JP2012023474A - 位相補正回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部水平同期信号の入力状態が変化したときに、内部水平同期信号の位相を短時間で補正することのできる位相補正回路を提供する。
【解決手段】実施形態の位相補正回路は、入力状態変化検出部1が、外部水平同期信号HSの入力状態の変化を検出し、カウント値設定部2が、入力状態変化検出部1により外部水平同期信号HSの入力状態の変化が検出されたときに、同期カウンタ101に所望の値を設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】実施形態の位相補正回路は、入力状態変化検出部1が、外部水平同期信号HSの入力状態の変化を検出し、カウント値設定部2が、入力状態変化検出部1により外部水平同期信号HSの入力状態の変化が検出されたときに、同期カウンタ101に所望の値を設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、位相補正回路に関する。
内部で発生させた内部水平同期信号を用いて入力映像信号の処理を行う映像信号処理装置では、内部水平同期信号の位相を入力映像信号に含まれる外部水平同期信号の位相に合わせる必要がある。そのため、内部水平同期信号と外部水平同期信号の位相差を検出し、内部水平同期信号の位相を補正することが行われる。
従来、水平周期基準値にもとづいて動作する同期カウンタから出力される内部水平同期信号の位相補正を行う位相補正回路として、同期カウンタから出力される位相基準信号と外部水平同期信号との位相差を検出し、この位相差に比例した比例系補正値および位相差の積分値に応じた積分系補正値により上述の水平周期基準値を補正する位相補正回路が使用されている。
このような位相補正回路では、比例系補正値により内部水平同期信号と外部水平同期信号の位相誤差が補正され、積分系補正値により内部水平同期信号と外部水平同期信号の周波数誤差が補正される。
しかしながら、この従来の位相補正回路では、映像信号が無信号状態から入力される場合、または、同期の異なる複数の映像信号が切り替えて入力される場合、内部水平同期信号の位相の補正に多くの時間を要する。そのため、内部水平同期信号の位相が安定するまでは、映像信号にズレが生じ、その期間の映像信号を使用することができない、という問題が発生していた。
そこで、本発明の目的は、外部水平同期信号の入力状態が変化したときに、内部水平同期信号の位相を短時間で補正することのできる位相補正回路を提供することにある。
実施形態の位相補正回路は、入力状態変化検出手段が、外部水平同期信号の入力状態の変化を検出し、カウント値設定手段が、前記入力状態変化検出手段により前記外部水平同期信号の入力状態の変化が検出されたときに、同期カウンタに所望の値を設定する。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、図中、同一または相当部分には同一の符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施例1に係る位相補正回路の構成の例を示すブロック図である。
本実施例の位相補正回路は、その基本的な構成として、従来と同様、内部水平同期信号生成用信号および位相差基準信号を生成する同期カウンタ101と、外部水平同期信号HSと上述の位相差基準信号との位相差を算出する位相差算出部102と、位相差算出部102により算出された位相差に比例した比例系補正値H1を生成する比例系補正値生成部103と、上述の位相差の積分値に応じた積分系補正値H2を生成する積分系補正値生成部104と、比例系補正値H1と積分系補正値H2を加算した値で同期カウンタ101のカウント増分を変化させるカウント増分変更部105と、を有する。
ここで、比例系補正値生成部103は、入力された位相差に重み付け係数K1により重み付けを行う乗算器1031を有し、積分系補正値生成部104は、入力された位相差に重み付け係数K2により重み付けを行う乗算器1041と、積分器を構成する加算器1042および保持回路1043を有し、カウント増分変更部105は、比例系補正値H1と積分系補正値H2を加算する加算器1051と、加算器1051の出力をカウント増分基準値B0に加算する加算器1052を有する。
位相差算出部102は、図2に示すように、同期カウンタ101のカウント周期を1周期とする位相差基準信号の極性変化点にて外部水平同期信号HSを符号反転させ、その符号反転させた信号を積分した値にもとづいて、外部水平同期信号HSと位相差基準信号の位相差を算出する。
外部水平同期信号HSと位相差基準信号の位相が一致しているときは、積分値は“0”となるが、外部水平同期信号HSに対して、位相差基準信号の位相が進んでいるときは、積分値は“負”となり、位相差基準信号の位相が遅れているときは、積分値は“正”となる。また、その積分値は位相差が大きいほど大きくなる。
そこで、位相差算出部102は、この積分値にもとづいて、外部水平同期信号HSと位相差基準信号の位相差の量を算出する。
図1に戻って、本実施例の位相補正回路は、その特徴的な構成として、外部水平同期信号HSの入力状態の変化を検出する入力状態変化検出部1と、入力状態変化検出部1により外部水平同期信号HSの入力状態の変化が検出されたときに、初期設定値を同期カウンタ101に設定するカウント値設定部2と、を備える。
入力状態変化検出部1は、外部水平同期信号HSの入力の開始(例えば、無信号状態からの復帰など)を検出する入力開始検出回路11と、外部水平同期信号HSの立ち上りエッジを検出する立ち上りエッジ検出回路12とを有し、入力開始直後の外部水平同期信号HSの立ち上りエッジで、カウンタセット信号CSを出力する。
次に、図3を用いて本実施例の動作について説明する。
図3に示すように、無信号状態から外部水平同期信号HSの入力が復帰すると、入力開始検出回路11が、外部水平同期信号HSの入力の開始を検出する。続いて、立ち上りエッジ検出回路12が、外部水平同期信号HSの立ち上りエッジを検出すると、入力状態変化検出部1は、カウンタセット信号CSを出力する。
このカウンタセット信号CSの出力を受けて、カウント値設定部2は、同期カウンタ101に初期設定値を設定する。これにより、同期カウンタ101のカウント値の変化は、波形イメージで示すと、図3に破線で示した参照波形から、実線で示す波形へと変化する。
それに伴い、同期カウンタ101から出力される位相差基準信号の出力周期も変化する。その結果、外部水平同期信号HSと位相差基準信号との位相差が、参照波形のままであればφ1であったはずのものが、実際にはφ0となり、位相差が小さくなる。
したがって、この位相差にもとづいて生成される比例系補正値H1および積分系補正値H2も、ともに小さくなる。その結果、外部水平同期信号HSと位相差基準信号の位相が一致するまでに要する時間が短くなる。
このような本実施例によれば、外部水平同期信号HSの入力開始直後の立ち上りエッジで同期カウンタ101を初期値に設定できるので、外部水平同期信号HSと位相差基準信号との位相差を小さくすることができ、外部水平同期信号HSと位相差基準信号の位相を一致させるまでの時間を短縮することができる。これにより、同期カウンタ101の出力にもとづいて生成される内部水平同期信号の位相も短時間で補正される。
実施例1では、1種類の外部水平同期信号が入力される例を示したが、本実施例では、複数の外部水平同期信号が切り替えて入力されるときに、それぞれの外部水平同期信号に対して、内部水平同期信号の位相を短時間で補正することのできる位相補正回路の例を示す。
図4は、本発明の実施例2に係る位相補正回路の構成の例を示すブロック図である。図4では、4つの外部水平同期信号HS1〜HS4が切り替えて入力される例を示すが、外部水平同期信号の数は4つに限るものではない。外部水平同期信号の数が4以外の場合は、その数に応じて、回路構成を変更すればよい。
本実施例の位相補正回路は、実施例1の位相補正回路に対して、選択信号Sの指示に応じて4つの外部水平同期信号HS1〜HS4から1つを選択し、位相差算出部102へ入力するセレクタ3をさらに備える。また、実施例1の積分系補正値生成部104に代えて、継続積分型積分系補正値生成部4を有する。
また、本実施例の入力状態変化検出部1Aは、立ち上りエッジ検出回路12と選択切り替え検出回路13とを有し、選択切り替え直後の外部水平同期信号の立ち上りエッジで、カウンタセット信号CSを出力する。
カウンタセット信号CSが出力されると、カウント値設定部2が、実施例1と同様、同期カウンタ101に初期設定値を設定する。
本実施例の継続積分型積分系補正値生成部4は、外部水平同期信号HS1〜HS4のそれぞれごとに、選択期間中に生成した積分値を非選択期間中は保持して選択時の積分を継続実行して継続積分型積分系補正値を生成し、選択信号Sにより指定された外部水平同期信号の継続積分型積分系補正値を積分系補正値H2として出力する。
上述の継続積分型積分系補正値を生成する回路として、継続積分型積分系補正値生成部4は、保持部41と、セレクタ42とを備える。
図5に、保持部41の具体的な回路構成の例を示す。
保持部41は、加算器1042の出力A0が入力されるセレクタ4111、4121、4131、4141と、セレクタ4111〜4141の出力がそれぞれ入力される保持回路4112、4122、4132、4142とを有する。
セレクタ4111は、選択信号Sが外部水平同期信号HS1の選択を指示するときに入力されたA0を保持回路4112へ出力する。このとき、保持回路4112は、入力されたA0の値をそのまま出力A1として出力する。この出力A1は、セレクタ42で選択され、積分系補正値H2として出力される。この積分系補正値H2は、加算器1042へフィードバックされ、乗算器1041の出力値と加算され、積分が行われる。積分後の新たなA0が、セレクタ4111、保持回路4112へと再び入力される。
このようにして、選択信号Sが外部水平同期信号HS1を選択している間は、外部水平同期信号HS1に対する積分系補正値が生成される。その後、選択信号Sの選択が他へ切り替わると、セレクタ4111は、入力先を保持回路4112の出力に切り替える。このとき、保持回路4112には、外部水平同期信号HS1に対する積分系補正値A1が保持される。
したがって、選択信号Sが切り替わって、外部水平同期信号HS1が再び選択されると、保持回路4112に保持されている積分系補正値A1の値から積分が継続される。
同様に、選択信号Sが外部水平同期信号HS2の選択を指示するときは、セレクタ4121、保持回路4122、セレクタ42、加算器1042で構成されるフィードバック系が構成され、外部水平同期信号HS2に対する積分系補正値が生成される。選択信号Sの選択が他へ切り替わると、保持回路4122に、外部水平同期信号HS2に対する積分系補正値A2が保持される。外部水平同期信号HS2が再選択されると、保持された積分系補正値A2から積分が継続される。
同様に、外部水平同期信号HS3、HS4に対しても、積分系補正値A3、A4の保持と継続積分が、それぞれ行われる。
図6に、本実施例における、外部水平同期信号の切り替えに対する積分系補正値H2の出力変化の様子を示す。ここでは、外部水平同期信号HS1とHS2が交互に切り替えられた例を示す。
最初に外部水平同期信号HS1が選択されると、外部水平同期信号HS1に対する積分系補正値A1が、カウント増分変更部105へ入力する積分系補正値H2として、セレクタ42から出力される。
次に、外部水平同期信号HS2が選択されると、セレクタ42から出力される積分系補正値H2は、外部水平同期信号HS2に対する積分系補正値A2となる。このとき、積分系補正値A1は、そのまま、保持回路4112に保持される。
続いて、外部水平同期信号HS1が再び選択されると、外部水平同期信号HS1に対する積分が、保持回路4112に保持された値から継続され、その積分系補正値A1が、積分系補正値H2として、セレクタ42から出力される。このとき、積分系補正値A2は、そのまま、保持回路4122に保持される。
その後、外部水平同期信号HS2が再び選択されると、外部水平同期信号HS2に対する積分が、保持回路4122に保持された値から継続され、その積分系補正値A2が、積分系補正値H2として、セレクタ42から出力される。このとき、積分系補正値A1は、そのまま、保持回路4112に保持される。したがって、積分系補正値A1、A2それぞれの積分に対して、その収束に要する時間が短くて済む。
これに対して、図6に参照波形として示すように、セレクタ3から出力された信号に対して、その位相差出力を単純に積分したとすると、選択切り替え時の位相の変化が大きいため、積分の収束に要する時間が長くなる。その分、内部水平同期信号の位相の補正にも時間がかかる。
このような本実施例によれば、複数の外部水平同期信号が切り替えて入力されるときに、それぞれの外部水平同期信号に対する積分系補正値を、その選択期間を通して継続して積分するため、それぞれの積分の収束に要する時間を短くすることができる。これにより、内部水平同期信号の位相も短時間で補正される。
実施例2では、どの外部水平同期信号が選択されても、選択切り替え直後の外部水平同期信号の立ち上りエッジで、入力状態変化検出部1Aからカウンタセット信号CSが出力されると、カウント値設定部2は、同期カウンタ101に初期設定値を設定する。
しかし、外部水平同期信号の同期信号幅(低レベル期間)は、どの外部水平同期信号も同じとは限らない。したがって、どの外部水平同期信号対しても同じ初期設定値を設定すると、位相差基準信号との位相差の算出に際し、同期信号幅の違いによる誤差が生じ、内部水平同期信号の位相の補正に要する時間がばらつくことになる。
そこで、本実施例では、複数の外部水平同期信号が切り替えて入力されるときに、外部水平同期信号間で同期信号幅が異なっていても、内部水平同期信号の位相の補正に要する時間を一様にすることのできる位相補正回路の例を示す。
図7は、本発明の実施例3に係る位相補正回路の構成の例を示すブロック図である。
本実施例の複数の位相補正回路は、実施例2の位相補正回路に対して、外部水平同期信号HS1〜HS4のそれぞれについて、それぞれの立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値C1、C2、C3、C4を保持するカウント値保持部5をさらに備える。
また、本実施例のカウント値設定部2Aは、入力状態変化検出部1Aからカウンタセット信号CSが出力されたときに、カウント値保持部5に保持されているカウント値C1〜C4の中から、選択された外部水平同期信号に対するカウント値を同期カウンタ101に設定する。
図8に、カウント値保持部5の具体的な回路構成の例を示す。
カウント値保持部5は、同期カウンタ101の出力C0が入力されるセレクタ511、521、531、541と、セレクタ511〜541の出力がそれぞれ入力される保持回路512、522、532、542とを有する。
セレクタ511は、選択信号Sが外部水平同期信号HS1の選択を指示するときは、入力されたC0を保持回路512へ出力する。
このとき、書き込みモード信号WRが書き込みモードに設定されていると、保持回路512は、カウンタセット信号CSが出力されたときに、セレクタ511の出力をその内部の、例えばレジスタに書き込む。すなわち、外部水平同期信号HS1の立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値が保持回路512へ書き込まれる。このときのカウント値をC1とする。
その後、選択信号Sの選択が他へ切り替わると、セレクタ511は、入力先を保持回路512の出力に切り替える。これにより、保持回路512には、外部水平同期信号HS1の立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値C1が保持される。
同様の動作により、書き込みモード信号WRが書き込みモードに設定されているときに、保持回路522には、外部水平同期信号HS2の立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値C2が保持され、保持回路532には、外部水平同期信号HS3の立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値C3が保持され、保持回路542には、外部水平同期信号HS4の立ち上りエッジにおける同期カウンタ101のカウント値C4が保持される。
また、書き込みモードの終了後、保持回路512〜542には、同期カウンタ101のカウント値C1〜C4が、そのまま保持される。
カウント値設定部2Aは、書き込みモードの終了後、入力状態変化検出部1Aからカウンタセット信号CSが出力されると、カウント値保持部5に保持されているカウント値C1〜C4の中から、選択信号Sにより選択された外部水平同期信号に対するカウント値を同期カウンタ101に設定する。
図9に、それぞれの同期信号幅がt1、t2である外部水平同期信号HS1、HS2を例にとり、本実施例における、外部水平同期信号の切り替えに対する同期カウンタ101へのカウント値の設定の様子を示す。
書き込みモード信号WRが書き込みモードに設定されているときに、選択信号Sにより外部水平同期信号HS1が選択されると、同期信号幅がt1である外部水平同期信号HS1の立ち上りエッジでカウンタセット信号CSが出力され、そのときの同期カウンタ101のカウント値C1が、カウント値保持部5に保持される。
また、書き込みモード信号WRが書き込みモードに設定されているときに、選択信号Sにより外部水平同期信号HS2が選択されると、同期信号幅がt2である外部水平同期信号HS2の立ち上りエッジでカウンタセット信号CSが出力され、そのときの同期カウンタ101のカウント値C2が、カウント値保持部5に保持される。
書き込みモード終了後は、選択信号Sにより外部水平同期信号HS1が選択され、外部水平同期信号HS1の立ち上りエッジでカウンタセット信号CSが出力されると、カウント値設定部2Aは、カウント値保持部5に保持されているカウント値の中からC1を選択し、同期カウンタ101に設定する。
その後、外部水平同期信号の切り替えが行われて、外部水平同期信号HS2が選択され、外部水平同期信号HS2の立ち上りエッジでカウンタセット信号CSが出力されると、カウント値設定部2Aは、カウント値保持部5に保持されているカウント値の中からC2を選択し、同期カウンタ101に設定する。
このような本実施例によれば、同期信号幅の異なる複数の外部水平同期信号が入力される場合、それぞれの同期信号幅に合わせて、それぞれの外部水平同期信号の選択直後の立ち上りエッジで設定する同期カウンタ101のカウント値を変化させることができる。
これにより、位相差基準信号との位相差の算出に誤差が生じることを防止することができ、同期信号幅の異なる外部水平同期信号が入力されても、内部水平同期信号の位相の補正に要する時間を一様にすることができる。
1、1A 入力状態変化検出部
2、2A カウント値設定部
3 セレクタ
4 継続積分型積分系補正値生成部
5 カウント値保持部
11 入力開始検出回路
12 立ち上りエッジ検出回路
13 選択切り替え検出回路
41 保持部
42 セレクタ
4111〜4141、511〜541 セレクタ
4112〜4142、512〜542 保持回路
2、2A カウント値設定部
3 セレクタ
4 継続積分型積分系補正値生成部
5 カウント値保持部
11 入力開始検出回路
12 立ち上りエッジ検出回路
13 選択切り替え検出回路
41 保持部
42 セレクタ
4111〜4141、511〜541 セレクタ
4112〜4142、512〜542 保持回路
Claims (5)
- 内部水平同期信号のもととなる信号および位相差基準信号を生成する同期カウンタと、
外部水平同期信号と前記位相差基準信号との位相差を算出する位相差算出手段と、
前記位相差に比例した比例系補正値を生成する比例系補正値生成手段と、
前記位相差の積分値に応じた積分系補正値を生成する積分系補正値生成手段と、
前記比例系補正値と前記積分系補正値を加算した値で前記同期カウンタのカウント増分を変化させるカウント増分変更手段と、を有する位相補正回路であって、
前記外部水平同期信号の入力状態の変化を検出する入力状態変化検出手段と、
前記入力状態変化検出手段により前記入力状態の変化が検出されたときに、所望の値を前記同期カウンタに設定するカウント値設定手段と
を備えることを特徴とする位相補正回路。 - 前記入力状態変化検出手段が、無信号状態から前記外部水平同期信号の入力の開始へと入力状態が変化したことを検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の位相補正回路。 - 選択信号の指示に応じて複数の外部水平同期信号から1つを選択し、前記外部水平同期信号として前記位相差算出手段へ入力する選択手段をさらに備え、
前記積分系補正値生成手段を、前記複数の外部水平同期信号のそれぞれごとに、選択期間中に生成した積分値を非選択期間中は保持して選択時の積分を継続実行して継続積分型積分系補正値を生成し、前記選択信号により指定された外部水平同期信号の前記継続積分型積分系補正値を出力する継続積分型積分系補正値生成手段に置換し、
前記入力状態変化検出手段が、前記複数の外部水平同期信号の間で選択の切り替えが行われたことを検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の位相補正回路。 - 前記カウント値設定手段が、初期設定値を前記同期カウンタに設定する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の位相補正回路。 - 前記複数の外部水平同期信号のそれぞれについて、それぞれの立ち上りエッジにおける前記同期カウンタのカウント値を保持するカウント値保持手段をさらに備え、
前記入力状態変化検出手段が、前記複数の外部水平同期信号の間で選択の切り換えが行われたことを検出したときに、
前記カウント値設定手段が、前記カウント値保持手段に保持されている、選択された外部水平同期信号に対する前記カウント値を前記同期カウンタに設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の位相補正回路。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105308865A (zh) * | 2013-04-29 | 2016-02-03 | 美高森美半导体无限责任公司 | 具有精确的相位和频率斜率限制器的锁相环 |
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