JP2012026798A - 進入監視装置 - Google Patents

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Akira Igarashi
亮 五十嵐
Toshiaki Ogawa
俊昭 小川
Minoru Uehara
実 上原
Taketoshi Takano
武寿 高野
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Abstract

【課題】監視対象WOを検知する手段と監視対象WOへ報知する手段とを一体化し、監視対象WOに対する報知効果を高める。
【解決手段】進入監視装置は、検知用光LBを発する投光素子44と、投光素子44から発した検知用光LBを走査して、監視領域へ照射する走査部41、42と、監視対象WOにより反射された反射光RBを受光する受光素子43と、受光素子43により受光された反射光RBから、監視対象WOの進入を検知する検知部51と、検知部51により検知された監視対象WOに対して報知用光DBを発する発光素子24とを備える。走査部41、42は、発光素子24から発した報知用光DBを走査して監視領域へ照射する。
【選択図】図2

Description

本発明は、人、動物、乗り物などの進入を監視する進入監視装置に関する。
赤外線方式のセンサを用いて住宅への侵入者を検知し、ブザー音を発生させたり、照明器具を点灯或いは点滅させることにより、光と警報音による威嚇動作を行う侵入警戒装置が従来から知られている(特許文献1参照)。
特開2003−16542号公報
しかし、特許文献1では、侵入者を検知する手段と、検知した侵入者に対して威嚇する手段とを別々に設ける必要が有り、製造コストが増加し、装置が大型化してしまう。
また、特許文献1では、照明器具を点灯させたり、ブザー音を鳴らすことにより、周囲に対して侵入者の存在を広く報知することはできるが、侵入者自身への威嚇効果は十分ではない。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、監視対象を検知する手段と監視対象へ報知する手段とを一体化し、かつ監視対象に対する報知効果が更に高い進入監視装置を提供することである。
本発明の特徴は、検知用光を発する投光部と、投光部から発した検知用光を走査して、監視領域へ照射する走査部と、監視対象により反射された検知用光を受光する受光部と、受光部により受光された検知用光から、監視対象の進入を検知する検知部と、検知部により検知された監視対象に対して報知用光を発する発光部とを備える進入監視装置であって、走査部が、発光部から発した報知用光を走査して監視領域へ照射することである。
本発明の特徴によれば、検知用光を走査する走査部が、発光部から発した報知用光を走査して監視領域へ照射するため、検知用光と報知用光の走査手段を共通化することができる。よって、監視対象を検知する手段と監視対象へ報知する手段とを一体化することができる。また、走査部が、報知用光を監視領域へ照射するため、監視領域に進入した監視対象に対する報知効果を高めることができる。
本発明の特徴において、進入監視装置は、監視対象の進入を検知した時の検知用光の走査状態から、監視領域における監視対象の位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定された監視対象の位置に応じて、報知用光を照射する範囲を制御する報知用光制御部とを更に備えていてもよい。監視対象の位置に応じて、報知用光を照射する範囲を制御することにより、監視対象に対する報知効果を更に高めることができる。
報知用光制御部は、監視対象の位置を含む領域に報知用光を照射してもよい。監視対象の位置を含む領域にだけ報知用光を照射することができるので、監視対象に対する報知効果を更に高めることができる。
或いは、報知用光制御部は、監視対象の位置が所定領域から外れた場合に、監視対象を誘導するための報知用光を照射してもよい。監視対象が本来居るべき領域から外れた場合に、監視対象を誘導することができる。
また、報知用光制御部は、監視対象の位置から監視対象の移動方向を推測し、監視対象の移動方向の前方領域に、報知用光を照射してもよい。複数の監視対象の位置から移動方向を推定することができる。よって、監視対象の移動方向の前方領域にだけ報知用光を照射することができるので、監視対象に対する報知効果を更に高めることができる。
受光部は、検知用光を透過させ、報知用光を遮断する干渉フィルターと、干渉フィルタを透過した検知用光を受光する受光素子とを備えていてもよい。これにより、監視対象までの距離計測を精度良く行うことができるので、監視対象の進入検知の精度が向上する。
発光部は、波長が異なる複数の報知用光を発する発光素子部と、発光素子部から発する報知用光の波長を制御する波長制御部とを備えていてもよい。報知用光の波長を制御することにより、監視対象に対する報知効果を更に高めることができる。
投光部は、所定の周期で検知用光を発振或いは変調し、検知部は、投光部から発した検知用光と受光部により受光された検知用光の時間差から、監視対象までの距離を演算し、演算された距離から監視対象の進入を判断してもよい。検知用光を発振或いは変調することにより、受光部により受光された検知用光の時間差を求め、監視対象までの距離を演算することができる。よって、距離の変化から監視対象の進入を判断することができる。
走査部は、投光部から発した検知用光及び報知用光を水平方向に走査する水平走査部と、水平走査部により走査された検知用光及び報知用光を垂直方向に走査する垂直走査部とを備えていてもよい。走査部は検知用光及び報知用光を二次元方向に走査することができるので、広範囲の監視領域において監視対象の進入を監視し、報知することができる。
本発明の進入監視装置によれば、被監視対象を検知する手段と被監視対象へ報知する手段とを一体化でき、かつ被監視対象に対する報知効果を更に高くすることができる。
本発明の第1の実施の形態に関わる進入監視装置5の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した進入監視装置5の具体的な構成例を示す模式図である。 監視対象WOまでの距離の変化から監視対象WOの進入を判断する方法の一例を示す模式図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に関わる進入監視装置5の概略構成を説明する。第1の実施の形態に関わる進入監視装置5は、検知用光LBを発する投光部11と、投光部11から発した検知用光LBを走査して、監視領域WRへ照射する走査部12と、監視領域WRに居る監視対象WOにより反射された検知用光(以後、反射光RBという)を受光する受光部17と、受光部17により受光された反射光RBから、監視対象WOの監視領域WRへの進入を検知する検知部13と、検知部13により検知された監視対象WOに対して報知用光DBを発する発光部14と、を備える。
走査部12は、発光部14から発した報知用光DBを走査して監視領域WRへ照射する。また、監視領域WRに居る監視対象WOにより反射された反射光RBは、走査部12を介して受光部17により受光される。すなわち、走査部12には、検知用光LB、報知用光DB及び反射光RBが入射される。
そこで、発光部14は、検知部13への影響を避けるため、検知用光LBとは異なる波長領域(たとえば、可視領域)の報知用光DBを発する。発光部14は、波長が異なる複数の報知用光DBを発する発光素子部24と、発光素子部24から発する報知用光DBの波長を制御する波長制御部25とを備える。検知用光LBの波長に応じて、報知用光DBの波長を制御することにより、検知部13への影響を抑制する。
また、投光部11は、所定の周期で検知用光LBを発振或いは変調する。そして、検知部13は、投光部11から発した検知用光LBと受光部17により受光された反射光RBの時間差から、監視対象WO或いは監視領域WRまでの距離を演算する距離演算部22と、距離演算部22により演算された距離から監視対象WOの進入を判断する進入判断部21とを備える。このように、検知部13は、検知用光LBの反射位置までの距離に応じて、監視対象WOの進入を検知する。
図2を参照して、図1に示した進入監視装置5の具体的な構成例を説明する。進入監視装置5は、検知用光LBの一例として近赤外領域(波長880nm、不可視)のパルス光を発する投光素子44と、監視領域WRに居る監視対象WOにより反射された反射光RBを受光する受光素子43と、報知用光DBを発する発光素子部24と、検知用光LB及び報知用光DBを水平方向に走査する水平走査部の一例としての回転ミラー41と、回転ミラー41により走査された検知用光LB及び報知用光DBを垂直方向に走査する垂直走査部の一例としての揺動ミラー42と、投光素子44、発光素子部24、回転ミラー41及び揺動ミラー42の動作を制御する制御部52と、投光素子43への投光指令や受光素子43の受光タイミングから監視対象WOまでの距離を演算する演算部51とを備える。
投光素子44は、制御部52による投光指令に従って、所定の周期で検知用光LBを発振或いは変調する。投光素子44から発した検知用光LBは、コリメートレンズ32により平行光に変換されて、回転ミラー41に入射する。回転ミラー41は、回転可能なポリゴンミラーであり、検知用光LBは、このポリゴンミラーの側面において揺動ミラー42に向けて反射される。このとき、検知用光LBは、所定の角度範囲で水平方向に走査される。
回転ミラー41は、回転ミラードライブユニット34により駆動される。回転ミラードライブユニット34は、制御部52から受信する速度指令に従って、回転ミラー41の回転速度を制御する。
揺動ミラー42に入射した検知用光LBは、揺動する揺動ミラー42のミラー面において監視対象WOに向けて反射される。このとき、検知用光LBは、所定の角度範囲で垂直方向に走査される。揺動ミラー42は、揺動モータ36により揺動される。また、揺動モータ36は、揺動モータドライブユニット35により駆動される。揺動モータドライブユニット35は、制御部52から受信する速度指令及び角度指令に従って、揺動ミラー42の揺動速度、角度範囲を制御する。このように、回転ミラー41及び揺動ミラー42は、検知用光LBをそれぞれ水平方向及び垂直方向に走査して、検知用光LBを監視領域WRへ照射することができる。
監視対象WO或いは監視領域WRにおいて反射された反射光RBのうち、揺動ミラー42に入射するものは、揺動する揺動ミラー42のミラー面において反射され、回転する回転ミラー41の側面に入射する。回転ミラー41の側面において反射された反射光RBは、集光レンズ31により集光される。そして、反射光RBは、干渉フィルタ33を通過して、受光素子43の受光面に結像される。干渉フィルタ33は、近赤外の反射光RBを透過させ、報知用光DB及びその他の周波数帯の電磁波を遮断する光学フィルター或いはバンドバスフィルタである。受光素子は、干渉フィルタ33を透過した反射光RBを受光し、反射光RBの受光に応じた受光信号を演算部51へ出力する。
発光素子部24は、波長の異なる報知用光DBをそれぞれ発する複数の発光素子を備える。発光素子部24から発した報知用光DBは、コリメートレンズ37により平行光に変換されて、回転ミラー41に入射し、回転ミラー41の側面において揺動ミラー42に向けて反射される。このとき、報知用光DBは、所定の角度範囲で水平方向に走査される。揺動ミラー42に入射した報知用光DBは、揺動する揺動ミラー42のミラー面において監視対象WOに向けて反射される。このとき、報知用光DBは、所定の角度範囲で垂直方向に走査される。このように、回転ミラー41及び揺動ミラー42は、検知用光LBのみならず、報知用光DBもそれぞれ水平方向及び垂直方向に走査して、監視領域WRへ照射することができる。
制御部52は、投光素子44に対して投光指令を出し、回転ミラードライブユニット34に対して速度指令を出し、揺動モータドライブユニット35に対して速度指令及び角度指令を出す。これらの指令に従って、進入監視装置は上記した投光動作及び受光動作を行う。
演算部51は、図1の検知部13としての機能を備える。すなわち、演算部51は、投光素子44が検知用光LBを発する投光タイミングと、受光素子43が反射光RBを受光する受光タイミングとの時間差から、検知用光LBの帰還時間を計測する。そして、検知用光LBの帰還時間から、監視対象WOまでの距離を演算し、演算された距離から監視対象WOの進入を判断する。詳細は、図3を参照して後述する。
監視対象WOの進入を検知した場合、演算部51は、侵入検知信号を制御部52へ出力する。侵入検知信号を受信した制御部52は、波長制御部25へ発光指令を送信する。発光指令を受信した波長制御部25は、発光素子部24を駆動して、検知用光LBとは異なる波長の報知用光DB(たとえば、可視光)を発する。報知用光DBは、回転ミラー41、及び揺動ミラー42を通じて二次元方向に走査されて、監視領域WRに照射される。
第1の実施の形態では、波長制御部25は、発光素子部24から発する報知用光DBの波長を制御する。たとえば、報知用光DBの波長を、青→赤→黄などへ、時間に応じて繰り返し変化させる。或いは、回転ミラー41の回転角度や揺動ミラー42の揺動角度に応じて、報知用光DBの波長を変化させてもよい。
なお、図1の概略構成と図2の具体的な構成との対応関係は以下の通りである。すなわち、図1の投光部11には、図2の投光素子44、コリメートレンズ32が含まれる。図2の受光部17には、受光素子43、干渉フィルター33、及び集光レンズ31が含まれる。図1の走査部12には、回転ミラー41、揺動ミラー42、これらのミラーを駆動する回転ミラードライブユニット34、揺動モータ36、揺動モータドライブユニット35が含まれる。一方、図2の演算部51には、図1の検知部13としての機能が含まれる。
なお、演算部51及び制御部25は、それぞれ或いは一体として、データの演算装置、データを一時的に記憶するレジスタやメモリ装置、及び周辺機器とのインターフェースを行う入出力装置を備えるマイクロプロセッシングユニット(MPU)によって構成される。
図3を参照して、監視対象WOまでの距離の変化から監視対象WOの進入を判断する方法の一例を説明する。ここでは、進入監視装置5が床面からの高さhの位置に設置され、進入監視装置5から検知用光LB及び報知用光DBが床面に向けて射出されている。検知用光LBは、予め定めた走査角度範囲θにおいて二次元方向に走査され、検知用光LBが照射される床面の範囲が監視領域WRに相当する。床面は凹凸の無い平坦面とする。
走査角度θにおける床面までの計測距離Lθは(1)式から求められる。
θ=h/cosθ ・・・(1)
監視領域WRの外周に向けて検知用光LBを照射した場合、進入監視装置5から床面までの距離はLとなる。よって、監視対象WOが居ない場合、図1の距離演算部22が演算する距離は、h以上L以下の範囲で変化する。そこで、距離演算部22は、監視対象WOが居ない状態における走査角度θと計測距離Lθとの関係を記憶しておく。
距離演算部22が演算する距離が、計測距離Lθから高さしきい値dを減じた値(Lθ−d)よりも短い場合、監視領域WR内に監視対象WOaが進入していると判断する。高さしきい値dを設定することにより、高さしきい値dよりも低い物体の進入を除外することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
図1に示したように、検知用光LBを走査する走査部12が、発光部14から発した報知用光DBを走査して監視領域WRへ照射するため、検知用光LBと報知用光DBの走査手段を共通化することができる。よって、監視対象WOを検知する手段と監視対象WOへ報知する手段とを一体化することができる。また、走査部12が、報知用光LBを監視領域WRへ照射するため、監視領域WRに進入した監視対象WOに対する報知効果を高めることができる。たとえば、パトランプなどの威嚇手段に比べて、侵入者に対する威嚇効果を更に高めることができる。
なお、第1の実施の形態においては、報知用光DBとしての可視光を、監視領域WRの全体に照射する。これにより、人、動物、乗り物などの監視対象に対して、監視領域WRの範囲と監視されていることの両方を同時に報知することができる。
受光部17は、反射光RBを透過させ、報知用光DBを遮断する干渉フィルター33と、干渉フィルター33を透過した反射光RBを受光する受光素子43とを備える。これにより、監視対象WOまでの距離計測を精度良く行うことができるので、監視対象WOの進入検知の精度が向上する。
発光部14は、波長が異なる複数の報知用光DBを発する発光素子部24と、発光素子部24から発する報知用光DBの波長を制御する波長制御部25とを備える。報知用光DBの波長を時間或いは領域に応じて制御することにより、監視対象WOに対する報知効果を高めることができる。
投光部11から発する検知用光LBは所定の周期で発振或いは変調される。そして、検知部13は、投光部11から発した検知用光LBと受光部17により受光された反射光RBの時間差から、監視対象WOまでの距離を演算する距離演算部22と、距離演算部22により演算された距離から監視対象WOの進入を判断する進入判断部21とを備える。このように、検知用光LBを発振或いは変調することにより、受光部17により受光されたRBの時間差を求め、監視対象WOまでの距離Lθを演算することができる。よって、図3に示したように、距離Lθの変化から監視対象WOの進入を判断することができる。
図2に示したように、走査部12は、投光部11から発した検知用光LB及び報知用光DBを水平方向に走査する水平走査部としての回転ミラー41と、回転ミラー41により走査された検知用光LB及び報知用光DBを垂直方向に走査する垂直走査部としての揺動ミラー42とを備える。これにより、走査部12は、検知用光LB及び報知用光DBを二次元方向に走査することができるので、広範囲の監視領域WRにおいて監視対象WOの進入を監視し、報知することができる。
なお、制御部52は、監視対象WOまでの距離計測への影響を避けるため、波長制御部25への発光指令と投光素子44への投光指令とは、異なるタイミングで送信する。これにより、距離計測の精度、ひいては監視対象WOの進入検知の精度が向上する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、監視対象WOの進入を検知した時の検知用光LBの走査状態から、監視領域WRにおける監視対象WOの位置を特定し、監視対象WOの位置に応じて、報知用光DBを照射する範囲を制御する実施例を説明する。
図1に示すように、第2の実施の形態に関わる進入監視装置5は、監視対象WOの進入を検知した時の検知用光LBの走査状態から、監視領域WRにおける監視対象WOの位置を特定する位置特定部15と、位置特定部15により特定された監視対象WOの位置に応じて、報知用光DBを照射する範囲を制御する報知用光制御部16と、を更に備える。
位置特定部15は、監視対象WOの位置として、検知部13が監視対象WOの進入を検知した時の検知用光LBの走査角度θを特定する。具体的には、回転ミラー41の回転角度及び揺動ミラー42の揺動角度を求め、これらの角度から検知用光LBの走査角度θを特定する。
報知用光制御部16は、位置特定部15により特定された検知用光LBの走査角度θに応じて、発光部14へ発光指令を送信するタイミングを制御する。これにより、報知用光DBを照射する範囲を制御することができる。
第2の実施の形態において、報知用光制御部16は、監視対象WOの位置を含む領域に報知用光DBを照射する。具体的には、検知部13が監視対象WOの進入を検知した時の検知用光LBの走査角度θを含む角度範囲において、発光部14へ発光指令を送信する。
以上説明したように、監視対象WOの進入を検知した時の検知用光LBの走査状態から、監視領域WRにおける監視対象WOの位置を特定し、特定された監視対象WOの位置に応じて、報知用光を照射する範囲を制御する。これにより、監視対象に対する報知効果を更に高めることができる。
また、監視対象WOの位置を含む領域に報知用光を照射することにより、監視対象WOの位置が特定されていることを報知することができるので、監視対象WOに対する報知効果を更に高めることができる。たとえば、侵入者に対する威嚇効果を更に高めることができる。
(第1の変形例)
第2の実施の形態の第1の変形例では、報知用光制御部16が、監視対象WOの位置が監視領域WR内の所定領域から外れた場合に、監視対象WOを誘導するための報知用光を照射する実施例を説明する。
具体的には、報知用光制御部16は、監視領域WR内の所定領域として、検知用光LBの走査角度θの角度範囲を記憶している。そして、位置特定部15が、この角度範囲の外で監視対象WOの進入を検知した場合、予め定めた走査角度θにおいて、発光部14へ発光指令を送信する。予め定めた走査角度θにおいて、発光部14が報知用光DBを発することにより、監視対象WOを誘導するための報知用光DBを形成することができる。
例えば、制御部52は、予め、発光角度範囲αmini〜αmaxi、βmini〜βmaxi(iは任意の数)の情報を保持する。αは回転ミラー41による水平方向の走査角度を示し、βは揺動ミラー42による垂直方向の走査角度を示す。現在の走査角度α、βがいずれかの発光角度範囲αmini〜αmaxi、βmini〜βmaxiに入っている時に、報知用光制御部16は発光部14へ発光指令を送信する。監視対象WOを誘導するための報知用光を所定の範囲に照射することができる。
以上説明したように、第1の変形例によれば、監視対象WOが本来居るべき所定の領域から外れた場合に、監視対象WOを誘導することができる。例えば、車道において中央線をはみ出した車両に対して、監視対象WOを誘導するための報知用光DBとして、当該中央線を示す光を照射することにより、車両を走行車線に戻るよう誘導することができる。
(第2の変形例)
第2の実施の形態の第2の変形例では、報知用光制御部16が、監視対象WOの位置から監視対象WOの移動方向を推測し、監視対象WOの移動方向の前方領域に、報知用光DBを照射する実施例を説明する。
具体的には、報知用光制御部16は、監視対象WOの位置を複数特定し、これを時系列に並べることにより、監視対象WOの移動奇跡を求めることができ、移動奇跡から監視対象WOの移動方向を推測することができる。そして、報知用光制御部16は、推測された移動方向と現在の監視対象WOの位置に基づいて、監視対象WOの移動方向の前方領域に報知用光DBを照射する。
このように、監視対象WOの移動方向の前方領域にだけ報知用光DBを照射することができるので、監視対象WOに対する報知効果を更に高めることができる。たとえば、監視対象WOの移動方向の前方に進むべき方向を示す文字又は図形を報知用光DBによって表示することにより、監視対象WOを誘導することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、2つの実施形態及び2つの変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明の実施の形態では、特定の用途を示すことなく、監視対象WOに対する報知手段を備える進入監視装置として説明した。しかし、この進入監視装置は、様々な用途に適用することにより特有の効果が得られる。例えば、侵入者を監視する用途に用いることにより、侵入者に対する注意や警告、或いは威嚇の効果を高めることができる。進入者或いは進入車を誘導する用途に用いることにより、誘導効果を高めることもできる。
11 投光部
12 走査部
13 検知部
14 発光部
15 位置特定部
16 報知用光制御部
17 受光部
21 進入判断部
22 距離演算部
24 発光素子部
25 波長制御部
33 干渉フィルター
41 回転ミラー(水平走査部)
42 揺動ミラー(垂直走査部)
43 受光素子
WR 監視領域
WO 監視対象
LB 検知用光
DB 報知用光

Claims (9)

  1. 検知用光を発する投光部と、
    前記投光部から発した検知用光を走査して、監視領域へ照射する走査部と、
    監視対象により反射された検知用光を受光する受光部と、
    前記受光部により受光された検知用光から、前記監視対象の進入を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された前記監視対象に対して報知用光を発する発光部と、を備え、
    前記走査部は、前記発光部から発した前記報知用光を走査して前記監視領域へ照射する
    ことを特徴とする進入監視装置。
  2. 前記監視対象の進入を検知した時の前記検知用光の走査状態から、前記監視領域における前記監視対象の位置を特定する位置特定部と、
    前記位置特定部により特定された前記監視対象の位置に応じて、報知用光を照射する範囲を制御する報知用光制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の進入監視装置。
  3. 前記報知用光制御部は、前記監視対象の位置を含む領域に報知用光を照射することを特徴とする請求項2に記載の進入監視装置。
  4. 前記報知用光制御部は、前記監視対象の位置が所定領域から外れた場合に、監視対象を誘導するための報知用光を照射することを特徴とする請求項2に記載の進入監視装置。
  5. 前記報知用光制御部は、前記監視対象の位置から前記監視対象の移動方向を推測し、前記監視対象の移動方向の前方領域に、報知用光を照射することを特徴とする請求項2に記載の進入監視装置。
  6. 前記受光部は、
    検知用光を透過させ、報知用光を遮断する干渉フィルターと、
    干渉フィルタを透過した検知用光を受光する受光素子と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の進入監視装置。
  7. 前記発光部は、
    波長が異なる複数の報知用光を発する発光素子部と、
    前記発光素子部から発する報知用光の波長を制御する波長制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の進入監視装置。
  8. 前記投光部は、所定の周期で検知用光を発振或いは変調し、
    前記検知部は、
    前記投光部から発した検知用光と前記受光部により受光された検知用光の時間差から、前記監視対象までの距離を演算する距離演算部と、
    前記距離演算部により演算された距離から前記監視対象の進入を判断する進入判断部と、を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の進入監視装置。
  9. 前記走査部は、
    前記投光部から発した検知用光及び報知用光を水平方向に走査する水平走査部と、
    前記水平走査部により走査された検知用光及び報知用光を垂直方向に走査する垂直走査部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の進入監視装置。
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