JP2012030831A - 飲料容器用フィッティング - Google Patents

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Abstract

【課題】シールリングの寿命を大幅に長期化してメインテナンス作業を軽減でき、さらに、第三者によるフィッティングの安易な分解および飲料容器の不正使用や汚染を防止できる飲料容器用フィッティングを提供する。
【解決手段】飲料容器の口金内周側に取り付けられるフィッティングであって、口金の雌ねじと螺合する雄ねじが外周側に設けられた取付部材20と、上端部が取付部材に支持された管状のダウンチューブ5と、ダウンチューブの上端部近傍に設けられ、加圧ガスを容器内部に供給するとともに飲料を容器外に注出するための弁3,4と、口金の内面下端部の封止段部と取付部材との間を封止する封止部材28とを有する。取付部材は、口金と取付部材の間を封止するとともに、封止段部との間に封止部材を圧縮保持する封止面が形成されたものである。その封止面は、封止段部の内縁角部と圧接されることにより取付部材の口金へのねじ込み位置を規定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ビール樽等の飲料容器の口金に固定されて、ディスペンスヘッドと接続するための飲料容器用フィッティングに関するものであり、さらに詳しくは、メインテナンス作業を大幅に軽減することができるとともに、第三者によるフィッティングの安易な分解および飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる飲料容器用フィッティングに関するものである。
従来のビール樽等の飲料容器では、飲料容器に口金が溶接等によって固定されており、その口金にフィッティングがねじ込まれて取り付けられている。そして、そのフィッティングにディスペンスヘッドが接続される。このディスペンスヘッドを介して飲料容器内に二酸化炭素等の圧力ガスを供給し、飲料容器内の飲料を容器外に注出する。従来のフィッティングと口金の取り付け状態を、図10を参照して説明する。
図10は、従来のフィッティングを飲料容器8に取り付けた状態を示す正面からの断面図である。図10は、飲料は生ビールであり、飲料容器はビール樽の場合である。飲料容器8の上部に設けられた口金9の内側には、フィッティングの取付部材2がねじ込まれて固定されている。また、取付部材2にはコイルばね61で上方に付勢されたダウンチューブ5が取り付けられている。
取付部材2の下方側はスカート状の枠部25となっている。枠部25の底面には中央孔が設けられており、ダウンチューブ5、コイルばね61などの各部品はこの中央孔を通して下方から枠部25内に挿入される。コイルばね61が枠部25内に挿入された後、着脱可能な止め具253を枠部25の底面に取り付けてコイルばね61の下端を支持し、各部品を枠部25内に保持する。つまり、取付部材2にダウンチューブ5、ガス弁3などの全ての部品を組み込んだ後に、取付部材2を口金9にねじ込んで固定するのである。
ダウンチューブ5の上端部にはガス弁3が固定されており、また、ダウンチューブ5の上端内部にはビール弁4がコイルばね62で上方に付勢されて設けられている。ガス弁3およびビール弁4は、コイルばね61,62による付勢力によって閉状態となっている。口金9および取付部材2にはディスペンスヘッドが取り付け可能である。ディスペンスヘッドと取付部材2とは、係合突起22による接続機構によって容易に結合することができる。
ディスペンスヘッドは、ガス弁3およびビール弁4を操作し、二酸化炭素ガス等の圧力ガスを飲料容器8内に供給し、飲料容器8の内圧を高めて生ビールを容器外に注出させるための装置である。生ビールはダウンチューブ5およびビール弁4を通して容器外に注出される。口金9と取付部材2との間からのガス漏れを封止するために、口金9の下部内面と取付部材2との間にはシールリング27が設けられている。
飛び出し防止部材7は、取付部材2を口金9から取り外す際に、飲料容器8内のガス圧により取付部材2が飛び出してくるのを防止するものである。ストッパ71が口金9下面に当接することにより、飛び出しを防止する。取り外し工具によりガス弁3を下に押し下げた状態にすると、飲料容器8内から圧力ガスが抜け出るとともにストッパ71が内側に引っ込み、取付部材2が口金9から取り外し可能となる。
このような構成のフィッティングは、口金9に取付部材2がねじ込み固定されているとはいえ、口金9と取付部材2との間に微少な隙間が存在する。その隙間から雨水や生ビールが侵入する。隙間から侵入したそれらの汚水は、シールリング27により飲料容器8内への侵入は阻止されるが、口金9と取付部材2との間に長くとどまり、衛生上好ましいものではない。
ビール樽を洗浄し高温殺菌する際に、この隙間内の汚水が沸騰して噴出することから、この隙間内に汚水が溜まっていることを確認することができる。この隙間内の汚水は、ビール樽を炎天下に放置した場合などには、熱膨張して隙間からしみ出てくるおそれがあり、さらには口金内に侵入して生ビールを汚染するおそれもある。
図10に示すような従来のフィッティングでは、口金9と取付部材2との間に異物や汚水等が侵入して溜まってしまい衛生上好ましくない。さらに、シールリング27は、ゴム等の柔軟性材料であるため摩耗や腐食等による劣化が避けられず、定期的な交換が必要である。このように、従来はフィッティングのメインテナンスとして、殺菌・洗浄作業やシールリング27の交換作業を定期的に行う必要があった。
そこで、本発明の発明者により、下記の特許文献1に記載されたフィッティングが提案されている。特許文献1のフィッティングは、口金の下部内面と取付部材との間の間隙を封止する第1封止部材に加えて、フィッティングの最上部にも第2封止部材を設け、口金と取付部材との間隙に異物や汚水等が侵入しにくくしたものである。
さらに、本発明の発明者により、下記の特許文献2に記載されたフィッティングが提案されている。特許文献2のフィッティングは、飲料容器の口金と取付部材とを一体構造として口金と取付部材との間隙をなくし、異物や汚水等の侵入を完全に防止するとともにメインテナンス作業を軽減するようにしたものである。
特開2000−79991号公報 特開2007−246162号公報
図10に示す従来のフィッティングは、前述のように、口金9と取付部材2との間の隙間に汚水等が溜まりやすいという問題点があった。さらに、従来のフィッティングでは取付部材2を口金9から取り外すことが比較的容易にできるため、第三者が飲料容器8のフィッティングを取付部材2とともに取り外して私的用途に流用してしまうというケースも少なからず発生している。しかも、そのような流用によって内部が汚染された飲料容器8に再びフィッティングを取り付けて飲料容器8の正規の流通経路に戻してしまうケースも発生している。
このような不正使用の行われた飲料容器を正常な飲料容器の中から選別して除去するための労力とコストは莫大なものになる。そこで、飲料容器の不正使用を防止するために、口金9から取り外すことのできない、もしくは、取り外すことが非常に困難なフィッティングの実現が望まれていた。
さらに、従来のフィッティングでは、口金9と取付部材2の間にシールリング27が配置されており、口金9と取付部材2の間を封止している。このシールリング27には、取付部材2を口金9にねじ込み固定する際のねじ込み力が直接作用する。また、飲料容器8は飲料充填、搬送、返却のように繰り返して使用される。シールリング27の経年劣化による封止性能の不足を補うために、飲料充填時には取付部材2を増し締めすることも行われている。
シールリング27に対して、取付部材2のねじ込み力の大きな力が長期間にわたって作用することや取付部材2の増し締めによる機械的な摩耗により、シールリング27の劣化が進行するため、シールリング27の寿命は比較的短い。ほぼ3年から5年ごとにシールリング27の交換を行う必要があった。
また、特許文献1のフィッティングは、第1封止部材に加えて第2封止部材を設けることにより、口金と取付部材との間隙に異物や汚水等が侵入しにくくなっている。しかし、特許文献1のようなフィッティングでも異物や汚水等の侵入を完全に防止することは困難である。また、第1封止部材と第2封止部材もゴム等の柔軟性材料であるため摩耗や腐食等による劣化が避けられず、定期的な交換が必要である。
したがって、特許文献1のフィッティングでも、メインテナンス作業の頻度を減少させることはできるが、殺菌・洗浄作業や第1封止部材と第2封止部材の交換作業を定期的に行う必要があった。なお、特許文献1のフィッティングにおける第1封止部材は、従来のフィッティングのシールリングとほぼ同様の機能であり、寿命も同程度である。
さらに、特許文献1のフィッティングも、取付部材を口金から取り外すことが比較的容易にできてしまうため、従来のフィッティングと同様の問題点があった。すなわち、飲料容器の不正使用を防止することができなかった。
また、特許文献2のフィッティングは、口金と取付部材を一体構造としてそれらの間の間隙をなくしたので、異物や汚水等の侵入を完全に防止することができるとともにメインテナンス作業も大幅に軽減できる。しかし、特許文献2のフィッティングは、飲料容器の口金の構造がそもそも異なるため、現状において大量に存在し使用されている従来の飲料容器をそのままでは利用することができない。従来の飲料容器の口金を交換する等によって従来の飲料容器を利用することはできるが、改造のためのコストが高くなってしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、シールリングの寿命を長期化してメインテナンス作業を大幅に軽減することのでき、さらに、第三者によるフィッティングの安易な分解および飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる飲料容器用フィッティングを提供することを目的とする。また、このような飲料容器用フィッティングを従来の飲料容器を改造することにより低コストで提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の飲料容器用フィッティングは、飲料容器の口金の内周側に形成された雌ねじに螺合されて取り付けられるフィッティングであって、前記口金の前記雌ねじと螺合する雄ねじが外周側に設けられた取付部材と、上端部が前記取付部材に支持された管状のダウンチューブと、前記ダウンチューブの上端部近傍に設けられ、加圧ガスを容器内部に供給するとともに飲料を容器外に注出するための弁と、前記口金の内面下端部に段部として形成された封止段部と前記取付部材との間を封止する封止部材とを有する。前記取付部材は、前記口金の前記封止段部の内縁角部と圧接して前記口金と前記取付部材との間を封止するとともに、前記封止段部との間に前記封止部材を圧縮保持する封止面が形成されたものである。そして、前記封止面は、前記封止段部の内縁角部と圧接されることにより前記取付部材の前記口金へのねじ込み位置を規定するものである。
また、上記の飲料容器用フィッティングは、前記弁として、前記ダウンチューブの上端部に嵌合され、加圧ガスを容器内部に供給するためのガス弁と、前記ダウンチューブの上端部内部に設けられ、飲料を容器外に注出するための飲料弁とを含むものとすることができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記取付部材は、頂部から外方に張り出すつば部が形成されたものとすることができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記封止面は、円錐面の一部を成す傾斜面を備えたものであることが好ましい。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記封止面は、前記封止部材が上方に脱出することを防止する張り出し部を備えたものとすることができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記封止面は、前記封止部材の一部を収容するための収容凹部を備えたものとすることができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記口金は、前記封止段部の近傍に前記封止部材の一部を収容する収容溝部が形成されたものとすることができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記取付部材は、前記封止面が前記封止段部の内縁角部と圧接されるまで前記口金に対してねじ込まれた後に、前記取付部材の上端部を前記口金に対して固着して回り止めを施したものであることが好ましい。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記取付部材としては、封止部材を保持するための溝部が形成された取付部材の当該溝部を肉盛り加工した後に、当該肉盛り部分を前記封止面として形成したものを使用することができる。
また、上記の飲料容器用フィッティングにおいて、前記封止部材は、非圧縮時の断面形状が略円形の環状のものであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
封止面が取付部材の口金へのねじ込み位置を規定するので、封止部材に対する過大な加圧を防止して、封止部材に対して適正な加圧力を確実に印加することができ、封止部材の封止性能を十分に発揮できるとともに、封止部材の寿命を大幅に長期化させることができる。これにより封止部材を交換する必要もほとんどなくなり、メインテナンス作業のコストを低減させることができる。
取付部材と口金とを固着することによって、取付部材のねじ固定を緩めて取り外すことが困難になり、第三者によるフィッティングの安易な分解を防止することができる。そして、第三者による飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる。
万が一、封止部材が劣化損傷して封止性能が損なわれた場合には、飲料容器内の加圧ガスが封止部材から漏れ出て、さらに、取付部材と口金の間の隙間から漏れ出てくるため、その状態を肉眼等で容易に確認することができる。
従来の口金形状の飲料容器を使用できるため、本発明のフィッティングの導入コストを大幅に低減することができる。その他のフィッティングの各部品もほとんど流用することができるため、極めて低コストで本発明のフィッティングを提供できる。また、従来の取付部材を改造して本発明の取付部材とほぼ同等のものを作成した場合には、本発明のフィッティングの導入コストをさらに低減することができる。また、従来の飲料容器を有効に利用できるため、資源の有効利用と地球環境の保護にも役立つ。
図1は、本発明の飲料容器用フィッティングの構成を示す断面図である。 図2は、飲料容器8の口金9の構成を示す断面図である。 図3は、取付部材20の構成を示す断面図である。 図4は、口金9に取付部材20を組み込んだ状態を示す断面図である。 図5は、ガス弁3を上方から見た平面図である。 図6は、従来の取付部材2を改造して取付部材20と同等のものとする手順を示す図である。 図7は、封止面26および封止段部92の変形例を示す図である。 図8は、他の形態の取付部材20aの構成を示す図である。 図9は、口金9に組み込んだ取付部材20aを上方から見た平面図である。 図10は、従来のフィッティングを飲料容器8に取り付けた状態を示す正面からの断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。飲料は生ビール、飲料容器はビール樽の場合である。図1は、本発明の飲料容器用フィッティングの構成を示す断面図である。図1は、本発明の飲料容器用フィッティングを飲料容器8の口金9に組み込んだ状態を示す正面から見た断面図である。図1の飲料容器用フィッティングの構成を説明する前に、図2から図4により、飲料容器用フィッティングを飲料容器8の口金9に組み込む手順をまず説明する。
図2は、飲料容器8の口金9の構成を示す断面図である。飲料容器8の最上部には図示のような口金9が溶接等により接続固定されている。飲料容器8と口金9の接続部は液体、気体の漏れがないように液密かつ気密に接続されている。口金9はほぼ円筒状に形成されており内部が空洞である。口金9の内周面の上部には雌ねじ91が形成されている。また、口金9の内周側の最下部には封止段部92が形成されている。
この封止段部92は図示のようにシールリング28を受けてシールリング28による封止を行うための構造である。この封止段部92上にシールリング28を載置する。この口金9としては、図10のような従来の飲料容器用フィッティングのための口金と全く同じものが使用可能である。すなわち従来から使用されている飲料容器8をそのまま利用することができる。
シールリング28は非圧縮時の断面形状が円形の通常のOリングが使用でき、材質はフッ素ゴムが好ましい。また、後述のように、本発明のフィッティングにおけるシールリング28では、気体・液体の封止のための適正な加圧力を印加することができるため、これによってシールリング28の寿命を大幅に長期化させることができる。また、シールリング28の材質も、従来のシールリングのように過大なねじ込み力に対する耐性や耐摩耗性を考慮する必要がなく、封止性能や寿命のみを考慮して最適な材料を選択することができる。
図3は、口金9の内周側に取り付けるための取付部材20の構成を示す断面図である。また、取付部材20は、フィッティングの各部品を支持してフィッティングの本体を構成する部材であり、その基本形状はほぼ円筒状である。取付部材20の外周上部には雄ねじ21が形成されている。雄ねじ21は上端近傍位置から所定長にわたって形成されている。この雄ねじ21は口金9の雌ねじ91に螺合するものである。
取付部材20の内周面上部には内方に突出する係合突起22が形成されている。係合突起22は口金9の上面にディスペンスヘッドを固定するための構造である。係合突起22は取付部材20の内周面の直径方向に対向する位置に2つ形成されている。ディスペンスヘッドと取付部材20とは、係合突起22による接続機構によって容易に結合することができる。
取付部材20の内周面中段部には弁座部24が形成されている。図10に示す従来のフィッティングでは、弁座部24が単一の傾斜角度を有する円錐内面の一部により構成されていて、その円錐面の頂角は60度である。すなわち、円錐面の中心線(ここでは鉛直方向)と円錐面の母線のなす角度(頂角の1/2)は30度である。
本発明のフィッティングでは、図示のように弁座部24が上部の弁座面241と下部の規制面242とからなっている。弁座面241、規制面242の各面は、中心線を共通とする円錐内面であるが、その傾斜角度が異なっている。弁座面241の頂角は80〜110度の範囲が好ましく、典型的には90度に設定される。すなわち、円錐面の中心線と母線のなす角度は40〜55度の範囲が好ましく、典型的には45度に設定される。
規制面242の頂角は30〜50度の範囲が好ましく、典型的には40度に設定される。すなわち、円錐面の中心線と母線のなす角度は15〜25度の範囲が好ましく、典型的には20度に設定される。このように、規制面242の傾斜方向が従来の弁座面よりも鉛直方向に近いため、ガス弁3の水平面内での移動を規制する作用が強く働く。このため、ガス弁3の中心位置からの変位量を小さく保つことができる。
取付部材20の下方側はスカート状の枠部25となっている。この枠部25によってコイルばね61およびダウンチューブ5が支持される(図1参照)。枠部25の円筒状側面には複数の窓部251が形成されている。窓部251は二酸化炭素ガス等を通過させるための開口である。枠部25の底面には、ダウンチューブ5を通過させるための中央孔252が形成されている。
中央孔252はダウンチューブ5の上部大径部分がちょうど通過できる大きさであり、中央孔252の周縁によりコイルばね61を支持することになる(図1参照)。なお、取付部材20は、枠部25以外の本体部と、枠部25とが溶接によって一体に接合されたものである。本体部は2相ステンレス鋼によって一体成形されたものであり、枠部25はオーステナイト系ステンレス鋼からなるものである。
2相ステンレス鋼はオーステナイトとフェライトの2相からなる高強度、高硬度、耐腐食性の優れたステンレス鋼である。一般的に、2相ステンレス鋼の方が、通常のオーステナイト系ステンレス鋼に比較して高強度、高硬度を示す。2相ステンレス鋼としては、例えば、フェライト相約50%、オーステナイト相約50%の2相組織からなるものが使用できる。
取付部材20の外周面には、口金9の封止段部92との間にシールリング28を圧縮保持するための封止面26が、取付部材20の外周一周にわたり形成されている。封止面26は円錐面の一部を成す傾斜面を含む。なお、取付部材20の本体部と枠部25とは、この封止面26の近傍位置で一体に接合されている。また、封止面26は、口金9の封止段部92の内縁角部と圧接して口金9と取付部材20との間を金属接触により封止する。
本発明の飲料容器用フィッティングを飲料容器8の口金9に組み付けるには、まず、口金9の封止段部92にシールリング28を載置し、その口金9に取付部材20を適正なトルクでねじ込んで固定する。図4は口金9に取付部材20を組み込んだ状態を示す断面図である。口金9に取付部材20をねじ込んでいくと、取付部材20の封止面26が口金9の封止段部92の内縁角部と突き当たり、その位置で取付部材20の位置が規制される。
このとき、シールリング28は、封止面26と封止段部92の間に挟まれて適正な加圧力で加圧され断面形状が図示のように変形される。取付部材20のねじ込み終端位置が規制されているので、シールリング28を過大に加圧することがなく、シールリング28の適正な加圧力が保証される。また、取付部材20を適正なトルクで口金9にねじ込むことにより、封止面26と封止段部92内縁角部との間も両部材の金属接触により封止機能を発生する。この金属接触による封止だけであると、急激な温度変化などで飲料容器8内部の圧力ガスが漏れ出す場合がある。本発明では、シールリング28を併用しているので、このような急激な温度変化が生じた場合でも適正な封止が可能である。
また、金属接触による封止とシールリング28を併用しているので、シールリング28への負荷が減少し、シールリング28の寿命を大幅に長期化することができる。シールリング28を適正な加圧力に保つことによっても、シールリング28の寿命が長期化する。これによりシールリング28の寿命を飲料容器8本体の寿命と同程度以上(30年以上)とすることができる。したがって、飲料容器8の使用中にシールリング28を交換する必要がほぼなくなり、メインテナンス作業を大幅に軽減することができる。
取付部材20が適正な締付力で固定されたら、次に、取付部材20と口金9の頂部の螺合部を溶接等によって固着して取付部材20の回り止めを行う。固着方法としては、アーク溶接(点付け溶接)等の溶接が好ましいが、接着などの他の固着方法も使用可能である。図4に示すような点付け溶接201では1〜2点の溶接で十分であるが、さらに多数点の溶接で固着してもよい。
取付部材20と口金9とを固着することによって、取付部材20のねじ固定を緩めて取り外すことが困難になり、第三者によるフィッティングの安易な分解を防止することができる。そして、第三者による飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる。このように取付部材20と口金9とを固着しても、シールリング28の寿命が大幅に長期化されて30年以上とすることも可能なため、取付部材20を口金9から取り外す必要はほとんど生じない。
また、万が一、シールリング28が劣化損傷して封止性能が損なわれた場合には、飲料容器内の加圧ガスがシールリング28から漏れ出て、さらに、取付部材20と口金9の間の隙間から漏れ出てくるため、その状態を肉眼等で容易に確認することができる。このように、シールリング28が劣化した場合に、すぐにそれを確認できることも本発明の利点である。
取付部材20を口金9に取り付けて、図4に示すように取付部材20を固着して回り止めを行った後は、取付部材20の枠部25内にフィッティングの各部品を組み付けて、図1に示すような状態とする。各部品を組み付ける手順は、まず、ダウンチューブ5の上端内部にビール弁4およびコイルばね62を挿入し、ダウンチューブ5の上端外部にはコイルばね61を配置して、それらを取付部材20の枠部25内に上方から挿入する。最後に、ダウンチューブ5の上端にガス弁3を取り付けて固定する。
ガス弁3は、傾斜させることにより弁座部24内周の中央孔を通過させることができるものを使用する。図5は、ガス弁3の構成の一例を示す図であり、ガス弁3を上方から見た平面図である。ガス弁3は、ゴム等の柔軟性部材からなる弁部材32がステンレス材等からなる芯金31と一体に成形されたものである。芯金31の外周縁には、中心に対して対称な2位置に互いに平行な平坦部が設けられている。このため平坦部が設けられた位置での芯金31の直径(短径=平坦部間の距離)は、これと直交する方向の直径(長径)に比較して小さくなっている。
この平坦部が設けられた部分は、弁座部24の中央孔を通過可能な寸法となっている。すなわち、芯金31の短径寸法は弁座部24中央孔の直径よりも小さく、芯金31の長径寸法は弁座部24中央孔の直径よりも大きくなっている。また、ガス弁3には長径方向を示すマークが刻印されている。このようなガス弁3は、長径方向に傾斜させて上方から弁座部24を通過させ、ダウンチューブ5の上端に組み付けることができる。
全ての部品を組み付けた状態のフィッティングは、図1に示されている。図1は、本発明の飲料容器用フィッティングを飲料容器8の口金9に組み込んだ状態を示す正面から見た断面図である。
ダウンチューブ5の上端部にはガス弁3が固定されており、また、ダウンチューブ5の上端内部にはビール弁4がコイルばね62で上方に付勢されて配置されている。ガス弁3およびビール弁4は、コイルばね61,62による付勢力によって閉状態となっている。口金9および取付部材20にはディスペンスヘッドが取り付け可能である。ディスペンスヘッドと取付部材20とは、係合突起22による接続機構によって容易に結合することができる。
ディスペンスヘッドを取付部材20に固定すると、ディスペンスヘッドを操作してガス弁3およびビール弁4を開放し、二酸化炭素ガス等の圧力ガスを飲料容器8内に供給するとともに、飲料容器8の内圧を高めて生ビールを容器外に流出させることができる。生ビールはダウンチューブ5およびビール弁4を通して容器外に流出する。
以上に説明したような、本発明のフィッティングを使用するには、従来から広く使用されていた図10に示すような飲料容器8から従来のフィッティングを取り外して、本発明のフィッティングに交換することができる。飲料容器8や口金9は、従来のものをそのまま使用することができるため、低コストで本発明のフィッティングを使用することができる。
次に、従来の取付部材2を改造して取付部材20と同等のものを作成する方法について説明する。図6は、従来の取付部材2を改造する手順を示す図である。まず、図10に示すような従来のフィッティングから取付部材2を取り外す。そして、取付部材2のシールリング27を配置するための溝部を肉盛り溶接によって埋めて肉盛り部260とする。次に、その肉盛り部260を点線で示すように切削して円錐面の一部を成す傾斜面とし、封止面26を作成する。
このようにして従来の取付部材2を改造したものは、本発明における取付部材20とほぼ同等のものとして使用できる。従来の取付部材2を取り外し、改造して利用することができるため、さらに低コストで本発明のフィッティングを使用することができる。
図7は、封止面26および封止段部92の変形例を示す図である。図7(a)〜(d)のそれぞれの図は、口金9の封止段部92と取付部材20の封止面26との接触部の近傍を示す拡大断面図である。図7(a)は封止面26が円錐面(傾斜面)のみからなるものであり、図3,4にも示したものである。封止面26の円錐面の頂角は40〜60度が好ましい。すなわち、円錐面の中心線(ここでは鉛直方向)と円錐面の母線のなす角度(頂角の1/2)は20〜30度である。
封止面26の円錐面の頂角が小さい方がシールリング28として大径の(断面積の大きな)ものを使用できる。シールリング28が大径であるほど、シールリング28の寿命も長くなる傾向がある。図7(a)は円錐面の頂角が60度の場合である。この場合断面円形の直径が1.9mmのOリングをシールリング28として使用できる。
図7(b)は封止面26の円錐面の頂角が40度の場合である。この場合断面円形の直径が2.6mmのOリングをシールリング28として使用できる。ただし、円錐面の頂角がこのように小さい場合、シールリング28の一部が封止面26の上方に脱出してしまう場合がある。図7(b)の封止面26では、このようなシールリング28の上方への脱出を防止するために、円錐面に連続してその上部に外方への張り出し部261を設けたものである。張り出し部261は、点線で示す円錐面よりも外方に突出するように形成されており、シールリング28の上方への脱出を防止することができる。
図7(c)は封止面26の円錐面に連続してその上部にシールリング28の一部を収容するための収容凹部262が設けられたものである。収容凹部262は、点線で示す円錐面よりも内側にくぼんだ凹部として形成されている。封止面26の上部に収容凹部262が設けられているので、シールリング28としてより大径の(断面積の大きな)ものを使用でき、シールリング28の寿命をより長くすることができる。
図7(d)は口金9の封止段部92の近傍位置に、シールリング28の一部を収容するための収容溝部921が設けられたものである。封止段部92の近傍位置に収容溝部921が設けられているので、シールリング28としてより大径の(断面積の大きな)ものを使用でき、シールリング28の寿命をより長くすることができる。なお、図7(a)〜(d)に示す、封止面26、張り出し部261、収容凹部262、収容溝部921は、全てフィッティングの中心軸に対して回転対称の回転面として形成されている。
次に、本発明における他の形態の取付部材について説明する。図8は他の形態の取付部材20aを口金9に取り付けた状態を示す断面図である。また、図9は口金9に組み込んだ取付部材20aを上方から見た平面図である。取付部材20aの構成は、図3,4に示す取付部材20と類似しているため、相違点について説明する。取付部材20aの最上部には、半径方向外周側に広がるつば部23が一体的に設けられている。つば部23が口金9と取付部材20aとの間の頂部の間隙を覆っているため、その間隙に異物や汚水等が侵入することを防止できる。取付部材20aのつば部23以外の構成は、図3,4に示す取付部材20と同様である。
口金9に取付部材20aをねじ込み、取付部材20aが適正な締付力で固定されたら、次に、つば部23と口金9とを溶接等によって固着して取付部材20aの回り止めを行う。固着方法としては、スポット溶接やアーク溶接等の溶接が好ましいが、接着などの他の固着方法も使用可能である。図9は取付部材20aを口金9に固着した状態を示している。「×」印で示す固着点231はスポット溶接によって固着した場合を示している。固着点231は図9では2個所示されているが、それに限定されることはなく、1個所でもよく、3個所以上の任意の数としてもよい。ただし、フィッティングの分解を防止するには複数個所の方が望ましい。
固着点232はアーク溶接(点付け溶接)によって固着した場合を示している。アーク溶接の場合、図示のように、つば部23の外周縁と口金9上面とをアーク溶接で固着する。固着点232は図9では2個所示されているが、それに限定されることはなく、1個所でもよく、3個所以上の任意の数としてもよい。なお、スポット溶接とアーク溶接による固着は、両方を行う必要はなくどちらか一方だけで十分である。
つば部23と口金9とを固着することによって、取付部材20aのねじ固定を緩めて取り外すことが困難になり、第三者によるフィッティングの安易な分解を防止することができる。そして、第三者による飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる。このようにつば部23と口金9とを固着しても、シールリング28の寿命が大幅に長期化されて30年以上とすることも可能なため、取付部材20aを口金9から取り外す必要はほとんど生じない。
しかし、シールリング28が劣化損傷した場合など、取付部材20aを口金9から取り外す必要が生じた場合には、取り外し専用の工具を使用して取付部材20aを取り外すことも可能である。その場合、まず溶接等による固着個所を専用の工具によって剥離・分離し、固着による回り止めを解除する。その後、取付部材20aのねじ固定を専用工具によって緩め、取付部材20aを口金9から取り外す。
また、シールリング28が劣化損傷して封止性能が損なわれた場合には、飲料容器内の加圧ガスがシールリング28から漏れ出て、さらに、つば部23と口金9の間の微少な隙間から漏れ出てくるため、その状態を肉眼等で容易に確認することができる。このように、シールリング28が劣化した場合に、すぐにそれを確認できることも本発明の利点である。
なお、つば部23と口金9の間の隙間はごく微少なものであり、また、隙間が口金9の周縁付近に横向きに開口しているため、この隙間から異物や汚水等が浸入する可能性は非常に小さい。万が一、隙間に異物や汚水等が浸入した場合、それらの汚水等が隙間からしみ出てきたとしても、隙間が口金9の周縁付近に横向きに開口しているため、しみ出した汚水等が口金内に侵入することはない。
以上のように、本発明の飲料容器用フィッティングによれば、取付部材20,20aと口金9とを固着することによって、取付部材20,20aのねじ固定を緩めて取り外すことが困難になり、第三者によるフィッティングの安易な分解を防止することができる。そして、第三者による飲料容器の不正使用や汚染を防止することができる。
また、取付部材20,20aのねじ込み力を封止面26によって受ける構造なので、シールリング28に過大な応力や歪みを発生させることがなく、シールリング28の寿命を大幅に長期化させることができる。これによりシールリング28を交換する必要もほとんどなくなり、メインテナンスのコストを低減させることができる。
さらに、つば部23のある取付部材20aでは、と口金9の間の隙間から異物や汚水等が浸入する可能性は非常に小さく、隙間に異物や汚水等が浸入した場合でもそれらの汚水等が隙間からしみ出して口金内に侵入する可能性は非常に小さく、衛生的にも優れたフィッティングが提供できる。
また、本発明の飲料容器用フィッティングでは、従来の口金形状の飲料容器を使用できるため、本発明のフィッティングの導入コストを大幅に低減することができる。その他のフィッティングの各部品もほとんど流用することができるため、極めて低コストで本発明のフィッティングを提供できる。また、従来の取付部材を改造して本発明の取付部材とほぼ同等のものを作成した場合には、本発明のフィッティングの導入コストをさらに低減することができる。また、従来の飲料容器を有効に利用できるため、資源の有効利用と地球環境の保護にも役立つ。
なお、以上の実施の形態では、飲料として生ビール、飲料容器としてビール樽を例に挙げて説明したが、それ以外の任意の飲料と飲料容器にも適用することができる。また、以上に説明した飲料容器用フィッティングは、いわゆるウェルタイプと呼ばれる図1のような形態のフィッティングを例に挙げているが、ウェルタイプのフィッティングに限定されるものではない。本発明の飲料容器用フィッティングは、ウェルタイプだけでなく、いわゆるフラットタイプと呼ばれる飲料容器からの口金の突出量の少ないフィッティングやその他のフィッティングに対しても適用可能である。
本発明によれば、シールリングの寿命を大幅に長期化してメインテナンス作業を軽減することができ、さらに、第三者によるフィッティングの安易な分解および飲料容器の不正使用や汚染を防止することのできる飲料容器用フィッティングを提供できる。
2 取付部材
3 ガス弁
4 ビール弁
5 ダウンチューブ
7 飛び出し防止部材
8 飲料容器
9 口金
20,20a 取付部材
21 雄ねじ
22 係合突起
23 つば部
24 弁座部
25 枠部
26 封止面
27,28 シールリング
31 芯金
32 弁部材
61,62 コイルばね
71 ストッパ
91 雌ねじ
92 封止段部
201 点付け溶接
231,232 固着点
241 弁座面
242 規制面
251 窓部
252 中央孔
253 止め具
260 肉盛り部
261 張り出し部
262 収容凹部
921 収容溝部

Claims (10)

  1. 飲料容器(8)の口金(9)の内周側に形成された雌ねじ(91)に螺合されて取り付けられるフィッティングであって、
    前記口金(9)の前記雌ねじ(91)と螺合する雄ねじ(21)が外周側に設けられた取付部材(20)と、
    上端部が前記取付部材(20)に支持された管状のダウンチューブ(5)と、
    前記ダウンチューブ(5)の上端部近傍に設けられ、加圧ガスを容器内部に供給するとともに飲料を容器外に注出するための弁(3,4)と、
    前記口金(9)の内面下端部に段部として形成された封止段部(92)と前記取付部材(20)との間を封止する封止部材(28)とを有し、
    前記取付部材(20)は、前記口金(91)の前記封止段部(92)の内縁角部と圧接して前記口金(91)と前記取付部材(20)との間を封止するとともに、前記封止段部(92)との間に前記封止部材(28)を圧縮保持する封止面(26)が形成されたものであり、
    前記封止面(26)は、前記封止段部(92)の内縁角部と圧接されることにより前記取付部材(20)の前記口金(9)へのねじ込み位置を規定するものである飲料容器用フィッティング。
  2. 請求項1に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記弁は、
    前記ダウンチューブ(5)の上端部に嵌合され、加圧ガスを容器内部に供給するためのガス弁(3)と、
    前記ダウンチューブ(5)の上端部内部に設けられ、飲料を容器外に注出するための飲料弁(4)とを含むものである飲料容器用フィッティング。
  3. 請求項2に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記取付部材(20)は、頂部から外方に張り出すつば部(23)が形成されたものである飲料容器用フィッティング。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記封止面(26)は、円錐面の一部を成す傾斜面を備えたものである飲料容器用フィッティング。
  5. 請求項4に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記封止面(26)は、前記封止部材(28)が上方に脱出することを防止する張り出し部(261)を備えたものである飲料容器用フィッティング。
  6. 請求項4,5のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記封止面(26)は、前記封止部材(28)の一部を収容するための収容凹部(262)を備えたものである飲料容器用フィッティング。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記口金(9)は、前記封止段部(92)の近傍に前記封止部材(28)の一部を収容する収容溝部(921)が形成されたものである飲料容器用フィッティング。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記取付部材(20)は、前記封止面(26)が前記封止段部(92)の内縁角部と圧接されるまで前記口金(9)に対してねじ込まれた後に、前記取付部材(20)の上端部を前記口金(9)に対して固着して回り止めを施したものである飲料容器用フィッティング。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記取付部材は、封止部材(27)を保持するための溝部が形成された取付部材(2)の当該溝部を肉盛り加工した後に、当該肉盛り部分を前記封止面(26)として形成したものである飲料容器用フィッティング。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載した飲料容器用フィッティングであって、
    前記封止部材(28)は、非圧縮時の断面形状が略円形の環状のものである飲料容器用フィッティング。
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