JP2012028133A - X線管 - Google Patents

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一隆 鈴木
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卓也 本目
Motoaki Tanaka
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Abstract

【課題】電極と筐体との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できるX線管を提供する。
【解決手段】X線管1Aでは、第1の面32aと内側面4aとの間の距離D1は、第2の面32bと端面19aとの間の距離D2に比べて2倍程度に大きくなっている。また、集束電極32の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面32aの全体と、端面19aと対向する第2の面32bの全体と、第1の面32aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面32cのうち、絶縁体33の頂部に面する下側部分とが、チタンを含む導電材料によって形成された導電膜36によって被覆されている。これにより、距離D1及び距離D2をそれぞれ小さくした場合であっても異常放電の発生を抑えることができ、装置の小型化・軽量化を実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子銃から出射した電子をターゲットに入射させることでターゲットでX線を発生させるX線管に関する。
従来のX線管として、例えば特許文献1に記載の開放型X線管がある。この従来のX線管では、高圧プラグが挿入される高電圧導入碍子の真空側面にガス放出の少ないセラミックを用い、この中にリング電極やピン電極といった各電極を配置している。また、このX線管では、高圧プラグが挿入される高電圧導入碍子の内面にグレーズ処理を行っている。これにより、高圧プラグが高電圧導入碍子の内面に擦れても金属粉が発生しにくく、耐電圧不良の発生を防止している。
特開2002−110075号公報
このようなX線管では、意図しない異常放電を抑制して動作を安定させることが重要となっている。特に、CT撮影などの用途で長時間にわたって一定量のX線を発生させる場合には、異常放電によってX線管の動作が不安定になることを十分に抑制する必要がある。しかしながら、上述した従来のX線管では、電極と筐体との間の異常放電については考慮されておらず、X線管の動作を安定化させるには一層の工夫が求められる。
また、X線管では、電極と筐体の内壁面との間の距離が重要となる。電極と筐体の内壁面との距離を小さくすると、電子銃から出射した電子線をターゲットに入射させる際のロスを小さくできるが、放電が発生し易くなるという問題がある。一方、電極と筐体の内壁面との距離を大きくすると、大きな筐体を用いなくてはならず、装置の大型化・重量化が問題となる。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電極と筐体との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できるX線管を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係るX線管は、電子銃から出射した電子線がターゲットに入射することによってX線を発生させるX線管であって、絶縁部材を介して電子銃を内部に保持すると共に、電子線を通過させる電子線通過孔を有する筐体と、筐体に固定され、電子線通過孔を通過した電子線の入射によってターゲットで発生したX線を外部に出射させるX線照射窓とを備え、筐体は、電子銃を包囲する内側面と電子線通過孔が位置する端面とを有する導電性の内壁面を有し、電子銃は、電子線の放出源となるカソードと、カソードを覆うように設けられ、内側面と対向する第1の面及び端面と対向する第2の面を有するカップ状電極とを有し、第1の面と内側面との距離は、第2の面と端面との距離よりも大きくなっており、カップ状電極の表面のうち、少なくとも第1の面がチタンを含む導電材料によって形成されていることを特徴としている。
このX線管では、電子銃を収容する筐体が、電子銃を包囲する内側面と電子線通過孔が位置する端面とを有する導電性の内壁面を有しており、電子銃のカソードを覆うカップ状電極が、内側面と対向する第1の面及び端面と対向する第2の面を有している。ここで、このX線管では、筐体の内壁面とカップ状電極の表面との間の等電界線を考慮して、異常放電が生じ易い第1の面と内側面との距離が、第2の面と端面との距離よりも大きくなっている。また、カップ状電極の表面のうち、少なくとも第1の面がチタンを含む導電材料で形成されているので、第1の面と内側面との距離を小さくした場合であっても、異常放電の発生を抑えることができる。したがって、このX線管では、電極と筐体との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できる。
また、第2の面は、チタンを含む導電材料によって形成されていることが好ましい。こうすると、筐体とカップ状電極との間の異常放電をより確実に抑制できる。また、第1の面と内側面との距離を小さくした場合であっても、異常放電の発生を抑えることができる。したがって、装置の小型化・軽量化を一層図ることができる。
カップ状電極は、導電性の基部と、基部の表面を覆うように形成された導電材料からなる導電膜とを有していることが好ましい。カップ状電極を基部と導電膜とで別体にすることで、基部の形状の調整による異常放電の抑制と導電膜による異常放電の抑制とを両立させることが可能となる。したがって、筐体とカップ状電極との間の異常放電を更に好適に抑制できる。
導電膜は、窒化チタンによって形成されていることが好ましい。窒化チタンは十分な硬度を有しているので、仮に異常放電が生じた場合でも導電膜の剥離や損傷を防止できる。したがって、異常放電の抑制効果が持続的に得られる。
基部は、ステンレスによって形成されていることが好ましい。この場合、カップ状電極の加工性や平滑性を確保できる。したがって、異常放電を抑制し易い形状となるように基部の形状を調整し、これに導電膜を形成することで、筐体とカップ状電極との間の異常放電を効果的に抑制できる。
本発明に係るX線管によれば、電極と筐体との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できる。
本発明に係るX線管の第1実施形態を示す断面図である。 図1における電子銃の周囲の要部拡大図である。 筐体の内壁面と集束電極の表面との間の等電界線を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る電子銃の周囲の要部拡大図である。 放電痕の確認実験に用いた集束電極のサンプルを示す図である。 本発明に係るX線管の第2実施形態を示す断面図である。 図5における電子銃の周囲の要部拡大図である。 第2実施形態の変形例に係る電子銃の周囲の要部拡大図である。 別の変形例に係る電子銃の周囲の要部拡大図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るX線管の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係るX線管の第1実施形態を示す断面図である。同図に示すように、X線管1Aは、カソードユニット31やターゲット24などの消耗品を交換できるように、大気圧となる開放状態と排気による真空状態との選択を可能とした、いわゆる開放型のX線管である。
X線管1Aは、内部空間が動作時に真空状態になる円筒形状のステンレス製の筐体2を有している。筐体2は、接地電位とされており、内部に電子銃3Aを収容している固定部4と、固定部4の上側に位置してヘッド部21が固定される着脱部5とによって構成されている。着脱部5は、ヒンジ部6を介して横倒し可能となっており、固定部4の上端を開放させることができる。このとき、固定部4内の電子銃3Aに外部からアクセスが可能となり、電子銃3Aのカソードユニット31を簡単に交換できる。
また、固定部4には、筐体2の内部空間を高真空状態に維持するための真空ポンプ7が固定されている。この真空ポンプ7を装備することにより、筐体2内を随時大気圧に開放できる。したがって、カソードユニット31やターゲット24といった消耗品を任意の時期に交換できるので、X線管1AのX線量等を安定に維持できる。
筐体2の下側には、例えばエポキシ樹脂でモールド形成された電源部8が固定されている。電源部8の内部には、高電圧を発生させるトランスで構成された高圧発生部9と、高圧発生部9に電気的に接続された電子放出制御部10とが封入されている。電子放出制御部10は、電子銃3Aによる電子線の放出のタイミングや放出量を制御する部分となっている。
また、電源部8のケース11には、外部電源を接続するための電源用端子12が設けられている。電源用端子12は、配線13,14を介して上述した高圧発生部9及び電子放出制御部10に接続されている。さらに、ケース11には、後述するコイル部17,18への給電制御を行うコイル用端子15が設けられている。このような電源用端子12とコイル用端子15とを用いることで、電子銃3Aを含むX線管1Aへの適切な給電が実施される。
着脱部5の内部には、電子銃3Aで発生した電子線を通過させる電子通路16が設けられている。また、電子通路16の周囲には、電磁偏向レンズとして機能するコイル部17,18が設けられている。コイル部17,18の配置中心は、電子通路16の中心軸に一致している。これらのコイル部17,18の協働により、電子通路16を通過する電子線は、ターゲット24に向けて集束するようになっている。なお、コイル部は、必ずしも複数設ける必要はなく、単体であってもよい。
また、着脱部5の下部にはディスク板19が蓋をするように固定されている。このディスク板19の中心には、電子通路16の下端に一致する電子線通過孔20が形成されている。着脱部5が閉鎖されている状態において、固定部4の内側面4aとディスク板19の底面19aとは、電子銃3Aを収容する筐体2の内壁面2aを形成し、全体として円筒状の筐体2の内部空間を形成する。
一方、着脱部5の上部は円錐台に形成され、例えば銅製の多面体ブロックからなるヘッド部21が取り付けられている。ヘッド部21の一面には、電子通路16と所定の角度で交差するように筒状のターゲット支持部22が着脱自在に挿入されている。また、ヘッド部21の他面には、例えばベリリウムによって形成された円板状のX線照射窓23が設けられている。
ターゲット支持部22の先端には、例えばタングステンからなる円板状のターゲット24が埋設されている。電子通路16を通過した電子線は、ヘッド部21内でターゲット24に入射する。これにより、ターゲット24からX線が発生し、発生したX線はX線照射窓23を通って外部に出射する。
続いて、上述した電子銃3Aの構成について更に詳細に説明する。図2は、電子銃3Aの周囲の要部拡大図である。
図2に示すように、電子銃3Aは、電子線の放出源となるフィラメントを収容してなるカソードユニット31と、カソードユニット31を覆うように設けられた集束電極32とを有しており、共にマイナスの高電圧が印加される。電子銃3Aは、固定部4の下壁部分に立設された円筒状の絶縁体33の頂部に支持部34を介して固定されている。絶縁体33は、筐体2の内部空間において、固定部4の下壁部分に設けられた開口部分から電子線通過孔20に向かって次第に縮径しながら延びている。絶縁体33内には配線35が通されており、この配線35によって電子銃3Aと上述した電子放出制御部10とが接続されている。
集束電極32は、筐体2の内壁面2aのうち、電子銃3Aの側方を囲む内側面4aと対向する第1の面32aと、第1の面32aの上部に連続し、筐体2の内壁面2aのうち、電子線通過孔20が位置する端面19a(ディスク板19の底面19aと同一)と対向する第2の面32bと、第1の面32aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面32cとを有している。また、第2の面32bは、電子銃3Aの電子出射開口38を囲む擂鉢状のテーパ部分を有している。第1の面32aと第2の面32bとは集束電極32の表面を構成し、第3の面32cは集束電極32の下部開口側の端面及び裏面を構成している。そして、集束電極32は、全体として第2の面32bを頂面とするカップ状をなし、カソードユニット31から絶縁体33の頂部までを覆っている。
集束電極32は、例えばステンレス(SUS)によって形成された導電性の基部35と、基部35の表面を覆うように形成された導電膜36とによって構成されている。導電膜36は、第1の面32aの全体と、第2の面32bの全体と、第3の面33bのうち、絶縁体33の頂部に面する下側部分とを覆うように設けられている。
なお、支持部34と第3の面32cとの間には、集束電極32を螺合又は嵌合によって支持部34に着脱可能に固定する固定構造39が設けられている。この固定構造39に到達するように導電膜36を形成すると、集束電極32の着脱の際に固定構造39に設けられた導電膜36が剥離し、筐体2内での異常放電の発生原因となる可能性がある。したがって、第3の面32cにおける導電膜36は、第1の面32aの下部から連続しつつ、固定構造39に到達しない領域で形成することが好ましい。
導電膜36は、チタンを含む導電材料によって形成されている。導電膜36を形成する導電材料としては、例えばTi、チタンの窒化物や炭化物で導電性を有するもの(TiN、TiAlN、TiC、TiCN、TiAlCNO、TiAlSiCNO)などが挙げられる。導電材料は、特に基部35よりも硬度の高いものを選択することが好ましい。例えば基部35がSUSからなる場合には、導電膜36を窒化チタン(TiN)によって形成することが好ましい。
ここで、このX線管1Aでは、第1の面32aと内側面4aとの間の距離D1は、第2の面32bと端面19aとの間の距離D2に比べて2倍程度に大きくなっている。距離D1は、第1の面32aのうち、最も内側面4aに近い箇所から内側面4aまでの垂線の長さであり、距離D2は、第2の面32bのうち、最も端面10aに近い箇所から端面19aまでの垂線の長さである。
図3は、筐体2の内壁面2aと集束電極32の表面との間の等電界線を示す図である。同図に示すように、第1の面32aと内側面4aとの間(A方向)には9本程度の等電界線が存在しているのに対し、第2の面32bと端面19aとの間(B方向)には4本程度の等電界線が存在している。
この場合、等電界線が密であるほど電界が強く放電しやすくなるので、等距離であるならば、A方向はB方向に比べて放電し易さが2倍程度高いと考えられる。したがって、上述のように、第1の面32aと内側面4aとの間の距離D1を第2の面32bと端面19aとの距離D2の2倍程度にしておくことで、筐体2と集束電極32との間の異常放電を抑制することが可能となる。
また、X線管1Aでは、集束電極32の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面32aの全体と、端面19aと対向する第2の面32bの全体と、第1の面32aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面32cのうち、絶縁体33の頂部に面する下側部分とが、チタンを含む導電材料によって形成された導電膜36によって被覆されている。
この形態では、第1の面32aを被覆する導電膜36により、第1の面32aと内側面4aとの間の異常放電が抑制され、第2の面32bを被覆する導電膜36により、第2の面32bと端面19aとの間の異常放電が抑制される。また、第3の面32cを被覆する導電膜36により、第3の面32cから絶縁体33の沿面を伝って筐体2に至る異常放電を適切に回避できる。
したがって、第1の面32aと内側面4aとの間の距離D1と、第2の面32bと端面19aとの間の距離D2との大小関係を維持しつつ、距離D1及び距離D2をそれぞれ小さくした場合であっても、異常放電の発生を抑えることができる。したがって、このX線管1Aでは、筐体2と集束電極32との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できる。
また、集束電極32は、導電性の基部35と、基部35の表面を覆う導電膜36とを有している。このように、集束電極32を基部35と導電膜36とで別体にすることで、基部35を形成する材料に加工性の良好な導電材料を用いることができると共に、導電膜36には放電抑制効果を重視した導電材料を用いることができる。
したがって、基部35の形状を異常放電の発生し難い形状に調整することによる異常放電の抑制と、導電膜36による異常放電の抑制とを両立させることが可能となる。さらに、基部35の表面の粗さを小さくした上に導電膜36を形成することで、集束電極32自体の表面の粗さを小さくすることができるので、一層効果的に異常放電を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、基部35はSUSによって形成され、導電膜36は窒化チタンによって形成されている。基部35をSUSで形成することにより、集束電極32の加工性や平滑性を確保できる。したがって、異常放電を抑制し易い形状となるように基部35を調整することが可能となり、異常放電を一層効果的に抑制できる。また、窒化チタンは十分な硬度を有しているので、仮に異常放電が生じた場合でも導電膜36の剥離や損傷を防止できる。したがって、異常放電の抑制効果が持続的に得られる。
なお、集束電極32は、必ずしも基部35と導電膜36とによって別体にする必要はなく、集束電極32の全体をチタンを含む導電材料によって形成してもよい。この場合、集束電極32の全体で均一に異常放電の抑制効果を発揮させることができる。
導電膜の形成位置については、以下のような変形例を採用することもできる。図4は、第1実施形態の変形例に係る電子銃の周囲の要部拡大図である。同図に示す電子銃3Bでは、カソードユニット31を覆う集束電極32の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面32aの全体と、第1の面32aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面32cのうちの絶縁体33の頂部に面する部分とが、チタンを含む導電材料によって形成された導電膜37によって被覆されている。
この形態では、第1の面32aを被覆する導電膜37により、第1の面32aと内側面4aとの間の異常放電が抑制される。また、第2の面32bを被覆する導電膜37により、第2の面32bから絶縁体33の沿面を伝って筐体2に至る異常放電を適切に回避できる。したがって、筐体2と集束電極32との間に異常放電が生じることが抑制され、動作の安定性を良好にできる。
変形例に関する知見は、集束電極における放電痕の確認実験により得たものである。この確認実験では、図5に示すように、集束電極のサンプルSの表面を、頂部中央付近の領域A、領域Aを囲む領域B、側面上部の領域C、側面中央部の領域D、及び側面下部から裏面側に回りこむ領域Eの5つの領域に区分し、それぞれの領域で電子銃を一定時間使用した後の放電痕の数を調べたものである。
電子銃への印加電圧は、230kV、300kV、360kVの3パターンとした。実施例では、集束電極のサンプルSの表面をTiNで形成し、比較例では、集束電極のサンプルSの表面をSUSで形成した。この確認試験の結果、印加電圧が230kVの場合、実施例では、領域A〜Eの全てで放電痕が0箇所であったのに対し、比較例では、領域Aで5箇所、領域Bで7箇所、領域Cで12箇所、領域Dで6箇所、領域Eで25箇所、計55箇所の放電痕が確認された。
また、印加電圧が300kVの場合、実施例では、領域Cのみで1箇所の放電痕が確認されたのに対し、比較例では、領域Aで33箇所、領域Bで39箇所、領域Cで48箇所、領域Dで37箇所、領域Eで130箇所、計287箇所の放電痕が確認された。さらに、印加電圧が360kVの場合、実施例では、領域Cで5箇所、領域Dで2箇所、領域Eで4箇所、計11箇所の放電痕が確認された。これに対し、比較例では、印加電圧が300kVを超えたあたりで放電が連続的に生じるようになり、360kVまで昇圧させることができなかった。以上のことから、集束電極の表面をTiNといった導電材料で形成することが異常放電の抑制に寄与していること、及び集束電極の上面側に比べて側面側で放電が多く発生する傾向にあることが確認できた。
したがって、図4に示した電子銃3Bのように、カソードユニット31を覆う集束電極32の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面32aの全体と、第1の面32aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第2の面32bのうちの絶縁体33の頂部に面する部分とを導電膜37によって被覆することで、筐体2と集束電極32との間の異常放電を十分に抑制することが可能となる。また、図2に示した電子銃3Aのように、端面19aと対向する第3の面32cの全体を含め、集束電極32の表面全体と、表面から連続した下端面及び裏面の一部を導電膜36によって被覆することで、筐体2と集束電極32との間の異常放電の抑制効果をより確実に高めることができる。
[第2実施形態]
続いて、本発明に係るX線管の第2実施形態について説明する。図6は、本発明に係るX線管の第2実施形態を示す断面図である。
図6に示すように、第2実施形態に係るX線管1Bは、第1実施形態と同様に開放型のX線管であり、真空状態を任意に作り出すことができ、消耗品であるカソードユニット31やターゲット40の交換を可能にしている。このX線管1Bは、動作時に真空状態になる円筒形状のステンレス製の筐体2を有している。
筐体2は、内部に電子銃3Cを収容している固定部4と、固定部4の上側に位置してヘッド部21が固定される着脱部5とによって構成されている。着脱部5は、ヒンジ部6を介して横倒し可能となっており、固定部4の上端を開放させることができる。このとき、固定部4内の電子銃3Cに外部からアクセスが可能となり、電子銃3Cのカソードユニット31を簡単に交換できる。
また、固定部4には、筐体2の内部空間を高真空状態に維持するための真空ポンプ7が固定されている。この真空ポンプ7を装備することにより、筐体2内を随時大気圧に開放できる。したがって、カソードユニット31やターゲット40といった消耗品を任意の時期に交換できるので、X線管1BのX線量等を安定に維持できる。
筐体2の下側には、例えばエポキシ樹脂でモールド形成された電源部8が固定されている。電源部8の内部には、高電圧を発生させるトランスで構成された高圧発生部9と、高圧発生部9に電気的に接続された電子放出制御部10とが封入されている。電子放出制御部10は、電子銃3Cによる電子線の放出のタイミングや放出量を制御する部分となっている。
また、電源部8のケース11には、外部電源を接続するための電源用端子12が設けられている。電源用端子12は、配線13,14を介して上述した高圧発生部9及び電子放出制御部10に接続されている。さらに、ケース11には、後述するコイル部17,18への給電制御を行うコイル用端子15が設けられている。このような電源用端子12とコイル用端子15とを用いることで、電子銃3Cを含むX線管1Bへの適切な給電が実施される。
着脱部5の内部には、電子銃3Cで発生した電子線を通過させる電子通路16が設けられている。また、電子通路16の周囲には、電磁偏向レンズとして機能するコイル部17,18が設けられている。コイル部17,18の配置中心は、電子通路16の中心軸に一致している。これらのコイル部17,18の協働により、電子通路16を通過する電子線は、ターゲット40に向けて集束するようになっている。なお、コイル部は、必ずしも複数設ける必要はなく、単体であってもよい。
また、着脱部5の下部にはディスク板19が蓋をするように固定されている。このディスク板19の中心には、電子通路16の下端に一致する電子線通過孔20が形成されている。着脱部5が閉鎖されている状態において、固定部4の内側面4aとディスク板19の底面19aとは、電子銃3Cを収容する筐体2の内壁面2aを形成し、全体として円筒状の筐体2の内部空間を形成する。
一方、着脱部5の上部は円錐台に形成されている。この円錐台における電子通路16の上端側の部分には、X線出射窓の真空側面に形成され、X線照射窓と一体になったターゲット40が装着されている。ターゲット40は、例えばタングステンによって形成され、着脱自在な回転式のキャップ部41内にアースさせた状態で収容されている。したがって、キャップ部41の取り外しによって、消耗品であるターゲット40の交換も可能となっている。
続いて、上述した電子銃3Cの構成について更に詳細に説明する。図7は、電子銃3Cの周囲の要部拡大図である。
図7に示すように、電子銃3Cは、電子線の放出源となるフィラメントを収容してなるカソードユニット31と、カソードユニット31を覆うように設けられた集束電極42とを有している。電子銃3Cは、固定部4の下壁部分に立設された円筒状の絶縁体33の頂部に固定されている。絶縁体33は、筐体2の内部空間において、固定部4の下壁部分に設けられた開口部分から電子線通過孔20に向かって次第に縮径しながら延びている。絶縁体33内には配線35が通されており、この配線35によって電子銃3Cと上述した電子放出制御部10とが接続されている。
集束電極42は、絶縁体33の頂部に装着されたグリッドベース43と、カソードユニット31の先端側を覆うグリッドキャップ44と、グリッドベース43にねじ込むことでグリッドキャップ44をグリッドベース43に固定するグリッドリング45とからなる3つの部材によって構成されている。
集束電極42は、筐体2の内壁面2aのうち、電子銃3Cの側方を囲む内側面4aと対向する第1の面42aと、第1の面42aの上部に連続し、筐体2の内壁面2aのうち、電子線通過孔20が位置する端面19a(ディスク板19の底面19aと同一)と対向する第2の面42bと、第1の面42aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面42cとを有している。また、第2の面42bは、電子銃3Cの電子出射開口48を囲む擂鉢状のテーパ部分を有している。第1の面42aと第2の面42bとは集束電極42の表面を構成し、第3の面42cは集束電極42の下部開口側の端面及び裏面を構成している。そして、集束電極42は、全体として第2の面42bを頂面とするカップ状をなし、カソードユニット31から絶縁体33の頂部までを覆っている。
導電膜46は、第1の面42aの全体と、第2の面42cの全体と、第3の面42cのうち絶縁体33の頂部に面する下側部分とを覆うように設けられている。この導電膜46は、チタンを含む導電材料によって形成されている。導電膜46を形成する導電材料としては、例えばTi、チタンの窒化物や炭化物で導電性を有するもの(TiN、TiAlN、TiC、TiCN、TiAlCNO、TiAlSiCNO)などが挙げられる。
導電材料は、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45を構成する部材よりも硬度の高いものを選択することが好ましい。例えばグリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45がSUSからなる場合には、導電膜46をTiNによって形成することが好ましい。
このX線管1Bにおいても、第1実施形態と同様に等電界線が考慮され、第1の面32aと内側面4aとの間の距離D1は、第2の面32bと端面19aとの間の距離D2に比べて2倍程度に大きくなっている。これにより、筐体2と集束電極32との間の異常放電を抑制することが可能となる。また、集束電極42の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面42aの全体と、端面19aと対向する第2の面42bの全体と、第1の面42aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面42cのうち、絶縁体33の頂部に面する下側部分とが、チタンを含む導電材料によって形成された導電膜46によって被覆されている。
したがって、第1の面42aと内側面4aとの間の距離D1と、第2の面42bと端面19aとの間の距離D2との大小関係を維持しつつ、距離D1及び距離D2をそれぞれ小さくした場合であっても、異常放電の発生を抑えることができる。したがって、このX線管1Bでは、筐体2と集束電極42との間の異常放電が抑えられ、かつ装置の小型化・軽量化を実現できる。
また、X線管1Bでは、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45とは別体に導電膜46が形成されている。これにより、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45を形成する材料に加工性の良好な導電材料を用いることができると共に、導電膜46に放電抑制効果を重視した導電材料を用いることができる。
したがって、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45の形状を異常放電の発生し難い形状に調整することによる異常放電の抑制と、導電膜36による異常放電の抑制とを両立させることが可能となる。さらに、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45の表面の粗さを小さくした上に導電膜46を形成することで、集束電極42自体の表面の粗さを小さくすることができるので、一層効果的に異常放電を抑制することができる。
グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45をステンレスによって形成する場合、集束電極42の加工性や平滑性を確保できる。また、導電膜46を形成する導電材料として十分な硬度を有するTiNを用いる場合、仮に筐体2と集束電極42との間に異常放電が生じた場合でも導電膜46の損傷や剥離といった不具合を防止できる。したがって、異常放電の抑制効果が持続的に得られる。
なお、グリッドベース43、グリッドキャップ44、及びグリッドリング45をそれぞれチタンを含む導電材料によって形成してもよい。この場合、集束電極42の全体で均一に異常放電の抑制効果を発揮させることができる。
導電膜の形成位置については、第1実施形態の変形例と同様の知見に基づいて、以下のような変形例を採用することもできる。図8は、第1実施形態の変形例に係る電子銃の周囲の要部拡大図である。同図に示す電子銃3Dでは、カソードユニット31を覆う集束電極42の各面のうち、内側面4aと対向する第1の面42aの全体と、第1の面42aの下部に連続してカソードユニット31側に回り込む第3の面42cのうちの絶縁体33の頂部に面する部分とが、チタンを含む導電材料によって形成された導電膜47によって被覆されている。
より具体的には、導電膜47は、グリッドリング45及びグリッドベース43の露出部分(集束電極42の表面)と、グリッドベース43の裏面(集束電極42の裏面)のうち、絶縁体33の頂部側面に面する部分と、グリッドキャップ44の露出部分のうち、グリッドリング45側の縁部分とにわたって形成されている。
この形態では、第1の面42aを被覆する導電膜47により、第1の面42aと内側面4aとの間の異常放電が抑制される。また、第3の面42cを被覆する導電膜47により、第3の面42cから絶縁体33の沿面を伝って筐体2に至る異常放電を適切に回避できる。したがって、筐体2と集束電極42との間に異常放電が生じることが抑制され、動作の安定性を良好にできる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記各実施形態はいずれも開放型のX線管を例示しているが、本発明は、開放型のX線管に限られず、密封型のX線管にも適用可能である。また、高圧発生部9を備えず、外部の高圧発生装置からケーブルを介して給電するタイプのX線管にも適用可能である。
また、集束電極の形状が上記各実施形態と異なる場合であっても、導電膜の形状を適宜変更することができる。例えば図9に示す電子銃3Eでは、筐体2の内側面4aと対向する第1の面52aが上記実施形態に比べて大きく、かつ下端部が内側面4aに向かって盛り上がった集束電極52を用いている。
この場合であっても、最も内側面4aに近い箇所(第1の面52aの下端部)から内側面4aまでの距離D1を、第2の面52bと端面19aとの距離D2の2倍程度に大きくし、さらに、内側面4aと対向する第1の面52aと、第1の面52aの下部に連続してカソードユニット50側に回り込む第2の面52bと、端面19aと対向する第3の面52cとをチタンを含む導電材料によって形成された導電膜56で被覆することにより、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
1A,1B…X線管、2…筐体、2a…内壁面、4a…内側面、3A〜3E…電子銃、19a…端面、20…電子線通過孔、23…X線照射窓、24,40…ターゲット、31,50…カソードユニット、32a,42a,52a…第1の面、32,42,52…集束電極、32b,42b,52b…第2の面、32c,42c,52c…第3の面、33…絶縁体、35…基部、36,37,46,47,56…導電膜。

Claims (5)

  1. 電子銃から出射した電子線がターゲットに入射することによってX線を発生させるX線管であって、
    絶縁部材を介して前記電子銃を内部に保持すると共に、前記電子線を通過させる電子線通過孔を有する筐体と、
    前記筐体に固定され、前記電子線通過孔を通過した前記電子線の入射によって前記ターゲットで発生した前記X線を外部に出射させるX線照射窓とを備え、
    前記筐体は、前記電子銃を包囲する内側面と前記電子線通過孔が位置する端面とを有する導電性の内壁面を有し、
    前記電子銃は、
    前記電子線の放出源となるカソードと、
    前記カソードを覆うように設けられ、前記内側面と対向する第1の面及び前記端面と対向する第2の面を有するカップ状電極とを有し、
    前記第1の面と前記内側面との距離は、前記第2の面と前記端面との距離よりも大きくなっており、
    前記カップ状電極の表面のうち、少なくとも前記第1の面がチタンを含む導電材料によって形成されていることを特徴とするX線管。
  2. 前記第2の面は、チタンを含む導電材料によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のX線管。
  3. 前記カップ状電極は、導電性の基部と、前記基部の表面を覆うように形成された前記導電材料からなる導電膜とを有していることを特徴とする請求項1又は2記載のX線管。
  4. 前記導電膜は、窒化チタンによって形成されていることを特徴とする請求項3記載のX線管。
  5. 前記基部は、ステンレスによって形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のX線管。
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