JP2012028665A - 半導体装置およびトランジスタ制御方法 - Google Patents

半導体装置およびトランジスタ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】Nチャネル型トランジスタおよびPチャネル型トランジスタ各々の閾値電圧を個別に制御すること。
【解決手段】半導体基板90の表層に位置する第1不純物導入層80と、第1不純物導入層80の上に位置する絶縁層70と、絶縁層70の上に位置する半導体層60と、半導体層60を第1領域および第2領域に分離し、かつ、第1不純物導入層80を分離しない第1素子分離領域100と、第1領域上に位置し、下からゲート絶縁膜40、閾値制御金属層30、および、ゲート電極20、10を積層した第1の積層体を含む第1のトランジスタと、第2領域上に位置し、下からゲート絶縁膜41、および、ゲート電極21、11を積層した第2の積層体を含む第2のトランジスタと、を有する半導体装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびトランジスタ制御方法に関する。
高性能MPU(micro−processing unit)には消費電力を抑えながら動作周波数を上げることが要求される。動作速度の速いトランジスタを得るには閾値電圧を低くする方が有利である。しかし、閾値電圧を低くすると、オフ時のリーク電流が増加し、消費電力が増加してしまう。オフ時の消費電力を抑えるには、閾値電圧を高くする方が有利である。
上述のような状況において、回路動作速度を十分に保ちつつ、チップ全体の消費電力を抑えるには、高いスイッチング速度が要求される回路とそうでない回路とで、閾値電圧が異なるトランジスタを使い分けることが有効である。このためには、チップ内に、異なった閾値電圧を有する複数のトランジスタを形成する必要がある。
上記要求を満たす技術として、Metal High−kを適用したFD−SOI(fully depleted−silicon on insulator)がある。しかし、この技術の場合、チャネル部が低ドーズであるため、低閾値電圧を有するトランジスタの形成、および、異なる閾値電圧を有する複数のトランジスタの形成が困難である。
ここで、特許文献1には、閾値電圧を容易に調整できるFD−SOIトランジスタを有する半導体装置が記載されている。図3に、特許文献1に開示されている半導体装置の断面概略図を示す。
特許文献1には、FD−SOIトランジスタにおいて、表面シリコン層をノンドープにした場合、閾値電圧Vthは以下の式で近似できることが記載されている。
Figure 2012028665
そして、特許文献1には、上記式に基づき、図3に示すPウェル、Nウェルの濃度(Na濃度)を変化させることで上記式に示すΨを変動させ、結果、閾値電圧Vthを制御することが記載されている。
また、非特許文献1には、図4に示すような断面概略図を有する半導体装置が記載されている。当該技術では、PウェルおよびNウェル各々に独立して電圧を印加することで、図4に示す2つのトランジスタ各々の閾値電圧を独立して制御している。
特開2005−19799号公報
C.Fenouillet-Beranger, Hybrid FDSOI/Bulk high-k/Metal gate platform for Low Power(LP) multimedia technology, IEDM2009, p28.6.1-28.6.4
特許文献1および非特許文献1に記載の技術の場合、図3および図4に示すように、Pチャネル型のトランジスタおよびNチャネル型のトランジスタ各々の下層に異なるウェルを形成する必要があるため、製造プロセスが複雑になり、また、製造コストが高くなってしまう。
また、非特許文献1に記載の技術の場合、Nウェル、Pウェル各々に電圧を印加するための配線およびビアを形成する必要があるため、チップ面積が大きくなってしまう。
本発明によれば、半導体基板の表層に位置する第1不純物導入層と、前記第1不純物導入層の上に位置する絶縁層と、前記絶縁層の上に位置する半導体層と、前記半導体層を第1領域および第2領域に分離し、かつ、前記第1不純物導入層を分離しない第1素子分離領域と、前記第1領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、閾値制御金属層、および、ゲート電極を積層した第1の積層体を含む第1のトランジスタと、前記第2領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、および、ゲート電極を積層した第2の積層体を含む第2のトランジスタと、を有する半導体装置が提供される。
本発明の半導体装置によれば、第2のトランジスタの閾値電圧は、第1不純物導入層に電圧を印加することで所望の値に制御することができる。一方、第1のトランジスタの閾値電圧は、閾値制御金属層の構成により所望の値に制御することができる。なお、閾値制御金属層の構成は、第1不純物導入層に印加される電圧を考慮して決定することができる。
また、本発明によれば、上記半導体装置の上記第1不純物導入層に、上記第2のトランジスタの閾値電圧を所望の値に制御する所定の電圧を印加することで、上記第2のトランジスタの閾値電圧が所望の値に制御されるとともに、上記第1のトランジスタの閾値電圧が上記閾値制御金属層および上記第1不純物導入層に印加された所定の電圧により、所望の値に制御されるトランジスタ制御方法が提供される。
本発明によれば、コストの増加およびチップ面積の増大を抑制しつつ、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタ各々の閾値電圧を個別に制御することが可能となる。
本実施形態の半導体装置の一例を示す断面模式図である。 本実施形態の半導体装置の一例を示す断面模式図である。 比較例の半導体装置の一例を示す断面模式図である。 比較例の半導体装置の一例を示す断面模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の構造図は全て本発明の実施の形態を模式的に示すものであり、特にことわりがない限り、構成要素の図面上の比率により、本発明による構造の寸法を規定するものではない。また、同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態の半導体装置の一例を模式的に示した断面図である。
まず、本実施形態の半導体装置の概要について説明する。
図1に示すように、本実施形態の半導体装置は、半導体基板90の表層に位置する第1不純物導入層80と、第1不純物導入層80の上に位置する絶縁層70と、絶縁層70の上に位置する半導体層60と、を有する。
また、本実施形態の半導体装置は、半導体層60を第1領域(図1中、第1素子分離領域100より左側の領域)および第2領域(図1中、第1素子分離領域100より右側の領域)に分離する第1素子分離領域100を有する。なお、第1素子分離領域100は、第1不純物導入層80は分離しない。
さらに、本実施形態の半導体装置は、第1領域上に位置し、下からゲート絶縁膜40、閾値制御金属層30、および、ゲート電極(例:金属層20および多結晶シリコン層10の積層体)を積層した第1の積層体を含む第1のトランジスタを有する。加えて、本実施形態の半導体装置は、第2領域上に位置し、下からゲート絶縁膜41、および、ゲート電極(例:金属21および多結晶シリコン層11の積層体)を積層した第2の積層体を含む第2のトランジスタを有する。
さらに、本実施形態の半導体装置は、第1不純物導入層80に電圧を印加するための構成を有する。
以下、本実施形態の半導体装置の各構成要件について説明する。
半導体基板90は特段制限されず、例えばSi基板とすることができる。
第1不純物導入層80は、n型不純物を導入したNウェル層とすることができる。Nウェル層は、例えば、半導体基板90の表面にn型不純物を注入することで形成された層である。n型不純物の種類および不純物濃度は特段制限されない。
なお、第1不純物導入層80は、Nウェル層でなく、Pウェル層とすることもできる。Pウェル層は、例えば、半導体基板90の表面にp型不純物を注入することで形成された層である。p型不純物の種類および不純物濃度は特段制限されない。
絶縁層70は絶縁体の層であり、例えば、酸化シリコン層などであってもよい。絶縁層70の厚さは、設計的事項である。
半導体層60は、例えば、ノンドープまたは低ドーズのシリコン層である。なお、半導体層60の厚さは、設計的事項である。
第1素子分離領域100は、STI(sallow trench isolation)、または、LOCOS(local oxidation of silicon)で形成された素子分離領域である。STIの場合には、例えば、半導体層60に形成された溝内にシリコン酸化膜を充填した構造であってもよい。
このような第1素子分離領域100により分離された第1領域(図1中、第1素子分離領域100より左側の領域)には、Nチャネル型(以下、「Nch型」という)のトランジスタが形成されている。また、第1素子分離領域100により分離された第2領域(図1中、第1素子分離領域100より右側の領域)には、Pチャネル型(以下、「Pch型」という)のトランジスタが形成されている。
第1領域に形成されたNch型のトランジスタは、半導体層60上に位置し、下からゲート絶縁膜40、閾値制御金属層30、および、ゲート電極(例:金属層20および多結晶シリコン層10の積層体)を積層した第1の積層体を有する。また、サイドウォール50、半導体層60中に形成されたエクステンション領域61、および、ソース・ドレイン領域62を有する。
ゲート絶縁膜40は、酸化シリコンより誘電率が高い材料により形成することができ、あらゆる態様とすることができる。例えば、本実施形態のゲート絶縁膜40は、酸化物、窒化物、酸窒化物、または、シリケート(金属シリケートおよび窒化金属シリケートを含む)、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。具体的には、本実施形態のゲート絶縁膜40は、HfO、ZrO、Al、TiO、La、SrTiO、LaAlO、Y、Ga、GdGaO、およびこれらの混合物などであってもよい。ゲート絶縁膜40の厚さは、設計的事項である。
閾値制御金属層30は、第2族乃至第6族元素の中の1つ以上を含む金属を有する層とすることができ、例えば、La、Mgなどを有する層とすることができる。また、閾値制御金属層30の厚さは、設計的事項である。
ゲート電極は、例えば、金属層20と、多結晶シリコン層10と、を下からこの順に積層した構造であってもよい。なお、金属層20、多結晶シリコン層10、サイドウォール50、エクステンション領域61、および、ソース・ドレイン領域62は、従来技術に準じたあらゆる構成とすることができる。
次に、第2領域に形成されたPch型のトランジスタは、半導体層60上に位置し、下からゲート絶縁膜41、および、ゲート電極(例:金属層21および多結晶シリコン層11の積層体)を積層した第2の積層体を有する。また、サイドウォール51、半導体層60中に形成されたエクステンション領域61、および、ソース・ドレイン領域62を有する。
ゲート絶縁膜41は、Nch型のトランジスタが有するゲート絶縁膜40と同様の構成とすることができる。
ゲート電極は、例えば、金属層21と、多結晶シリコン層11と、を下からこの順に積層した構造であってもよい。なお、金属層21、多結晶シリコン層11、サイドウォール50、エクステンション領域61、および、ソース・ドレイン領域62は、従来技術に準じたあらゆる構成とすることができる。
なお、第1不純物導入層80に電圧を印加するための構成は特段制限されない。例えば、図示しないコンタクトを介して図示しない配線と第1不純物導入層80とを接続してもよい。
上述のような本実施形態の半導体装置は、例えば以下のようにして製造することができる。
例えば、半導体基板90上に、絶縁層70および半導体層60を張り合わせたSOI構造を準備する。その後、半導体層60を第1領域(図1中、第1素子分離領域100より左側の領域)および第2領域(図1中、第1素子分離領域100より右側の領域)に分離する第1素子分離領域100を形成する。次いで、n型不純物を注入することで、半導体基板90の表面部に第1不純物導入層80を形成する。
その後、第1領域および第2領域に跨ってゲート絶縁膜40および41となる絶縁膜を形成し、次いで、第1領域に選択的に閾値制御金属層30となる金属層を形成する。その後、第1領域および第2領域に跨って金属層20および21となる金属層、および、多結晶シリコン層10および11となる多結晶シリコン層を下からこの順に積層する。そして、フォトリソグラフィとドライエッチングによりこれらの層を選択的に除去することで、図1に示すような、下からゲート絶縁膜40、閾値制御金属層30、および、ゲート電極(例:金属層20および多結晶シリコン層10の積層体)を積層した第1の積層体と、下からゲート絶縁膜41、および、ゲート電極(例:金属層21および多結晶シリコン層11の積層体)を積層した第2の積層体と、が得られる。
その後、第1領域の半導体層60および第2領域の半導体層60各々に所定の不純物を注入してエクステンション領域61を形成した後、サイドウォール50、51を形成する。次いで、第1領域の半導体層60および第2領域の半導体層60各々に所定の不純物を注入してソース・ドレイン領域62を形成する。
次に、このような本実施形態の半導体装置の作用効果について説明する。
本実施形態の半導体装置は、Pch型のトランジスタの閾値電圧は、Nウェル層(第1不純物導入層80)に所定の電圧を印加することで所望の値に制御することができる。一方、Nch型のトランジスタの閾値電圧は、閾値制御金属層30の構成により所望の値に制御することができる。なお、閾値制御金属層30の構成は、Nウェル層(第1不純物導入層80)に印加される電圧を考慮して決定することができる。
このような本実施形態の半導体装置によれば、Pch型のトランジスタの閾値電圧およびNch型のトランジスタの閾値電圧を、個別に適切に制御することができる。
また、特許文献1および非特許文献1に記載の技術のように、Pch型のトランジスタおよびNch型のトランジスタ各々の下層に異なるウェルを形成する必要がないため、製造プロセスを簡略化でき、結果、製造コストを抑制することができる。
さらに、非特許文献1に記載の技術の場合、Pch型のトランジスタの下層に位置する不純物導入層、および、Nch型のトランジスタの下層に位置する不純物導入層各々に異なる電圧を印加する必要があるため、各々の不純物導入層と配線とを接続する構成(例:ビア)が必要となる。これに対し、本実施形態の半導体装置は、Pch型のトランジスタおよびNch型のトランジスタに跨って形成されている第1不純物導入層80のみに電圧を印加すればよいので、非特許文献1に記載の技術に比べて、不純物導入層と配線とを接続する構成(例:ビア)を縮小化することができる。結果、本実施形態の半導体装置によれば、チップ面積の増大を抑制することができる。
なお、本実施形態の半導体装置は、上述した構成の変形例として、Nch型のトランジスタに閾値制御金属層30を有さず、Pch型のトランジスタのゲート絶縁膜41とゲート電極(例:金属層21および多結晶シリコン層11の積層体)との間(例:ゲート絶縁膜41と金属層21との間)に、閾値制御金属層を設けてもよい。この閾値制御金属層は、例えばAlなどを含んだ層とすることができる。また、この閾値制御金属層の厚さは、設計的事項である。
この変形例の半導体装置は、Nch型のトランジスタの閾値電圧は、第1不純物導入層80に電圧を印加することで所望の値に制御する。一方、Pch型のトランジスタの閾値電圧は、閾値制御金属層の構成により所望の値に制御する。なお、閾値制御金属層の構成は、第1不純物導入層80に印加される電圧を考慮して決定される。
次に、図2に、本実施形態の半導体装置の適用例を模式的に示した断面図を示す。
図2に示す半導体装置は、半導体基板90上のイ−イの破線より左側の領域(領域A)において、図1に示す構造が形成されている。
そして、半導体基板90上のイ−イの破線より右側の領域(領域B)において、半導体基板90の表層に位置する第2不純物導入層81と、第2不純物導入層81の上に位置する絶縁層70と、絶縁層70の上に位置する半導体層60と、を有する。
また、本実施形態の半導体装置は、領域Bにおいて、半導体層60を第3領域および第4領域に分離する第2素子分離領域103を有する。なお、第2素子分離領域103は、第2不純物導入層81は分離しない。
さらに、本実施形態の半導体装置は、第3領域上に位置し、下からゲート絶縁膜42、および、ゲート電極(例:金属層22および多結晶シリコン層12の積層体)を積層した第3の積層体を含む第3のトランジスタを有する。ゲート電極は、例えば金属層22と、多結晶シリコン層12と、を下からこの順に積層した構造であってもよい。加えて、本実施形態の半導体装置は、第4領域上に位置し、下からゲート絶縁膜43、および、ゲート電極(例:金属層23および多結晶シリコン層13の積層体)を積層した第4の積層体を含む第4のトランジスタを有する。ゲート電極は、例えば金属層23と、多結晶シリコン層13と、を下からこの順に積層した構造であってもよい。
さらに、本実施形態の半導体装置は、第2不純物導入層81に電圧を印加するための構成を有する。
領域Aにおける構成は、図1を用いて上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。以下、領域Bにおける構成について説明する。
第2不純物導入層81は、n型不純物を導入したNウェル層またはp型不純物を導入したPウェル層とすることができる。なお、第1不純物導入層80および第2不純物導入層81には、各々独立して電圧が印加される。このため、第1不純物導入層80をNウェル層とする場合には第2不純物導入層81をPウェル層とし、第1不純物導入層80をPウェル層とする場合には第2不純物導入層81をNウェル層とするのが好ましい。第2不純物導入層81へn型不純物を導入する場合の不純物濃度、および、第2不純物導入層81へp型不純物を導入する場合の不純物濃度は、設計的事項である。
領域Bにおける絶縁層70、半導体層60、および、第2素子分離領域103は、各々、領域Aにおける絶縁層70、半導体層60、および、第1素子分離領域100と同様の構成とすることができる。なお、領域Bにおける絶縁層70、半導体層60、および、第2素子分離領域103は、領域Aにおける絶縁層70、半導体層60、および、第1素子分離領域100各々と同一の処理により形成されてもよい。
第3領域上に位置するNch型のトランジスタおよび第4領域上に位置するPch型のトランジスタは、従来技術に準じたあらゆる構成とすることができる。例えば、領域Aに位置するPch型のトランジスタと領域Bに位置するPch型のトランジスタとは同じ構成であってもよい。また、領域Bの第3領域上に位置し、下からゲート絶縁膜42、および、ゲート電極(例:金属層22および多結晶シリコン層12の積層体)を積層した第3の積層体と、領域Bの第4領域上に位置し、下からゲート絶縁膜43、および、ゲート電極(例:金属層23および多結晶シリコン層13の積層体)を積層した第4の積層体とは同じ構成であってもよい。
このような半導体装置によれば、領域A(図2中イ−イの破線より左側の領域)に位置するPch型のトランジスタの閾値電圧は、第1不純物導入層80に電圧を印加することで所望の値に制御することができる。一方、Nch型のトランジスタの閾値電圧は、閾値制御金属層30の構成により所望の値に制御することができる。
そして、領域B(図2中イ−イの破線より右側の領域)に位置するPch型のトランジスタおよびNch型のトランジスタの閾値電圧は、第2不純物導入層81に印加される電圧により所望の値に制御される。
本実施形態の半導体装置によれば、チップ内に、異なった閾値電圧を有する複数のトランジスタを形成することが可能となる。
10 多結晶シリコン層
11 多結晶シリコン層
12 多結晶シリコン層
13 多結晶シリコン層
20 金属層
21 金属層
22 金属層
23 金属層
30 閾値制御金属層
40 ゲート絶縁膜
41 ゲート絶縁膜
42 ゲート絶縁膜
43 ゲート絶縁膜
50 サイドウォール
51 サイドウォール
52 サイドウォール
53 サイドウォール
60 半導体層
61 エクステンション領域
62 ソース・ドレイン領域
70 絶縁層
80 第1不純物導入層
81 第2不純物導入層
90 半導体基板
100 第1素子分離領域
101 素子分離領域
102 素子分離領域
103 第2素子分離領域

Claims (9)

  1. 半導体基板の表層に位置する第1不純物導入層と、
    前記第1不純物導入層の上に位置する絶縁層と、
    前記絶縁層の上に位置する半導体層と、
    前記半導体層を第1領域および第2領域に分離し、かつ、前記第1不純物導入層を分離しない第1素子分離領域と、
    前記第1領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、閾値制御金属層、および、ゲート電極を積層した第1の積層体を含む第1のトランジスタと、
    前記第2領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、および、ゲート電極を積層した第2の積層体を含む第2のトランジスタと、
    を有する半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、前記第2のトランジスタはPチャネル型のトランジスタである半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記閾値制御金属層は、第2族乃至第6族元素の中の1つ以上を含む金属を有する半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記閾値制御金属層は、LaまたはMgを含む半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記ゲート絶縁膜は、酸化シリコンより誘電率が高い材料により形成されている半導体装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記半導体基板の表層のうち、前記第1不純物導入層が位置する領域とは異なる領域に位置する第2不純物導入層と、
    前記第2不純物導入層の上に位置する前記絶縁層と、
    前記絶縁層の上に位置する前記半導体層と、
    前記半導体層を第3領域および第4領域に分離し、前記第2不純物導入層を分離しない第2素子分離領域と、
    前記第3領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、および、ゲート電極を積層した第3の積層体を含む第3のトランジスタと、
    前記第4領域上に位置し、下からゲート絶縁膜、および、ゲート電極を積層した第4の積層体を含む第4のトランジスタと、を有する半導体装置。
  7. 請求項6に記載の半導体装置において、
    前記第1のトランジスタおよび前記第3のトランジスタはNチャネル型のトランジスタであり、前記第2のトランジスタおよび前記第4のトランジスタはPチャネル型のトランジスタである半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記第1不純物導入層はNウェル層であり、前記第2不純物導入層はPウェル層である半導体装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置の前記第1不純物導入層に、前記第2のトランジスタの閾値電圧を所望の値に制御する所定の電圧を印加することで、
    前記第2のトランジスタの閾値電圧が所望の値に制御されるとともに、前記第1のトランジスタの閾値電圧が前記閾値制御金属層および前記第1不純物導入層に印加された所定の電圧により、所望の値に制御されるトランジスタ制御方法。
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