JP2012037043A - 十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 - Google Patents

十字軸式自在継手用ヨーク及びその製造方法 Download PDF

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誠一 森山
Tatsunori Mita
辰徳 三田
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Abstract

【課題】ヨーク12dの基部14dと回転軸の端部とを結合固定する為のボルトの締め付け力が過大になった場合にも、このボルトに折損等の損傷が発生しにくいヨークを容易に造れる製造方法を実現する。
【解決手段】第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に互いに近付く方向の力を加え、前記基部14dの内径を弾性的に縮めた状態で、通孔25とねじ孔26と座面部19dとを形成する。その後、前記両フランジ部16d、17dに加えていた力を解除し、前記基部14dの内径を、自身の弾力により拡げる。或は、前記基部14dの内径が縮まった状態で、通孔25とねじ孔26と座面部19dとを形成した後、前記両フランジ部16d、17dを互いに離れる方向に塑性変形させつつ、前記基部14dの内径を拡げる。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車用操舵装置を構成する回転軸同士を、トルク伝達可能に接続する為の十字軸式自在継手(カルダンジョイント)を構成するヨーク及びその製造方法の改良に関する。具体的には、このヨークの基端部と回転軸の端部とを結合固定する為のボルトの締め付け力が過大になった場合にも、このボルトに折損等の損傷が発生しにくいヨークを容易に造れる構造及びその製造方法の実現を図るものである。
自動車用操舵装置は、図7に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。尚、図示の例は、電動モータ10を補助動力源として前記ステアリングホイール1を操作する為に要する力の低減を図る、電動式パワーステアリング装置を組み込んでいる。従って、前記ステアリングシャフト5の前端部を、この電動式パワーステアリング装置の入力側に接続し、この電動式パワーステアリング装置の出力軸と前記中間シャフト8の後端部とを、前記自在継手7により、トルクの伝達を自在に接続している。
上述の様な自動車用操舵装置に組み込まれた、互いに同一直線上に存在しない回転軸である、前記ステアリングシャフト5と前記中間シャフト8と前記入力軸3とを接続する、前記両自在継手7、9は、何れも本発明の製造方法の対象となるヨークを組み込んだ、十字軸式自在継手である。この様な自在継手は、例えば特許文献1〜7に記載される等により、従来から各種構造のものが知られている。図8は、このうちの特許文献1に記載された構造の1例を示している。この図8に示した自在継手11は、1対のヨーク12a、12bを1個の十字軸13を介して、トルク伝達自在に結合して成る。図示の例の場合、これら両ヨーク12a、12bは、それぞれが鋼板等の十分な強度及び剛性を有する金属板に、プレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を施す事により造られており、それぞれが基部14a、14bと、これら両ヨーク12a、12b毎に1対ずつの結合腕部15a、15bとを備える。
このうちの基部14a、14bはそれぞれ、第一フランジ部16a、16bと第二フランジ部17a、17bとを備える。これら各第一フランジ部16a、16bと第二フランジ部17a、17bとはそれぞれ、前記両基部14a、14bの円周方向1箇所に設けられた不連続部18a、18bを挟んで設けられている。これら両基部14a、14b毎に対となった第一、第二各フランジ部16a、16b、17a、17bの互いに整合する位置に、前記両基部14a、14b毎に1対ずつの取付孔を、それぞれこれら両基部14a、14bの軸方向に対して捩れの位置関係となる方向に形成している。又、前記第一フランジ部16a、16bの外側面でこの第一フランジ部16a、16bに形成された取付孔の開口部を囲む部分に、座面部19a、19bを、この取付孔の中心軸に直交する方向に形成している。
又、前記両ヨーク12a、12b毎に1対ずつの結合腕部15a、15bは、それぞれ当該ヨーク12a、12bの基部14a、14bの先端縁のうちで、この基部14a、14bに結合固定する回転軸20a、20bに関する直径方向反対側2箇所位置から、軸方向に延出している。そして、前記各結合腕部15a、15bの先端部にそれぞれ円孔21a、21bを、前記両ヨーク12a、12b毎に1対ずつの結合腕部15a、15b同士の間で、互いに同心に形成している。そして、前記各円孔21a、21bの内側に前記十字軸13に設けた4本の軸部を、それぞれがシェル型ニードル軸受である、ラジアル軸受22a、22bにより、回転自在に支持している。この様な構造により前記両ヨーク12a、12bを、それぞれの基部14a、14bの中心軸同士が傾斜した状態でもトルクの伝達を可能に組み合わせている。
前述の様な自動車用操舵装置を組み立てる場合には、上述の様な自在継手11により、同一直線上に存在しない(前記ステアリングシャフト5と前記中間シャフト8と前記入力軸3とのうちの、互いに隣り合って配置される何れか2本であって、それぞれの中心軸が互いに傾斜した)1対の回転軸20a、20bを、トルクの伝達を可能に結合する。この為に、これら両回転軸20a、20bの端部を前記両ヨーク12a、12bの基部14a、14bに内嵌し、更にこれら両基部14a、14bに形成した前記各取付孔を挿通したボルト23a、23bとナット24a、24bとを螺合し、更に締め付ける。そして、前記両基部14a、14bの内面により前記両回転軸20a、20bの端部外周面を強く抑え付ける。この状態で、これら両回転軸20a、20bが、前記自在継手11を介して、トルクの伝達を可能に結合される。
尚、図8に示した自在継手11を構成する1対のヨーク12a、12bのうち、一方(図8の左方)のヨーク12bは、前記基部14bの内周面に形成した雌セレーションと前記回転軸20bの端部外周面に形成した雄セレーションとを係合させる事により、これら基部14bと回転軸20bとの間で大きなトルクを伝達可能としている。従って、これら基部14bと回転軸20bとを結合する際には、これら基部14bと回転軸20bとを軸方向に相対変位させる。これに対して、他方(図8の右方)のヨーク12aの基部14aは、側方が開口した、断面U字形若しくは断面コ字形である、所謂横入れヨークとして、前記回転軸20aをこの基部12aに、側方から挿入可能としている。
又、図9〜10に示す様に、ヨーク12cに設けた第一、第二両フランジ部16c、17cに互いに整合する状態で形成した1対の取付孔のうち、一方の取付孔をボルト23cを緩く挿通する通孔25とし、他方の取付孔をこのボルト23cを螺合させる為のねじ孔26として、ナットを省略する構造も、例えば特許文献3、5〜7に記載される等により、従来から広く知られている。前記ヨーク12cは、金属板にプレスによる打ち抜き加工及び曲げ加工を順次施して成る、所謂プレスヨークで、基部14cの内周面に、不連続部18c及びその近傍部分を除き、雌セレーション44を形成している。更に、第一、第二両フランジ部16c、17cを、前記金属板を折り返す事により、この金属板2枚分の厚さ寸法としている。この様なプレスヨークの構造及び製造方法に就いても、特許文献7に記載される等により従来から知られているが、この様なプレスヨークの製造方法に就いて、図11により簡単に説明する。
先ず、鋼板等、十分な剛性を有する金属板をプレス加工で打ち抜く事により、図11の(A)に示す様な、基板部28と1対の舌状部29、29とを備えた、平坦な素板30を得る。次いで、この様な素板30のうちの基板部28の両端部を、それぞれ幅狭部31、31部分で180度折り返す事により、同図の(B)に示す様な第一中間素材32とする。次いで、この第一中間素材32を1対の押型同士の間で押圧して塑性変形させる事により、同図の(C)に示す様な第二中間素材33とする。この第二中間素材33は、1対の結合腕部15b、15b(図9参照)となるべき、前記両舌状部29、29部分が部分円筒状に湾曲すると共に、これら両舌状部29、29の基端寄り部分が略クランク状に折れ曲がって、これら両舌状部29、29の中間部乃至先端寄り部分が、前記基板部28に対しオフセットしている。次いで、この様な第二中間素材33は、前記基板部28の中央部分を少し(90度を超えて180度未満、例えば130〜150度程度)湾曲させて、同図の(D)に示す様な第三中間素材34とする。次に、この第三中間素材34の基板部28を更に(平板の状態から180度迄)湾曲させて、同図の(E)に示す様な第四中間素材35とする。この状態で、完成後のヨーク12c(図10参照)に備えられる、基部14cと1対の結合腕部15b、15bとが形成される。そこで最後に、このうちの基部14cを構成する第一、第二両フランジ部16c、17cに通孔25及びねじ孔26を、前記基部14cの内周面に雌セレーション44(図10参照)を、前記両結合腕部15b、15bに円孔21b、21b(図9参照)を、それぞれ形成して、図9〜10に示す様なヨーク12cとして完成する。
前述の様な構成を有し、上述の様に造られるヨーク12cの場合、一般的には、前記通孔25と前記ねじ孔26とは、図10の(A)に示した様に、ボルト23cを組み付けない状態、並びに、同じく(B)に示す様にこのボルト23cを組み付けた状態でも、前記基部14c内に回転軸20cの端部を挿入し(この基部14cの内周面に形成した雌セレーション44に、前記回転軸20cの端部外周面に形成した雄セレーション45を係合させ)、更に前記ボルト23cを締め付けていない状態では、互いに同心である。尚、前記回転軸20cの端部で、前記基部14c内への挿入状態で前記不連続部18cに対向する部分には、前記ボルト23cとの干渉防止、並びに、このボルト23cが緩んだ状態での、前記ヨーク12cと前記回転軸20cとの分離防止の為の、切り欠き部27を形成している。この様な切り欠き部27の構造及び作用に関しても、前記特許文献1に記載される等により周知である。
何れの型式のヨーク12a、12b、12cにしても、前記ボルト23a、23b、23cの締め付けに伴って、前記各ヨーク12a、12b、12c毎に1対ずつ設けた、第一、第二各フランジ部16a、16b、16c、17a、17b、17c同士の間隔が縮まる。又、前記基部14a、14b、14cの内径側に前記回転軸20a、20b、20cの端部を挿入した状態で前記ボルト23a、23b、23cを締め付けると、前記各フランジ部16a、16b、16c、17a、17b、17c同士の間隔が縮まる際に於けるこれら各フランジ部16a、16b、16c、17a、17b、17cの弾性変形量は、剛性が高い基端寄り(前記回転軸20a、20b、20cに近い側)に比べて、剛性が低い先端寄り(この回転軸20a、20b、20cから遠い側)で多くなる。具体的には、前記各フランジ部16a、16b、16c、17a、17b、17c同士の間隔が、基端寄りで広く先端側ほど狭くなる。
この結果、前記第一フランジ部16a、16b、16cの外側面に形成した座面部19a、19b、19cが、前記各取付孔の中心軸に直交する方向に対してずれる事に加えて、1本のボルト23a、23b、23cを挿通乃至は螺合させた1対の取付孔の中心軸が互いに傾斜する。この状態では、このボルト23a、23b、23cを曲げる方向に力が加わる。又、この力は、このボルト23a、23b、23cを強く締め付けるほど大きくなる。特に、図9〜10に示す様に、基部14cと回転軸20cの端部とをセレーション係合させ、しかも、第二フランジ部17cに設けたねじ孔26にボルト23cを螺合させる構造の場合には、これらボルト23cの頭部36とねじ孔26との距離が短い。この為、前記締め付けに伴ってこのボルト23cの一部が、比較的大きな曲率で曲がる傾向になる為、このボルト23cの耐久性確保と低コスト化とを両立させる面から不利になる(耐久性確保の為に、高価な材料を使用する必要が生じる)。言い換えれば、前記ヨーク12cと前記回転軸20cとの結合部のがたつきを完全に無くす為、或は、前記ボルト23cの緩み止めを確実にする為等で、このボルト23cの締め付け力が過大になると、このボルト23cの曲がりが大きくなり、このボルト23cの耐久性が損なわれる可能性がある。
この様な耐久性の低下に繋がるボルト23cの曲がりを緩和する為、特許文献1に記載されている様に、1対のフランジ部の先端部同士の間隔が過度に狭くなるのを防止したり、特許文献5、6に記載されている様に、ボルトの頭部内側面を突き当てる為の座面部を予め傾斜させたり、1対のフランジ部に形成する取付孔を、ボルトの締め付けに伴う弾性変形を考慮して予め傾斜させる構造が知られている。
図12は、前記特許文献5に記載された従来構造を示している。この従来構造は、金属材料に鍛造による塑性加工を施して成る、所謂鍛造ヨークを対象としたもので、(A)(B)に示した使用前の状態では、1対のフランジ部37、37に通孔38とねじ孔39とを、互いに同心としている。又、ボルト23bの頭部36を当接させる為の座面部40を前記両孔38、39に対し傾斜させると共に、このうちの通孔38の内径を前記ボルト23bの外径よりも十分に大きくしている。この様な従来構造の場合、(C)(D)に示した使用状態では、前記座面部40が、ねじ孔39に螺合したボルト23bの中心軸に対し直交する方向に存在する状態になり、このボルト23bに曲げ方向の大きな力が加わる事を防止できる。この様な特許文献5に記載された従来構造は、前記ボルト23bの曲がりを抑えて、このボルト23bの低コスト化と耐久性確保とを両立させる面からは効果はあるが、加工が面倒でコストが嵩む事が避けられない。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、ヨークの基端部と回転軸の端部とを結合固定する為のボルトの締め付け力が過大になった場合にも、このボルトに折損等の損傷が発生しにくいヨークを容易に造れる構造及びその製造方法を実現すべく発明したものである。
本発明の対象となるヨークを組み込む十字軸式自在継手は、従来から知られている十字式自在継手と同様に、1対のヨークと、これら両ヨーク同士を揺動変位自在に結合する1個の十字軸とを備える。
これら両ヨークはそれぞれ、回転軸の端部を結合固定する為の基部と、この基部の軸方向一端縁のうちで、この回転軸に関する直径方向反対側2箇所位置から軸方向に延出した1対の結合腕部と、これら両結合腕部の先端部に互いに同心に形成された1対の円孔とを備える。
又、前記十字軸は、隣り合う軸部同士が互いに直交する状態で設けられた4本の軸部がそれぞれ、前記各円孔の内側に軸受を介して回転自在に支持されている。
又、前記両ヨークのうちの少なくとも本発明の製造方法の対象となるヨークの基部は、円周方向1箇所に不連続部を有する欠円筒状であって、この不連続部を挟んで設けられた第一、第二両フランジ部と、このうちの第一フランジ部に、前記基部の中心軸に対し捩れ位置の関係で形成された通孔と、同じく第二フランジ部の一部でこの通孔に整合する位置に形成されたねじ孔と、前記第一フランジ部の外側面で前記通孔の開口部を囲む部分に形成された座面部とを備えたものである。
そして、前記通孔に挿通し、更に前記ねじ孔に螺合したボルトにより、前記基部内に挿入された回転軸の外周面を抑え付け、この回転軸の端部に前記ヨークの基部を結合固定する。
特に、本発明のうちで、請求項1に記載した十字軸式自在継手用ヨークは、前記座面部が前記通孔に対し直角方向に形成されている。そして、この通孔の中心軸と前記ねじ孔の中心軸とが、前記不連続部の幅が前記基部の内側に前記回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で、互いに傾斜している。これに対して、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記両孔の中心軸同士が一致する傾向になる。即ち、前記通孔を挿通して前記ねじ孔に螺合し、更に締め付けたボルトに有害な曲がりが生じない様に、前記両孔の中心軸同士が、実質的に一致する。
上述の様な発明の十字軸式自在継手用ヨークを実施する場合に、好ましくは、請求項2に記載した発明の様に、前記両結合腕部の先端部に形成された前記両円孔の中心軸を、前記基部の不連続部の幅がこの基部の内側に前記回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で互いに傾斜させる。これと共に、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記両円孔の中心軸同士が一致する傾向になる様にする。
又、上述の様な発明の十字軸式自在継手用ヨークを実施する場合で、対象となる十字軸式自在継手用ヨークを構成する基部の内周面に、前記回転軸の端部外周面に形成された雄セレーションと係合する雌セレーションが形成されている場合に、好ましくは、請求項3に記載した発明の様に、前記雌セレーションのピッチ円直径を、前記基部の不連続部の幅がこの基部の内側に前記回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で、前記雄セレーションのピッチ円直径よりも大きくする。これと共に、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記雌セレーションのピッチ円直径が、前記雄セレーションのピッチ円直径以下になる傾向、言い換えれば、この雄セレーションのピッチ円直径と等しくなる傾向、又は、この雄セレーションのピッチ円直径よりも所定量(例えば、10〜200μm程度)小さくなる傾向になる様にする。
又、本発明のうちで、請求項4に記載した十字軸式自在継手用ヨークの製造方法では、前記第一、第二両フランジ部に前記通孔と前記ねじ孔と前記座面部とを形成する作業を、これら第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を、前記基部と前記回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態(別な言い方をすれば、前記基部の内径が、この基部の内側に挿入された前記回転軸の端部を十分な強度で抑え付けられる程度に縮まった状態)で行う。そして、この状態で、前記第一フランジ部に前記通孔を、前記第二フランジ部に前記ねじ孔を、互いに同心に形成すると共に、このうちの第一フランジ部の外側面で前記通孔の開口部を囲む部分に前記座面部を、この通孔の中心軸に直交する方向に形成する。その後、前記第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を拡げ、前記基部の内径を、前記回転軸の端部を緩く挿入可能な大きさに拡げる。
上述の様な本発明の十字軸式自在継手用ヨークの製造方法を実施する場合に、例えば請求項5に記載した発明の様に、前記第一、第二両フランジ部同士の間に互いに近付く方向の力を加え、前記基部の内径を弾性的に縮めた状態で、前記通孔と、前記ねじ孔と、前記座面部とを形成する。その後、前記両フランジ部に加えていた力を解除し、前記基部の内径を、自身の弾力により(弾性的に)拡げる。
この様な請求項5に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項6に記載した発明の様に、前記基部に結合固定すべき前記回転軸の端部と同じ形状及び寸法を有する支え軸をこの基部に内嵌した状態で、前記第一、第二両フランジ部同士の間に互いに近付く方向の力を加えて前記基部の内径を弾性的に縮め、前記通孔と、前記ねじ孔と、前記座面部とを形成する。
或は、請求項7に記載した発明の様に、前記基部の内径が(特に外力を加えずに)縮まった状態で、前記通孔と、前記ねじ孔と、前記座面部とを形成する。その後、前記両フランジ部同士の間に、くさび状の治具を押し込む等により、これら両フランジを互いに離れる方向に塑性変形させつつ、前記基部の内径を拡げる。
又、上述の様な本発明の十字軸式自在継手用ヨークの製造方法を実施する場合に、好ましくは、請求項8に記載した発明の様に、前記両結合腕部の先端部に前記両円孔を形成する作業を、前記第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を、前記基部と前記回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態で行う。そして、この状態で、前記両結合腕部の先端部に前記両円孔を、互いに同心に形成する。
又、上述の様な本発明の十字軸式自在継手用ヨークの製造方法を実施する場合で、製造対象となる十字軸式自在継手用ヨークが、請求項3に記載した十字軸式自在継手用ヨークの様に、前記基部の内周面に、前記回転軸の端部外周面に形成された雄セレーションと係合する雌セレーションを有するものである場合に、好ましくは、請求項9に記載した発明の様に、前記基部の内周面に前記雌セレーションを形成する作業を、第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を、前記基部と前記回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態で行う。そして、この状態で、前記雌セレーションとして、そのピッチ円直径が、前記雄セレーションのピッチ円直径と等しいもの、又は、この雄セレーションのピッチ円直径よりも所定量(例えば、10〜200μm程度)小さいものを、前記基部の内周面に形成する。
上述の様な本発明の製造方法により造られる、前述した様な本発明の十字軸式自在継手用ヨークによれば、前述した特許文献5、6に記載された従来構造と同様に、使用状態で座面部が、通孔に挿通してねじ孔に螺合し、更に締め付けたボルトの中心軸に対し、ほぼ直交する方向に存在する状態になり、このボルトに曲げ方向の大きな力が加わる事を防止できる。
特に、本発明の十字軸式自在継手用ヨークの製造方法によれば、前記通孔と前記ねじ孔と前記座面部との加工を容易に行える。この為、締め付けに伴うボルトの曲がりを緩和できる構造を、低コストで得られる。
即ち、請求項1に記載した本発明の十字軸式自在継手用ヨークの構造は、第一、第二両フランジにそれぞれ通孔又はねじ孔を、これら両フランジ毎に独立して、これら両孔の中心軸同士を所定角度だけ傾斜させて造る事もできる。この様にして造った構造も、請求項1に記載した発明の技術的範囲には属する。但し、上述の様な製造方法では、前記両孔の加工が面倒になるのに対して、本発明の製造方法によれば、これら両孔の加工を容易に行える。
又、請求項8に記載した製造方法により造られる、請求項2に記載した十字軸式自在継手用ヨークによれば、使用状態で、両結合腕部の先端部に形成された両円孔の中心軸が、互いにほぼ一致した状態になる。この為、これら両円孔と、これら両円孔内にシェル型ニードル軸受を介して配置される、十字軸を構成する2本の軸部との同心性を良好にする事ができる。従って、前記両シェル型ニードル軸受を構成する各ニードルの転動面と軌道面との転がり接触状態を良好にする事ができる。この結果、前記両シェル型ニードル軸受の長寿命化を図れると共に、十字軸式自在継手による回転伝達動作の円滑化を図る事ができる。
又、請求項9に記載した製造方法により造られる、請求項3に記載した十字軸式自在継手用ヨークによれば、第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を、基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態での雌セレーションの形状及び寸法を、所望通りの形状及び寸法にする事ができる。この為、使用状態で、この雌セレーションと、回転軸の端部外周面に形成した雄セレーションとの密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくする事ができる。特に、上述の様に雌セレーションを形成した状態での、この雌セレーションのピッチ円直径を、前記雄セレーションのピッチ円直径よりも所定量(例えば、10〜200μm程度)小さくしておけば、使用状態での前記両セレーション同士の密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくする事が容易となる。何れにしても、これら両セレーション同士の密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくできる結果、前記基部と前記回転軸の端部との結合力を十分に確保する事ができる。
本発明の実施の形態の第1例を、通孔とねじ孔と座面部とを形成すべく基部の内径を縮めた状態(A)と、形成後に基部の内径を拡げた後の状態(B)とで示す、図8のイ−イ断面に相当する図。 同じくヨーク単体で回転軸及びボルトを組み付ける以前の状態(A)と、回転軸及びボルトを組み付けた後の状態(B)とを示す、図1と同様の図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図1と同様の図。 同第3例を示す、図1の(A)と同様の図。 同第4例を、基部の内径を縮めて両結合腕部の先端部に両円孔を形成した状態で示す側面図(A)、及び、一部を切断して(A)の上方から見た図(B)。 同第5例を、基部の内径を縮めて通孔とねじ孔と座面部とを形成した状態(A)と、引き続いて基部の内周面に雌セレーションを形成した状態(B)とで示す、図1と同様の断面図。 十字式自在継手を組み込んだ自動車用操舵装置の1例を示す、部分切断側面図。 従来から知られている十字式自在継手の第1例を示す部分切断側面図。 同第2例を、ヨークのみを取り出した状態で示す斜視図。 このヨーク単体で回転軸を挿入後ボルトを組み付ける以前の状態(A)と、ボルトを組み付けた以後の状態(B)とを示す、図1と同様の図。 このヨークの製造方法を工程順に示す図。 従来から知られている十字式自在継手を構成するヨークの第3例を示す、ボルト組み付け前の状態を示す側面図(A)及び断面図(B)、並びに、ボルト組み付け後の状態を示す側面図(C)及び断面図(D)。
[実施の形態の第1例]
図1〜2は、請求項1、4、5に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本例を含めて本発明の共通の特徴は、ボルト23cの締め付けに伴う第一、第二両フランジ部16d、17dの弾性変形に拘らず、このボルト23cに加わる曲げ方向の力を緩和できる構造、及び、この様な構造を得る為の製造方法にある。具体的には、ヨーク12dの構造に関しては、通孔25に挿通した前記ボルト23cをねじ孔26に螺合し更に締め付けた状態で、このボルト23cの頭部36の内側面41と座面部19dとの平行度を確保する点にある。又、ヨーク12dの製造方法に関しては、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに、前記通孔25と前記ねじ孔26と前記座面部19dとを形成する工程を工夫して、上述の様な構造を容易に得られる様にする点にある。前記ヨーク12dの基本構造に就いては、前述の図9〜10に示した従来構造のヨーク12cと同様である。又、自在継手全体の構造及び作用に就いては、例えば前述の図8に示した従来構造の自在継手11と同様である。更に、前記ヨーク12dの製造方法に関しても、前記通孔25とねじ孔26と座面部19dとを形成する工程を除く、基本的な工程部分に関しては、後述する実施の形態の第4〜5例で特に言及する場合を除き、前述の図11に示した従来の製造方法の場合と同様である。就いては、従来構造及び従来の製造方法と同等部分に関しては、重複する図示並びに説明を、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
本例の製造方法の場合には、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに前記通孔25と前記ねじ孔26と前記座面部19dとを形成する作業を、前記ヨーク12dの基部14dの内径を縮めた状態で行う。この点に就いて、詳しく説明する。
この基部14dの内径(雌セレーション44のピッチ円直径)は、前記ヨーク12dと回転軸20cの端部とを結合固定する以前の状態では、この回転軸20cの端部の外径(雄セレーション45のピッチ円直径)よりも少しだけ大きくしておく必要がある。この理由は、前記基部14d内に前記回転軸20cの端部を挿入する作業を可能にする為である。この状態では、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に存在する不連続部18dの幅寸法は拡がった状態となっている。前述の図9〜10に示した従来構造の場合には、この状態(前記ボルト23cを締め付ける以前の状態)で、通孔25とねじ孔26と座面部19とを互いに同心に形成していた為、前述の様な理由により、前記ボルト23cの締め付けに伴って、このボルトに曲げ方向の大きな力が加わった。
この様な従来の製造方法に対して、本例の製造方法の場合には、図1の(A)に、互いに逆向き(互いに近付く方向に向いた)矢印で示す様に、前記第一、第二両フランジ部16d、17dの先端部に、互いに近付く方向の力F、Fを加える。そして、前記不連続部18dの幅寸法を縮める事で、前記基部14dの内径を弾性的に縮める。具体的には、この基部14dの内周面に形成した雌セレーション44のピッチ円直径が、前記回転軸20cの端部外周面に形成した雄セレーション45のピッチ円直径とほぼ一致するまで{別な言い方をすれば、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に存在する不連続部18dの幅を、前記基部14dと前記回転軸20cの端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態まで(更に別な言い方をすれば、前記基部14dの内側に挿入された、前記回転軸20cの端部を十分な強度で抑え付けられる程度に縮まった状態まで)}、前記基部14dの内径を弾性的に縮める。そして、前記力F、Fを加えた状態(この基部14dの内径を弾性的に縮めた状態)のまま、前記通孔25と、前記ねじ孔26と、前記座面部19dとを形成する。この際、これら通孔25とねじ孔26とは互いに同心に加工し、この座面部19dはこれら両孔25、26の中心軸に対し直交する方向に形成する。前述の図12に示した従来構造を造る場合とは異なり、前記座面部19dを前記両孔25、26の中心軸に対し傾斜した方向に形成する必要はない為、これら座面部19d及び両孔25、26の加工作業は容易で、しかも精度良く行える。
上述の様にして、前記通孔25と、前記ねじ孔26と、前記座面部19dとを形成した後、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに加えていた力F、Fを解除し、図1の(B)及び図2の(A)に示す様に、前記基部14dの内径を、自身の弾力により(弾性的に)拡げる。即ち、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に存在する前記不連続部18dの幅を拡げ、前記基部14dの内径を、前記回転軸20cの端部を緩く挿入可能な大きさに拡げる。具体的には、この基部14dの内周面に形成した雌セレーション44のピッチ円直径を、前記回転軸20cの端部外周面に形成した雄セレーション45のピッチ円直径よりも少し大きくする。この状態で、前記通孔25の中心軸と前記ねじ孔26の中心軸とが少し傾斜した、本発明の構造を得られる。尚、この通孔25の内径は、前記ボルト23cの外径よりも少し大きくして、これら両孔25、26の傾斜に拘らず、このうちの通孔25を挿通した前記ボルト23cを、このうちのねじ孔26に螺合させられる様にする。
上述の様な本例の製造方法により造られる、本例の十字軸式自在継手用ヨークによれば、前述の図12に示した従来構造と同様に、図2の(B)に示した、前記ボルト23cを前記ねじ孔26に螺合し更に締め付けて、前記ヨーク12dと前記回転軸20cとを結合固定した使用状態で、前記座面部19dが、前記通孔25に挿通し更に前記ねじ孔26に螺合した、前記ボルト23cの中心軸に対し、ほぼ直交する方向に存在する。この状態では、このボルト23cに曲げ方向の大きな力が加わる事を防止できる。
特に、本例の十字軸式自在継手用ヨークの製造方法によれば、前述した様に、前記通孔25と前記ねじ孔26と前記座面部19dとの加工を容易に行える。この為、締め付けに伴う前記ボルト23cの曲がりを緩和できる構造を、低コストで得られる。
[実施の形態の第2例]
図3は、請求項1、4、7に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、前述の図11に示した製造工程のうちの(E)に示した第四中間素材35の段階で、基部14dの内径(雌セレーション44のピッチ円直径)を、ヨーク12dに結合固定すべき回転軸20c(例えば図2参照)の端部の外径(雄セレーション45のピッチ円直径)とほぼ同じとしている。そして、この状態で、第一、第二両フランジ部16d、17dに、通孔25と、ねじ孔26と、座面部19dとを形成する。本例の場合も、これら通孔25とねじ孔26とは互いに同心に加工し、この座面部19dはこれら両孔25、26の中心軸に対し直交する方向に形成する為、これら座面部19d及び両孔25、26の加工作業は容易で、しかも精度良く行える。
上述の様にして、前記通孔25と、前記ねじ孔26と、前記座面部19dとを形成した後、図3の(A)に示す様に、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に、くさび状の拡径治具42を押し込む。そして、前記基部14dの内径を、この基部14dを少しだけ塑性変形させつつ拡げる。即ち、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に存在する前記不連続部18dの幅を拡げ、前記基部14dの内径を、前記回転軸20c(図2参照)の端部を緩く挿入可能な大きさに拡げ、この基部14dの内周面に形成した雌セレーション44のピッチ円直径を、前記回転軸20cの端部外周面に形成した雄セレーション45のピッチ円直径よりも少し大きくする。この状態で、前述した実施の形態の第1例の場合と同様に、前記通孔25の中心軸と前記ねじ孔26の中心軸とが少し傾斜する。
この様な本例の製造方法によっても、ボルト23cに曲げ方向の大きな力が加わる事を防止できる、本発明の構造を、低コストで得られる。特に、本例の場合には、比較的加工時間を要する、前記通孔25及び前記ねじ孔26の形成時に、前記両フランジ16d、17dを抑え付けておく必要がない。この為、前記ヨーク12dの加工能率を向上させて、このヨーク12dの低廉化を図る面から有利になる。
[実施の形態の第3例]
図4は、請求項1、4〜6に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、ヨーク12dの基部14dに結合固定すべき回転軸20c(図10参照)の端部と同じ形状及び寸法を有する支え軸43を前記基部14dに内嵌した状態で、第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に互いに近付く方向の力F、Fを加えて、前記基部14dの内径を弾性的に縮める。即ち、この基部14dの内径を、実際の使用状態に即した状態で縮める。そして、この様にしてこの基部14dの内径を縮めた状態で、前記両フランジ部16d、17dに、それぞれ通孔25と、ねじ孔26と、座面部19dとを形成する。
この様な本例の場合には、前記通孔25と、前記ねじ孔26と、前記座面部19dとを形成する際に於ける、前記基部14dの変形状態が、前記ヨーク12dの使用状態、即ち、このヨーク12dの基部に前記回転軸20cの端部を挿入し、前記通孔25に挿通したボルト23c{図10の(B)参照}を前記ねじ孔26に螺合し更に締め付けた状態に、より近くなる。この為、使用時に於ける、前記ボルト23cの曲がりを、より一層低減できる。
完成状態でのヨーク12dの形状を含み、その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
[実施の形態の第4例]
図5は、請求項1、2、4、5、8に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の製造方法の場合には、ヨーク12eを構成する1対の結合腕部15c、15cの先端部に1対の円孔21c、21cを形成する作業を、基部14dの内径を縮めた状態で行う。即ち、これら両円孔21c、21cを形成する際には、1対の抑え治具46、46により、第一、第二両フランジ部16d、17dに互いに近付く方向の力F、Fを加えて、これら両フランジ部16d、17d同士の間に存在する不連続部18dの幅を、基部14dと回転軸20c(例えば図2参照)の端部とを固定可能な寸法にまで狭くする。そして、この状態で、前記両結合腕部15c、15cの先端部に前記両円孔21c、21cを、互いに同心に形成する。
本例の場合には、これら両円孔21c、21cを形成した後、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに加えていた力F、Fを解除する事により、前記不連続部18dの幅を自身の弾力により弾性的に拡げる(前記基部14dの内径を、前記回転軸20cの端部を緩く挿入可能な大きさに拡げる)と、前記両円孔21c、21cの中心軸が互いに傾斜した、本例の構造が得られる。尚、本例の場合、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに、それぞれ通孔25と、ねじ孔26と、座面部19d(図1〜4参照)とを形成する作業は、前述の図1〜2に示した実施の形態の第1例、又は、上述の図4に示した第3例の場合と同様の方法により、上述した両円孔21c、21cの形成作業と前後して行う。
上述の様な本例の製造方法により造られる、本例の十字軸式自在継手用ヨークによれば、ボルト23c{図2の(B)参照}を前記ねじ孔26に螺合し更に締め付けて、前記ヨーク12eと前記回転軸20cとを結合固定した使用状態で、前記両結合腕部15c、15cの先端部に形成された両円孔21c、21cの中心軸が、互いにほぼ一致した状態になる。この為、これら両円孔21c、21cと、これら両円孔21c、21c内にシェル型ニードル軸受を介して配置される、十字軸を構成する2本の軸部との同心性を良好にする事ができる。従って、前記両シェル型ニードル軸受を構成する各ニードルの転動面と軌道面との転がり接触状態を良好にする事ができる。この結果、前記両シェル型ニードル軸受の長寿命化を図れると共に、十字軸式自在継手による回転伝達動作の円滑化を図る事ができる。その他の構成及び作用は、前述の図1〜2に示した実施の形態の第1例、又は、上述の図4に示した第3例の場合と同様である。
尚、本例を実施する場合、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに、それぞれ通孔25と、ねじ孔26と、座面部19dとを形成する作業と、前記両結合腕部15c、15cの先端部に前記両円孔21c、21cを形成する作業とは、共通の治具を使用して、前記不連続部18dの幅を弾性的に狭めたままの状態で順次行う事もできるし、別々の治具を使用して、その都度、前記不連続部18dの幅を弾性的に狭めながら行う事もできる。何れにしても、この不連続部18dの幅を弾性的に狭める為に使用する治具は、前記各部位25、26、19d、21cの形成作業の邪魔にならない形状とする。又、本例の円孔の形成方法は、前述の図3に示した実施の形態の第2例のヨーク12dを対象として実施する事もできる。
[実施の形態の第5例]
図6は、請求項1、3、4、5、9に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の製造方法の場合には、ヨーク12fを構成する基部14eの内周面に雌セレーション44aを形成する作業を、この基部14eの内径を縮めた状態で行う。この為に本例の場合には、先ず、前述の図1〜2に示した実施の形態の第1例の場合と同様、図6の(A)に示す様に、1対の抑え治具46a、46bにより、第一、第二両フランジ部16d、17dに互いに近付く方向の力F、Fを加えて、これら両フランジ部16d、17d同士の間に存在する不連続部18dの幅を、前記基部14eと回転軸20c(例えば図2参照)の端部とを固定可能な寸法にまで狭くする。そして、この状態で、前記両フランジ部16d、17dに、それぞれ図6の(A)及び同図の(B)の左半部に示す様な、通孔25と、ねじ孔26と、座面部19dとを形成する。その後、同じ状態を保持したまま、図6の(B)に示す様に、前記基部14eの内周面に前記雌セレーション44aを形成する。特に、本例の場合には、この様に雌セレーション44aを形成した状態での、この雌セレーション44aのピッチ円直径を、前記回転軸20cの端部に形成した雄セレーション45(図2参照)のピッチ円直径よりも10〜200μm程度(特許請求の範囲に記載した所定量)小さくしている。
又、本例の場合には、前記雌セレーション44aを形成した後、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに加えていた力F、Fを解除する事により、前記不連続部18dの幅を自身の弾力により弾性的に拡げる(前記基部14eの内径を、前記回転軸20cの端部を緩く挿入可能な大きさに拡げる)と、前記雌セレーション44aのピッチ円直径が、前記雄セレーション45のピッチ円直径よりも大きくなる、本例の構造が得られる。
上述の様な本例の製造方法により造られる、本例の十字軸式自在継手用ヨークによれば、前記第一、第二両フランジ部16d、17d同士の間に存在する不連続部18dの幅を、前記基部14eと前記回転軸20cの端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態での、前記雌セレーション44aの形状及び寸法を、所望通りの形状及び寸法にする事ができる。この為、ボルト23c{図2の(B)参照}を前記ねじ孔26に螺合し更に締め付けて、前記ヨーク12fと前記回転軸20cとを結合固定した使用状態で、前記雌セレーション44aと、前記雄セレーション45との密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくする事ができる。特に、本例の場合には、上述の様に雌セレーション44aを形成した状態での、この雌セレーション44aのピッチ円直径を、前記雄セレーション45のピッチ円直径よりも10〜200μm程度小さくしている。この為、使用状態での前記両セレーション44a、45同士の密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくする事が容易となる。この様に本例の場合には、前記両セレーション44a、45同士の密着性を、全体的にほぼ均一な状態で大きくできる為、前記基部14eと前記回転軸20cの端部との結合力を十分に確保する事ができる。その他の構成及び作用は、前述の図1〜2に示した実施の形態の第1例の場合と同様である。
尚、本例では、前記第一、第二両フランジ部16d、17dに、それぞれ通孔25と、ねじ孔26と、座面部19dとを形成する作業を行った後に、前記基部14eの内周面に前記雌セレーション44aを形成する作業を行う方法を採用したが、本発明を実施する場合には、これら両形成作業を行う順番を逆にしても良い。又、本例では、これら両形成作業を、共通の治具(前記抑え治具46a、46b)を使用して、前記不連続部18dの幅を弾性的に狭めたままの状態で順次行う方法を採用した。但し、本発明を実施する場合には、これら両形成作業を、別々の治具を使用して、その都度、前記不連続部18dの幅を弾性的に狭めながら行う事もできる。何れにしても、この不連続部18dの幅を弾性的に狭める為に使用する治具は、前記各部位25、26、19d、21cの形成作業の邪魔にならない形状とする。又、本例の円孔の形成方法は、前述の図3に示した実施の形態の第2例のヨーク12dを対象として実施する事もできる。
本発明は、図1〜3に示す様な、金属板にプレス加工を施して、それぞれがこの金属板2枚分の厚さを有する第一、第二両フランジ部16d、17dを設けたヨーク12dに限らずに実施できる。即ち、前述の図6に示したヨーク12bの様な、金属板1枚分の厚さしか持たない第一、第二両フランジ部16b、17bを設けたヨーク12bで実施する事もできる。更には、鍛造加工により造られるヨークに関して実施する事もできる。
又、請求項2、8に記載した1対の円孔の構成及び形成方法に関する発明、及び、請求項3、9に記載した雌セレーションの構成及び形成方法に関する発明は、特許文献8等に記載されて従来から知られている、第一、第二両フランジ部にそれぞれボルトを挿通する為の通孔を形成した十字軸式自在継手用ヨークを対象として実施する場合でも、それぞれ独自の作用・効果を奏する事ができる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5 ステアリングシャフト
6 ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 電動モータ
11 自在継手
12a、12b、12c、12d、12e、12f ヨーク
13 十字軸
14a、14b、14c、14d、14e 基部
15a、15b、15c 結合腕部
16a、16b、16c、16d 第一フランジ部
17a、17b、17c、17d 第二フランジ部
18a、18b、18c、18d 不連続部
19a、19b、19c、19d 座面部
20a、20b、20c 回転軸
21a、21b、21c 円孔
22a、22b ラジアル軸受
23a、23b ボルト
24a、24b ナット
25 通孔
26 ねじ孔
27 切り欠き部
28 基板部
29 舌状部
30 素板
31 幅狭部
32 第一中間素材
33 第二中間素材
34 第三中間素材
35 第四中間素材
36 頭部
37 フランジ部
38 通孔
39 ねじ孔
40 座面部
41 内側面
42 拡径治具
43 支え軸
44、44a 雌セレーション
45 雄セレーション
46、46a、46b 抑え治具
特開平8−284968号公報 特開平10−2343号公報 特開2000−320564号公報 特開2004−223616号公報 特開2008−298267号公報 特開2009−8174号公報 特公平7−88859号公報 特開2009−210012号公報

Claims (9)

  1. 回転軸の端部を結合固定する為の基部と、この基部の軸方向一端縁のうちで、この回転軸に関する直径方向反対側2箇所位置から軸方向に延出した1対の結合腕部と、これら両結合腕部の先端部に互いに同心に形成された1対の円孔とを備え、
    前記基部は、円周方向1箇所に不連続部を有する欠円筒状であって、この不連続部を挟んで設けられた第一、第二両フランジ部と、このうちの第一フランジ部に、前記基部の中心軸に対し捩れ位置の関係で形成された通孔と、同じく第二フランジ部の一部でこの通孔に整合する位置に形成されたねじ孔と、前記第一フランジ部の外側面で前記通孔の開口部を囲む部分に形成された座面部とを備えたものである
    十字軸式自在継手用ヨークに於いて、
    前記座面部が前記通孔に対し直角方向に形成されており、この通孔の中心軸と前記ねじ孔の中心軸とが、前記不連続部の幅が前記基部の内側に前記回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で互いに傾斜しており、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記両孔の中心軸同士が一致する傾向になる事を特徴とする十字軸式自在継手用ヨーク。
  2. 両結合腕部の先端部に形成された両円孔の中心軸が、基部の不連続部の幅がこの基部の内側に回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で互いに傾斜しており、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記両円孔の中心軸同士が一致する傾向になる、請求項1に記載した十字軸式自在継手用ヨーク。
  3. 基部の内周面に、回転軸の端部外周面に形成された雄セレーションと係合する雌セレーションが形成されており、この雌セレーションのピッチ円直径が、前記基部の不連続部の幅がこの基部の内側に前記回転軸の端部を挿入可能な寸法まで広くなっている状態で前記雄セレーションのピッチ円直径よりも大きくなっており、これら基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで前記不連続部の幅を狭くした状態で、前記雌セレーションのピッチ円直径が、前記雄セレーションのピッチ円直径と等しくなる傾向又はこの雄セレーションのピッチ円直径よりも所定量小さくなる傾向になる、請求項1に記載した十字軸式自在継手用ヨーク。
  4. 回転軸の端部を結合固定する為の基部と、この基部の軸方向一端縁のうちで、この回転軸に関する直径方向反対側2箇所位置から軸方向に延出した1対の結合腕部と、これら両結合腕部の先端部に互いに同心に形成された1対の円孔とを備え、
    前記基部は、円周方向1箇所に不連続部を有する欠円筒状であって、この不連続部を挟んで設けられた第一、第二両フランジ部と、このうちの第一フランジ部に、前記基部の中心軸に対し捩れ位置の関係で形成された通孔と、同じく第二フランジ部の一部でこの通孔に整合する位置に形成されたねじ孔と、前記第一フランジ部の外側面で前記通孔の開口部を囲む部分に形成された座面部とを備えたものである
    十字軸式自在継手用ヨークの製造方法であって、
    前記第一、第二両フランジ部に前記通孔と前記ねじ孔と前記座面部とを形成する作業を、これら第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を前記基部と前記回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態で行い、前記第一フランジ部に前記通孔を、前記第二フランジ部に前記ねじ孔を、互いに同心に形成すると共に、このうちの第一フランジ部の外側面で前記通孔の開口部を囲む部分に前記座面部を、この通孔の中心軸に直交する方向に形成した後、前記第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を拡げ、前記基部の内径を、前記回転軸の端部を緩く挿入可能な大きさに拡げる事を特徴とする十字軸式自在継手用ヨークの製造方法。
  5. 第一、第二両フランジ部同士の間に互いに近付く方向の力を加え、基部の内径を弾性的に縮めた状態で、通孔とねじ孔と座面部とを形成した後、前記両フランジ部に加えていた力を解除し、前記基部の内径を、自身の弾力により拡げる、請求項4に記載した十字軸式自在継手用ヨークの製造方法。
  6. 基部に結合固定すべき回転軸の端部と同じ形状及び寸法を有する支え軸をこの基部に内嵌した状態で、第一、第二両フランジ部同士の間に互いに近付く方向の力を加えて前記基部の内径を弾性的に縮め、通孔とねじ孔と座面部とを形成する、請求項5に記載した自在継手用ヨークの製造方法。
  7. 基部の内径が縮まった状態で、通孔とねじ孔と座面部とを形成した後、これら両フランジを互いに離れる方向に塑性変形させつつ、基部の内径を拡げる、請求項4に記載した十字軸式自在継手用ヨークの製造方法。
  8. 両結合腕部の先端部に両円孔を形成する作業を、第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を基部と回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態で行い、前記両結合腕部の先端部に前記両円孔を互いに同心に形成する、請求項4〜7のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手用ヨークの製造方法。
  9. 製造対象となる十字軸式自在継手用ヨークは、基部の内周面に、回転軸の端部外周面に形成された雄セレーションと係合する雌セレーションを有するものであり、
    前記基部の内周面に前記雌セレーションを形成する作業を、第一、第二両フランジ部同士の間に存在する不連続部の幅を前記基部と前記回転軸の端部とを固定可能な寸法にまで狭くした状態で行い、前記雌セレーションとして、そのピッチ円直径が、前記雄セレーションのピッチ円直径と等しいもの又はこの雄セレーションのピッチ円直径よりも所定量小さいものを、前記基部の内周面に形成する、請求項4〜7のうちの何れか1項に記載した十字軸式自在継手用ヨークの製造方法。
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