JP2012023972A - 移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性及び作業効率を向上した種芋やラッキョウなどの球根類を圃場に植付ける移植機を提供することを課題とする。
【解決手段】駆動輪5により走行する走行部1aに上下作動して球根類Aを圃場に移植する植付装置7と該植付装置7に球根類Aを供給する供給装置6を装備した植付部1bを設けた移植機において、該供給装置6を植付装置7の上方位置で回転する回転ドラム6aに球根類Aを下方に落下供給する供給口13を設けた構成とした移植機とした。
【選択図】図2
【解決手段】駆動輪5により走行する走行部1aに上下作動して球根類Aを圃場に移植する植付装置7と該植付装置7に球根類Aを供給する供給装置6を装備した植付部1bを設けた移植機において、該供給装置6を植付装置7の上方位置で回転する回転ドラム6aに球根類Aを下方に落下供給する供給口13を設けた構成とした移植機とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、種芋やラッキョウなどの球根類を圃場に順次植付ける移植機に関するものである。
作業者によって供給された種芋等の球根類を圃場に順次植付ける球根類の移植機が知られている。例えば、特許文献1に示されるジャガイモ等の種芋の移植機は、周回動作する移送ベルトによる移送装置を備え、その移送ベルト上に種芋を供給することにより、植付ホッパ部に移送された種芋が圃場に植付けられるように構成され、簡易な周回移送機構によって種芋等の球根類を圃場に順次植付けることができる。
しかしながら、上記構成の球根類の移植機は、種芋等の球根類を入れておく収納容器を機体中心から左右一側に偏倚して配置した構成であり、移植作業時に機体の左右バランスが悪くて作業性に課題があり、また、作業効率にも課題があった。そこで、この発明は、作業性及び作業効率を向上した種芋やラッキョウなどの球根類を圃場に植付ける移植機を提供することを課題とする。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に係る発明は、駆動輪5により走行する走行部1aに上下作動して球根類Aを圃場に移植する植付装置7と該植付装置7に球根類Aを供給する供給装置6を装備した植付部1bを設けた移植機において、該供給装置6を植付装置7の上方位置で回転する回転ドラム6aに球根類Aを下方に落下供給する供給口13を設けた構成とした移植機とした。
すなわち、請求項1に係る発明は、駆動輪5により走行する走行部1aに上下作動して球根類Aを圃場に移植する植付装置7と該植付装置7に球根類Aを供給する供給装置6を装備した植付部1bを設けた移植機において、該供給装置6を植付装置7の上方位置で回転する回転ドラム6aに球根類Aを下方に落下供給する供給口13を設けた構成とした移植機とした。
従って、請求項1に記載の発明は、供給装置6の回転ドラム6a内に多数の球根類Aを入れて、機体を進行させて各部を駆動すると、回転ドラム6aは回転し、その回転に伴って、球根類Aが供給口13から下方位置に位置する植付装置7内に落下供給され、植付装置7によって圃場に順次植付けられる。
また、請求項2に係る発明は、回転ドラム6aの底面6e外周部に球根類Aを回転移動させるフィン12を設け、該フィン12の回転方向前方の底面6eに球根類Aを下方に落下させる供給孔13を設け、該供給孔13の下方に供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない状態と供給孔13を開口させて球根類Aを落下させる状態に移動する遮蔽体15を設け、該遮蔽体15を上動した植付装置7に対応する位置で供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない状態から供給孔13を開口させて球根類Aを落下させる状態に変更する供給タイミング機構Bを設けた請求項1記載の移植機とした。
従って、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の作用に加えて、回転ドラム6aの回転に伴って、回転ドラム6aの底面6e外周部に設けたフィン12にて球根類Aが保持されて回転ドラム6aの回転と共に回転し、供給孔13が上動した植付装置7に対応する位置になった時に供給タイミング機構Bの作動にて遮蔽体15が球根類Aを開放して落下させ、植付装置7に適正に供給する。
また、請求項3に係る発明は、回転ドラム6aを傾斜姿勢で回転する構成とし、該回転ドラム6aの傾斜した上部開放口6cに対向した位置に球根類Aを収容する収容部9を設け、該収容部9の球根類Aを収容する容器21を回転ドラム6aの上部開放口6cに向けて傾斜自在に設けた請求項1又は請求項2記載の移植機とした。
従って、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、球根類Aを収容部9の容器21及び供給装置6の回転ドラム6a内に入れて、各部を駆動して機体を進行させて移植作業を行なう。そして、回転ドラム6a内の球根類Aが残り少なくなると、移植作業を継続しながら、若しくは、一旦機体を停止して、収容部9の容器21を回転ドラム6aに向けて傾斜状態にして、容器21内の球根類Aを回転ドラム6a内に補給し移植作業を続行する。よって、容易に且つ効率良く移植作業を行なうことができる。
また、請求項4に係る発明は、回転ドラム6aを上部開放口6cが前方を向いた傾斜姿勢で回転する構成とし、収容部9を回転ドラム6a前方の機体側面視で左右駆動輪5の上方位置で機体の前後方向及び左右方向の中央部に配置し、機体の左右両側で収容部9よりも機体の低い位置にコンテナCを載置する左右コンテナ載置台26を設けた請求項3に記載の移植機とした。
従って、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の作用に加えて、収容部9は機体側面視で左右駆動輪5の上方位置で機体の前後方向及び左右方向の中央部に配置されているので、球根類Aを多量に収容しても機体の前後及び左右バランスが適正に保たれて、機体の走行性能を良好なものとし、適正な球根類Aの移植作業が行なえる。また、左右コンテナ載置台26は機体左右の低い位置に設けられているので、作業者は楽な姿勢で容易に球根類Aが満載したコンテナCを該左右コンテナ載置台26に載置することができ、作業性及び作業効率が良い。
この発明は、作業性及び作業効率を向上した球根類Aを圃場に植付ける移植機を得ることができて、課題を簡潔な構成で適確に解消することができる。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について、以下に、図面を参照しつつ説明する。
先ず、この発明の第1実施例を図1乃至図6に示す種芋を含む球根類を圃場に順次植付ける球根類の移植機について詳細に説明する。
先ず、この発明の第1実施例を図1乃至図6に示す種芋を含む球根類を圃場に順次植付ける球根類の移植機について詳細に説明する。
図1は発明適用構成例を示す移植機の側面図、図2はその平面図である。
移植機1は、一体構成のエンジン2及び主伝動ケース2a、機体前部を案内支持する左右前輪4、左右伝動支持部5aを介して機体高さと左右高さを調整可能に駆動支持する左右駆動後輪5、主伝動ケース2aの後部に基部を固着して後方に延びるハンドルフレーム3、その後端に固定した歩行操縦用の操縦ハンドル3aよりなる走行部1aと、ジャガイモ等の種芋やラッキョウ等を含む球根類Aを圃場に植付けるための植付部1bとから構成される。
移植機1は、一体構成のエンジン2及び主伝動ケース2a、機体前部を案内支持する左右前輪4、左右伝動支持部5aを介して機体高さと左右高さを調整可能に駆動支持する左右駆動後輪5、主伝動ケース2aの後部に基部を固着して後方に延びるハンドルフレーム3、その後端に固定した歩行操縦用の操縦ハンドル3aよりなる走行部1aと、ジャガイモ等の種芋やラッキョウ等を含む球根類Aを圃場に植付けるための植付部1bとから構成される。
また、エンジン2の底部に基部を固定したバンパー2bが、エンジン2の下方から前方上方に向かって延設されている。そして、エンジン2及び主伝動ケース2aの上方を覆うボンネット2cが、エンジン2及び主伝動ケース2aの上部に設けた着脱装置にて着脱自在に設けられている。
尚、移植機1のエンジン2を設けた側を機体前部、操縦ハンドル3a側を機体後部と謂い、操縦ハンドル3a側の後部に立ってエンジン2側の前部に向かって左側を機体の左側、右側を機体の右側と謂う。
植付部1bは、円筒形状の回転ドラム6a内に球根類Aを収納し回転して植付装置7に球根類Aを供給する供給装置6、植付け動作する植付ホッパ部7aを備える植付装置7、植付装置7の後方の左右覆土鎮圧輪8等からなり、また、供給装置6の回転ドラム6a内に作業者が球根類Aを補給する球根類Aを入れておく収容部9を設けている。
この植付部1bは、主伝動ケース2aから回転動力が伝達される植付伝動ケース2dの動力にて上下駆動される植付装置7と植付伝動ケース2dから伝動回転軸2eを介して供給装置6とを走行部1aと同期して駆動することにより、供給装置6の供給部6bから球根類Aが1個づつ植付装置7内に落下供給されて、植付装置7によって圃場に順次植付けを行うことができる。植付装置7は、主伝動ケース2aに基部が固定されて機体後方上方に向けて設けられた植付伝動ケース2dの駆動機構により上下作動するリンク機構2f後端部に装着され、供給装置6の供給部6bに対応する位置と圃場との間を上下作動して球根類Aを圃場に植付ける。
ここで、供給装置6について詳細に説明する。
円筒形状の回転ドラム6aは、基部がハンドルフレーム3に固定された支持アーム9上部に、上部開放口6cが機体前方に向くような前傾姿勢で回転するように装着されている。そして、前記植付伝動ケース2dから後方に向けて延設された伝動回転軸2e後端部でベベルギヤ伝動機構10を介して駆動回転される回転軸11の上端部に形成したスプライン軸部11aに、上記回転ドラム6aの底面6eの回転中心部に形成したボス部6d内部のスプライン溝を嵌合させて連結しており、回転ドラム6aは、上記植付装置7の上下作動に同期して回転する構成となっている。そして、伝動回転軸2e及び回転軸11は、回転ドラム6aの下方位置に配置されており、作業者が回転ドラム6a内に球根類Aを機体側方から補給する際に邪魔にならず、容易に且つ効率よく球根類Aの補給作業が行なえて、作業性及び作業効率が良い。
円筒形状の回転ドラム6aは、基部がハンドルフレーム3に固定された支持アーム9上部に、上部開放口6cが機体前方に向くような前傾姿勢で回転するように装着されている。そして、前記植付伝動ケース2dから後方に向けて延設された伝動回転軸2e後端部でベベルギヤ伝動機構10を介して駆動回転される回転軸11の上端部に形成したスプライン軸部11aに、上記回転ドラム6aの底面6eの回転中心部に形成したボス部6d内部のスプライン溝を嵌合させて連結しており、回転ドラム6aは、上記植付装置7の上下作動に同期して回転する構成となっている。そして、伝動回転軸2e及び回転軸11は、回転ドラム6aの下方位置に配置されており、作業者が回転ドラム6a内に球根類Aを機体側方から補給する際に邪魔にならず、容易に且つ効率よく球根類Aの補給作業が行なえて、作業性及び作業効率が良い。
回転ドラム6aには、その内部に入れられた球根類Aを回転移動させる4個の台形の板状フィン12が底面6eの外周部と周壁面6fに亘って溶接固着して設けられている。そして、4個の板状フィン12は、回転ドラム6aの内部に底面6eの円周を均等に4等分した90度づつ離れた位置に固定されている。
そして、各板状フィン12の回転方向前側の底面6e部には、球根類Aを下方に落下させる貫通した供給孔13が形成されている。また、各供給孔13の下方には、該供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない位置と供給孔13を開口させて球根類Aを落下させる位置に支軸14回りに回動自在に装着された遮蔽体15が各々設けられている。
各遮蔽体15は各々引張バネ16にて供給孔13を遮蔽する方向に付勢されており、供給孔13の回転方向前側に設けた固定受け板17に遮蔽体15に一体に下方に向けて形成したL字状の受け面部15aが接当して、各遮蔽体15は各供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない位置に維持される構成となっている。
また、各遮蔽体15には、外側方に向けて作動ピン18を各々突出して設けている。一方、支持アーム9に基部を固定し供給装置6の供給部6bに先端部を望ませて駆動ピン19を設け、回転ドラム6aが回転して各供給孔13が球根類Aを落下させる位置(供給部6b)に来た時に、各供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない位置にある各遮蔽体15の各作動ピン18が駆動ピン19に接当して、回転ドラム6aの回転に伴って遮蔽体15は供給孔13を開口させて球根類Aを落下させる位置に支軸14回りに回動し、回転ドラム6aが回転して供給部6bに来た供給孔13は開口し、該開口した供給孔13から回転ドラム6a内の板状フィン12にて保持されて回転ドラム6aの回転と共に回転している1個の球根類Aが下方に移動し、受け板17と遮蔽体15に一体形成した受け面部15aに挟まれた状態で一時的に保持される。そして、回転ドラム6aが回転して作動ピン18が駆動ピン19に押されて、更に、遮蔽体15が支軸14回りに回動すると、該受け板17と遮蔽体15に一体形成した受け面部15aに挟まれた状態で一時的に保持されている球根類Aが保持を解かれて下方に落下し、上動して供給部6bの下方位置に待機している植付装置7の植付ホッパ部7a内に適正に落下供給される。尚、この作動ピン18と駆動ピン19が、遮蔽体15を開閉作動させる供給タイミング機構Bを構成している。
従って、供給装置6の回転ドラム6a内に多数の球根類Aを入れて、機体を前進させて各部を駆動すると、回転ドラム6aは回転し、その回転に伴って、上記のように各供給口13から下方位置に待機している植付装置7の植付ホッパ部7a内に適正に落下供給され、植付装置7によって圃場に順次植付けられる。
次に、図5の側面図に示すように、植付装置7は、前記リンク機構2f後端部に装着されて上下作動し、その植付ホッパ部7a下端の左右の植付体7bが機体進行方向に対して直交する左右に向けて開く一般的な構成であるが、特に、リンク機構2f後端部に設けた植付装置7の装着部に特徴がある。
即ち、リンク機構2f後端部と植付装置7の間に設けた装着部材7Cは、上下方向に2つの長孔7dを平行に設けて、ボルト7eにて植付装置7の側面に植付装置7を上下方向に位置調節自在に固定している。一方、植付装置7の前後方向の中央部の回動中心7fを中心とする2つの円弧状長孔7gを設けて、ボルト7hにてリンク機構2f後端部に設けた取付け部材7iに固定している。従って、ボルト7eを緩めて植付装置7を上下位置調節して再びボルト7eを締めて固定することができ、また、ボルト7hを緩めて回動中心7fを中心として植付装置7を前傾斜姿勢や後傾斜姿勢に傾斜調節して再びボルト7hを締めて固定することができる。よって、株間調節や移植物の種類にて、植付装置7を上下位置調節したり傾斜調節することができ、圃場に適切な姿勢及び深さで球根類Aを植付けることができる。
また、植付装置7の植付ホッパ部7a上部の移植物受取口部には、上下位置調節自在に円筒状の延長案内ガイド7jが設けられており、植付装置7の植付ホッパ部7a上端位置を上下位置調節できる構成としている。従って、植付装置7を上下位置調節した際に、該延長案内ガイド7jを上下位置調節して、植付装置7の植付ホッパ部7a上端位置を上下位置調節することにより、供給装置6から適切に球根類Aが植付装置7の植付ホッパ部7a内部に受け取られ、適切な移植作業が行える。
また、植付装置7の左右植付体7b下端部には、各々平板状の移植孔形成体7kが一体に形成されている。この移植孔形成体7kの下端縁は、前記植付装置7を傾斜調節する時の回動中心7fを中心とする円弧に形成しており、植付装置7を傾斜調節しても圃場に形成される移植孔の形状があまり変化しないようになっており、適切な移植が行える。
次に、収容部9について詳細に説明する。植付伝動ケース2dの上部に正面視でU字状の支持フレーム20の基部を固定し、該支持フレーム20の上部に平面視で機体前後方向に長い楕円状の容器21を支軸22で水平状態から機体後方に向く後傾状態に回動自在に設けている。そして、収容部9は、機体側面視で左右駆動後輪5の上方位置で機体の前後方向及び左右方向の中央部に配置されており、重い球根類Aを多量に収容しても機体の前後及び左右バランスが適正に保たれる構成とし、機体の走行性能を良好なものとして、適正な球根類Aの移植作業が行なえる。
また、容器21は、多数の球根類Aを収容できるたらい状に構成されており、その後部は後端ほど左右幅が狭く構成されており、容器21を機体後方に向く後傾状態に回動した時、その左右幅が狭く構成され後部21aが前傾姿勢の回転ドラム6a内に嵌り込み、容器21内の球根類Aを適切に且つ容易に回転ドラム6a内に補給できるようになっている。
また、容器21の側面には把持レバー23が設けられており、作業者は該把持レバー23の握り部23aを握って容器21を水平状態から機体後方に向く後傾状態に回動したり、逆に、機体後方に向く後傾状態から水平状態に回動することが容易に行なえる。そして、把持レバー23の握り部23aには指で握って操作できる握り操作レバー24が設けられており、容器21に固定して設けた位置固定用アーム21bの多数の係合孔21cの何れかに係合して容器21の姿勢を水平状態と機体後方に向く後傾状態(傾斜角度は)に固定する係合ピン25を係合孔21cに係合する状態と係合しない状態に操作ワイヤ24aを介して操作できる構成としている(容器21の機体後方に向く後傾状態は、その傾斜角度が係合ピン25を係合させる係合孔21cの選択にて、自由に変更できる)。
従って、移植作業時に、作業者は把持レバー23の握り部23aを握って容器21を水平状態にして固定し、球根類Aを収容部9の容器21には満杯に入れ、供給装置6の回転ドラム6a内には傾斜した回転ドラム6aが回転しても中に入れた球根類A外にこぼれ落ちない程度に入れる。そして、各部を駆動して機体を前進させると、回転ドラム6aが回転し、その回転に伴って、前記のように各供給口13から下方位置に待機している植付装置7の植付ホッパ部7a内に適正に落下供給され、植付装置7によって圃場に順次植付けられて、移植作業が行なわれる。そして、移植作業を行なっていて、回転ドラム6a内の球根類Aが残り少なくなると、作業者は、移植作業を継続しながら、若しくは、一旦機体を停止して、把持レバー23の握り部23aを握って握り操作レバー24を操作して容器21の固定を解除して、容器21を少し回転ドラム6aに向けた後傾斜状態に固定して、容器21内の球根類Aを回転ドラム6a内に補給する。そして、移植作業を続行する。
このようにして、回転ドラム6a内の球根類Aが残り少なくなる毎に、作業者は、移植作業を継続しながら、若しくは、一旦機体を停止して、把持レバー23の握り部23aを握って握り操作レバー24を操作して容器21の固定を解除して、容器21を回転ドラム6aに向けて徐々に大きく後傾斜状態にしていって固定し、容器21内の球根類Aを回転ドラム6a内に補給し、移植作業を続行する。
従って、作業者は、移植作業開始時に、球根類Aを収容部9の容器21には満杯に入れ、供給装置6の回転ドラム6a内には傾斜した回転ドラム6aが回転しても中に入れた球根類A外にこぼれ落ちない程度に入れ、その後、回転ドラム6a内の球根類Aが残り少なくなる毎に、移植作業を継続しながら、若しくは、一旦機体を停止して、把持レバー23の握り部23aを握って握り操作レバー24を操作して容器21の固定を解除して、容器21を回転ドラム6aに向けて徐々に大きく後傾斜状態にしていって固定し、容器21内の球根類Aを回転ドラム6a内に補給するだけで、容易に且つ効率良く移植作業を行なうことができる。
コンテナCを載置する左右コンテナ載置台26が、機体の左右両側で収容部9よりも機体の低い位置に設けられている。即ち、左右コンテナ載置台26は、左右駆動後輪5を各々上下作動させる左右伝動支持部5aに左右各々固定支持されている。移植作業時には、収容部9の容器21内に球根類Aがなくなると、左右コンテナ載置台26に載置した該コンテナCから球根類Aを容器21内に補給して、移植作業を続行する。
従って、左右コンテナ載置台26に球根類Aを満載したコンテナCを載置しても、その荷重は左右駆動後輪5にて直接支持される構成となっているので、コンテナCに球根類Aが満載状態と空の状態とで機体に及ぼす荷重変動影響が少なくて、機体は適正な走行性能を発揮して良好な移植作業が行なえる。また、左右コンテナ載置台26は、機体左右の低い位置に設けられているので、作業者は楽な姿勢で容易に球根類Aが満載したコンテナCを該左右コンテナ載置台26に載置することができ、作業性及び作業効率がとても良い。
図6は、供給装置6の回転ドラム6aの他例を示し、前例の回転ドラム6aが円筒形状であったのに対して、この実施例では、回転ドラム6aを平面視で正八角形状の容器で形成している。そして、該回転ドラム6aには、その内部に入れられた球根類Aを回転移動させる8個の三角形の板状フィン12が底面6eの外周部と周壁面6fに亘って溶接固着して設けられている。そして、該8個の板状フィン12は、平面視で正八角形をなす周壁面6fの各々中央位置の回転ドラム6aの内部に底面6eの外周を均等に8等分した45度づつ離れた位置に固定されている。
そして、各板状フィン12の回転方向前側の底面6e部には、球根類Aを下方に落下させる貫通した供給孔13が形成されている。また、各供給孔13の下方には、該供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない位置と供給孔13を開口させて球根類Aを落下させる位置に支軸14回りに回動自在に装着された遮蔽体15が各々設けられている。
各遮蔽体15は各々引張バネ16にて供給孔13を遮蔽する方向に付勢されており、供給孔13の回転方向前側に設けた固定受け板17に遮蔽体15に一体に下方に向けて形成したL字状の受け面部15aが接当して、各遮蔽体15は各供給孔13を遮蔽して球根類Aを落下させない位置に維持される構成となっている。
また、各遮蔽体15を開閉させて、回転ドラム6aの回転に伴って回転ドラム6a内の球根類Aを上動して供給部6bの下方位置に待機している植付装置7の植付ホッパ部7a内に順次適正に落下供給する構成は、前例と同様である。
そして、平面視で正八角形状の回転ドラム6aの各周壁面6fが交差する部位が底面6eと交差する各隅部には、各々球根類Aが落下しない程度の小さな貫通孔27が形成されている。従って、回転ドラム6aの回転に伴って球根類Aが内部を回転する時に、該各隅部に形成された貫通孔27からゴミや土等が外方に落ちて、回転ドラム6aの回転に伴う植付装置7の植付ホッパ部7a内への球根類Aの供給が適正に且つ良好に行なえる。
図7は、他例を示す歩行型移植機の全体側面図である。
前例までは、供給装置6の回転ドラム6aの上部開放口6cが機体前方に向くような前傾姿勢で回転するように装着されている構成を示したが、この実施例では、供給装置6の回転ドラム6aの上部開放口6cが機体左側方に向くような左右傾斜姿勢で回転するように装着されている。
前例までは、供給装置6の回転ドラム6aの上部開放口6cが機体前方に向くような前傾姿勢で回転するように装着されている構成を示したが、この実施例では、供給装置6の回転ドラム6aの上部開放口6cが機体左側方に向くような左右傾斜姿勢で回転するように装着されている。
即ち、植付伝動ケース2dから後方に向けて延設された伝動回転軸2e後端部で自由継ぎ手28を介して駆動回転される回転軸11の上端部に回転ドラム6aの底面6eの回転中心部を連結して、回転ドラム6aは、上記植付装置7の上下作動に同期して回転する構成となっており、その上部開放口6cが機体左側方に向くような左右傾斜姿勢で回転するように装着されている。その装着構成は、回転ドラム6aを回転自在に支持する支持フレーム29の左右両側にベアリングより構成される左右回転ローラ30を回転自在に設け、該左右回転ローラ30を機体に支持した平面視半円状の断面コ字状のレール部材31内を回転移動できる構成としている。そして、平面視半円状のレール部材31の中心と回転ドラム6aの底面6eの回転中心を一致させており、支持フレーム29左右両側の左右回転ローラ30を該平面視半円状の断面コ字状のレール部材31に沿って回転移動させることにより、回転ドラム6aの上部開放口6cの機体左側方に向く傾斜姿勢を変更自在に構成している。尚、支持フレーム29は、適切な位置で固定できるように固定装置を設けている。
また、供給装置6の回転ドラム6aの供給孔13から落下供給される球根類Aを植付装置7の植付ホッパ部7a内に案内する案内ガイド32が、回転ドラム6aの供給部6bと最も上動した位置にある植付装置7の植付ホッパ部7aとの間に配置されている。該案内ガイド32は、上部受け口32aが下部排出口32よりも広い漏斗状に構成されており、回転ドラム6aの供給孔13から落下供給される球根類Aを広い受け口32aにて確実に受け取ることができる。また、排出口32には蓋体33が排出口32を閉塞する状態と開放する状態とに開閉自在に設けられており、植付装置7の植付ホッパ部7aが最も上昇するときにその上部に設けた作動片が蓋体33の係合アームに接当して蓋体33を閉塞状態に付勢するバネに抗して蓋体33を開放状態にする構成となっており、植付装置7の植付ホッパ部7aが最も上昇した時に案内ガイド32内に一時的に受け止められている球根類Aが適確にその植付ホッパ部7a内部に供給される構成となっている。
従って、供給装置6の回転ドラム6aの供給孔13から落下供給される球根類Aは、案内ガイド32を介して植付装置7の植付ホッパ部7a内に適確に供給されて、適切な球根類Aの移植作業が行なえる。
この実施例で示す歩行型移植機にて移植作業を行なうには、機体を圃場に入れて左右前輪4及び左右駆動後輪5を畝溝に位置させた状態で、左右コンテナ載置台26に球根類Aを満載したコンテナCを載置する。そして、作業者が該回転ドラム6aの左側方に立って、支持フレーム29左右両側の左右回転ローラ30を該平面視半円状の断面コ字状のレール部材31に沿って回転移動させて供給装置6の回転ドラム6aの上部開放口6cが機体左側方に向くような左右傾斜姿勢を作業者が球根類Aを回転ドラム6a内に入れやすい姿勢にして、支持フレーム29を固定する。そして、作業者は、回転ドラム6aの左側方位置にて回転ドラム6aの上部開放口6cから球根類Aを入れて、各部を駆動させ機体を前進させて移植作業を行なう。この時、回転ドラム6a内の球根類Aが残り少なくなると、作業者は、前方のコンテナ載置台26に載置したコンテナCから球根類Aを取出して回転ドラム6a内に補給して、移植作業を続行する。
この時、回転ドラム6aの上部開放口6cは作業者の方向に向かって開口しているので、球根類Aの補給が容易に行なえると共に、移植作業時に回転ドラム6a内が良く見えるので、移植作業時のトラブルなどに迅速に且つ適切に対応でき、良好な移植作業が作業性及び作業能率良く行なえる。
1a 走行部
1b 植付部
5 駆動輪(駆動後輪)
6 供給装置
6a 回転ドラム
6c 上部開放口
6e 底面
7 植付装置
9 収容部
12 フィン(板状フィン)
13 供給孔
15 遮蔽体
21 容器
26 コンテナ載置台
A 球根類
B 供給タイミング機構
C コンテナ
1b 植付部
5 駆動輪(駆動後輪)
6 供給装置
6a 回転ドラム
6c 上部開放口
6e 底面
7 植付装置
9 収容部
12 フィン(板状フィン)
13 供給孔
15 遮蔽体
21 容器
26 コンテナ載置台
A 球根類
B 供給タイミング機構
C コンテナ
Claims (4)
- 駆動輪(5)により走行する走行部(1a)に上下作動して球根類(A)を圃場に移植する植付装置(7)と該植付装置(7)に球根類(A)を供給する供給装置(6)を装備した植付部(1b)を設けた移植機において、該供給装置(6)を植付装置(7)の上方位置で回転する回転ドラム(6a)に球根類(A)を下方に落下供給する供給口(13)を設けた構成としたことを特徴とする移植機。
- 回転ドラム(6a)の底面(6e)外周部に球根類(A)を回転移動させるフィン(12)を設け、該フィン(12)の回転方向前方の底面(6e)に球根類(A)を下方に落下させる供給孔(13)を設け、該供給孔(13)の下方に供給孔(13)を遮蔽して球根類(A)を落下させない状態と供給孔(13)を開口させて球根類(A)を落下させる状態に移動する遮蔽体(15)を設け、該遮蔽体(15)を上動した植付装置(7)に対応する位置で供給孔(13)を遮蔽して球根類(A)を落下させない状態から供給孔(13)を開口させて球根類(A)を落下させる状態に変更する供給タイミング機構(B)を設けたことを特徴とする請求項1記載の移植機。
- 回転ドラム(6a)を傾斜姿勢で回転する構成とし、該回転ドラム(6a)の傾斜した上部開放口(6c)に対向した位置に球根類(A)を収容する収容部(9)を設け、該収容部(9)の球根類(A)を収容する容器(21)を回転ドラム(6a)の上部開放口(6c)に向けて傾斜自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の移植機。
- 回転ドラム(6a)を上部開放口(6c)が前方を向いた傾斜姿勢で回転する構成とし、収容部(9)を回転ドラム(6a)前方の機体側面視で左右駆動輪(5)の上方位置で機体の前後方向及び左右方向の中央部に配置し、機体の左右両側で収容部(9)よりも機体の低い位置にコンテナ(C)を載置する左右コンテナ載置台(26)を設けたことを特徴とする請求項3に記載の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010162977A JP2012023972A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010162977A JP2012023972A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012023972A true JP2012023972A (ja) | 2012-02-09 |
Family
ID=45777711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010162977A Pending JP2012023972A (ja) | 2010-07-20 | 2010-07-20 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012023972A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104429252A (zh) * | 2014-11-17 | 2015-03-25 | 杨义华 | 插葱机 |
JP2019024415A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
CN112385378A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-02-23 | 泉州市同益产品设计有限公司 | 一种小苗移栽机 |
-
2010
- 2010-07-20 JP JP2010162977A patent/JP2012023972A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104429252A (zh) * | 2014-11-17 | 2015-03-25 | 杨义华 | 插葱机 |
JP2019024415A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
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