JP2012030275A - アーク溶接機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被覆アーク溶接のとき最大負荷電圧特性の各出力電流値における最大負荷電圧が高いので、タック溶接等を行うとき、容易にアークが消弧できない。
【解決手段】 商用交流電源を整流及び平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、高周波交流電圧を溶接に適した交流電圧に変換する主変圧器と、主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、整流された出力電流を検出する出力検出回路と、検出された出力電流に基づいてインバータ回路を制御する主制御回路と、を備えたアーク溶接機において、タック溶接モードを選択する選択回路を設け、主制御回路は、タック溶接モードが選択されると、各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させた最大負荷電圧特性を形成する外部特性制御を行う、ことを特徴とするアーク溶接機である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アーク溶接機の最大負荷電圧特性を溶接モードに応じて切り換える技術に関するものである。
アーク溶接機で被覆アーク溶接を行うとき、タック溶接モード無しの第1の最大負荷電圧特性とタック溶接モード有りの第2の最大負荷電圧特性の2種類を有していないと、点弧と消弧とを繰り返すタック溶接では、最大負荷電圧が高いためにアークを容易に消弧できない。
図8は、従来技術のアーク溶接機の電気接続図である。同図において、一次整流回路DR1と平滑コンデンサC1とで直流電源回路を形成し、一次整流回路DR1は、交流電源ACを整流して整流電圧を生成し、平滑コンデンサC1は、脈流を有する整流電圧を平滑して直流電圧を生成する。
第1のスイッチング素子TR1乃至第4のスイッチング素子TR4でフル・ブリッジのインバータ回路を形成し、直流電圧を高周波交流電圧に変換して出力する。主変圧器INTは、高周波交流電圧をアーク加工に適した電圧に変換し、二次整流回路DR2は、主変圧器INTの出力を整流し、直流リアクトルLを介して手溶接棒に直流電力を供給する。
切換スイッチSWは、接点a、接点bの2接点を備えてタック溶接モードを選択する切換スイッチであり、a接点を選択することによりタック溶接モード無し、b接点を選択することによりタック溶接モード有りになる。
図8に示す従来技術のアーク溶接機を用いて、被覆アーク溶接でタック溶接を行うときは、切換スイッチSWを接点a側にして、主変圧器INTの2次側巻線に設けたタップ1aが二次整流回路DR2に接続される。このとき、最大負荷電圧特性が降圧された第2の最大負荷電圧特性になり、突合せ溶接の仮付け作業を行うときアークが容易に消弧でき作業性が向上する。
特許文献1に記載されたアーク溶接機は、主変圧器INTの2次側巻線に設けた各タップにサイリスタ素子を接続し、溶接法に応じて各サイリスタを通電し、主変圧器INTの2次側巻線に設けられた各タップを選択するものである。
特開平11−58009号公報
上述したアーク溶接機で被覆アーク溶接を行うとき、最大負荷電圧が高いためにアークの消弧が困難になり、タック溶接で著しく作業性が悪くなると共に製品の品質も落ちる。
この対策として、特許文献1の従来技術では、主変圧器INTの2次側巻線に設けたタップを切換スイッチSWによって2次側の出力電圧の低いタップを選択し、最大負荷電圧を降圧させた第2の最大負荷電圧特性を生成することで、手溶接棒で短絡と引き上げとを繰り返して行うタック溶接を容易にするものである。
しかし、従来技術では、主変圧器INTの2次側巻線にタップを別途必要とし、このタップを選択する大電流対応のスイッチ又はサイリスタ素子も必要となるので、構成が複雑になると共に材料費も高くなる。
そこで、本発明では、主変圧器INTの2次側巻線にタップを設けなくてもタック溶接が容易にできるアーク溶接機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、商用交流電源を整流及び平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、前記高周波交流電圧を溶接に適した交流電圧に変換する主変圧器と、前記主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、前記整流された出力電流を検出する出力検出回路と、前記検出された出力電流に基づいて前記インバータ回路を制御する主制御回路と、を備えたアーク溶接機において、
タック溶接モードを選択する選択回路を設け、 前記主制御回路は、前記タック溶接モードが選択されると、各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させた最大負荷電圧特性を形成する外部特性制御を行う、ことを特徴とするアーク溶接機である。
請求項2の発明は、前記外部特性制御を、出力電流値が予め定めた出力電流基準値以下であるときにのみ行う、ことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接機である。
請求項3の発明は、前記各出力電流値における最大負荷電圧の降圧値を、出力電流値に応じて変化させる、ことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接機である。
請求項4の発明は、前記外部特性制御を、前記インバータ回路の最大ON・Dutyを減少させることによって行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接機である。
請求項5の発明は、前記直流電源回路と前記インバータ回路との間に出力直流電圧が予め定めた目標電圧設定値と等しくなるように制御する昇降圧チョッパー回路を設け、前記外部特性制御を、前記目標電圧設定値を減少させることによって行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接機である。
本発明の請求項1及び4によれば、タック溶接モードを選択すると、インバータ回路を制御するパルス信号の最大On・Dutyを減少させるだけで、各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させた最大負荷電圧特性を形成できるので、頻繁に手溶接棒を引き上げ及び引き下げを行って消弧と点弧とを繰り返す溶接でアーク切れが良くなり、作業性が改善すると共に溶接の品質も向上する。
本発明の請求項2及び4によれば、タック溶接モードを選択すると、出力電流値と小電流領域の予め定めた出力電流基準値とを比較し、出力電流値が出力電流基準値以下のときのみの最大負荷電圧を降圧するので、出力電流基準値以上のときアーク切れが抑制されると共に、出力電流基準値以下のときのみアーク切れが良くなり溶接の品質が更に向上する。
本発明の請求項3及び4によれば、タック溶接モードを選択すると、出力電流値に応じて最大負荷電圧の降圧値を変化させると、出力電流値ごとに最適な最大負荷電圧になるので精度の良いタック溶接が可能となり溶接の品質が大きく向上する。
本発明の請求項5によれば、異電圧対応のアーク溶接機に設けられている標準装備の昇降圧チョッパー回路の目標電圧値を変更するだけで、最大負荷電圧特性がタック溶接モードに適応した負荷電圧特性にできるので、異電圧対応に加えて新たな機能が部品を追加しなくても可能となる。
実施の形態1に係るアーク溶接機の電気接続図である。 実施の形態1の被覆アーク溶接の定電流特性を有する最大負荷電圧特性を 示す特性図である。 実施の形態2に係るアーク溶接機の電気接続図である。 実施の形態2の被覆アーク溶接の定電流特性を有する最大負荷電圧特性を 示す特性図である。 実施の形態3に係るアーク溶接機の電気接続図である。 実施の形態1の被覆アーク溶接の定電流特性を有する最大負荷電圧特性を 示す特性図である。 実施の形態4に係るアーク溶接機の電気接続図である。 従来技術のアーク溶接機の電気接続図である。
図1は、実施形態1のアーク溶接機の電気接続図である。同図において、図8に示す従来技術のアーク溶接機の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1に示す選択回路WDは、タック溶接モード有り又は無しを選択する。出力電流設定回路IRは、予め定めた出力電流設定信号Irを設定する。
主制御回路SCは、選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されると、タック溶接モード信号Wcを出力すると共に出力電流設定信号Irの値と出力電流検出信号Idの値とを比較演算して比較演算信号Scを出力する。
図1に示すパルス幅変調回路PWMは、パルス周波数が一定でパルス幅を変調するPWM制御を行い、比較演算信号Scの値に応じて第1の出力制御信号Pw1及び第2の出力制御信号Pw2のパルス幅を制御すると共に、予め定めた第1の最大On・Dutyと、この第1の最大On・Dutyより所定値小さくした第2の最大On・Dutyとを有している。
インバータ駆動回路DKは、第1の出力制御信号Pw1に応じて第1のインバータ駆動信号Dk1及び第4のインバータ駆動信号Dk4を出力し、第2の出力制御信号Pw2に応じて第2のインバータ駆動信号Dk2及び第3のインバータ駆動信号Dk3を出力する。
図2は、本発明のタック溶接有り又は無しの最大負荷電圧特性を示す図である。以下、図1及び図2を参照して実施の形態1の動作について説明する。
図1に示す主制御回路SCは、選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されるとタック溶接モード信号Wcを出力する。パルス幅変調回路PWMは、タック溶接モード信号Wcが入力されると、第1の最大On・Dutyから第2の最大On・Dutyに切り換えられる。このとき、図2に示す、各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させてタック溶接モードに対応した最大負荷電圧特性を形成する。
例えば、出力電流を150Aに設定し突合せ溶接の仮付け作業を行うとき、仮付け作業が1箇所終了するごとに作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る。そして、次の仮付け箇所に手溶接棒を移動し再度アークを発生させる。このとき、手溶接棒を引き上げてアーク長を長くすると図2の示す負荷電圧が増加し、最大負荷電圧がA点に到達すると緩やかな増加に移行すると共に出力電流の減少が生じる。そして、例えば、出力電流が5A近傍のB点になるとアークが切れる場合において、タック溶接モード有りのとき、最大負荷電圧を約58Vになり、タック溶接モード無しのときの最大負荷電圧は約68Vになる。
上述より、タック溶接モード有りのとき、最大負荷電圧を降圧させることで作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る作業に行うとき、アークが容易に消弧するので被覆アーク溶接に仮付け作業等を行うとき、作業性が改善すると共に溶接性の品質も向上する。
図3は、実施形態2のアーク溶接機の電気接続図である。
同図において、図1及び図8に示すアーク溶接機の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図3に示す出力電流基準設定回路RFは、予め定めた出力電流基準設定信号Rfを設定する。比較回路CPは、出力電流検出信号Idの値と出力電流基準設定信号Rfの値とを比較し、出力電流検出信号Idの値が出力電流基準設定信号Rfの値より小さいときに、比較信号CpをHighレベルにする。
選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されると、図3に示す主制御回路SCは、比較信号CpがHighレベルかLowレベルかを判別し、比較信号CpがHighレベルのときタック溶接モード信号Wcを出力し、Lowレベルのとき出力を停止する。パルス幅変調回路PWMは、タック溶接モード信号Wcが入力されると第1の最大On・Dutyから第2の最大On・Dutyに切り換えられ、タック溶接モード信号Wcの入力が停止されると第2の最大On・Dutyから第1の最大On・Dutyに切り換えられる。
図4に示す、例えば、出力電流が50A〜400Aの範囲で作業者が被覆アーク溶接を行うと、パルス幅変調回路PWMは、最大負荷電圧が高くなる第1の最大On・Dutyで被覆アーク溶接が行われるのでアーク切れのない安定した溶接が可能となる。そして、例えば、出力電流が50A以下の範囲でパルス幅変調回路PWMは、最大負荷電圧を降圧させる第2の最大On・Dutyで被覆アーク溶接が行われる。
被覆アーク溶接で突合せ溶接の仮付け作業が終了すると、作業者は手溶接棒を引き上げてアークを切る作業に行う。このとき、手溶接棒を引き上げによってアーク長を長くすると、アーク長の増加の応じて出力電流検出信号Idの値が減少する。比較回路CPは、出力電流検出信号Idの値が(例えば、50Aになると)出力電流基準設定信号Rfの値(例えば、50A)より小さくなると比較信号CpをHighレベルにする。
主制御回路SCは、比較信号CpがHighレベルになるとタック溶接モード信号Wcを出力し、パルス幅変調回路PWMは、第1の最大On・Dutyから第2の最大On・Dutyに切り換える。このとき、図4に示す、出力電流が50A以下の最大負荷電圧が降圧される。
作業者が出力電流を150Aに設定し突合せ溶接の仮付け作業を行うとき、仮付け作業が1箇所終了するごとに作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る作業を行う。そして、次の仮付け箇所に手溶接棒を移動し再度アークを発生させる。このとき、手溶接棒を引き上げてアーク長を長くすると図4に示す負荷電圧が増加し、最大負荷電圧がA点に到達すると緩やかな増加に移行すると共に出力電流の減少が生じる。このとき、手溶接棒を更に引き上げによってアーク長を長くすると、アーク長の増加の応じて出力電流検出信号Idの値が減少する。比較回路CPは、出力電流検出信号Idの値が出力電流基準設定信号Rfの値(例えば、50A)より小さくなると比較信号CpをHighレベルにする。
このとき、最大負荷電圧が降圧される。そして、出力電流が5A近傍のB点になるとアークが切れる場合において、タック溶接モード有りのとき、負荷電圧は約58Vになり、タック溶接無しのときは約68Vにもなる。
上述より、タック溶接モード有りのとき、最大負荷電圧を降圧させることで作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る作業に行うとき、アークが容易に消弧するので被覆アーク溶接に仮付け作業等を行うとき、作業性が改善すると共に溶接性の品質も向上する。
図5は、実施形態3のアーク溶接機の電気接続図である。以下、図5及び図6を参照して動作について説明する。
主制御回路SCは、選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されるとタック溶接モード信号Wcを出力する。
図5に示すパルス幅変調回路PWMは、タック溶接モード信号Wcが入力されると、図6に示す(20V+0.04×IA)によって算出される標準負荷電圧特性に、例えば12V加算した値(32V+0.04×IA)になる最大負荷電圧特性が生成される。
作業者が、出力電流を150Aに設定し突合せ溶接の仮付け作業を行うとき、(32V+0.04×IA)の式より最大On・Dutyが制御され、A点の最大負荷電圧54Vが降圧されて38Vになる。
そして、仮付け作業が1箇所終了するごとに作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る作業を行う。このとき、手溶接棒を引き上げてアーク長を長くすると図6に示す負荷電圧が増加し、負荷電圧がA点の38Vに到達すると緩やかな減少に移行すると共に出力電流も減少する。そして、例えば、出力電流が5A近傍のB点になるとアークが切れる場合において、タック溶接モード有りのとき、負荷電圧が約32Vになり、タック溶接モード無しのときは約68Vにもなる。
上述より、タック溶接モード有りのとき、出力電流値ごとに最大負荷電圧の降圧値を最適化するので、作業者が手溶接棒を引き上げてアークを切る、被覆アーク溶接の仮付け作業のとき、アークが容易に消弧でき作業性が改善すると共に溶接性の品質も向上する。
図7は、実施形態4のアーク溶接機の電気接続図である。同図において、図1及び図8に示すに示すアーク溶接機の電気接続図と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図7に示す電気接続図は、商用交流電圧の異電圧に対応した標準アーク溶接機であり、第5のスイッチング素子TR5、ダイオードD1、第2の直流リアクトルDCL2及びコンデンサC2によって形成される昇降圧チョッパー回路が、直流電源回路とインバータ回路との間に標準に設けられており、直流電源回路からの直流電圧を予め定めた目標電圧設定値と等しくしてインバータ回路に供給する。
図7に示す主制御回路SCは、選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されると、パルス信号である昇降圧チョッパー制御信号Ccの予め定めたOn・Dutyを変更する。
昇降圧チョッパー駆動回路CHは、昇降圧チョッパー制御信号Ccに応じて第5のスイッチング素子TR4を駆動する昇降圧チョッパー駆動信号Chを出力する。
次に、動作について説明する。
図7に示す主制御回路SCは、選択回路WDによりタック溶接モード有りが選択されると、所定のOn・Dutyに変更された昇降圧チョッパー制御信号Ccを出力すると共に出力電流設定信号Irの値と出力電流検出信号Idの値とを比較演算して比較演算信号Scを出力する。
パルス幅変調回路PWMは、パルス周波数が一定でパルス幅を変調するPWM制御を行い、比較演算信号Scの値に応じて、第1の出力制御信号Pw1及び第2の出力制御信号Pw2のパルス幅を制御する。
昇降圧チョッパー回路は、第5のスイッチング素子TR5のTon/ToffのOn・Dutyが、例えば、1から0.9に変更し昇降圧チョッパー回路を降圧回路として動作すると、直流電源回路の直流電圧Vdは、Vo=(Ton/Toff)×Vd の式より0,9Vdに降圧されてインバータ回路に入力される。そして、昇降圧チョッパー回路の降圧動作によって各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させた最大負荷電圧特性を形成する外部特性制御を行うことができる。
上述において、図示省略の出力電流基準設定回路RFと比較回路CPとを設け、比較回路CPは、出力電流検出信号Idの値と出力電流基準設定信号Rfの値とを比較し、出力電流検出信号Idの値が出力電流基準設定信号Rfの値より小さいときに、比較信号CpをHighレベルにする。
主制御回路SCは、比較信号CpがHighレベルになったとき、昇降圧チョッパー制御信号CcのOn・Dutyを変更してもよい。
上述より、アーク溶接機に設けられている昇降圧チョッパー回路のOn・Dutyを制御するだけで、最大負荷電圧特性を形成する外部特性制御が被覆アーク溶接に適応した外部特性に制御できるので、このために新たな部品を設ける必要がない。
C1 平滑コンデンサ
C2 コンデンサ
Cc 昇降圧チョッパー制御信号
CP 比較回路
Cp 比較信号
CH 昇降圧チョッパー駆動回路
Ch 昇降圧チョッパー駆動信号
D1 第1のダイオード
DK インバータ駆動回路
Dk1 第1のインバータ駆動信号
Dk2 第2のインバータ駆動信号
Dk3 第3のインバータ駆動信号
Dk4 第4のインバータ駆動信号
DCL 直流リアクトル
DCL2 第2の直流リアクトル
DR1 1次整流回路
DR2 2次整流回路
ES 手溶接棒
ID 出力電流検出回路
Id 出力電流検出信号
INT 主変圧器
IR 出力電流設定回路
Ir 出力電流設定信号(出力電流基準値)
RF 出力電流基準設定回路
Rf 出力電流基準設定信号(出力電流基準設定値)
M 被加工物
PWM パルス幅変調回路
Pw1 第1の出力制御信号
Pw2 第2の出力制御信号
SC 主制御回路
Sc 比較演算信号
SW 切換スイッチ
TR1 第1のスイッチング素子
TR2 第2のスイッチング素子
TR3 第3のスイッチング素子
TR4 第4のスイッチング素子
TR5 第5のスイッチング素子
WD 選択回路
Wc タック溶接モード信号


Claims (5)

  1. 商用交流電源を整流及び平滑して直流電圧を出力する直流電源回路と、前記直流電圧を高周波交流電圧に変換するインバータ回路と、前記高周波交流電圧を溶接に適した交流電圧に変換する主変圧器と、前記主変圧器の出力を整流する2次整流回路と、前記整流された出力電流を検出する出力検出回路と、前記検出された出力電流に基づいて前記インバータ回路を制御する主制御回路と、を備えたアーク溶接機において、
    タック溶接モードを選択する選択回路を設け、 前記主制御回路は、前記タック溶接モードが選択されると、各出力電流値における最大負荷電圧を降圧させた最大負荷電圧特性を形成する外部特性制御を行う、ことを特徴とするアーク溶接機。
  2. 前記外部特性制御を、出力電流値が予め定めた出力電流基準値以下であるときにのみ行う、ことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接機。
  3. 前記各出力電流値における最大負荷電圧の降圧値を、出力電流値に応じて変化させる、ことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接機。
  4. 前記外部特性制御を、前記インバータ回路の最大ON・Dutyを減少させることによって行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接機。
  5. 前記直流電源回路と前記インバータ回路との間に出力直流電圧が予め定めた目標電圧設定値と等しくなるように制御する昇降圧チョッパー回路を設け、前記外部特性制御を、前記目標電圧設定値を減少させることによって行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接機。
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