JPH04214950A - 内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法 - Google Patents

内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法

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JPH04214950A
JPH04214950A JP3012115A JP1211591A JPH04214950A JP H04214950 A JPH04214950 A JP H04214950A JP 3012115 A JP3012115 A JP 3012115A JP 1211591 A JP1211591 A JP 1211591A JP H04214950 A JPH04214950 A JP H04214950A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃焼室に
異種の燃料からなる混合燃料が供給されるとき、この混
合燃料のブレンド率を検出するための内燃機関用混合燃
料のブレンド率検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メタノールが完全燃焼されると、その燃
焼ガス中に有害物質が少ないことから、メタノールは、
自動車の燃料として注目されている。つまり、自動車の
燃料としてメタノールを使用すると、自動車の排ガスに
よる環境汚染を防止する上で利点となる。それ故、メタ
ノールは、自動車用の燃料として優れることから、メタ
ノールを燃料としたメタノールエンジンの開発も進んで
いる。
【0003】しかしながら、全自動車の燃料をある時期
に於いて、ガソリンからメタノールに直ちに切り換える
のは、事実上不可能である。それ故、自動車の燃料がガ
ソリンからメタノールに完全に切り換えられるとしても
、切り換えの過渡期に於いては、自動車の燃料としてガ
ソリンも使用されるし、また同時にメタノールも使用さ
れるような状況が発生するものと予想される。
【0004】このように自動車の燃料として異種の燃料
が同時に使用される状況では、ガソリンであっても又は
メタノールであっても燃料として使用でき、更には、こ
れらガソリンとメタノールとを混合して得た混合燃料を
も使用できるようなエンジンが望まれることになる。こ
のようなエンジンでは、例えば燃焼室に噴射される混合
燃料のブレンド率、つまり、ガソリンとメタノールとの
混合の割合を正確に検出しなければ、燃焼室での混合気
(混合燃料と空気との混合物)の点火時期や、燃料イン
ジェクタから燃焼室内に向けて噴射される混合燃料の噴
射量等の各種の制御量をその目標値に正確に一致させる
ことができない。
【0005】混合燃料のブレンド率を検出するには、例
えば2つの検出方法がある。その1つの検出方法は、酸
素センサを使用して、混合燃料のブレンド率を間接的に
検出する方法である。酸素センサは、エンジンの排ガス
中に含まれる酸素濃度を検出するものであり、酸素セン
サの出力信号から燃焼室に供給される空燃比が検出でき
る。従って、検出した空燃比の値に対応する混合燃料の
ブレンド率をフィードバック制御に基づき学習して得る
ことにより、混合燃料のブレンド率は間接的に推測可能
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た酸素センサは、エンジンが安定した駆動状態にないと
、その出力信号の値が正確にならないという特性を有し
ている。このため、酸素センサを使用する方法では、混
合燃料のブレンド率をリアルタイムに検出することがで
きないことになる。
【0007】これに対し、他方の検出方法は、ブレンド
率センサを使用する方法であり、このブレンド率センサ
は、燃焼室に向かう混合燃料のブレンド率を直接的に検
出可能となっている。従って、ブレンド率センサを使用
すれば、前述した酸素センサを使用する場合に比べて、
混合燃料のブレンド率をリアルタイムに検出できる利点
がある。しかしながら、ブレンド率センサは、このブレ
ンド率センサを通過して流れる混合燃料のブレンド率を
リアルタイムに検出するものであって、前述した燃料イ
ンジェクタから噴射される混合燃料のブレンド率をリア
ルタイムに検出しているのではない。それ故、ブレンド
率センサの出力信号から得た混合燃料のブレンド率と燃
料インジェクタから実際に噴射される混合燃料のブレン
ド率との間にずれが発生していると考えられる。
【0008】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、内燃機関の燃焼
室に供給される混合燃料のブレンド率を正確にして検出
することができ、その検出の応答性をも向上することの
できる内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の検出方法は、
内燃機関の燃焼室に供給される混合燃料の推定ブレンド
率B(t)を次式に基づいて算出するようにしている。 B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t)
ここで、tは、整数、B(t−1)は、前回算出された
推定ブレンド率,BS(t)は、今回、ブレンド率セン
サにて得たブレンド率,kは、内燃機関のタイプ及び内
燃機関の運転パタメータに応じて設定された遅れ係数を
夫々示している。
【0010】前述したブレンド率センサが内燃機関の燃
焼室から離れて配置されている場合、前述した推定ブレ
ンド率B(t)は、前式ではなく、次式から算出される
のが好ましい。 B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t−
n)ここで、nは、内燃機関のタイプ及び運転パタメー
タに応じて設定された第1遅れ係数,B(t−1)は、
前回算出された推定ブレンド率,BS(t)は、今回、
ブレンド率センサにて得たブレンド率,kは、内燃機関
のタイプ及び内燃機関の運転パタメータに応じて設定さ
れた第2遅れ係数を夫々示している。
【0011】
【作用】前記の2式によれば、今回算出される推定ブレ
ンド率B(t)は、前回のブレンド率B(t−1)と、
ブレンド率センサで得たブレンド率BS(t)とを所定
の遅れ係数で決定される割合で加算して得るようにした
から、推定ブレンド率B(t)が繰り返して演算されれ
ばされる程、この推定ブレンド率B(t)は、内燃機関
の燃焼室に実際に供給される混合燃料のブレンド率をリ
アルタイムにして正確に示すものとなる。
【0012】一方、ブレンド率センサが燃焼室から離れ
て配置されているような場合、ブレンド率センサで得た
現時点のブレンド率BS(t)ではなく,n回前にブレ
ンド率センサで求めたブレンド率BS(t−n)を使用
して、今回の推定ブレンド率B(t)を算出するように
してあるから、この推定ブレンド率B(t)は、ブレン
ド率センサと燃焼室との間の容量に起因する混合燃料の
移動に伴う遅れを補償して得た値をとる。従って、この
ようにして求めた推定ブレンド率B(t)は、ブレンド
率センサの位置に拘らず、実際に燃焼室に供給される混
合燃料のブレンド率を正確に示すものとなる。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、内燃機関10が概略的に
示されている。このエンジン10は、多気筒エンジンで
あるが、第1図には、1つの気筒のみが代表して図示さ
れている。エンジン10内には、シリンダヘッド12と
ピストン14とによって燃焼室16が規定されている。 燃焼室16からは、吸気通路18が延びており、この吸
気通路18は、上流側から第1吸気管20、スロットル
ボディ22、サージタンク24、第2吸気管26及びシ
リンダヘッド12内の内部通路28からなっている。こ
こで、第2吸気管26は、インテークマニホールドの1
つの分岐管である。第1吸気管20の先端には、この先
端を囲むようにしてエアクリーナ30が取り付けられて
いる。エアクリーナ30内には、フィルタエレメント3
2が配置されており、第1吸気管20の先端は、フィル
タエレメント32に対向している。第1吸気管20の先
端部内には、整流器34が配置されており、この整流器
34よりも下流側には、カルマン渦式のエアフローセン
サ36が配置されている。このエアフローセンサ36は
、吸気通路18を流れる空気量、すなわち、エンジンの
吸気量を検出して、その検出信号を出力する。
【0014】更に、エアクリーナ30内には、大気圧を
検出して、その検出信号を出力する大気圧センサ38が
配置されているとともに、大気の温度を検出して、その
検出信号を出力する気温センサ40が配置されている。 これら大気圧センサ38,気温センサ40及びエアフロ
ーセンサ36からの検出信号は、コントロールユニット
42に供給される。  スロットルボディ22内には、
スロットル弁44が配置されている。このスロットル弁
44は、図示されていないけれども、アクセルペダルに
ワイヤを介して連結されており、これにより、アクセル
ペダルの踏み込み量に応じた開度に開かれるようになっ
ている。スロットル弁44の開度は、ポテンショメータ
からなるスロットルポジションセンサ46によって検出
され、この検出信号もまた、前述したコントロールユニ
ット42に供給される。更に、スロットルボディ22に
は、アイドルスピードコントロールモータ48が備えら
れており、このアイドルスピードコントロールモータ4
8は、コントロールユニット42に電気的に接続されて
いる。アイドルスピードコントロールモータ48は、コ
ントロールユニット42からの制御信号を受けて、スロ
ットル弁44を駆動し、このスロットル弁44のアイド
ル位置、つまり、エンジン10がアイドル回転状態にあ
るときのスロットル弁44のアイドル開度を制御する。
【0015】サージタンク24には、ブースト圧センサ
50が取り付けられている。このブースト圧センサ50
は、吸気通路18内の負圧、いわゆる、吸気負圧をPM
Pを検出し、その検出信号をコントロールユニット42
に出力する。第2吸気管26の一部には、第2吸気管2
6の管壁を利用してウォータジャケット52が設けられ
ており、このウォータジャケット52には、その内部の
水温を検出するための水温センサ54が取り付けられて
いる。この水温センサ54の出力信号も、コントロール
ユニット42に供給される。
【0016】更に、第2吸気管26には、エンジン10
のシリンタヘッド12の近傍に位置して、燃料インジェ
クタ56が取り付けられている。この燃料インジェクタ
56は、その電磁作動型の弁からなり、コントルールユ
ニット42から制御信号を受けて開閉作動される。燃料
インジェクタ56は、分岐管58を介して、燃料供給管
60に接続されている。この燃料供給管路60は、燃料
タンク62に接続されている。燃料タンク62には、ガ
ソリンとメタノールとを混合した混合燃料が蓄えられて
いる。
【0017】燃料供給管路60には、燃料タンク62側
から燃料供給ポンプ64、ブレンド率センサ66が順次
介挿されている。燃料供給ポンプ64は、燃料タンク6
2から吸い上げた混合燃料をブレンド率センサ66を通
じて、燃料供給管路60に供給する。ブレンド率センサ
66は、ガソリンに対するメタノールのブレンド率に応
じ、混合燃料の光の屈折率が変化することに着目して開
発されたセンサである。すなわち、ブレンド率センサ6
6は、図示しないけれども、混合燃料に向けて光を導き
、そして、この混合燃料により屈折した後、混合燃料中
を通過する屈折光の一部を混合燃料の屈折率に応じて受
け取るための光学系と、この光学系で受け取った屈折光
の光量を電気信号に変換して出力する光電変換素子とを
備えている。従って、光電変換素子からの出力信号は、
混合燃料の屈折率を示すことから、光電変換素子の出力
信号から混合燃料のブレンド率を検出することができる
【0018】燃料供給管60からは、調圧管路68が延
びており、この調圧管路60は、圧力レギュレータ70
に接続されている。この圧力レギュレータ70は、ハウ
ジング72を備えており、このハウジング72内は、ベ
ロフラム74によって、負圧室76と液室78とに区画
されている。液室78には、前述した調圧管路68が接
続されている。一方、負圧室76には、ラインのみで示
した空圧管路80を介してサージタンク24に接続され
ている。液室78内には、戻り管路82の一端が配置さ
れており、この戻り管路82の他端側は、前述した燃料
タンク62に接続されている。更に、負圧室76には、
圧縮コイルばね84が配置されており、この圧縮コイル
ばね84は、ベロフラム74を戻り管路82の一端に向
けて所定の力で付勢している。従って、図示の状態では
、戻り管路82の一端は、ベロフラム74によって閉塞
されている。しかしながら、燃料供給管60内、つまり
、液室78内の混合燃料の圧力が圧縮コイルばね84の
付勢力に打ち勝つ程に高まると、ベロフラム74は、戻
り管路82の一端から離れ、これにより、燃料供給管路
60は、液室78を介して戻り管路82に接続されるこ
とになる。このような状況では、燃料供給管路60内の
混合燃料が戻り管路82を介して燃料タンク62に逃が
されるから、燃料供給管路60内の混合燃料の圧力は低
下され、そして、戻り管路82の一端は、ベロフラム7
4により再び閉塞される。従って、ベロフラム74と戻
り管路82の一端とは、互いに協働して調圧弁を構成し
ており、燃料供給管路60内の混合燃料の圧力は、圧縮
コイルばね84の付勢力によって決定される。
【0019】一方、エンジン10の燃焼室16からは、
前述した吸気通路18の他に、排気通路86もまた延び
ている。この排気通路86は、燃焼室16側から、シリ
ンダヘッド12内の内部通路88、第1排気管路90、
触媒ユニット92、第2排気管路94及びマフラ96か
らなっている。図示の例では、第1排気管90内は、2
本の通路に区画されており、一方の通路には、酸素セン
サ98が配置されている。この酸素センサ98は、排気
通路86内を流れる排ガス中の酸素濃度を検出し、その
検出信号を前述したコントロールユニット42に供給す
る。
【0020】なお、エンジン10の燃焼室16には、こ
の燃焼室16に開口する吸気通路18及び排気通路86
のポートを夫々開閉するための吸気弁及び排気弁が設け
られているが、これら吸気弁及び排気弁の機能に関して
は公知であるので、ここでは、これらを概略的に図示す
るだけに留めて、その説明は省略する。更に、燃焼室1
6には、点火プラグもまた配置されているのは勿論であ
るが、この点火プラグに関してば、図面の簡略化を図る
ために図示されていない。
【0021】コントロールユニット42は、前述した各
種センサからの検出信号が供給されるが、前述したセン
サ以外の他のセンサからの検出信号もまた供給されるよ
うになっている。例えば、他のセンサの中には、エンジ
ン10のクランクが単位角だけ回転される度にパルス信
号を出力するクランク角センサ100や、エンジン10
に於ける第1気筒の基準クランク角、すなわち、第1気
筒のピストン14の上死点を検出する上死点センサ10
2、また、エンジン10のバッテリの電圧を検出する電
圧センサ104などがある。
【0022】次に、コントロールユニット42について
詳述すると、このコントロールユニット42は、大きく
分けて、入力/出力回路106、演算処理回路108と
、記憶回路110及び駆動回路112からなっている。 入力/出力回路106には、前述した各種センサからの
検出信号が入力されて、これら検出信号に対応るデータ
を演算処理回路108に供給する。演算処理回路108
では、記憶回路110に予め記憶されている制御プログ
ラムに従って、データの演算処理を実施し、そして、そ
の結果に基づく制御信号又は駆動信号を入力/出力回路
106及び駆動回路112を介して、制御対象であるア
イドルスピードコントロールバルブ48、燃料インジェ
クタ56及び点火プラグ等に供給する。
【0023】前述した制御プログラムの中には、混合燃
料のブレンド率を検出するための検出ルーチンや、また
、この検出プログラムの実施による結果を受けて、例え
ば、燃料インジェクタ56の開弁期間や開弁時期を制御
するための制御ルーチン等が含まれいる。上述した検出
ルーチン及び制御ルーチンは、図2のメインルーチンと
して示されており、以下には、図2のメインルーチンに
従って説明する。
【0024】先ず、エンジン10のイグニッションキー
がオン操作されると、コントロールユニット42や前述
した各種センサがその作動を開始し、これにより、コン
トロールユニット42は、各種センサからの検出信号を
受け取って、メインルーチンを実行する。 メインルーチン メインルーチンのステップS1では、各種のイニシャラ
イズ処理が実施され、次のステップS2では、基本無駄
時間Nbase及び基本時定数KBASEが記憶回路1
10から読み込まれる。基本無駄時間NBASE及び基
本時定数KBASEは、エンジン10の種類によって決
定される定数である。より具体的には、これらの定数は
、燃料インジェクタ56とブレンド率センサ66との間
の燃料供給管路60の部位のキャパシティに基づき、ブ
レンド率センサ66で検出した混合燃料のブレンド率B
Sと燃料インジェクタ56から実際に噴射される混合燃
料の実ブレンド率BNとの間のずれを補償するための基
本的な値を示している。従って、これら基本無駄時間N
BASE及び基本時定数KBASEは、記憶回路110
の不揮発性メモリに予め記憶されている。
【0025】次のステップS3では、ブレンド率の演算
ルーチンが実施される。この演算ルーチンでは、基本無
駄時間NBASE、基本時定数KBASE、各種の補正
係数及び前回演算ルーチンの実施により算出した推定ブ
レンド率B(t−1)に基づき、その時点での推定ブレ
ンド率B(t)が算出される。なお、推定ブレンド率B
(t)の演算手順に関する詳細は後述するが、前回の推
定ブレンド率B(t−1)は、今回の推定ブレンド率B
(t)を算出するために、記憶回路110のワークメモ
リにストアされるものとなっている。
【0026】ステップS3にて、推定ブレンド率B(t
)が算出されると、次のステップS4では、エンジン回
転数NEが最小回転数NESTOPよりも高いか否かが
判別される。ここで、エンジン回転数NEは、前述した
クランク角センサ100からの検出信号をコントロール
ユニット42にて計数することで得ることができる。一
方、最小回転数NESTOPは、エンジン10が自力で
駆動する際の最小回転数を示している。
【0027】ステップS4の判別結果がYESであると
、エンジン10が自力で駆動していると判定して、次の
ステップS5にて、混合燃料の噴射量が算出される。こ
こで、混合燃料の噴射量は、ステップS3にて求めた推
定ブレンド率B(t)は勿論のこと、各種の補正係数を
考慮して算出されることになる。具体的には、混合燃料
の噴射量は、燃料インジェクタ56の開弁期間を示す駆
動時間Tinjとして算出される。この駆動時間Tin
jを得るにあたっては、先ず、所定の吸気量A/N(n
)当たりの基本駆動時間TBが算出される。この基本駆
動時間TBは、次式で示される。
【0028】TB=A/N(n)×KX×KBここで、
A/N(n)は、燃料インジェクタ56から混合燃料が
噴射される際、この噴射1回当たりの空気量を示し、K
Xは、A/N(n)に対して理論空燃比が得られるよう
に、混合燃料が全てガソリンからなるものとして、燃料
インジェクタ56の駆動時間を求めるための補正係数で
ある。
【0029】更に、KBは、エンジン10の燃料が全て
ガソリンである場合、推定ブレンド率B(t)に基づい
て得られる補正係数を示している。 KB=f(B(t)) 即ち、補正係数KBは、燃料がガソリンのみからなる場
合に対し、メタノールとガソリンからなる混合燃料を増
量させるための補正係数となる。なお、図3のマップを
参照すると、推定ブレンド率B(t)と補正係数KBと
の関係が示されている。
【0030】次に、基本駆動時間TBは、各種の補正係
数により補正されて、次式に示すように、駆動時間Ti
njが算出されることになる。 Tinj=TB×KFB×Kt×Kb×Kwt×Kac
ここで、KFBは、フィードバック制御のための補正係
数、Ktは、大気温度の補正係数、Kbは、大気圧の補
正係数、Kwtは、水温の補正係数、Kacは、加速の
ための補正係数を夫々表している。
【0031】上述したようにして、燃料インジェクタ5
6の駆動時間Tinjが算出されると、メインルーチン
の実行中、図示しない燃料インジェクタ56の駆動ルー
チンが所定の割り込み時に実施されることにより、コン
トロールユニット42の駆動回路112から燃料インジ
ェクタ56に駆動信号が駆動時間Tinjだけ出力され
、これにより、燃料インジェクタ56からエンジン10
の燃焼室16に混合燃料が噴射される。
【0032】この後、ステップS6では、混合燃料の噴
射量以外の各種の制御が実施される。例えば、その制御
の1つには、前述した点火プラグの点火時期制御がある
。次のステップS7では、イグニッションキーがオフ操
作されているか否かが判別される。ここでの判別結果が
NOの場合には、ステップS3に戻って、このステップ
以降のステップが繰り返して実施される。これに対し、
ステップS7の判別結果がYESの場合には、つまり、
イグニッションキーがオフに切り換えられている場合に
は、次のステップS8にて、キーオフ時に要求される各
種の処理が実施されて、メインルーチンが終了する。
【0033】例えば、ステップS8では、その1つの処
理として、例えば、ステップS3の実施の度に算出され
る推定ブレンド率B(t)の履歴が記憶回路110の不
揮発性メモリにストアされる。一方、ステップS4での
判別結果がNOであると、まだ、エンジン10が自力で
駆動していないと判定して、ステップS9に進む。この
ステップS9では、エンジン10のスタータモータのス
イッチ、すなわち、スタータスイッチがオン操作されて
いるか否かが判別される。ここでの判別結果がNOの場
合には、ステップS10の実施を経て、ステップS7に
進む。ステップS10が実施されるときには、まだ、エ
ンジン10はその駆動が自力又は他力に拘らず停止した
状態にあるから、この場合、ステップS10では、エン
ジン10の停止時での各種の制御が実施される。この制
御の1つには、例えば各学習値のバックアップメモリへ
の記憶、また、次回のエンジン10の始動を容易にする
ための準備がある。
【0034】この後、イグニッションキーがオンに切り
換えられたままの状態では、ステップS7の判別は、常
にNOとなるので、ステップS3,S4,S9,S10
,S7のステップが繰り返して実施されるだけ、ステッ
プS9の判別結果がYESになるのを待つことになる。 ステップS9の判別結果がYESになると、ステップS
11に進み、このステップでは、エンジン10の始動に
伴う、各種の制御が実施される。この制御の1つには、
例えば、燃料点火時期制御のための基本値に固定値をイ
ンプットすること等がある。
【0035】なお、ステップS11が実施された後に於
いて、再度ステップS以降のステップが実施されるとき
には、ステップS4の判別結果がYESとなるから、前
述したステップS5以降に進むルーチンがイグニッショ
ンキーのオフ操作まで繰り返して実施されることになる
。 前述したステップS3でのブレンド率の演算ルーチンの
詳細は、図4に示されており、以下には、この演算ルー
チンについて説明する。この演算ルーチンは、メインル
ーチンの終了条件が成立するまで、所定の周期で繰り返
して実施されるものとなる。
【0036】ブレンド率の演算ルーチン先ず、ステップ
S31では、ブレンド率センサ66からの検出信号に基
づき求めたブレンド率BS(t)が記憶回路110のワ
ークメモリにストアされる。ここで、このワークメモリ
には、演算ルーチン、つまり、ステップS31が繰り返
して実施される度に、ブレンド率BS(t)が順次スト
アされる。すなわち、ワークメモリは、(n+1)個の
ブレンド率BSの値を保持するためのエリアを有してい
る。ここで、nは整数である。従って、ワークメモリに
は、その時点のブレンド率BSとn回前までのブレンド
率BSとを含むブレンド率BSの履歴がストアされてい
る。
【0037】前述した整数nは、ブレンド率センサ66
を通過した混合燃料が燃料インジェクタ56から実際に
噴射されるまでの第1遅れ係数、すなわち、主として、
ブレンド率センサ66と燃料インジェクタ56との間の
燃料供給管路60及び分岐管路58の容量に起因して、
混合燃料の移動に要する無駄時間を表しており、この無
駄時間nは、次のステップS32にて決定される。この
ステップでは、先ず、ブースト圧センサ50からの検出
信号により求めた吸気負圧PMP及び電圧センサ104
からの検出信号により求めたバッテリ電圧VBATが夫
々読み込まれ、そして、これら吸気負圧PMP、バッテ
リ電圧VBAT及び前述した基本無駄時間NBASEに
基づき、無駄時間nが算出されることになる。この無駄
時間nの算出にあたり、具体的には、先ず、図5に示さ
れいるマップから、吸気負圧PMPに基づき、補正係数
KMPが求められて、この補正係数KMPは、前記ワー
クメモリの所定エリアにストアされる。また、図6のマ
ップからは、バッテリ電圧VBATに基づき、補正係数
KBATが同様にして求められ、この補正係数KBAT
もまた、ワークメモリの所定エリアにストアされる。図
5及び図6のマップは、記憶回路110の不揮発性メモ
リに予め記憶されている。
【0038】補正係数KMP,KBATが求められると
、無駄時間nは、次式により算出される。 n=KMP×KBAT×KBASE         
 (1)ここで、無駄時間nには、その最大値nMAX
が設定されており、それ故、(1)式から算出した無駄
時間nが最大値nMAXを越えるような場合、すなわち
、n>nMAXの場合には、無駄時間nは、nMAXに
設定される。
【0039】次のステップS33では、現時点からn回
前にブレンド率センサ66から得たブレンド率BS、す
なわち、ブレンド率BS(t−n)がワークメモリから
読み出される。そして、次のステップS34では、演算
ルーチンの前回の実施により得たブレンド率BS(t−
1)がワークメモリから読み出される。この後、ステッ
プS35では、ステップS32にて求めた吸気負圧PM
P、バッテリ電圧VBAT及び基本時定数KBASEに
基づき、第2遅れ変数であるフィルタ係数kが算出され
る。このフィルタ係数kは、主として、エンジン10の
吸気量に応じて設定される係数であり、具体的には、先
ず、図7のマップから、吸気負圧PMPに基づき、補正
係数K’MPが求められ、そして、図8のマップからは
、バッテリ電圧VBATに基づき、補正係数K’BAT
が求められる。これら補正係数K’MP,K’BATも
また、ワークメモリの所定のエリアにストアされる。な
お、図7及び図8のマップもまたは、記憶回路110の
不揮発性メモリに予め記憶されていることは勿論である
【0040】補正係数K’MP,K’BATが求められ
ると、フィルタ係数kは、次式により算出される。     k=K’MP×K’BAT×KBASE   
                         
(2)但し、フィルタ係数kは、1≧k≧0の値をとる
。次のステップS36では、先のステップS32,S3
3,S34,S35でそれぞれ求めた無駄時間n、ブレ
ンド率BS(t−n),推定ブレンド率B(t−1)及
びフィルタ係数kに基づき、次式から今回の推定ブレン
ド率B(t)が算出される。
【0041】   B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(
t−n)                (3)上式
から明かなように、今回算出される推定ブレンド率B(
t)は、前回算出された推定ブレンド率B(t−1)と
、n回前にブレンド率センサ66にて得たブレンド率B
S(t−n)とをフィルタ係数kにより決定される割合
で夫々加算した値をとる。従って、フィルタ係数kが大
きくなると、今回の推定ブレンド率B(t)の値に関し
て、前回の推定ブレンド率B(t−1)の占める割合が
増加し、これに対し、フィルタ係数kが小さくなれば、
ブレンド率センサ66にてn回前に得たブレンド率BS
(t−n)の占める割合が増加することになる。この後
、ステップS37にて、前回算出した推定ブレンド率B
(t−1)の値は、今回算出した推定ブレンド率B(t
)の値に置き換えられ、そして、今回算出した推定ブレ
ンド率B(t)は、前述したメインルーチンでの混合燃
料の噴射量や点火時期の制御のための使用される。
【0042】以上説明したように、この発明の混合燃料
のブレンド率の検出方法によれば、エンジン10の運転
状況に応じて無駄時間n及びフィルタ係数kが算出され
、そして、これら無駄時間n及びフィルタ係数kを使用
して、今回の推定ブレンド率B(t)が前回算出した推
定ブレンド率B(t−1)及びn回前のブレンド率BS
に基づき算出される。従って、このようにして算出され
た推定ブレンド率B(t)は、燃料供給管路60に於い
て、ブレンド率センサ66と燃料インジェクタ56との
間の容積に起因して、ブレンド率センサ66で得た混合
燃料のブレンド率BSと燃料インジェクタ56から実際
に噴射される混合燃料のブレンド率との間のずれを的確
に補償した値をとる。このことは、図9を参照すればよ
り明かとなる。この図9では、推定ブレンド率B(t)
は、1点鎖線で示されおり、また、燃料インジェクタ5
6から実際に噴射される混合燃料の実ブレンド率BNは
、破線で示されている。これら1点鎖線と破線とを比較
すれば、明かなように推定ブレンド率B(t)は、実ブ
レンド率BNにほぼ正確に一致することが分かる。なお
、図9に於いて、実線は、ブレンドセンサ66で得たブ
レンド率BSを表している。この結果、この発明の検出
方法を使用して算出した推定ブレンド率センサB(t)
に基づき、燃料インジェクタ56からの混合燃料の噴射
量及び点火時期を制御すれば、エンジン10の出力制御
を最適に実施可能となる。
【0043】なお、図10は、この発明の検出方法を大
まかに示したブロック線図であり、このブロック線図か
らも、推定ブレンド率B(t)を算出するための手順は
明かである。ここで、係数を設定するための手段及び制
御手段は、具体的にば、図1のコントローラユニット4
2により実現されるものである。この発明は、上述した
一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能
である。例えば、一実施例では、エンジン10の運転状
況に応じて、無駄時間n及びフィルタ係数kの値が変化
するようにしたが、これら無駄時間n及びフィルタ係数
kを定数として設定しても良い。この場合、図4に示し
たブレンド率の演算ルーチンに於いて、ステップS32
,S35は省略することができる。
【0044】また、ブレンド率センサ66が燃料インジ
ェクタ56に十分に近接して配置されている場合には、
無駄時間nをn=0として設定することも可能である。 この場合、推定ブレンド率B(t)は、次式により算出
されることになる。 B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t)
上式から推定ブレンド率B(t)が算出される場合には
、ブレンド率センサ66で得たブレンド率BS(t)の
履歴を、コントロールユニット42に於ける記憶回路1
10のメモリに保持しておく必要がないので、このメモ
リの容量を小さくできる利点がある。
【0045】上述した一実施例では、無駄時間nが演算
ルーチンの演算回数で表されているが、この代わりに、
無駄時間nを前述したクランク角センサ100からの所
定のパルス信号数で表してもよいし、更には、コントロ
ールユニット42に内蔵されているタイマで計測する時
間で表すようにしてもよい。更に、一実施例では、1つ
の気筒に着目して説明したが、この発明の検出方法を他
の気筒に適用する場合、その基本無駄時間及び基本時定
数の値が、その気筒に於ける燃料インジェクタとブレン
ド率センサとの間の容量の相違に応じて異なることは勿
論である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の混合燃
料のブレンド率検出方法は、今回算出される推定ブレン
ド率B(t)を、以下に示した2式の何れかによって算
出するようにしている。 B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t)
B(t)=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t−
n)従って、この発明の検出方法によれば、前回のブレ
ンド率B(t−1)と、ブレンド率センサで得たブレン
ド率BS(t)又はn回前のブレンド率BS(t−n)
とを所定の遅れ係数で決定される割合で加算して得るよ
うにしたから、推定ブレンド率B(t)が繰り返して演
算されることにより、推定ブレンド率B(t)は、内燃
機関の燃焼室に実際に供給される混合燃料のブレンド率
をリアルタイムにして且つ正確に示すものとなる。しか
も、ブレンド率センサが燃焼室から離れて配置されてい
るような場合にあっては、ブレンド率センサで得た現時
点のブレンド率BS(t)ではなく,n回前にブレンド
率センサで求めたブレンド率BS(t−n)を使用して
、今回の推定ブレンド率B(t)を算出すれば、推定ブ
レンド率B(t)は、ブレンド率センサと燃焼室との間
の容量に起因した混合燃料の移動に伴う遅れが補償され
ることになるので、実際に燃焼室に供給される混合燃料
のブレンド率を正確に検出することができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の検出方法が適用される内燃機関の概
略図である。
【図2】内燃機関に於けるコントロールユニットのメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図3】推定ブレンド率と補正係数との関係を示すグラ
フである。
【図4】ブレンド率の演算ルーチンを示すフローチャー
トである。
【図5】吸気負圧に対する補正係数を示したマップであ
る。
【図6】バッテリ電圧に対する補正係数を示したマップ
である。
【図7】吸気負圧に対する補正係数を示したマップであ
る。
【図8】バッテリ電圧に対する補正係数を示したマップ
である。
【図9】この発明の方法により算出された混合燃料の推
定ブレンド率と、燃料インジェクタから噴射される混合
燃料のブレンド率を示すグラフである。
【図10】この発明の検出方法を大まかに示したブロッ
ク線図である。
【符号の簡単な説明】
10  エンジン 42  コントロールユニット 60  燃料供給管路 62  燃料タンク 66  ブレンド率センサ 100  クランク角センサ 106  入力/出力回路 108  演算回路 110  記憶回路 112  駆動回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  燃焼室に向けて混合燃料を供給する燃
    料供給通路と、この燃料供給通路に配置されたブレンド
    率センサであって、このブレンド率センサを通過して流
    れる混合燃料のブレンド率を検出するブレンド率センサ
    とを備えてなる内燃機関に於いて、次式に基づき、混合
    燃料の推定ブレンド率B(t)を算出することを特徴と
    する内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法、B(t
    )=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t)ここで
    、tは、整数、B(t−1)は、前回算出された推定ブ
    レンド率,BS(t)は、今回、ブレンド率センサにて
    得たブレンド率,kは、内燃機関のタイプ及び内燃機関
    の運転パタメータに応じて設定された遅れ係数を夫々示
    す。
  2. 【請求項2】  燃焼室に向けて混合燃料を供給する燃
    料供給通路と、この燃料供給通路に配置されたブレンド
    率センサであって、このブレンド率センサを通過して流
    れる混合燃料のブレンド率を検出するブレンド率センサ
    とを備えてなる内燃機関に於いて、次式に基づき、混合
    燃料の推定ブレンド率B(t)を算出することを特徴と
    する内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法、B(t
    )=k×B(t−1)+(1−k)×BS(t−n)こ
    こで、tは、整数、nは、内燃機関のタイプ及び内燃機
    関の運転パタメータに応じて設定された第1遅れ係数、
    B(t−1)は、前回算出された推定ブレンド率,BS
    (t−n)は、n回前にブレンド率センサにて得たブレ
    ンド率,kは、内燃機関のタイプ及び内燃機関の運転パ
    タメータに応じて設定された第2遅れ係数を夫々示す。
  3. 【請求項3】  前記内燃機関は、燃焼室の近傍に配置
    され、燃料供給通路から供給された混合燃料を燃焼室に
    向けて噴射する燃料インジェクタを含むことを特徴とる
    する請求項2に記載の内燃機関用混合燃料のブレンド率
    検出方法。
  4. 【請求項4】  前記推定ブレンド率B(t)は、所定
    の周期で実施され演算工程によって算出され、前記第1
    遅れ係数nは、前記燃料インジェクタとブレンド率セン
    サとの間の混合燃料の移動距離に基づいて設定された推
    定ブレンド率B(t)の所定の演算周期数で表されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用混合燃
    料のブレンド率検出方法。
  5. 【請求項5】  内燃機関は、内燃機関の回転数を単位
    時間当たりのパルス信号数に基づいて検出する回転セン
    サを備えており、前記第1遅れ係数nは、前記燃料イン
    ジェクタとブレンド率センサとの間の混合燃料の移動距
    離に基づいて設定され、回転センサからの所定のパルス
    信号数で表されていることを特徴とする請求項3に記載
    の内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法。
  6. 【請求項6】  前記第1遅れ係数nは、燃料インジェ
    クタとブレンド率センサとの間の混合燃料の移動距離に
    応じて設定された所定の時間で表されることを特徴とる
    する請求項3に記載の内燃機関用混合燃料のブレンド率
    検出方法。
  7. 【請求項7】  前記第1遅れ係数nは、前記燃料イン
    ジェクタとブレンド率センサとの間の容量及び混合燃料
    の流量に起因した混合燃料の供給遅れを補償する係数で
    表され、第2遅れ係数kは、内燃機関の吸気量に応じて
    設定された係数で表されることを特徴とする請求項2に
    記載の内燃機関用ブレンド率の検出方法。
  8. 【請求項8】  前記第1遅れ係数n及び第2遅れ係数
    kは、次式により夫々算出され、 n=KMP×KBAT×NBASE k=K’MP×K’BAT×KBASEここで、KMP
    ,K’MPは、吸気負圧に対する補正係数、KBAT,
    K’BATは、内燃機関のバッテリ電圧に対する補正係
    数、NBASEは、内燃機関の種類によって決定される
    固定値、KBASEは、内燃機関の種類によって決定さ
    れる固定値を夫々示していることを特徴とする請求項7
    に記載の内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法。
  9. 【請求項9】  NBASE及びKBASEは、前記燃
    料インジェクタとブレンド率センサとの間の容量に基づ
    いて設定されていることを特徴とする請求項8に記載の
    内燃機関用混合燃料のブレンド率検出方法。
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