JP2019117056A - センサ - Google Patents

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理沙 御供田
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Abstract

【課題】センサの温度上昇を抑制すると共に、センサに点着した試料に手が触れることを抑止する。【解決手段】試料内の測定対象成分の測定に用いられるセンサ1は、試料を点着可能な点着部10、試料内の測定対象成分を測定する測定装置と接続可能な接続部14及び電極11を有する本体部2と、点着部10から接続部14に向かう方向の反対方向に配置され、本体部2と繋がっている保持部3と、を有する基板4と、本体部2の一部及び電極11の第1部分を覆うように本体部2上に設けられ、試料の導入口を有するキャピラリー部材と、を備え、点着部10が、キャピラリー部材によって囲まれており、電極11の第2部分が、点着部10においてキャピラリー部材から露出している。【選択図】図1

Description

本発明は、センサに関する。
現在、自己の血糖値(血液中のグルコース濃度の値)を測定するための様々な血糖値測定装置が市販されている。例えば、血糖値測定装置として、血糖自己測定(SMBG:Self-Monitoring of Blood Glucose)を行うためのSMBG装置が知られている。SMBG装置では、穿刺器具を用いて指先などから採取した血液を、測定器に装着した試験片に点着(付着)させて血糖値を測定する。
試験片を試験計器の中に挿入してからサンプル(試料)をこの試験片に供給する方法及びサンプルを試験片に供給してからこの試験片を試験計器に挿入する方法が知られている(例えば、特許文献1)。本願に関連する他の先行技術としては、下記の特許文献2に記載の技術がある。
特許第4298269号公報 特許第5820015号公報
測定装置にセンサ(センサチップ)を装着したり、測定装置からセンサを取り出したりする際、センサを手で保持している。センサを手で保持するとき、センサが温められ、センサごとに温度バラツキが発生する。センサに点着した試料とセンサに予め設けられた試薬との反応は、温度の影響を受ける。温度測定器によって測定された温度とセンサの実際の温度との間に差が生じると、センサの実際の温度で補正を行うことができないため、測定結果がばらつく恐れがある。また、センサの廃棄機構を持たない測定装置の場合、測定後においてセンサに点着した試料を触る可能性が高い。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、センサの温度上昇を抑制すると共に、センサに点着した試料に手が触れることを抑止することを目的とする。
本発明の一側面は、試料内の測定対象成分の測定に用いられるセンサである。センサは、試料を点着可能な点着部、試料内の測定対象成分を測定する測定装置と接続可能な接続部及び電極を有する本体部と、点着部から接続部に向かう方向の反対方向に配置され、本体部と繋がっている保持部と、を有する基板と、本体部の一部及び電極の第1部分を覆うように本体部上に設けられ、試料の導入口を有するキャピラリー部材と、を備え、点着部が、キャピラリー部材によって囲まれており、電極の第2部分が、点着部においてキャピラリー部材から露出している。
本発明によれば、センサの温度上昇を抑制すると共に、センサに点着した試料に手が触れることを抑止することが可能となる。
図1は、実施形態に係るセンサの一例を示す平面図である。 図2は、実施形態に係るセンサの一例を示す断面図である。 図3は、実施形態に係るセンサの一例を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係るセンサの一例を示す平面図である。 図5は、実施形態に係るセンサの一例を示す断面図である。 図6は、実施形態に係るセンサの一例を示す分解斜視図である。 図7は、実施形態に係る測定装置の一例を示す斜視図である。 図8は、実施形態に係るセンサの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
図1は、実施形態に係るセンサ(センサチップ)1の一例を示す平面図である。図2は、実施形態に係るセンサ1の一例を示す断面図であり、図1の一点鎖線A−Aに沿った断面が示されている。図3は、実施形態に係るセンサ1の一例を示す分解斜視図である。センサ1は、試料(検体)内の測定対象成分(特定物質)の測定に用いられる。センサ1は、本体部(センサ部)2及び本体部2と繋がっている保持部(持ち手部)3を有する基板4を備える。本体部2上には、点着部10、電極11及びキャピラリー部材が設けられている。キャピラリー部材は、スペーサ12及びカバー13から構成される。したがって、本体部2上には、スペーサ12及びカバー13が設けられている。本体部2は、試料内の測定対象成分を測定する測定装置と接続可能な接続部14を有する。点着部10には、試料を点着可能である。スペーサ12及びカバー13は、本体部2の上面の一部を覆っているが、保持部3を覆っていない。また、スペーサ12及びカバー13は、電極11の一部を覆っている。カバー13は、スペーサ12上に設けられている。接続部14において、スペーサ12及びカバー13から電極11の一部が露出している。保持部3と点着部10とが電気的に導通していない。
図4は、実施形態に係るセンサ1の一例を示す平面図である。図5は、実施形態に係るセンサ1の一例を示す断面図であり、図4の一点鎖線B−Bに沿った断面が示されている。図6は、実施形態に係るセンサ1の一例を示す分解斜視図である。センサ1は、本体部2及び本体部2と繋がっている保持部3を有する基板4を備える。本体部2上には、点着部10、電極11及びキャピラリー部材の一部が設けられている。キャピラリー部材は、スペーサ12及びカバー13から構成される。したがって、本体部2上には、スペーサ12の一部及びカバー13の一部が設けられている。本体部2は、接続部14を有する。保持部3上には、キャピラリー部材の他の一部が設けられている。したがって、保持部3上には、スペーサ12の他の一部及びカバー13の他の一部が設けられている。スペーサ12及びカバー13は、本体部2の上面の一部を覆っていると共に、保持部3の上面の全体を覆っている。スペーサ12及びカバー13は、本体部2の上面の一部を覆っていると共に、保持部3の上面の一部を覆っていてもよい。また、スペーサ12及びカバー13は、電極11の一部を覆っている。カバー13は、スペーサ12上に設けられている。接続部14において、スペーサ12及びカバー13から電極11の一部が露出している。保持部3と点着部10とが電気的に導通していない。
本体部2、保持部3、スペーサ12及びカバー13は、例えば、熱可塑性樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ガラス、セラミック、紙等の絶縁性基材で形成される。熱可塑性樹脂は、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレン(PE)等を含む。本体部2及び保持部3は、単一の基材で構成されてもよいし、同一種類の複数の基材で構成されてもよいし、或いは2種類以上の基材で構成されてもよい。本体部2と保持部3とが同じ基材で構成されてもよい。本体部2と保持部3と
が異なる基材で構成されてもよい。
本体部2の上面の法線方向から見て(平面視で)、センサ1は矩形、角の丸い矩形又は楕円形であってもよい。平面視で、本体部2が矩形であってもよく、保持部3が角の丸い矩形であってもよい。平面視で、本体部2が角の丸い矩形であってもよく、保持部3が矩形であってもよい。電極11は、本体部2の上面に形成されている。電極11は、導電性を有する。電極11は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の金属材料又はカーボンを用いて形成される。
スペーサ12及びカバー13は、点着部10を囲んでいる。スペーサ12には、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向に向かって切り欠きが形成されている。図1、図3、図4及び図6では、本体部2及び保持部3の並び方向がX方向であり、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向がY方向である。本体部2及び保持部3の並び方向は、本体部2の長手方向と一致する。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向は、本体部2の短手方向と一致する。センサ1の中央部付近において点着部10が露出するようにスペーサ12に切り欠きが設けられ、カバー13がスペーサ12上に設けられている。センサ1は、本体部2、スペーサ12及びカバー13によって囲まれた流路15を有する。点着部10は、本体部2上であって、流路15内に設けられている。したがって、点着部10は、スペーサ12及びカバー13から構成されるキャピラリー部材によって囲まれている。流路15は、2箇所の開放端を有している。流路15の2箇所の開放端は、本体部2の側面に設けられている。本体部2の側面に設けられた流路15の一方の開放端と、本体部2の側面に設けられた流路15の他方の開放端とが対向している。本体部2の側面に設けられた流路15の開放端から試料を導入することが可能である。流路15の開放端は、試料の導入口の一例である。
センサ1のサイズは以下の通りである。本体部2及び保持部3の並び方向(図2、図3、図4及び図6のX方向)におけるセンサ1の長さ(L1)は、28mm以上30mm以下であり、例えば、29.4mmである。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向(図2、図3、図4及び図6のY方向)におけるセンサ1の長さ(W1)は、5mm以上7mm以下であり、例えば、5.5mmである。本体部2及び保持部3の並び方向における本体部2の長さ(L2)は、16mm以上23mm以下であり、例えば、20mmである。本体部2及び保持部3の並び方向における保持部3の長さ(L3)は、7mm以上12mm以下であり、例えば、9.4mmである。本体部2及び保持部3の並び方向におけるセンサ1の長さ(L1)は、本体部2及び保持部3の並び方向における本体部2の長さ(L2)と本体部2及び保持部3の並び方向における保持部3の長さ(L3)とを足した値である。
本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるスペーサ12の長さ及びカバー13の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向におけるセンサ1の長さ(W1)と同一である。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さ及び保持部3の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるスペーサ12の長さと同一である。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さ及び保持部3の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるカバー13の長さと同一である。
本体部2の厚み(T1)及び保持部3の厚み(T2)は、188μm以上500μm以下であり、例えば、250μmである。スペーサ12の厚み(T3)は、40μm以上250μm以下であり、例えば、100μmである。カバー13の厚み(T4)は、100μm以上500μm以下であり、例えば、250μmである。本体部2及び保持部3の並び方向におけるスペーサ12の第1部分の長さ(L4)は、1.7mm以上6mm以下で
ある。本体部2及び保持部3の並び方向におけるスペーサ12の第2部分の長さ(L5)は、1.7mm以上14mm以下である。これらの数値は例示であり、実施形態に係るセンサ1のサイズは、これらの数値に限定されない。
本体部2及び保持部3の並び方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向における本体部2の長さと保持部3の長さとを足した値の1/4以上であってもよい。これにより、被測定者(ユーザ)が保持部3を保持し易くなる。また、本体部2及び保持部3の並び方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向における本体部2の長さと保持部3の長さとを足した値の1/2以上、1/3以上又は1/5以上であってもよい。
保持部3の厚みが、本体部2の厚みと同一でもよいし、本体部2の厚みと異なっていてもよい。保持部3の厚みが、本体部2の厚みよりも厚くてもよい。保持部3の厚みが、本体部2の厚みよりも薄くてもよい。保持部3の厚みが、本体部2の厚みの1.1倍以上2倍以下であってもよい。保持部3の厚みが、本体部2の厚みの0.5倍以上0.9倍以下であってもよい。本体部2の厚みと保持部3の厚みとの違いに基づいて、被測定者は、視覚又は触覚により本体部2及び保持部3を容易に判別することができ、被測定者が保持部3を保持し易くなる。
保持部3の表面に、凸加工、凹加工又は凹凸加工を施してもよい。保持部3の表面に、凹形状、凸形状、凹条形状及び凸条形状からなる群より選択される1種以上の形状が形成されてもよい。保持部3の表面は、上面、側面及び下面のうちの少なくとも一つを含む。保持部3の表面に、凸形状を有する複数のドットパターンが形成されてもよい。保持部3の表面に、凹形状を有する複数のドットパターンが形成されてもよい。保持部3の表面に、凸条形状を有する複数の溝パターンが形成されてもよい。保持部3の表面に、凹条形状を有する複数の溝パターンが形成されてもよい。保持部3の表面に、凸加工、凹加工又は凹凸加工を施すことにより、被測定者は、触覚により本体部2及び保持部3を容易に判別することができ、被測定者が保持部3を保持し易くなる。また、保持部3の表面に形成された凹形状、凸形状、凹条形状又は凸条形状が滑り止めとなり、被測定者が保持部3を保持した場合におけるセンサ1の落下が抑止される。保持部3の表面に凸加工、凹加工又は凹凸加工を施すことで、保持部3の表面に識別マークを形成してもよい。
図1、図3、図4及び図6に示すように、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さと同一である。図1、図3、図4及び図6に示すセンサ1の構成例に限定されず、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さと異なってもよい。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さよりも長くてもよい。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における保持部3の長さが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さよりも短くてもよい。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さと保持部3の長さとの違いに基づいて、被測定者は、視覚又は触覚により本体部2及び保持部3を容易に判別することができる。図1及び図3に示すように、平面視で、本体部2の形状が矩形であり、保持部3の形状が矩形であるため、本体部2の形状と保持部3の形状とが同一である。図1及び図3に示すセンサ1の構成例に限定されず、平面視で、本体部2の形状と保持部3の形状とが異なってもよい。例えば、平面視で、本体部2の形状が円形、楕円形、半円形又は半楕円形であり、保持部3の形状が矩形であってもよい。例えば、平面視で、本体部2の形状が矩形であり、保持部3の形状が円形、楕円形、半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、本体部2の角又は保持部3の角がR形状であってもよい。本体部2の形
状と保持部3の形状との違いに基づいて、被測定者は、視覚又は触覚により本体部2及び保持部3を容易に判別することができる。
電極11の一部が、接続部14及び流路15内の点着部10においてスペーサ12及びカバー13から露出している。電極11は、作用電極及び対電極を含む。点着部10上には電極11の一部が配置されている。点着部10上に配置された電極11には試薬層が形成されている。試薬層は、例えば、酸化還元酵素及びメディエータ(電子伝達物質)を含む。酸化還元酵素及びメディエータは、測定される試料(検体)内の測定対象成分の種類により、適宜選択される。測定される試料は、例えば、血液試料等の赤血球含有試料であるが、これらに限定されない。試料内の測定対象成分は、例えば、グルコース、乳酸、尿酸、ケトン体等であるが、これらに限定されない。
酸化還元酵素として、例えば、グルコースオキシダーゼ(GOD)、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、ラクテートオキシダーゼ(LOD)及び尿酸オキシダーゼ(ウリカーゼ)等が挙げられる。
メディエータとして、例えば、フェリシアン化カリウム、p−ベンゾキノン、フェナジンメトサルフェート、インドフェノール及びその誘導体、β−ナフトキノン−4−スルホン酸カリウム、メチレンブルー、フェロセン及びその誘導体、オスニウム錯体、ルテニウム錯体、NAD+、NADP+及びピロロキノン(PQQ)等が挙げられる。
図1〜図6に示すように、電極11の第1部分が、スペーサ12及びカバー13によって覆われている。図1〜図6に示すように、電極11の第2部分が、点着部10においてスペーサ12及びカバー13から露出し、電極11の第3部分が、点着部10から接続部14に向かう方向においてスペーサ12及びカバー13から露出している。したがって、スペーサ12及びカバー13から露出した電極11の第2部分及び第3部分から本体部2の熱が放散される。
図7は、実施形態に係る測定装置101の一例を示す斜視図である。測定装置101は、センサ1を用いて電気化学的手法により試料内の測定対象成分を測定する。測定装置101は、筐体(本体部)102、操作ボタン103、表示パネル104及びセンサ挿入口105を備えている。図示を省略しているが、測定装置101は、センサ1との電気的な接続に用いられるコネクタや、測定装置101の所定の動作(例えば、電圧の印加或いは外部との通信など)に必要な電子部品が搭載された回路基板を有している。電子部品は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びR
OM(Read Only Memory)等である。被測定者は、操作ボタン103を用いて測定装置101を操作する。表示パネル104には、測定装置101の測定条件及び測定結果が表示される。表示パネル104はタッチパネルであってもよい。被測定者は、表示パネル104を用いて測定装置101を操作してもよい。
接続部14には、スペーサ12及びカバー13から露出した電極11の一部が配置されている。接続部14がセンサ挿入口105に挿入されることにより、接続部14に配置された電極11と測定装置101のコネクタとが電気的に接続される。このように、接続部14に配置された電極11は、測定装置101との電気的な接点である。また、接続部14に端子を設けてもよく、スペーサ12及びカバー13から露出した電極11を、接続部14に設けた端子に接続してもよい。この場合、接続部14に設けられた端子は、測定装置101との電気的な接点である。
本体部2の側面に設けられた流路15の開放端から試料が導入され、点着部10に試料が点着されると、電極11に電圧が印加される。電極11における作用極と対極との間に
電圧が印加されると、酸化還元酵素によって試料内の測定対象成分が還元される。すなわち、点着部10に点着された試料内の測定対象成分から電子が取り出される。取り出された電子が、メディエータを介して作用極に供給される。作用極に供給された電子の電荷量が応答電流として測定される。上記では、本体部2の側面側から点着部10に試料を点着する場合について説明したが、本体部2の上面側から点着部10に試料を点着してもよい。例えば、カバー13に対して点着部10の上方の位置に開口を設け、カバー13の開口から試料を導入し、点着部10に試料を点着してもよい。
被測定者が、保持部3を保持した状態で、接続部14をセンサ挿入口105に挿入する。被測定者は、接続部14をセンサ挿入口105に挿入する際、本体部2を触らないため、本体部2の温度が上昇することが抑制される。したがって、被測定者が、点着部10における試薬反応部を触らないため、点着部10における試薬反応部の温度上昇が抑制され、点着部10における試薬反応部の温度上昇に起因する測定感度のバラツキが軽減される。また、保持部3と点着部10とが電気的に導通していない。そのため、被測定者が、保持部3を保持した状態において、保持部3から点着部10への温度伝達が抑制され、本体部2の温度が上昇することが抑制される。したがって、被測定者が、保持部3を保持した状態において、点着部10における試薬反応部の温度上昇が抑制され、点着部10における試薬反応部の温度上昇に起因する測定感度のバラツキが軽減される。接続部14がセンサ挿入口105に挿入された状態で、被測定者は、試料を点着部10に点着する。被測定者が、流路15内に試料を導入すると、毛管現象により試料が流路15内を流れ、点着部10に試料が点着される。本体部2には流路15が形成されているため、試料の導入が容易である。測定装置101は、点着部10に点着された試料内の測定対象成分の測定を行う。
図1〜図6に示すように、点着部10を起点として、点着部10から接続部14に向かう方向の反対方向に保持部3が配置されている。したがって、センサ1の形状がシンプルである。容器内に複数のセンサ1が収容されている場合、被測定者は、容器から任意のセンサ1を取り出す際、保持部3を保持することが容易である。被測定者が、保持部3を保持した状態で、本体部2をセンサ挿入口105に挿入する際、センサ挿入口105、本体部2及び保持部3が、一直線上に並ぶ。したがって、被測定者は、センサ挿入口105に本体部2を挿入し易い。
試料内の測定対象成分の測定が終了した後、被測定者は、保持部3を保持した状態で、センサ1をセンサ挿入口105から取り出し、センサ1を廃棄する。被測定者は、センサ1をセンサ挿入口105から取り出す際、本体部2を触らない。そのため、被測定者がセンサ1を廃棄する際、被測定者の手や指が、点着部10に点着された試料に接触することが回避される。このように、測定装置101がセンサ1の排出機構を備えていない場合であっても、被測定者が、点着部10に点着された試料に触れずにセンサ1を廃棄することができる。なお、測定装置101は、センサ1の排出機構を備えてもよい。例えば、被測定者が、操作ボタン103を操作することにより、測定装置101からセンサ1が排出されてもよい。
図8に、センサ1の変形例を示す。図8は、実施形態に係るセンサ1の変形例を示す平面図である。図8に示すセンサ1では、スペーサ12及びカバー13は、本体部2の上面の一部を覆っているが、保持部3を覆っていない。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるスペーサ12の長さ及びカバー13の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるセンサ1の長さ(W1)よりも小さい。したがって、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向における本体部2の長さ及び保持部3の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるスペーサ12の長さよりも大きい。また、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方
向における本体部2の長さ及び保持部3の長さのそれぞれが、本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるカバー13の長さよりも大きい。図8に示すセンサ1において、スペーサ12及びカバー13が、本体部2の上面の一部を覆っていると共に、保持部3の上面の一部を覆ってもよい。
図8に示すセンサ1のサイズは以下の通りである。本体部2及び保持部3の並び方向におけるセンサ1の長さ(L1)は、28mm以上30mm以下であり、例えば、29.4mmである。本体部2及び保持部3の並び方向と直交する方向におけるセンサ1の長さ(W1)は、6mm以上10mm以下である。本体部2及び保持部3の並び方向における本体部2の長さ(L2)は、16mm以上23mm以下であり、例えば、20mmである。本体部2及び保持部3の並び方向における保持部3の長さ(L3)は、7mm以上12mm以下であり、例えば、9.4mmである。
図1〜図6及び図8に示すセンサ1の例では、点着部10を起点として、点着部10から接続部14に向かう方向の反対方向に保持部3が配置されている。実施形態に係るセンサ1は、図1〜図6及び図8に示すセンサ1の例に限定されない。点着部10を起点として、点着部10から接続部14に向かう方向の反対方向と異なる方向に保持部3を配置してもよい。
金属スパッタ又は蒸着を行うことにより基材上に金属膜を形成し、トリミングを行うことによりセンサに電極を形成する場合、基材の外周部分に形成された金属膜の膜厚が均一ではない。そのため、基材の外周部分を切断することで、不均一な膜厚の金属膜が形成された基材の外周部分を使用しないようにしている。センサ1では、不均一な膜厚の金属膜が形成された基材の外周部分を保持部3として使用することにより、センサ1の有効エリアが増える。センサ1によれば、不均一な膜厚の金属膜が形成された基材の外周部分を切断し、基材の外周部分に持ち手を取り付ける場合と比べて、製造コストの低減が可能である。すなわち、センサ1によれば、不均一な膜厚の金属膜が形成された基材の外周部分を保持部3として使用するため、追加設備の必要がなく、製造コストの低減が可能である。
1・・・センサ
2・・・本体部
3・・・保持部
10・・・点着部
11・・・電極
12・・・スペーサ
13・・・カバー
14・・・流路
101、201・・・測定装置
102、202・・・筐体
103、203・・・操作ボタン
104、204・・・表示パネル
105、205・・・センサ挿入口
206・・・突出部

Claims (9)

  1. 試料内の測定対象成分の測定に用いられるセンサであって、
    前記試料を点着可能な点着部、前記試料内の測定対象成分を測定する測定装置と接続可能な接続部及び電極を有する本体部と、前記点着部から前記接続部に向かう方向の反対方向に配置され、前記本体部と繋がっている保持部と、を有する基板と、
    前記本体部の一部及び前記電極の第1部分を覆うように前記本体部上に設けられ、前記試料の導入口を有するキャピラリー部材と、
    を備え、
    前記点着部が、前記キャピラリー部材によって囲まれており、
    前記電極の第2部分が、前記点着部において前記キャピラリー部材から露出していることを特徴とするセンサ。
  2. 前記本体部及び前記保持部の並び方向における前記保持部の長さが、前記並び方向における前記本体部の長さと前記並び方向における前記保持部の長さとを足した値の1/4以上であることを特徴とする、
    請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記本体部の厚みと前記保持部の厚みとが異なることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記保持部の表面に、凹形状、凸形状、凹条形状及び凸条形状からなる群より選択される1種以上の形状が形成されていることを特徴とする、
    請求項1から3の何れか一項に記載のセンサ。
  5. 前記本体部及び前記保持部の並び方向と直交する方向における前記保持部の長さが、前記並び方向と直交する方向における前記本体部の長さと同一であることを特徴とする、
    請求項1から4の何れか一項に記載のセンサ。
  6. 前記本体部及び前記保持部の並び方向と直交する方向における前記保持部の長さが、前記並び方向と直交する方向における前記本体部の長さと異なることを特徴とする、
    請求項1から4の何れか一項に記載のセンサ。
  7. 前記点着部と前記保持部とが電気的に導通していないことを特徴とする、
    請求項1から6の何れか一項に記載のセンサ。
  8. 前記キャピラリー部材が、前記保持部の少なくとも一部を覆うように前記保持部上に設けられていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のセンサ。
  9. 前記電極の第3部分が、前記点着部から前記接続部に向かう方向において前記キャピラリー部材から露出していることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のセンサ。
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