JP2012030761A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EV走行の走行領域を拡大することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、第1回転電機と、第2回転電機と、動力伝達機構と、制御手段と、を備える。第2回転電機は、駆動軸に対しトルクを出力する。制御手段は、シリーズ式走行モードと、シリーズパラレル式走行モードとの間で走行モードを切り替える。そして、第2回転電機によりハイブリッド車両が駆動されるEV走行では、シリーズ式走行モードの最高制限車速は、シリーズパラレル式走行モードの最高制限車速よりも大きい。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハイブリッド車両に好適な制御装置に関する。
従来から、内燃機関(エンジン)に加えて、電動機や発電機として機能する回転電機(モータジェネレータ)を備えるハイブリッド車両が知られている。例えば、特許文献1には、第1及び第2回転電機を備え、動力伝達機構を介してエンジンから出力された動力を2つに分配し、一部を機械的な動力のまま駆動軸に出力すると共に、残余を電力に変換して駆動軸に出力する所謂シリーズパラレル式のハイブリッド車両が開示されている。また、特許文献1には、所定の条件が満たされた場合、ハイブリッド車両は、第2回転電機のみを駆動源としたEV(Electric Vehicle)走行を行う点が開示されている。その他、本発明に関連する技術が特許文献2に開示されている。
特開2009−029269号公報 特開2010−076679号公報
一般に、シリーズパラレル式の走行方式では、動力伝達機構(遊星歯車機構)に備えられた軸受の破損や焼きつき等を抑制する観点から、EV走行での車速の最高速度が制限される。一方、エンジンからの動力を回転電機により全て電力に変換し、当該電力に基づき、駆動軸に連結された回転電機を駆動する所謂シリーズ式の走行方式では、動力伝達機構を介さないため、上述の観点に基づくEV走行での最高速度の制限はされない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、EV走行の走行領域を拡大することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、エンジンと、第1回転電機と、駆動軸に対しトルクを出力する第2回転電機と、相互に差動回転可能な複数の回転要素を備えた動力伝達機構と、前記動力伝達機構と前記駆動軸との動力伝達が遮断されるシリーズ式走行モードと、前記動力伝達機構と前記駆動軸との動力伝達が行われるシリーズパラレル式走行モードとの間で走行モードを切り替える制御手段と、を備え、前記第2回転電機により前記ハイブリッド車両が駆動されるEV走行では、前記シリーズ式走行モードの最高制限車速は、前記シリーズパラレル式走行モードの最高制限車速よりも大きい。
上記のハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、第1回転電機と、第2回転電機と、動力伝達機構と、制御手段と、を備える。第2回転電機は、駆動軸に対しトルクを出力する。制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、シリーズ式走行モードと、シリーズパラレル式走行モードとの間で走行モードを切り替える。ここで、「シリーズ式走行モード」とは、エンジンからの動力を回転電機により全て電力に変換し、当該電力に基づき、駆動軸に連結された回転電機を駆動する走行モードを指す。シリーズ式走行モードでは、動力伝達機構と駆動軸との動力伝達が遮断される。また、「シリーズパラレル式走行モード」とは、エンジンから出力された動力を2つに分配し、一部を機械的な動力のまま駆動軸に出力すると共に、残余を電力に変換して駆動軸に出力する走行モードを指す。シリーズパラレル式走行モードでは、動力伝達機構と駆動軸との動力伝達が行われる。そして、第2回転電機によりハイブリッド車両が駆動されるEV走行では、シリーズ式走行モードの最高制限車速は、シリーズパラレル式走行モードの最高制限車速よりも大きい。
上述したように、シリーズ式走行モードでは、動力伝達機構と駆動軸との動力伝達が遮断される。従って、シリーズ式走行モードでは、ハイブリッド車両の制御装置は、動力伝達機構の構造的な制約によるEV走行の車速制限を設ける必要がない。従って、ハイブリッド車両の制御装置は、EV走行では、シリーズ式走行モードの最高制限車速を、シリーズパラレル式走行モードの最高制限車速よりも大きく設定することで、EV走行の走行領域を拡大し、燃費を向上させることができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の一態様では、前記動力伝達機構は、ピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転軸を軸支するキャリアと、を備え、前記制御手段は、前記シリーズパラレル式走行モードかつEV走行中であって、前記キャリアの回転数と、前記ピニオンギヤの回転数との差回転数が所定値を超える場合、シリーズ式走行モードに切り替える。「所定値」は、例えば、ピニオンギヤの回転軸とピニオンギヤとの間に設けられる軸受(ニードルベアリング)の破損や焼きつきが生じる虞のない差回転数の上限値等に設定される。シリーズパラレル式走行モードでは、EV走行時であっても動力伝達機構と駆動軸との間で動力伝達が行われるため、ハイブリッド車両の制御装置は、動力伝達機構のキャリアの回転数とピニオンの回転数との差回転に基づきEV走行の最高車速を制限する必要がある。従って、この態様では、ハイブリッド車両の制御装置は、差回転数が所定値を超えた場合にシリーズパラレル式走行モードからシリーズ式走行モードに切り替えることで、EV走行を継続してEV走行の走行領域を拡大し、燃費を向上させることができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の他の一態様では、前記動力伝達機構は、前記第1回転電機に連結された第1回転要素と、前記第2回転電機と駆動軸とにクラッチを介して連結する第2回転要素と、前記エンジンと連結する第3回転要素と、締結状態において、前記第1回転要素を固定可能なブレーキと、をさらに備え、前記制御手段は、前記クラッチを解放状態かつ前記ブレーキを締結状態にすることで、前記シリーズ式走行モードへ切り替え、前記クラッチを締結状態かつ前記ブレーキを解放状態にすることで、前記シリーズパラレル式走行モードへ切り替える。ここで、「連結」とは、動力(回転)の伝達を直接的に行う構造を含むほか、1又は2以上の部材を介して動力の伝達を間接的に行う構造も含む。この態様では、好適に、ハイブリッド車両の制御装置は、シリーズ式走行モードとシリーズパラレル式走行モードとを切り替えることができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の他の一態様では、前記動力伝達機構は、前記第1回転電機に連結された第1回転要素と、前記第2回転電機と駆動軸とに第1クラッチを介して連結する第2回転要素と、前記エンジンと連結する第3回転要素と、締結状態において、前記第2回転要素の回転数と前記第3回転要素の回転数とが一対一に対応するように、前記第2回転要素及び前記第3回転要素の回転を規制可能な第2クラッチと、をさらに備え、前記制御手段は、前記第1クラッチを解放状態かつ前記第2クラッチを締結状態にすることで、前記シリーズ式走行モードへ切り替え、前記第1クラッチを締結状態かつ前記第2クラッチを解放状態とすることで、前記シリーズパラレル式走行モードへ切り替える。この態様によっても、好適に、ハイブリッド車両の制御装置は、シリーズ式走行モードとシリーズパラレル式走行モードとを切り替えることができる。
実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成図の一例を示す。 ハイブリッド駆動装置の概略構成図の一例である。 ハイブリッド駆動装置の一動作状態を例示する動作共線図である。 EV走行時の各走行モードにおける共線図を示す。 第1制御の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第2制御の処理手順を示すフローチャートの一例である。 ハイブリッド駆動装置の他の構成例を示す。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[構成]
始めに、図1を参照し、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置を適用したハイブリッド車両1の構成の一例について説明する。図1は、ハイブリッド車両1の概略構成図である。ハイブリッド車両1は、ECU100、PCU(Power Control Unit)11、バッテリ12、アクセル開度センサ13、車速センサ14、及びハイブリッド駆動装置10を備える。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)、A/D(Analog to Digital)変換器及び入出力インターフェイスなどを有し、ハイブリッド車両1の各部の動作を制御する電子制御ユニットである。ECU100は、ROMに格納された制御プログラムに従って、後述する制御を実行する。そして、ECU100は、本発明における制御手段として機能する。なお、本発明に係る制御手段の物理的、機械的及び電気的な構成はこれに限定されるものではなく、例えば制御手段は、複数のECU、各種処理ユニット、各種コントローラ或いはマイコン装置等各種コンピュータシステム等であってもよい。
ハイブリッド駆動装置10は、ハイブリッド車両1の車軸たる左車軸SFL(左前輪FLに対応)及び右車軸SFR(右前輪FRに対応)に駆動力としての駆動トルクを供給することによりハイブリッド車両1を駆動するドライブユニットである。ハイブリッド駆動装置10の詳細な構成については後述する。
PCU11は、不図示のインバータを含み、バッテリ12と後述する各モータジェネレータとの間の電力の入出力を、或いはバッテリ12を介さない各モータジェネレータ相互間の電力の入出力を制御する制御ユニットである。具体的には、PCU11は、バッテリ12から取り出した直流電力を交流電力に変換して各モータジェネレータに供給すると共に、各モータジェネレータによって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ12に供給する。PCU11は、ECU100と電気的に接続されており、ECU100によってその動作が制御される。
バッテリ12は、複数の単位電池セルを直列接続した構成を有し、各モータジェネレータを力行するための電力に係る電力供給源として機能する電池ユニットである。
アクセル開度センサ13は、ハイブリッド車両1の図示せぬアクセルペダルの操作量たるアクセル開度「Ta」を検出することが可能に構成されたセンサである。アクセル開度センサ13は、ECU100と電気的に接続されており、検出されたアクセル開度Taは、ECU100によって一定又は不定の周期で参照される。
車速センサ14は、ハイブリッド車両1の車速「V」を検出するセンサである。車速センサ14は、ECU100と電気的に接続されており、検出された車速Vは、ECU100によって一定又は不定の周期で参照される。
ここで、図2を参照し、ハイブリッド駆動装置10の詳細な構成について説明する。図2は、ハイブリッド駆動装置10の概略構成図である。尚、同図において、図1と重複する箇所には同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
図2において、ハイブリッド駆動装置10は、エンジン20、動力分割機構30、モータジェネレータMG1(以下、適宜「モータMG1」と略称する。)、モータジェネレータMG2(以下、適宜「モータMG2」と略称する。)、入力軸40、クラッチCL、ブレーキBR、減速機構60、及びオイルポンプ70を備える。
エンジン20は、ハイブリッド車両1の主たる動力源として機能する。エンジン20の出力動力たるエンジントルク「Te」は、不図示のクランク軸を介してハイブリッド駆動装置10の入力軸40に連結されている。
モータMG1は、電気エネルギを運動エネルギに変換する力行機能と、運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを備えた、本発明に係る「第1回転電機」の一例たる電動発電機である。
モータMG2は、モータMG1よりも体格の大きい本発明に係る「第2回転電機」の一例たる電動発電機であり、モータMG1と同様に、電気エネルギを運動エネルギに変換する力行機能と、運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを備える。モータMG2は、モータMG1及びエンジン20と異なり、ハイブリッド車両1の駆動軸(以後、「駆動軸OUT」と呼ぶ。)に対し、その出力トルク(以後、「MG2トルクTm」と呼ぶ。)を作用させることが可能である。従って、モータMG2は、駆動軸OUTにトルクを付加してハイブリッド車両1の走行をアシストすることも、駆動軸OUTからのトルクの入力により電力回生を行うことも可能である。MG2トルクTmは、モータMG1の入出力トルク(以後、「MG1トルクTg」と呼ぶ。)と共に、PCU11を介してECU100により制御される。
尚、モータMG1及びモータMG2は、同期電動発電機として機能し、例えば外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
動力分割機構30は、本発明に係る「動力伝達機構」の一例たる複合型遊星歯車機構である。動力分割機構30は、中心部に設けられた、本発明に係る「第1回転要素」の一例たるサンギヤS1と、サンギヤS1の外周に同心円状に設けられた本発明に係る「第2回転要素」の一例たるリングギヤR1と、サンギヤS1とリングギヤR1との間に配置されてサンギヤS1の外周を自転しつつ公転する複数のピニオンギヤP1と、これら各ピニオンギヤP1の回転軸(ピニオンシャフト)を軸支する本発明に係る「第3回転要素」の一例たるキャリアC1とを備える。また、ピニオンギヤP1と、ピニオンシャフトとの間には、図示しないピニオンニードルベアリングが設けられている。
ここで、サンギヤS1は、モータMG1のロータに、その回転軸を共有する形で連結されており、その回転数はモータMG1の回転数(以後、「MG1回転数Nmg1」と呼ぶ。)と等価である。リングギヤR1は、クラッチCLを介して減速機構60に連結されている。また、リングギヤR1の回転数は、クラッチCLが締結された場合、駆動軸OUTの回転数(以後、「出力回転数Nout」と呼ぶ。)と等価である。更に、リングギヤR1は、ブレーキBRと接続する。そして、リングギヤR1は、ブレーキBRが締結状態の場合、その回転が制止されて固定される。キャリアC1は、エンジン20のクランク軸に連結された入力軸40と連結されており、その回転数は、エンジン20の回転数(以後、「エンジン回転数Ne」と呼ぶ。)と等価である。
動力分割機構30は、上述した構成の下で、エンジン20から入力軸40に供給されるエンジントルクTeを、キャリアC1によってサンギヤS1及びリングギヤR1に所定の比率、具体的には各ギヤ相互間のギヤ比に応じた比率で分配する。即ち、動力分割機構30は、エンジン20の動力を2系統に分割する。
減速機構60は、モータMG2のロータと連結すると共に、クラッチCLを介してリングギヤR1と連結する。そして、減速機構60は、駆動軸OUTの回転を、減速機構60を構成する各ギヤのギヤ比に応じて定まる減速比に応じて減速された形でモータMG2に伝達する。よって、モータMG2の回転数(以後、「MG2回転数Nmg2」と呼ぶ。)は、車速Vに応じて一義的に定まる。また、減速機構60は、車軸と一義的な回転状態を呈する駆動軸OUTと、この駆動軸OUTに連結された減速ギヤと、デファレンシャルとを含む。そして、各車軸の回転数は、減速機構60により所定のギヤ比に従って減速された状態で駆動軸OUTに伝達される。
オイルポンプ70は、ハイブリッド駆動装置10の各部に潤滑油を供給する。オイルポンプ70は、入力軸40にて伝達された動力にて駆動される。
また、図示破線枠A1に相当する部位に、レゾルバ等の回転センサが設けられている。この回転センサは、ECU100と電気的に接続された状態にあり、検出された回転数は、ECU100に対し一定又は不定の周期で送出されている。補足すると、図示破線枠A1に相当する部位の回転数とは、MG1回転数Nmg1である。
尚、本発明に係る「動力伝達機構」に係る実施形態上の構成は、動力分割機構30のものに限定されない。例えば、本発明に係る動力伝達機構は、複数の遊星歯車機構が組み合わされた複合型遊星歯車機構であってもよい。
[制御方法]
次に、ECU100が実行する制御方法について具体的に説明する。以後では、モータMG1とモータMG2とを特に区別しない場合、これらを「モータ」と総称する。また、燃料を使用せず電力を駆動源とした走行を「EV走行」と呼ぶ。
(モード切替の基本制御)
まず、ECU100が実行するハイブリッド車両1の走行方式(以後、「走行モード」と呼ぶ。)の切り替え(以後、単に「モード切替」と呼ぶ。)の基本制御について説明する。概略的には、ECU100は、ブレーキBR及びクラッチCLのそれぞれの状態を制御することで、走行モードを切り替える。
具体的には、ECU100は、ブレーキBRを締結状態とし、クラッチCLを解放状態とすることで、ハイブリッド車両1を、エンジン20からの動力をモータにより全て電力に変換し、そこで得られた電力に基づきモータにより駆動するハイブリッド車両(以後、「シリーズ式ハイブリッド車両」と呼ぶ。)として機能させる。これについて、図3(a)を用いてさらに詳しく説明する。
図3(a)は、ブレーキBRが締結状態かつクラッチCLが解放状態でのハイブリッド駆動装置10の一動作状態を例示する動作共線図である。
図3(a)において、縦軸は回転数を表しており、横軸は、左から順にモータMG1(一義的にサンギヤS1)、エンジン20(一義的にキャリアC1)、出力回転数Nout、モータMG2を表す。なお、図3(a)では、リングギヤR1の回転数が動作点「Pr1」に相当し、出力回転数Noutが動作点「Pr2」に相当する。
ここで、動力分割機構30は、相互に差動関係にある複数の回転要素を備えた回転二自由度の遊星歯車機構であり、サンギヤS1、キャリアC1及びリングギヤR1のうち二要素の回転数が定まった場合に、残余の一回転要素の回転数が必然的に定まる。即ち、動作共線図上において、各回転要素の動作状態は、ハイブリッド駆動装置10の一動作状態に一対一に対応する一の動作共線によって表される。従って、図3(a)において、モータMG1の動作点が動作点「Ps1」であるとする。この場合、ブレーキBRにより制止されているリングギヤR1が動作点「Pr1」にあるため、残余の回転要素の一たるキャリアC1に連結されたエンジン20の動作点は、動作点「Pc1」となる。
一方、クラッチCLが解放されていることにより、駆動軸OUTはリングギヤR1と独立して回転可能である。従って、モータMG2の出力に基づき駆動軸OUTが回転し、モータMG2の動作点が動作点「Pg1」の場合の駆動軸OUTの動作点は動作点「Pr2」となる。
従って、ブレーキBRが締結状態かつクラッチCLが解放状態の場合、ハイブリッド車両1は、エンジン20が出力した動力に基づきモータMG1により発電すると共に、モータMG2を駆動源として走行を行う。即ち、この場合、ハイブリッド車両1は、シリーズ式ハイブリッド車両として機能する。以後では、ハイブリッド車両1がシリーズ式ハイブリッド車両として走行する走行モードを、「SHVモード」と呼ぶ。
このように、SHVモードでは、クラッチCLが解放状態であり、駆動軸OUTは、動力分割機構30と切り離されている。即ち、この場合、駆動軸OUTと動力分割機構30との動力伝達が遮断されている。
一方、ECU100は、ブレーキBRを解放状態とし、かつ、クラッチCLを締結状態とすることで、ハイブリッド車両1を、所謂シリーズパラレル式ハイブリッド車両として機能させる。即ち、この場合、ハイブリッド車両1は、エンジン20からの動力を動力分割機構30により分割し、一方を機械的な動力のまま駆動軸OUTに出力すると共に、残余をモータにより電力に変換して駆動軸OUTに出力する。これについて、図3(b)を用いてさらに詳しく説明する。
図3(b)は、ブレーキBRが解放状態かつクラッチCLが締結状態でのハイブリッド駆動装置10の一動作状態を例示する動作共線図である。この場合、クラッチCLによりリングギヤR1と駆動軸OUTとが連結されている。また、リングギヤR1は、ブレーキBRが解放状態にあるため、制止されていない。従って、図3(b)では、駆動軸OUTの回転数である出力回転数Noutは、リングギヤR1の回転数と一義的な関係になると共に、動作点Pr1と異なる動作点Pr2に位置する。
また、図3(b)の場合、モータMG1の動作点とエンジン20の動作点と駆動軸OUTの動作点とが一直線上に位置する。従って、モータMG1の動作点が動作点「Ps2」、かつ、駆動軸OUTの動作点が動作点Pr2にある場合、エンジン20の動作点は、動作点「Pc2」となる。
従って、ブレーキBRが解放状態かつクラッチCLが締結状態の場合、ハイブリッド車両1は、動力分割機構30を介してエンジン20の動力を分割し、一方を機械的な動力のまま駆動軸OUTに出力すると共に、残余をモータにより電力に変換する走行を行う。即ち、この場合、ハイブリッド車両1は、シリーズパラレル式ハイブリッド車両として機能する。以後では、ハイブリッド車両1がシリーズパラレル式ハイブリッド車両として走行する走行モードを、「SPHVモード」と呼ぶ。
そして、ECU100は、走行状態に基づき、SHVモードとSPHVモードとを切り替える。例えば、ECU100は、各種センサからの検出信号に基づき、所定のマップ等を参照し、現在の走行状態が、SHVモードの走行領域とSPHVモードの走行領域とのいずれにあるか判定し、SHVモードとSPHVモードとを適宜切り替える。上述のマップは、例えば燃費等を勘案し、実験等に基づき予め作成される。
(EV走行での制御方法)
次に、EV走行時のECU100の制御方法について、第1制御と第2制御に分けて具体的に説明する。なお、第2制御は、第1制御を応用した制御に相当する。
1.第1制御
第1制御では、ECU100は、EV走行での車速Vの上限(「EV最高制限車速VeLimH」と呼ぶ。)を、SHVモードではSPHVモードよりも高く設定する。これにより、ECU100は、EV走行を行う走行領域(「EV走行領域」とも呼ぶ。)を拡大し、燃費を向上させる。
これについて具体的に説明する。一般に、SPHVモードでは、EV走行時の車速Vは、動力分割機構30のピニオンギヤP1とピニオンシャフトを軸支するキャリアC1との差回転数(以後、「差回転数dN」と呼ぶ。)により制限される。具体的には、SPHVモードでは、EV走行時の車速Vの上昇に伴い差回転数dNが上昇する。従って、EV最高制限車速VeLimHは、差回転数dNが所定の制限値(以後、「差回転数制限dNLimH」と呼ぶ。)を超えない範囲に設定される。差回転数制限dNLimHは、具体的には、ピニオンギヤP1と、ピニオンシャフトとの間に設けられたピニオンニードルベアリングの焼きつきや破損を抑制可能な値に設定される。
一方、SHVモードでは、上述したように、クラッチCLが解放状態であり、駆動軸OUTは、動力分割機構30との動力伝達が遮断されている。即ち、SHVモードでは、EV走行時の車速Vと差回転数dNとは独立した値となり、車速Vの上昇によっても差回転数dNは上昇しない。従って、SHVモードでは、EV走行時の車速Vは、差回転数dNにより制限されない。
これについて、図4の共線図を参照してさらに詳しく説明する。図4(a)は、SPHVモードでのEV走行時の共線図を示す。即ち、図4(a)では、図3(b)と同様、ハイブリッド駆動装置10は、ブレーキBRが解放状態かつクラッチCLが締結状態となる。また、図4(b)は、SHVモードでのEV走行時の共線図を示す。即ち、図4(b)では、図3(a)と同様、ハイブリッド駆動装置10は、ブレーキBRが締結状態かつクラッチCLが解放状態となる。なお、図4(a)及び図4(b)において、車速V及び出力回転数Noutは同一である。
図4(a)に示すように、SPHVモードのEV走行時では、エンジン20は燃料供給されずに停止しているため、エンジン20及びキャリアC1の動作点は、回転数が「0」の場合に相当する動作点「Pc3」に位置する。一方、ピニオンギヤP1の動作点は、図4(a)に示すように、サンギヤS1の動作点「Ps3」、キャリアC1の動作点「Pc3」、リングギヤR1の動作点「Pr3」を結ぶ直線上の動作点「Pp3」に位置する。従って、SPHVモードのEV走行時の差回転数dNは、キャリアC1の動作点Pc3とピニオンギヤP1の動作点Pp3とが示す回転数差、即ち矢印「Ysp」が示す幅に相当する。
一方、SHVモードのEV走行時では、クラッチCLが解放状態であり、駆動軸OUTは、動力分割機構30と切り離されている。よって、図4(b)に示すように、駆動軸OUTの動作点「Pr5」は、リングギヤR1の動作点「Pr4」と独立した位置に存在する。また、リングギヤR1の動作点は、ブレーキBRにより制止されており、回転数が「0」に相当する動作点「Pr4」に位置する。そして、SHVモードのEV走行時の差回転数dNは、キャリアC1の動作点「Pc4」とピニオンギヤP1の動作点「Pp4」とが示す回転数差、即ち矢印「Ys」が示す幅に相当する。
図4(a)、(b)に示すように、矢印Ysの幅は、矢印Yspの幅よりも小さい。言い換えると、同一の車速Vで比較した場合、SHVモードの差回転数dNは、SPHVモードの差回転数dNよりも小さい。このように、ECU100は、SHVモードでは、動力分割機構30を駆動軸OUTから切り離すことで、差回転数dNによらずEV走行時の車速Vを決定することができる。
以上を勘案し、ECU100は、SHVモード時に設定するEV最高制限車速VeLimH(「第1車速V1」とも呼ぶ。)を、SPHVモード時に設定するEV最高制限車速VeLimH(「第2車速V2」とも呼ぶ。)よりも高く設定する。ここで、第1車速V1は、差回転数制限dNLimHによらず独立して設定される。具体的には、第1車速V1は、バッテリ12の放電許容電力等に基づき定められる。一方、第2車速V2は、バッテリ12の性能に加え、差回転数制限dNLimHに基づき定められる。このように、ECU100は、SHVモード時のEV最高制限車速VeLimHをSPHVモード時よりも高く設定することで、EV走行領域を拡大し、燃費を向上させることができる。
2.第2制御
第2制御では、ECU100は、第1制御に加え、SPHVモードによるEV走行中に、差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超えると判断した場合、SPHVモードからSHVモードに切り替える。これにより、ECU100は、差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超えるのを防ぎつつ、EV走行領域をより拡大し、燃費を向上させる。
これについて具体的に説明する。まず、ECU100は、SPHVモードによるEV走行中に差回転数dNを監視する。具体的には、ECU100は、車速センサ14、エンジン回転数センサ(不図示)、及び図1の破線枠A1に相当する回転センサからそれぞれ出力回転数Nout、エンジン回転数Ne、及びMG1回転数Nmg1を検出する。そして、ECU100は、図4に示す共線図の関係に基づき、ピニオンギヤP1とキャリアC1との差回転数dNを算出する。
そして、ECU100は、算出した差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超えると判断した場合には、SHVモードに切り替える。これにより、ECU100は、動力分割機構30を駆動軸OUTから切り離し、SHVモードのEV最高制限車速VeLimHを第2車速V2から第1車速V1に引き上げてEV走行を継続することができる。
(処理フロー)
次に、本実施形態の処理手順について説明する。以下では、まず、第1制御の処理手順について図5を参照して説明した後、第2制御の処理手順について図6を参照して説明する。
1.第1制御
図5は、ECU100が実行する第1制御の処理手順を示すフローチャートの一例である。ECU100は、図5に示すフローチャートの処理を、所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU100は、EV走行中であるか否か判定する(ステップS100)。そして、ECU100は、EV走行中であると判断した場合(ステップS100;Yes)、ステップS101へ処理を進める。一方、ECU100は、EV走行中ではないと判断した場合(ステップS100;No)、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU100は、SHVモードで走行中か否か判定する(ステップS101)。そして、ECU100は、SHVモードで走行中であると判断した場合(ステップS101;Yes)、EV最高制限車速VeLimHを第1車速V1に設定する(ステップS102)。ここで、第1車速V1は、差回転数制限dNLimHとは独立して設定されるため、第2車速V2よりも大きい値に設定される。これにより、ECU100は、EV走行領域を拡大し、燃費を向上させることができる。
一方、ECU100は、SHVモードではないと判断した場合(ステップS101;No)、即ちSPHVモードであると判断した場合、EV最高制限車速VeLimHを第2車速V2に設定する(ステップS103)。
2.第2制御
図6は、ECU100が実行する第2制御の処理手順を示すフローチャートの一例である。ECU100は、図6に示すフローチャートの処理を、所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU100は、EV走行中であるか否か判定する(ステップS200)。そして、ECU100は、EV走行中であると判断した場合(ステップS200;Yes)、ステップS201へ処理を進める。一方、ECU100は、EV走行中ではないと判断した場合(ステップS200;No)、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU100は、SHVモードで走行中か否か判定する(ステップS201)。そして、ECU100は、SHVモードで走行中であると判断した場合(ステップS201;Yes)、EV最高制限車速VeLimHを第1車速V1に設定する(ステップS202)。
一方、ECU100は、SHVモードではないと判断した場合(ステップS201;No)、即ち、SPHVモードの場合、差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超えるか否か判定する(ステップS203)。そして、ECU100は、差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超える場合(ステップS203;Yes)、SHVモードに走行モードを設定する(ステップS204)。そして、ECU100は、EV最高制限車速VeLimHを第1車速V1に設定する(ステップS202)。ここで、第1車速V1は、差回転数制限dNLimHとは独立して設定されるため、第2車速V2よりも大きい値に設定される。これにより、ECU100は、EV走行領域を拡大し、燃費を向上させることができる。
一方、ECU100は、差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超えない場合(ステップS203;No)、EV最高制限車速VeLimHを第2車速V2に設定する(ステップS205)。
[他の構成例]
本発明に係るハイブリッド駆動装置10の態様は、図2に例示するものに限定されない。ここで、図7を参照し、本発明に適用可能な他の構成例であるハイブリッド駆動装置10Aの構成について説明する。
図7は、ハイブリッド駆動装置10Aの概略構成図である。尚、同図において、図2と重複する箇所には、同一の符号を付してその説明を適宜省略することとする。ハイブリッド駆動装置10Aは、主に、エンジン20と、動力分割機構30Aと、モータMG1、MG2と、入力軸40と、クラッチCL1、CL2と、減速機構60と、オイルポンプ70と、を備える。
図7に示すように、動力分割機構30Aは、リングギヤR2と、キャリアC2と、サンギヤS2とを備える。リングギヤR2は、クラッチCL1を介して減速機構60に連結されている。リングギヤR2の回転数は、クラッチCL1が締結された場合、出力回転数Noutと等価である。キャリアC2は、エンジン20のクランク軸に連結された入力軸40と連結されている。サンギヤS2は、モータMG1のロータに、その回転軸を共有する形で連結されている。クラッチCL2は、締結状態において、キャリアC2の回転数とリングギヤR2の回転数とが一義的になるように、キャリアC2及びリングギヤC2の回転を規制する。
ここで、クラッチCL1が解放状態、かつ、クラッチCL2が締結状態の場合、ハイブリッド駆動装置10Aを搭載したハイブリッド車両1は、シリーズ式ハイブリッド車両として機能する。具体的には、この場合、クラッチCL1が解放されていることにより、駆動軸OUTはリングギヤR2と独立して回転可能であり、モータMG2の出力に基づき駆動軸OUTが回転する。また、クラッチCL2が締結されていることにより、サンギヤS2の回転数がキャリアC2の回転数と一義的になり、エンジン20の動力がモータMG1に伝達される。
また、クラッチCL1が締結状態、かつ、クラッチCL2が解放状態の場合、ハイブリッド駆動装置10Aを搭載したハイブリッド車両1は、シリーズパラレル式ハイブリッド車両として機能する。具体的には、この場合、ハイブリッド駆動装置10Aは、クラッチCLが締結状態、かつ、ブレーキBRが解放状態の場合のハイブリッド駆動装置10と同様の構成となる。即ち、ハイブリッド駆動装置10Aは、この場合、エンジン20からの動力を動力分割機構30Aにより分割し、駆動軸OUTに出力すると共に、残余をモータにより電力に変換して駆動軸OUTに出力する。
従って、ハイブリッド車両1がハイブリッド駆動装置10Aを搭載した場合であっても、ECU100は、クラッチCL1、CL2の状態を変化させることで、SHVモードとSPHVモードとを切り替えることができる。これにより、ECU100は、好適に、上述の第1制御及び第2制御を実行することができる。例えば、ECU100は、第2制御では、SPHVモードのEV走行時に差回転数dNが差回転数制限dNLimHを超える場合には、SHVモードに切り替えてEV走行領域を拡大することができる。
[変形例]
図1に示す構成に加え、ハイブリッド車両1は、外部電源からバッテリ12に電力の供給が可能な外部充電装置を備えてもよい。即ち、この場合、ハイブリッド車両1は、所謂プラグインハイブリッド車両である。このとき、ECU100は、アクセル開度Taに基づき車速Vを上げる必要がある場合であっても、適宜SPHVモードからSHVモードに切り替えることで、EV最高制限車速VeLimHを上げてEV走行領域を拡大することができる。このように、本発明は、プラグインハイブリッド車両にも好適に適用される。
1 ハイブリッド車両
10、10A ハイブリッド駆動装置
12 バッテリ
20 エンジン
30、30A 動力分割機構
40 入力軸
60 減速機構
100 ECU
MG1、MG2 モータジェネレータ
BR ブレーキ
CL、CL1、CL2 クラッチ

Claims (4)

  1. エンジンと、
    第1回転電機と、
    駆動軸に対しトルクを出力する第2回転電機と、
    相互に差動回転可能な複数の回転要素を備えた動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構と前記駆動軸との動力伝達が遮断されるシリーズ式走行モードと、前記動力伝達機構と前記駆動軸との動力伝達が行われるシリーズパラレル式走行モードとの間で走行モードを切り替える制御手段と、を備え、
    前記第2回転電機により前記ハイブリッド車両が駆動されるEV走行では、前記シリーズ式走行モードの最高制限車速は、前記シリーズパラレル式走行モードの最高制限車速よりも大きいことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記動力伝達機構は、ピニオンギヤと、前記ピニオンギヤの回転軸を軸支するキャリアと、を備え、
    前記制御手段は、前記シリーズパラレル式走行モードかつEV走行中であって、前記キャリアの回転数と、前記ピニオンギヤの回転数との差回転数が所定値を超える場合、シリーズ式走行モードに切り替える請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記動力伝達機構は、前記第1回転電機に連結された第1回転要素と、前記第2回転電機と駆動軸とにクラッチを介して連結する第2回転要素と、前記エンジンと連結する第3回転要素と、締結状態において、前記第1回転要素を固定可能なブレーキと、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記クラッチを解放状態かつ前記ブレーキを締結状態にすることで、前記シリーズ式走行モードへ切り替え、前記クラッチを締結状態かつ前記ブレーキを解放状態にすることで、前記シリーズパラレル式走行モードへ切り替える請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記動力伝達機構は、前記第1回転電機に連結された第1回転要素と、前記第2回転電機と駆動軸とに第1クラッチを介して連結する第2回転要素と、前記エンジンと連結する第3回転要素と、締結状態において、前記第2回転要素の回転数と前記第3回転要素の回転数とが一対一に対応するように、前記第2回転要素及び前記第3回転要素の回転を規制可能な第2クラッチと、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1クラッチを解放状態かつ前記第2クラッチを締結状態にすることで、前記シリーズ式走行モードへ切り替え、前記第1クラッチを締結状態かつ前記第2クラッチを解放状態とすることで、前記シリーズパラレル式走行モードへ切り替える請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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