JP2012037183A - 加熱調理器 - Google Patents

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Hideki Yoshikawa
秀樹 吉川
Tomoo Kobayashi
朋生 小林
Takeshi Saito
毅 斉藤
Naoya Sugiyama
直也 杉山
Tomoya Ninagawa
智也 蜷川
Toru Inai
透 稲井
Noriyuki Ishida
則之 石田
Sadao Kanetani
定男 金谷
Yutaka Murata
豊 村田
Tatsuya Hachisu
達也 蜂須
Shigeyuki Nagata
滋之 永田
Hidefumi Arai
秀文 荒井
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Abstract

【課題】排気による周囲の汚れを防ぎ、更に排気温度を低減する加熱調理器を得る。
【解決手段】加熱調理器本体110は加熱室を収容しており、加熱室から排出された排気を背面方向に導くように第1のダクトが配設されている。この第1のダクトと穴15を介して連通する第2の排気ダクト18を加熱調理器本体110の背面に設け、加熱室から放出される排気を加熱調理器本体110のファン用吸気口から離れる方向に導くように風路を構成する。而して、第2の排気ダクト18からの排気を、第2の排気ダクト18の一部を構成している外装筐体1の背面部と嵌合して配設されている天板120の下部と外装筐体1の上部との間に排気風路である結露トラップ40を設けてここを通して排気するようにした。結露トラップ40は排気から油分や水分を除去するので、排気は清浄化される。また、風路長は排気風路を接続した分長くなるので、排気温度が低減する。
【選択図】図6

Description

本発明は、オーブンレンジや電気オーブンなどの加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器には、加熱調理器本体の上部に若干(5mm以上)の隙間を介して天板を設け、この天板を着脱可能とすることにより、この天板上の温度を下げることができ、結果としてこの天板上に所望の品物を置くことができ、尚且つ加熱調理器本体を汚したり傷つけたりすることのないものが提案されている。(例えば特許文献1参照)
特開2000−2431号公報
従来の加熱調理器は、以上のように構成されているが、排気の処理に関しては何ら考慮されていなかった。従って、天板上に料理本、調味料、電気器具、等の品物を設置した状態で加熱調理を行った際には、加熱調理器本体外へ排出された油や煙、蒸気等が天板上に配置された品物に付着し、汚してしまうという恐れがあった。また、加熱調理器本体の背面、側面を壁に接触させて使用する際には、加熱中に発生する油や煙、蒸気等が壁面やカーテン等を汚してしまう恐れがあった。
本発明はこのような課題を解決するために為されたものであり、排気による周囲の汚れを防ぎ、更に排気温度を低減する加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明にかかる加熱調理器は、食品などの被調理物を収納し、第1の排気口を有する加熱室と、被調理物を加熱する加熱手段と、第1の排気口に連通し、第2の排気口を有し、加熱手段による被調理物の加熱中に被調理物から発生し、第1の排気口から排出される排気を第2の排気口へ案内する排気ダクトと、加熱室を覆う外装筐体と、外装筐体の上部に品物を載置可能な天板とを備え、第2の排気口を覆うと共に、第3の排気口を有し、第2の排気口から排出された排気から油及び水分を除去可能な排気風路を外装筐体と天板の間に設けたものである。
この発明によれば、上記のような構成により、被調理物の加熱調理中に被調理物から発生した油、煙、蒸気等が加熱調理器本体の排気口から排出された場合でも、第2の排気口に連通した排気風路を通過することにより、排気風路から排出される空気から、油分及び水分を除去し、更には排気ダクトが長くなるのでその分排気温度も低減させることができるので、天板上に配置されている料理本、調味料、電気器具等の品物を汚さないだけでなく、壁に近接させて使用する場合においても、加熱調理器周辺の壁やカーテン等を汚すことがなく、より周囲を清潔に使用することができる。また、排気の温度を低減させることで、より安全な加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の本体の斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部断面図である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部本体斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の側断面である。 図4の要部拡大側断面である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の後方斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す背面板の正面図である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部断面図である。 本発明の実施の形態1を示す結露トラップの斜視図である。 本発明の実施の形態2を示す天板の斜視図である。 本発明の実施の形態2を示す要部の側断面図である。 本発明の実施の形態2を示す天板の平面図である。 本発明の実施の形態2を示す天板の裏面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の本体の斜視図、図2は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部断面図、図3は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部本体斜視図、図4は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の側断面図、図5は図4の要部拡大側断面、図6は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の後方斜視図、図7は本発明の実施の形態1を示す背面板の正面図、図8は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の分解斜視図、図9は本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部断面図、図10は本発明の実施の形態1を示す結露トラップの斜視図である。図1〜図10において、同一符号は同一または相当部分である。
図1及び図2に示すように加熱調理器100は外装筐体1で囲まれた加熱調理器本体110から構成されており、この加熱調理器本体110の上には所定の間隙を置いて料理本、調味料、電気器具、等の非調理用品(以下、品物と呼ぶこともある)を載せるための天板120を載置することができる。加熱調理器本体110は、前面が開口し食品などの被調理物を収納する略箱状の加熱室10と、加熱室10の右側に配設された電気室20とから構成されている。加熱室10の前面には、加熱室10の前面開口部を覆い、縦開き方式で開閉自在に扉11が取り付けられている。また、電気室20には、加熱室10内の被調理物(食品等)を加熱するための高周波信号を電気エネルギーから変換して発生するマグネトロン21を始め、各種電気部品が設けられており、電気室20の前面には、調理メニューなどを設定する為の操作パネル22が設けられている。操作パネル22には、調理の時間、温度、メニューを設定する為の設定ボタン23及び、設定された調理をスタートさせる為のスタートボタン24が配設されている。また、スタートボタン24の近傍には、スタートした調理を途中で取り消したり、設定中の状態を取り消したりする為の取り消しボタン25が配設されている。また、操作パネル22の上部には、操作の入力状態や調理状態を表示する為の表示部26が配設されており、また、電気室20の背面には、図2に示すように制御部27が配設されている。
また、図2に示すように、マグネトロン21は、加熱室10の底面に固定され、マグネトロン21から発振された電波を加熱室10内に導く為の導波管30にネジにより固定されている。導波管30には加熱室10内へ電波を放射するためのアンテナ31を駆動させる為のモータ32が固定されている。
加熱室10の底面には、シリコン等の接着剤により固定されたセラミック等の非誘電部材からなる仕切り板12が設けられている。仕切り板12の上には皿を介してあるいは直接被調理物を載置することができる。仕切り板12の下部には電気エネルギーを熱エネルギーに変換して加熱室10内の被調理物を下方から加熱する為の下ヒーター13、加熱室10の上部には電気エネルギーを熱エネルギーに変換して加熱室10内の被調理物を上方から加熱する為の上ヒーター14が設けられている。
加熱室10の上部のやや右寄りの奥には庫内の蒸気等を排気する為の直径4mm程度の排気用の穴(図示せず)が複数個設けられている。また、この排気用の穴に対向する位置には、図3に示すように、板金等で構成され、背面側に進むに連れて幅が拡大するような構成をした断面形状が略矩形状の第1の排気ダクト16が設けられており、この第1の排気ダクト16の下部がネジ等で加熱室10に固定されている。また、図5及び図6に示すように更に第1の排気ダクト16の背面開口に対向する位置に穴15を設けた加熱調理器100の背面を構成する背面板17が配設されている。
また、背面板17には、加熱室10の右側に配設されている各電気機器を冷却する為のファン28が加熱調理器本体110の外部から空気を吸い込む為の吸気穴が複数個設けられている。
また、背面板17の電気室以外の上部には、背面板17の穴15から排気された高温の排気を、ファン28の吸気穴から離れる方向に排気を導くように第2の排気ダクト18がほぼ水平に形成されている。この第2の排気ダクト18は、図4〜図8に示すように背面板17の鉛直部と、この鉛直部の上端から後方へ庇状に延設された上部と、背面板17の下部を絞り加工により外方に突設して成る箱状の凸部181の上壁と、外装筐体1の背面部とによって囲まれることで構成され、背面側から透視した場合、穴15から右方向に水平に伸びる断面形状が略矩形状の開口を持つ排気用ダクトであり、その終端には背面側から透視した場合、ほぼ右上端に本体排気口19が設けられている。
第2の排気ダクト18が配設されていない場合は、第1の排気ダクト16から排気された高温の排気が、背面板17に設けられたファン28用の吸気穴から吸い込まれてしまう為、加熱調理中で温度が上昇している各電気機器を冷却する性能が低下してしまう。また、第2の排気ダクト18のように排気経路を長くすることで、高温の排気は第2の排気ダクト18内を通過中に第2の排気ダクト18の管壁の一部を兼ねる外装筐体1の背面部を介して、外気と熱交換することで、その温度を低下させることができる。よって、第2の排気ダクト18には、ファン28用の吸気穴、及び各電気機器が配設されている電気室20から遠く離れた位置に、本体排気口19を設けている。
また、図6に示すように、第2の排気ダクト18を通過する高温の排気の温度を低減させるため、第2の排気ダクト18と交差する方向に外気用ダクト(即ち、図6に示すように背面板17と、背面板17の凸部181の側壁と、外装筐体1の背面部及び一方の側面部によって囲まれることで構成される上下方向に伸びた断面形状が略矩形状の開口を持つダクト)182を設け、この外気用ダクト182の側面、又は底面の少なくとも一方に吸気口182aを設ける。これにより、加熱室10から排気された高温の排気が第2の排気ダクト18内を本体排気口19に向かって流れると、この流れに引き込まれて加熱調理器本体110の外から外気が吸引される。この外気と第2の排気ダクト18内を流れる排気とを、第2の排気ダクト18と外気用ダクト182が合流する混合部(図では本体排気口19)で混合して本体排気口19から排気するような構成にしている。なお、混合部は本体排気口19より上流であれば、これに限る必要はないが、混合位置が最終段に近いほど、排気の冷却効率は高くなる。また側面に設けた吸気口182aを加熱調理器本体110の側面から一段落ち込んだ位置に配設することにより、側面を壁にピッタリ接触させて使用しても吸気口付近に空間を確保することができるため、吸気性能が劣化することはない。更には吸気口182a等の穴がユーザーから見えにくい位置になるため、意匠性も向上する。
また、図9に示すように、加熱調理器本体110の上面、側面を形成する外装筐体1の上部には、外装筐体1の上面の略全体を覆うように着脱自在に天板120を設けている。天板120の裏面部は、外装筐体1の上面から隙間を設けるよう設定されている。これにより、この隙間に比較的耐熱性の高い品物を載置することができる。また、外装筐体1の熱が天板120に直接伝わらないため、天板120の温度が外装筐体1のそれよりも低くなる。従って、天板120の上には比較的耐熱性の低い品物を配置することができる。また、天板120は外部筐体1の後部の外郭1aに嵌め合せ構造にて固定されている。
嵌め合せ構造は、例えば図9に示すように、第2の排気ダクト18の一部を構成し、外装筐体1の背面部の上部に延設された外郭1aと、天板120の最後部に形成され、下方にほぼ垂直に折れ曲がって成る後脚部120aとから構成され、外郭1aと天板120の後脚部120aとが嵌合することで構成される。この場合、天板120の背面側の後脚部120aの背面は、第2の排気ダクト18の背面と略同一面となるように構成されている。外郭1aは鉛直方向に配置されている外装筐体1の背面部の上端から前方にほぼ垂直に折れ曲がって成る第1の辺Aと、さらにこの第1の辺Aから上方にほぼ垂直に折れ曲がって成る第2の辺Bと、さらにこの第2の辺Bから前方にほぼ垂直に折れ曲がって成る第3の辺Cとを備えるように延設されており、天板120の後脚部120aより前方にリブ120bを設け、外郭1aの第2の辺Bと前記リブ120bとが接し、外郭1aの第1の辺Aに後脚部120aの先端が当接するように構成する。この場合、外郭1aの第2の辺Bの位置が脚部120aの内側の位置よりも若干外側に位置するようにすると、後脚部120aが外郭1aの第2の辺Bを押さえつけるようになる密閉度が上がり好ましい。
なお、リブ120bによる第3の辺への当接により、外郭1a自体が有する強い復帰力を軽減して外郭1aが過度に変形するのを防止している。
天板120の上面は、例えば料理本、調味料、電気機器等の品物を載置することが可能な載置部120cと、前記品物を載置できないようにする非載置部120dとで構成されており、載置部120cは非載置部120dよりも低く構成されている。載置部120cと非載置部120dとに高低差を設けたことにより、載置部120cに載置された品物が天板120の端に寄った時でも、非載置部120dが案内となり、品物が天板120上から脱落し難くすることができる。
また、加熱室10で被調理物をヒーターにより加熱及び、過加熱調理中などは高温の空気が排気される為、天板120も高温にさらされる。この時、第2の排気ダクト18の上部に天板120の非載置部120dが位置付けられるように構成することで、載置部120cの温度は第2の排気ダクト18の上部よりも温度が低くなり、載置部120cには、より耐熱性の低い樹脂製品や可燃物等所望の品物を置くことができる。
前記外装筐体1と天板120の隙間、且つ本体排気口19を覆うように結露トラップ40を着脱自在に設けている。また、本体排気口19から排出されるべき排気は天板120の最後部に形成され、下方に垂直に折れ曲がって成る後脚部120aと、外装筐体1の背面部の上部に構成された外郭1aとの嵌め合わせ構造によって外方への排出を遮断される。また、本体排気口19と結露トラップ40との間から蒸気や油分等の排気が漏れることのないように、例えば独立発泡製のスポンジやシリコン製のシール部材(図示せず)で密閉することが望ましい。結露トラップ40には、結露トラップ排気口40bが設けられており、結露トラップ内に吸気された蒸気等を通過させ、外装筐体1と天板120の間から加熱調理器本体110の外部へ排気させるように構成している。
結露トラップ40には、図10(b)に示すように排気経路を長くして、加熱室10から排気された蒸気等からより多くの水分、油分を除去できるようにラビリンス状にリブ40aが設けられている。また、結露トラップ40内で除去した水分や油分が本体排気口19から本体内へ浸入しないように結露トラップ40の底面には傾斜面40cが構成されている。更には、傾斜面40cを伝ってある一定の量の水分、油分等を溜めることのできる露溜まり部40dを結露トラップ排気口40b側に設けている。また、露溜まり部40dは結露トラップ排気口40bの穴位置よりも低い位置に設けられている為、露溜まり部40dに溜められた水分、油分等が結露トラップ40から溢れて、外装筐体1を汚さないようになっている。
図10(a)に示すように結露トラップ40には、結露トラップ40の上面を覆うように、例えば嵌め合せ構造により固定される結露トラップカバー41を設けている。この結露トラップカバー41は、本体排気口から排出された排気を結露トラップ内に閉じこめ、排気が上昇して天板120に付着するのを防止する。また、結露トラップカバー41は結露トラップ40と共に天板120から着脱自在であり、調理者が天板120から取り外した後、図10(b)に示すように手動でこの結露トラップカバー41を開けて結露トラップ40内に溜まった油分や水分を捨てることが可能である。結露トラップ40と結露トラップカバー41との間に生じるわずかな隙間から水分、油分等が漏れないように、前記隙間には、例えばシリコン製のシール部材(図示せず)を使用して密閉することが望ましい。
次に、排気の流れについて図1〜図10を用いて説明する。調理者が加熱調理器100の扉11を開いて加熱室10内に被調理物を収納後、扉11を閉じる。次に、調理者が加熱調理器100の操作パネル22の設定ボタン23を操作してスタートボタン24を押すと、マグネトロン21から高周波が発生して調理が開始する。この時、同時に制御部27によってファン28が回転駆動されて、外気がファン用吸気口から吸引されて電気室内の電気機器を冷却した後、加熱室10内に流れ込む。この結果、加熱室10内の内圧は外圧よりも高くなるため、流れ込んだ空気は高温の被調理物からの輻射熱及び被調理物から発生した高温の水蒸気や油煙などと攪拌することで高温且つ汚い排気になる。その後、この高温且つ汚い排気は加熱室10の背面に設けられた排気口(図示せず)から、第1の排気ダクト16、背面板17の穴15、第2の排気ダクト18を順次流れて本体排気口19に向かう。この場合、第2の排気ダクト18はシールなどにより密閉されており、ファン用吸気口とは完全に遮断されているため、第2の排気ダクト18内を流れる排気がファン用吸気口へ吸引されることはない。また、この排気は第2の排気ダクト18内を通過中に第2の排気ダクト18の管壁の一部を兼ねる外装筐体1の背面部を介して、外気と熱交換することで、その温度が低下する。さらに、この排気は第2の排気ダクト18内を通過中に、この流れに引き込まれて加熱調理器本体110の外から吸引され、外気用ダクト182内を流れる外気と混合部で混合されることにより、さらに温度が低下する。温度が低下した排気は、この後、本体排気口19を通過して、結露トラップ40内に入り、結露トラップ排気口40bまでの排気経路を長くする為に、ラビリンス状に配設されたリブ40aによって長く構成された排気経路を通過する間に、さらに温度が低下すると共に排気中の蒸気等から水分、油分が除去される。この後、清浄化された排気は天板120の側面の直下に位置する結露トラップ排気口40bから排出される。この間、排気は結露トラップ40と結露トラップカバー41によって天板120への付着が遮断されるので天板120の汚れを防止できる。排気中から除去された油や水分は結露トラップ40内の側壁やリブを伝って流れ落ち、傾斜面40cに沿って流れ落ち、露溜まり部40dに溜まる。露溜まり部40dに溜まった油と水分を含む液体は、調理者が随時手動で結露トラップを取り外して捨てることができる。
以上のような構成にすることにより、加熱調理室からの排気を本体外に排気するまでの経路を長く確保することができるので、排気温度を低減させることができ、加熱調理器本体の周辺の壁やカーテン等を傷めたり、変色させたりすることのない、安全性の優れた加熱調理器を提供することができる。
更に、天板と外装筐体との間に結露トラップを設けることにより、排気に含まれた水分、油分を結露トラップで除去することができるので、加熱調理器本体外に排気される空気をよりきれいにすることができるので、加熱調理器本体周辺の壁やカーテンを汚すことがなくなる。また、結露トラップを着脱自在に設けたので、調理終了後は結露トラップのみを清掃すればよいので、使い勝手の優れた清掃性の良い加熱調理器を提供することができる。
また、天板と外装筐体の間に空間を設けたことにより、空間を食器や角皿や調理網等の付属品を収納することが可能になり、付属品の収納場所に困ることがなくなり、更に空間内に食器を収納しておくと、加熱調理中に収納された食器が適度に温められるので、調理終了後に、温められた食器に被調理物を載置することができるので、被調理物を冷めにくくすることが可能になり、より美味しく被調理物を食することが可能になる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明する。図11は本発明の実施の形態2を示す天板の斜視図、図12は要部の側断面図、図13は本発明の実施の形態2を示す天板の平面図、図14は本発明の実施の形態2を示す天板の裏面図である。図11〜図14において、図1〜図6と同一符号は同一または相当部分である。また図11〜図14において、同一符号は同一または相当部分である。
図11において、天板120の両側面に持ち手部120fを形成する。持ち手部120fは例えば、図11に示すように、天板120から凸形状で形成する。また持ち手部120fは、天板120に凹部を形成し、手がかかるように形成しても良い。
図12〜図14に示すように、天板120の前方、且つ外装筐体1の上面部に当接するように前脚部120gを設け、更に天板120の後方には、外装筐体1、又は第2の排気ダクト18の上面部に当接するように後脚部120aを前脚部120gと高さ方向において略同一面となるように設ける。なお、天板120の下部に設けられたリブ120hは天板120を支持するために設けられたものである。また、図13及び図14に示すように天板120の裏面には結露トラップ40の配置個所120eが示されている。
以上のような構成にすることにより、実施の形態1の効果の他に、持ち手部を設けることにより、天板の着脱性が向上し、天板上に置いてあった品物や、調理終了後に天板に被調理物を載置し、運んだりすることが可能になり、天板をお盆のように使用することができる。また、天板に前脚部と後脚部を設け、高さ方向において略同一面としたことにより、天板をテーブル等に運んで、そのまま天板を置いても、天板上に載置してあるものが、崩れ落ちなく、常に安定した状態で使用できるようになる。
1 外装筐体、1a 外郭、10 加熱室、11 扉、12 仕切り板、13 下ヒーター、14 上ヒーター、15 穴、16 第1の排気ダクト、17 背面板、18 第2の排気ダクト、19 本体排気口、20 電気室、21 マグネトロン、22 操作パネル、23 設定ボタン、24 スタートボタン、25 取り消しボタン、26 表示部、27 制御部、28 ファン、30 導波管、31 アンテナ、32 モータ、40 結露トラップ、40a リブ、40b 結露トラップ排気口、40c 傾斜面、40d 露溜まり部、41 結露トラップカバー、100 加熱調理器、110 加熱調理器本体、120 天板、120a 後脚部、120b リブ、120c 載置部、120d 非載置部、120e 結露トラップ40の配置個所、120f 持ち手部、120g 前脚部、120h リブ、181 凸部、182 外気用ダクト、182a 吸気口、A 第1の辺、B 第2の辺、C 第3の辺。

Claims (18)

  1. 食品などの被調理物を収納し、第1の排気口を有する加熱室と、
    前記被調理物を加熱する加熱手段と、
    前記第1の排気口に連通し、第2の排気口を有し、前記加熱手段による前記被調理物の加熱中に前記被調理物から発生し、前記第1の排気口から排出される排気を前記第2の排気口へ案内する排気ダクトと、
    前記加熱室を覆う外装筐体と、
    この外装筐体の上部に品物を載置可能な天板とを備え、
    前記第2の排気口を覆うと共に、第3の排気口を有し、前記第2の排気口から排出された排気から油及び水分を除去可能な排気風路を前記外装筐体と前記天板の間に設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 電気部品と、この電気部品を冷却するファンと、このファン用吸気口を有し、前記加熱室と隣接して配置される電気室を備え、
    前記排気風路は排気を前記ファン用吸気口から離れる方向に導くような位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 外気用吸気口を有し、この外気用吸気口から外気を吸気して流す外気ダクトを備え、
    前記排気ダクト内の排気と前記外気ダクトを流れる外気とを混合する混合部を前記排気ダクト内に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記外気用吸気口は前記外装筐体の側面から一段落ち込んだ位置に形成されることを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記排気風路は、前記外装筐体と前記天板との間に形成された空間に着脱自在に設けられ、取付け時には前記第2の排気口を介して前記第2のダクトと連通する結露トラップであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記結露トラップは、前記第3の排気口までの距離を長くするように配設された少なくともひとつのリブを備えたことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 前記結露トラップの内部に傾斜面を設けたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記結露トラップの内部に露溜まり部を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記露溜まり部の位置は結露トラップ排気口の穴の位置よりも低いことを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
  10. 前記天板を排気ダクトに嵌合構造にて着脱可能としたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  11. 前記天板の、前記排気ダクトの略上部を品物が載置できない非載置部としたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  12. 前記外装筐体と前記天板との間に品物を収納するための収納スペースを設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  13. 前記天板は前記排気ダクトの上部に当接する後脚部と、前記外装筐体の上部に当接する前脚部と、を備え、
    前記後脚部の背面は前記排気ダクトの背面と面一であることを特徴とする請求項12記載の加熱調理器。
  14. 前記天板に持ち手部を設けたことを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
  15. 前記天板の持ち手部は、前記天板から外方に突出した凸部であることを特徴とする請求項14記載の加熱調理器。
  16. 前記天板の持ち手部は、前記天板に形成された凹部であることを特徴とする請求項14記載の加熱調理器。
  17. 前記加熱手段は電気エネルギーを高周波信号に変換する高周波発生手段であることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  18. 前記加熱手段は電気エネルギーを熱エネルギーに変換するヒーターであることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018091493A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器

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