JP2003055924A - 吸引ヘッド - Google Patents
吸引ヘッドInfo
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Abstract
の地面などの広範囲に点在する大量の水溜まりの水だけ
を短時間に効率良く除水することが出来るようにするこ
とを課題としている。。 【解決手段】内部を空洞とした吸引管5の外周に、円筒
形多孔ローラー3の両端に車輪4、4を設けて回転自在
に吸引管5に軸支させ、さらに多孔ローラー3の外径よ
りも大きな内径を有し、両端に側面保護体8、8を備え
た円筒形フィルターローラー1や吸収体ローラー11を
吸引管5に偏心的に軸支し、横断面的に見た時多孔ロー
ラー3とフィルターローラー1との間に大三日月形の空
隙15を形成せしめ、吸引管5から垂下した吸引口6を
通して、水を吸引することである。
Description
路などの平面や凹凸面上に溜まった水を回収するために
水用掃除機、ポンプの吸引側のホース、パイプの先端に
取り付ける吸引ヘッド本体に関するものである。
ては、大きな布やスポンジ等で水を吸収し絞ってバケツ
で水を回収したり、柄杓により水を掻い出す方法が取ら
れている。ドラムの外周にスポンジを取り付け圧縮用の
ローラーによって水を搾り出してタンクに溜める形式の
ものは、装置自体が大きくて重く水の回収量も少ないの
で能力に問題がある。
小孔を開けた中空パイプの周囲にスポンジを巻き付けた
吸水ローラーの中空パイプから吸水した水を、肩に掛け
た小型バキューウム装置で集水した後、排水する吸水装
置が提案されている。特公平5−321464号公報で
は、打設コンクリート表面の余剰水を吸引、除去できる
真空式ローラー吸水装置として、ドラムの外周に多数の
空気孔のあるスポンジを層着し、中空のローラー芯から
垂下した吸水孔から吸水させる構造の吸水装置が提案さ
れている。
スポンジによる回収は、スポンジ自体の大きさにもよる
が許容量が限られ、グランド上の水溜まりの中には砂・
小石・ゴミ・泥などが含まれているためスポンジは直ぐ
に目詰まりを起こし吸水力が落ちる。グランドの水は水
溜まりの廻りの地中にも浸透して存在し、一人の回収量
も微々たるものであり、広範囲のグランド等では水の回
収に時間がかかる
て、小型バキューム装置を使用したもの(上記実公平7
−23017号公報に提案)は、肩に掛けた集水タンク
の大きさに限界があり、また、小型バキューム装置は吸
水ローラーの全周面で終始吸収だけをするため、スポン
ジが目詰まりを起こし吸水力が直ぐに低下する問題があ
る。また、真空ポンプを使用したもの(上記特公平5−
321464号公報に提案)は水用掃除機より回収でき
る水量は少なく、ドラムと吸水孔の間にパッキンを使用
しているため、ローラーの回転に問題があるので、この
吸水装置は広いグランドの水量には対応できる可能性は
極めて少ないのである。
の広範囲に点在する大量の水溜まりの水だけを短時間に
効率良く回収が出来るようにすることを課題としてい
る。
であって、比較的小さなパワーで、しかも、小型で軽く
水溜りの水を濾して吸引した場合に吸引面は目詰まり無
く効率良く吸水することができるようにした吸引ヘッド
本体を提供することを目的としたものである。
32485号の掃除機のヘッド本体は、毛細管現象を利
用して水を吸引するように構成されているが、吸引ロー
ラーの回転を停止し続けた場合、吸引ローラーと側板の
間に小石、砂、泥などが詰まることが問題になり、この
ことを解決することを本発明の課題としたものである。
吸引ヘッド(以下、本発明1という)は、内部を空洞と
した吸引管5の外周に、円筒形多孔ローラー3の両端に
車輪4、4を設けて回転自在に吸引管5に軸支させ、さ
らに多孔ローラー3の外径よりも大きな内径を有し、両
端に側面保護体8、8を備えた円筒形フィルターローラ
ー1を吸引管5に偏心的に軸支し、横断面的に見た時多
孔ローラー3とフィルターローラー1との間に大三日月
形の空隙15を形成せしめ、吸引管5から垂下した吸引
口6を通して、水を吸引することを特徴としている。
は水溜りの中の小石・砂・ゴミ・泥等の吸引口6への進
入を阻止し、吸引口6付近の水を掃除機・ポンプの吸引
力によって、吸引口6を通して吸引管1から吸引するこ
とができるものである。
下、本発明2という)は、上記フィルターローラー
(1)に替えて多孔ローラー(3)の外周に吸水体ロー
ラー(11)を設けたことを特徴としている。
1は、凹凸状の硬い地面上の水を一旦吸水体ローラー1
1に吸収した後、吸収口6付近の水を水用掃除機、ポン
プの吸引力によって、吸水することができるものであ
る。
に取り付けるか、ポンプの吸水側のホース先端に付けて
手で持てるようにしたパイプの先端に取り付ける。グラ
ンドの水溜りの深い場合は動かす必要は無く、水溜りの
浅い場合に吸引ヘッドを前後動させることによって水を
吸引することができる。また、凹凸状の硬い地面の水溜
りの場合には、弾力性、柔軟性のある本発明2を取り付
けることによって窪んだ部分の水も吸引することができ
る。
図面を参照して詳細に説明する。尚、本発明はポンプの
吸引ホースに持ち易いように取り付けた連結パイプの先
端と、水用掃除機の先端に取り付けるヘッドを要旨とす
るものであり、この吸引ヘッドを着脱自在に装着する連
結パイプ、ホース、及びこのホースの基部側のポンプ本
体と水用掃除機本体は、一般のものと同じもので、これ
らの説明は省略し吸引ヘッド本体について詳細に説明す
る。
図を、図2は図1のA−Aの部分縦断面図を示してい
る。本発明1は、内部を空洞とした吸引管5の外周に、
円筒形多孔ローラー3の両端に車輪4、4を設けて回転
自在に吸引管5に軸支させ、さらに多孔ローラー3の外
径よりも大きな内径を有し、両端に側面保護体8、8を
備えた円筒形フィルターローラー1を吸引管5に偏心的
に軸支し、横断面的に見た時多孔ローラー3とフィルタ
ーローラー1との間に大三日月形の空隙15を形成せし
め、吸引管5から垂下した吸引口6を通して、水を吸引
するように構成されている。尚、図2において吸引管5
に付ける蓋7は側面保護体8のストッパーの役割をす
る。
間には横断面から見ると大三日月形の空隙15(図2、
図3参照)を形成し、両側面には偏心しているフィルタ
ーローラー1の側面保護体8、8が吸引管5との間に小
三日月形の間隙14(図1,図2参照)を形成し、側面
保護体8は側面からの砂、泥の進入を防いでいるので、
フィルターローラー1によって濾された水を吸収口6か
ら吸い込むことが出来る。
ー3の着脱は蓋7の取り外しにより可能である。これら
のフィルターの網目は線径が0.19mmの金属線で織
ったステンレスのメッシュであり、いわゆる50メッシ
ュのものを使用している。本実施例では、金属製のメッ
シュを用いたが、ポリエチレン、ポリエステル、綿など
繊維を網目に織り上げたものも使用可能であり、非常に
細かい物質まで分別することができるものである。
から曲パイプ9に連結されているが、両側から連結する
ことによって吸引力を分散させ、開口部10に接続した
水用掃除機、ポンプのパイプによって吸引することがで
きる。この材質はステンレスを使用しているが、合成樹
脂で形成することで重量を軽くすることもできるので、
作業性も向上し材料コストを安価にすることもできる。
の6メッシュのものを使用した。そのことにより掃除機
の吸引力で吸い付けられることなく間隔を取り、変形し
ない強靭なものであり、吸収口6と多孔ローラー3の間
隔は2mmとした。多孔ローラー3の材質としては、同
じ強度のパンチングメタル、合成樹脂で形成したものを
用いるようにしても良い。多孔ローラー3の外周にフィ
ルター2(図4,図5参照)を積層することによって、
二重に濾すこともできる。フィルター2の網目のサイズ
はフィルターローラー1と同じかそれ以上細かい網目を
使用することになる。
示し、図4は本発明1の吸引状態を示す説明図である。
吸収口6の直下では地面とフィルターローラー1が密着
状態となり吸収力は左右に分割される。吸収口6付近以
外は吸着力は弱く多孔ローラー3より円周の大きいフィ
ルターローラー1との間には、L1の空隙が大三日月形
の空隙15の両尖端部に生じているため吸引力は水の流
動力に変換され、水だけが吸収口6より吸引される。本
発明1を前後動させることによりフィルターローラー1
に密着し連動している多孔ローラー3を回転させること
になり、吸引されている位置が移動し吸引力の無い位置
に来た時、表面の砂利を落下させフィルターローラー1
の表面を自動的にクリーニングすることができる。
吸引ヘッド本体を押しつけながら前後動させる事によ
り、地中の水分も搾り出され吸引する事ができる。この
時のフィルターローラー1の表面は、地面に水分が残っ
ているので、フィルターローラー1の表面に付着する力
より地面の水分により吸着される力の方が強いので、フ
ィルターローラー1の表面に砂利・土は殆ど残ることは
ない。
ている。、本発明1のフィルターローラー1に替えて多
孔ローラー3の外周に吸水体ローラー11を設けたこと
で構成されている。
ているが、空気を通し難い材質のため凹凸状の硬い地面
上の水を一旦吸水体ローラー11に吸収した時は、吸収
体ローラー11の側面保護体8と吸水管5との間の小三
日月形の間隙14(図1,図2参照)から掃除機の吸引
する空気が流入し吸水口6付近の水を水用掃除機の吸引
力によって、吸収口6を通して吸引管5から吸引するこ
とができるものであり、コンクリートや舗装道路上の硬
い地面の水溜りの水を吸引する場合に使用することがで
きる。
水体ローラー11は多孔ローラー3と連動して前後動さ
せた場合に圧縮、開放の交互の連続となり吸収、排出を
繰り返すことによって浮き出した水を水用掃除機、ポン
プの吸引力によって吸収口6から吸引することができ
る。
したが、セルローズのスポンジや布を重ねて円筒状にし
たものや太い糸を粗く織ったものや周回に太く短い糸の
付いたものなど、柔軟性、弾力性のある吸排水性に優れ
た円筒状のものであれば良い。
してもその液体に応じた材質を選択し使用する状況に合
わせた形状にすることによって、水の場合と同様の機能
による効果を生み出すことができるものである。
上がりの水溜まりの水が、グランドの全面に存在する場
合においても、泥状態であっても、効率良く水だけを吸
引することができたので、広い面積のグランド等も短時
間で除水ができた。さらに吸収したものは、ほとんど水
だけであるから、そのまま側溝に流すことができた。ま
た、本発明2の場合は凹凸状の硬い地面上の窪みの水を
吸引することができた。吸水体ローラー11によって水
は濾されているので、ほとんど水だけを吸収している。
テニスコート・ゴルフ場のグリーン上等においても表面
に吸水体ローラー11を使用することで地面、芝生に影
響なく効率良く除水作業が出来た。
ある水溜りの砂、小石、ゴミなどを濾して水だけを吸引
することができる。また、本発明2はコンクリートなど
の硬い面の窪みの水を吸引することができる。どちらも
比較的小さなパワーの水用掃除機、ポンプで効率よく連
続して水だけを吸引することができるので幅広い分野に
於ける除水作業の時間を短縮することができる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】内部を空洞とした吸引管(5)の外周に,
円筒形多孔ローラー(3)の両端に車輪(4、4)を設
けて回転自在に吸引管(5)に軸支させ、さらに多孔ロ
ーラー(3)の外径よりも大きな内径を有し、両端に側
面保護体(8、8)を備えた円筒形フィルターローラー
(1)を吸引管5に偏心的に軸支し、横断面的に見た時
多孔ローラー(3)とフィルターローラー(1)との間
に大三日月形の空隙(15)を形成せしめ、吸引管
(5)から垂下した吸引口(6)を通して、水を吸引す
ることを特徴とする吸引ヘッド。 - 【請求項2】上記フィルターローラー(1)に替えて多
孔ローラー(3)の外周に吸水体ローラー(11)を設
けた請求項1記載の吸引ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001246373A JP3712964B2 (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 吸引ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001246373A JP3712964B2 (ja) | 2001-08-15 | 2001-08-15 | 吸引ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003055924A true JP2003055924A (ja) | 2003-02-26 |
JP3712964B2 JP3712964B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=19075932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3712964B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020010A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Yoshimasa Osada | 吸取具、吸引装置、および、吸取部材 |
JP2012034866A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Yoshimasa Osada | 吸取具、吸引装置、および、吸取部材 |
CN112474661A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-03-12 | 西安热工研究院有限公司 | 一种汽轮机轴承箱清理装置及清理方法 |
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2001
- 2001-08-15 JP JP2001246373A patent/JP3712964B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112474661B (zh) * | 2020-11-26 | 2024-02-23 | 西安热工研究院有限公司 | 一种汽轮机轴承箱清理装置及清理方法 |
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