JP2012025042A - 画像記録装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント生産性を高める。
【解決手段】記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、前記乾燥手段の乾燥能力を検出する乾燥能力検出手段と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で前記記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるプリント開始制御手段とを備えた画像記録装置によって上記課題を解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像記録装置及び方法に係り、特に、記録媒体に付与したインクを乾燥させる乾燥部を備えた画像記録装置及び方法に関する。
インクジェット記録装置では、記録媒体にインクを打滴した後、熱風の吹きつけ等によりインクを乾燥させることが行われている。
このようなインクの乾燥工程は、記録媒体の搬送速度と密接な関係を持っている。例えば、引用文献1には、プリント媒体を連続出力して重畳しても問題が生じないプリント速度を算出し、加熱装置の加熱量とプリント速度を制御する技術が記載されている。また、引用文献2には、乾燥機を通過するページの搬送速度と乾燥機の定着温度を制御して望ましい乾燥基準に適合させる技術が記載されている。さらに、引用文献3には、印字後の包装フィルムの搬送速度に応じて乾燥用ヒータからの温風の温度を制御する技術が記載されている。
特開2001−80058号公報 特開平5−270100号公報 特開2008−137201号公報
この乾燥工程に用いられるヒータは、インクジェット記録装置の電源が投入されるとともに起動するが、所定の乾燥温度に上昇するまでには時間が必要となる。
特に、高速印刷が要求される場合には高い乾燥能力が求められるため、より大きなパワーのヒータが必要となってくる。しかし、ヒータが大きくなればなるほど、起動してから所望の乾燥温度に上昇するまでの時間が増加する。その結果、装置の電源を投入してから印刷を開始するまでの時間が増加し、待ち時間が長くなるという問題が発生する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、プリント生産性を高めることが可能な画像記録装置及び方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の画像記録装置は、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、前記乾燥手段の乾燥能力を検出する乾燥能力検出手段と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で前記記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるプリント開始制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、乾燥手段の起動後、乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるので、乾燥手段が第1の乾燥能力に達するまで待つことなくプリントを開始することができ、プリント生産性を高めることができる。
請求項2に示すように請求項1に記載の画像記録装置において、前記搬送手段の搬送速度を制御する速度制御手段と、前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段とを備え、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が前記搬送手段の現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする。
これにより、記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができる。
請求項3に示すように請求項2に記載の画像記録装置において、前記記憶手段は、搬送速度に応じた標準の乾燥条件を記憶し、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を標準の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする。
これにより、記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができ、また、細かい制御が可能となる。
請求項4に示すように請求項2に記載の画像記録装置において、前記記憶手段は、搬送速度に応じた下限の乾燥条件を記憶し、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする。
これにより、記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができ、また、記憶手段の記憶容量が少なくて済み、制御回数が少なくて済むという利点がある。
請求項5に示すように請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置において、前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、前記定着手段の定着能力を検出する定着能力検出手段とを備え、前記プリント開始制御手段は、前記第2の搬送速度でインクを定着可能な第1の定着能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させることを特徴とする。
これにより、定着手段が第1の定着能力に達するまで待つことなくプリントを開始することができ、プリント生産性を高めることができる。
前記目的を達成するために請求項6に記載の画像記録装置は、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、乾燥手段の起動後、乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、搬送手段の搬送速度を上昇させるようにしたので、乾燥手段が第1の乾燥能力に達する前であっても記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができる。
請求項7に示すように請求項6に記載の画像記録装置において、前記記憶手段は、搬送速度に応じた標準の乾燥条件を記憶し、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を標準の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする。
これにより、適切な搬送速度に設定することができ、また、細かい制御が可能となる。
請求項8に示すように請求項7に記載の画像記録装置において、前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が標準の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより、乾燥手段が第1の乾燥能力に達するまで待つことなく、適切な搬送速度でプリントを開始することができる。
請求項9に示すように請求項6に記載の画像記録装置において、前記記憶手段は、搬送速度に応じた下限の乾燥条件を記憶し、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする。
これにより、記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができ、また、記憶手段の記憶容量が少なくて済み、制御回数が少なくて済むという利点がある。
請求項10に示すように請求項9に記載の画像記録装置において、前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が下限の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより、乾燥手段が第1の乾燥能力に達するまで待つことなく、適切な搬送速度でプリントを開始することができる。
請求項11に示すように請求項6から10のいずれかに記載の画像記録装置において、前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、前記定着手段による定着後の定着状態を検出する定着状態検出手段と、搬送速度に応じた上限の定着条件を記憶する記憶手段とを備え、前記速度制御手段は、前記定着状態検出手段により検出された定着状態が現在の搬送速度における上限の定着条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする。
これにより、定着手段が第1の定着能力に達するまで待つことなくプリントを開始することができ、プリント生産性を高めることができる。
前記目的を達成するために請求項12に記載の画像記録装置は、記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における下限の乾燥条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、乾燥手段の起動後、乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における下限の乾燥条件よりも所定値以上上回ると、搬送手段の搬送速度を上昇させるようにしたので、乾燥手段が第1の乾燥能力に達する前であっても記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができる。
請求項13に示すように請求項12に記載の画像記録装置において、前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする。
これにより、記録媒体の乾燥状態に応じた搬送速度でプリントすることができる。
請求項14に示すように請求項12又は13に記載の画像記録装置において、前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が下限の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより、乾燥手段が第1の乾燥能力に達するまで待つことなく、適切な搬送速度でプリントを開始することができる。
請求項15に示すように請求項12から14のいずれかに記載の画像記録装置において、前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、前記定着手段による定着後の定着状態を検出する定着状態検出手段と、搬送速度に応じた上限の定着条件を記憶する記憶手段とを備え、前記定着手段の起動後、該定着手段の出力状態が目標の出力状態に達していない過渡状態において、前記速度制御手段は、前記定着状態検出手段により検出された定着状態が現在の搬送速度における下限の定着条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする。
これにより、適切な搬送速度に設定することができ、また、細かい制御が可能となる。
請求項16に示すように請求項1から15のいずれかに記載の画像記録装置において、前記搬送手段は、前記記録媒体をロールトゥロール方式で搬送することを特徴とする。
本発明は、ロールトゥロール方式で記録媒体を搬送する装置に適用することができる。
請求項17に示すように請求項1から16のいずれかに記載の画像記録装置において、前記記録手段は、インクジェット方式により前記記録媒体にインクを吐出することを特徴とする。
本発明は、インクジェット方式により記録媒体にインクを吐出する装置に適用することができる。
請求項18に示すように請求項17に記載の画像記録装置において、前記記録手段は、インクを吐出する複数のノズルが前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向に記録可能幅の全域にわたって配列されてなるフルライン型の記録ヘッドと、前記複数のノズルから入力信号に基づいてインクを吐出させる記録制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、フルライン型の記録ヘッドを有する装置に適用することができる。
請求項19に示すように請求項2から18のいずれかに記載の画像記録装置において、前記乾燥状態検出手段は、前記記録媒体の乾燥状態として該記録媒体の表面温度又は含水量を検出することを特徴とする。
これにより、適切に記録媒体の乾燥状態を検出することができる。
前記目的を達成するために請求項20に記載の画像記録方法は、搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥手段の乾燥能力を検出する乾燥能力検出工程と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で前記記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるプリント開始制御工程とを備えたことを特徴とする。
前記目的を達成するために請求項21に記載の画像記録方法は、搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出工程と、記憶手段から搬送速度に応じた上限の乾燥条件を読み出す読み出し工程と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出工程により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御工程とを備えたことを特徴とする。
前記目的を達成するために請求項22に記載の画像記録方法は、搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出工程と、記憶手段から搬送速度に応じた上限の乾燥条件を読み出す読み出し工程と、前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出工程により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における下限の乾燥条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、装置起動後に乾燥機が所望の乾燥能力に達するまでの過渡期間においても印刷を開始することができる。
インクジェット記録装置の全体構成図 第1の実施形態のプリント制御を示す図 第2の実施形態のプリント制御を示す図 第3の実施形態のプリント制御を示す図 第4の実施形態のプリント制御を示す図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔インクジェット記録装置の全体構成〕
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の全体構成図である。同図に示すように、インクジェット記録装置1は、給紙部10、インフィード部20、処理液塗布部30、第1乾燥部40、印刷部50、第2乾燥部60、定着・読取部70、アウトフィード部80、及び回収部90から構成される。
インクジェット記録装置1に用いられる記録媒体は、特に制限はないが、一般のオフセット印刷などに用いられるいわゆる上質紙、コート紙、アート紙などのセルロースを主体とする一般印刷用紙を用いることができる。セルロースを主体とする一般印刷用紙は、水性インクを用いた一般のインクジェット法による画像記録においては、比較的インクの吸収・乾燥が遅いため、打滴後に色材移動が起こりやすく、画像品質が低下しやすい。しかし、本発明に係るインクジェット記録装置1によれば、色材移動を抑制して色濃度、色相に優れた高品位の画像の記録が可能である。
給紙部10は、印刷を行う記録媒体を供給するものであり、給紙ロール(給紙リール)11、12、13、及び各給紙ロールが装着されるリールスタンド14を備えている。これらは、印刷稼動の途中で新・旧給紙ロール紙を互いに接続して連続的に記録媒体であるウエブ(帯状の用紙)を給送すべく機能する。
図1において、給紙ロール11は給紙中のものであり、給紙ロール12は次の給紙のために準備されたものであり、給紙ロール13は給紙済みのものである。
新旧ロールの交換は、以下の様に行う。まず図中時計回りにリールスタンド14のアームを回転させ、新たに使用する給紙ロール12をウエブの走行ラインに接近させる。次に、給紙ロール12の周速度をウエブの走行速度に同期させ、紙継ぎ装置(不図示)を動作させて給紙ロール12の先端の糊付け部をウエブに押し付けて紙継ぎする。最後に、給紙ロール11とウエブとを紙継ぎ装置のカッター(不図示)により切り離す。
インフィード部20は、インフィードローラ対21及びダンサーローラ22を備えている。インフィードローラ対21は、給紙部10よりウエブを引き出すものであり、回転速度を自由に設定することが可能となっている。また、ダンサーローラ22は、繋ぎ時間やウエブ搬送速度の変化に必要なウエブを一時的に貯蔵するためのものであり、アクチュエータ(不図示)により揺動保持され、張力調整を行う。
処理液塗布部30は、印刷部50によって打滴されるインクと凝集反応を起こす処理液を、ウエブに塗布するための塗布ローラユニット31が配置されている。
処理液には、インク組成物中の成分を凝集させる凝集剤が含まれていることが好ましい。この凝集剤により、インクと凝集反応を起こし、インク着弾後の滲みや着弾干渉(合一)、混色が発生せず高品位画像の形成が可能となる。凝集剤としては、インク組成物のpHを変化させることができる化合物であっても、多価金属塩であっても、ポリアリルアミン類であってもよい。
pHを低下させ得る化合物としては、水溶性の高い酸性物質(リン酸、シュウ酸、マロン酸、クエン酸若しくはこれらの化合物の誘導体、又はこれらの塩等)が好適に挙げられる。酸性物質は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。酸性物質により、凝集性を高め、インク全体を固定化することができる。
インク組成物のpH(25℃)が8.0以上であって、処理液のpH(25℃)が0.5〜4の範囲が好ましい。この範囲であれば、画像濃度、解像度、及びインクジェット記録の高速化が可能となる。
その他、添加剤を含有させてもよい。添加剤としては、乾燥防止剤(湿潤剤)、褪色防止剤、乳化安定剤、浸透促進剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤、pH調整剤、表面張力調整剤、消泡剤、粘度調整剤、分散剤、分散安定剤、防錆剤、キレート剤等の公知の添加剤を含有させることができる。
第1乾燥部40は、加熱装置41により加熱風をウエブに吹きつけ、加熱乾燥させる。また、第1乾燥部40は、アクチュエータ(不図示)で揺動保持され、張力調整を行うダンサーローラ42を有しており、繋ぎ時間やウエブ搬送速度の変化に必要なウエブを一時的に貯蔵することができる。
印刷部50は、インクを吐出する複数のノズルがウエブの記録可能幅の全域にわたって配列されたインクジェットヘッド51M、51K、51C、51Yを備えており、各色インクジェットヘッド51によりM(マゼンタ)、K(黒)、C(シアン)、Y(イエロー)のインクをウエブ上に吐出して印刷する。搬送経路は凸形状となっており、ウエブに張力を与えることで、ウエブのバタつきが押さえられ、ウエブとヘッドとのクリアランスが確保される。
印刷部50で用いられるインクは、水を50〜70質量%含有する水性紫外線硬化型インクであり、顔料、ポリマー粒子、及び活性エネルギー線により重合する水溶性の重合性化合物を含んでいる。このインクは紫外線を照射することで硬化可能であり、耐擦性に優れ、膜強度が高い。
顔料は、その表面の少なくとも一部がポリマー分散剤で被覆された水分散性顔料が用いられる。
ポリマー分散剤は、酸価が25〜100KOHmg/gのものが用いられる。自己分散性の安定性が良好であり、かつ処理液が接触したときの凝集性が良好となる。
ポリマー粒子は、酸価が20〜50KOHmg/gの自己分散性ポリマー粒子が用いられる。自己分散性の安定性が良好であり、かつ処理液が接触したときの凝集性が良好となる。
重合性化合物としては、凝集剤と顔料、ポリマー粒子との反応を妨げない点で、ノニオン性又はカチオン性の重合性化合物が好ましく、水に対する溶解度が10質量%以上(更には15質量%以上)の重合性化合物が好ましい。
インク組成物及び処理液の少なくとも一方には、さらに、活性エネルギー線により重合性化合物の重合を開始する開始剤が含まれている。
開始剤は、活性エネルギー線により重合反応を開始し得る化合物を適宜選択して含有することができ、例えば、放射線若しくは光、又は電子線により活性種(ラジカル、酸、塩基など)を発生する開始剤(例えば、光重合開始剤等)を用いることができる。
インクは、その他に、水溶性有機溶媒や乾燥防止剤(湿潤剤)、褪色防止剤、乳化安定剤、浸透促進剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤、pH調整剤、表面張力調整剤、消泡剤、粘度調整剤、分散剤、分散安定剤、防錆剤、キレート剤等の公知の添加剤を含有していてもよい。
第2乾燥部60は、加熱装置61、加熱装置61の出力温度を測定するための温度センサ62、及び加熱乾燥後のウエブの乾燥状態を検出するための温度センサ63を備えている。また、第1乾燥部40と同様にアクチュエータ(不図示)で揺動保持され、張力調整を行うダンサーローラ64を有している。
第2乾燥部60は、加熱装置61のファン(不図示)によりインクが打滴されたウエブ表面に加熱風を吹きつけ、インクを加熱乾燥させる。加熱乾燥後のウエブの乾燥状態は、温度センサ63によりウエブの表面温度が検出される。なお、ウエブの乾燥状態は、ウエブ中の含水率を測定する含水率センサにより検出してもよい。これらのセンサは、第2乾燥部60内における搬送の後半部、特に第2乾燥部60の出口付近に設けることが好ましい。このようにセンサを配置することで、適切に乾燥完了後の乾燥状態を検出することが可能となる。
定着・読取部70は、加熱装置71、加熱ローラ(定着ローラ)72、冷却装置73、クーリングローラ74、及びスキャナー75を備えている。
加熱ローラ72は、加熱装置71により所定の範囲で温度が制御されるローラであり、加熱ローラ72に挟みこまれたウエブを加熱加圧しながら処理液とインクとの凝集体を固化させる。また、冷却装置73は、クーリングローラ74によりウエブを適当な温度まで冷却し、インクを定着させる。
スキャナー75は、インク定着後の画像を読み取り、印刷部50による吐出不良や位置ズレ、濃度ズレ等を検出する。スキャナー75の検出結果は吐出制御部(不図示)に入力され、印刷部50における吐出制御の補正や調整等のフィードバックが行われる。
アウトフィード部80は、アウトフィードローラ対81、ダンサーローラ82を備えており、クーリングローラ74からウエブを引き出して回収部90に搬送する。
アウトフィードローラ対81は、回転速度を自由に設定することが可能である。また、ダンサーローラ82は、給紙部のロール繋ぎ時間やウエブ搬送速度の変化、回収部の芯接合の時間に必要なウエブを一時的に貯蔵するために、アクチュエータ(不図示)で揺動保持され、張力調整を行う。
回収部90は、回収リール91、92、93、及び各回収リールが装着されるリールスタンド94を備えており、アウトフィード部80からウエブを引き出し、回収リールに巻取り回収する。
図1において、回収リール92は回収中のものであり、回収リール93は次の回収のために準備されたものであり、回収リール91は回収済みのものである。
新旧リールの交換は、まず反時計回りにリールスタンド94のアームを回転させて、ウエブの走行ラインに新たに使用する回収リール93を近づける。次に、リール接合装置(不図示)にてウエブをリール93の接着部に押し付けて接合する。最後に、リール92に回収されたウエブをリール接合装置のカッター(不図示)により切り離す。
なお、ここでは、ロールトゥロールの装置を例に説明しているが、印刷後のウエブは、リールに巻取り回収するのではなく、公知の折機にて回収してもよい。
インクジェット記録装置1のウエブの搬送速度は、搬送制御部(不図示)により適宜コントロールされる。
〔第1の実施形態〕
次に、本発明に係るインクジェット記録装置の第1の実施形態のプリント制御を図2を用いて説明する。
図2は、インクジェット記録装置1のプリント速度に対するウエブの乾燥条件を示すグラフであり、ここでは、乾燥条件としてウエブの表面温度を用いている。同図に示すように、ウエブの乾燥条件として、各プリント速度に応じた標準の乾燥条件、上限の乾燥条件、下限の乾燥条件が規定されている。この関係は搬送制御部のメモリ(不図示)に記憶されている。なお、メモリには全ての搬送速度の乾燥条件を記憶しておく必要はなく、例えば搬送速度Va、Vb、Vc、Vdの乾燥条件等、予め定められた搬送速度における乾燥条件を記憶しておくだけでもよい。
下限の乾燥条件とは、回収部90においてウエブが回収された際に、印刷部50においてウエブ表面に打滴されたインクが、ウエブの裏面に裏写りしない程度に乾燥させることができる乾燥条件である。また、上限の乾燥条件とは、過乾燥によるウエブの伸縮が発生しない程度の乾燥条件である。なお、これらの乾燥条件は、使用する記録媒体やインクにより異なってくる。
また、インクジェット記録装置1のプリント可能な速度範囲は、Va〜Vdの範囲であり、通常はプリント速度Vdにおいてプリントを行う。しかし、プリント速度Vdにおいてプリントを行うためには、標準の乾燥条件としてウエブの乾燥状態がTdとなることが必要である。
インクジェット記録装置1を起動すると、加熱装置41、加熱装置61及び加熱装置71に電源が供給される。その結果、加熱装置41、加熱装置61及び加熱装置71における加熱が開始され、各加熱装置の温度が上昇する。加熱装置41、加熱装置61及び加熱装置71は、所望の設定温度に上昇するまでは、その能力全開で加熱を続ける。
ここで、インクジェット記録装置1は、給紙部10から回収部90までの搬送系を動作させ、図2に示す搬送速度Vaでウエブを搬送する。この状態で、温度センサ63により、ウエブの乾燥状態を検出する。
装置の起動から時間が経過するとともに、加熱装置61の温度が上昇してくる。その結果、温度センサ63により検出されるウエブの乾燥状態が上昇してくる。
ここで、ウエブの乾燥条件がTaに達したら、ウエブへのプリントを開始する。即ち、搬送速度(プリント速度)Vaにおいて、処理液塗布部30における処理液の塗布、第1乾燥部40における加熱乾燥、印刷部50における印刷等を開始する。印刷部50により印刷されたウエブは、加熱装置61により加熱乾燥されるとともに、引き続き温度センサ63によって乾燥状態が検出される。
装置起動直後は、加熱装置61の温度が低いため、十分な乾燥性能を得ることができない。したがって、通常よりも遅いプリント速度Vaによってプリントを開始する。
なお、インクジェット記録装置1の起動後、加熱装置61の出力温度を測定している温度センサ62の測定値が所定値に達するまではウエブの搬送を行わず、所定値以上となってから最低プリント速度Vaで搬送してプリントを開始するようにしてもよい。このように構成することで、印刷を行わない無駄なウエブの消費を抑えることができる。この場合、所定値に達するまでウエブを停止させているのではなく、微動(微小に搬送)させておいてもよい。ウエブを微動させることにより、過加熱によるウエブの発火等の異常事態を防止することができる。
プリント速度Vaでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度が上昇することにより、ウエブの乾燥状態も変化してくる。ここで、温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度Vaにおける乾燥条件の上限Tbに達すると、搬送制御部は、乾燥条件Tbを標準の乾燥条件として有するプリント速度Vbにプリント速度を変更する。
プリント速度Vbでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度がさらに上昇することにより、ウエブの乾燥状態もさらに変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度Vbにおける乾燥条件の上限Tcに達すると、搬送制御部は、乾燥条件Tcを標準の乾燥条件として有するプリント速度Vcにプリント速度を変更する。
同様に、プリント速度Vcでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度がさらに上昇することにより、ウエブの乾燥状態もさらに変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態がプリント速度Vcにおける乾燥条件の上限Tdに達すると、搬送制御部は、乾燥条件Tdを標準の乾燥条件として有するプリント速度Vdにプリント速度を変更する。
このプリント速度Vdが所望のプリント速度であるので、その後はプリント速度の変更は行わない。したがって、これ以降は温度センサ63により検出された乾燥状態に基づいて、加熱装置61の加熱を制御し、ウエブの乾燥条件を一定に保つ。
このように、ウエブの乾燥状態を検出し、検出結果に応じて段階的にプリント速度を上げていくことで、加熱装置61が所望の乾燥性能を達成可能な温度に達するまでの過渡期間であってもプリントを行うことができ、プリントが行えない無駄な時間を減らすことが可能となる。
なお、プリント速度を変更している間は、正確な吐出制御をすることができない。そのため、仮にインクを吐出してプリントした場合であっても、所望の品質(画質)を得ることはできない。したがって、コスト観点からは、プリント速度変更中はインクを吐出しないことが好ましい。
また、インク吐出を安定な状況に維持しておくために、プリント速度変更中もインクの吐出を行うようにしてもよい。この場合は、プリント速度変更中のプリント物については所望の品質を得ることはできないが、プリント速度の変更終了後において、安定したインク吐出を行うことができる。
いずれにしろ、プリント速度変更中のプリント物には、品質上問題が発生している可能性がある。したがって、プリント速度変更中のプリント物(インク吐出を行っていない場合も含む)を特定可能としておくことが好ましい。例えば、スタンプや付箋によって、印を付けておくことが考えられる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態のプリント制御について、図3を用いて説明する。
第1の実施形態と同様に、装置の起動とともに加熱装置41、加熱装置61及び加熱装置71による加熱を開始し、同時に搬送制御部は、搬送速度Vaでウエブの搬送を開始する。この状態で、温度センサ63により、ウエブの乾燥状態を検出する。
ここで、図3に示すように、検出された乾燥条件がプリント速度Vaにおける最低乾燥条件であるTa´に達したら、ウエブへのプリントを開始する。印刷部50により印刷されたウエブは、加熱装置61により加熱乾燥されるとともに、引き続き温度センサ63によって乾燥状態が検出される。
プリント速度Vaでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度が上昇することにより、ウエブの乾燥状態が変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度Vaにおける乾燥条件の上限Tbに達すると、搬送制御部は、乾燥条件Tbを下限の乾燥条件として有するプリント速度Vcにプリント速度を変更する。
プリント速度Vcでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度が上昇することにより、記録媒体の乾燥状態が変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度Vcにおける乾燥条件の上限Tdに達すると、乾燥条件Tdが標準の乾燥状態であるプリント速度Vdにプリント速度を変更する。Vdよりも速いプリント速度が可能であれば、乾燥条件Tdを下限の乾燥条件として有するプリント速度にプリント速度を変更し、以下同様にプリント速度を所望の速度まで段階的に上げていけばよい。
このように、第1の実施形態と同様に、ウエブの乾燥状態を検出し、検出結果に応じて段階的にプリント速度を上げていくことで、加熱装置61が所望の乾燥性能を達成可能な温度に達するまでの間も、プリントを行うことができ、プリントが行えない無駄な時間を減らすことが可能となる。
また、ウエブの乾燥状態が現在のプリント速度における乾燥条件の上限となった場合に、その乾燥条件を下限の乾燥条件として有するプリント速度にプリント速度を変更することで、第1の実施形態と比較して制御回数が少なくて済むという利点がある。また、搬送制御部のメモリに記憶しておくべき乾燥条件も減らすことができる。例えば、本実施形態では、搬送速度Vbにおける乾燥条件は不要である。
逆に、第1の実施の形態のように、ウエブの乾燥状態が現在のプリント速度における乾燥条件の上限となった場合に、その乾燥条件を標準の乾燥条件として有するプリント速度にプリント速度を変更する場合は、細かな制御が可能となり、温度等のオーバーシュートやアンダーシュート等の画質への影響を軽減することができる。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態のプリント制御について、図4を用いて説明する。
図4は、インクジェット記録装置1の乾燥条件に対するプリント速度を示すグラフである。同図に示すように、プリント速度に応じた標準の乾燥条件、下限の乾燥条件の他、下限の乾燥条件に所定値αだけ多く乾燥されている下限+αの乾燥条件が規定されている。この関係はテーブルとして搬送制御部のメモリ(不図示)に記憶されている。
これまでと同様に、装置の起動とともに加熱装置41、加熱装置61及び加熱装置71による加熱を開始し、同時に搬送制御部は速度Vaでウエブの搬送を開始する。この状態で、温度センサ63により、ウエブの乾燥状態を検出する。
ここで、図4に示すように、検出された乾燥状態がプリント速度Vaにおける最低乾燥条件であるT1に達したら、ウエブへのプリントを開始する。印刷部50により印刷されたウエブは、加熱装置61により加熱乾燥されるとともに、引き続き温度センサ63によって乾燥状態が検出される。
プリント速度Vaでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度が上昇することにより、記録媒体の乾燥状態が変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度Vaにおける乾燥条件の下限+αであるT2に達すると、搬送制御部は、乾燥状態T2を下限の乾燥条件として有するプリント速度V2にプリント速度を変更する。
プリント速度V2でのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度がさらに上昇することにより、ウエブの乾燥状態がさらに変化してくる。温度センサ63により検出された乾燥状態が、プリント速度V2における乾燥条件の下限+αであるT3に達すると、搬送制御部は、乾燥状態T3を下限の乾燥条件として有するプリント速度V3にプリント速度を変更する。
以下同様に、搬送制御部は、現在の乾燥状態を下限の乾燥条件として有するプリント速度に変更する。その後、温度センサ63により当該プリント速度における下限+αの乾燥状態が検出された場合に、その乾燥状態を下限の乾燥条件として有するプリント速度に再設定する。この処理を所望のプリント速度になるまで繰り返すことで、段階的にプリント速度を速めていくことができる。また、細かなプリント速度の制御が可能となるため、オーバーシュートやアンダーシュート等の画質への影響を軽減することができる。
なお、所定値αとしては、
0<α<{高速プリント時における(標準の乾燥条件−下限の乾燥条件)の値}÷2
の範囲であることが好ましい。
所定値αが小さいほど、細かい制御が可能となり、加熱装置61が所望の乾燥性能を達成可能な温度に達するまでの過渡状態において、できるだけ速いプリント速度でのプリントが可能となる。その反面、乾燥条件とプリント速度の対応関係のテーブルのメモリ容量が大きくなるという欠点がある。これらの観点から、適宜適切なαを決めればよい。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態のプリント制御について、図5を用いて説明する。
図5は、各プリント速度に対するウエブの表面温度の条件を示すグラフである。図中の矢印は、第1の実施形態と同様のプリント制御を行った場合のプリント速度とウエブの表面温度の遷移を示している。
同図に示すように、プリント速度Vaでのプリントを行っている間に、加熱装置61の温度が上昇することにより、ウエブの表面温度が上昇してくる。温度センサ63により検出された表面温度が、プリント速度Vaにおける温度条件の上限Tbに達すると、搬送制御部は、温度条件Tbを標準の温度条件として有するプリント速度Vbにプリント速度を変更する。
プリント速度を上昇させると、ウエブが単位時間当たりに加熱装置61を通過する量が増えるため、ウエブの表面温度が低下する。なお、低下する割合は、第2乾燥部60投入前のウエブの温度、記録媒体(ウエブ)の種類、環境温度、第2乾燥部60(加熱装置61)の能力誤差、インク使用量、インク温度等により左右され、一定ではない。
ここでは、プリント速度をVaからVbに変更した場合に、ウエブの表面温度がTbからTb´に低下するものとする。表面温度が急激に低下したため、この部分において画質低下が発生する可能性がある。
この現象による画質低下を抑制するためには、プリント速度上昇中においても、ウエブの表面温度を温度センサ63において常時検出し、検出した表面温度がそのプリント速度における標準の温度条件より低下した場合に、プリント速度上昇をその時点で停止すればよい。
例えば、図5の例では、搬送制御部がプリント速度をVaからVbに変更する場合に、プリント速度変更中に温度センサ63によりウエブの表面温度の検出を行う。
ここで、プリント速度をVb´まで上昇させたときに、温度センサ63が標準の温度条件までウエブの温度が低下したことを検出したら、搬送制御部はその時点で(プリント速度がVb´の状態で)プリント速度の上昇を停止させる。そして、このプリント速度Vb´で、ウエブがプリント速度Vb´の上限の温度条件に達するまでプリントを行う。
このように制御することで、標準の温度条件未満の温度で乾燥させることがなく、プリント速度遷移時の画質の低下の発生を抑制することができる。
なお、速度上昇中のプリント物を特定可能に構成してもよい。通常のプリント物であればそのまま使用し、高品位印刷のプリント物であれば、その特定されたプリント物を使用しないように抜き取ることができる。
〔その他の実施形態〕
上記の実施形態では、ウエブの乾燥状態に応じてプリント速度の制御を行ったが、定着状態に応じてプリント速度の制御を行ってもよい。定着・読取部70の加熱装置71についても、装置起動直後は温度が低く、十分な定着性能を得ることができない。したがって、装置起動後の遷移期間では、加熱装置71の温度上昇に応じてプリント速度を変更することが好ましい。
上記の実施形態では、ウエブの乾燥状態に応じてプリント速度の制御を行ったが、定着状態に応じてプリント速度の制御を行ってもよい。定着・読取部70の加熱装置71についても、装置起動直後は温度が低く、十分な定着性能を得ることができない。したがって、装置起動後の遷移期間では、加熱装置71の温度上昇に応じてプリント速度を変更することが好ましい。
定着条件として、ウエブの定着後の表面温度や、ウエブの定着後の表面の光沢度を用いることが考えられる。光沢度は、記録媒体(ウエブ)の種類(光沢紙、コート紙、マット氏等)に依存性があるため、余白部分に所定量のインクを印刷し、その部分の光沢度を測定することが好ましい。
各プリント速度毎に、許容される光沢度(上限の定着条件、標準の定着条件、下限の定着条件)を搬送制御手段のメモリに記憶しておき、プリント速度の制御を行う。
なお、光沢度を測定する手段としては、一般的なJIS Z 8741:1997(鏡面光沢度測定方法)に則ってもよく、簡易的なクロスチェッカと呼ばれる方法を用いてもよい。
また、加熱装置71の出力温度が所定値に達してからプリントを開始するように制御してもよい。
さらに、乾燥と定着の両方を監視してプリント速度の制御を行ってもよい。
例えば、装置起動後、乾燥状態及び定着状態のいずれか一方の状態が上限に達した場合に、他方の状態を確認し、他方の状態に問題が無ければ搬送制御部がプリント速度を上昇させる。
もし他方の状態に問題があれば、プリント速度を維持したまま、状態が上限に達した方の条件を一定に制御する。そして、他方の状態に問題が無くなるまで、状態を監視する。
その後、他方の条件に問題が無くなったら、搬送制御部はプリント速度を上昇させればよい。
以上、本発明の画像記録装置及び方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
1…インクジェット記録装置、10…給紙部、20…インフィード部、30…処理液塗布部、40…第1乾燥部、50…印刷部、60…第2乾燥部、61…加熱装置、62…温度センサ、63…乾燥状態検出部、70…定着・読取部、80…アウトフィード部、90…回収部

Claims (22)

  1. 記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、
    前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、
    前記乾燥手段の乾燥能力を検出する乾燥能力検出手段と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で前記記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるプリント開始制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記搬送手段の搬送速度を制御する速度制御手段と、
    前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、
    搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が前記搬送手段の現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記記憶手段は、搬送速度に応じた標準の乾燥条件を記憶し、
    前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を標準の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記記憶手段は、搬送速度に応じた下限の乾燥条件を記憶し、
    前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  5. 前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記定着手段の定着能力を検出する定着能力検出手段と、
    を備え、
    前記プリント開始制御手段は、前記第2の搬送速度でインクを定着可能な第1の定着能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、
    前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、
    前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、
    搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  7. 前記記憶手段は、搬送速度に応じた標準の乾燥条件を記憶し、
    前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を標準の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が標準の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
  9. 前記記憶手段は、搬送速度に応じた下限の乾燥条件を記憶し、
    前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  10. 前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が下限の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。
  11. 前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記定着手段による定着後の定着状態を検出する定着状態検出手段と、
    搬送速度に応じた上限の定着条件を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記速度制御手段は、前記定着状態検出手段により検出された定着状態が現在の搬送速度における上限の定着条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録手段と、
    前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥手段と、
    前記乾燥手段による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出手段と、
    搬送速度に応じた上限の乾燥条件を記憶する記憶手段と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における下限の乾燥条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  13. 前記速度制御手段は、前記乾燥状態検出手段により検出された乾燥状態を下限の乾燥条件として有する搬送速度に上昇させることを特徴とする請求項12に記載の画像記録装置。
  14. 前記乾燥手段の起動後、前記乾燥状態検出手段が所定の出力状態を検出すると、該所定の出力状態が下限の乾燥条件である搬送速度でインクの付与を開始させるプリント開始制御手段を備えたことを特徴とする請求項12又は13に記載の画像記録装置。
  15. 前記記録媒体に付与されたインクを該記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記定着手段による定着後の定着状態を検出する定着状態検出手段と、
    搬送速度に応じた上限の定着条件を記憶する記憶手段と、
    を備え、
    前記定着手段の起動後、該定着手段の出力状態が目標の出力状態に達していない過渡状態において、前記速度制御手段は、前記定着状態検出手段により検出された定着状態が現在の搬送速度における下限の定着条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させることを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載の画像記録装置。
  16. 前記搬送手段は、前記記録媒体をロールトゥロール方式で搬送することを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の画像記録装置。
  17. 前記記録手段は、インクジェット方式により前記記録媒体にインクを吐出することを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の画像記録装置。
  18. 前記記録手段は、
    インクを吐出する複数のノズルが前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向に記録可能幅の全域にわたって配列されてなるフルライン型の記録ヘッドと、
    前記複数のノズルから入力信号に基づいてインクを吐出させる記録制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項17に記載の画像記録装置。
  19. 前記乾燥状態検出手段は、前記記録媒体の乾燥状態として該記録媒体の表面温度又は含水量を検出することを特徴とする請求項2から18のいずれかに記載の画像記録装置。
  20. 搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、
    乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥手段の乾燥能力を検出する乾燥能力検出工程と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記第1の搬送速度よりも遅い第2の搬送速度で前記記録媒体を乾燥可能な第2の乾燥能力に達すると、前記第2の搬送速度で記録手段によるインクの付与を開始させるプリント開始制御工程と、
    を備えたことを特徴とする画像記録方法。
  21. 搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、
    乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥工程による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出工程と、
    記憶手段から搬送速度に応じた上限の乾燥条件を読み出す読み出し工程と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出工程により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における上限の乾燥条件に達すると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御工程と、
    を備えたことを特徴とする画像記録方法。
  22. 搬送手段により記録媒体を所定の搬送方向に搬送する搬送工程と、
    前記記録媒体にインクを付与する記録工程と、
    乾燥手段により前記記録媒体に付与されたインクを乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥工程による乾燥後の前記記録媒体の乾燥状態を検出する乾燥状態検出工程と、
    記憶手段から搬送速度に応じた上限の乾燥条件を読み出す読み出し工程と、
    前記乾燥手段の起動後、該乾燥手段の乾燥能力が第1の搬送速度でインクを乾燥可能な第1の乾燥能力に達していない過渡状態において、前記乾燥状態検出工程により検出された乾燥状態が現在の搬送速度における下限の乾燥条件よりも所定値以上上回ると、前記搬送手段の搬送速度を上昇させる速度制御工程と、
    を備えたことを特徴とする画像記録方法。
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