JP2012020626A - 制御装置、車両、制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、車両、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インバータ制御における不必要な電力消費を低減させること。
【解決手段】エンジン10と電動機13のいずれか一方または双方によって走行し、電動機13に電源を供給するバッテリ15を有し、バッテリ15と電動機13との間にバッテリ15と電動機13との間で受け渡される電力を制御するインバータ14を有するハイブリッド自動車1において、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件と、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定し、第一の条件と第二の条件とを共に満足すると判定した場合、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18を有するハイブリッド自動車1を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、車両、制御方法、およびプログラムに関する。
エンジンと電動機とが協働して走行するハイブリッド自動車では、電動機とバッテリとの間にインバータを有する。インバータは、バッテリから交流電圧を生成し、電動機に供給することが主な役割である。その他にもインバータは以下に示す役割を有する(たとえば特許文献1参照)。
(その他の役割1)
ハイブリッド自動車では、エンジンのみの動力によって走行中であってもエンジンとトランスミッションとの間に電動機が介在する。これによりエンジンの動力によって電動機が発電機として働いてバッテリに充電を行うことができる。一方、バッテリの充電が不必要である場合、電動機の介在はエンジンにとって無用な負荷(フリクションロス)になる。このようなフリクションロスを相殺するために、エンジンのみによる走行中であってもインバータは、電動機に対し、若干の交流電圧を供給する(これをゼロトルク制御という)。
(その他の役割2)
電動機は、エンジンの動力によって発電機として動作する。このときに、発電機としての電動機から出力される電圧がバッテリの許容電圧を超えないように、インバータは、電動機からバッテリに向う電圧を適切に調整する。
特開2009−280033号公報
インバータは、多数のトランジスタを有して構成される。したがって、言い換えるとインバータを制御することは多数のトランジスタのゲート信号を制御することである。従来のハイブリッド自動車では、車両のキースイッチがオンになってからオフになるまでの間、インバータの制御が行われ続けている。インバータの制御を行うためのゲート信号は、一般的に0.3A〜0.5A程度の電流を必要とする。ハイブリッド自動車の省電力化を図る上では、インバータ制御における不必要な電力消費についてはこれを低減させたい。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる制御装置、車両、制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一の観点は、制御装置としての観点である。すなわち、本発明の制御装置は、エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、電動機に電源を供給するバッテリを有し、バッテリと電動機との間にバッテリと電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置において、バッテリから電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、電動機からバッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定手段と、判定手段が第一の条件と第二の条件とを共に満足すると判定した場合、インバータの制御を休止させるゲート信号制御手段と、を有するものである。
たとえば第一の条件は、車速が所定速度以下、または所定速度未満、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が所定値以下、または所定値未満であるという条件のいずれか1つまたは複数を満たす条件であり、第二の条件は、電動機の回転速度が所定値以下、または所定値未満であるという条件である。
本発明の他の観点は、車両としての観点である。すなわち、本発明の車両は、上述の制御装置を有するものである。
本発明のさらに他の観点は、制御方法としての観点である。すなわち、本発明の制御方法は、エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、電動機に電源を供給するバッテリを有し、バッテリと電動機との間にバッテリと電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置の制御方法において、バッテリから電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、電動機からバッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにより第一の条件と第二の条件とを共に満足すると判定された場合、インバータの制御を休止させるゲート信号制御ステップと、を有するものである。
たとえば第一の条件は、車速が所定速度以下、または所定速度未満、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が所定値以下、または所定値未満であるという条件のいずれか1つまたは複数を満たす条件であり、第二の条件は、電動機の回転速度が所定値以下、または所定値未満であるという条件である。
本発明のさらに他の観点は、プログラムとしての観点である。すなわち、本発明のプログラムは、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、電動機に電源を供給するバッテリを有し、バッテリと電動機との間にバッテリと電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置の機能を実現させるプログラムにおいて、バッテリから電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、電動機からバッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定機能と、判定機能が第一の条件と第二の条件とを共に満足すると判定した場合、インバータの制御を休止させるゲート信号制御機能と、を実現させるものである。
本発明によれば、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
本発明の第一の実施の形態のハイブリッド自動車の要部構成図である。 図1のインバータの内部構成を示すと共に、インバータおよびモータECU(ElectricControl Unit)の動作を説明するための図である。 図2のハイブリッドECUの第一の実施の形態のゲート信号制御の動作を示すフローチャートである。 図2のハイブリッドECUの第二の実施の形態のゲート信号制御の動作を示すフローチャートである。 図2のハイブリッドECUの第三の実施の形態のゲート信号制御の動作を示すフローチャートである。 図2のハイブリッドECUの第四の実施の形態のゲート信号制御の動作を示すフローチャートである。 図2のハイブリッドECUの第五の実施の形態のゲート信号制御の動作を示すフローチャートである。
[本発明の第一の実施の形態のハイブリッド自動車1について]
本発明の第一の実施の形態のハイブリッド自動車1(請求項でいう車両)について図1〜図3を参照しながら説明する。
(概要)
ハイブリッド自動車1は、図1に示すインバータ14のゲート信号をオフにしてもよい所定の条件を判定し、インバータ14のゲート信号をオフにする期間を設けることによって、インバータ14の制御のための不必要な電力消費を低減させる。ここで所定の条件とは、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件と、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足する条件とする。
(構成)
ハイブリッド自動車1は、図1に示すように、エンジン10、エンジンECU11、クラッチ12、電動機13、インバータ14、バッテリ15、トランスミッション16、モータECU17、ハイブリッドECU18(請求項でいう判定手段、ゲート信号制御手段、制御装置)、および車輪19を有して構成される。この例の場合、電動機13に、電動機13の回転速度を検出するための回転速度センサ20(請求項でいう判定手段の一部)が設けられている。
エンジンECU11、モータECU17、およびハイブリッドECU18との間の通信には、たとえばCAN(Control Area Network)通信が用いられる。なお、図1の構成では、ブレーキ、エアサス、エアコン、照明その他の直接説明に関わらない構成の図示は省略してある。
エンジン10は、ガソリン、軽油、CNG(Compressed Natural Gas)、LPG(Liquefied Petroleum Gas)、または代替燃料等によって駆動する内燃機関である。
エンジンECU11は、エンジン10の燃料噴射量などを制御するためのコンピュータ装置である。また、エンジンECU11は、ハイブリッドECU18からの指示にしたがうことにより、モータECU17と連携動作する。
クラッチ12は、エンジン10の出力を電動機13、トランスミッション16を介して車輪19に伝達するものである。なお、クラッチ12は、運転者がペダルを操作して動かすクラッチとは異なるものでありハイブリッドECU18の制御によって動くものである。たとえばクラッチ12は、エンジン10によってハイブリッド自動車1が走行し、これにより電動機13が発電を行う場合、電動機13によってエンジン10がアシストされる場合、および電動機13によってエンジン10が始動される場合などに接続される。また、クラッチ12は、エンジン10が停止、あるいはアイドリング状態で電動機13によってハイブリッド自動車1が走行している場合、およびエンジン10が停止、あるいはアイドリング状態でハイブリッド自動車1が減速中、あるいは下り坂を走行中であり電動機13が発電している場合などに切断される。
電動機13は、エンジン10と協働してハイブリッド自動車1を走行させるものである。また、電動機13がエンジン10によって駆動されている期間、あるいは、ハイブリッド自動車1が減速中、あるいは下り坂を走行中など、無動力で走行している期間においては、電動機13がバッテリ15に電力を供給する発電機として動作する。
インバータ14は、電動機13に対し、バッテリ15の直流電圧を交流電圧に変換して供給するものである。また、電動機13が発電機として動作しているときには、バッテリ15に直流電圧を供給するための整流器および電圧調整装置としての役割も果たす。
バッテリ15は、電動機13にインバータ14を介して電力を供給するものである。上述したように、電動機13が発電機として動作しているときには、電動機13が発電する電力によってバッテリ15の充電が行われる。
トランスミッション16は、変速機構(不図示)およびトルクコンバータ機構(不図示)などを備え、エンジン10の出力および/または電動機13の出力を車輪19に伝達するものである。なお、トランスミッション16がマニュアル仕様の場合は、運転者の操作に従う変速機構(不図示)とクラッチ機構(不図示)を備える。
モータECU17は、インバータ14を制御することによって電動機13を制御するコンピュータ装置である。また、モータECU17は、ハイブリッドECU18の指示にしたがうことにより、エンジンECU11と連携動作する。
ハイブリッドECU18は、クラッチ12を制御すると共に、モータECU17に対して電動機13、インバータ14の制御指示を与え、エンジンECU11と連携してエンジン10の制御にも関わるコンピュータ装置である。
これらのECU(エンジンECU11、モータECU17、ハイブリッドECU18)は、内部に不図示の演算部、メモリ、およびI/Oポートなどを有する。この演算部は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成される。
車輪19は、ハイブリッド自動車1が路面を走行する際の駆動輪である。なお、車輪19は1つのみ図示するが実際には、ハイブリッド自動車1は、複数の車輪19を有する。
回転速度センサ20は、電動機13の回転速度を検出するためのセンサであり、検出出力はモータECU17に取り込まれる。回転速度センサ20は、たとえば電動機13の回転子(不図示)の磁極位置を検出するためのホール素子などによって構成される。
[インバータ14およびモータECU17の詳細について]
次に、インバータ14およびモータECU17の詳細について図2を参照しながら説明する。
(インバータ14の構成について)
インバータ14は、図2に示すように、6個のトランジスタT1〜T6とトランジスタT1〜T6の各々にトランジスタT1〜T6の通電方向とは逆方向に並列接続された6個のダイオードD1〜D6とにより構成される。トランジスタT1〜T6は、電力ラインの正極母線30と負極母線31とに対してソース側とシンク側とになるよう2個ずつペアで配置される。
また、対となるトランジスタ同士、すなわちトランジスタT1とトランジスタT4、トランジスタT2とトランジスタT5、トランジスタT3とトランジスタT6の接続点の各々に電動機13の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続される。なお、電動機13の三相コイルの各相(U相,V相,W相)には、それぞれ電流センサ40,41,42が配設される。
(インバータ14およびモータECU17の動作について)
インバータ14は、モータECU17の制御にしたがって、電力ラインの正極母線30と負極母線31との間にバッテリ15から供給される電圧が作用している状態で、対をなすトランジスタT1,T4、トランジスタT2,T5、トランジスタT3,T6のオン時間の割合を制御する。このようにモータECU17がインバータ14を制御することにより電動機13の三相コイルに回転磁界を形成でき、電動機13を回転駆動させることができる。
モータECU17には、電動機13を駆動制御するために必要な信号、たとえば電動機13の回転子の回転位置を検出する回転速度センサ20からの信号、および電動機13の三相コイルの各相(U,V,W)に流れる相電流を検出する電流センサ40,41,42からのU電流情報、V電流情報、W電流情報が入力される。モータECU17は、回転速度センサ20からの信号に基づいて電動機13の回転速度を演算する。モータECU17は、回転速度センサ20からの信号および電流センサ40,41,42からの電流情報に基づきインバータ14のトランジスタT1〜T6へのスイッチング制御信号であるゲート信号を出力する。
また、モータECU17は、ハイブリッドECU18と通信しており、ハイブリッドECU18からの制御信号によって電動機13を駆動制御すると共に電動機13の運転状態に関するデータをハイブリッドECU18に出力する。
また、電動機13が発電機として動作している際に、対をなすトランジスタT1,T4、トランジスタT2,T5、トランジスタT3,T6の負極母線31側のトランジスタT4,T5,T6のオン時間を制御することによって、電動機13からバッテリ15に向う電流の一部を電動機13側に戻す量を調整する。これにより電動機13からバッテリ15に通電される電圧を調整することができる。
(ハイブリッドECU18のゲート信号制御について)
次に、ハイブリッドECU18のゲート信号制御の動作について図3を参照して説明する。ハイブリッドECU18は、モータECU17を介し、以下に説明するインバータ14のゲート信号制御を行っている。なお、図3のフローチャートにおけるSTARTからENDまでの処理は、1サイクル分の処理であり、処理がENDに達した際に、START条件が成立する場合には、再びSTARTからの処理が繰り返し実行される。
START:ハイブリッドECU18は、ハイブリッド自動車1のキースイッチがオンになると起動してステップS1の処理へ移行する。
ステップS1:ハイブリッドECU18は、車速センサ(不図示)からの車速情報に基づいて車速が1km/h以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、車速が1km/h以下の場合(ステップS1でYes)、ステップS2の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、車速が1km/hを超える場合(ステップS1でNo)、ステップS4の処理へ移行する。
ステップS2:ハイブリッドECU18は、回転速度センサ20からの回転速度情報に基づいて電動機13の回転速度が2000RPM以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、回転速度が2000RPM以下の場合(ステップS2でYes)、ステップS3の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、回転速度が2000RPMを超える場合(ステップS2でNo)、ステップS4の処理へ移行する。
ステップS3:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の停止(すなわちインバータ制御の停止)を指示して処理を終了する(END)。
ステップS4:ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態である場合(ステップS4でYes)、ステップS5の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態ではない場合(ステップS4でNo)、処理を終了する(END)。
ステップS5:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の制御の再開を指示して処理を終了する(END)。
このようにハイブリッドECU18は、ハイブリッド自動車1が停車状態あるいはそれに近い状態であり、且つ電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状況下において、モータECU17に対し、インバータ14の制御の停止、すなわちトランジスタT1〜T6のゲート信号の停止を指示して節電を図る。
たとえばハイブリッド自動車1が停車状態あるいはそれに近い状態とは、車速が1km/h以下の状態である。また、電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状態とは、たとえば電動機13の回転速度が2000RPM以下の状態である。たとえばバッテリの許容最大電圧は420Vであり、許容実用電圧は390Vであるときに、電動機13の回転速度が2000RPM以下であれば、電動機13の発電電圧は390V以下になる。なお、インバータ14は制御が停止中であってもダイオードD1〜D6によって、電動機13からバッテリ15に供給される電圧は整流される。
[第一の実施の形態の効果について]
ハイブリッド自動車1は、所定の条件を満たすと判定するときには、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18を有するので、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
所定の条件としては、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件として車速が所定速度以下であることとし、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件として電動機31の回転速度が所定値以下であることとする。これにより、ハイブリッドECU18は、精度の高いインバータ14の制御を行うことができる。
このときに車速のみにより判定した場合、ハイブリッド自動車1は停車しているがアクセルが開いているといった場合を排除できない。たとえばハイブリッド自動車1がエンジン10の出力によって駆動される冷凍機などを搭載している場合は、停車中であっても冷凍機などを駆動させるためにアクセルが開かれている場合がある。このような場合には、ハイブリッド自動車1は停車していても電動機13がエンジン10によって回されていて、インバータ14による電動機13からバッテリ15への電圧の調整制御が必要である場合がある。これに対し、ハイブリッドECU18は、電動機31の回転速度も判定条件としているために、インバータ14の制御が必要であるにも関わらずインバータ14の制御が停止してしまわないようにすることができる。
[本発明の第二の実施の形態のハイブリッド自動車1Aについて]
本発明の第二の実施の形態のハイブリッド自動車1Aの構成は、ハイブリッド自動車1と同じであり、ハイブリッドECU18Aのゲート信号制御の動作のみが異なる。よって、ハイブリッド自動車1AおよびハイブリッドECU18Aの図示は省略し、ハイブリッドECU18Aのゲート信号制御の動作のみを図4のフローチャートを参照して説明する。
(ハイブリッドECU18Aのゲート信号制御について)
ハイブリッドECU18Aのゲート信号制御の動作について図4を参照して説明する。なお、図4のフローチャートにおけるSTARTからENDまでの処理は、1サイクル分の処理であり、処理がENDに達した際に、START条件が成立する場合には、再びSTARTからの処理が繰り返し実行される。
START:ハイブリッドECU18Aは、ハイブリッド自動車1Aのキースイッチがオンになると起動してステップS10の処理へ移行する。
ステップS10:ハイブリッドECU18Aは、ギア位置センサ(不図示)からのギア位置情報に基づいてギア位置がニュートラルか否かを判定する。ハイブリッドECU18Aは、ギア位置がニュートラルの場合(ステップS10でYes)、ステップS11の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Aは、ギア位置がニュートラルでない場合(ステップS10でNo)、ステップS13の処理へ移行する。
ステップS11:ハイブリッドECU18Aは、回転速度センサ20からの回転速度情報に基づいて電動機13の回転速度が2000RPM以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Aは、回転速度が2000RPM以下の場合(ステップS11でYes)、ステップS12の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Aは、回転速度が2000RPMを超える場合(ステップS11でNo)、ステップS13の処理へ移行する。
ステップS12:ハイブリッドECU18Aは、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の停止(すなわちインバータ制御の停止)を指示して処理を終了する(END)。
ステップS13:ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態である場合(ステップS13でYes)、ステップS14の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態ではない場合(ステップS13でNo)、処理を終了する(END)。
ステップS14:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の制御の再開を指示して処理を終了する(END)。
このようにハイブリッドECU18Aは、ハイブリッド自動車1Aが停車状態あるいはそれに近い状態であり、且つ電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状況下において、モータECU17に対し、インバータ14の制御の停止、すなわちトランジスタT1〜T6のゲート信号の停止を指示して節電を図る。
たとえばハイブリッド自動車1Aが停車状態あるいはそれに近い状態とは、ギア位置がニュートラルの位置にある状態である。また、電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状態とは、たとえば電動機13の回転速度が2000RPM以下の状態である。
[第二の実施の形態の効果について]
ハイブリッド自動車1Aは、所定の条件を満たすと判定するときには、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18Aを有するので、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
所定の条件としては、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件としてギア位置がニュートラルであることとし、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件として電動機31の回転速度が所定値以下であることとする。これにより、ハイブリッドECU18Aは、精度の高いインバータ14の制御を行うことができる。
このときにギア位置がニュートラルであることのみにより判定した場合、ハイブリッド自動車1Aは停車しているがアクセルが開いているといった場合を排除できない。たとえば第一の実施の形態と同様に、ハイブリッド自動車1がエンジン10の出力によって駆動される冷凍機などを搭載している場合は、停車中であっても冷凍機などを駆動させるためにアクセルが開かれている場合がある。このような場合には、ギア位置はニュートラルの位置であっても電動機13がエンジン10によって回されていて、インバータ14による電動機13からバッテリ15への電圧の調整制御が必要である場合がある。これに対し、ハイブリッドECU18Aは、電動機31の回転速度も判定条件としているために、インバータ14の制御が必要であるにも関わらずインバータ14の制御が停止してしまわないようにすることができる。
[本発明の第三の実施の形態のハイブリッド自動車1Bについて]
本発明の第三の実施の形態のハイブリッド自動車1Bの構成は、ハイブリッド自動車1と同じであり、ハイブリッドECU18Bのゲート信号制御の動作のみが異なる。よって、ハイブリッド自動車1BおよびハイブリッドECU18Bの図示は省略し、ハイブリッドECU18Bのゲート信号制御の動作のみを図5のフローチャートを参照して説明する。
(ハイブリッドECU18Bのゲート信号制御の動作について)
ハイブリッドECU18Bのゲート信号制御の動作について図5を参照して説明する。なお、図5のフローチャートにおけるSTARTからENDまでの処理は、1サイクル分の処理であり、処理がENDに達した際に、START条件が成立する場合には、再びSTARTからの処理が繰り返し実行される。
START:ハイブリッドECU18Bは、ハイブリッド自動車1Bのキースイッチがオンになると起動してステップS20の処理へ移行する。
ステップS20:ハイブリッドECU18Bは、アクセル開度センサ(不図示)からのアクセル開度情報に基づいてアクセル開度が5%以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Bは、アクセル開度が5%以下の場合(ステップS20でYes)、ステップS21の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Bは、アクセル開度が5%を超える場合(ステップS20でNo)、ステップS23の処理へ移行する。
ステップS21:ハイブリッドECU18Bは、回転速度センサ20からの回転速度情報に基づいて電動機13の回転速度が2000RPM以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Bは、回転速度が2000RPM以下の場合(ステップS21でYes)、ステップS22の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Bは、回転速度が2000RPMを超える場合(ステップS21でNo)、ステップS23の処理へ移行する。
ステップS22:ハイブリッドECU18Bは、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の停止(すなわちインバータ制御の停止)を指示して処理を終了する(END)。
ステップS23:ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態である場合(ステップS23でYes)、ステップS24の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態ではない場合(ステップS23でNo)、処理を終了する(END)。
ステップS24:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の制御の再開を指示して処理を終了する(END)。
このようにハイブリッドECU18Bは、ハイブリッド自動車1Bが停車状態あるいはそれに近い状態であり、且つ電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状況下において、モータECU17に対し、インバータ14の制御の停止、すなわちトランジスタT1〜T6のゲート信号の停止を指示して節電を図る。
たとえばハイブリッド自動車1Bが停車状態あるいはそれに近い状態とは、アクセル開度が5%以下の状態である。また、電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状態とは、たとえば電動機13の回転速度が2000RPM以下の状態である。
[第三の実施の形態の効果について]
ハイブリッド自動車1Bは、所定の条件を満たすときには、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18Bを有するので、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
所定の条件としては、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件としてアクセル開度が5%以下であることとし、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件として電動機31の回転速度が所定値以下であることとする。これにより、ハイブリッドECU18Bは、精度の高いインバータ14の制御を行うことができる。
このときにアクセル開度が5%以下であることのみにより判定した場合、アクセルは開いていないがハイブリッド自動車1Bは、無動力で下りの坂道を走行中であり、車輪19側から電動機13が回されているといった場合もある。このような場合には、インバータ14による電動機13からバッテリ15への電圧の調整制御が必要である場合がある。これに対し、ハイブリッドECU18Bは、電動機31の回転速度も判定条件としているために、インバータ14の制御が必要であるにも関わらずインバータ14の制御が停止してしまわないようにすることができる。
[本発明の第四の実施の形態のハイブリッド自動車1Cについて]
本発明の第四の実施の形態のハイブリッド自動車1Cの構成は、ハイブリッド自動車1と同じであり、ハイブリッドECU18Cのゲート信号制御の動作のみが異なる。よって、ハイブリッド自動車1CおよびハイブリッドECU18Cの図示は省略し、ハイブリッドECU18Cのゲート信号制御の動作のみを図6のフローチャートを参照して説明する。
(ハイブリッドECU18Cのゲート信号制御の動作について)
ハイブリッドECU18Cのゲート信号制御の動作について図6を参照して説明する。なお、図6のフローチャートにおけるSTARTからENDまでの処理は、1サイクル分の処理であり、処理がENDに達した際に、START条件が成立する場合には、再びSTARTからの処理が繰り返し実行される。
START:ハイブリッドECU18Cは、ハイブリッド自動車1Cのキースイッチがオンになると起動してステップS30の処理へ移行する。
ステップS30:ハイブリッドECU18Cは、車速センサ(不図示)からの車速情報に基づいて車速が1km/h以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Cは、車速が1km/h以下の場合(ステップS30でYes)、ステップS33の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Cは、車速が1km/hを超える場合(ステップS30でNo)、ステップS31の処理へ移行する。
ステップS31:ハイブリッドECU18Cは、ギア位置センサ(不図示)からのギア位置情報に基づいてギア位置がニュートラルか否かを判定する。ハイブリッドECU18Cは、ギア位置がニュートラルの場合(ステップS31でYes)、ステップS33の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Cは、ギア位置がニュートラルではない場合(ステップS31でNo)、ステップS32の処理へ移行する。
ステップS32:ハイブリッドECU18Cは、アクセル開度センサ(不図示)からのアクセル開度情報に基づいてアクセル開度が5%以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Cは、アクセル開度が5%以下の場合(ステップS32でYes)、ステップS33の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Cは、アクセル開度が5%を超える場合(ステップS32でNo)、ステップS35の処理へ移行する。
ステップS33:ハイブリッドECU18Cは、回転速度センサ20からの回転速度情報に基づいて電動機13の回転速度が2000RPM以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Cは、回転速度が2000RPM以下の場合(ステップS33でYes)、ステップS34の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Cは、回転速度が2000RPMを超える場合(ステップS33でNo)、ステップS35の処理へ移行する。
ステップS34:ハイブリッドECU18Cは、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の停止(すなわちインバータ制御の停止)を指示して処理を終了する(END)。
ステップS35:ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態である場合(ステップS35でYes)、ステップS36の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態ではない場合(ステップS35でNo)、処理を終了する(END)。
ステップS36:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の制御の再開を指示して処理を終了する(END)。
このようにハイブリッドECU18Cは、ハイブリッド自動車1Cが停車状態あるいはそれに近い状態であり、且つ電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状況下において、モータECU17に対し、インバータ14の制御の停止、すなわちトランジスタT1〜T6のゲート信号の停止を指示して節電を図る。
たとえばハイブリッド自動車1Cが停車状態あるいはそれに近い状態とは、車速が1km/h以下、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が5%以下の状態である。また、電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状態とは、たとえば電動機13の回転速度が2000RPM以下の状態である。
[第四の実施の形態の効果について]
ハイブリッド自動車1Cは、所定の条件を満たすときには、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18Cを有するので、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
所定の条件としては、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件として車速が1km/h以下、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が5%以下であることとし、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件として電動機31の回転速度が所定値以下であることとする。これにより、ハイブリッドECU18Cは、精度の高いインバータ14の制御を行うことができる。
このように、ハイブリッドECU18Cでは、ハイブリッド自動車1Cが停車状態か否かの判定に3つの情報(車速、ギア位置、アクセル開度)を用い、これらの論理和(OR)をとっている。これによれば3つの異なる判定基準から停車状態の判定が可能になり、3つの異なる判定基準のいずれか1つでも停車状態を判定すれば次ステップに進むので停車状態の判定を速やかに行うことができる。その上でハイブリッドECU18Cは、さらに電動機31の回転速度も判定条件としているために、速やか且つ確実なゲート信号制御を行うことができる。
[本発明の第五の実施の形態のハイブリッド自動車1Dについて]
本発明の第五の実施の形態のハイブリッド自動車1Dの構成は、ハイブリッド自動車1と同じであり、ハイブリッドECU18Dのゲート信号制御の動作のみが異なる。よって、ハイブリッド自動車1DおよびハイブリッドECU18Dの図示は省略し、ハイブリッドECU18Dのゲート信号制御の動作のみを図7のフローチャートを参照して説明する。
(ハイブリッドECU18Dのゲート信号制御の動作について)
ハイブリッドECU18Dのゲート信号制御の動作について図7を参照して説明する。なお、図7のフローチャートにおけるSTARTからENDまでの処理は、1サイクル分の処理であり、処理がENDに達した際に、START条件が成立する場合には、再びSTARTからの処理が繰り返し実行される。
START:ハイブリッドECU18Dは、ハイブリッド自動車1Dのキースイッチがオンになると起動してステップS40の処理へ移行する。
ステップS40:ハイブリッドECU18Dは、車速センサ(不図示)からの車速情報に基づいて車速が1km/h以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Dは、車速が1km/h以下の場合(ステップS40でYes)、ステップS41の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Dは、車速が1km/hを超える場合(ステップS40でNo)、ステップS45の処理へ移行する。
ステップS41:ハイブリッドECU18Dは、ギア位置センサ(不図示)からのギア位置情報に基づいてギア位置がニュートラルか否かを判定する。ハイブリッドECU18Dは、ギア位置がニュートラルの場合(ステップS41でYes)、ステップS42の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Dは、ギア位置がニュートラルではない場合(ステップS41でNo)、ステップS45の処理へ移行する。
ステップS42:ハイブリッドECU18Dは、アクセル開度センサ(不図示)からのアクセル開度情報に基づいてアクセル開度が5%以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Dは、アクセル開度が5%以下の場合(ステップS42でYes)、ステップS43の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Dは、アクセル開度が5%を超える場合(ステップS42でNo)、ステップS45の処理へ移行する。
ステップS43:ハイブリッドECU18Dは、回転速度センサ20からの回転速度情報に基づいて電動機13の回転速度が2000RPM以下か否かを判定する。ハイブリッドECU18Dは、回転速度が2000RPM以下の場合(ステップS43でYes)、ステップS44の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18Dは、回転速度が2000RPMを超える場合(ステップS43でNo)、ステップS45の処理へ移行する。
ステップS44:ハイブリッドECU18Dは、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の停止(すなわちインバータ制御の停止)を指示して処理を終了する(END)。
ステップS45:ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態か否かを判定する。ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態である場合(ステップS45でYes)、ステップS46の処理へ移行する。一方、ハイブリッドECU18は、ゲート信号が停止状態ではない場合(ステップS45でNo)、処理を終了する(END)。
ステップS46:ハイブリッドECU18は、モータECU17に対し、インバータ14のトランジスタT1〜T6へのゲート信号の制御の再開を指示して処理を終了する(END)。
このようにハイブリッドECU18Dは、ハイブリッド自動車1Dが停車状態あるいはそれに近い状態であり、且つ電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状況下において、モータECU17に対し、インバータ14の制御の停止、すなわちトランジスタT1〜T6のゲート信号の停止を指示して節電を図る。
たとえばハイブリッド自動車1Dが停車状態あるいはそれに近い状態とは、車速が1km/h以下、ギア位置がニュートラル、およびアクセル開度が5%以下の状態である。また、電動機13がバッテリ15の許容電圧を超える電圧を発電していない状態とは、たとえば電動機13の回転速度が2000RPM以下の状態である。
[第五の実施の形態の効果について]
ハイブリッド自動車1Dは、所定の条件を満たすときには、インバータ14の制御を休止させるハイブリッドECU18Dを有するので、インバータ制御における不必要な電力消費を低減させることができる。
所定の条件としては、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件として車速が1km/h以下、ギア位置がニュートラル、およびアクセル開度が5%以下であることとし、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件として電動機31の回転速度が所定値以下であることとする。これにより、ハイブリッドECU18Dは、精度の高いインバータ14の制御を行うことができる。
このように、ハイブリッドECU18Dでは、ハイブリッド自動車1Dが停車状態か否かの判定に3つの情報(車速、ギア位置、アクセル開度)を用い、これらの論理積(AND)をとっている。これによれば3つの異なる判定基準から停車状態の判定を行い、3つの異なる判定基準のいずれか1つでも停車状態を判定しなければ次ステップに進めないので停車状態の判定を確実に行うことができる。その上でハイブリッドECU18Cは、さらに電動機31の回転速度も判定条件としているために、きわめて確度の高いゲート信号制御の条件判定を行うことができる。
[プログラムの実施の形態]
ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの機能は、所定のプログラムにより動作する汎用の情報処理装置によって実現することができる。たとえば汎用の情報処理装置は、メモリ、CPU(Central Processing Unit)、入出力ポートなどを有する。汎用の情報処理装置のCPUは、メモリなどから所定のプログラムとして制御プログラムを読み込んで実行する。これにより、汎用の情報処理装置には、ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの機能が実現される。また、その他のエンジンECU11、モータECU17などについてもソフトウェアにより実現可能な機能については汎用の情報処理装置とプログラムとによって実現することができる。なお、上述したCPUの代わりにASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)などを用いてもよい。
なお、汎用の情報処理装置が実行する制御プログラムは、ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの出荷前に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであっても、ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。また、制御プログラムの一部が、ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶されたものであってもよい。ハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの出荷後に、汎用の情報処理装置のメモリなどに記憶される制御プログラムは、例えば、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されているものをインストールしたものであっても、インターネットなどの伝送媒体を介してダウンロードしたものをインストールしたものであってもよい。
また、制御プログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
このように、汎用の情報処理装置とプログラムによってハイブリッドECU18,18A,18B,18C,18Dの機能を実現することにより、大量生産や仕様変更(または設計変更)に対して柔軟に対応可能となる。
[その他の実施の形態]
本発明の実施の形態は、その要旨を逸脱しない限り様々に変更が可能である。たとえば図3〜図7のフローチャートにおいて、「以下」は「未満」に置き換えてもよい。その場合、各ステップの「Yes」は、それぞれ「車速が1km/h未満の場合」、「アクセル開度が5%未満の場合」、「電動機13の回転速度が2000RPM未満の場合」になり、各ステップの「No」は、それぞれ「車速が1km/h以上の場合」、「アクセル開度が5%以上の場合」、「電動機13の回転速度が2000RPM以上の場合」になる。
また、バッテリ15から電動機13への電源供給を必要としない第一の条件としての「車速」、「ギア位置」、「アクセル開度」の判定条件については、第四の実施の形態では論理和(OR)とし、第五の実施の形態では論理積(AND)として判定に用いた。その他にも、たとえば「車速」と「ギア位置」とを論理和(OR)として判定し、この判定結果に対して「アクセル開度」を論理積(AND)として判定するなど、判定のための「車速」、「ギア位置」、「アクセル開度」の判定条件の組合せは、様々な組合せを用いることができる。
あるいは、「車速」と「アクセル開度」の組合せ、「ギア位置」と「アクセル開度」の組合せ、「車速」と「ギア位置」との組合せ、などのように、2つの判定条件を、論理和(OR)または論理積(AND)として組合せてもよい。
さらに、判定条件として、上述した「車速」、「ギア位置」、「アクセル開度」以外にも、様々な判定パラメータを用いることができる。たとえばハイブリッド自動車1が加速度センサを搭載している場合には、加速度の検出の有無によってハイブリッド自動車1が停車しているか走行中であるかを判定してもよい。または、ハイブリッド自動車1が先行車との車間距離を検出するためのミリ波レーダを搭載している場合には、先行車との車間距離の変化の有無の検出によってハイブリッド自動車1が停車しているか走行中であるかを判定してもよい。その他にも、ハイブリッド自動車1がGPS(Global Positioning System)を搭載している場合には、GPSが検出した位置情報に基づいてハイブリッド自動車1が停車しているか走行中であるかを判定してもよい。さらに、これらの判定条件の論理和(OR)または論理積(AND)の組合せを用いてハイブリッド自動車1が停車しているか走行中であるかを判定してもよい。
また、電動機13からバッテリ15へ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件としての「電動機13の回転速度」の判定条件については、これを他の様々な判定条件に置き換えることができる。たとえば電動機13の発電電圧を電圧計を設けて検出し、この検出結果を判定条件として用いてもよい。あるいは、電圧計をバッテリ15側に設け、電動機13からバッテリ15に通電される電圧を検出し、この検出結果を判定条件として用いてもよい。
第一〜第五の実施の形態あるいはその他の実施の形態で説明したゲート信号制御の動作を制御プログラムとして全て保持するハイブリッドECU18Eを構成し、ユーザが操作によって切り替え可能としてもよい。
インバータ14を構成するトランジスタT1〜T6は、トライアックなどの他のスイッチング素子に置き換えてもよい。
1,1A,1B,1C,1D…ハイブリッド自動車、10…エンジン、13…電動機、14…インバータ、15…バッテリ、18,18A,18B,18C,18D,18E…ハイブリッドECU(判定手段、ゲート信号制御手段、制御装置)、20…回転速度センサ(判定手段の一部)

Claims (6)

  1. エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、上記電動機に電源を供給するバッテリを有し、上記バッテリと上記電動機との間に上記バッテリと上記電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置において、
    上記バッテリから上記電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、上記電動機から上記バッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段が上記第一の条件と上記第二の条件とを共に満足すると判定した場合、上記インバータの制御を休止させるゲート信号制御手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置であって、
    前記第一の条件は、車速が所定速度以下、または所定速度未満、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が所定値以下、または所定値未満であるという条件のいずれか1つまたは複数を満たす条件であり、
    前記第二の条件は、前記電動機の回転速度が所定値以下、または所定値未満であるという条件である、
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制御装置を有することを特徴とする車両。
  4. エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、上記電動機に電源を供給するバッテリを有し、上記バッテリと上記電動機との間に上記バッテリと上記電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置の制御方法において、
    上記バッテリから上記電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、上記電動機から上記バッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定ステップと、
    上記判定ステップにより上記第一の条件と上記第二の条件とを共に満足すると判定された場合、上記インバータの制御を休止させる制御ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする制御方法。
  5. 請求項4記載の制御方法であって、
    前記第一の条件は、車速が所定速度以下、または所定速度未満、ギア位置がニュートラル、またはアクセル開度が所定値以下、または所定値未満であるという条件のいずれか1つまたは複数を満たす条件であり、
    前記第二の条件は、前記電動機の回転速度が所定値以下、または所定値未満であるという条件である、
    ことを特徴とする制御方法。
  6. 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、
    エンジンと電動機のいずれか一方または双方によって走行し、上記電動機に電源を供給するバッテリを有し、上記バッテリと上記電動機との間に上記バッテリと上記電動機との間で受け渡される電力を制御するインバータを有する車両の制御装置の機能を実現させるプログラムにおいて、
    上記バッテリから上記電動機への電源供給を必要としない第一の条件と、上記電動機から上記バッテリへ供給される電圧の調整を必要としない第二の条件とを共に満足するか否かを判定する判定機能と、
    上記判定機能が上記第一の条件と上記第二の条件とを共に満足すると判定した場合、上記インバータの制御を休止させるゲート信号制御機能と、
    を実現させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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