JP2012022805A - 異方導電性シート、回路基板の電気的検査方法および回路基板の電気的検査装置 - Google Patents

異方導電性シート、回路基板の電気的検査方法および回路基板の電気的検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】折り曲げに対して復元性の高い金属線を有する異方導電性シートを提供すること。
【解決手段】導電性を有する複数の金属線3が、金属線3の長さ方向を絶縁シート2の厚さ方向に向けて配置される異方導電性シート1において、金属線3は、ニッケルチタン合金の芯材6と、芯材6を比抵抗が6.5×10−8Ω・m(0℃)以下の導電性を有する材料にて被覆する導電被覆層8とを有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、異方導電性シート、回路基板の電気的検査方法および回路基板の電気的検査装置に関するものである。
電気回路基板の電気的性能を検査するための検査治具の電気接触子(プローブ)として、あるいは、電気回路基板と電子部品等との電気的接続を行う電気コネクタとして、各種の異方導電性シートが提案されている。たとえば、特許文献1には、導電性を有する複数の金属線を、その長さ方向をシリコーンゴムのシートの厚さ方向に向けて高密度に配置した構成の異方導電性シートが提案されている。そして、異方導電性シートに使用される金属線としては、従来、真鍮の芯材に対して、芯材側から順に銅(Cu)、ニッケル(Ni)、金(Au)が被覆(メッキ)されたものが用いられている。
特開平4−17282号公報
異方導電性シートを電気回路基板等の検査治具の電気接触子として用いる際には、異方導電性シートの金属線の端部と電気回路基板等の電極部とが確実に接触されるように、異方導電性シートは電気回路基板等と検査治具側のピン端子との間で押圧させられた状態で使用される。そのため、金属線の異方導電性シートから突出している部分において、折れ曲りが発生することがある。検査が繰り返し行われ、金属線の折り曲げが繰り返されると、真鍮により形成されている芯材が、折れ曲り部分で塑性変形してしまうことがある。その結果、金属線と検査対象物の電極部との接触が不完全となり、検査を正常に行うことができなくなるという問題がある。
また、異方導電性シートが、電気コネクタとして用いられる場合には、金属線の端部が、電気回路基板等の電極部に対して確実に接触することができるように、電気回路基板等が異方導電性シートに対して押圧される。そのため、金属線の異方導電性シートから突出している部分において、折れ曲りが発生することがある。そして、この折れ曲りの状態が長期間継続されると、真鍮により形成されている芯材が、折れ曲り部分で塑性変形してしまうことがある。その結果、電極部に対する金属線の接触力が低下し電気的接続が不十分となってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、折り曲げに対して復元性の高い金属線を有する異方導電性シート、ならびに、これを用いた回路基板の電気的検査方法および回路基板の電気的検査装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の異方導電性シートは、弾性を有する絶縁シートと、絶縁シート内に含まれ、かつ、絶縁シートの厚み方向に長さ方向が平行に配置される複数の導電性を有する金属線とを有し、金属線は、ニッケルチタン合金製の芯材と、該芯材を0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層を含む1層以上の層からなる導電被覆層とを有することとする。
上記発明に加えて、異方導電性シートは、金属材料の伸びの値が25%以上200%以下であることとする。
上記発明に加えて、異方導電性シートは、金属材料が銅を含むこととする。
上記発明に加えて、異方導電性シートは、芯材上に、導電被覆層として、銅を含む層と、ニッケルを含む層と、金を含む層とが、この順に積層されていることとする。
本発明の回路基板の電気的検査方法は、複数の被検査電極を備えた回路基板に対して、少なくとも、複数の被検査電極と上述の異方導電性シートの複数の金属線の一方の端とを各々対応させて電気的に接続した状態で、回路基板の電気的検査を行うこととする。
本発明の回路基板の電気的検査装置は、異方導電性シートと、検査装置本体とを少なくとも備え、電気的検査に際して、検査装置本体と、複数の被検査電極を備えた回路基板との間に異方導電性シートを配置すると共に、検査装置本体と異方導電性シートとの間、および、異方導電性シートと回路基板との間を電気的に接続した状態で、回路基板の電気的検査を行うこととする。
本発明によれば、折り曲げに対して復元性の高い金属線を有する異方導電性シートを提供することができる。
実施の形態に係る異方導電性シートの一例の構成を示す斜視図である。 図1における切断線A−Aにおける断面の概略の構成を示す断面図である。 金属線の長さ方向に沿う面における断面図(縦断面図)である。 異方導電性シートの電気抵抗の比較を示すグラフである。 実施の形態に係る異方導電性シートの他の例に係る異方導電性シートの概略の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る異方導電性シートの他の例に係る異方導電性シートの概略の構成を示す断面図である。 異方導電性シートを用いた回路基板の電気的検査装置の概略の構成を示す図である。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る異方導電性シートは、弾性を有する絶縁シートと、この絶縁シート内に含まれ、かつ、絶縁シートの厚み方向に長さ方向が平行に配置される複数の導電性を有する金属線とを有し、金属線は、ニッケルチタン合金製の芯材と、この芯材を0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層を含む1層以上の層からなる導電被覆層とを有する構成を有する。
異方導電性シートの金属線には、ニッケルチタン合金の芯材が使用されている。そのため、金属線の芯材に真鍮を用いる場合に比べて、金属線の折り曲げに対する復元性を高いものとすることができる。したがって、異方導電性シートが、検査治具の電気接触子として用いられ、繰り返し検査が行われた場合であっても、金属線の塑性変形が起き難い。また、異方導電性シートが、電気コネクタとして用いられ、長期間折れ曲り状態が継続した場合であっても、金属線の塑性変形が起き難い。
ところで、金属線に電極部やピン端子等が押圧されたときの金属線の折れ曲り量は、異方導電性シートの金属線を、その長さ方向を絶縁シートの厚み方向と平行に配置したときの方が、金属線を電極部やピン端子に対して傾斜して当接させる場合に比べて大きくなり易い。そのため、従来、市販されている真鍮製の芯材からなる金属線を用いた異方導電性シートには、繰り返し検査による金属線の塑性変形による折れ曲がりを抑制する観点から、金属線は、異方導電性シートの厚み方向に対して斜めに傾斜(厚み方向を基準(0度)として、10度〜45度程度)させて配置しているものがある。しかし、金属線を、異方導電性シートの厚み方向に対して斜めに傾斜することにより、異方導電性シートの一方の面に露出する金属線の端部と、他方の面に露出する金属線の端部とが、異方導電性シートの厚み方向において、位置ずれを生じてしまう。このため、電気回路基板の検査等において異方導電性シートを用いる場合において、位置合わせが煩雑になる。
しかし、本発明の実施の形態に係る異方導電性シートは、芯材に復元性の高いニッケルチタン合金を用いた金属線を用いている。したがって、本発明の実施の形態に係る異方導電性シートでは、金属線が、その長さ方向を異方導電性シートの厚み方向と平行に配置されていても、金属線の塑性変形が抑制される。また、金属線が、その長さ方向を異方導電性シートの厚み方向と平行に配置されていることで、異方導電性シートの厚さ方向の一方の面と、他方の面とに露出する金属線の端部間での位置ずれを少なくすることがでる。つまり、本発明の実施の形態に係る異方導電性シートは、位置合わせが極めて容易である上に、繰り返し検査を実施しても、電気的接触不良も生じ難い。
なお、絶縁シート内に含まれる金属線は、絶縁シートの厚み方向に長さ方向が平行に配置されるが、位置合わせが煩雑とならない範囲で金属線が、絶縁シートの厚み方向に対して若干傾斜(絶縁シートの厚み方向を基準(0度)として、±10度程度の範囲内)することは許容される。
芯材として利用できるニッケルチタン合金製線材としては、公知のニッケルチタン合金製線材が利用でき、線材の入手容易性の観点からは、市販の線材を用いることが好ましく、これらの中でも折り曲げに対する復元力により優れる観点でバネ材用途に用いられる市販の線材がより好ましい。このようなバネ材用途に用いられる市販の線材としては、たとえば、大同特殊鋼株式会社製のキオカロイ(KIOKALLOY)等を挙げることができる。
ところで、芯材を形成するニッケルチタン合金は、比抵抗が80×10−8Ω・m前後と大きく、異方導電性シートを、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いるには不適当である。しかしながら、本実施の形態に係る異方導電性シートにおいては、芯材に比抵抗が6.5×10−8Ω・m以下の導電被覆層が被覆されている。そのため、異方導電性シートは、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いられる場合でも、十分低い電気抵抗値となるように構成されている。
次に、本発明の実施の形態に係る異方導電性シートの具体的な構成を、図面を参照しながら説明する。図1は、異方導電性シート1の概略の構成を示す斜視図である。図2には、図1における切断線A−Aにおける断面の概略の構成を示す断面図と、該断面の一部を拡大して示す拡大図が示される。
異方導電性シート1は、弾性を有する絶縁シート2と、この絶縁シート2内に含まれ、かつ、絶縁シート2の厚に方向に長さ方向が平行に配置される複数の導電性を有する金属線3とを有している。そして、金属線3は、ニッケルチタン合金製の芯材6と、この芯材6を0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の導電性を有する材料として被覆する導電被覆層8とを有する。
金属線3は、絶縁シート2の厚さ方向に位置する面4および面5に貫通し、金属線3の両端が、面4および面5から僅かに突出している。面4および面5から金属線3の端部が突出していることで、金属線3を電気回路基板等の電極部に接触させ易くなる。
また、金属線3は、その長さ方向が、絶縁シート2の厚さ方向と平行になるように配置されている。すなわち、金属線3は、その長さ方向が面4および面5に対して略直交するように配置されている。そのため、たとえば、電気回路基板の検査において、異方導電性シート1を挟んで配置される電気回路基板の電極部と検査治具側のピン端子とを、異方導電性シート1の厚さ方向において重なる位置に配置することができる。したがって、異方導電性シート1の金属線3を、電気回路基板の電極部とピン端子とに容易に位置合わせすることができる。なお、異方導電性シート1は、絶縁シート2の厚さT1が、たとえば、1.0mmであり、面4および面5から突出する金属線3の突出長S1が、たとえば、30μmに構成されている。
金属線3は、図3に示す断面構造となっている。図3は、金属線3の長さ方向に沿う面における断面図(縦断面図)である。金属線3は、芯材6と、この芯材6を被覆する導電被覆層8と、導電被覆層8をニッケル(Ni)材により被覆するニッケル被覆層7と、ニッケル被覆層7を金(Au)材により被覆する金被覆層9とを有する。
本実施の形態における異方導電性シート1の芯材6の直径L1は、たとえば、30.0μmとされている。
また、導電被覆層8の厚さT3、ニッケル被覆層7の厚さT2、金被覆層9の厚さT4は、順にそれぞれ、たとえば、1.0μm、0.1μm、0.1μmとされ、金属線3の直径L2は、32.4μmとされている。導電被覆層8は、たとえば、銅により形成されている。銅は、0℃における比抵抗が一般に、1.55×10−8Ω・mであり、6.5×10−8Ω・m以下である。導電被覆層8、ニッケル被覆層7、金被覆層9は、各種のメッキ加工にて形成することができるが、高い密着力を得やすいという点で電気メッキにて形成することが好ましい。
上述のように、異方導電性シート1の金属線3には、ニッケルチタン合金の芯材6が使用されている。そのため、金属線3の芯材6に真鍮を用いる場合に比べて、金属線3の折り曲げに対する復元性を高いものとすることができる。したがって、異方導電性シート1が、検査治具の電気接触子として用いられ、繰り返し検査が行われた場合であっても、金属線3の塑性変形が起き難い。また、異方導電性シート1が、電気コネクタとして用いられ、長期間折れ曲り状態が継続した場合であっても、金属線3の塑性変形が起き難い。
また、異方導電性シートの金属線3は、その長さ方向が絶縁シート2の厚み方向と平行に配置されている。すなわち、金属線3は、その長さ方向が、絶縁シート2の厚さ方向に位置する面4および面5に対して略直交するように配置されている。そのため、金属線3に電極部やピン端子等が押圧されたときの折れ曲り量は、金属線3が電極部やピン端子に対して傾斜して当接する場合に比べて大きくなり易い。したがって、芯材6にニッケルチタン合金を用いて金属線3の復元性を高くすることで、金属線3が、その長さ方向が絶縁シート2の厚み方向と平行に配置されている場合でも、金属線3の塑性変形を起き難くすることができる。
芯材6を形成するニッケルチタン合金は、比抵抗が80×10−8Ω・m前後と大きく、異方導電性シート1を、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いるには不適当である。しかしながら、本実施の形態に係る異方導電性シート1においては、芯材6に比抵抗が6.5×10−8Ω・m(0℃)以下である銅により形成される導電被覆層8が被覆されている。そのため、異方導電性シート1は、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いられる場合でも、十分低い電気抵抗値となるように構成されている。
また、導電被覆層8を形成する銅は、一般に伸びの値が50%程度の延性を有する。そのため、導電被覆層8は、芯材6の折り曲げに対して柔軟に追従することができ、繰り返しの折り曲げに対しても破断し難い。導電被覆層8に破断が生じた場合には、破断部において電気抵抗が高くなり、金属線3の電気抵抗が高くなる問題が発生する。しかしながら、導電被覆層8を延性に優れる銅により形成することで、かかる問題の発生を抑えることができる。
また、導電被覆層8には、金被覆層9が被覆されている。導電被覆層8を金被覆層9により被覆することで、導電被覆層8に対して、腐食防止等の耐候性を向上させることができる。なお、導電被覆層8と金被覆層9との間には、ニッケル被覆層7が設けられている。金被覆層9を銅により形成される導電被覆層8に直接積層する場合に比べて、ニッケル被覆層7に積層することで、金被覆層9の密着性を高いものとすることができる。
参考として、金属線3を備える異方導電性シートの電気抵抗と、ニッケルチタン合金の芯材にニッケルと金を被覆した金属線を備える異方導電性シートの電気抵抗と、真鍮の芯材にニッケルと金を被覆した金属線を備える異方導線性シートの電気抵抗との比較を、図4に示すグラフG1を参照しながら説明する。
グラフG1は、横軸方向に異方導電性シートの種類が示され、縦軸に各異方導電性シートについての電気抵抗が示されている。横軸にA1〜A5およびB1〜B4として示される異方導電性シートは、金属線の芯材がニッケルチタン合金により形成されている。芯材の直径は、A1〜A5およびB1,B2の異方導電性シートについては約30μmであり、B3,B4の異方導電性シートについては約20μmである。
A1〜A5として示される異方導電性シートは、芯材(ニッケルチタン合金)にニッケルと金のみが被覆されている金属線を備えるものである。ニッケルと金の被覆層の層厚は、それぞれ約0.1μmである。
B1〜B4として示される異方導電性シートは、芯材(ニッケルチタン合金)に銅、ニッケル、および金が被覆されている金属線を備えるものである。銅、ニッケル、および金の被覆層の層厚は、順にそれぞれ約1.0μm、約0.1μm、0.1μmである。
C1およびC2として示される異方導電性シートは、金属線の芯材が真鍮であり、この芯材(真鍮)にニッケルと金が被覆されている金属線を備えるものである。真鍮の芯材の直径は約40μmであり、ニッケルと金の被覆層の層厚は、順にそれぞれ約0.1μm、約0.1μmである。
図4のグラフG1において、tは、異方導電性シートの厚さを示し、Pは、金属線の配列間隔(マトリクスの縦横方向の間隔)を示している。なお、電気抵抗は、異方導電性シートを、測定基板の金めっきの電極部とΦ1.0mmのピン電極と間で圧縮量0.2mmで圧縮させて測定したときの値である。
グラフG1において、異方導電性シートA1〜A5と異方導電性シートC1,C2との比較より判るように、金属線の芯材をニッケルチタン合金とした場合には、芯材を真鍮とする場合に比べて異方導電性シートの電気抵抗が高い。しかしながら、異方導電性シートB1〜B4のように、芯材(ニッケルチタン合金)に銅を被覆することで、異方導電性シートの電気抵抗を、芯材に真鍮を用いる異方導電性シートの電気抵抗とほぼ同程度にすることができる。
つまり、ニッケルチタン合金で形成される芯材6を銅により形成される導電被覆層8で被覆される金属線3を備える異方導電性シート1は、芯材に真鍮が用いられた金属線を有する異方導電性シートと同程度に低い電気抵抗を達成することができ、さらに、金属線3は、芯材に真鍮を用いた金属線に比べて、折り曲げに対して高い復元性を有する。
なお、導電被覆層8は、0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層を含む1層以上の層から構成されていればよい。ここで、導電被覆層8が単層構成の場合には、導電被覆層8は、0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層のみから構成される。また、導電被覆層8が2以上の層から構成される場合には、導電被覆層8を構成する複数の層のうち、少なくとも最表層が、0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層により構成されていればよく、全ての層が6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層により構成されていることが好ましい。なお、導電被覆層8の少なくとも1層を構成する金属材料の0℃における比抵抗としては、6.5×10−8Ω・m以下であることが必要であるが、金属線の導電性をより高める観点からは5×10−8Ω・m以下であることが好ましく、3×10−8Ω・m以下であることがより好ましい。また、比抵抗の下限値は特に限定されるものではないが、材料の入手容易性などの実用上の観点からは1×10−8Ω・m以上であることが好ましい。
上述の異方導電性シート1においては、導電被覆層8が、伸びの値において25%以上200%以下を有する延性を有することが好ましく、35%以上100%以下の範囲内がより好ましい。
導電被覆層8を、伸びの値において25%以上の延性を有する材量により形成することで、導電被覆層8は、芯材6の折り曲げに対して柔軟に追従することができ、繰り返しの折り曲げに対しても破断し難い。導電被覆層8に破断が生じた場合には、破断部において電気抵抗が高くなり、金属線の電気抵抗が高くなる問題が発生する。しかしながら、導電被覆層8を延性に優れる材質により形成することで、かかる問題の発生を抑えることができる。一方伸びの値が200%を超えると、金属線3が折り曲げられそして復元した後に、導電被覆層8に皺が発生することがある。皺が発生した場合には、折り曲げが繰り返されたときに、この皺の部分で導電被覆層8に破断を発生し易くなる。35%以上100%以下とすることで、復元時の皺の発生を防止しながら折り曲げ時の破断を効果的に防止することができる。
以下の表1に、0℃における比抵抗が6.5×10−8Ω・m以下であり、かつ、伸びの値が25%以上200%以下の範囲内の延性を有する金属材料として好適な例を示す。
Figure 2012022805
(絶縁シート2の構成)
絶縁シート2は、たとえば、シリコーンゴムから形成される。絶縁シート2としては、他に、ウレタンゴム、その他の合成ゴム、あるいは、熱可塑性エラストマ等を用いることができる。また、絶縁シート2は、金属線3を電気回路基板等の電極部に接触させた際に、電極部の高低差に追従できる可撓性および弾性を両立できるように、ショアA硬度を20度以上60度以下とすることが好ましい。また、耐久性の向上を考慮した場合には、ショアA硬度を、30度以上60度以下とすることが好ましい。
(異方導電性シート1の製造方法)
なお、異方導電性シート1は、たとえば、つぎのように製造することができる。先ず、シリコーンゴムにより形成されるシート上に、長尺状の金属線3が所定ピッチで平行に配列された基本シートを多数枚準備する。そして、これらの多数枚の基本シートを積層する。このとき、基本シートの積層方向における金属線の配列方向が、基本シートの積層面(基本シート同士が重なる面)に対して直交するように積層される。次いで、多数枚積層された基本シートをプレス等により基本シート同士を圧接着し、シリコーンゴムシートのブロック体を形成する。そして、このブロック体を、金属線3に直交する方向の面に沿って、スライスするように切断する。さらに、切断面、すなわち、金属線3に直交する面にレーザー光を照射し、該面を溶融させることで該面から金属線3を僅かに突出させる。以上のようにして、異方導電性シート1を形成することができる。
(他の実施の形態)
上述した異方導電性シート1に使用される金属線3は、芯材6に銅により形成される導電被覆層8とニッケル被覆層7と金被覆層9との3つの層が被覆されている。しかしながら、異方導電性シートは、以下に説明する図5に示す実施の形態のように、金属線3の構成を、ニッケル被覆層7と金被覆層9との少なくとも一方を設けない構成としてもよい。
たとえば、異方導電性シートは、図5の上段(A)に示す異方導電性シート20のように、直径30μmのニッケルチタン合金の芯材6に、銅被覆層21を導電被覆層として層厚1.0μmで直接被覆した金属線22を金属線として用いることができる。
また、異方導電性シートは、図5の下段(B)に示す異方導電性シート30のように、直径30μmのニッケルチタン合金の芯材6に、ニッケル被覆層31を導電被覆層として層厚1.0μmで直接被覆した金属線32を金属線として用いることができる。
なお、異方導電性シート20,30は、共に厚さが1.0mmであり、金属線22,32が縦横0.1mmピッチでマトリクス状に配置されている構成である。
さらに、異方導電性シートは、図6の上段(A)に示す異方導電性シート40のように、ニッケルチタン合金の芯材6と銅被覆層41との間にニッケル被覆層42を形成した金属線43を用いる構成としてもよい。このように構成した場合には、芯材6と銅被覆層41との密着性を高くすることができ、金属線43の折れ曲りに起因して発生する虞がある銅被覆層41の破断等に対する耐久性を向上させることができる。
また、異方導電性シートは、図6の下段(B)に示す異方導電性シート50のように、ニッケルチタン合金の芯材6に銅により形成される導電被覆層である銅被覆層51を直接被覆し、さらに銅被覆層51を金被覆層52で被覆した金属線53を用いる構成としてもよい。このように構成した場合には、銅被覆層51に対して、腐食防止等の耐候性を向上させることができる。
上述の異方導電性シート1,20,40,50(以下、これらの異方導電性シートを異方導電性シート1等と記載する。)の銅により形成される導電被覆層8、銅被覆層21,41,51(以下、これらの導電被覆層および銅被覆層を導電被覆層8等と記載する。)の層厚は、1.0μmとされている。しかしながら、導電被覆層8等の層厚は、0.5μm以上1.5μm以下とすることができる。
導電被覆層8等の層厚が厚くなるほど、金属線3,22,43,53(以下、これらの金属線を金属線3等と記載する。)の電気抵抗は低くなる一方で、金属線3等が折り曲げられたときには、導電被覆層8等に破断が生じやすくなる。一方、導電被覆層8等の層厚が薄くなるほど、金属線3等が折り曲げられた場合でも、導電被覆層8等に破断が生じ難くなる一方で、金属線3等の電気抵抗が高くなる。そのため、金属線3等の電気抵抗と、金属線3等の折れ曲りに対する導電被覆層8等の破断のし難さとの観点から、異方導電性シート1等における導電被覆層8等の層厚は、0.5μm以上1.5μm以下とすることが好ましい。
具体的には、たとえば、層厚0.5μm未満の導電被覆層8等を形成した異方導電性シート1等においては、繰り返しの折り曲げが行われても破断が生じ難いが、初期抵抗値が0.04Ωを超え、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いることができる適切な電気抵抗値を得ることができない。一方、層厚1.5μmを超える導電被覆層8等を形成した異方導電性シート1等においては、初期抵抗値は0.015Ω未満となる一方で、繰り返しの折り曲げが行われた際に破断が生じ易い。そのため、繰り返し使用後において、電気接触子あるいは電気コネクタとして用いることができる適切な電気抵抗値を得ることができない虞がある。
導電被覆層8等の層厚を、0.9μm以上1.1μm以下とすることで、異方導線性シート1等の初期抵抗値が0.02Ω前後となり、また、繰り返しの折り曲げが行われても破断が起き難く、検査治具の電気接触子あるいは電気コネクタとして用いる際の電気抵抗と、金属線3等の折り曲げに対する耐久性とを共に高い水準で適切なものとすることができる。
また、芯材6直径L1は、15μm以上50μm以下とすることが好ましい。芯材6の直径L1が15μm未満となると、金属線3等の折り曲げに対して復元力が低くなり、電極部等に対して確実な接触を図れなくなる虞がある。また、芯材6の直径L1が50μmを超えると、金属線3等の復元力は高くなるものの剛性も高くなり、金属線3等の可撓性が損なわれ、電極部等に対してが確実な接触を図れなくなる虞がある。
また、異方導電性シート40のように芯材6と銅被覆層41の間にニッケル被覆層42を形成する場合には、ニッケル被覆層42は、0.05μm以上0.5μm以下の層厚で形成することが好ましい。ニッケル層の層厚を0.05μm以上とすることで、銅被覆層41と芯材6との密着性を確保することができる。一方、ニッケル層42の層厚が0.5μmを超えると、金属線43の剛性が高くなり、電極部等に対してが確実な接触を図れなくなる虞がある。
異方導電性シート1等の金属線3等は、導電被覆層として銅から形成される導電被覆層8等が設けられている。しかしながら、導電被覆層の材質としては、銅に限らず、たとえば、表1に示す、金、銀(Ag)、アルミニウム(Al)を用いて導電被覆層を形成することもできる。金、銀、アルミニウム、銅の比抵抗および伸びの値は、概ね、表1のようになっている。
導電被覆層は、所定の延性として、伸びの値において25%以上を有することで、異方導電性シートが電気接触子あるいは電気コネクタとして使用される際に、金属線が折れ曲りに対して破断が生じ難い延性を有することができる。銅は、上述したように、比抵抗が1.55×10−8Ω・m、伸びの値が50%であり、金、銀、アルミニウムに比べて比抵抗が低く、かつ、高い伸びの値を有している。したがって、導電被覆層を銅により形成することで、金属線3等を低い電気抵抗かつ高耐久に構成することができる。
図5に例示したように、導電被覆層は、1層の構成が示されているが、図6に例示したように2層以上の複数層形成してもよい。複数層とすることで、各層の厚さを薄いものとしながら導電被覆層の全体(合計)の層厚を厚いものとすることができる。つまり、各層を薄くすることで、金属線3等の折り曲げに対して、導電被覆層を破断し難ものとすることができる。一方で、導電被覆層の全体の層厚を厚くすることで、異方導電性シートの電気抵抗の低減を図ることができる。
図7に、本実施形態の異方導電性シート1等を用いた回路基板の電気的検査方法の一例を示す模式図である。ここで、図7中、異方導電性シート1については、構造を簡略化して記載してある。図7に示すように、測定対象となるICパッケージ等の回路基板100の電気的検査に際しては、不図示のテスターに電気的に接続されたテストヘッド110と、このテストヘッド110上に配置されると共に、テストヘッド110と電気的にも接続されたパフォーマンスボード(測定基板)120と、パフォーマンスボード120上に配置されると共に、パフォーマンスボード120と電気的にも接続されたアダプターソケット130とを用いる。そして、測定に際しては、異方導電性シート1等が、アダプターソケット230上に配置される。なお、図7に示す例では、不図示のテスターと、テストヘッド110と、パフォーマンスボード120と、アダプターソケット130とが、検査装置本体を構成する。
なお、アダプターソケット130の上面側には、異方導電性シート1等の複数の金属線3等に対応する位置に複数の上面側電極(図中、不図示)が設けられている。そして、これらの上面側電極と1対を成すように電気的に接続され、かつ、上面側電極とは平面方向における配置ピッチが異なる下面側電極(図中、不図示)が、アダプターソケット130の下面側にも配置されている。また、パフォーマンスボード120の上面側には、アダプターソケット130の下面側電極に対応する位置に複数の電極(図中、不図示)が設けられている。
ここで、異方導電性シート1等は、各々の金属線3等(図7中では、黒色の縦線で示される部分)とアダプターソケット130の上面側電極とが電気的に接続されるように、アダプターソケット130上に設置される。そして、この異方導電性シート1等の外周部の上面に、ガイドソケット140を配置する。このガイドソケット140は、中空部142を有している。そして、測定に際しては、ガイドソケット140の中空部内に、回路基板100を嵌め込むようにして、異方導電性シート1等の上面に回路基板100を配置する。この際、異方導電性シート1等の上面側に露出する個々の金属線3等に対応するように、回路基板100の下面側の個々の電極(図中、不図示)が接触する。そして、この状態で、回路基板100を上方から押圧部材(図中、不図示)により押圧する。この際、回路基板100とアダプターソケット130の上面側電極とが金属線3を介して電気的に接続され、回路基板100の電気的検査が行える。
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
芯材としてニッケルチタン合金製線材(直径30μm、たとえば、大同特殊鋼株式会社製のキオカロイ(KIOKALLOY))を用い、この芯材の表面に導電被覆層として、銅からなる電解メッキ層(厚み1.0μm)を形成し、更に、ニッケルからなる電解メッキ層(厚み0.1μm)および金からなる電解メッキ層(厚み0.1μm)を形成した金属線3を準備した。次に、絶縁シートのマトリックス材料としてシリコーンゴム(たとえば、信越化学工業株式会社製、KE−971U)を用いて、既述した製造方法により、図1に示すような異方導電性シート1(縦横のサイズ:25mm×25mm、厚み:1.0mm、金属線3の配列:正方配列、金属線3の配置ピッチ:100μm)を得た。
(実施例2)
銅からなる電解メッキ層の材料をニッケルに変更した以外は、実施例1と同様にして異方導電性シート1を得た。
(比較例1)
金属線3として銅からなる電解メッキ層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして異方導電性シート1を得た。
(比較例2)
芯材の材質をニッケルチタン合金からベリリウム銅に変更した以外は、比較例1と同様にして異方導電性シート1を得た。
(比較例3)
芯材をニッケルチタン合金から真鍮に変更した以外は、比較例1と同様にして異方導電性シート1を得た。
<評価>
各実施例および各比較例の異方導電性シート1について、折り曲げテスト、初期抵抗値および繰り返し圧縮後の抵抗値について評価した。結果を表2に示す。
Figure 2012022805
なお、表2中に示す「折り曲げテスト」、「初期抵抗値」および「繰り返し圧縮後の抵抗値の上昇の有無」の測定方法および評価基準は以下の通りである。
−折り曲げテスト−
折り曲げテストは、各実施例および各比較例の異方導電性シート1を2つ折りした後のシート形状の復元力を目視観察することで評価した。評価基準は以下の通りである。
○:シート形状は折り曲げ前の元の形状に完全に復元した。
×:シート形状は折れ曲がったまま、元の形状に殆ど復元できなかった。
−初期抵抗値−
初期抵抗値は、各実施例および各比較例の異方導電性シート1を、電気回路基板の検査治具の電気接触子として使用する前の比抵抗を測定することにより求めた。なお、異方導電性シートとして適正な初期抵抗値は、約0.03Ω以下の範囲内である。
−繰り返し圧縮後の抵抗値の上昇の有無−
繰り返し圧縮後の抵抗値の上昇の有無は、各実施例および各比較例の異方導電性シート1を、電気回路基板の検査治具の電気接触子として繰り返し使用した後の比抵抗値を測定し、この測定値を初期抵抗値と比較したときの上昇率として評価した。ここで、繰り返し使用は、電気回路基板の金メッキ電極と先端R形状のφ1.0mmのピン電極との間において、該ピン電極により異方導電性シートを圧縮量0.25mmで1万回繰り返して圧縮する使用である。評価基準は以下の通りである。
○:繰り返し使用した後の比抵抗値の初期抵抗値に対する上昇率が50%以下である。
×:繰り返し使用した後の比抵抗値の初期抵抗値に対する上昇率が50%を超える。
1,20,30,40,50 … 異方導電性シート
2 … 絶縁シート
3,22,32,43,53 … 金属線
4,5 … 面
6 … 芯材
8,21,41,51 … 銅被覆層(導電被覆層)
9,52 … 金被覆層(導電被覆層)
31 … ニッケル被覆層(導電被覆層)
42 … ニッケル被覆層
100 回路基板
110 テストヘッド
120 パフォーマンスボード(測定基板)
130 アダプターソケット
140 ガイドソケット
142 中空部

Claims (6)

  1. 弾性を有する絶縁シートと、
    上記絶縁シート内に含まれ、かつ、上記絶縁シートの厚み方向に長さ方向が平行に配置される複数の導電性を有する金属線と、
    を有し
    上記金属線は、ニッケルチタン合金製の芯材と、該芯材を0℃における比抵抗が、6.5×10−8Ω・m以下の金属材料からなる層を含む1層以上の層からなる導電被覆層とを有する、
    ことを特徴とする異方導電性シート。
  2. 請求項1に記載の異方導電性シートにおいて、
    前記金属材料の伸びの値が25%以上200%以下である、
    ことを特徴とする異方導電性シート。
  3. 請求項1または2に記載の異方導電性シートにおいて、
    前記金属材料が銅を含む、
    ことを特徴とする異方導電性シート。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の異方導電性シートにおいて、
    前記芯材上に、前記導電被覆層として、銅を含む層と、ニッケルを含む層と、金を含む層とが、この順に積層されている、
    ことを特徴とする異方導電性シート。
  5. 複数の被検査電極を備えた回路基板に対して、少なくとも、上記複数の被検査電極と請求項1から4のいずれか1つに記載の異方導電性シートの前記複数の金属線の一方の端とを各々対応させて電気的に接続した状態で、上記回路基板の電気的検査を行うことを特徴とする回路基板の電気的検査方法。
  6. 請求項1から4のいずれか1つに記載の異方導電性シートと、検査装置本体とを少なくとも備え、
    電気的検査に際して、上記検査装置本体と、複数の被検査電極を備えた回路基板との間に上記異方導電性シートを配置すると共に、
    上記検査装置本体と上記異方導電性シートとの間、および、上記異方導電性シートと上記回路基板との間、を電気的に接続した状態で、上記回路基板の電気的検査を行うことを特徴とする回路基板の電気的検査装置。
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