JP2012023161A - 半導体装置を製造する際に用いるウエハ加工用シート及びその製造方法並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

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二朗 杉山
Hiromitsu Maruyama
弘光 丸山
Yosuke Ogawara
洋介 大河原
Kazutaka Tatebe
一貴 建部
Akira Yabuki
朗 矢吹
Naoaki Mihara
尚明 三原
Toru Sano
透 佐野
Toshimitsu Nakamura
俊光 中村
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    • H01L2224/83191Arrangement of the layer connectors prior to mounting wherein the layer connectors are disposed only on the semiconductor or solid-state body

Abstract

【課題】剥離フィルムを剥離する際の接着剤層に生じる剥離不良を防止する。
【解決手段】剥離フィルム20と、該剥離フィルム上に部分的に形成される接着剤層30と、該接着剤層を覆い且つ、該接着剤層の周囲で前記剥離フィルムに接するように形成された粘着材層を有する粘着テープ40とが積層されたウエハ加工用シート10であって、接着剤層の外形を形成するための切り込み41が、接着層から粘着テープに向かって刃又は抜き型を押し込む切断動作によって形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置を製造する際に用いるウエハ加工用シート及びその製造方法並びに半導体装置の製造方法に関する。
半導体の装置の製造において、工数低減のために、ウエハの回路形成面とは逆側の面に、ダイシングにより切り出された半導体チップをリードフレーム等の支持部材に接着するための接着剤層(DAF:ダイアタッチメントフィルム)を形成し、さらに、接着剤層に重ねて、ダイシングにより切り出された複数の半導体チップがバラバラにならないように保持する粘着テープ(DC:ダイシングフィルム)が貼合されていた。
そして、製造時には、ダイシングによって半導体チップが切り出されると、ピックアップにより、粘着テープから接着剤層が剥離されて個々の半導体チップが取り出され、さらに、半導体チップは接着剤層を介して支持部材に接着されるようになっていた。
また、近年は、接着剤層と粘着テープとが予め貼合されて一体化したダイアタッチメントダイシングフィルム(DDF)が開発され、ウエハに対して接着剤層と粘着テープとを個々に貼合する手間を不要とし、さらなる工程の低減が図られている。
このダイアタッチメントダイシングフィルムは、ウエハに貼合される前の状態では、接着材層のウエハ側の面には剥離フィルムが貼合されており、使用時に剥離されるようになっている
ところで、上記ダイアタッチメントダイシングフィルムは、剥離フィルム上に接着剤層が形成され、さらにその上に粘着テープの粘着材層、基材が重ねて形成されている。そして、接着剤層は、ウエハに形状とサイズを一致させておくことが望ましいので、ダイアタッチメントダイシングフィルムの製造時において、予めウエハの形状に応じた切れ目の形成用の刃又は抜き型が接着剤層から剥離フィルム側に向かって接着剤層の厚さ分だけ押し込まれて切れ目が形成され(いわゆるプリカット)、その周囲の余分となる接着剤層は除去されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−002173号公報
ダイアタッチメントダイシングフィルムは、前述したように、ウエハに貼合されてダイシングが行われると、半導体チップのピックアップにより接着剤層と粘着材層との剥離が行われる。一方、半導体チップは近年、小型化、薄型化がすすみ、その強度が小さくなっているため、ピックアップ時に破損しないように、接着剤層と粘着材層との粘着強度の低減が求められている。
しかしながら、接着剤層と粘着材層との粘着強度を低減させると、ダイアタッチメントダイシングフィルムから剥離フィルムを剥がしてウエハに貼合する際に、剥離フィルムと共に接着剤層の端部が粘着材層から剥がれて持って行かれてしまい、ウエハと接着剤層との間にボイドが生じたり、接着剤の端部がめくれあがった状態でウエハに貼合される場合があった。
これはダイアタッチメントダイシングフィルムの製造時に接着剤層にウエハ形状の切れ目を入れる際に、接着剤層から剥離フィルム側に向かって刃又は抜き型を入れて切れ目を形成するため、剥離フィルム上に出来る切断跡に接着剤層の噛み込みが発生し、剥離フィルムと接着剤層との間で剥離しにくくなっているためである。
この問題に対して、剥離フィルムへの刃又は抜き型の切り込み量(切り込み深さ)を浅くすることにより、上記剥離フィルムへの噛み込みは緩和されるが、刃又は抜き型の切り込み量を減らすことで接着剤層が十分に切れずに製造時に接着剤層が正常に形成されず、製造不良が発生することがあるため、刃又は抜き型の切り込み量を減らして量産することは困難であった。
本発明は、ウエハ加工用テープから半導体チップを良好に剥離することができ、かつ、ウエハ加工用テープをウエハに良好に貼合することができることをその目的とする。
発明者等は、上記問題を解決するために鋭意検討した結果、接着剤層の外形を決定するための切り込みを、接着層から粘着テープに向かって刃又は抜き型を押し込む切断動作によって形成することに着目した。かかる方向から切り込みを形成することで、接着剤層が剥離フィルムに噛み込むことがなく、剥離フィルムの剥離時に接着剤層が粘着材層から剥離することが回避できることを見出したものである。
すなわち本発明は、
(1) 剥離フィルムと、
該剥離フィルム上に部分的に形成される接着剤層と、該接着剤層を覆い且つ、該接着剤層の周囲で前記剥離フィルムに接するように形成された粘着材層を有する粘着テープとが積層されたウエハ加工用シートであって、
前記接着剤層の外形を形成するための切り込みが、前記接着層から前記粘着テープに向かって刃又は抜き型を押し込む切断動作によって形成されていることを特徴とするウエハ加工用シート、
(2) 前記切り込みは、前記粘着テープのフィルム厚の30パーセント以内であることを特徴とする請求項1記載のウエハ加工用シート、
(3) 請求項1又は2記載のウエハ加工用シートを製造するためのウエハ加工用シートの製造方法であって、
前記粘着テープの上に前記接着剤層を積層する第1の積層工程と、
前記接着剤層から前記粘着テープ側に向かって当該粘着テープに達する深さまで前記切り込みを入れて、当該切り込みの外側の前記接着剤層を除去して所定形状の接着剤層を形成する第1の切断工程と、
前記所定形状の接着剤層の上に前記剥離フィルムを貼合し、前記接着剤層の周囲で前記剥離フィルムと前記粘着テープとを貼合させる貼合工程と、
を含むことを特徴とするウエハ加工用シートの製造方法、
(4) 前記貼合工程において、前記接着剤層の上に前記剥離フィルムを貼合した後に、前記接着剤層を内包する範囲について前記粘着テープに対して前記剥離フィルム側に向かって当該剥離フィルムに達する切り込みを入れると共に、前記切り込みの外側の前記粘着テープを除去する第2の切断工程を有することを特徴とする請求項3に記載のウエハ加工用シートの製造方法、
(5) 請求項1又は2記載のウエハ加工用シートの前記接着剤層及び前記粘着テープからなる積層体を前記剥離フィルムから剥離し、
前記接着剤層の前記粘着テープとは逆側の面を半導体ウエハに貼り付けて積層体付き半導体ウエハを得る貼り付け工程と、
前記積層体付き半導体ウエハを、ダイシングして前記半導体ウエハを所定の大きさの半導体素子に切断するダイシング工程と、
前記粘着テープから前記半導体素子を前記接着剤層と共にピックアップし、接着剤層付き半導体素子を得るピックアップ工程と、
前記接着剤層付き半導体素子を、前記接着剤層を介して被着体に接着する接着工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法、
(6) 前記被着体が、半導体素子搭載用の支持部材、又は、別の半導体素子であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
により、本願発明の課題の解決を図るものである。
本願発明によれば、接着剤層の外形を決定するための切り込みを、接着層から粘着テープに向かって刃又は抜き型を押し込む切断動作によって形成するので、接着剤層の切り込みが剥離フィルム側に噛み込むことを回避することができ、剥離フィルムの剥離時に接着剤層と容易に分離することが可能となり、ウエハへの貼合不良を低減することが可能となる。従って、接着剤層に対する粘着材層の粘着性を低減させることが容易に実現可能となり、ダイシング後の半導体素子のピックアップの成功率を向上することが可能となる。
図1(A)はウエハ加工用シートの平面図、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。 図2(A)〜図2(F)はウエハ加工用シートの製造方向を工程順に示した説明図である。 図3(A)〜図3(D)は半導体装置の製造方向を工程順に示した説明図である。 本願発明の特徴を有するウエハ加工用シートの断面図である。 本願発明の特徴を有していないウエハ加工用シートの断面図である。 実施例1〜12及び比較例1〜12の確認評価の結果を示した図表である。
(ウエハ加工用シート)
本発明の実施形態たるウエハ加工用シート10について図1に基づいて説明する。図1(A)はウエハ加工用シートの平面図、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。
ウエハ加工用シート10は、剥離フィルム20と、該剥離フィルム20上に部分的に形成される接着剤層30と、該接着剤層30を覆い且つ、該接着剤層30の周囲で剥離フィルム20に接するように形成された粘着材層(図示略)を有する粘着テープ40とが積層されている。
剥離フィルム20は、接着剤層30及び粘着テープ40からなる積層体50がその平面上にいくつも形成される帯状のシート体である。ウエハ加工用シート10の使用時には、剥離フィルム20は積層体50から剥離される。
接着剤層30は、その使用時には、剥離フィルム20が剥離され、その剥離後の面には、半導体のウエハ60の回路形成面とは逆の面に貼合される。そして、ウエハ60のダイシング後には、半導体素子と共に切り分けられ、半導体素子をリードフレームや他の半導体素子にダイボンドする際に接着剤として機能する。
この接着剤層30はウエハ60より一回り大きいほぼ同形状に形成され、ウエハ60に貼合される。
粘着テープ40は、粘着材層により接着剤層30を一体的に保持し、接着剤層30がウエハ60に貼合された後、ダイシングの際には、この粘着テープ40まで分断されないように切断が行われ、切り分けられた半導体素子がバラバラにならないように保持する機能を果たす。
なお、粘着テープ40の粘着材層は、所定のエネルギー線の照射により硬化する特性を持ち、これにより、半導体素子のピックアップ時に接着剤層30との分離を容易に行うことが可能となっている。
粘着テープ40は、接着剤層30とほぼ同形状の円形だが、その外形は接着剤層30よりも大きく設定されている。そして、剥離フィルム20上において、円形の接着剤層30の上に同心で重ねて配置されるため、粘着テープ40の外縁部は接着剤層30の外縁部より全周に渡って外側に延出された状態となり、当該延出部は、図1(B)に示すように、接着剤層30を介することなく、直接剥離フィルムに貼着された状態となる。これにより、接着剤層30は全面及び外周も全て粘着テープ40に被覆された状態となる。
なお、接着剤層30および粘着フィルム40の形状は、円形に限定されるものではない。
また、ウエハ加工用シートの製造方法の説明において詳細に説明するが、接着剤層30は粘着テープ40の片面に形成され、接着剤層30から粘着テープ40側に向かって刃又は抜き型を押し込むようにしてプリカットを行い、接着剤層30を所定の形状に形成する。このため、粘着テープ40における接着剤層30の外縁部に対応する位置には、図1(B)に示すように、プリカットによる切り込み41が形成される場合がある。
(ウエハ加工用シートの製造方法)
上記ウエハ加工用シート10の製造方法について図2に基づいて説明する。図2(A)〜図2(F)はウエハ加工用シートの製造方向を工程順に示した説明図である。
図2(A)に示すように、粘着テープ40上の全面に接着剤層30を積層する(第1の積層工程)。次に、図2(B)に示すように、接着剤層30の目標形状に対応する金型101又はそれに相当する部材を用いて、接着剤層30から粘着テープ40に向かう方向で、粘着テープのフィルム厚の30%以下の範囲を目標として押し込み、切り込みを形成する(第1の切断工程)。なお、先鋭な刃により上記押し込み量で接着剤層30の目標形状にそってなぞって切れ目を形成しても良い。
その後、図2(C)に示すように、打ち抜き加工を施した接着剤層30の不要部分31を除去する。
そして、図2(D)に示すように、剥離フィルム20に対して、接着剤層30を剥離フィルム20に向けた状態で貼合を行う。さらに、粘着テープ40の接着剤層30よりも外側に延出された部分は、直接、剥離フィルム20に貼合する(貼合工程)。
さらに、図2(E)に示すように、粘着テープ40の目標形状に対応する金型(図示略)等を用いて、粘着テープ40から剥離フィルム20に向かう方向で、粘着テープ40と剥離フィルム20との境界又は剥離フィルム20に幾分切り込む深さまで押し込み、粘着テープ40の不要部分の除去を行う(第2の切断工程)。
以上により、ウエハ加工用シート10を作製することができる(図2(F))。
(半導体装置の製造方法)
上記半導体装置の製造方法について図3に基づいて説明する。図3(A)〜図3(D)は半導体装置の製造方向を工程順に示した説明図である。
図3(A)に示すように、ウエハ加工用シート10は、剥離フィルム20が接着剤層30及び粘着テープ40からなる積層体50から剥離され、ウエハ60に貼り付けられる(貼り付け工程)。図の符号102は楔状の剥離部材であり、この剥離部材の先端部で剥離フィルム20を剥離方向に折り返しながら搬送することで、積層体50の剥離が促され、当該積層体50のみが前方に送り出される。このとき、前方下側にはウエハ60及びウエハリング61が作業台104上に設置されており、それらの上側に積層体50は送り出されるようになっている。また、ウエハ60の上方には圧接ローラ103が設けられており、これにより、接着剤層30はウエハ60に貼合され、接着剤層30の周囲において粘着テープ40はウエハリング61に貼合される。
次に、図3(B)に示すように、ウエハリング61が図示しないダイシング装置に固定される。このとき、ウエハ60が上側、積層体50が下側に向けられる。
そして、図3(C)に示すように、上方から接着剤層30と粘着テープ40との境界面或いはそれより若干下位置までダインシングが行われ、ウエハ60及び接着剤層40が所定サイズの半導体素子62に切り分けられる(ダインシング工程)。このとき、半導体素子62と共に接着剤層40も切り分けられる。
次に、図3(D)に示すように、粘着テープ40に対して下方から所定の高エネルギー線が照射され、その粘着剤層が硬化し、粘着力が低下する。そして、個々の半導体素子62を図示しないピックアップヘッドにて吸着して上方に引き上げる。これにより、粘着材層と接着剤層30との境界で剥離を生じ、接着剤層付きの半導体素子62がピックアップされる(ピックアップ工程)。
そして、ピックアップされた接着剤層付き半導体素子62は、半導体素子搭載用のリードフレーム等の支持部材又は別の半導体素子からなる被着体上に、接着剤層40を介して接着され(装着工程)、さらに、必要に応じて半導体素子を樹脂などで封止してパッケージ化して(パッケージ工程)、半導体装置が完成される。
次に、上記ウエハ加工用シート10の各構成について順に説明する。
(粘着テープ)
粘着テープ40は、基材フィルム(図示略)と粘着材層とから構成され、基材フィルム上に粘着材層が形成され、粘着材層の上に接着剤層30が形成される。
基材フィルムは、粘着材層を基材フィルムを透過する光線により硬化させる場合には、接着剤層を剥離し該基材フィルムから光線を照射した場合の355nmでの全光線透過率が70%以上でかつ平行光線透過率が30%以上であって、該基材フィルムのうち該接着剤層が設けられた面とは反対側の表面粗さRaが0.5μm以下とされ、この条件を満たすよう、基材フィルムの選択が行われる。
そのうち好ましいのはポリオレフィンであり、ポリオレフィンのうちでもポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーが好ましい。
さらに放射線透過性であることが好ましく、特に粘着剤層に放射線硬化性の粘着剤を使用する場合にはその粘着剤が硬化する波長での放射線透過性のよいものを選択することが必要とされる。
このような基材として選択し得るポリマーの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーなどのα−オレフィンの単独重合体または共重合体あるいはこれらの混合物、ポリウレタン、スチレン−エチレン−ブテンもしくはペンテン系共重合体、ポリアミド−ポリオール共重合体等の熱可塑性エラストマー、およびこれらの混合物を列挙することができる。また、これらを複層にしたものを使用してもよい。
なお、素子間隙を大きくするためには、ネッキング(基材フィルムを放射状延伸したときに起こる力の伝播性不良による部分的な伸びの発生)の極力少ないものが好ましく、ポリウレタン、分子量およびスチレン含有量を限定したスチレン−エチレン−ブテンもしくはペンテン系共重合体等を例示することができ、ダイシング時の伸びあるいはたわみを防止するには架橋した基材フィルムを用いると効果的である。
さらには基材フィルムの表面には、粘着剤層との接着性を向上させるためにコロナ処理、あるいはプライマー層を設ける等の処理を適宜施してもよい。基材フィルムの厚みは、強伸度特性、放射線透過性の観点から通常30〜300μmが適当である。なお、レーザーダイシングにより接着剤層30の加工を行う場合には、基材フィルムの粘着剤層が塗布されない側の表面の表面粗さRaが0.5μm以下とすることが望ましい。これは光の散乱を抑制し平行光線透過率を高めて接着剤層30の加工を容易とするためである。そのため表面粗さは0μmに近いほどよい。Raの好ましい範囲は0.3μm以下とされる。その場合には、基材フィルム上に設けられる粘接着剤層とは反対側の背面に、シボ加工などで表面を荒らさないのが好ましい。
(粘着剤層)
前述のように、レーザーダイシングにより接着剤層30の加工をも行うことを考慮した場合該基材フィルム側からの波長355nmでの全光線透過率が70%以上、平行光線透過率が30%以上とされる(なお、接着剤層30の加工をレーザーダイシングにより行うことを必須とする趣旨ではない。基材フィルムの透過率を良好とすることは、粘着材層の硬化にも効果的であるため、接着剤層30は例えばダイシングソーで加工を行っても良いことは言うまでもない)。
粘着テープの下方からの光照射を良好とするため、該基材フィルム側からの波長355nmでの全光線透過率、平行光線透過率を高くすることが好ましく全光線透過率、平行光線透過共に100%に近いほど良い。そのため、特に好ましくは全光線透過率は80%以上、平行光線透過率は40%以上とされる。この範囲内であれば粘着テープの下方からの光照射、さらには、レーザーダイシングによる接着剤層30の加工性が良好となる効果がある。
この条件を満たすのであれば特に制限はなく、レーザーダイシング時には接着剤層30とのチップ剥がれなどの不良を発生しない程度の保持性や、ピックアップ時には接着剤層30と剥離が容易とする特性を有するものであればよい。ダイシング後のピックアップ性を向上させるために、粘着剤層は放射線硬化性のものが好ましく、特に粘着剤と接着剤が積層されたタイプのウエハ加工用シートにおいては、接着剤層30との剥離が容易な材料であることが好ましい。
例えば、本発明の粘着剤においては、分子中にヨウ素価0.5〜20の放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する化合物(A)と、ポリイソシアネート類、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、およびエポキシ樹脂から選ばれた少なくとも1種の化合物(B)を付加反応させてなるポリマーを含有していることが好ましい。
粘着剤層に含有されるポリマーの主成分の1つである化合物(A)について説明する。
化合物(A)の放射線硬化性炭素−炭素二重結合の好ましい導入量はヨウ素価で0.5〜20、より好ましくは0.8〜10である。ヨウ素価が0.5以上であると、放射線照射後の粘着力の低減効果を得ることができ、ヨウ素価が20以下であれば、放射線照射後の粘着剤の流動性が十分で、延伸後の素子間隙を十分得ることができるため、ピックアップ時に各素子の画像認識が困難になるという問題が抑制できる。さらに、化合物(A)そのものに安定性があり、製造が容易となる。
上記化合物(A)は、ガラス転移点が−70℃〜0℃であることが好ましく、−66℃〜−28℃であることがより好ましい。ガラス転移点(以下、Tgと言う。)が−70℃以上であれば、放射線照射に伴う熱に対する耐熱性が十分であり、0℃以下であれば、表面状態が粗いウエハにおけるダイシング後の素子の飛散防止効果が十分得られる。
上記化合物(A)はどのようにして製造されたものでもよいが、例えば、アクリル系共重合体またはメタクリル系共重合体などの放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有し、かつ、官能基をもつ化合物(1)と、その官能基と反応し得る官能基をもつ化合物(2)とを反応させて得たものが用いられる。
このうち、前記の放射線硬化性炭素−炭素二重結合および官能基を有する化合物(1)は、アクリル酸アルキルエステルやメタクリル酸アルキルエステルなどの放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する単量体((1)−1)と、官能基を有する単量体((1)−2)とを共重合させて得ることができる。
単量体((1)−1)としては、炭素数6〜12のヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、デシルアクリレート、または炭素数5以下の単量体である、ペンチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルアクリレート、またはこれらと同様のメタクリレートなどを列挙することができる。
単量体((1)−1)として、炭素数の大きな単量体を使用するほどガラス転移点は低くなるので、所望のガラス転移点のものを作製することができる。また、ガラス転移点の他、相溶性と各種性能を上げる目的で酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリルなどの炭素−炭素二重結合をもつ低分子化合物を配合することも単量体((1)−1)の総重量の5重量%以下の範囲内で可能である。
単量体((1)−2)が有する官能基としては、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、環状酸無水基、エポキシ基、イソシアネート基などを挙げることができ、単量体((1)−2)の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、ケイ皮酸、イタコン酸、フマル酸、フタル酸、2−ヒドロキシアルキルアクリレート類、2−ヒドロキシアルキルメタクリレート類、グリコールモノアクリレート類、グリコールモノメタクリレート類、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、アリルアルコール、N−アルキルアミノエチルアクリレート類、N−アルキルアミノエチルメタクリレート類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水フマル酸、無水フタル酸、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、ポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の一部を水酸基またはカルボキシル基および放射線硬化性炭素−炭素二重結合を有する単量体でウレタン化したものなどを列挙することができる。
化合物(2)において用いられる官能基としては、((1)−2)の有する官能基が、カルボキシル基または環状酸無水基である場合には、水酸基、エポキシ基、イソシアネート基などを挙げることができ、水酸基である場合には、環状酸無水基、イソシアネート基などを挙げることができ、アミノ基である場合には、エポキシ基、イソシアネート基などを挙げることができ、エポキシ基である場合には、カルボキシル基、環状酸無水基、アミノ基などを挙げることができ、具体例としては、単量体((1)−2)の具体例で列挙したものと同様のものを列挙することができる。
化合物(1)と化合物(2)の反応において、未反応の官能基を残すことにより、酸価または水酸基価などの特性に関して、本発明で規定するものを製造することができる。
上記の化合物(A)の合成において、反応を溶液重合で行う場合の有機溶剤としては、ケトン系、エステル系、アルコール系、芳香族系のものを使用することができるが、中でもトルエン、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、ベンゼンメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、アセトン、メチルエチルケトンなどの、一般にアクリル系ポリマーの良溶媒で、沸点60〜120℃の溶剤が好ましく、重合開始剤としては、α,α′−アゾビスイソブチルニトリルなどのアゾビス系、ベンゾイルペルオキシドなどの有機過酸化物系などのラジカル発生剤を通常用いる。この際、必要に応じて触媒、重合禁止剤を併用することができ、重合温度および重合時間を調節することにより、所望の分子量の化合物(A)を得ることができる。また、分子量を調節することに関しては、メルカプタン、四塩化炭素系の溶剤を用いることが好ましい。なお、この反応は溶液重合に限定されるものではなく、塊状重合、懸濁重合など別の方法でもさしつかえない。
以上のようにして、化合物(A)を得ることができるが、本発明において、化合物(A)の分子量は、30万〜100万程度が好ましい。30万未満では、放射線照射による凝集力が小さくなって、ウエハをダイシングする時に、素子のずれが生じやすくなり、画像認識が困難となることがある。この素子のずれを、極力防止するためには、分子量が、40万以上である方が好ましい。また、分子量が100万を越えると、合成時および塗工時にゲル化する可能性がある。
なお、本発明における分子量とは、ポリスチレン換算の重量平均分子量である。
なお、化合物(A)が、水酸基価5〜100となるOH基を有すると、放射線照射後の粘着力を減少することによりピックアップミスの危険性をさらに低減することができるので好ましい。また、化合物(A)が、酸価0.5〜30となるCOOH基を有することが好ましい。
ここで、化合物(A)の水酸基価が低すぎると、放射線照射後の粘着力の低減効果が十分でなく、高すぎると、放射線照射後の粘着剤の流動性を損なう傾向がある。また酸価が低すぎると、シート復元性の改善効果が十分でなく、高すぎると粘着剤の流動性を損なう傾向がある。
つぎに、粘着剤層のもう1つの主成分である化合物(B)について説明する。化合物(B)は、ポリイソシアネート類、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂、およびエポキシ樹脂から選ばれる化合物であり、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。この化合物(B)は架橋剤として働き、化合物(A)または基材フィルムと反応した結果できる架橋構造により、化合物(A)および(B)を主成分とした粘着剤の凝集力を、粘着剤塗布後に向上することができる。
ポリイソシアネート類としては、特に制限がなく、例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、4,4’−〔2,2−ビス(4−フェノキシフェニル)プロパン〕ジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、2,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等が挙げられる。を挙げることができ、具体的には、市販品として、コロネートL(日本ポリウレタン株式会社製商品名)等を用いることができる。
また、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂としては、具体的には、市販品として、ニカラックMX−45(三和ケミカル株式会社製商品名)、メラン(日立化成工業株式会社製商品名)等を用いることができる。
さらに、エポキシ樹脂としては、TETRAD−X(三菱化学株式会社製商品名)等を用いることができる。
本発明においては、特にポリイソシアネート類を用いることが好ましい。
(B)の添加量としては、化合物(A)100重量部に対して0.1〜10重量部とすることが好ましく、0.4〜3重量部とすることがより好ましい。その量が0.1重量部未満では凝集力向上効果が十分でない傾向があり、10重量部を越えると粘着剤の配合および塗布作業中に硬化反応が急速に進行し、架橋構造が形成されるため、作業性が損なわれるからである。
また、本発明において、粘着剤層には、光重合開始剤(C)が含まれていることが好ましい。粘着剤層の含まれる光重合開始剤(C)に特に制限はなく、従来知られているものを用いることができる。例えば、ベンゾフェノン、4,4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、アセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン等のアセトフェノン類、2−エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン等のアントラキノン類、2−クロロチオキサントン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジル、2,4,5−トリアリ−ルイミダゾール二量体(ロフィン二量体)、アクリジン系化合物等を挙げることができ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
(C)の添加量としては、化合物(A)100重量部に対して0.1〜10重量部とすることが好ましく、0.5〜5重量部とすることがより好ましい。
さらに本発明に用いられる放射線硬化性の粘着剤 には必要に応じて粘着付与剤、粘着調整剤、界面活性剤など、あるいはその他の改質剤および慣用成分を配合することができる。また、無機化合物フィラーを適宜加えてもよい。
粘着剤層の厚さは、通常のウエハダイシング加工と併用して処理を行うことがある場合には少なくとも5μm、より好ましくは10μm以上であることが好ましい。また、レーザーダイシング加工のみ行う場合には少なくとも5μm以下、より好ましくはチップ保持力を失わない範囲でできる限り薄くすることが好ましい。なお、粘着剤層は複数の層が積層された構成であってもよい。
(接着剤層)
ウエハ加工用シート10は、粘着剤層にさらに接着剤層30が積層された構成となっている。
なお、ここで接着剤層30は、半導体ウエハ60に貼合され、ダイシングされた後、半導体素子をピックアップする際に、粘着剤層から剥離して半導体素子に付着しており、半導体素子を基板やリードフレームに固定する際の接着剤として使用されるものである。接着剤層30は、特に限定されるものではないが、ウエハ加工用シートに一般的に使用されるフィルム状接着剤であれば良く、アクリル系粘接着剤、エポキシ樹脂/フェノール樹脂/アクリル樹脂のブレンド系粘接着剤等が好ましい。その厚さは適宜設定してよいが、5〜100μm程度が好ましい。
ウエハ加工用シート10において接着剤層30は予め接着剤層30がフィルム化されたもの(以下、接着フィルムと言う。)を、前述の粘着テープ40の粘着剤層面にラミネートして形成してもよい。ラミネート時の温度は10〜100℃の範囲で、0.1〜100kgf/cmの線圧をかけることが好ましい。
以下に示すウエハ加工用シートの実施例或いは比較例を構成する材料の形成について説明する。
(1)接着剤A(接着剤層形成用ワニスA)
エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂50質量部、フェノール樹脂50質量部に対し、シランカップリング剤としてγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン3質量部及びγ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン5質量部、並びにフィラーとして球状シリカ30質量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて撹拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。
上記の組成物にアクリルゴム(重量平均分子量15万、Tg+15℃)を300質量部、及び
硬化促進剤として1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール1質量部を加え、撹枠混合し、真空脱気し、接着剤Aを得た。
(2)接着剤B(接着剤層形成用ワニスB)
エポキシ樹脂としてビフェニル型エポキシ樹脂60質量部、フェノール樹脂40質量部に対し、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.5質量部、及び、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン3質量部、並びにフィラーとして球状シリカ32質量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて撹拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。
上記の組成物にアクリルゴム(重量平均分子量15万、Tg+15℃)を200質量部、及び
硬化促進剤として1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール0.5質量部を加え、撹絆混合し、真空脱気し、接着剤Bを得た。
(3)粘着テープC
放射線重合性炭素−炭素二重結合を有するアクリル系ポリマー(分子量70万Mw、Tg=-65℃)100部、ポリイソシアネート系硬化剤2部に、光重合開始剤(2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン)1部を配合し、ポリオレフィン系基材フィルムZ(厚さ100μm)上に乾燥膜厚が10μmとなるように塗布した後110℃で2分間乾燥し粘着テープCを得た。
(4)粘着テープD
放射線重合性炭素−炭素二重結合を有するアクリル系ポリマー(分子量20万Mw、Tg=-20℃)100部、ポリイソシアネート系硬化剤2部に、光重合開始剤(2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン)1部を配合し、ポリオレフィン系基材フィルムZ(厚さ100μm)上に乾燥膜厚がlOμmとなるように塗布した後110℃で2分間乾燥し、粘着テープDを得た。
(実施例1)
上記接着剤層形成用ワニスAを、剥離基材である膜厚50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥を行い、膜厚10μmのBステージ状態の接着剤層を形成した。
得られた接着剤層に対して、粘着テープCをラミネートし、粘着テープCへの切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行った(第1の切断工程)。
その後、接着剤層の不要部分を除去し、剥離フィルムFをその粘着剤層及び接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープCに対して、剥離フィルムへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図4に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。なお、図4における符号k1はプリカットの切り込みを示す。
(実施例2)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は実施例1と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例3)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は実施例1と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例4)
上記接着剤層形成用ワニスBを、剥離基材である膜厚50μmのポリエチレンテレフタレ一トフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥を行い、膜厚10μmのBステージ状態の接着剤層を形成した。得られた接着剤層に対して、粘着テープCをラミネートし、粘着テープへの切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行った(第1の切断工程)。
その後、接着剤層の不要部分を除去し、剥離フィルムFをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図4に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(実施例5)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は実施例4と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例6)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は実施例4と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例7)
上記接着剤層形成用ワニスAを、剥離基材である膜厚50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥を行い、膜厚10μmのBステージ状態の接着剤層を形成した。
得られた接着剤層に対して、粘着テープDをラミネートし、粘着テープDへの切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行った(第1の切断工程)。
その後、接着剤層の不要部分を除去し、剥離フィルムFをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図4に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(実施例8)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は実施例7と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例9)
棲着剤層の膜厚を50μmとした以外は実施例7と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例10)
上記接着剤層形成用ワニスBを、剥離基材である膜厚50μmのボリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥を行い、膜厚10μmのBステージ状態の接着剤層を形成した。
得られた接着剤層に対して、粘着テープDをラミネートし、粘着テープへの切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行った(第1の切断工程)。
その後、接着剤層の不要部分を除去し、剥離フィルムFをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図4に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(実施例11)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は実施例10と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(実施例12)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は実施例10と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例1)
実施例1と同様の接着剤層形成用ワニスAに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行い(第1の切断工程)、
その後、接着剤層の不要部分を除去し、粘着テープCをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離フィルムFへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図5に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。なお、図5における符号k2はプリカットの切り込みを示す。
(比較例2)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は比較例1と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例3)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は比較例1と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例4)
実施例4と同様の接着剤層形成用ワニスBに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行い(第1の切断工程)、
その後、接着剤層の不要部分を除去し、粘着テープCをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離フィルムFへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図5に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(比較例5)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は比較例4と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例6)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は比較例4と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例7)
実施例7と同様の接着剤層形成用ワニスAに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行い(第1の切断工程)、その後、接着剤層の不要部分を除去し、粘着テープDをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離フィルムFへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図5に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(比較例8)
接着剤層の膜厚を20μmとした以外は比較例7と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例9)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は比較例7と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例10)
実施例1と同様の接着剤層形成用ワニスBに対して、剥離基材への切り込み深さが10μm以下となるように調節してφ220mmの円形プリカット加工を行い(第1の切断工程)、その後、接着剤層の不要部分を除去し、粘着テープDをその粘着剤層が接着剤層と接するように貼付けた。そして、粘着テープに対して、剥離フィルムFへの切り込み深さが10μm以下となるように調節して接着剤層と同心円状にφ280mmの円形プリカット加工を行った(第2の切断工程)。これにより、図5に示す構造を有するウエハ加工用シートを得た。
(比較例11)
接着剤層の獏厚を20μmとした以外は比較例10と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
(比較例12)
接着剤層の膜厚を50μmとした以外は比較例10と同様にしてウエハ加工用シートを得た。
[ウエハ貼り付け評価試験]
実施例1〜12及び比較例1〜12のウエハ加工用シートを、Lintec社製RAD2500を用い、70度の温度設定で、貼合速度を変更して、ウエハに貼合し貼合状態の異常の有無の確認評価を実施した。その結果を図6に示す。
なお図6の記号は以下の通りである。
○:異常なく貼合可能
△: 接着剤層−粘着剤層間で剥離痕跡(ボイド)がある
×:貼合異常(粘着テープの端部が剥がれてめくりあがった状態で貼合)あり
以上の結果から明らかなように、本発明のウエハ加工用シート(実施例1〜12)によれば、比較例のウエハ加工用シート(比較例1〜12)と比較して、ウエハ貼合時の接着剤層−粘着剤層間の剥離を十分に抑制することができ、それによって、剥離フィルムを剥離しながら接着剤層を半導体ウエハに貼り付ける際に異常の発生を十分に抑制することができることが確認された。比較例でもウエハ加工用シートの厚みが厚い場合には貼り付け装置の条件設定により、貼り付け異常にならない程度に調整可能であるが、ウエハ加工用シートが薄くなると装置の条件設定だけでは貼り付け異常を十分に抑制することが出来ないことが確認された。
10 ウエハ加工用シート
20 剥離フィルム
30 接着剤層
40 粘着テープ
41 切り込み
50 積層体
60 半導体ウエハ
62 半導体素子

Claims (6)

  1. 剥離フィルムと、
    該剥離フィルム上に部分的に形成される接着剤層と、該接着剤層を覆い且つ、該接着剤層の周囲で前記剥離フィルムに接するように形成された粘着材層を有する粘着テープとが積層されたウエハ加工用シートであって、
    前記接着剤層の外形を形成するための切り込みが、前記接着層から前記粘着テープに向かって刃又は抜き型を押し込む切断動作によって形成されていることを特徴とするウエハ加工用シート。
  2. 前記切り込みは、前記粘着テープのフィルム厚の30パーセント以内であることを特徴とする請求項1記載のウエハ加工用シート。
  3. 請求項1又は2記載のウエハ加工用シートを製造するためのウエハ加工用シートの製造方法であって、
    前記粘着テープの上に前記接着剤層を積層する第1の積層工程と、
    前記接着剤層から前記粘着テープ側に向かって当該粘着テープに達する深さまで前記切り込みを入れて、当該切り込みの外側の前記接着剤層を除去して所定形状の接着剤層を形成する第1の切断工程と、
    前記所定形状の接着剤層の上に前記剥離フィルムを貼合し、前記接着剤層の周囲で前記剥離フィルムと前記粘着テープとを貼合させる貼合工程と、
    を含むことを特徴とするウエハ加工用シートの製造方法。
  4. 前記貼合工程において、前記接着剤層の上に前記剥離フィルムを貼合した後に、前記接着剤層を内包する範囲について前記粘着テープに対して前記剥離フィルム側に向かって当該剥離フィルムに達する切り込みを入れると共に、前記切り込みの外側の前記粘着テープを除去する第2の切断工程を有することを特徴とする請求項3に記載のウエハ加工用シートの製造方法。
  5. 請求項1又は2記載のウエハ加工用シートの前記接着剤層及び前記粘着テープからなる積層体を前記剥離フィルムから剥離し、
    前記接着剤層の前記粘着テープとは逆側の面を半導体ウエハに貼り付けて積層体付き半導体ウエハを得る貼り付け工程と、
    前記積層体付き半導体ウエハを、ダイシングして前記半導体ウエハを所定の大きさの半導体素子に切断するダイシング工程と、
    前記粘着テープから前記半導体素子を前記接着剤層と共にピックアップし、接着剤層付き半導体素子を得るピックアップ工程と、
    前記接着剤層付き半導体素子を、前記接着剤層を介して被着体に接着する接着工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 前記被着体が、半導体素子搭載用の支持部材、又は、別の半導体素子であることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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