JP2012021779A - バイオセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より持ちやすくて取り扱いが容易であるとともに、製造コストを低減できるバイオセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るバイオセンサ10を、絶縁体から成る基板12と、基板12上に設けられた一組の電極14と、一組の電極14上に設けられた反応部18と、血液(検体)を反応部18まで導入する供給口20と、一組の電極14を計測表示器22の端子へ接続する取付部24と、反応部18に対して取付部24と反対側へ延び、その延びる方向に対して垂直な断面方向に折曲した摘むための摘み部25を有する摘み板26と、を備えて構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、検体中の特定成分を測定するバイオセンサに関する。
従来から、検体の血糖値等を測定するバイオセンサが案出されている(例えば、特許文献1参照。)。このバイオセンサによれば、供給口から導入された血液等に反応部が反応した時の作用電極及び対向電極間の電流値を測定することによって、血糖値等を測定できる。そして、このバイオセンサは、血糖値等の測定時には、計測表示器のセンサ取り付け開口部に取り付けられ、測定後には、計測表示器から取り外されて、廃棄処分される。
ここで、測定後にバイオセンサを計測表示器から取り外す作業は、人の手によってバイオセンサを把持しながら行われていたため、バイオセンサに付着した血液からC型肝炎やヒト免疫不全症候群等に感染する恐れがあり、バイオセンサの取り外し作業は、手袋をして行う等、細心の注意を払って行われていた。また、特に、高齢者や指先での細かい作業を苦手とする人にとっては、小型のバイオセンサを計測表示器に取り付ける作業や、バイオセンサを取り外す作業は、非常に困難を極める。
そこで、上記の問題点に鑑み、計測表示器への取り付け及び取り外し作業を容易に行うことができ、また、取り外し作業の際には、バイオセンサに付着した血液等が手に付着し難いバイオセンサが案出されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1のバイオセンサによれば、収納ケースから机上にバイオセンサを取り出した場合には、机上のバイオセンサを手で保持して計測表示器へ取り付ける作業は、高齢者や指先での細かい作業を苦手とする人にとって、なお困難な作業となることもある。
特開2009−14394号公報
そこで、本発明者は、このような課題の原因を究明してこのような課題を解決するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったのである。
本発明は、より持ちやすくて取り扱いが容易であるとともに、製造コストを低減できるバイオセンサを提供することを目的とする。
本発明のバイオセンサは、絶縁体から成る基板と、該基板上に設けられた一組の電極と、該一組の電極上に設けられた反応部と、検体を該反応部まで導入する供給口と、該一組の電極を計測表示器へ接続する取付部と、を備えたバイオセンサであって、前記反応部に対して前記取付部と反対側へ延び、摘むための摘み部を有し又は該摘み部が形成される摘み板を備えたことを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記摘み板が、断面方向に折曲又は湾曲していることを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、平面上に載置した時に、少なくとも一部が該平面から起上することを特徴とする。本明細書及び特許請求の範囲において、「起上」とは、指で摘める程度に起き上がることを言う。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記摘み板が、該摘み板の面に沿って延びる折り返し線を有し、該折り返し線において折曲していることを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記供給口が、前記摘み板の前記折り返し線よりも該摘み板の先端側に位置し、該摘み板の先端側を該折り返し線で折り曲げることにより、前記供給口が外部へ向かって突出することを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記摘み板が貫通孔を有し、前記供給口が該貫通孔内へ突出することを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記反応部から前記摘み板の先端までの距離が、該反応部から前記電極の前記取付部側一端までの距離よりも長いことを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記計測表示器の係合部材に前記摘み板を係合し、該係合部材をスライドさせることにより該摘み板をスライドさせて該計測表示器から取り外すことを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記反応部を覆うカバーを備え、該カバー又は前記基板に前記摘み板が付着されたことを特徴とする。
また、本発明のバイオセンサは、前記バイオセンサにおいて、前記基板と前記摘み板との間に前記一組の電極が位置することを特徴とする。
本発明のバイオセンサによれば、摘み部を有し又は摘み部が形成される摘み板を備えるため、平面上に載置した時には、この摘み部を容易に指で保持することができる。このため、特定成分を測定するためのバイオセンサの取り扱いが容易となる。また、バイオセンサを持ちやすくするための摘み板を備えているため、反応部から電極の先端までの距離を極力短くできる。このため、バイオセンサを持ちやすくしながらも、電極を極力短くして製造コストを低減できる。
本発明のバイオセンサを示す図であり、同図(a)は平面図であり、同図(b)はA−A線切断部断面図である。 図1のバイオセンサの作用効果を説明するための図であり、同図(a)は摘み板26を上にして平面28上に載置した状態の断面図であり、同図(b)は摘み板26を下にして平面28上に載置した状態の断面図である。 図1のバイオセンサの作用効果を説明するための図であり、同図(a)は摘み板26を計測表示器22に取り付ける状態の断面図であり、同図(b)は供給口20を突出させた状態の断面図である。 現物寸法を略相似形に拡大した図であり、同図(a)及び(b)は、図1の本発明のバイオセンサを示す正面図であり、同図(c)は、通常のバイオセンサを示す正面図である。 本発明のバイオセンサの他の実施形態を示す図であり、同図(a)は折り返す前の平面図であり、同図(b)は折り返した状態の平面図である。 同図(a),(b)は、本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す断面図である。 同図(a)は、本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す平面図であり、同図(b)は、本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す断面図である。 本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す図であり、同図(a)は平面図であり、同図(b)は断面図であり、同図(c)は側面図である。 本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す図であり、同図(a)は使用する前の断面図であり、同図(b)は使用状態を示す断面図である。 本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す断面図である。 本発明のバイオセンサの更に他の実施形態を示す断面図である。
次に、本発明に係るバイオセンサについて、図面に基づいて詳しく説明する。図1〜図3において、符号10は、本発明に係るバイオセンサである。
本発明に係るバイオセンサ10は、図1に示すように、絶縁体から成る基板12と、基板12上に設けられた一組の電極14と、一組の電極14上に設けられた反応部18と、血液(検体)を反応部18まで導入する供給口20と、一組の電極14を計測表示器22の端子へ接続する取付部24と、反応部18に対して取付部24と反対側へ延び、その延びる方向に対して垂直な断面方向に折曲した摘むための摘み部25を有する摘み板26を備えている。摘み板26が、断面方向に折曲しているため、平面28上に載置した時に、少なくとも一部が平面28から起上することにより、指30で保持しやすいように構成されている。
基板12を構成する絶縁体は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート、脂肪族ユニット及び芳香族ユニットから成る生分解性ポリエステル樹脂等のポリエステル系樹脂シート、より耐熱性、耐薬品性、強度等に優れるポリアミドイミドシート、ポリイミドシート等のプラスチックシート、セラミック等の無機系基板等である。
一組の電極14は、5本の電極部材が間隔を空けて配置されて構成され、血糖値を測定するための電極、血液供給を検知するための電極、及び計測表示器22への取付を検知するための電極から構成されている。但し、血糖値を測定できれば、その構成は特に限定されない。また、一組の電極14は、例えば、白金、金、ニッケル、パラジウム、インジウム−スズ酸化物等の良電導体である電極原材料によって形成されている。一組の電極14の形成方法は、特に限定されないが、バイオセンサ10においては、基板12の表面に電極原材料からなる導電層がスパッタリングにより形成され、その後エッチングにより電極部材形状に形成されている。その他の形成方法としては、印刷又はホットスタンピングが考えられる。電極14を短くすれば、一の電極原材料からより多くの電極部材を形成することが可能となり、1個のバイオセンサ10に使用する電極原材料を少なくでき、コスト低減を図れる。
反応部18は、一組の電極14の先端付近上に、酸化還元酵素及び電子受容体を含んで構成される。例えば、酸化還元酵素及び電子受容体を含む液体状の材料を塗布して乾燥させることにより構成される。酸化還元酵素は、例えば、グルコースを測定する場合には、グルコースオキシダーゼ又はグルコースデヒドロゲナーゼが挙げられる。グルコースオキシダーゼは、グルコースと反応して、グルコン酸及び過酸化水素が生成する。グルコースデヒドロゲナーゼは、グルコースと反応して、グルコノラクトンが生成する。また、コレステロールを測定する場合には、コレステロールオキシダーゼとコレステロールエステラーゼを使用する。また、アルコール値を測定する場合には、アルコールオキシダーゼ又はアルコールデヒドロゲナーゼを使用する。また、乳酸を測定する場合には、乳酸オキシダーゼ又は乳酸デヒドロゲナーゼを使用する。また、尿酸を測定する場合には、ウリカーゼを使用する。また、電子受容体は、例えば、フェリシアン化アルカリ金属塩(特にフェリシアン化カリウム金属塩が好ましい。)、フェロセン又はそのアルキル置換体、p−ベンゾキノン、メチレンブルー、β−ナフトキノン−4−スルホン酸カリウム、フェナジンメトサルフェート、2、6−ジクロロフェノール−インドフェノール等が挙げられる。フェリシアン化アルカリ金属塩、フェロセン系が、電子移動媒体としての働きが安定しており、水、アルコール類、又はこれら混合溶媒等の水性溶媒に良く溶けるため、電子受容体として有効に作用する。
供給口20は、図1(b)に示すように、基板12上にスペーサ32を介して設けられ、反応部18を覆うカバー34の先端36と、基板12の先端38とによって形成される。即ち、スペーサ32によって先端36と先端38との間に生じた隙間により供給口20が形成される。供給口20から導入された血液等の検体は、十分な量であれば、毛細管現象によって反応部18まで到達することが可能である。
摘み板26は、摘み板26の面に沿って延びる折り返し線Lを有し、折り返し線Lにおいて折曲している。折り返し線Lは切り込まれた溝によって構成され、溝を切り込むことにより自然に摘み板26が折曲する。なお、この溝の代替として点線を設けたり、バイオセンサ10の長さ方向に対する左右両端にノッチを設けてもよい。また、摘み板26は貫通孔40を有し、供給口20が貫通孔40内へ突出するとともに、供給口20が、摘み板26の折り返し線Lよりも摘み板26の先端27側に位置するため、摘み板26の先端27側を折り返し線Lで折り返すことにより、供給口20が外部へ向かって突出し、供給口20に血液を付着することが可能となる。供給口20が貫通孔40内へ突出するように、基板12、スペーサ32及びカバー34は、供給口20側へいくに従って幅が狭くなっている。なお、摘み板26は、両面テープによってカバー34に付着されている。この摘み板26の材質は、樹脂又は紙等、特に限定されないが、折り返しやすいポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましい。なお、本発明のバイオセンサの色彩は特に限定されないが、バイオセンサ10の場合には、基板12が白色で、摘み板26が半透明である。このため、手で摘む摘み板26と摘まない基板12とを見分けることができる。
また、反応部18から摘み板26の先端27までの距離D1が、反応部18から電極14の取付部側一端44までの距離D2よりも長く、バイオセンサ10を持ちやすくしながらも、コストの嵩む電極14を極力短くしている。また、摘み板26は、反応部18を覆うカバー34に付着され、基板12と摘み板26との間に電極14が位置している。
このような本発明のバイオセンサ10によって血糖値を測定する作用について、以下に説明する。
本発明のバイオセンサ10は、収納ケースに入れられた状態で購入され、使用時には収納ケースから出されて机上等に載置される。例えば、図2に示すように、机の平面28上に載置される。摘み板26を上にして図2(a)のように載置した場合には、摘み板26が、断面方向に折曲しているため、バイオセンサ10の中央部付近が平面28よりも上方へ起上する。一方、摘み板26を下にして図2(b)のように載置した場合には、摘み板26が、断面方向に折曲しているため、バイオセンサ10の両端又は一端が平面28よりも上方へ起上する。いずれの場合であっても、起上した摘み部25を指30で摘むことにより、高齢者や指先での細かい作業を苦手とする人であっても、容易に指30で保持することができる。なお、収納ケース内において摘み板26の先端27側を上にして入れておけば、摘み部25を摘んで収納ケースから容易に取り出すことができる。さらに、摘み板26を、摘み部25が収納ケースの開口部付近に位置する程度の長さに構成することにより、摘み部25を摘んで収納ケースからより容易に取り出すことができる。
保持されたバイオセンサ10は、図3(a)に示すように、指30で摘み板26が摘まれた状態で、計測表示器22の取付口42に挿入され、一組の電極14が計測表示器22の図示しない端子へ接続される。次に、バイオセンサ10は、図3(b)に示すように、指30で摘み板26の先端27付近が押圧されて、折り返し線Lで折り返される。折り返し線Lで折り返されることにより、バイオセンサ10の供給口20が外部へ向かって突出するため、針を刺した指から出た血液が供給口20に付着され、血糖値が測定される。血糖値の測定が終了すると、バイオセンサ10は、排出レバー23が指30で摺動させられることにより、計測表示器22内の図示しない係合部材によって挿入方向と逆方向に押圧されて取り外され、又は摘み板26が指30で摘まれて計測表示器22から取り外され、廃棄処分される。
このようなバイオセンサ10によれば、断面方向に折曲している摘み板26を備えることにより、バイオセンサ10全体として折曲し、平面28上に載置した時に、少なくとも一部が平面28に密着しないで上方へ起上するため、容易に指30で保持することができる。
なお、図1〜図3においては、基板12及びカバー34の位置関係がわかるように、バイオセンサ10の厚み方向に誇張拡大して表示している。そこで、図4(a)及び(b)に本発明のバイオセンサ10を、図4(c)に通常のバイオセンサ100を、現物寸法を略相似形に拡大して表示する。図4(c)に示すように、通常のバイオセンサ100は、基板、電極、反応部、スペーサ及びカバーから構成されるが、薄板であるため、平面28に略面一の状態に密着し、指30で保持するのが極めて困難である。これに対して、図4(a)及び(b)に示すように、本発明のバイオセンサ100は、基板12、電極14、反応部18、スペーサ32及びカバー34から構成されるセンサ本体11は薄板であるが、摘み板26を備えることにより、少なくとも一部が平面28よりも上方へ起上するため、この起上する部分を摘めば、バイオセンサ10を指30で容易に保持することが可能となる。
また、バイオセンサ10は、折り返し線Lにおいて折曲しているため、指30で押圧することのみによって容易に折り返して供給口20を外部へ突出させることができる。さらに、バイオセンサ10は、電極14の設けられた基板12ではなく摘み板26を折り返すため、折り返した時に電極14が損傷することがない。さらに、バイオセンサ10は、摘み板26をカバー34に付着して形成するため、摘み板26のみを、厚みを大きくする等、保持しやすい形状に適宜変更して形成できる。
また、本発明のバイオセンサ10によれば、バイオセンサ10を持ちやすくするための摘み板26を備えているため、反応部18から電極14の取付部側一端44までの距離D2を極力短くできる。このため、バイオセンサ10を持ちやすくしながらも、電極14を極力短くして製造コストを低減できる。特に、反応部18から摘み板26の先端27までの距離D1が、反応部18から電極14の取付部側一端44までの距離D2よりも長くなるように構成して製造コストを低減できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はその他の態様でも実施できる。例えば、本発明のバイオセンサ10において、図5に示すように、摘み板26の折り返し線Lを斜め方向に形成し、摘み板26が先端27へ向かって延びる方向に対して斜めの断面方向に折曲させてもよい。折り返し線Lを斜め方向に形成しても、図5(b)に示すように、摘み板26を折り返すことにより供給口20が外部へ向かって突出すれば、供給口20に血液を付着できる。
また、本発明のバイオセンサ10において、図6(a)に示すように、摘み板26を、カバー34ではなく基板12に付着し、図1とは反対方向に折曲させてもよい。さらに、バイオセンサ10において、図6(b)に示すように、摘み板26を、折曲させるのではなく、湾曲させてもよい。一方、図7(a)に示すように、摘み板26の先端27側に指30で摘む把持部50を積極的に設けてもよい。また、図7(b)に示すように、摘み板26を基板12に付着し、貫通孔40を設けなくともよい。貫通孔40を設けなくとも、摘み板26を折り返し線Lで折り返すことにより供給口20が外部へ向かって突出すれば、供給口20に血液を付着できる。
また、バイオセンサ10において、摘み板26を折り返し線Lで折曲させずに、図8に示すように、摘み板26が先端27に向かって延びる方向に対して垂直な断面方向に折曲させてもよい。この場合でも、平面28上に載置した時には、少なくとも一部が平面28よりも上方へ起上する。
また、本発明のバイオセンサ10において、摘み板26は、使用する前から折曲又は湾曲している必要はない。例えば、図9(a)に示すように、摘み板26を平板状に構成し、使用する時には、図9(b)に示すように、折り曲げ線MLで折り曲げることにより摘み部25を形成できる構成であってもよい。なお、折り曲げ線MLを設けなくとも、一部が浮いた形状になり摘み部25が形成されれば、容易に指30で摘むことができる。さらに、図10に示すように、摘み板26は、折曲又は湾曲した構成でないとともに折り曲げる構成でもなくとも、指30で摘むことができる程度の厚みを有する摘み部25を備えたものでもよい。
また、本発明のバイオセンサ10において、センサ排出機構50によってバイオセンサ10を計測表示器22から取り外すために摘み板26を利用してもよい。例えば、図11に示すように、計測表示器22の係合部材52に摘み板26を係合し、排出レバー23及び係合部材52をスライドさせることにより摘み板26をスライドさせてバイオセンサ10を計測表示器22から取り外すように構成してもよい。この場合、摘み板26は、容易に指30で保持できるという機能を有するだけでなく、バイオセンサ10を取り外すための被係合部材としての機能を有することとなる。
その他、本発明は、図示しない態様でも実施できる。例えば、測定時に摘み板26を折り返す構成に限定されず、摘み板26を接着力の弱い接着剤によりカバー34等に付着することにより、摘み板26を離隔させる構成であってもよい。また、カバー34が摘み部を有し、又はカバー34によって摘み部が形成される構成であってもよい。すなわち、カバー34が摘み板26を兼用する構成であってもよい。その他、本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様も含まれる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、いずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
本発明のバイオセンサによれば、摘み板を備えることにより、容易に指で保持することができるとともに、電極の長さを極力短くして製造コストを低減できる。このため、血糖値等を測定するためのバイオセンサとして広く利用できる。
10:バイオセンサ
12:基板
14:電極
18:反応部
20:供給口
22:計測表示器
23:排出レバー
24:取付部
26:摘み板
28:平面
30:指
32:スペーサ
34:カバー
40:貫通孔
50:センサ排出機構
52:係合部材
L:折り返し線
ML:折り曲げ線

Claims (10)

  1. 絶縁体から成る基板と、該基板上に設けられた一組の電極と、該一組の電極上に設けられた反応部と、検体を該反応部まで導入する供給口と、該一組の電極を計測表示器へ接続する取付部と、を備えたバイオセンサであって、
    前記反応部に対して前記取付部と反対側へ延び、摘むための摘み部を有し又は該摘み部が形成される摘み板を備えたバイオセンサ。
  2. 前記摘み板が、断面方向に折曲又は湾曲している請求項1に記載するバイオセンサ。
  3. 平面上に載置した時に、少なくとも一部が該平面から起上する請求項1又は請求項2に記載するバイオセンサ。
  4. 前記摘み板が、該摘み板の面に沿って延びる折り返し線を有し、該折り返し線において折曲している請求項1〜請求項3のいずれかに記載するバイオセンサ。
  5. 前記供給口が、前記摘み板の前記折り返し線よりも該摘み板の先端側に位置し、該摘み板の先端側を該折り返し線で折り曲げることにより、前記供給口が外部へ向かって突出する請求項4に記載するバイオセンサ。
  6. 前記摘み板が貫通孔を有し、前記供給口が該貫通孔内へ突出する請求項1〜請求項5のいずれかに記載するバイオセンサ。
  7. 前記反応部から前記摘み板の先端までの距離が、該反応部から前記電極の前記取付部側一端までの距離よりも長い請求項1〜請求項6のいずれかに記載するバイオセンサ。
  8. 前記反応部を覆うカバーを備え、該カバー又は前記基板に前記摘み板が付着された請求項1〜請求項7のいずれかに記載するバイオセンサ。
  9. 前記基板と前記摘み板との間に前記一組の電極が位置する請求項1〜請求項8のいずれかに記載するバイオセンサ。
  10. 前記計測表示器の係合部材に前記摘み板を係合し、該係合部材をスライドさせることにより該摘み板をスライドさせて該計測表示器から取り外す請求項1〜請求項9のいずれかに記載するバイオセンサ。
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