JP2012036795A - エンジン制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システム状態に対して適切な空燃比フィードバック制御を行い、以ってエミッションの悪化を防止する。
【解決手段】第1燃料と第2燃料とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うエンジン制御システムであって、前記エンジンの排気系に配置された空燃比センサと、各燃料によるエンジン運転時に、前記空燃比センサの出力信号に基づいて空燃比フィードバック制御に必要なフィードバック補正係数を算出すると共に、当該フィードバック補正係数を学習値として不揮発性メモリに記憶させる制御装置と、を具備し、前記制御装置は、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が他方の燃料の強制学習運転状態にある場合、他方の燃料によるエンジン運転に切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン制御システムに関する。
周知のように、エンジンの運転制御において、実空燃比が目標空燃比(理論空燃比)となるように燃料噴射量を制御することを空燃比フィードバック制御と呼ぶ。燃料噴射量の制御は、インジェクタの通電時間を制御することで実現される。そのため、空燃比フィードバック制御では、実空燃比が目標空燃比に対して「リッチ」であれば、燃料噴射量が減少するように、また、実空燃比が目標空燃比に対して「リーン」であれば、燃料噴射量が増加するようにインジェクタ通電時間を補正する。
インジェクタ通電時間の補正に用いられるフィードバック補正係数は、エンジンの排気系に設置された空燃比センサ(例えばOセンサ)の出力信号を基に算出され、その時のエンジン運転状態を示す情報(例えばエンジン回転数及びスロットル開度)と共に電源が切られても消去されないよう不揮発性メモリに記憶される。次回のエンジン運転時には、不揮発性メモリからエンジン運転状態に応じたフィードバック補正係数が読み出されて、インジェクタ通電時間の補正に用いられる。
上記のように、フィードバック補正係数をエンジン運転状態と対応付けて不揮発性メモリに記憶させることを「学習」と呼び、この「学習」によって不揮発性メモリに記憶されたフィードバック補正係数を「学習値」と呼ぶ。このようなフィードバック補正係数の学習を行うことにより、システム構成部品(インジェクタ等)の個体差や経年劣化に起因する空燃比ズレを継続的且つ適切に補正することができる。
特開昭62−101862号公報
ところで、近年では、車両の燃費性能及び環境保護性能を向上させる技術として、ガソリン等の液体燃料と圧縮天然ガス(CNG)等の気体燃料とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うバイフューエルエンジンシステムの導入が進んでいる。
このバイフューエルエンジンシステムでは、ガソリン運転時とガス運転時とのそれぞれで空燃比フィードバック制御を行う必要があるが、一方の燃料で長期間運転していると、他方の燃料についての学習値は更新されず古い値のままとなる。そのため、一方の燃料から他方の燃料へ切替えた際、一時的に現在のシステム状態に適さない古い学習値が空燃比フィードバック制御に使用されることになり、エミッションの悪化を招く虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、第1燃料と第2燃料とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うエンジン制御システムにおいて、システム状態に対して適切な空燃比フィードバック制御を行い、以ってエミッションの悪化を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、エンジン制御システムに係る第1の解決手段として、第1燃料と第2燃料とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うエンジン制御システムであって、前記エンジンの排気系に配置された空燃比センサと、各燃料によるエンジン運転時に、前記空燃比センサの出力信号に基づいて空燃比フィードバック制御に必要なフィードバック補正係数を算出すると共に、当該フィードバック補正係数を学習値として不揮発性メモリに記憶させる制御装置と、を具備し、前記制御装置は、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が他方の燃料の強制学習運転状態にある場合、他方の燃料によるエンジン運転に切替えることを特徴とする。
このような特徴を有するエンジン制御システムによれば、一方の燃料で長期間運転している場合でも、エンジン運転状態が強制学習運転状態になる度に、他方の燃料についての学習値が更新されるため、一方の燃料から他方の燃料へ切替えた際、現在のシステム状態に適した最新の学習値が空燃比フィードバック制御に使用されることになり、燃料切替時におけるエミッションの悪化を防止することが可能となる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記制御装置は、前記エンジンの冷却水温を基に前記エンジン運転状態が強制学習運転状態にあるか否かを判定することを特徴とする。
これによれば、既存の冷却水温センサの出力信号を利用して、容易にエンジン運転状態が強制学習運転状態にあるか否かを判定することができる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記制御装置は、前記冷却水温が暖気運転時の規定温度範囲内に含まれている場合に、前記エンジン運転状態が強制学習運転状態にあると判定することを特徴とする。
これによれば、パージの影響が少ない暖気運転時に燃料の切替え及び学習値の記憶が実施されることになり、現在のシステム状態に適した学習値を得ることができる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれか1つの解決手段において、前記制御装置は、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が学習禁止運転状態にある場合、前記フィードバック補正係数の算出及び学習値の記憶を行わないことを特徴とする。
これによれば、より適切なタイミングでフィードバック補正係数の算出及び学習値の記憶を行うことができる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記制御装置は、前記エンジンの回転数、冷却水温、吸気圧力、吸気温度の少なくとも1つを基に前記エンジン運転状態が前記学習禁止運転状態にあるか否かを判定することを特徴とする。
これにより、既存センサの出力信号を利用して、容易にエンジン運転状態が学習禁止運転状態にあるか否かを判定することができる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第6の解決手段として、上記第1〜第5のいずれか1つの解決手段において、前記制御装置は、一方の燃料によるエンジン運転状態が強制学習運転状態にある場合、他方の燃料の残量が規定量以上か否かを判定し、否の場合には他方の燃料によるエンジン運転への切替えを行わないことを特徴とする。
これにより、強制的な燃料切替えによる燃料供給不足を回避することができる。
また、本発明では、エンジン制御システムに係る第7の解決手段として、上記第1〜第6のいずれか1つの解決手段において、前記制御装置は、前記不揮発性メモリに記憶された各燃料についての学習値に基づいて各燃料の供給系に異常が発生したか否かを判定することを特徴とする。
不揮発性メモリに記憶された各燃料についての学習値は、実空燃比と目標空燃比とのズレ量、言い換えれば、各燃料の供給系の劣化状態を示す指標となる。従って、不揮発性メモリに記憶された各燃料についての学習値に基づいて各燃料の供給系に異常が発生したか否かを判定することができる。
本発明によれば、システム状態に対して適切な空燃比フィードバック制御を行い、以ってエミッションの悪化を防止することが可能となる。
本実施形態におけるエンジン制御システムの構成概略図である。 1st−ECU15のCPU15k及び2nd−ECU16のCPU16iが連携して実行する強制学習処理を表すフローチャートである。 エンジン始動時に液体燃料或いは気体燃料が選択されている場合の燃料切替及び強制学習のタイミングを表すタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、本発明に係るエンジン制御システムとして、ガソリン等の液体燃料(第1燃料)と圧縮天然ガス(CNG)等の気体燃料(第2燃料)とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うバイフューエルエンジンシステムを例示して説明する。
図1は、本実施形態におけるエンジン制御システムの構成概略図である。この図1に示すように、本実施形態におけるエンジン制御システムは、クランク角度センサ1、吸気圧センサ2、吸気温センサ3、スロットル開度センサ4、冷却水温センサ5、Oセンサ6、燃料圧力センサ7、燃料温度センサ8、点火コイル9、液体燃料噴射弁10、燃料ポンプ11、気体燃料噴射弁12、遮断弁13、燃料切替スイッチ14、1st−ECU(Electronic Control Unit)15及び2nd−ECU16から構成されている。
なお、1st−ECU15及び2nd−ECU16は、本発明における制御装置に相当する構成要素である。
クランク角度センサ1は、例えば電磁式ピックアップセンサであり、エンジンのクランクシャフトが一定角度回転する毎に極性の異なる1対のパルス信号を1st−ECU15及び2nd−ECU16に出力する。吸気圧センサ2は、感部が吸気流路に露出するようにエンジンの吸気管に設置されており、吸気管の内部圧力(吸気圧)に応じた吸気圧信号を1st−ECU15に出力する。
吸気温センサ3は、感部が吸気流路に露出するようにエンジンの吸気管に設置されており、吸気管の内部温度(吸気温度)に応じた吸気温信号を1st−ECU15に出力する。スロットル開度センサ4は、エンジンの吸気管に設けられたスロットルバルブの開度に応じたスロットル開度信号を1st−ECU15に出力する。冷却水温センサ5は、エンジンの冷却水温度に応じた冷却水温信号を1st−ECU15に出力する。
センサ6は、例えばガス検知物質としてジルコニアを用いた酸素センサ(空燃比センサ)であって、ガス接触部が排気流路に露出するようにエンジンの排気管に設置されており、排気ガスの酸素濃度に応じた電圧信号を1st−ECU15に出力する。燃料圧力センサ7は、気体燃料タンクから気体燃料噴射弁12へ至る気体燃料供給経路におけるレギュレータ下流側の気体燃料の圧力を検出し、その検出結果を表す燃料圧力信号を2nd−ECU16に出力する。燃料温度センサ8は、上記レギュレータ下流側の気体燃料の温度を検出し、その検出結果を表す燃料温度信号を2nd−ECU16に出力する。
点火コイル9は、1次巻線と2次巻線からなるトランスであり、1st−ECU15から1次巻線に供給される点火用電圧信号を昇圧して2次巻線からエンジンの点火プラグに供給する。液体燃料噴射弁10は、吸気流路に噴射口が露出するように吸気管に設置された電磁弁であり、1st−ECU15から供給される燃料噴射弁駆動信号に応じて、液体燃料タンクから供給される液体燃料(ガソリン等)を噴射口から噴射する。燃料ポンプ11は、1st―ECU15から供給されるポンプ駆動信号に応じて、液体燃料タンク内の液体燃料を汲み出して液体燃料噴射弁10の燃料入口に圧送する。
気体燃料噴射弁12は、吸気流路に噴射口が露出するように吸気管に設置された電磁弁であり、2nd−ECU16から供給される燃料噴射弁駆動信号に応じて、気体燃料タンクから供給される気体燃料(CNG等)を噴射口から噴射する。遮断弁13は、気体燃料タンクからレギュレータに至る気体燃料供給経路に介挿された電磁弁であり、2nd−ECU16から供給される遮断弁駆動信号に応じて開弁動作及び閉弁動作を行うことで、気体燃料タンクから気体燃料噴射弁12への気体燃料の供給開始と停止を切替える役割を担っている。
燃料切替スイッチ14は、手動操作による燃料の切替えを可能とするスイッチであり、そのスイッチの状態、つまりエンジンで使用する燃料として液体燃料が選択されているのか、気体燃料が選択されているのかを示す燃料選択信号を2nd−ECU16に出力する。
1st−ECU15は、液体燃料によるエンジン運転制御を行うものであり、波形整形回路15a、回転数カウンタ15b、A/D変換器15c、点火回路15e、燃料噴射弁駆動回路15f、ポンプ駆動回路15g、ROM(Read Only Memory)15h、RAM(Random Access Memory)15i、通信回路15j及びCPU(Central Processing Unit)15kを備えている。
波形整形回路15aは、クランク角度センサ1から入力されるパルス信号を、方形波のパルス信号に波形整形し、回転数カウンタ15b及びCPU15kに出力する。つまり、この方形波のパルス信号は、クランクシャフトが一定角度回転するのに要した時間を1周期とする信号である。以下では、この波形整形回路15aから出力される方形波のパルス信号をクランクパルス信号と称す。
回転数カウンタ15bは、上記波形整形回路15aから入力されるクランクパルス信号に基づいてエンジン回転数を算出し、その算出結果をCPU15kに出力する。A/D変換器15cは、吸気圧センサ2から入力される吸気圧信号、吸気温センサ3から入力される吸気温信号、スロットル開度センサ4から入力されるスロットル開度信号、冷却水温センサ5から入力される冷却水温信号、及びOセンサ6から入力される電圧信号を、デジタル信号(吸気圧値、吸気温値、スロットル開度値、冷却水温値、Oセンサ出力電圧値)に変換してCPU15kに出力する。
点火回路15eは、不図示のバッテリから供給される電源電圧を蓄積するコンデンサを備え、CPU15kからの要求に応じて、コンデンサに蓄積された電荷を点火用電圧信号として点火コイル9の1次巻線に放電する。燃料噴射弁駆動回路15fは、CPU15kからの要求に応じて燃料噴射弁駆動信号を生成して液体燃料噴射弁10に出力する。ポンプ駆動回路15gは、CPU15kからの要求に応じてポンプ駆動信号を生成して燃料ポンプ11に出力する。
ROM15hは、CPU15kの各種機能を実現するためのエンジン制御プログラムや各種設定データを予め記憶している不揮発性メモリである。RAM15iは、CPU15kがエンジン制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先に用いられる揮発性のワーキングメモリである。通信回路15jは、CPU15kによる制御の下、1st−ECU15と2nd−ECU16とのデジタル通信(例えばCAN通信)を実現する通信インターフェイスであり、通信ケーブルを介して2nd−ECU16と接続されている。
CPU15kは、ROM15hに記憶されているエンジン制御プログラムに従って、波形整形回路15aから入力されるクランクパルス信号と、回転数カウンタ15bから得られるエンジン回転数と、A/D変換器15cから得られる吸気圧値、吸気温値、スロットル開度値、冷却水温値及びOセンサ出力電圧値と、通信回路15jを介して2nd−ECU16から得られる各種情報に基づいて液体燃料によるエンジン運転制御を行う。
具体的には、CPU15kは、波形整形回路15aから入力されるクランクパルス信号に基づいてクランクシャフトの回転状態(換言すれば、シリンダ内におけるピストン位置)を監視し、ピストンが点火時期に対応する位置に到達した時点で、点火回路15eに対して点火用電圧信号の放電を要求することにより、点火コイル9による点火プラグのスパークを実施する。
また、このCPU15kは、通信回路15jを介して2nd−ECU16から受信した燃料切替信号を基に、現在選択中の燃料が液体燃料であると判断した場合、ポンプ駆動回路15gに対してポンプ駆動信号の生成を要求すると共に、ピストンが燃料噴射時期に対応する位置に到達した時点で、燃料噴射弁駆動回路15fに対して燃料噴射弁駆動信号の生成を要求することにより、液体燃料噴射弁10による液体燃料の噴射を実施する。
ここで、CPU15kは、液体燃料噴射弁10の通電時間(つまり燃料噴射弁駆動信号のパルス幅)を制御することで液体燃料の噴射量を制御する。詳細には、ROM15hに、エンジン回転数とスロットル開度値と基本通電時間(基本燃料噴射量)との対応関係を示す三次元マップデータが予め記憶されており、CPU15kは、回転数カウンタ15bから得られるエンジン回転数と、A/D変換器15cから得られるスロットル開度値に対応する基本通電時間を上記三次元マップデータから取得し、その基本通電時間に相当するパルス幅を有する燃料噴射弁駆動信号が液体燃料噴射弁10に供給されるよう、燃料噴射弁駆動回路15fを制御する。
さらに、CPU15kは、エンジンが所定の運転状態にある場合、A/D変換器15cから得られるOセンサ出力電圧値に基づいて、実空燃比が目標空燃比(理論空燃比)となるように燃料噴射量を制御する(空燃比フィードバック制御)。詳細には、CPU15kは、実空燃比が目標空燃比に対して「リッチ」であれば、燃料噴射量が減少するように、また、実空燃比が目標空燃比に対して「リーン」であれば、燃料噴射量が増加するように基本通電時間を補正する。
CPU15kは、Oセンサ出力電圧値に基づいて基本通電時間の補正に用いられるフィードバック補正係数を算出すると共に、その時のエンジン運転状態を示す情報(例えばエンジン回転数及びスロットル開度値)と共に電源が切られても消去されないよう当該算出したフィードバック補正係数を学習値(以下、液体燃料学習値と称す)としてROM15hに記憶させる、いわゆる学習機能を備えている。
なお、CPU15kは、気体燃料によるエンジン運転時において、三次元マップデータから取得した基本通電時間と、Oセンサ出力電圧値に基づいて算出したフィードバック補正係数を、通信回路15jを介して2nd−ECU16へ送信する機能も有する。
一方、2nd−ECU16は、気体燃料によるエンジン運転制御を行うものであり、波形整形回路16a、回転数カウンタ16b、A/D変換器16c、通信回路16d、燃料噴射弁駆動回路16e、遮断弁駆動回路16f、ROM16g、RAM16h及びCPU16iを備えている。
波形整形回路16aは、クランク角度センサ1から入力されるクランク信号を、方形波のパルス信号(クランクパルス信号)に波形整形して回転数カウンタ16b及びCPU16iに出力する。回転数カウンタ16bは、上記波形整形回路16aから入力されるクランクパルス信号に基づいてエンジン回転数を算出し、その算出結果をCPU16iに出力する。
A/D変換器16cは、燃料圧力センサ7から入力される燃料圧力信号及び燃料温度センサ8から入力される燃料温度信号を、デジタル信号(燃料圧力値、燃料温度値)に変換してCPU16iに出力する。通信回路16dは、CPU16iによる制御の下、1st−ECU15と2nd−ECU16とのデジタル通信(例えばCAN通信)を実現する通信インターフェイスであり、通信ケーブルを介して1st−ECU15(詳細には通信回路15j)と接続されている。
燃料噴射弁駆動回路16eは、CPU16iからの要求に応じて燃料噴射弁駆動信号を生成して気体燃料噴射弁12に出力する。遮断弁駆動回路16fは、CPU16iからの要求に応じて遮断弁駆動信号を生成して遮断弁13に出力する。
ROM16gは、CPU16iの各種機能を実現するためのエンジン制御プログラムや各種設定データを予め記憶している不揮発性メモリである。RAM16hは、CPU16iがエンジン制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先に用いられる揮発性のワーキングメモリである。
CPU16iは、ROM16gに記憶されているエンジン制御プログラムに従って、燃料切替スイッチ14から入力される燃料選択信号と、波形整形回路16aから入力されるクランクパルス信号と、回転数カウンタ16bから得られるエンジン回転数と、A/D変換器16cから得られる燃料圧力値及び燃料温度値と、通信回路16dを介して1st−ECU15から得られる各種情報とに基づいて気体燃料によるエンジン運転制御を行う。
具体的には、CPU16iは、燃料切替スイッチ14から入力される燃料指定信号を基に現在選択中の燃料が気体燃料であると判断した場合、その判断結果を示す燃料切替信号を通信回路16dを介して1st−ECU15に送信する一方、遮断弁駆動回路16fに対して遮断弁駆動信号の生成を要求して遮断弁13を開放させると共に、ピストンが燃料噴射時期に対応する位置に到達した時点で、燃料噴射弁駆動回路16eに対して燃料噴射弁駆動信号の生成を要求することにより、気体燃料噴射弁12による気体燃料の噴射を実施する。
ここで、CPU16iは、通信回路16dを介して1st−ECU15から基本通電時間及びフィードバック補正係数を受信して、基本通電時間をフィードバック補正係数、気体燃料補正係数、燃料圧力値から算出した燃料圧力補正係数、及び燃料温度値から算出した燃料温度補正係数を用いて補正することで最終通電時間を算出し、その最終通電時間に相当するパルス幅を有する燃料噴射弁駆動信号が気体燃料噴射弁12に供給されるよう、燃料噴射弁駆動回路16eを制御する。
また、このCPU16iは、1st−ECU15から受信したフィードバック補正係数を、その時のエンジン運転状態を示す情報(例えばエンジン回転数及びスロットル開度値)と共に電源が切られても消去されないよう学習値(以下、気体燃料学習値と称す)としてROM16gに記憶させる、いわゆる学習機能を備えている。
なお、詳細は後述するが、上述した1st−ECU15のCPU15k及び2nd−ECU16のCPU16iは、互いに連携して、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が他方の燃料の強制学習運転状態にある場合、燃料切替スイッチ14の状態に関わらず、他方の燃料によるエンジン運転に自動的且つ強制的に切替える強制学習機能を有している。
以下では、上記の強制学習機能を実現するために、1st−ECU15のCPU15k及び2nd−ECU16のCPU16iが連携して実行する強制学習処理について、図2のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、図2に示す強制学習処理は、エンジン運転中に一定周期で繰り返し実行されるものである。
図2に示すように、1st−ECU15のCPU15kは、まず、回転数カウンタ15bから得られるエンジン回転数が学習許可範囲内に含まれているか否かを判定し(ステップS1)、「No」の場合には強制学習処理を終了する。
上記ステップS1において「Yes」の場合、CPU15kは、A/D変換器15cから得られる冷却水温値が学習許可範囲内に含まれているか否かを判定し(ステップS2)、「No」の場合には強制学習処理を終了する。
上記ステップS2において「Yes」の場合、CPU15kは、A/D変換器15cから得られる吸気圧値が学習許可範囲内に含まれているか否かを判定し(ステップS3)、「No」の場合には強制学習処理を終了する。
上記ステップS3において「Yes」の場合、CPU15kは、A/D変換器15cから得られる吸気温値が学習許可範囲内に含まれているか否かを判定し(ステップS4)、「No」の場合には強制学習処理を終了する。
以上の4つのステップS1〜S4は、現在のエンジン運転状態が学習禁止運転状態にある場合に、フィードバック補正係数の学習(つまりフィードバック補正係数の算出及び学習値の記憶)を行わないための処理である。
例えば、エンジン運転状態が高回転高負荷状態である場合、エンジン出力向上を目的として空燃比を下げる必要があるため、効率的な学習には適していない。従って、エンジン回転数、冷却水温値、吸気圧値が学習許可範囲内か否かを判定することで、エンジン運転状態が高回転高負荷状態であるか否かを判定し、いずれか1つでも「No」であれば、学習を行うべきではないと判断して強制学習処理を終了する。
また、吸気温度が異常温度である場合、吸入空気量のズレが大きいため、効率的な学習には適していない。従って、吸気温値が学習許可範囲内か否かを判定することで、吸気温度が異常か否かを判定し、「No」であれば、学習を行うべきではないと判断して強制学習処理を終了する。
続いて、上記ステップS4において「Yes」の場合、つまり現在のエンジン運転状態がフィードバック補正係数の学習を行うべき状態である場合、CPU15kは、A/D変換器15cから得られる冷却水温値が暖気運転時の規定温度範囲(強制学習許可範囲)内に含まれているか否かを判定する(ステップS5)。
このステップS5は、エンジンの冷却水温値を基にエンジン運転状態が強制学習運転状態にあるか否かを判定するための処理である。つまり、CPU15kは、ステップS5において、冷却水温値が暖気運転時の強制学習許可範囲内に含まれている場合に、エンジン運転状態が強制学習運転状態にあると判定する。本実施形態では、強制学習許可範囲の上限値はパージ発生温度に設定され、下限値はパージ発生温度から10°C低い温度に設定されている。
ここで、パージとは、液体燃料タンク内に存在する蒸発ガスを暖気運転時にエンジンの吸気系に導入して燃焼させることを指し、また、パージ発生温度とは、パージを実施する暖気運転時の冷却水温値を指す。1st−ECU15のCPU15kは、現在選択中の燃料に関わらず、冷却水温値がパージ発生温度に達した場合にパージを実施する機能を有している。従って、現在選択中の燃料に関わらず、パージが実施されると、エンジンの空燃比がリッチとなる。
このように、パージが実施されると、エンジンの空燃比がリッチとなるため、フィードバック補正係数の効率的な学習には適していない。そこで、上述したように、強制学習許可範囲の上限値をパージ発生温度に設定し、下限値をパージ発生温度から10°C低い温度に設定することにより、パージが実施される前、つまりパージによる影響が少ない運転状態で後述の強制学習が行われることになる。
特に、液体燃料の場合は、パージが発生する温度と燃焼が安定する温度の間(強制学習許可範囲の上限値と下限値の間)でフィードバック補正係数の学習を行わせることが望ましい。なお、バイフューエルシステムにおいて、暖気運転完了温度(液体燃料のパージ発生開始温度)と燃焼が安定する温度を等分するように強制学習許可範囲の下限値は設定される(気体燃料と液体燃料の学習を等しく行わせるため)。
さて、上記ステップS5において「Yes」の場合、つまり現在のエンジン運転状態が強制学習運転状態(パージによる影響が少ない運転状態)にある場合、CPU15kは、強制学習中フラグを「1」にセットし(ステップS6)、2nd−ECU16から受信した燃料切替信号を基に現在選択中の燃料が液体燃料か気体燃料かを判定する(ステップS7)。
上記ステップS7において現在選択中の燃料が気体燃料である場合、CPU15kは、液体燃料の残量が規定量以上か否かを判定し(ステップS8)、「No」の場合にはステップS12へ移行する一方、「Yes」の場合には液体燃料によるエンジン運転に切替え(ステップS9)、液体燃料学習値の更新処理を行う(ステップS10)。
つまり、ステップS9及びS10において、CPU15kは、A/D変換器15cから得られたエンジン回転数及びスロットル開度値に対応する基本通電時間を三次元マップデータから取得すると共に、A/D変換器15cから得られたOセンサ出力電圧値に基づいてフィードバック補正係数を算出し、その時のエンジン運転状態を示す情報(例えばエンジン回転数及びスロットル開度値)と共に当該算出したフィードバック補正係数を液体燃料学習値としてROM15hに記憶させる(液体燃料学習値の強制学習)。
そして、CPU15kは、基本通電時間をフィードバック補正係数を用いて補正することで最終通電時間を算出し、その最終通電時間に相当するパルス幅を有する燃料噴射弁駆動信号が液体燃料噴射弁10に供給されるよう、燃料噴射弁駆動回路15fを制御する。
一方、上記ステップS7において現在選択中の燃料が液体燃料である場合、CPU15kは、気体燃料の残量が規定量以上か否かを判定し(ステップS11)、「No」の場合にはステップS9へ移行する一方、「Yes」の場合には気体燃料によるエンジン運転に切替え(ステップS12)、2nd−ECU16のCPU16iは気体燃料によるエンジン運転及び気体燃料学習値の更新処理を行う(ステップS13)。
つまり、ステップS12において、CPU15kは、A/D変換器15cから得られたエンジン回転数及びスロットル開度値に対応する基本通電時間を三次元マップデータから取得すると共に、A/D変換器15cから得られたOセンサ出力電圧値に基づいてフィードバック補正係数を算出し、これら基本通電時間及びフィードバック補正係数を、通信回路15jを介して2nd−ECU16へ送信する。
そして、ステップS13において、2nd−ECU16のCPU16iは、1st−ECU15から受信したフィードバック補正係数を、その時のエンジン運転状態を示す情報と共に気体燃料学習値としてROM16gに記憶させる(気体燃料学習値の強制学習)。また、CPU16iは、基本通電時間をフィードバック補正係数、気体燃料補正係数、燃料圧力補正係数及び燃料温度補正係数を用いて補正することで最終通電時間を算出し、その最終通電時間に相当するパルス幅を有する燃料噴射弁駆動信号が気体燃料噴射弁12に供給されるよう、燃料噴射弁駆動回路16eを制御する。
また、上記ステップS5において「No」の場合、つまり現在のエンジン運転状態が強制学習運転状態でない場合、CPU15kは、強制学習中フラグを「0」にセットし(ステップS14)、2nd−ECU16から受信した燃料切替信号を基に現在選択中の燃料が液体燃料か気体燃料かを判定する(ステップS15)。
上記ステップS15において現在選択中の燃料が液体燃料である場合、CPU15kは、液体燃料によるエンジン運転に切替え(ステップS16)、液体燃料学習値の更新処理を行う(ステップS17)。なお、これらのステップS16及びS17の処理は、上述したステップS9及びS10と同じである。
一方、上記ステップS15において現在選択中の燃料が気体燃料である場合、CPU15kは、気体燃料によるエンジン運転に切替え(ステップS18)、2nd−ECU16のCPU16iは気体燃料によるエンジン運転及び気体燃料学習値の更新処理を行う(ステップS19)。なお、これらのステップS18及びS19の処理は、上述したステップS12及びS13と同じである。
以上のような処理を、1st−ECU15のCPU15k及び2nd−ECU16のCPU16iが互いに連携して実行することにより、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が他方の燃料の強制学習運転状態にある場合には、燃料切替スイッチ14の状態に関わらず、他方の燃料によるエンジン運転に自動的且つ強制的に切替わり、他方の燃料についてのフィードバック補正係数が強制学習されることになる。
図3(a)は、エンジン始動時に液体燃料が選択されている場合に、冷却水温値に応じて、どのようなタイミングで液体燃料から気体燃料への強制切替及び気体燃料学習値の強制学習が実施されるかを表したタイミングチャートである。
この図に示すように、エンジン始動時から冷却水温値が強制学習許可範囲の下限値に達するまでの期間(図中のt0〜t1の期間)では、液体燃料によるエンジン運転及び液体燃料学習値の学習が実施される。そして、時刻t1において、冷却水温値が強制学習許可範囲の下限値に達すると、気体燃料によるエンジン運転に強制的に切替わり、気体燃料学習値の強制学習が実施される。この強制学習は冷却水温値が強制学習許可範囲の上限値に達する時刻t2まで続き、時刻t2以降は再び液体燃料によるエンジン運転に切替わり、液体燃料学習値の学習が実施されることになる。
一方、図3(b)は、エンジン始動時に気体燃料が選択されている場合に、冷却水温値に応じて、どのようなタイミングで気体燃料から液体燃料への強制切替及び液体燃料学習値の強制学習が実施されるかを表したタイミングチャートである。
この図に示すように、エンジン始動時から冷却水温値が強制学習許可範囲の下限値に達するまでの期間(図中のt0〜t1の期間)では、気体燃料によるエンジン運転及び気体燃料学習値の学習が実施される。そして、時刻t1において、冷却水温値が強制学習許可範囲の下限値に達すると、液体燃料によるエンジン運転に強制的に切替わり、液体燃料学習値の強制学習が実施される。この強制学習は冷却水温値が強制学習許可範囲の上限値に達する時刻t2まで続き、時刻t2以降は再び気体燃料によるエンジン運転に切替わり、気体燃料学習値の学習が実施されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、一方の燃料で長期間運転している場合でも、エンジン運転状態が強制学習運転状態になる度に、他方の燃料についての学習値が更新されるため、一方の燃料から他方の燃料へ切替えた際、現在のシステム状態に適した最新の学習値が空燃比フィードバック制御に使用されることになり、燃料切替時におけるエミッションの悪化を防止することが可能となる。
また、一方の燃料によるエンジン運転状態が強制学習運転状態にある場合、他方の燃料の残量が規定量以上か否かを判定し、否の場合には他方の燃料によるエンジン運転への切替えを行わないことにより、強制的な燃料切替えによる燃料供給不足を回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。
(1)ROM15hに記憶された液体燃料学習値及びROM16gに記憶された気体燃料学習値は、実空燃比と目標空燃比とのズレ量、言い換えれば、各燃料の供給系の劣化状態を示す指標となる。従って、ROM15hに記憶された液体燃料学習値及びROM16gに記憶された気体燃料学習値に基づいて、各燃料の供給系に異常が発生したか否かを判定することができる。
例えば、液体燃料供給系の異常を判定する場合、1st−ECU15のCPU15kが、ROM15hから最新の液体燃料学習値を読み出し、当該液体燃料学習値が予め設定されている異常検知範囲内に含まれている場合に、液体燃料供給系に異常が発生したと判定する。ここで、異常検知範囲の上限値及び下限値は、エミッションがファールする場合の液体燃料学習値を事前に計測して設定すれば良い。
同様に、気体燃料供給系の異常を判定する場合、2nd−ECU16のCPU16iが、ROM16gから最新の気体燃料学習値を読み出し、当該気体燃料学習値が予め設定されている異常検知範囲内に含まれている場合に、気体燃料供給系に異常が発生したと判定する。ここで、異常検知範囲の上限値及び下限値は、エミッションがファールする場合の気体燃料学習値を事前に計測して設定すれば良い。
(2)上記実施形態では、エンジン運転制御を行う制御装置が、液体燃料による運転制御を行う1st−ECU15と、気体燃料による運転制御を行う2nd−ECU16とに分割されている場合を例示して説明したが、これに限らず、これら1st−ECU15と2nd−ECU16の機能を1つのECUに統合しても良い。この場合、CPU15kとCPU16iの機能を1つのCPUに統合し、ROM15hとROM16gの機能も1つのROMに統合しても良い。
1…クランク角度センサ、2…吸気圧センサ、3…吸気温センサ、4…スロットル開度センサ、5…冷却水温センサ、6…Oセンサ、7燃料圧力センサ、8燃料温度センサ、9…点火コイル、10…液体燃料噴射弁、11…燃料ポンプ、12…気体燃料噴射弁、13…遮断弁、14…燃料切替スイッチ、15…1st−ECU、16…2nd−ECU

Claims (7)

  1. 第1燃料と第2燃料とを選択的に切替えて単一エンジンの運転制御を行うエンジン制御システムであって、
    前記エンジンの排気系に配置された空燃比センサと、
    各燃料によるエンジン運転時に、前記空燃比センサの出力信号に基づいて空燃比フィードバック制御に必要なフィードバック補正係数を算出すると共に、当該フィードバック補正係数を学習値として不揮発性メモリに記憶させる制御装置と、
    を具備し、
    前記制御装置は、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が他方の燃料の強制学習運転状態にある場合、他方の燃料によるエンジン運転に切替えることを特徴とするエンジン制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記エンジンの冷却水温を基に前記エンジン運転状態が強制学習運転状態にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記冷却水温が暖気運転時の規定温度範囲内に含まれている場合に、前記エンジン運転状態が強制学習運転状態にあると判定することを特徴とする請求項2に記載のエンジン制御システム。
  4. 前記制御装置は、一方の燃料による運転中にエンジン運転状態が学習禁止運転状態にある場合、前記フィードバック補正係数の算出及び学習値の記憶を行わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジン制御システム。
  5. 前記制御装置は、前記エンジンの回転数、冷却水温、吸気圧力、吸気温度の少なくとも1つを基に前記エンジン運転状態が前記学習禁止運転状態にあるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載のエンジン制御システム。
  6. 前記制御装置は、一方の燃料によるエンジン運転状態が強制学習運転状態にある場合、他方の燃料の残量が規定量以上か否かを判定し、否の場合には他方の燃料によるエンジン運転への切替えを行わないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のエンジン制御システム。
  7. 前記制御装置は、前記不揮発性メモリに記憶された各燃料についての学習値に基づいて各燃料の供給系に異常が発生したか否かを判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のエンジン制御システム。
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