JP2012037210A - 室内循環式レンジフード - Google Patents

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Abstract

【課題】各種フィルタによる空気浄化機能を長期の継続使用において維持すること、各種フィルタの清掃や交換などのメンテナンス周期を長くすること、各種フィルタに付着堆積する汚染物質からの腐敗臭やカビ菌の発生を抑えること、汚染物質を洗い落とすなどの清掃性を容易にすること、などにある。
【解決手段】汚染空気G中に含まれている臭気成分を、内部流路1に配置されている脱臭フィルタ2により分離除去して清浄化したのちに室内に戻す構成であって、内部流路1に送り込むオゾンを発生するオゾン発生部9aを備え、脱臭フィルタ2よりも下流側において内部流路1を開閉する開閉装置10を備えて、オゾン発生部9aから内部流路1にオゾンが送り出されているとき、開閉装置10を閉状態にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、廃ガスを発生しない電化調理器による調理中の汚染空気を吸い込み捕集し、汚染空気中に含まれている汚染物質を各種フィルタにより分離除去して清浄化した後に、クリーンな空気として室内に戻すように構成されている室内循環式レンジフードに関する。
ガス調理器による調理中では、廃ガス(燃焼ガス)が発生する。そのために、ガス調理器の周辺には廃ガスを吸引捕集して屋外へと排気するための換気扇やレンジフードが設置されている。これは、廃ガスなどの汚染空気中に含まれている油脂分、臭気成分(調理臭)、水分(水蒸気)、煙などの汚染物質によって室内環境が汚染されることを防ぐことと、主にガス調理器の使用によって発生する有害物質、特に、二酸化炭素や一酸化炭素などの室内における炭素濃度が上昇しないようにするために行われている。
そして、近年では、二酸化炭素や一酸化炭素などの有害物質を含む廃ガスが発生するガス調理器に代わり、廃ガスを発生させずに調理することができる電気コンロや電磁誘導加熱調理器(IHクッキングヒータ)などの電化調理器を採用する家庭が多くなってきている。
廃ガスを発生しない電化調理器を使用しての調理では、発生する汚染空気中に二酸化炭素や一酸化炭素などの有害物質が含まれていないために、汚染空気を清浄化することができるのであれば、室内に循環(還流)させることができる。そして、汚染空気を清浄化させて室内に戻す室内循環方式を採用することで、例えば、室内空気圧の変化、室内環境の汚染、そして暖房や冷房などの空調エネルギーのロスを引き起こす問題を解消することができる。
そこで、本出願人が特許文献1や特許文献2などにおいて先に提案している汚染物質を汚染空気中から分離除去して清浄化されたクリーンな空気として室内に戻すための空気浄化機能を備えた室内循環式レンジフードが知られている。
特許文献1や特許文献2に開示されている空気浄化機能を備えた室内循環式レンジフードは、汚染空気を吸い込み捕集するフード部の捕集空間に配置したグリスフィルタにより油脂分を分離除去し、捕集空間から室内に連通する循環路に配置した脱臭フィルタ(脱臭材)により臭気成分を分離除去するなどによって清浄化させたクリーンな空気として汚染空気を室内に戻すことができる。これにより、調理中における室内空気圧の変化、室内環境の汚染、空調エネルギーのロスを引き起こす問題を解消することができる有効な室内循環式レンジフードと言える。
特開2005−69535号公報(段落番号0022〜0024、および図1参照) 特開2005−305268号公報(段落番号0018、および図1参照)
ところで、汚染空気中に含まれている臭気成分、油脂分、水分などの汚染物質は、グリスフィルタ、脱臭フィルタ、除湿フィルタなどの各種フィルタを通して分離除去、例えば、衝突作用や吸着作用などによってフィルタ面などに付着されることで、汚染空気から分離除去されるものである。
したがって、グリスフィルタ、脱臭フィルタ、除湿フィルタなどの各種フィルタは、継続使用に伴ってフィルタ面などに徐々に堆積される汚染物質によって目詰まりを起こし、各種フィルタの空気浄化機能が低下し、やがて能力の限界に達して汚染空気を清浄化することができなくなるために、定期的に各種フィルタを取り外して清掃、或いは新規のフィルタと交換するなどのメンテナンスが必要となる。特に、吸着作用によって汚染空気中から臭気成分を分離除去する脱臭フィルタの場合では、大量に発生する臭気成分の付着によって目詰まりを起こし易く、さらには付着した臭気成分の臭気がレンジフードの通常室内循環時などにおいて室内に流出されるおそれがあるために、頻繁にメンテナンスを行う必要がある。
また、臭気成分、油脂分、水分などの汚染物質を洗い落とすなどの清掃、或いは新規のフィルタと交換することなくそのまま長期放置しておくと、フィルタ面などに付着堆積している汚染物質に微生物が繁殖して腐敗臭やカビ菌などが発生する可能性がある。腐敗臭やカビ菌が発生すると、調理中のレンジフードの運転時に室内に戻される汚染空気とともに腐敗臭やカビ菌が室内に放出されることとなり、室内環境に悪影響を与えるおそれがある。
しかしながら、各種フィルタを取り外して汚染物質を洗い落とすなどの清掃、或いは新規のフィルタと交換するなどのメンテナンスは大変面倒で手間が掛かり、また、費用が掛かるなどから、実際には半年に1回、年に一度行う大掃除のときなどに、清掃、或いは新規のものに交換しているのが実情である。
そのために、目詰まりの状態での継続使用、そして腐敗臭やカビ菌が発生している可能性がある状態で継続使用されているのが実情である。つまり、従来技術の室内循環式レンジフードでは使用者に対するメンテナンスなどの使用上の負担軽減を図ることが課題として残されていた。
そこで、本発明は、このような従来事情に対処するために創案されたものである。すなわち、各種フィルタによる空気浄化機能を長期の継続使用において維持すること、付着堆積する汚染物質からの腐敗臭やカビ菌の発生を抑えること、各種フィルタの清掃や交換などのメンテナンス周期を長くすること、付着堆積している汚染物質を洗い落とすなどの清掃性を容易にすること、などを本発明の目的とする。
本発明者は、長年にわたり鋭意研究し各種の実験を重ねた結果、前記課題を解決することができることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、電化調理器による調理中に発生する汚染空気を吸い込み捕集し、当該汚染空気中に含まれている汚染物質を、内部流路に配置されている各種フィルタにより分離除去して清浄化したのちに、室内に戻す構成の室内循環式レンジフードであって、
前記内部流路に送り込む活性酸素を発生する活性酸素発生部を備え、かつ、少なくとも前記各種フィルタよりも下流側に前記内部流路を開閉する開閉装置を備えて、前記活性酸素発生部から前記内部流路に活性酸素が送り出されているとき、前記開閉装置を閉状態にすることを特徴とする。
ここで、前記各種フィルタとしては、グリスフィルタ、脱臭フィルタ、除湿フィルタ、煙除去フィルタなどを挙げることができる。
また、前記活性酸素としては、腐敗臭やカビ菌などの有機物を強い酸化力によって酸化分解して脱臭、殺菌する脱臭・殺菌作用を有するオゾン、スーパーオキサイドイオン、OHラジカルなどを挙げることができる。
このような構成によれば、汚染空気中から汚染物質を分離除去する各種フィルタが備えられている内部流路の下流側、所謂室内吹出し口側を開閉装置により閉じた状態で、活性酸素を内部流路に送り込むことができる。
これにより、活性酸素を室内に流出させることなく、各種フィルタに付着堆積している汚染物質を活性酸素の強い酸化力で酸化分解することができる。例えば、脱臭フィルタに付着堆積している臭気成分が、オゾンなどからなる活性酸素の強い酸化力で酸化分解(酸化脱臭)され、ガスとなって蒸発することとなる。しかも、活性酸素の強い酸化力で腐敗臭やカビ菌も酸化分解(脱臭・殺菌処理)されることで、腐敗臭やカビ菌の発生を抑えることができる。
また、本発明では、前記内部流路が、前記汚染空気を吸い込み捕集する吸込み口から室内に戻す室内吹出し口に至るように形成されて前記各種フィルタが配置される室内循環流路と、この室内循環流路における前記各種フィルタの上流側と下流側とを連通するように形成される内部循環流路とから構成され、前記内部循環流路に流路開閉装置を備えて、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれているとき、前記流路開閉装置を開状態にすることを特徴とする。
この場合、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれ、かつ、前記流路開閉装置が開状態にあるときに、前記吸込み口に吸引力を発生させる送風機を運転させて、前記室内循環流路と前記内部循環流路において前記活性酸素を強制循環させるように構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、流路開閉装置を開いた状態で、なおかつ、送風機を運転させることで、室内循環流路に送り込まれる活性酸素を、室内循環流路と内部循環流路において強制循環させることができる。
これにより、活性酸素を、室内循環流路および各種フィルタに万遍に、かつ、効率よく接触させながら、各種フィルタに付着堆積している汚染物質および腐敗臭やカビ菌を酸化分解することができる。また、これに平行して送風機内の脱臭・殺菌が行われる。
また、本発明では、前記活性酸素の流路充満運転モードと流路循環運転モードとの二つの運転モードを備え、前記流路充満運転モードは、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれ、かつ、前記流路開閉装置を開状態として、前記室内循環流路または連通状態にある前記室内循環流路と前記内部循環流路との双方において前記活性酸素を停滞させた状態にて満たすように構成され、前記流路循環運転モードは、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれ、かつ、前記流路開閉装置を開状態として、前記フード部の前記吸込み口に吸引力を発生させる送風機を運転させて、前記活性酸素を、連通状態にある前記室内循環流路と前記内部循環流路において強制循環させるように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、各種フィルタに付着堆積している汚染物質を活性酸素の強い酸化力で酸化分解するとともに腐敗臭やカビ菌の発生を抑える各種フィルタの脱臭・殺菌運転を、流路充満運転モードと流路循環運転モードとの二つの運転モードから選択的に行うことができる。
例えば、運転時間を長く設定することができる深夜などにおいては、送風機を運転させずに脱臭・殺菌を行うことができる流路充満運転モード、つまり、騒音を発生せずに脱臭・殺菌を行うことができる流路充満運転モードを選択し、昼間の外出中など不在のときに時間を掛けずに短時間で効率的に脱臭・殺菌を行う場合には、送風機を運転させての流路循環運転モードを選択することができる。
また、本発明では、前記活性酸素発生部から前記活性酸素が発生した時点または当該発生が停止した時点で、時間の累積を開始するタイマ装置と、このタイマ装置による累積時間が、設定時間に達するか、それを越えるまで、前記汚染空気を吸い込み捕集するフード部の吸込み口に吸引力を発生させる送風機の通常室内循環運転を受け付けない運転制御装置とを備えていること、また、前記活性酸素発生部から前記内部流路に送り込まれた前記活性酸素の濃度値を検出する濃度検出センサと、この濃度検出センサにより検出された検出濃度値が、設定濃度値以下になるまで、送風機の通常室内循環運転を受け付けない運転制御装置と、を備えていること、さらに、前記活性酸素発生部から前記活性酸素の発生時刻を設定するタイマ装置を備え、前記タイマ装置が設定時刻になったときに、前記活性酸素発生部から前記活性酸素の発生が自動で行われるように構成されていること、などを特徴とする。
このような構成によれば、レンジフードの通常室内循環運転の開始によって活性酸素が室内に放出され、室内環境に影響を与えることを未然に防ぐことができる。つまり、活性酸素の濃度が高い状態で室内に放出されることを未然に防ぐことができる。
そして、タイマ装置による累積時間が、設定時間に達するか、それを越えることで、または、濃度検出センサによる検出濃度値が、設定濃度値以下になることで、室内環境に影響を与えることがない濃度値(例えば、オゾンの場合、産業環境基準(日本産業衛生学会)の許容濃度0.1ppm)にて活性酸素を室内に放出させることができる。つまり、内部流路(室内循環流路、内部循環流路)内の活性酸素は、空気との酸化によって時間の経過とともに濃度値が次第に自然減衰されて行く。
また、各種フィルタに付着堆積している汚染物質を活性酸素の強い酸化力で酸化分解するとともに腐敗臭やカビ菌の発生を抑える各種フィルタの脱臭・殺菌運転時刻を、タイマ装置により選択的に設定することができる。例えば、使用者の生活スタイルなどに合わせて脱臭・殺菌運転時刻を選択的に設定することができる。
本発明の室内循環式レンジフードによれば、下流側が開閉装置によって閉じられた状態で内部流路に送り込まれる活性酸素の強い酸化力による酸化分解によって、各種フィルタに付着堆積している汚染物質を軽減し、しかも、脱臭・殺菌作用によって腐敗臭やカビ菌の発生を抑えることができる。
これにより、各種フィルタの空気浄化機能を長期の継続使用において維持することができる。つまり、活性酸素による酸化分解によって汚染物質の付着堆積が軽減することで各種フィルタの空気浄化機能が再生され、長期使用において空気浄化機能を維持することが可能になるとともに、各種フィルタの清掃や交換などのメンテナンス周期を長くすることができる。
また、汚染物質が各種フィルタにこびり付くように付着堆積することがなくなることで、汚染物質を洗い落とすなどの清掃性を格段に向上させることができる。また、腐敗臭やカビ菌の発生による室内環境への影響を防ぐことができる。
また、送風機を運転させての活性酸素の強制循環によって、各種フィルタに付着堆積している汚染物質の軽減及びび腐敗臭やカビ菌の脱臭・殺菌を効率的に、かつ、短時間で行うことができる。
また、脱臭・殺菌運転を使用者の生活スタイルなどに合わせて自由に選択することができ、しかも、運転開始をタイマ装置による設定時刻によって自動で行うことができる。
このように本発明によれば、従来技術で課題とされていた使用者に対するメンテナンスなどの使用上の負担軽減を図った室内循環式レンジフードを提供することができる。
第1の実施形態に係る室内循環式レンジフードを示す縦断側面図である。 同レンジフードにおいて、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。 オゾン発生部からのオゾン発生に伴う送風機の通常室内循環運転を制御する概略構成を示すブロック図である。 オゾン発生部からのオゾン発生に伴う送風機の通常室内循環運転を制御する他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 オゾン発生部からオゾンの発生時刻を制御する概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る室内循環式レンジフードを示す縦断側面図である。 同レンジフードにおいて、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。 第3の実施形態に係る本発明のレンジフードを示す縦断側面図である。 同レンジフードにおいて、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本実施形態では、図示省略の電磁誘導加熱調理器(IHクッキングヒータ)などの電化調理器の略真上に位置してキッチン壁に取り付け設置される壁取り付けタイプの室内循環式レンジフード(以後、単に「レンジフード」と称する)を一例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
[第1の実施形態の説明]
図1は、第1の実施形態に係るレンジフードの通常室内循環運転状態を示す縦断側面図であり、図2は、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。
レンジフードAは、調理中に電化調理器や調理鍋などから発生する汚染空気Gを吸い込み捕集し、汚染空気G中に含まれている油脂分、臭気成分、水分などの汚染物質、特に、臭気成分を、内部流路1に配置されている脱臭フィルタ2により分離除去して汚染空気Gを、清浄化したクリーンな空気として室内に戻すように構成されている。
≪レンジフードの説明≫
レンジフードAは、図1に示すように、薄型のフード部A1と、このフード部A1の天板a上に設置される送風機A2とを備え、さらに、送風機A2とともに脱臭フィルタ2を内設する縦型筒状のダクトカバーA3をフード部A1の天板a上に立設させた構成を成している。
≪フード部の説明≫
フード部A1は、図1に示すように、下向きに開口する扁平箱型に形成されて、天板aに連絡口3を備えている。
この連絡口3は、フード部A1の吸引口となる捕集空間Mと送風機A2の後記する送風ボックス6内とを連絡するものであり、天板aの後半部側(フード部A1のキッチン壁K1への取付け側)寄りの幅方向略中央部位において開口されている。
また、フード部A1は、連絡口3の下流側に位置する捕集空間Mの膨出底部にグリスフィルタ4を取り外し可能に備えている。これにより、捕集空間Mに吸い込み捕集された汚染空気Gがグリスフィルタ4を通過するときに、汚染空気G中に含まれている油脂分がグリスフィルタ4に衝突や接触によって付着することで、油脂分が汚染空気Gから分離除去されるようになっている。
また、フード部A1は、図1に示すように、調理者側(紙面左側)に位置する前面部bに運転操作部5を備えている。
この運転操作部5は、送風機A2の後記する送風装置7の運転ON/OFF、そして、図示省略の照明の点灯ON/OFF操作を行うためのタッチまたはプッシュタイプのスイッチ類を備えて構成されている。
また、この運転操作部5は、後記するオゾン発生部9aの脱臭・殺菌運転ON/OFFを、手動操作により行う場合のスイッチ類などが備えられるように形成されている。
≪送風機の説明≫
送風機A2は、周知の構造を呈している。
すなわち、図1に示すように、送風ボックス6と、この送風ボックス6内におけるフード部A1の連絡口3に連通する前半部側を除く後半部側に位置して縦置きに内設される送風装置7とを備えて構成されている。
送風ボックス6は、内部流路1が捕集空間Mに連通するための内部流路1の上流側延長流路となる。つまり、捕集空間Mに吸い込み捕集された汚染空気Gが、連絡口3から送風ボックス6内を経由して脱臭フィルタ2が配置されている内部流路1に流れ込むようになっている。
この送風ボックス6は、図1に示すように、縦断面視で略四角形状に形成されて、フード部A1の連絡口3に、前半部を連通させた状態で天板aの上にネジ止めなどによって取り付けられる。
送風装置7は、図1に示すように、内部流路1に連通するように送風ボックス6の上面板cに取り付けられる連通口(接続筒)7dを有するファンケーシング7a内に、ファンモータ7bに軸支させて同軸状に送風ファン(遠心ファン、多翼ファン)7cを収容させた構成である。
≪ダクトカバーの説明≫
ダクトカバーA3は、送風機A2の送風ボックス6からキッチン天井K2の近傍に至る高さにて室内循環用の内部流路1を形成するものである。
このダクトカバーA3は、図1に示すように、送風機A2の送風ボックス6の平面視形状にてフード部A1の天板aからキッチン天井K2の近傍に至る程度の高さを有する上面閉鎖で下面が開口された縦型筒状の箱体であり、下半部側に送風ボックス6が嵌め合せ収容され、この送風ボックス6から上半部側(下流側)に脱臭フィルタ2が配置される内部流路1を形成するようになっている。
そして、ダクトカバーA3は、内部流路1の下流側となる上面閉鎖側におけるキッチン側(図1紙面左側)に面する一側面に室内吹出し口8を備えている。
そして、本実施形態では、このように構成されている薄型タイプのレンジフードAの内部流路1における脱臭フィルタ2の上流側に活性酸素発生部9を備え、さらに、脱臭フィルタ2よりも下流側の室内吹出し口8とその上流側のファンケーシング7aの連通口7dには開閉装置10,11をそれぞれ備えている。
これにより、電化調理器を使わない非調理時において、図2に示すように、室内吹出し口8および連通口7dを開閉装置10、11によってそれぞれ閉じた状態で、活性酸素発生部9から内部流路1に活性酸素を送り込むことで、脱臭フィルタ2に付着堆積されている臭気成分を軽減すると同時に、長期放置による微生物の繁殖によって発生するおそれがある腐敗臭やカビ菌などを脱臭・殺菌処理するための活性酸素による脱臭・殺菌機能を備えている。
≪活性酸素発生部の説明≫
活性酸素発生部9は、活性酸素、例えば、オゾンを発生するオゾン発生部9aを一例に挙げて説明すると、このオゾン発生部9aは、具体的な図面は省略しているが、所定の距離(空間)をおいて対向状に配される電極間に高周波高電圧を印加することで、空間ギャップ内で無声放電が発生し、酸素または空気の一部がオゾン化される。
このように構成されているオゾン発生部9aは、図1に示すように、脱臭フィルタ2の上流側に位置する送風ボックス6の上面板cの上に配置されてオゾンを発生し、内部流路1に送り込むようになっている。
なお、図示を省略しているが、オゾン発生部9aの運転ON/OFFは、フード部A1の運転操作部5に備えられる図示省略の脱臭・殺菌運転スイッチによる手動操作によって行われるようにしている。
≪開閉装置の説明≫
開閉装置10,11は、オゾン発生部9aが運転を開始して発生したオゾンが内部流路1に送り込まれるとき、図2に示すように、室内吹出し口8、連通口7dを閉じ、そして、オゾン発生部9aの運転が停止したとき、或いは、オゾン発生部9aの運転停止から一定の時間が経過したときに、図1に示すように、室内吹出し口8、連通口7dを開くように、オゾン発生部9aの運転ON/OFF操作に連動させて室内吹出し口8、連通口7dを開閉するものである。
この開閉装置10,11は、図1に示すように、室内吹出し口8の内側(内部流路1内)において回転するように取り付けられる回転式シャッター10a,11aと、図示省略の正逆回転可能なシャッターモータ(例えば、ステッピングモータ、ACサーボモータ、DCサーボモータなどの各種のサーボモータ)をそれぞれ備えて構成されている。
シャッターモータは、フード部A1の運転操作部5に備えられる図示省略の脱臭・殺菌運転スイッチによる手動操作によって駆動するようになっている。
つまり、シャッターモータは、脱臭・殺菌運転スイッチのON操作によって正転方向に駆動し、室内吹出し口8、連通口7dをそれぞれ閉じる方向に回転シャッター10a,11aを回転させ、OFF操作によって逆転方向に駆動し、室内吹出し口8、連通口7dを開く方向に回転シャッター10a,11aを回転させるようになっている。
なお、図示を省略しているが、回転シャッター10a,11aの回転開閉動作を、リンク機構などを用いたアクチュエータによって行うことができる。
[作用説明]
このように構成されている第1の実施形態に係るレンジフードAによれば、運転操作部5に備えられている脱臭・殺菌運転スイッチによる手動操作によって、脱臭・殺菌運転が開始すると、図2に示すように、オゾン発生部9aからオゾンが発生するとともに、室内吹出し口8と連通口7dは開閉装置10,11により閉じられる。
オゾン発生部9aから発生したオゾンは、室内吹出し口8と連通口7dが閉じられることで、完全に閉鎖(外部との連通が遮断)された内部空間1に送り込まれる。これにより、オゾンによって満たされた内部空間1において脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌処理が行われる。
図3は、オゾン発生部からのオゾンの発生に伴う送風機の通常室内循環運転を制御する概略構成を示すブロック図である。
また、本実施形態では、オゾン発生部9aからオゾン発生した時点、または、オゾン発生が停止した時点で動作を開始し、時間の累積を開始するタイマ装置12と、このタイマ装置12による累積時間が、設定時間に達するか、それを越えるまで、送風機A2の運転による通常室内循環運転を受け付けない運転制御装置13とを備えている。
ここで、通常室内循環運転とは、電化調理器による調理中に、電化調理器や調理鍋などから発生する汚染空気Gを送風機A2の吸引力(運転)によってフード部A1の捕集空間Mで吸い込み捕集し、グリスフィルタ4、脱臭フィルタ2を通過させて清浄化されたクリーンな空気として室内(キッチンK)に戻すレンジフードA本来の室内循環運転状態を言う。
≪タイマ装置の説明≫
タイマ装置12は、オゾン発生部9aからオゾンが発生した時点、または、オゾン発生が停止した時点で、本実施形態では、オゾン発生が停止(オゾン発生部9aの運転が停止)した時点で、時間の累積(カウント)を開始するように設定されている。
そして、タイマ装置12は、運転制御装置13からの動作停止信号が入力されてこない限り時間の累積を続け、この累積時間を運転制御装置13に内蔵されている判定手段14に累積時間を出力するように構成されている。
また、タイマ装置12は、判定手段14により累積時間が設定時間に達するか、それを越えたと判定された時点で、累積時間がリセット(初期化)されて停止するように設定されている。これにより、タイマ装置12は、オゾン発生部9aからオゾンの発生が停止した時点で、0から新たに時間の累積を開始することになる。
≪運転制御装置の説明≫
運転制御装置13は、タイマ装置12から設定時間未満の累積時間が入力されてくる間、運転操作部5からの送風機A2の通常室内循環運転開始信号を遮断(拒否)し、送風機A2の運転を受け付けない。そして、タイマ装置12から設定時間に達するか、それを越えた累積時間が入力されてきた時点で、運転操作部5からの送風機A2の運転開始信号を受け付けて送風機A2を運転させるように構成されている。
つまり、運転操作部5に備えられている送風機A2(送風装置7)の運転ON/OFFスイッチは、運転制御装置13を経由してファンモータ7bに繋がっている。
これにより、タイマ装置12から判定手段14に出力されてくる累積時間が設定時間に達するか、それを越えたか否かが判定手段14によって比較され、累積時間が設定時間に達したまたはそれを越えたと判定されない限り、運転制御装置13からファンモータ7bに通常室内循環運転開始指示が出力(通電)されず、送風機A2はレンジフードA本来の通常室内循環運転のための運転を開始することができないようになっている。
これにより、送風機A2は、運転制御装置13から通常室内循環運転開始信号が入力されてこない限り、通常室内循環運転のためも運転を開始することができないようになっている。
また、運転制御装置13は、運転操作部5からの送風機A2の通常室内循環運転開始信号を受け付けてレンジフードAを通常室内循環運転させると同時に、この通常室内循環の運転開始に連動させて室内吹出し口8、連通口7dを開く回転方向に開閉装置10,11のシャッターモータをそれぞれ駆動させ、回転シャッター10a,11aが室内吹出し口8、連通口7dを開くように構成されている。
図4は、オゾン発生部からのオゾン発生に伴う送風機の通常室内循環運転を制御する他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
また、本実施形態は、内部流路1内のオゾンの濃度値を検出する濃度検出センサ15と、この濃度検出センサ15により検出された検出濃度値が、設定濃度値以下になるまで、送風機A2の通常室内循環運転を受け付けないように送風機A2の運転を制御する運転制御装置16とを備えている。
≪濃度検出センサの説明≫
濃度検出センサ15としては、オゾンが紫外線領域に極大吸収帯を持つ特性を利用した紫外線吸収法によってオゾン濃度を検出、または、オゾンによって半導体の薄幕表面が酸化される際の抵抗変化を利用する半導体センサ法によってオゾン濃度を検出、あるいは、エチレンなどとオゾンが反応する際に生じる発光量を利用する化学発光法によってオゾン濃度を検出するなど、その他のオゾン検出法を利用することができる。
この濃度検出センサ15は、例えば、内部流路1内に配置されて、内部流路1内のオゾン濃度を、オゾン発生部9aからのオゾンの発生が停止(オゾン発生部9aの運転が停止)した時点から検出を開始し、その検出された検出濃度値を運転制御装置16に内蔵されている判定手段17に出力するように構成されている。
≪運転制御装置の説明≫
運転制御装置16は、オゾン発生部9aからのオゾンの発生が停止した時点で、濃度検出センサ15から出力されてくるオゾンの検出濃度値が、予め設定されている設定濃度値以下(例えば、オゾンの場合、産業環境基準(日本産業衛生学会)の許容濃度0.1ppm)になるまで、運転操作部5からの送風機A2の運転開始信号を遮断(拒否)し、送風機A2の運転を受け付けない。そして、濃度検出センサ15から設定濃度値以下の検出濃度値が入力されてきた時点で、運転操作部5からの送風機A2の通常室内循環運転開始信号を受け付けて送風機A2を運転させるように構成されている。
つまり、運転操作部5に備えられている送風機A2(送風装置7)の運転ON/OFFスイッチは、運転制御装置16を経由して送風装置7のファンモータ7bに繋がっている。
これにより、濃度検出センサ15から判定手段17に出力されてくる検出濃度値が設定濃度値以下であるか否かが判定手段17によって比較され、検出濃度値が設定濃度値以下であると判定されない限り、運転制御装置16からファンモータ7bに通常室内循環運転開始指示が出力(通電)されず、送風機A2はレンジフードA本来の通常室内循環運転のための運転を開始することができないようになっている。
また、運転制御装置16は、運転操作部5からの送風機A2の通常室内循環運転開始信号を受け付けてレンジフードAを通常室内循環運転させると同時に、この通常室内循環の運転開始に連動させて室内吹出し口8、連通口7dを開く回転方向に開閉装置10,11のシャッターモータをそれぞれ駆動させ、回転シャッター10a,11aが室内吹出し口8、連通口7dを開くように構成されている。
図5は、オゾン発生部からオゾンの発生時刻を制御する概略構成を示すブロック図である。
また、本実施形態では、オゾン発生部9aからオゾンの発生時刻を設定するためのタイマ装置18を備えている。これにより、タイマ装置18が設定時刻になったときに、オゾン発生部9aが運転を開始してオゾンが自動で発生するようにしている。
≪タイマ装置の説明≫
タイマ装置18は、使用者が手動操作によってオゾン発生時刻(オゾン発生部9aの運転開始時刻)を設定するアナログまたはデジタル方式の時刻設定操作部19と、この時刻設定操作部19によって設定されたオゾン発生時刻を記憶させておく内蔵のメモリ20とを備えて構成されている。
また、タイマ装置18は、時刻設定操作部19によりメモリ20に記憶させたオゾン発生時刻になったときに、オゾン発生部9aの運転を開始させてオゾンを発生させると同時に、オゾン発生部9aの運転開始に連動させて室内吹出し口8、連通口7dを閉じる回転方向に開閉装置10,11のシャッターモータをそれぞれ駆動させ、回転シャッター10a,11aが室内吹出し口8、連通口7dを閉じるように構成されている。
このように、オゾン発生部9aからオゾンの発生を自動で行うためのタイマ装置18を備えていることで、タイマ装置18が設定時刻になったときに、オゾン発生部9aが運転を開始してオゾンを自動で発生させて、内部流路1の脱臭フィルタ2に付着堆積されている臭気成分の脱臭・殺菌処理を行う。
[第2の実施形態の説明]
図6は、第2の実施形態に係る本発明のレンジフードを示す縦断側面図であり、図7は、同レンジフードにおいて、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。
なお、この第2の実施形態に係るレンジフードA−1は、内部流路1を室内循環流路1aと内部循環流路1bとの二つの流路から構成してなる。それ以外の他の構成要素においては前記第1の実施形態詳述の薄型タイプのレンジフードAと基本的に同じことから同じ符号を付することで重複説明は省略する。
すなわち、内部流路1は、図6に示すように、フード部A1の吸引口となる捕集空間M、送風機A2の送風ボックス6を介して室内吹出し口8に至るように形成されて脱臭フィルタ2、オゾン発生部9aが配置される室内循環流路1aと、この室内循環流路1aにおける脱臭フィルタ2の上流側と下流側とを連通するように形成される内部循環流路1bとの二つの流路から構成されている。
≪室内循環流路の説明≫
室内循環流路1aは、送風機A2の送風ボックス6の上面板cの上に、上面開口の収容ボックス21を取り付けることで、捕集空間Mから室内吹出し口8に至るように形成される。
収容ボックス21は、図6に示すように、送風ボックス6と略同じ平面視形状にて該送風ボックス6の上面板cからダクトカバーA3の室内吹出し口8の開口位置高さに至る高さに形成されて、内側に脱臭フィルタ2、オゾン発生部9aがそれぞれ収容配置されるようになっている。
≪内部循環流路の説明≫
内部循環流路1bは、レンジフードA−1の脱臭・殺菌運転時に、送風機A2を運転させてオゾンを強制循環させるために、室内循環流路1aの上流側と下流側とを連通する連絡流路である。
この内部循環流路1bは、ダクトカバーA3の室内吹出し口8が開口されているキッチン側(図6紙面左側)に面する一側面を、キッチン側に向けて送風ボックス6および収容ボックス21よりも幅広く形成することで、図6に示すように、送風ボックス6および収容ボックス21との間において、双方ボックス6,21の高さ方向に形成される。
そして、図6に示すように、室内吹出し口8に隣接する内部循環流路1bの下流側に室内吹出し口8の開閉を兼ねる流路開閉装置22を備えている。
また、フード部A1の連絡口3に隣接する内部循環流路1bの上流側における送風ボックス6に、該送風ボックス6内(室内循環流路1aの上流側)と連通させる連通口23を備ええるとともに、この連通口23に連絡口3の開閉を兼ねる流路開閉装置24を備えている。
≪流路開閉装置の説明≫
流路開閉装置22,24は、前記第1の実施形態詳述の開閉装置10,11と基本的に同じく、回転式シャッター22a,24aと、図示省略の正逆可能なシャッターモータ(例えば、ステッピングモータ、ACサーボモータ、DCサーボモータなどの各種のサーボモータ)と備えてそれぞれ構成されている。
すなわち、流路開閉装置22,24は、オゾン発生部9aが運転を開始して発生したオゾンが室内循環流路1aに送り込まれるとき、図7に示すように、室内吹出し口8および連絡口3をそれぞれ閉じ、そして、オゾン発生部9aの運転が停止したとき、或いは、オゾン発生部9aの運転停止から一定の時間が経過したときには、図6に示すように、室内吹出し口8および連絡口3をそれぞれ開くように、オゾン発生部9aの運転ON/OFF操作に連動させて室内吹出し口8および連絡口3をそれぞれ開閉するように構成されている。
これにより、オゾン発生部9aからオゾンが発生してレンジフードA−1の脱臭・殺菌運転が行われるとき、室内循環流路1aと内部循環流路1bからなる内部流路1は、外部と完全に遮断(閉鎖)される。そして、レンジフードA−1の通常室内循環運転が行われるときには、室内吹出し口8および連絡口3が開かれて、フード部A1の捕集空間Mに吸い込み捕集された汚染空気Gを、グリスフィルタ4、脱臭フィルタ2を通過させて清浄化されたクリーンな空気として室内吹出し口8から室内(キッチン)に戻す室内循環が行われる。
また、本実施形態では、流路充満運転モードと流路循環運転モードとの二つの運転モードを備えており、何れかの運転モードを選択してレンジフードA−1の脱臭・殺菌運転を行うことができるようにしている。
≪流路充満運転モードおよび流路循環運転モードの説明≫
流路充満運転モードおよび流路循環運転モードは、フード部A1の運転操作部5に備えられる図示省略のモード切替えスイッチによる手動切替え操作によって選択的に行われるようにしている。
流路充満運転モードは、送風機A2を運転させずに、オゾン発生部9aから発生するオゾンを室内循環流路1aのみに停滞させた状態で満たすまたは流路開閉装置22,24の開状態によって連通状態にある室内循環流路1aと内部循環流路1bとの双方においてオゾンを停滞させた状態で満たして、脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌を行うように構成している。
一方、流路循環運転モードは、オゾン発生部9aの運転に連動させて送風機A2を運転させ、オゾン発生部9aから発生するオゾンを、室内循環流路1aと内部循環流路1bにおいて強制循環させながら脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌を行うように構成している。
このように構成されている流路充満運転モードと流路循環運転モードを備えることで、例えば、運転時間を長く設定することができる深夜などにおいては、送風機A2を運転させず(騒音を発生せずに)脱臭・殺菌を行うことができる流路充満運転モードを選択することができ、そして、昼間の外出中など不在のときに時間を掛けずに短時間で効率的に脱臭・殺菌を行う場合には、送風機A2を運転させての流路循環運転モードを選択することができる。
なお、この第2の実施形態に係るレンジフードA−1では説明を省略したが、前記第1の実施形態詳述のレンジフードAと同様に機能するタイマ装置12と運転制御装置13とを備えている。そして、濃度検出センサ15と運転制御装置16とを備えている。さらに、タイマ装置18を備えているものである。
[作用説明]
このように構成されている第2の実施形態に係るレンジフードA−1によれば、運転操作部5に備えられているモード切替えスイッチによる手動操作によって、流路充満運転モードまたは流路循環運転モードの何れか一方の運転モードで運転が開始すると、図7に示すように、オゾン発生部9aからオゾンが発生するとともに、室内吹出し口8と連絡口3は流路開閉装置22,24により閉じられる。
このとき、流路充満運転モードで運転が開始した場合、オゾン発生部9aから発生したオゾンは、オゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分から脱臭フィルタ2を通過して下流の室内吹出し口8側から内部循環流路1bへと送り込まれ、なおかつ、上流の送風機A2のファンケーシング7a(送風装置7)、送風ボックス6内を経由して連通口23側から内部循環流路1bへと送り込まれる。これにより、室内循環流路1aと内部循環流路1bとの双方はオゾンによって満たされる。つまり、停滞状態で満たされたオゾンによって、脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌処理が行われる。
一方、流路循環運転モードで運転が開始した場合、オゾン発生部9aから発生したオゾンは、オゾンの発生に連動して運転を開始する送風機A2のよって、オゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分から脱臭フィルタ2を通過して下流の室内吹出し口8側から内部循環流路1bへと送り込まれる。
内部循環流路1bに送り込まれてきたオゾンは、下流の連通口23から室内循環流路1aの下流側に備えられている送風機A2の送風ボックス6、ファンケーシング7a(送風装置7)内を経由してオゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分に戻さて脱臭フィルタ2を通過することを繰り返すオゾンの強制循環が成される。つまり、室内循環流路1aと内部循環流路1bとの双方において送風機A2の運転により強制循環されるオゾンによって、脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌処理が行われる。
[第3の実施形態の説明]
図8は、第3の実施形態に係る本発明のレンジフードを示す縦断側面図であり、図9は、同レンジフードにおいて、活性酸素による脱臭・殺菌運転状態を示す同縦断面図である。
この第3の実施形態では、前記第1および第2の実施形態詳述の薄型タイプのレンジフードA,A−1に代えて、図8に示すように、フード部A1−2を、側面視で略三角形状に形成するとともに、送風機A2−2をフード部A1−2内に設置してなるボルータ型タイプのレンジフードA−2の例を示す。
なお、この第3の実施形態において、前記第1および第2の実施形態詳述の構成要素と基本的に同じ構成要素においては同じ符号を付することで重複説明は省略する。
≪レンジフードの説明≫
レンジフードA−2は、図8に示すように、側面視で略三角形状を呈するフード部A1−2と、後記するグリスフィルタ26の下流側におけるフード部A1−2の後側空間に設置される送風機A2−2とを備え、さらに、前記第1実施例詳述の脱臭フィルタ2およびオゾン発生部9aを内設する縦型筒状のダクトカバーA3−2をフード部A1−2の天板a1上に立設させた構成を成している。
≪フード部の説明≫
フード部A1−2は、キッチン側に傾けて斜め下向きに開口する側面視で略三角形状に形成され、天板a1に連通口25を備えている。
連通口25は、フード部A1−2の捕集空間Mと前記第2の実施形態詳述の室内循環流路1aとを、送風機A2−2の後記するファンケーシング7aを介して連絡するものであり、天板a1の後半部側(フード部A1−2のキッチン壁K1への取付け側)寄りの幅方向略中央部位において開口されている。
また、フード部A1−2は、連絡口25の下流側に位置する捕集空間Mの膨出底部にグリスフィルタ26を取り外し可能に備えている。
そして、図8に示すように、グリスフィルタ26を備える捕集空間Mの膨出底部における後部下側(送風機A2−2が内設されるフード部A1−2の後側寄り)部分を、カール状に湾曲させた円弧部27と成して、この円弧部27からグリスフィルタ26の殆どを隠すようにその前方に位置させて渦流生成板28を取り外し可能に備えている。
また、図示を省略しているが、フード部A1−2は、渦流生成板28に突き当たるように流れる汚染空気Gを下向きに案内してエアンダ効果で渦流を発生させるために渦流の勢力を増強する制御流噴出部を、送風機A2−2が設置される後側空間とは区画分離されたその下側に備えている。
これにより、空気汚染Gの捕集効率をエアンダ効果(負圧作用を生み出して渦流を発生させる流体現象)によって向上させるようにしている。
≪送風機の説明≫
送風機A2−2は、前記第1の実施形態詳述の送風機A2において送風ボックス6を不要とする送風装置7のみから構成されている。
すなわち、図8に示すように、内部流路1の室内循環流路1aに連通するようにフード部A1−2の連絡口25に接続されて吊持状に取り付けられるファンケーシング7a内に、ファンモータ7bに軸支させて同軸状に送風ファン(遠心ファン、多翼ファン)7cを収容させた構成である。
≪ダクトカバーの説明≫
ダクトカバーA3−2は、フード部A1−2の天板a1に開口されている連絡口25からキッチン天井K2の近傍に至る高さにて室内循環流路1aと内部循環流路1bを形成するものである。
このダクトカバーA3−2は、前記第1の実施形態詳述のダクトカバーA3と基本的に同じ平面視形状に形成されてフード部A1−2の天板a1からキッチン天井K2の近傍に至る程度の高さを有する上面閉鎖で下面が開口された縦型筒状の箱体である。
そして、ダクトカバーA3−2は、図8に示すように、連絡口25よりフード部A1−2の前側(図8紙面左側)寄りのフード部A1−2の天板a1上から上面閉鎖側の近傍に至る高で両側幅方向を完全に仕切る形成されている仕切り壁29を備えている。
これにより、前記第2の実施形態詳述のように、フード部A1−2の捕集空間M、送風機A2−2のファンケーシング7a、そして連絡口25を介して室内吹出し口8に至るように形成されて脱臭フィルタ2、オゾン発生部9aが配置される室内循環流路1aと、この室内循環流路1aにおける脱臭フィルタ2の上流側と下流側とを連通するように形成される内部循環流路1bとの二つの流路が構成されるようにしている。
≪室内循環流路および内部循環流路の説明≫
室内循環流路1aおよび内部循環流路1bは、前記第2の実施形態詳述のように形成されている。
そして、室内循環流路1aの上流側における連絡口25の下流側には防火対策手段としての回転式遮断ダンパー30を備えている。
内部循環流路1bは、前記第2の実施形態詳述のように、室内吹出し口8に隣接する下流側に室内吹出し口8の開閉を兼ねる流路開閉装置22を備えている。
また、内部循環流路1bは、フード部A1−2の連絡口25に隣接する上流側におけるフード部A1−2の天板a1に、グリスフィルタ26の背後空間(室内循環流路1aの上流側)と連通させる連通口31を備えるとともにこの連通口30に、前記第2の実施形態詳述の流路開閉装置24を備えている。
≪流路開閉装置の説明≫
流路開閉装置22,24は、前記第2の実施形態詳述のように、回転式シャッター22a,24aと、図示省略の正逆回転可能なシャッターモータ(例えば、ステッピングモータ、ACサーボモータ、DCサーボモータなどの各種のサーボモータ)と備えてそれぞれ構成されている。
これにより、オゾン発生部9aが運転を開始して発生したオゾンが室内循環流路1aに送り込まれてレンジフードA−1の脱臭・殺菌運転が行われるときは、図9に示すように、室内吹出し口8が閉じられ、連通口31が開かれて、送風機A2−2の運転によってオゾンは室内循環流路1aと内部循環流路1bにおいて強制循環される。
そして、オゾン発生部9aの運転が停止したとき、或いは、オゾン発生部9aの運転停止から一定の時間が経過したときには、図8に示すように、室内吹出し口8が開かれ、連通口31が閉じられる。つまり、レンジフードA−2の通常室内循環運転が行われるときには、室内吹出し口8が開かれ、連通口31が閉じられて、フード部A1−2の捕集空間Mに吸い込み捕集された汚染空気Gを、グリスフィルタ4、脱臭フィルタ2を通過させて清浄化されたクリーンな空気として室内吹出し口8から室内(キッチン)に戻す通常室内循環が行われる。
なお、連通口31を開閉する流路開閉装置24については、必ず必要とはしない。
つまり、図8に示すように、レンジフードA−2を通常室内循環運転させるとき、内部循環流路1bの上流側は、流路開閉装置22によって閉じられている。したがって、脱臭フィルタ2を通過することによって清浄化された汚染空気Gが内部循環流路1bに流れ込むことなく、室内吹出し口8から室内(キッチン)に戻される。
一方、図9に示すように、レンジフードA−2を脱臭・殺菌運転させるときは、流路開閉装置22によって閉じられている内部循環流路1bの下流側を開くことで、オゾン発生部9aで発生するオゾンを、室内循環流路1aから内部循環流路1bを送り込むことができる。
このようなことから、連通口31を開閉する流路開閉装置24については、必ず必要とはしない。それにより、構造の簡素化とコストの削減が図られることとなる。
また、この第3の実施形態に係るレンジフードA−2では、前記の流路充満運転モードを選択して脱臭・殺菌運転を行う場合、内部循環流路1bの下流側連通路31を閉じ、そして、二点鎖線で示すように、室内循環流路1aの上流側連絡口25をその下流側の回転式遮断ダンパー30によって閉じることで、室内循環流路1aと内部循環流路1bからなる内部流路1を閉鎖(外部との連通を遮断)することができるようになっている。
[作用説明]
このように構成されている第3の実施形態に係るレンジフードA−2によれば、運転操作部5に備えられているモード切替えスイッチによる手動操作によって、流路充満運転モードまたは流路循環運転モードの何れか一方の運転モードで運転が開始すると、図9に示すように、オゾン発生部9aからオゾンが発生するとともに、室内吹出し口8は流路開閉装置22により閉じられる。
このとき、流路充満運転モードで運転が開始した場合、室内吹出し口8が閉じられる同時に、連通口31が流路開閉装置22により閉じられ(通常室内循環運転の状態)、連絡口25が回転式遮断ダンパー30により閉じられる(二点鎖線の状態)。そして、連通口31オゾン発生部9aから発生したオゾンは、オゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分から脱臭フィルタ2を通過して下流の室内吹出し口8側から内部循環流路1bへと送り込まれる。これにより、室内循環流路1aと内部循環流路1bとの双方はオゾンによって満たされる。つまり、停滞状態で満たされたオゾンによって、脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌処理が行われる。
一方、流路循環運転モードで運転が開始した場合、室内吹出し口8が流路開閉装置22により閉じられると同時に、図9に示すように、連通口31、連絡口25が開かれる。そして、オゾン発生部9aから発生したオゾンは、オゾンの発生に連動して運転を開始する送風機A2−2のよって、オゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分から脱臭フィルタ2を通過して下流の室内吹出し口8側から内部循環流路1bへと送り込まれる。
内部循環流路1bに送り込まれてきたオゾンは、下流の連通口31から室内循環流路1aの下流側に備えられているグリスフィルタ26の背後空間、そして送風機A2−2のファンケーシング7a(送風装置7)内、連絡口25を経由してオゾン発生部9aが配置されている室内循環流路1a部分に戻されて脱臭フィルタ2を通過することを繰り返すオゾンの強制循環が成される。つまり、室内循環流路1aと内部循環流路1bとの双方において送風機A2の運転により強制循環されるオゾンによって、脱臭フィルタ2に付着堆積している臭気成分の脱臭・殺菌処理が行われる。
なお、この第3の実施形態に係るレンジフードA−2では説明を省略したが、前記第1の実施形態詳述のレンジフードAと同様に機能するタイマ装置12と運転制御装置13とを備えている。そして、濃度検出センサ15と運転制御装置16とを備えている。さらに、タイマ装置18を備えているものである。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記の各実施形態に限られるものではなく、請求項1から請求項7に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、活性酸素発生部9にて発生させて内部流路1に送り出される活性酸素として、オゾンの他に、酸化チタンからなる光触媒を用いた光(紫外線)照射によって、光触媒の表面が励起状態になり表面から電子が飛び出すことにより表面付近に酸素分子との反応によって発生するスーパーオキサイドイオン(O2 -)、さらに、光触媒表面下のOH基に反応して発生するOHラジカルなどを挙げることができる。
また、室内循環流路1aと内部循環流路1bにおいて活性酸素を強制循環させるための送風機として、捕集空間M(吸引口)に吸引力を発生させる送風機A2,A2−2とは別途の酸素強制循環用の送風機を用いることができる。
A,A−1,A―2 レンジフード
A1,A1−2 フード部
A2,A2−2 送風機
1 内部流路
1a 室内循環流路
1b 内部循環流路
2 脱臭フィルタ
4,26 グリスフィルタ
10,11 開閉装置
12 タイマ装置
13 運転制御装置
15 濃度検出センサ
16 運転制御装置
18 タイマ装置
22,24 流路開閉装置
M 捕集空間(吸込み口)
G 汚染空気

Claims (7)

  1. 調理中に発生する汚染空気を吸い込み捕集し、当該汚染空気中に含まれている汚染物質を、内部流路に配置されている各種フィルタにより分離除去して清浄化したのちに室内に戻す構成の室内循環式レンジフードであって、
    前記内部流路に送り込む活性酸素を発生する活性酸素発生部を備え、かつ、少なくとも前記各種フィルタよりも下流側において前記内部流路を開閉する開閉装置を備えて、前記活性酸素発生部から前記内部流路に前記活性酸素が送り込まれているとき、前記開閉装置を閉状態にすることを特徴とする室内循環式レンジフード。
  2. 前記内部流路は、前記汚染空気を吸い込み捕集する吸込み口から室内に戻す室内吹出し口に至るように形成されて前記各種フィルタが配置される室内循環流路と、
    前記室内循環流路における前記各種フィルタの上流側と下流側とを連通するように形成される内部循環流路と、から構成され、
    前記内部循環流路に流路開閉装置を備えて、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれているとき、前記流路開閉装置を開状態にすることを特徴とする請求項1に記載の室内循環式レンジフード。
  3. 前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素を送り込むとき、前記流路開閉装置が開状態として、前記吸込み口に吸引力を発生させる送風機を運転させて、前記室内循環流路と前記内部循環流路において前記活性酸素を強制循環させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の室内循環式レンジフード。
  4. 請求項2または請求項3に記載の室内循環式レンジフードにおいて、前記活性酸素の流路充満運転モードと流路循環運転モードとの二つの運転モードを備え、
    前記流路充満運転モードは、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれ、かつ、前記流路開閉装置を開状態として、前記室内循環流路または連通状態にある前記室内循環流路と前記内部循環流路との双方において前記活性酸素を停滞させた状態にて満たすように構成され、
    前記流路循環運転モードは、前記活性酸素発生部から前記室内循環流路に前記活性酸素が送り込まれ、かつ、前記流路開閉装置を開状態として、前記吸込み口に吸引力を発生させる送風機を運転させて、前記活性酸素を、連通状態にある前記室内循環流路と前記内部循環流路において強制循環させるように構成されていることを特徴とする室内循環式レンジフード。
  5. 前記活性酸素発生部から前記活性酸素が発生した時点または当該発生が停止した時点で、時間の累積を開始するタイマ装置と、
    前記タイマ装置による累積時間が、設定時間に達するか、それを越えるまで、前記汚染空気を吸い込み捕集する吸込み口に吸引力を発生させる送風機の通常室内循環運転を受け付けない運転制御装置と、を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の室内循環式レンジフード。
  6. 前記活性酸素発生部から前記内部流路に送り込まれた前記活性酸素の濃度値を検出する濃度検出センサと、
    前記濃度検出センサにより検出された検出濃度値が、設定濃度値以下になるまで、吸込み口に吸引力を発生させる送風機の通常室内循環運転を受け付けない運転制御装置と、を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の室内循環式レンジフード。
  7. 前記活性酸素発生部から前記活性酸素を発生させる時刻を設定するタイマ装置を備え、
    前記タイマ装置による設定時刻になったときに、前記活性酸素発生部から前記活性酸素の発生が自動で行われるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の室内循環式レンジフード。
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