JP2012021689A - 給湯システム - Google Patents

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Shinya Sawada
慎也 澤田
Hironobu Hori
堀  宏展
Shinji Yamawaki
信二 山脇
Osamu Yoshii
理 芳井
Nobuhiko Toda
亘彦 戸田
Tsutomu Nagata
訓 永田
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Abstract

【課題】貯湯式給湯器と、それを補助する補助給湯器とを連携して給湯する給湯システムにおいて、それら給湯器間の出湯切替を不要にして構成を簡単にできると共に、即湯性を高める。
【解決手段】給湯システム1は、貯湯式給湯器2と、ガス給湯器等の補助給湯器3と、カラン4と、システム全体を制御する制御部9と、温度設定のための設定部10と備え、補助給湯器3は出湯温度Tbを検知する温度センサ32を有する。貯湯式給湯器2が上流側に、補助給湯器3が下流側に位置して直列に配置される。補助給湯器3を通る温湯は設定温度Tsより低下したときに、補助給湯器3が自動的に稼働状態となり補助給湯器3により設定温度に加熱されカラン4から出湯される。従って、貯湯式給湯器2からの温湯を、即湯性の高い補助給湯器3から一定温度にして出湯するので、両給湯器2、3間の出湯切替用の切替弁や制御装置をなくし構成を簡単にできると共に、即湯性が高まる。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯器とそれを補助する補助給湯器とを連携して動作させ出湯する給湯システムに関する。
この種の給湯システムの例を、図7(a)(b)に示す。この給湯システムにおいては、ヒートポンプを有する貯湯式給湯器101とガス給湯器102とは、並列接続され、それらの出湯配管は切替弁103を介して出湯端末に接続され、一方の給湯温度が低下したとき、他方に切り替えて給湯する。ここに、貯湯式給湯器101に十分湯がある場合は、図7(a)に示すように、貯湯式給湯器101より出湯し、貯湯式給湯器101に十分湯がない場合は、図7(b)に示すように、ガス給湯器102より出湯する。このように切り替えるハイブリッド制御は、切替制御装置104により行われる。
また、この種の給湯システムとして、出湯側を共通として並列接続された貯湯式給湯器とガス給湯器とに、給水管からそれぞれの電動弁を介して給水し、各電動弁を切り替えて、それそれの出湯を切り替える給湯システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この給湯システムは、昼間などに貯湯式給湯器を用い、貯湯式給湯器で給湯できないときにガス給湯器を稼働してランニングコストを抑え、二酸化炭素の排出量を低減している。
特開2009−97804号公報
しかしながら、この種の給湯システムにおいては、貯湯式給湯器101とガス給湯器102とを切り替えて出湯するので、出湯切替のための切替弁103や切替制御装置104を必要とする。また、特許文献1に示される給湯システムにおいては、貯湯式給湯器とガス給湯器とを、それぞれの電動弁による給水を切り替えて出湯するため、切替制御装置と共に複数の電動弁を必要とする。このように、いずれの場合も切替弁や電動弁及び切替制御装置等を必要とし構成が複雑となっている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、貯湯式給湯器と、それを補助する給湯器とを連携して給湯する構成にあって、給湯器間での出湯切替を不要として構成を簡単とした給湯システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の給湯システムは、貯湯式給湯器と、それを補助する補助給湯器とを備えた給湯システムにおいて、前記貯湯式給湯器が上流側に、前記補助給湯器が下流側に位置するように直列に配置し、前記補助給湯器を通る温湯が設定温度より低下したときに前記補助給湯器が自動的に稼働状態となることを特徴とする給湯システム。
この給湯システムにおいて、前記補助給湯器の設置位置を、出湯するための吐水口の近くにすることが好ましい。
この給湯システムにおいて、前記貯湯式給湯器による沸上設定温度を当該給湯器の最大沸上可能温度よりも低く設定することが好ましい。
この給湯システムにおいて、前記貯湯式給湯器の貯湯熱量が不足してきたとき、給湯温度を下げて吐水し、当該貯湯熱量が一定量以上となったときには、給湯温度を元に戻すことが好ましい。
この給湯システムにおいて、前記補助給湯器をガス給湯器とし、前記貯湯式給湯器からの給湯温度が設定温度で出湯できないときは、当該給湯温度を前記ガス給湯器の着火可能温度とすることが好ましい。
本発明の給湯システムによれば、貯湯式給湯器からの給湯が補助給湯器を通して設定温度で出湯されるので、両給湯器を並列接続する場合に比べて、それらの出湯切替の必要がなく、そのための切替弁や切替制御装置などが不要となり、構成を簡単にできる。
本発明の一実施形態に係る給湯システムの構成図。 同上システムの貯湯式給湯器からの給湯温度が設定温度より低い場合の給湯制御を説明する図。 同上システムにおける補助給湯器をカランの近くに配置したときの構成図。 (a)上記構成において給湯終了直後の配管の温度状態を示す図、(b)は停止後、一定時間経過後の配管の温度状態を示す図、(c)は再給湯時の配管の温度状態を示す図。 同上システムにおける貯湯式給湯器の沸上温度を最大沸上可能温度より低く、沸上効率の良い温度に設定した状態を説明する図。 同上システムにおける貯湯式給湯器の貯湯量が不足したときに貯湯式給湯器からの給湯温度を低く設定した状態を説明する図。 (a)は従来の給湯システムの貯湯式給湯器に湯が十分あるときの弁切替を説明する図、(b)は同貯湯式給湯器に湯が十分ないときの弁切替を説明する図。
本発明の一実施形態に係る給湯システムについて、図1及び図2を参照して説明する。図1に示されるように、給湯システム1は、貯湯式給湯器2、それを補助するガス給湯器などの補助給湯器3、出湯端末となるカラン(吐水口)4、給水管5、混合弁6、中継配管7、出湯配管8、制御部9、及び設定部10を有する。混合弁6は貯湯式給湯器2に含まれ貯湯式給湯器2からの給湯温度を調節するための温度調整弁であり、中継配管7は貯湯式給湯器2と補助給湯器3とを繋ぎ、出湯配管8は補助給湯器3とカラン4とを繋ぐための配管である。制御部9はシステム全体を制御し、設定部10は給湯温度等を設定するためのものである。
給湯システム1は、貯湯式給湯器2が上流側に、補助給湯器3が下流側に位置するように直列に配置され、貯湯式給湯器2からの温湯が中継配管7を介して補助給湯器3を通り、出湯配管8を介してカラン4に出湯される。この給湯システム1は、補助給湯器3を通る温湯が設定温度(Ts)より低下したときに、補助給湯器3が自動的に稼働し、貯湯式給湯器2の貯湯熱量の不足した熱量分を補助給湯器3で補って給湯するものである。
貯湯式給湯器2は、給水を沸かし上げる熱源機21と、この熱源機21で沸き上げた温湯を貯湯するタンク22と、タンク22の貯湯量を検知するための湯量センサ23とを有し、タンク22の上部側に混合弁6が取付けられている。混合弁6は、三方弁を有し、その2方にそれぞれ給水管5とタンク22上部からの出湯配管24とが接続され、残りの一方に中継配管7が接続されている。
熱源機21は、送揚ポンプ(不図示)を有しており、タンク22の底部から接続配管を介して水を吸引して沸かし上げる。この沸上湯は他の接続配管を介してタンク22の頂部へ給湯される。また、熱源機21は、制御部9で制御され、設定部10で設定された沸上温度になるように給水を沸き上げる。通常、この沸上温度は90℃近くに設定されている。なお、熱源機21としては、ヒートポンプ等が用いられる。
タンク22は、その底部側で給水管5に繋がれ給水圧により圧入される水を貯留し、その頂部側で熱源機21からの沸上湯を貯湯していく。ここで、タンク22内には、その頂部から底部に向って、高温領域22aと、中温及び低温となる中低温領域22bとの温度成層が形成される。これらの領域における層幅は、貯湯式給湯器2からの出湯量に伴って変化し、出湯量が多いと高温湯が減って高温領域22aが狭くなり中低温領域22bが広くなるようになる。
混合弁6は、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taを設定温度Tsに設定して出湯するためのものであり、タンク22から出湯配管24を介して供給される温湯と給水管5からの給水とを混合し、その混合比を可変して、混合湯の温度を調整し出湯する。この混合弁6は、タンク22の頂部の湯温(例えば、90℃)と底部の給水温度とに基づきその混合比が調整され、制御部9により混合湯からの給湯温度Taが設定部10で設定された設定温度Tsになるように制御される。なお、混合弁6は、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taを設定温度Tsに設定して出湯できるものであればこれに限らない。また、給水管5からの給水温度は、給水管5側に温度センサ(不図示)を設けるなどして検出される。
湯量センサ23は、例えば、タンク22表面の上部から下部にかけて配置される複数の温度センサを有する。この温度センサは、タンク22の各位置の湯温を検出し、その温度検出信号を制御部9に送る。制御部9は温度検出信号による温度情報や温度センサの位置情報等によりタンク22の貯湯量や給湯温度を検出する。なお、湯量センサ23は、タンク22の上部近くの給湯管(例えば、中継配管7)に流量計と温度センサを取付けて構成してもよい。また、温度センサに熱電対等を用いてもよい。
設定部10は、給湯温度及び沸上温度等を設定するための入力手段(不図示)と、この入力手段からの入力されたそれらの設定温度のデータを記憶するための記憶部(不図示)とを有し、その記憶部の各データは制御部9に供給される。また、記憶部は、混合弁6により設定温度Tsを得るための混合比も記憶している。制御部9は、この混合比を基に、中継配管7への給湯温度Taを設定温度Tsとするように混合弁6を制御する。
補助給湯器3は、給水を補助給湯器3の熱源により沸き上げる加熱部31と、この加熱部31からの給湯温度を検出するための温度センサ32と、内部配管33とを備え、内部配管33は中継配管7と出湯配管8とに接続され、加熱部31内を通過する。
加熱部31は、補助給湯器3がガス給湯器の場合は、ガスバーナを熱源とする熱交換器(不図示)を用いればよく、熱交換器内を通る内部配管33内の湯水を急速に加熱できるようになっている。温度センサ32は、例えば、補助給湯器3の出湯口の内部配管33の近くで出湯温度Tbを検出し、その温度検出信号を制御部9に送る。制御部9は、この温度検出信号を基に出湯温度Tbがユーザの希望する設定温度Ts(例えば、42℃)となるように、加熱部31を制御する。このとき、補助給湯器3からの出湯温度Tbは、常に設定温度Tsとなるように制御され、一定温度となって出湯配管8からカラン4に送出される。なお、補助給湯器3は、ガス給湯器以外に、電気温水器や、灯油、石油、太陽熱、燃料電池などによる他の熱源を用いた給湯器であってもよい。
制御部9は、湯量センサ23及び温度センサ32からの温度検出信号を基に、タンク22の貯湯量や補助給湯器3の出湯熱量を検出し、給湯温度Ta及び出湯温度Tbが設定温度Tsとなるように、混合弁6の混合比や加熱部31の沸上温度などを制御する。なお、制御部9は、貯湯式給湯器2と補助給湯器3にそれぞれ設けてもよい。
ここで、制御部9による貯湯式給湯器2と補助給湯器3との直列制御について説明する。給湯システム1においては、貯湯式給湯器2及び補助給湯器3からのそれぞれの給湯温度Ta及び出湯温度Tbは、共に同じ設定温度Tsとなるように設定される。貯湯式給湯器2は、カラン4から吐出する使用湯量が急増した場合には、タンク22の貯湯量が不足し、混合弁6による給湯温度Taの調整が限界となり、給湯温度Taが設定温度Tsに維持されずに低下する場合がある。このとき、制御部9は、温度センサ32から温度低下を検知し、その不足した給湯量を補うために補助給湯器3を稼働させ、補助給湯器3からの出湯温度Tbを常に設定温度Tsにして給湯するように制御する。なお、制御部9は、温度センサ32からでなく、湯量センサ23から給湯量の不足を検知して、補助給湯器3からの出湯を制御してもよい。
ここでは、貯湯式給湯器2において、設定部10により熱源機21の沸上温度が、例えば最大沸上可能温度に近い90℃に設定され、また、給湯温度Taの設定温度Tsが使用温度の42℃に設定されている。このとき、混合弁6はその混合比が90℃の高温湯と給水との混合湯が42℃になるように設定され、貯湯式給湯器2からは、42℃の温湯が補助給湯器3に供給される。
補助給湯器3においては、その出湯温度Tbは給湯温度Taと同じ42℃の設定温度Tsに設定されており、かつ、補助給湯器3への給湯の温度が設定温度Tsと同じ42℃なので、温度センサ32の検出温度が42℃となる。従って、制御部9は補助給湯器3を稼働させず、貯湯式給湯器2からの給湯は42℃の状態で、そのまま内部配管33をスルーし出湯配管8を通ってカラン4に給湯される。
ここで、使用湯量が増大し、カラン4から急激に温湯が出湯された場合、または、周囲温度の変化などでタンク22の貯湯熱量が減って中低温領域22bが増えたような場合は、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taが低下する。例えば、図2に示されるように、給湯温度Taが設定温度の42℃より低い35℃となったとすると、制御部9は補助給湯器3の温度センサ32からの温度検出信号を基に、補助給湯器3を稼働させ、その出湯温度Tbが42℃となるように加熱部31を制御する。これにより、補助給湯器3からの出湯温度Tbは、設定温度の42℃に維持される。
本実施形態の給湯システム1によれば、貯湯式給湯器2からの給湯を補助給湯器3を通して出湯し、貯湯式給湯器2の給湯温度Taが設定温度Tsより低下した場合に、その出湯の不足熱量分を補助給湯器3で直接補い、一定温度で出湯する。従って、貯湯式給湯器と補助給湯器とを並列接続した場合と比較し、それらの給湯器2、3からの出湯を切り替える必要がなく、これにより、切替弁や切替制御装置が不要となり、構成が簡単になる。
図3は、給湯システム1において、補助給湯器3をカラン4の近くに配置したときの状態を示す。ここでは、例えば、貯湯式給湯器2が屋外に、補助給湯器3が屋内に配置されており、それらを接続する中継配管7が比較的長くなっている。このため、中継配管7からの放熱により貯湯式給湯器2からの給湯温度Taが低下し易い。この給湯システム1は、補助給湯器3をカラン4に接近させることにより、貯湯式給湯器2とカラン4との間の中継配管7の途中で給湯温度Taが低下しても、カラン4を開けた直後から設定温度Tsで給湯できるようにするものである。
例えば、図4(a)に示されるように、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taが設定温度Tsの状態で、給湯システム1の稼働が停止し給湯が終了した直後は、中継配管7の配管全長L及び出湯配管8での給湯温度Taは、設定温度Tsの状態となっている。また、図4(b)に示されるように、システム停止後、一定時間が経過すると、中継配管7の配管全長L及び出湯配管8でのそれぞれの給湯温度Ta及び出湯温度Tbは、設定温度Tsより低下する。また、図4(c)に示されるように、給湯システム1の稼働が再開されたときは、貯湯式給湯器2に近い中継配管7のL1部分では、給湯温度Taは設定温度Tsとなるが、中継配管7の貯湯式給湯器2から離れたL2部分では設定温度Tsに達していない。
このとき、補助給湯器3は、直ぐ稼働して加熱部31で中継配管7からの給湯を加熱し、その出湯温度Tbが設定温度Tsになるように温度制御する。これにより、カラン4を開けると直ぐに設定温度Tsの湯が出湯されるようになる。なお、補助給湯器3とカラン4とが接近するので、それらを結ぶ出湯配管8は短くなり、この出湯配管8での給湯温度の低下は殆どない。これにより、貯湯式給湯器2とカラン4までの配管における放熱により、配管内の湯温が低下した場合にも、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taに対する不足分の熱量を補助給湯器3で補い、設定温度Tsで給湯することができる。
図5は、給湯システム1において、貯湯式給湯器2の沸上設定温度を当該給湯器2の最大沸上可能温度よりも低く設定した場合の状態を示す。一般に、熱源機21は最大沸上可能温度(ほぼ90℃)より低い温度において沸上効率が良い。
この給湯システム1においては、熱源機21の沸上温度は、設定部10で最大沸上可能温度よりも低く、例えば、沸上効率の良い温度とされる65℃に設定されている。制御部9は、設定部10で65℃に設定された沸上設定温度に基いて、熱源機21の沸上温度が65℃になるように制御する。ここでは、制御部9は、タンク22に貯湯量が十分あるときは、沸上温度を基に混合弁6を調整し、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taを設定温度Ts(ここでは、42℃)に調整することができる。この場合、貯湯式給湯器2からの給湯は、補助給湯器3を通ってそのままカラン4に出湯される。
また、もし、タンク22の貯湯量が十分でなく、制御部9が混合弁6で給湯温度Taを設定温度Tsに設定できなかった場合は、給湯温度Taの温湯は低下した温度で、例えば、35℃で中継配管7を通って補助給湯器3に供給される。このとき、この35℃の給湯温度Taの温湯は、補助給湯器3でバックアップされ設定温度42℃に上げられてカラン4に給湯される。従って、いずれの場合も、カラン4から設定温度42℃で出湯される。これにより、貯湯式給湯器2を最大沸上可能温度ではなく、沸上効率の良い65℃で沸き上げた場合に、その給湯温度Taが低下しても、補助給湯器3でバックアップされて不足熱量が補われるので、設定温度Tsに維持される一定温度の出湯と、貯湯式給湯器2の運転効率化とを両立させることができる。
図6は、給湯システム1において、貯湯式給湯器2の貯湯熱量が不足してきたとき、給湯温度Taを下げて吐水したときの中継配管7及び出湯配管8の温度状態を示す。
制御部9は、湯量センサ23による温度検知を基に、例えば使用湯量が増えて、設定温度Tsで出湯するためのタンク貯湯量が不足していることを検出すると、混合弁6の混合比を変えて給湯温度Taを一時的に、例えば、30℃に下げる。これと同時に、制御部9は、この30℃の給湯を補助給湯器3で設定温度の42℃まで沸き上げて、出湯温度Tbを42℃に保ってカラン4に出湯する。また、制御部9は、その後、使用湯量が減ってきて、タンク22の貯湯量が増え、湯量センサ23で貯湯熱量が一定量以上となったことを検出すると、設定温度Tsを30℃から元の42℃の設定温度に戻す。すなわち、給湯システム1は、貯湯式給湯器2の貯湯熱量が低下後、再度一定量以上となったときに、給湯温度Taを元の設定温度Tsに戻すように制御される。
このとき、補助給湯器3は、給水温からではなく、30℃の温湯を42℃まで沸き上げればよいことになる。通常、補助給湯器3は、入力される給水の温度が低いほど出湯可能量が減り、給水温度が高いほど出湯可能量が増加する。ここでは、補助給湯器3は、30℃から沸き上げればよいので、例えば、水温から42℃まで沸き上げるタイプの補助給湯器に比べ、その出湯容量を小さくしても、十分な湯量を給湯することが可能となり、小型の給湯器を使用でき、省スペース化、低廉化が図れる。
また、補助給湯器3をガス給湯器とし、貯湯式給湯器2からの給湯温度Taが設定温度Tsで出湯できないときは、当該給湯温度Taをガス給湯器の着火可能温度としてもよい。これにより、補助給湯器3は貯湯式給湯器2から温湯が供給されたとき、その温湯の温度で確実に着火するようにでき、補助給湯器3へ給湯の湯温が高いために発生する着火不良を防止することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、ガス給湯器等の補助給湯器を複数設け、それらを互いに直列に配置して貯湯式給湯器に直列接続してもよい。また、貯湯式給湯器は、直列に複数台あってもよい。また、複数の補助給湯器を互いに並列に接続し、かつ、それらを貯湯式給湯器に直列に接続してもよい。
1 給湯システム
2 貯湯式給湯器
3 補助給湯器
4 カラン(吐水口)
Ts 設定温度
Ta 給湯温度

Claims (5)

  1. 貯湯式給湯器と、それを補助する補助給湯器とを備えた給湯システムにおいて、
    前記貯湯式給湯器が上流側に、前記補助給湯器が下流側に位置するように直列に配置し、前記補助給湯器を通る温湯が設定温度より低下したときに前記補助給湯器が自動的に稼働状態となることを特徴とする給湯システム。
  2. 前記補助給湯器の設置位置を、出湯するための吐水口の近くにしたことを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記貯湯式給湯器による沸上設定温度を当該給湯器の最大沸上可能温度よりも低く設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記貯湯式給湯器の貯湯熱量が不足してきたとき、給湯温度を下げて吐水し、当該貯湯熱量が一定量以上となったときには、給湯温度を元に戻すことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の給湯システム。
  5. 前記補助給湯器をガス給湯器とし、
    前記貯湯式給湯器からの給湯温度が設定温度で出湯できないときは、当該給湯温度を前記ガス給湯器の着火可能温度とすることを特徴とする請求項4に記載の給湯システム。
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