JP2012034866A - 吸取具、吸引装置、および、吸取部材 - Google Patents

吸取具、吸引装置、および、吸取部材 Download PDF

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Abstract

【課題】花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲した清掃対象面から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる技術を、提供することを課題とする。
【解決手段】筒状に形成されるとともに外周面から内周面に貫通するように形成される吸取孔12を有する軸部11と、軸部11の外周面に配置されて清掃対象面2に押付けられた際に清掃対象面2に合わせて凹状に変形する変形部14と、変形部14の外側の面から軸部11の外周面に至るように形成されるとともに軸部11の吸取孔12に連通するように形成される吸取部16aと、を備える吸取部材10と、吸取部材10を回転可能に支持する支持部と、吸引装置3に接続可能な接続部22と、接続部22が吸引装置3に接続された際に吸引装置3と吸取部材10の軸部11の内部13とを連通させる連通路23と、を備える支持部材20と、を具備する吸取具1とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、吸取具、吸引装置、および、吸取部材の技術に関する。
従来、建築物の入口近傍に設置されて、建築物内に入ろうとする人の頭部や衣類に付着した花粉や塵芥を吹飛ばして、建築物内に花粉や塵芥が持込まれることを防止する、花粉や塵芥の除去装置の技術は公知となっている(特許文献1参照)。
また、吸引装置に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る、吸取具の技術は公知となっている(特許文献2参照)。
当該吸取具は、筒状に形成されるとともに外面から内面にかけて貫通する複数個の吸取孔を有する吸取部材と、吸取部材内に嵌挿される軸部材と、を備え、吸取部材を清掃対象面に接触させた状態でこれを回転させながら清掃対象面に付着した花粉や塵芥を吸取部材の吸取孔から吸取るように構成される。
特開2008−20131号公報 特開2008−119266号公報
しかしながら、特許文献1に記載の花粉や塵芥の除去装置では、花粉や塵芥を吹飛ばすため、建築物の入口近傍で花粉や塵芥を撒散らしてしまう場合がある。そして、このように建築物の入口近傍で撒散らされた花粉や塵芥が浮遊して、建築物内に入込んでしまう場合がある。
また、特許文献2に記載の吸取具は、平坦な清掃対象面(例えば、棚面、床面)を清掃することを想定したものであり、突出する方向に湾曲するような清掃対象面(例えば、人の頭部や胴部)に合わせて、吸取部材および軸体を変形させることができないように構成される。このため、突出する方向に湾曲するような清掃対象面を清掃する場合には、平坦な清掃対象面の場合と比べて吸取部材との接触面積が小さくなるため、花粉や塵芥を吸取る作業が煩雑となる。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲した清掃対象面から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる技術を、提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、吸引装置に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取るための吸取具であって、筒状に形成されるとともに、外周面から内周面に貫通するように形成される吸取孔を有する軸部と、前記軸部の外周面に配置されて、突出する方向に湾曲する清掃対象面に押付けられた際に前記湾曲した清掃対象面に合わせて凹状に変形する変形部と、前記変形部の外側の面から前記軸部の外周面に至るように形成されるとともに前記軸部の吸取孔に連通するように形成される吸取部と、を備える、吸取部材と、前記吸取部材を回転可能に支持する支持部と、前記吸引装置に接続可能な接続部と、前記接続部が吸引装置に接続された際に前記吸引装置と前記吸取部材の軸部における筒状の内部とを連通させる連通路と、を備える支持部材と、を具備するものである。
請求項2においては、前記吸取部材は、前記突出する方向に湾曲する清掃対象面に前記変形部が押付けられた際に、前記変形部材の清掃対象面に押付けられた部分より前記軸部側において、前記吸取部に連通可能な凹部を、前記変形部の外側の面に有するものである。
請求項3においては、前記支持部材の上下方向への移動を案内するとともに、前記支持部材における上方への移動または下方への移動を操作するための操作部材を有するものである。
請求項4においては、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸取具と、前記吸取具に接続される吸引装置と、を具備する、吸取装置としたものである。
請求項5においては、支持部材に回転可能に支持される、吸取部材であって、筒状に形成されるとともに、外周面から内周面に貫通するように形成される吸取孔を有する軸部と、前記軸部の外周面に配置されて、突出する方向に湾曲する清掃対象面に押付けられた際に前記湾曲した清掃対象面に合わせて凹状に変形する変形部と、前記変形部の外側の面から前記軸部の外周面に至るように形成されるとともに前記軸部の吸取孔に連通するように形成される吸取部と、を備え、前記吸引装置に前記支持部材が接続された際に、前記支持部材が有する連通路を介して前記吸引装置と前記軸部の筒状の内部とが連通する、吸取部材としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲した清掃対象面から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる。
本発明の実施形態に係る吸取具を示した斜視図。 (a)は同じく平面図、(b)は同じく側面図。 (a)は同じく一部拡大側面図。 本発明の実施形態に係る吸取具を清掃対象面に押付けた状態を示した平面図。 (a)は本発明の実施形態に係る吸取具を示した平面図、(b)は本発明の実施形態に係る吸取具の吸取部材を示した一部拡大側面断面図。 (a)は本発明の実施形態に係る吸取具を示した平面図、(b)は本発明の実施形態に係る吸取具の吸取部材を示した一部拡大側面断面図。 (a)は同じく平面図、(b)は同じく側面図。 (a)は同じく平面図、(b)は同じく側面図。 (a)はシートを具備する本発明の実施形態に係る吸取具を示した平面図、(b)は同じく側面図。 案内装置を具備する本発明の実施形態に係る吸取具を示した正面図。 同じく平面図。 同じく側面図。 (a)は回動部材を備える案内装置を具備する本発明の実施形態に係る吸取具を示した一部拡大平面図、(b)は同じく一部拡大側面図。
次に、本発明に係る吸取具1の実施形態について、図1から図13を用いて説明する。
吸取具1は、図1に示すように、吸引装置3に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取るものである。
ここで、吸引装置3とは、気体を吸引するための装置を示す。以下においては、吸引装置3として電気掃除機を用いた場合について説明する。
また、吸取具1は、図1または図2に示す如く、吸取部材10と、支持部材20と、を具備する。吸取具1の吸取部材10は、その支持部材20に支持される。吸取具1の支持部材20は、吸引装置3のホース3aに接続される(図1参照)。
吸取具1の吸取部材10は、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る際に、清掃対象面に接触させて、当該清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る部材である。
吸取具1の吸取部材10は、図2または図3に示す如く、軸部11と、変形部14と、吸取部16aと、を備える。
吸取具1の吸取部材10における軸部11は、吸取部材10において支持部材20に支持される部分である。
吸取具1の吸取部材10における変形部14は、吸取部材10において、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る際に清掃対象面に押付けられる部分である。吸取具1の吸取部材10における変形部14は、軸部11の外周面に吸取部16aが形成されるように配置される。
吸取具1の吸取部材10における吸取部16aは、吸取部材10において、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る部分である。
吸取具1の吸取部材10における軸部11は、略円筒状に形成されるとともに、複数個の吸取孔12・12・・・を有する。
吸取具1では、8個の吸取孔12・12・・・が形成される。
吸取具1の吸取部材10における軸部11のそれぞれの吸取孔12・12・・・は、軸部11の外周面から内周面に貫通するようにして形成される。吸取具1の吸取部材10における軸部11のそれぞれの吸取孔12・12・・・は、軸部11の軸心方向の中途部に、軸部11の軸心に沿うようにして形成される。
吸取具1の吸取部材10における軸部11の複数の吸取孔12・12・・・は、軸部11の周方向において均等位置となるように配置される。
吸取具1の吸取部材10における変形部14は、複数の変形部材15a・15a・・・で構成される。吸取具1の吸取部材10における変形部14は、8個の変形部材15a・15a・・・で構成される。
吸取具1の吸取部材10における変形部材15aは、その長手方向の長さが軸部11の軸心方向の長さと略同一の略四角柱形状に形成される。
吸取具1の吸取部材10におけるそれぞれの変形部材15a・15a・・・は、軸部11における隣合う吸取孔12・12間に、軸部11の軸心に沿うようにして配置される。
吸取具1の吸取部材10におけるそれぞれの変形部材15a・15a・・・は、軸部11の外周面においてその周方向に均等位置に配置される。また、吸取具1の吸取部材10におけるそれぞれの変形部材15a・15a・・・は、互いに所定の間隔を空けて軸部11の外周面に放射状に配置される。
吸取具1の吸取部材10における変形部材15aの外側の面は、弧状に形成される。
吸取具1の吸取部材10における変形部材15aの外側の面は、突出する方向に湾曲する清掃対象面2(例えば、人の頭部や胴部のような場合)に押付けられる側の面である。
吸取具1の吸取部材10における変形部材15aは、隣合う変形部材15a・15a間におけるその軸部11側(内側)の間隔と、その軸部11側と反対側(外側)の間隔と、が略同一間隔となるように、軸部11側と反対側(外側)にいくにしたがってその厚みが大きくなるように形成される。
このようにして、吸取具1では、吸取部材10における隣合う変形部材15a・15a間に隙間が形成されるように配置される。また、吸取具1の吸取部材10における変形部材15a・15a・・・は、軸部11の外周面の一部を除き、軸部11の外周面を覆うように配置される。
吸取具1の吸取部材10における変形部14(変形部材15a)は、可撓性を有した部材にて構成される。吸取具1の吸取部材10は、例えば、樹脂素材やスポンジゴム(多孔質のゴム)素材等にて構成される。
吸取具1の吸取部材10における変形部14は、可撓性を有しているため、突出する方向に湾曲する清掃対象面2に押付けられた際に、その接触面が当該清掃対象面2に合わせて凹状に変形可能に構成される。
吸取具1の吸取部材10における吸取部16a・16a・・・は、前記隣合う変形部材15a・15a間で形成される隙間で構成される。
吸取具1の吸取部材10における吸取部16aは、変形部14の外側の面から前記軸部11の外周面に至るように形成される。また、吸取具1の吸取部材10における吸取部16a・16a・・・は、軸部11の吸取孔12・12・・・に連通するように形成される。
吸取具1の支持部材20は、吸取部材10を、その軸部11の軸心を中心として回転可能に支持する部材である。
吸取具1の支持部材20は、図2に示す如く、筒状に形成されるアーム部21と、アーム部21に連続して形成される接続部22と、アーム部21および接続部22の内部に形成される連通路23と、を有する。
吸取具1の支持部材20における接続部22は、吸引装置3のホース3aに接続される部分である。
吸取具1の支持部材20における連通路23は、支持部材20が吸引装置3のホース3aに接続された際に、支持している吸取部材10における軸部11の内部13と、吸引装置3のホース3aと、を連通させる通路である。
吸取具1の支持部材20におけるアーム部21は筒状部材にて構成された吸取部材10を支持する支持部であり、平面視略C字状(弧状)に形成されるとともに、その両端部が互いに向き合うように内側に突出するように形成される。
吸取具1の支持部材20におけるアーム部21は、その両端部が、吸取部材10の軸部11における両端の開口部に挿入可能なように、形成される。
吸取具1の支持部材20におけるアーム部21は、その内側に突出した両端間の距離が、吸取部材10の両端間の長さより短くなるように、形成される。
吸取具1の支持部材20における接続部22は、円筒状に形成されるとともに、吸引装置3のホース3aの一端に嵌挿可能に構成される。
吸取具1の支持部材20における接続部22は、そのアーム部21の左右中央部に、図2に示す上方(弧の外側)に向かって突出するようにして形成される。
つまり、吸取具1の支持部材20のアーム部21は、接続部22の一端部から左右方向へ延出しており、その延出途中で接続部22側とは反対側へ湾曲するとともに、その延出端部が左右内側方向へ突出している。
吸取具1の支持部材20は、その接続部22の筒内とそのアーム部21の筒内と、が連通するように、構成される。
当該接続部22の筒内とアーム部21の筒内とが連通する空間は、吸取具1の連通路23として構成される。
そして、吸取具1の支持部材20は、そのアーム部21の両端部を、吸取部材10における軸部11の両端の開口にそれぞれ挿入することによって、吸取部材10を支持する。この際、吸取具1の吸取部材10は、支持部材20によって、周方向に回転可能に支持される。
以上のようにして、吸取具1は構成される。
また、吸取具1の支持部材20は、その接続部22の他端部を吸引装置3のホース3aの一端に嵌挿することによって、吸引装置3に接続される。
このように構成された吸取具1では、その支持部材20の接続部22が吸引装置3のホース3aに接続された際に、その吸取部材10における軸部11の内部13と、吸引装置3のホース3aとが、その支持部材20の連通路23を介して連通する。
この際、吸取具1は、その支持部材20の接続部22に接続された吸引装置3の吸引力が、支持部材20の連通路23を介して吸取部材10における軸部11の内部13に伝わるように、構成される。
そして、吸取具1は、その吸取部材10における軸部11の内部13に吸引装置3の吸引力が伝わるように構成されることにより、花粉や塵芥を、吸取部材10の吸取部16a・16a・・・から、軸部11の吸取孔12・12・・・を経由して吸取ることができるように構成される。
このように構成された吸取具1では、突出する方向に湾曲する清掃対象面2から花粉や塵芥を吸取る際に、図4に示すように、その吸取部材10の変形部14(変形部材15a)を当該清掃対象面2に押付ける。この際、吸取具1の吸取部材10の変形部14は、その接触面が当該突出する方向に湾曲する清掃対象面2に合わせて凹状に変形することとなる。
また、吸取具1では、その吸取部材10の変形部14を前記清掃対象面2に押付けてその接触面を凹状に変形させた状態で、吸取部材10の軸心方向と直交する方向へ吸取具1を移動させて、吸取部材10を周方向に回転させることができる。
したがって、吸取具1によれば、花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲する清掃対象面2から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる。
吸取具1は、吸引装置3である電気掃除機に接続可能に構成されるので、従来の電気掃除機を流用して、花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲する清掃対象面2から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる吸取具1を、安価に実現することができる。
なお、吸取具1の吸取部材10における変形部14は、吸引装置3の吸引力がその軸部11の内部13に伝わった際においても、吸取部材10の変形部14が拉げて潰れない程度の(その筒状の内部13が形成された状態が保持されるような)剛性を、有する。
また、吸取具1の吸取部材10は、凹部17を有するように構成してもよい。
吸取具1の吸取部材10における凹部17は、突出する方向に湾曲する清掃対象面2に変形部材15a(変形部14)が押付けられた際に、当該清掃対象面2に押付けられた部分より軸部11側において、当該押付けられた変形部材15aの隣に配置される吸取部16a・16aに連通可能な部分である。
吸取具1の吸取部材10における凹部17は、図5に示すように、変形部材15aの外側の面の複数箇所において凹条部18が形成されて構成される。
吸取具1の吸取部材10における凹部の凹条部18は、当該清掃対象面2に押付けられた部分より軸部11側に凹むような溝状に形成される。
吸取具1の吸取部材10における凹部17の凹条部18は、吸取部材10の回転方向と平行するように形成される。吸取具1の吸取部材10における凹部17の凹条部18は、軸部11の軸心に直交するように形成される。
吸取具1の吸取部材10における凹部17の凹条部18は、当該凹条部18が形成される変形部材15aの両隣の吸取部16a・16aに至るように形成される。
このように、吸取具1の吸取部材10の凹部17が構成されることにより、吸取具1は、吸取部材10における前記清掃対象面2に押付けられた部分(変形部14の外側の面)の花粉や塵芥を、吸取部材10の凹部17を介して吸取部16a・16aから吸取ることが可能に、構成される。
したがって、吸取具1によれば、突出する方向に湾曲する清掃対象面2から、花粉や塵芥を、より効率よく吸取ることができる。
吸取具1の吸取部材10における凹部17は、変形部材15aの外側の面が格子状となるように構成してもよい。
前記吸取具1の吸取部材10における格子状の凹部17は、例えば図6に示すように、凹条部18の溝に加えて、これと交差する凹条部19が形成されて構成される吸取具1の吸取部材10における凹部17の凹条部19は、吸取部材10の回転方向と直交するように(軸部の軸心方向と平行するように)形成される。
また、吸取具1の吸取部材10における凹部17は、変形部材15aの外側の面に、多面体(例えば、三角柱、円柱、三角錐、四角錐、円錐、等)からなる凸部が形成されるように、構成してもよい。
吸取具1の吸取部材10における変形部14は、略四角柱形状に形成された七個以下または九個以上の変形部材15a・15a・・・で構成してもよい。
また、吸取具1の吸取部材10における変形部14は、図7に示すように、略円筒状に形成される一つの変形部材15bで構成してもよい。
このような吸取具1では、当該一つの円筒状に形成された変形部材15bの筒状の内部に軸部11が嵌挿されて配置され、軸部11の吸取孔12・12・・・に相当する位置に外周面から内周面に連通するように吸取部16b・16b・・・が形成される。吸取具1の吸取部材10における吸取部16b・16b・・・は、その軸心方向の中途部に形成される。
吸取具1の吸取部材10における変形部14は、図8に示すように、軸部11の軸心方向に交差して配置されるような変形部材15cで構成してもよい。
このような吸取具1では、変形部材15cは、一つの帯状に形成されて、軸部11の外周面に巻きつけるようにして配置される。この際、吸取具1の吸取部材10における変形部材15cは、変形部材15cにおける前記巻付けられた際に隣合う周回間で16c・16c・・・が形成されるように、螺旋状に配置される。
また、吸取具1では、その吸取部材10の複数個で構成される変形部材を、軸部11の軸心に直交するように複数配置してもよい。
吸取具1は、図9に示すように、吸取部材10に配置されるシート30を具備する構成であってもよい。吸取具1のシート30は、清掃対象面に接触する吸取部材10の変形部14が汚れることを抑制するためのものである。
吸取具1のシート30は、布素材からなるものであって、筒状に構成されて、吸取部材10の変形部14の外側の面を覆うように配置される。
吸取具1のシート30は、清掃対象面から花粉や塵芥を吸込むための複数の貫通孔31・31・・・を備える。
吸取具1のシート30の貫通孔31・31・・・は、シート30が吸取部材10に配置された際に、吸取部材10の凹部(または吸取部材10の吸取部16a・16a・・・)と連通する位置に形成される。
このよう貫通孔31・31・・・を備えるシート30を具備することにより、吸取具1では、花粉や塵芥を、シート30の貫通孔31・31・・・から吸取り、さらに吸取部材10の変形部14の吸取部16a・16a・・・および軸部11の吸取孔12・12・・・を経由して吸取ることができる。
吸取具1のシート30は、容易に取替えることがきるように構成してもよい。
例えば、吸取具1のシート30は、帯状に形成されて、吸取部材10の変形部14に巻付けた際に帯状の端部同士をファスナやボタンで固定することによって、取付けられるように構成する。
このようにシート30を構成することにより、吸取具1では、清掃対象面に接触して汚れたシート30を容易に取替えることができる。
吸取具1は、図10乃至図12に示すように、案内装置40を具備するものとしてもよい。
吸取具1の案内装置40は、吸取具1の支持部材の上下方向への移動を案内する装置である。
吸取具1の案内装置40は、フレーム41と、移動部材45と、操作部材47と、を備える。
吸取具1の案内装置40におけるフレーム41は、略門型に形成される。
吸取具1の案内装置40におけるフレーム41のうち、上方に横設姿勢で配置される部分を上方フレーム41aと、左方に立設姿勢で配置される部分を左方フレーム41bと、右方に立設姿勢で配置される部分を右方フレーム41cと、それぞれ称する。
吸取具1の案内装置40における左方フレーム41bと右方フレーム41cの背部には、略コ字状に形成されるガイド部材43・43がそれぞれ設けられる。
吸取具1の案内装置40における左方フレーム41bと右方フレーム41cとのガイド部材43・43は、その開放部側を左方フレーム41bと右方フレーム41cとの背部側面に対向させた(開放部側を、案内装置40において吸取具1が取付けられる側とは反対側へ向けた)状態で、左方フレーム41bおよび右方フレーム41cの上方部から下方部に亘って設けられる。
つまり、ガイド部材43・43は、上下に立設される柱状部材の上端部および下端部に、左方フレーム41bおよび右方フレーム41c側へ突出する突出部を形成して構成されており、ガイド部材43・43が左方フレーム41bおよび右方フレーム41cに設けられた状態では、ガイド部材43・43の上端部および下端部の先端部が、それぞれ左方フレーム41bおよび右方フレーム41cに接続された状態となっている。
このようにして、吸取具1の案内装置40においてガイド部材43・43が設けられることにより、コ字状のガイド部材43・43と直線状の左方フレーム41bおよび右方フレーム41cとで囲まれた空間が形成され、このガイド部材43・43の上端部から下端部までの範囲に形成される空間が、それぞれ案内部44・44として構成される。吸取具1の案内装置40における案内部44・44は、移動部材45が上下方向に移動可能な空間である。
吸取具1の案内装置40における上方フレーム41aには、滑車42が設けられる。
吸取具1の案内装置40における移動部材45は、前記案内部44・44の範囲内において上下方向に移動可能な部材である。
吸取具1の案内装置40における移動部材45は、平板状の部材であり、その左方フレーム41bと右方フレーム41cとの間に亘るようにして配置される。
吸取具1の案内装置40における移動部材45は、上下方向に移動可能なようにその両端部が案内部44・44にそれぞれ嵌挿されて、フレーム41の背部に配置される。
吸取具1の案内装置40における移動部材45の左右中央部には、吸取部材10を前方に配置するようにして(支持部材20の接続部22が後方を向くようにして)吸取具1が固定される。
吸取具1の案内装置40における移動部材45への吸取具1の固定は、例えば、案内装置40における移動部材45の左右中央部に、支持部材20の接続部22を嵌挿可能な孔を形成するとともに、支持部材20における接続部22の外周面にネジを形成する。そして、前記移動部材45における嵌挿可能な孔に吸取具1の支持部材20における接続部22を嵌挿して、支持部材20の接続部22にボルトを螺合させることによって、吸取具1の案内装置40における移動部材45に吸取具1を固定する。
吸取具1の案内装置40における移動部材45には、吸取具1を下方に移動させるための重り46が設けられる。吸取具1の案内装置40における重り46は、その自重により、吸取具1を下方に移動させる。
吸取具1の案内装置40における操作部材47は、前記吸引具1の支持部材20の上方への移動または下方への移動を操作するためのものである。
吸取具1の案内装置40における操作部材47は、ワイヤで構成される。
吸取具1の案内装置40における操作部材47の中途部が上方フレーム41aに設けられる滑車42の溝にかけられて、その一端部が移動部材45に接続される。
このように構成された案内装置40を吸取具1が具備することにより、案内装置40の操作部材47の他端部を下方に引張って、その移動部材45に固定された吸取具1(支持部材)を上方に移動させることができる。
また、前記案内装置40の操作部材47の他端部の引張りを開放した際には、前記上方に移動した吸取具1は、その移動部材45に設けられた重り46により、下方に移動することとなる。
このようにして、案内装置40を具備する吸取具1では、作業者が吸取具1を直接把持して操作することなく、案内装置40の操作部材47を操作することにより、その吸取具1を上下方向への移動させることができる。
よって、案内装置40を具備する吸取具1によれば、人手をかりずに、作業者の背部に付着した花粉や塵芥を吸取ることができる。
なお、吸取具1の案内装置40における重り46の重さは、作業者が操作部材47を操作してこれの重さに抗じて操作部材47を引張って持上げることができるような重さであり、且つ、操作部材47を引張らない場合には、吸取具1を下方に移動させることができるような重さ、であればよい。
また、吸取具1の案内装置40は、吸取具1を上下方向に移動させる原動機を備える構成としてもよく、また、吸取具1の上下方向の移動をリモートコントロールで操作可能な構成としてもよい。
また、吸取具1の案内装置40は、支持部材20が上下方向に回動可能に支持されるとともに、前記支持部材20における上下の回動方向に付勢するための回動部材50を備えてもよい。
例えば、吸取具1の案内装置40における回動部材50は、図13に示すように、固定部51と、回動部53と、を有する。
吸取具1の案内装置40における回動部材50の固定部51は、略円筒状に形成される。吸取具1の案内装置40における回動部材50の固定部51は、その軸心が前後方向を向くように移動部材45の左右中央部の上面に固定される。回動部材50の固定部51における前方の開口の左方部および右方部には、それぞれから前方に突出するように、平板状の支持体52・52が設けられる。回動部材50の固定部51におけるそれぞれの支持体52・52には、支持用のピンが嵌挿されるための嵌挿孔が、左右方向に貫通するように形成される。
吸取具1の案内装置40における回動部材50の固定部51は、上下方向に回動可能に固定部51に支持される。
吸取具1の案内装置40における回動部材50の回動部53は、略円筒状に形成される。回動部材50の回動部53における一方の端部側の左方部及び右方部には、それぞれ前記支持用のピンが嵌挿されるための嵌挿孔が、左右方向に貫通するように形成される。
吸取具1の案内装置40における回動部材50の回動部53は、前記一方の端部側の開口を後方(固定部51の前方の開口)に向けるとともに、その貫通孔と固定部51の貫通孔とが一致するようにして、固定部51の支持体52・52間に配置される。そして、吸取具1の案内装置40における回動部材50の回動部53は、その貫通孔と固定部51の貫通孔とに前記支持用のピンが嵌挿されて、上下方向に回動可能に固定部51に支持される。
また、吸取具1の案内装置40における回動部材50の回動部53は、図示しない弾性部材(コイルバネや板バネ等)によって、前記上下の回動方向に付勢される。
そして、吸取具1の支持部材20は、の接続部22が後方を向くようにして、案内装置40における回動部材50の回動部53に嵌挿されて固定される。
このようにして、吸取具1の支持部材20は、上下方向に回動可能に支持されるとともに、前記上下の回動方向に付勢される。
このように案内装置40を構成することにより、吸取具1は、突出する方向に湾曲する清掃対象面2に吸取部材10を押付けた際に、支持部材20(吸取具1)が上方または下方に回動可能に構成される。
したがって、このような案内装置40を具備する吸取具1によれば、突出する方向に湾曲する清掃対象面2へ吸取部材10が押付けられた際に、支持部材20が上方または下方に回動するため、前記押付けられる力が吸取具1を破損させるような力の場合においても、吸取具1が破損するようなことを抑制することができる。
なお、吸取具1の支持部材20は前記上下の回動方向に弾性部材によって付勢されるため、前記清掃対象面2への吸取部材10の押付けを開放すると、前記上方または下方に回動した支持部材20がもとの位置へ戻る。このため、支持部材が上下方向に回動可能に構成される支持部材を備える構成であっても、次の清掃を容易に行うことができる。
吸取具1と吸引装置3とが、吸取装置に具備される構成としてもよい。また、吸取装置とは、吸取具1が吸引装置3に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取る装置である。
このような吸取装置においても、その吸取具1によって、花粉や塵芥を撒散らすことなく吸取ることができるとともに、突出する方向に湾曲する清掃対象面2から花粉や塵芥を容易に吸取ることができる。
1 吸取具
2 湾曲した清掃対象面
3 吸引装置
10 吸取部材
11 軸部
12 吸取孔
14 変形部
16a 吸取部
20 支持部材
22 接続部
23 連通路

Claims (5)

  1. 吸引装置に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取るための吸取具であって、
    筒状に形成されるとともに、外周面から内周面に貫通するように形成される吸取孔を有する軸部と、前記軸部の外周面に配置されて、突出する方向に湾曲する清掃対象面に押付けられた際に前記湾曲した清掃対象面に合わせて凹状に変形する変形部と、前記変形部の外側の面から前記軸部の外周面に至るように形成されるとともに前記軸部の吸取孔に連通するように形成される吸取部と、を備える吸取部材と、
    前記吸取部材を回転可能に支持する支持部と、前記吸引装置に接続可能な接続部と、前記接続部が吸引装置に接続された際に前記吸引装置と前記吸取部材の軸部における筒状の内部とを連通させる連通路と、を備える支持部材と、
    を具備する、吸取具。
  2. 前記吸取部材は、前記突出する方向に湾曲する清掃対象面に前記変形部が押付けられた際に、前記変形部材の清掃対象面に押付けられた部分より前記軸部側において、前記吸取部に連通可能な凹部を、前記変形部の外側の面に有する請求項1に記載の吸取具。
  3. 前記支持部材の上下方向への移動を案内するとともに、前記支持部材における上方への移動または下方への移動を操作するための操作部材を有する、案内装置を具備する、請求項1または請求項2に記載の吸取具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸取具と、前記吸取具に接続される吸引装置と、を具備する、吸取装置。
  5. 吸引装置に接続されて、清掃対象面から花粉や塵芥を吸取るための吸取具に具備される支持部材に回転可能に支持される、吸取部材であって、
    筒状に形成されるとともに、外周面から内周面に貫通するように形成される吸取孔を有する軸部と、前記軸部の外周面に配置されて、突出する方向に湾曲する清掃対象面に押付けられた際に前記湾曲した清掃対象面に合わせて凹状に変形する変形部と、前記変形部の外側の面から前記軸部の外周面に至るように形成されるとともに前記軸部の吸取孔に連通するように形成される吸取部と、を備え、
    前記吸引装置に前記支持部材が接続された際に、前記支持部材が有する連通路を介して前記吸引装置と前記軸部の筒状の内部とが連通する、
    吸取部材。
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