JP2012031707A - 鉄筋篭横組み用組立補助装置。 - Google Patents

鉄筋篭横組み用組立補助装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 円柱状又は角柱状の鉄筋籠の組立時間とその作業効率が良く、主筋位置決め治具兼用補強枠又は直接鉄筋籠を回動可能に支持する組立補助装置が比較的簡易、且つ低コストで製作できる鉄筋篭横組み用組立補助装置を得ること。
【解決手段】 主筋位置決め治具兼用補強枠又は直接鉄筋籠の主筋を主筋支持装置で回動可能に支持する回動支持装置を有する支持装置を設け、該一方の支持装置側に、同一軌道上で主筋挿通装置を設け、その支持装置の間に主筋誘導装置を連設すると共に該鉄筋篭の形状に対応するフープ筋を支持するフープ筋支持装置を設け、また角柱状の鉄筋篭を形成する該組立補助装置は、主筋を支持する各主筋支持位置が、該角柱状鉄筋篭を回転させたとき、その支持位置の変化に対応させ、該主筋挿通装置を所定高さで水平方向に移動させて位置決めをする鉄筋篭横組み用組立補助装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、円柱状または角柱状の鉄筋篭を補強する補強枠と、その組立補助装置の主筋の位置決め治具とを兼用する、鉄筋篭を回動させて組立する鉄筋篭横組み用組立補助装置に関する。
従来、耐震基礎などに使用される鉄筋篭の組立は、多数の主筋とフープ筋を格子状に組み合わせて、円柱状または角柱状に形成する鉄筋籠の組立体を、その建て込み近くで、横組みすることが汎用に行われている。
また、その鉄筋籠の組立は、位置決め治具又は補助具を使用して、主筋及びフープ筋を正確に配置して各格子状に組み合せ、該各格子状の交差部を溶接又は結束して保持固定し、円柱状または角柱状の鉄筋籠を形成している。
そして、該鉄筋籠の組立径などサイズが大きくなると、該各格子状の交差部を溶接又は結束させて保持固定する作業が、組立径の上部近傍では手が届かないなど組立作業が繁雑になることから鉄筋籠周辺に足場を組み、その足場に上って組立に対応していた。
而して、本出願人が出願した、鉄筋篭を補強するための補強枠と、その横組補助装置の主筋の位置決め治具とを兼用する鉄筋篭を横組みする実施例を示す「組立補助装置の主筋位置決め治具兼用補強枠及びその鉄筋篭横組み工法」がある。(例えば、特許文献1参照)
また、他の先行技術として、鉄筋篭長より長い長尺ベース部と、その両端に配して長尺ベース部に添って横移動する作動部と、長尺ベース部中央に配したセンタージャッキ部とからなり、前記作動部に上下移動体を設け、前記上下移動体より鉄筋篭を構成するフープ筋リングの吊下保持部を突設すると共に、円状外周部分に鉄筋篭を構成する主筋の掛止部を設け、且つ間欠回転をなす主筋保持部を前記吊下保持部より更に突出させて設けたとする実施例を示す「場所打ちコンクリート杭用鉄筋篭の製造装置」がある。(例えば、特許文献2参照)
さらに、他の先行技術として、複数のローラーからなる主筋テーブルを有する上下に可動可能な挿入フレームと、その両側に立設された鉄筋籠支持支柱間に載上して鉄筋籠を支持する鉄筋籠支持パイプと、前記主筋テーブルの上に供給された主筋をフープ筋内に送り込むストライカーとからなる鉄筋籠横組立装置を用いて、
複数のフープ筋をフープ筋架台またはフープ筋位置決め枠にセットすると共にその高さを調整し、次に前記主筋テーブルに最初の主筋を必要本数供給し、次にストライカーを移動させて主筋をフープ筋内に送り込み、そのフープ筋と主筋を鉄筋籠支持パイプに預けるとともに主筋とフープ筋とを結束し、以後、挿入フレームおよび前記フープ筋架台またはフープ筋位置決め枠を上昇させ、その高さを調整するとともにそれぞれ2段目以後を、同様に繰り返すとする実施例を示す「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」がある。(例えば、特許文献3参照)
平成22年7月20日提出の特許願 特開平5−192731号公報 特許第3344354号公報
従来の鉄筋籠の組立において、例えば、数十本の主筋を円柱状または角柱状に、治具又は補助具にそれぞれ配置すると共にその形状に対応するフープ筋も配置して所定形状に組み立てられるが、その所定形状に組立するとき、まず、該主筋を支持する治具又はその補助具を、その所定形状に合わせて予め組立する必要があり、また高重量で数多い主筋を支持するためその重量にも対応させる必要があり、その多くの形状と重量に対応させる治具又はその補助具の組立は、その個々に対応させるための組立が煩雑であり、作業性が悪くコスト高となりその改善が求められていた。
また、特に耐震基礎などに使用される主筋は太く、最大D51公称サイズとなると10mで159kgとなり、高重量のためその移動と各配置が容易でなく、このことからも上述した一連の改善が求められていた。
さらに、鉄筋籠の径サイズが大きくなると、横組み鉄筋籠の上部側での各格子状の交差部を溶接又は結束させて保持固定する作業で、手が届かないなど作業性が悪くなることから足場が必要となり、よってその径方向の周囲の足場を上り下りしながらの作業性の悪さから、その作業の繁雑さとそれによる体の疲労が増し、さらに鉄筋籠の組立時間と、作業性の悪さからコスト高となり、その改善が求められていた。
而して、本出願人が出願した、特許文献1の「組立補助装置の主筋位置決め治具兼用補強枠及びその鉄筋篭横組み工法」は、鉄筋篭を補強するための補強枠と、その横組補助装置の主筋の位置決め治具とを兼用して鉄筋篭を横組みすることから、
小径の鉄筋篭を横組みするときは、該鉄筋篭の上部近傍の組み立て作業も煩雑性が軽微であり、特に大きな問題も少ないが、鉄筋籠の径サイズが大きくなると、上述したように、手が届かないなど作業性が悪くなることから足場が必要となり、上述同様の足場の組立及び鉄筋篭の組立作業時間とその作業性の悪さからコスト高となり、主筋位置決め治具を兼用した補強枠を使用した大径の鉄筋篭は、簡易な組立作業ができないという課題があり、その改善の解決を図る必要があった。
また、先行技術で開示される特許文献2の「場所打ちコンクリート杭用鉄筋篭の製造装置」は、主筋保持部24の間欠回転と同時に主筋bの供給並びに熔着を行い、補強筋リングaの全外周に主筋bを熔着して円筒状体B(図7参照)を形成したのち、フープ筋リングcを順次筒状体Bに外嵌して所定の個所に位置せしめると共に、主筋bと熔着し、総てのフープ筋リングcの熔着を終了するとしていることから、
円筒状体Bにフープ筋リングcを順次筒状体Bに外嵌することは、主筋の表面が凹凸に形成されていることから、上述のような状態での外嵌は、非常に困難で、また外嵌が困難なほど主筋とフープ筋の隙間が無く正確に円筒状体Bが形成され、逆に外嵌できる程度であれば、主筋bとフープ筋に隙間が生じ、その熔着が不完全となる。
このようなことから、鉄筋篭を回動させながら横組みする組立補助装置は、フープ筋及び場合により使用する補強枠又は補強筋を予め所定形状となる所定位置に配置する必要があり、よって、主筋と、フープ筋及び場合により使用する補強枠又は補強筋、全体を回動させながら組み立てる必要があり、その工法及び装置に対応してなかったので、上述したフープ筋の外嵌が困難となり、また熔着が不完全となる課題があった。
さらに、先行技術で開示される特許文献3の「鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法」は、鉄筋籠横組立装置を用いて、該鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠横組立法に使用されるもので、挿入フレーム51が、上下スライド用ジャッキ52と同期用チェーン53で連結されたX型伸縮機構54で、水平に上下にスライドするように設置して、フープ筋の所定位置に主筋を挿入できるように上下させて、該鉄筋籠を横組することから、その所定位置に移動させる位置決めを上下動させる機構である場合、上述した課題のように高重量の鉄筋籠を上下動させる機構は高出力の装置が必要で、簡易な装置ではその重量物の移動が実現できず、またそれにより非常に高価となり、施工現場に運んで簡易に使用できる物でなく、よって簡易な装置で、鉄筋籠を横組する装置が求められていた。
本発明は、上記課題を有効に達成するために、第1の解決手段として、主筋支持体を有する位置決め治具枠または補強枠またはその双方を兼用する主筋位置決め治具兼用補強枠を回動可能に支持する回動支持装置を有する支持装置と、該回動支持装置が主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材を支持する主筋支持体とを有する支持装置を、主筋誘導装置の両側に二台の該支持装置で挟むようにそれぞれ連設して該一方の支持装置から主筋を誘導挿入できるように主筋挿通装置を連設すると共に該主筋を該主筋誘導装置で他方の支持装置に誘導させ、また前記二台の支持装置の間に、該鉄筋篭の形状に対応するフープ筋をそれぞれの所定位置に配置支持するフープ筋支持装置を設けたことにより、
主筋を主筋挿通装置から一方の支持装置の主筋支持体と、主筋誘導装置を介してフープ筋支持装置で支持されるフープ筋へ挿通すると共に他方の主筋支持体に移送して各主筋支持体で保持し、該保持された主筋を回動支持装置で回動させながら順次、柱状の鉄筋篭を形成するとしている。
また、第2の解決手段として、主筋支持体が、円柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応したことにより、
主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材を円柱状にそれぞれ配設して円柱状の鉄筋篭を組み立てるとしている。
また、第3の解決手段として、主筋支持体が、角柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応したことにより、
主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材を角柱状にそれぞれ配設して円柱状の鉄筋篭を組み立てるとしている。
また、第4の解決手段として、該角柱状の鉄筋篭を回転させたとき、支持される各主筋の支持位置が同一高さ位置で該支持装置に誘導挿通できるように、所定の高さを基準に水平方向に移動可能に主筋挿通装置を設けたことにより、
主筋挿通装置から一方の支持装置の回動支持装置の所定支持位置に主筋を移送するとき、該誘導挿通装置を所定高さで水平方向に移動させて位置決めして、角柱状の鉄筋篭に対応させて形成するとしている。
本発明は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるようにしたもので、特に、第1の解決手段の、柱状の鉄筋篭を形成するための横組み組立補助装置であって、主筋支持体を有する位置決め治具枠または補強枠またはその双方を兼用する主筋位置決め治具兼用補強枠を回動可能に支持する回動支持装置を有する支持装置と、
該支持装置を、主筋誘導装置の両側に二台の該支持装置で挟むようにそれぞれ連設し、該一方の支持装置に主筋を誘導挿入させる主筋挿通装置を連設すると共に誘導挿入された該主筋を該主筋誘導装置で他方の支持装置に誘導させ、
該誘導挿入する主筋を、一方側の該支持装置の主筋支持体から該主筋誘導装置を介して、他方側の支持装置の主筋支持体に一本毎に誘導挿通させて移送できるように、該主筋支持体と同一軌道上に該主筋挿通装置を連設し、
さらに前記二台の支持装置の間に、該鉄筋篭の形状に対応するフープ筋をそれぞれの所定位置に配置支持するフープ筋支持装置を設けたことにより、
所定形状の鉄筋篭に合わせて主筋を支持する主筋支持体に、高重量の主筋であっても、主筋挿通装置及び主筋誘導装置により容易に誘導挿入させて、主筋を支持させることができるので、その作業が容易で短時間に鉄筋篭の横組みが図れ、作業効率が良くコスト低減となる。
また、主筋支持体が回動するので、鉄筋篭組立作業において、従来のように、大径の鉄筋篭であっても、足場を組む必要なく、また作業者が一定の場所に留まっての作業ができるので、従来のように足場の上り下り、また鉄筋篭の中に入っての不自然な作業姿勢もなく、よって身体的疲労の改善が大きく、ポカミス、怪我など安全対策ともなる。
さらに、主筋支持体が回動することから、作業員の無駄な動きも省け、身体的疲労の軽減からその鉄筋篭組立作業も捗り、容易に短時間で鉄筋篭の横組みが図れ、鉄筋篭組立時間の短縮となることからコスト低減となる。
而して、第2の解決手段の、主筋支持体が、円柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応したことにより、
円柱状の鉄筋篭の形状が正確に形成でき、また円柱状の組立作業も容易となるので、容易に短時間で円柱状の鉄筋篭の横組みが図れ、鉄筋篭組立時間の短縮とコスト低減となる。
而して、第3の解決手段の、主筋支持体が、角柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応したことにより、
角柱状の鉄筋篭の形状が正確に形成でき、また角柱状の組立作業も容易となるので、容易に短時間で角柱状の鉄筋篭の横組みが図れ、鉄筋篭組立時間の短縮とコスト低減となる。
而して、第4の解決手段の、角柱状の鉄筋篭に対応する主筋挿通装置が、該角柱状の鉄筋篭を回転させたとき、支持される各主筋の支持位置が同一高さ位置で該支持装置に誘導挿通できるように、所定の高さを基準に水平方向に移動可能に設けられたことにより、
角柱状の鉄筋篭を形成するとき、主筋を該主筋の支持位置に、一本毎、挿入移送する必要があり、その該主筋を移送するとき、従来は、角柱状の鉄筋篭の支持位置を上下動させる機構で行っており、その高重量から上下動させる機構は、高出力の装置が必要となり、簡易な装置ではその重量物の移動が実現できず、またその機構により非常に高価となり、また施工現場に運んで簡易に使用できなかったが、本願ではその上下動させることなく、主筋支持装置の回動とそれに対応させて、一本毎の主筋を誘導挿入する、主筋挿通装置を水平移動させて角柱状の鉄筋篭の支持位置に対応させるので、主筋を水平方向に摺動させて挿入でき、よって高重量であっても、簡易な装置で主筋移送と挿入支持ができ、比較的安価な該装置で鉄筋籠を横組することができ、容易に短時間で鉄筋篭の横組みが図れることからコスト削減になる。
よって、これらのことから本発明は、実用上著大な効果を奏する。
本発明の組立補助装置1の一部省略した正面図である。 本発明の円柱状鉄筋篭12を支持する支持装置2の側面図である。 本発明の円柱状鉄筋篭12の主筋13を支持した回動支持装置6の正面図である。 本発明の円柱状鉄筋篭12の主筋13を支持した回動支持装置6の側面図である。 本発明の主筋13の移送状態を示す主筋挿通装置4の側面図である。 本発明の支持装置2と主筋誘導装置3の連設状態を示す要部の正面図である。 本発明の主筋13の移送状態を示す実施例の主筋誘導装置3の要部の正面図である。 本発明の円柱状鉄筋篭12の主筋13を保持固定した状態を示す側面図である。 本発明の他の実施例の角柱状鉄筋篭12aを支持する支持装置2の側面図である。 本発明の他の実施例の角柱状鉄筋篭12aを支持した回動支持装置6の正面図である。 本発明の他の実施例の治具兼用補強枠7aへ主筋13の挿入状態を示す側面図である。
主筋支持体を有する位置決め治具枠または補強枠またはその双方を兼用する主筋位置決め治具兼用補強枠を回動可能に支持する回動支持装置を有する支持装置を、主筋誘導装置の両側に二台の該支持装置で挟むようにそれぞれ連設して該一方の支持装置から主筋を誘導挿入できるように主筋挿通装置を連設すると共に該主筋を該主筋誘導装置で他方の支持装置まで移送させ、また前記二台の支持装置の間に、該鉄筋篭の形状に対応するフープ筋をそれぞれの所定位置に配置支持するフープ筋支持装置を設けたこと、
また該主筋支持体が、円柱状または角柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応したこと、
また該角柱状の鉄筋篭を回転させたとき、支持される各主筋の支持位置が同一高さ位置で該支持装置に誘導挿通できるように、所定の高さを基準に水平方向に移動可能に主筋挿通装置を設けたことにより、
主筋挿通装置から主筋を、一方の支持装置の主筋支持体と、主筋誘導装置を介してフープ筋支持装置で支持されるフープ筋へ挿通すると共に他方の主筋支持体に移送して各主筋支持体で保持し、該保持された主筋を回動支持装置で回動させながら順次、柱状の鉄筋篭を形成し、また主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材を円柱状または角柱状にそれぞれ配設して円柱状または角柱状の鉄筋篭を組み立て、また主筋挿通装置から一方の支持装置の回動支持装置の所定支持位置に主筋を移送するとき、該誘導挿通装置を所定高さで水平方向に移動させて位置決めして、角柱状の鉄筋篭に対応させて組立することにより、鉄筋篭横組み用組立補助装置の提供を実現させた。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1において、1は組立補助装置で、該組立補助装置1は、二台の支持装置2,2と、該支持装置2,2の間に主筋誘導装置3と、該支持装置2に連設する主筋挿通装置4を連設配置している。
そこで、支持装置2は、図2に示すように支持本体5で、円筒状の回動支持装置6を回動可能に支持すると共に該回動支持装置6で、円筒状の治具兼用補強枠7を抱持状に支持して各配設している。
該支持本体5は、図2に示すように、側面略コの字状で、回動支持装置6を回動可能に支持できるように回動ローラー8,8を、該略コの字状の下部左右に各配設すると共に該回動支持装置6の振れ止めとして、図3に示す振れ止めローラー9を回動支持装置6の下部側面側に設けている。
また、該回動支持装置6は、図3及び図4に示すように、上下二分割に形成して治具兼用補強枠7を狭持するように抱持状に支持して、取付金具10,10で保持固定すると共に該回動支持装置6の鍔部11を振れ止めローラー9で、回動支持して該回動支持装置6が揺動しないように支持されると共に回動ローラー8,8で回動可能に支持されている。
また、該治具兼用補強枠7は、円柱状の鉄筋篭12の補強と、主筋13の位置決め治具兼用として形成され、該治具兼用補強枠7の内周面側で主筋13を支持する略U字状の主筋支持体14,14,…を、鉄筋篭12の形状に対応させた所要数、図示では8カ所にそれぞれ配置してナット14a,14a,…で螺着して、後述するように各主筋支持体14,14,…に主筋13,13,…を挿通できる状態に形成されている。
なお、上述、主筋13を内周面側に支持するとしているが、外周面側でも好ましく、また回動支持装置6を上下二分割に形成しているが、三分割または4分割としても好ましいが、特に図示は省略した。
また、該主筋支持体14は、図4に示すように、該略U字状の曲部径が主筋13と略同径の主筋保持部15とし、また該U字状の直線部分の幅を該主筋13より幅広で、該主筋13が遊嵌できる幅の主筋遊嵌部16を形成してなる、若干変形した市販されているUボルト状とし、該主筋13を挿通するとき、主筋遊嵌部16に遊嵌して容易に挿通させ、保持固定するとき、主筋13を主筋保持部15に嵌合させて、強固に保持させるように形成している。
而して、支持装置2に連設する主筋挿通装置4は、図1及び図5に示すように、複数の主筋13,13,…を予め準備待機させておく待機台17と、主筋13を一本毎に治具兼用補強枠7の主筋支持体14に挿通するために移送する移送ローラー18,18,…を所定位置に設けた移送台19でそれぞれ構成している。
また、上述支持装置2に連設する主筋誘導装置3は、図6に示すように主筋挿通装置4より挿通された主筋13を一本毎に、一方の支持装置2を介して、他方の支持装置2に移送ローラー20により誘導移送するため該支持装置2,2の間に設けられる。
そしてまた、図6及び図7に示す該主筋誘導装置3の移送ローラー20に連設するように、フープ筋支持装置21,21,…を所定間隔で所要数、支持ベース22上に載設し、該フープ筋支持装置21,21,…は、鉄筋篭12の形状に対応させた所定間隔でそれぞれ配置している。
そこで、該フープ筋支持装置21,21,…は、フープ筋支持部24,24,…とその上部に支持溝部25,25,…を設け、該各フープ筋支持部24,24,…を位置調整ネジ23がそれぞれ各貫通して螺合によって各個別に移動可能に設けられ、また該各支持溝部25,25,…に環状のフープ筋26,26,…を嵌入支持すると共に図6に示すフープ筋26,26,…の略中央近傍の背面側に設けられた各フープ筋支持部24a,24a,…の双方で支持させる。
また、該フープ筋支持装置21,21,…の所定間隔の位置調整は、各フープ筋支持部24,24,…を位置調整ネジ23に沿って回動させることで、図7に示す矢視方向の左右に移動させることができ、該フープ筋支持装置21,21,…の各所定間隔の支持位置を設定する。
なお、上記各フープ筋支持部24,24,…を回動させるとき、該フープ筋支持部24がスライドベース27に当接しないように予め移動させ、その位置設定後、該スライドベース27をフープ筋支持部24,24,…の下に戻して支持させ、またはフープ筋支持部24,24,…及び位置調整ネジ23に換えて、フープ筋支持部24を磁石とし、該磁石でスライドベース27に磁着させて、適宜位置を移動可能とし、また上記フープ筋支持部24a,24a,…も同様に磁石による磁着で移動可能としても好ましいが、特に図示は省略した。
而して、上述のように構成された組立補助装置1で、円柱状の鉄筋篭12を組み立てるとき、まず円柱状の鉄筋篭12の形状に合わせ、上述したようにフープ筋支持装置21,21,…の位置調整をすると共にフープ筋26,26,…を各配置して支持させる。
そして、上記の状態で、図1に示すように、主筋挿通装置4の移送ローラー18を介して主筋13を、一本毎に、一方側の支持装置2の治具兼用補強枠7の主筋支持体14に挿通させると共に図7に示すように、主筋誘導装置3の移送ローラー20を介して主筋13を矢視Aの方向に挿通すると共に各配置されたフープ筋26に挿通し、さらに他方側の支持装置2の治具兼用補強枠7の主筋支持体14の主筋遊嵌部16に遊嵌して挿通させた後、図8に示す治具兼用補強枠7の主筋支持体14,14,…の主筋保持部15,15,…に主筋13,13,…をナット14a,14a,…を締めることで強固に嵌合させて保持固定すると共にフープ筋26,26,…と該主筋13,13,…も、溶接または結束若しくは市販される一般的な取付金具で保持固定して円柱状の鉄筋篭12を組み立てる。
而して、他の実施例の角柱状の鉄筋篭12aを組み立てる組立補助装置1は、上述円柱状の鉄筋篭12を組み立てるのと略同様で、相違において、図9に示すように、支持装置2の治具兼用補強枠7が方形状の治具兼用補強枠7aとし、また図5に示す主筋挿通装置4の移送ローラー18及び移送台19が、図11に示すように、角柱状の鉄筋篭12aに対応した所定高さの移送台19aと、該移送台19a上で左右に移動可能な移送ローラー18aとした点が相違する。
そこで、治具兼用補強枠7aにおいて、図9及び図10に示すように、方形状で対角を面取り状にカットした略8角形状とし、該カット部と対辺のそれぞれに主筋支持体14,14,…を配設し、上述主筋挿通装置4の移送ローラー18で主筋13,13,…を該主筋支持体14,14,…に挿通し、挿入後、上述図8で示す該主筋支持体14,14,…の保持固定状態とし、該保持固定された主筋13,13,…と治具兼用補強枠7aと共に角柱状の鉄筋篭12aを組み立てる。
なお、図9及び図10に示す28は、補助枠28で、治具兼用補強枠7aを回動支持装置6と共に保持する。
また、角柱状の鉄筋篭12aは、図10に示すように、治具兼用補強枠7aと主筋13,13,…との間に座金29,29,…を設けて、角状フープ筋26aの内周側に主筋13,13,…が当接して、図9に示す該角柱状の鉄筋篭12aが四角形状に形成できるように、座面調整としている。
なお、角柱状の鉄筋篭12aが補強枠を必要としない場合、治具兼用補強枠7aを位置決め治具として使用し、またそのとき主筋13,13,…は主筋支持体14,14,…で保持固定せず遊嵌状態とし、また上述円柱状の鉄筋篭12も同様に使用する。
而して、角柱状の鉄筋篭12aを組み立てるときの主筋13を主筋支持体14に挿通する状態において、図11に示すように、移送ローラー18aで移送する主筋13を、主筋支持体14の高さ位置と同一高さに合わせると共に移送台19a上で、移送ローラー18aを左右に移動させて、方形状の治具兼用補強枠7aの各主筋支持体14に挿入する主筋13の位置合わせをする。
つまり、回動支持装置6を回動させたとき、治具兼用補強枠7aの各主筋支持体14の高さ位置が移送ローラー18に対して、上下左右に位置変化することから、その上下の高さ変化を対辺側の下側の高さを基準として設定し、左右位置の変化のみ移送ローラー18を移送台19a上で左右に移動させて、その変化に対応する主筋13の挿通位置とする。
また、方形状の治具兼用補強枠7aの中央にも主筋13が配置されるときの高さ位置の基準は、該方形状の中心を、移送ローラー18が左右に移動する高さの基準として設定することで、鉄筋篭12aのサイズ及び主筋13の多彩な配置位置に対応でき、よってその所定の高さを設定することで、移送ローラー18で左右に移動させるだけで所定形状に対応した各主筋支持体14に主筋13を挿通できる。
なお、治具兼用補強枠7aを使用する実施例としているが、前記補強枠を必要としない場合でも、同様に所定の高さを設定することで、同様に主筋13を挿通できる。
また、回動支持装置6で、円筒状の治具兼用補強枠7を抱持状に支持して各配設しているが、該回動支持装置6を使用せず、直接、円筒状の治具兼用補強枠7を回動ローラー8,8上で回動可能に支持させて使用しても好ましいが、図示は省略した。
本発明の鉄筋篭横組み用組立補助装置は、耐震基礎などに使用される円柱状または角柱状の鉄筋篭に使用でき、また鉄筋篭を補強するための補強枠と、その横組補助装置の主筋の位置決め治具を兼用すると共に鉄筋篭を回動させながら横組みする組立補助装置として提供できる。
1 組立補助装置
2 支持装置
3 主筋誘導装置
4 主筋挿通装置
6 回動支持装置
7 治具兼用補強枠
12 円柱状の鉄筋篭
12a 角柱状の鉄筋篭
13 主筋
14 主筋支持体
21 フープ筋支持装置
24,24a フープ筋支持部
26 フープ筋。

Claims (4)

  1. 柱状の鉄筋篭を形成するための横組み組立補助装置であって、主筋支持体を有する位置決め治具枠または補強枠またはその双方を兼用する主筋位置決め治具兼用補強枠を回動可能に支持する回動支持装置を有する支持装置と、
    該支持装置を、主筋誘導装置の両側に二台の該支持装置で挟むようにそれぞれ連設し、該一方の支持装置に主筋を誘導挿入させる主筋挿通装置を連設すると共に誘導挿入された該主筋を該主筋誘導装置で他方の支持装置に誘導させ、
    該誘導挿入する主筋を、一方側の該支持装置の主筋支持体から該主筋誘導装置を介して、他方側の支持装置の主筋支持体に一本毎に誘導挿通させて移送できるように、該主筋支持体と同一軌道上に該主筋挿通装置を連設し、
    さらに前記二台の支持装置の間に、該鉄筋篭の形状に対応するフープ筋をそれぞれの所定位置に配置支持するフープ筋支持装置を設けたことを特徴とする鉄筋篭横組み用組立補助装置。
  2. 請求項1記載の主筋支持体が、円柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応した鉄筋篭横組み用組立補助装置。
  3. 請求項1記載の主筋支持体が、角柱状の鉄筋篭を構成する主筋又は補強枠の鉄筋篭形成部材に対応した鉄筋篭横組み用組立補助装置。
  4. 請求項3記載の角柱状の鉄筋篭に対応する主筋挿通装置が、該角柱状の鉄筋篭を回転させたとき、支持される各主筋の支持位置が同一高さ位置で該支持装置に誘導挿通できるように、所定の高さを基準に水平方向に移動可能に設けられた鉄筋篭横組み用組立補助装置。
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