン52を始動して第1電動機MG1による回生作動を実行するMG1発電モードを成立させることが可能である。
そこで、本実施例では、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行する機会を増やす為に、第1電動機MG1及び第2電動機MG2が共に回生作動中でない場合には、第1電動機MG1による回生作動を実行し、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行する。尚、ここでは、強制的に第1電動機MG1による回生作動を実行することになることから、蓄電装置12の充電容量SOCによっては蓄電装置12への充電が適切に実行できず、第1電動機MG1による回生作動が適切に実行できない可能性がある。そうすると、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を適切に実行できなくなる恐れがある。そこで、本実施例では、例えば蓄電装置12の充電容量SOCが所定容量D以下であるときにエンジン52を始動して第1電動機MG1による回生作動を実行するMG1発電モードを成立させる。また、第1電動機MG1による回生作動は、例えば第1電動機MG1の発電電力が前記所定電力A以下となる弱回生作動とする。尚、この所定容量Dは、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行する為に第1電動機MG1による弱回生作動を強制的に前記所定実行時間C分実行した場合に蓄電装置12に充電されると想定される最大の電力量に基づいて、その最大の電力量に相当する弱回生実行時充電容量SOCreg分を蓄電装置12における最大充電容量SOCmaxに対して充電可能とする為の予め実験的に求められて設定された弱回生強制実行可能充電容量(例えば少なくとも(SOCmax−SOCreg)以下の充電容量)である。また、第1電動機MG1による回生作動が実行されていないときにMG1発電モードを成立させて強制的に第1電動機MG1による回生作動を実行して、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行する機会を増やすという目的を勘案すると、この所定容量Dは、例えば前記充電要求容量SOClimより大きな値であることが望ましい。
より具体的には、図7に戻り、充電容量判定部すなわち充電容量判定手段84は、例えば蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であるか否かを判定する。
ハイブリッド駆動制御手段82は、例えば充電容量判定手段84により蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であると判定された場合には、現在第1電動機MG1及び第2電動機MG2を共に回生作動させていないことを条件として、エンジン52を始動して第1電動機MG1による回生作動を実行するMG1発電モードを成立させる。このときの第1電動機MG1による回生作動は、例えば第1電動機MG1の発電電力が前記所定電力A以下となる弱回生作動とする。
図9は、電子制御装置150の制御作動の要部すなわち電源装置10においてスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を適切に検出する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。この図9は、図3のフローチャートに相当する別の実施例であり、ステップS1及びS2が追加されていることが図3とは相違するのみである。従って、ステップS10以降のステップについてはその説明を省略する。
図9において、先ず、充電容量判定手段84に対応するS1において、例えば蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であるか否かが判定される。このS1の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが肯定される場合はハイブリッド駆動制御手段82に対応するS2において、例えば現在第1電動機MG1及び第2電動機MG2を共に回生作動させていないことを条件として、エンジン52が始動されて、第1電動機MG1の発電電力が前記所定電力A以下となる第1電動機MG1による弱回生作動を実行するMG1発電モードが成立させられる。次いで、図3のフローチャートと同様に、S10以降が実行される。
尚、この図9に示すフローチャートは、例えばスイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常である(S60)か異常である(S50)かが一旦決定された後には、一定期間このフローチャートを実行しないことが望ましい。例えば、次に車両50の電源が起動されるまで実行しないようにしても良い。具体的には、車両50が起動される毎に、スイッチング素子Qのシャットダウン作動が正常であるか異常であるかが決定されるまで実行し、一旦決定された後には、次回車両50が起動されるまで実行しないようにする。
上述のように、本実施例によれば、前述の実施例と同様の効果が得られることに加え、第1電動機MG1及び第2電動機MG2が共に回生作動中でない場合には、第1電動機MG1による回生作動を実行し、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行するので、例えば第1電動機MG1及び第2電動機MG2が共に回生作動中でなくとも、強制的に第1電動機MG1による回生作動を実行してスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常(シャットダウン不能故障)を適切に検出することができる。また、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出の機会を増やすことができる。
また、本実施例によれば、蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であるときに、第1電動機MG1による回生作動を実行し、スイッチング素子Qによる電源ラインLINEの断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行するので、例えば第1電動機MG1及び第2電動機MG2が共に回生作動中でなくとも、蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であるときには強制的に第1電動機MG1による回生作動が実行される。また、蓄電装置12への充電が適切に実行できない程の高い蓄電装置12の充電容量SOCである為に回生作動が十分にできなく適切にスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出ができなくなる恐れがあることに対して、蓄電装置12の充電容量SOCが前記所定容量D以下であるときに第1電動機MG1による回生作動を実行するので、一層適切にスイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常を検出することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は実施例相互を組み合わせて実施可能であると共にその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例2では、電源装置10を車両に適用した実施例として2つの回転機を備えるハイブリッド車両50に適用した実施例を例示したが、これに限らず、電源装置10との間で電力の授受を行う少なくとも1つの回転機を備える車両であれば本発明は適用され得る。例えば、電源装置10は、駆動力源及び発電機として機能する回転機との間で電力の授受を行う車両用電源装置、或いは発電機として機能する回転機と駆動力源として機能する回転機との各々の間で電力の授受を行う車両用電源装置などであっても良い。また、車両としては、回転機のみの動力で走行する所謂電気自動車や燃料電池自動車、エンジンの動力と回転機の動力とを駆動力として用いることが可能な所謂パラレル型ハイブリッド車両、エンジンにより回転駆動される発電機の発電電力を用いて駆動される回転機のみの動力で走行する所謂シリーズ型ハイブリッド車両などであっても良い。
また、前述の実施例では、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を回転機M(或いは第1電動機MG1)の発電電力が所定電力A以下とされる弱回生作動中に実行したが、これに限らず、例えば回転機M(或いは第1電動機MG1)の回生作動中に実行しても良い。
また、前述の実施例2では、スイッチング素子Qのシャットダウン作動の異常検出を実行する為に、蓄電装置12の充電容量SOCが所定容量D以下であるときにMG1発電モードを成立させて強制的に第1電動機MG1による弱回生作動を実行したが、これに限らず、例えば第1電動機MG1による弱回生作動を実行してスイッチング素子Qのシャットダウン作動を実行する所定実行時間Cが、蓄電装置12の充電容量SOCの増大による問題が生じない程の短い時間であれば、蓄電装置12の充電容量SOCが所定容量D以下であることを制御開始の条件とする必要は無い。
また、前述の実施例では、駆動回路16を介した電子制御装置30,80の指令により、スイッチング素子Qの作動(オン/オフ)を切り替えたが、駆動回路16を備えず、直接的に電子制御装置30,80の指令によりスイッチング素子Qの作動(オン/オフ)を切り替えても良い。
また、前述の実施例において、電気式無段変速機72は、その変速比を連続的に変化させて電気的な無段変速機として作動させられる電気式変速機構であったが、電気的な無段変速機として作動させる他に変速比を段階的に変化させて有段変速機として作動させることも可能である。
また、前述の実施例において、動力分配機構56はシングルプラネタリであるが、ダブルプラネタリであってもよい。また、動力分配機構56は、例えばエンジン52によって回転駆動されるピニオンと、そのピニオンに噛み合う一対のかさ歯車が第1電動機MG1及び出力軸54に作動的に連結された差動歯車装置であってもよい。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:電源装置
12:蓄電装置(電源)
14:インバータ
30:電子制御装置(制御装置)
52:エンジン
54:出力軸
56:動力分配機構(差動機構)
58:車両用動力伝達装置
64:MG1用インバータ(インバータ)
66:MG2用インバータ(インバータ)
72:電気式無段変速機(電気式変速機構)
80:電子制御装置(制御装置)
C:コンデンサ
D:ダイオード
M:回転機
MG1:第1電動機(第1回転機)
MG2:第2電動機(第2回転機)
Q:スイッチング素子
LINE:電源ライン(電力授受経路)

Claims (6)

  1. 二次電池にて構成される電源と、該電源と回転機との間の電力授受経路において該電源と直列に設けられて該電力授受経路を断接可能なスイッチング素子とを備え、該スイッチング素子により該電力授受経路を導通状態とすることで該電源の電圧を昇圧することなく該回転機側へ供給する一方で、該回転機において過電流が発生した場合には該スイッチング素子により該電力授受経路を切断状態とすることで該回転機側から該電源へ入力される異常電圧を遮断する電源装置の制御装置であって、
    前記回転機の発電電力を前記電源に供給する回生作動中に、前記スイッチング素子により前記電力授受経路を一時的に切断状態とし、該切断状態である間に該回転機側の電圧が該電源の電圧よりも上昇したか否かに基づいて、該スイッチング素子による該電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかを判断することを特徴とする電源装置の制御装置。
  2. 前記電源装置は、前記スイッチング素子により前記電力授受経路を切断状態とするときでも前記電源から前記回転機側への電力の供給が可能なように前記スイッチング素子と並列に設けられたダイオードと、前記電源及び前記スイッチング素子と並列に設けられて該回転機側の電圧を平滑する為のコンデンサとを備え、前記回転機との間でインバータを介して電力の授受を行うものであり、
    前記回転機側の電圧は、前記電源装置の前記インバータ側の電圧であることを特徴とする請求項1に記載の電源装置の制御装置。
  3. 前記回生作動中は、前記回転機の発電電力が所定電力以下とされる弱回生作動中であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置の制御装置。
  4. 前記回転機側の電圧が前記電源の電圧よりも上昇したか否かは、前記電源からの出力電流が零以上となっているか否かに基づいて判断されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電源装置の制御装置。
  5. 前記電源装置は、エンジンに動力伝達可能に連結された差動機構と該差動機構に動力伝達可能に連結された少なくとも発電機として機能する第1回転機とを有して該第1回転機の運転状態が制御されることにより該差動機構の差動状態が制御される電気式変速機構と、該電気式変速機構の出力軸に動力伝達可能に連結された少なくとも駆動力源として機能する第2回転機とを備える車両用動力伝達装置の電源装置であり、
    前記第1回転機及び前記第2回転機が共に回生作動中でない場合には、該第1回転機による回生作動を実行し、前記スイッチング素子による前記電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電源装置の制御装置。
  6. 前記電源の充電容量が所定容量以下であるときに、前記第1回転機による回生作動を実行し、前記スイッチング素子による前記電力授受経路の断接作動が正常であるか異常であるかの判断を実行することを特徴とする請求項5に記載の電源装置の制御装置。
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