JP2012020350A - 自動工具交換装置を備えた工作機械におけるタイミング調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定器CH1、CH2を用いてドローバー6の前後位置及び旋回アーム4の位置を測定するとともに、当該測定結果をモニタに表示し、表示されている測定結果にもとづきながらドローバー6をスライドさせるタイミング等を調整することができるようにした。したがって、タイミングの調整に係り十分な経験を有していない作業者であっても、該タイミングを容易且つ迅速に調整することができる。
【選択図】図7
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第3工程において、前記ドローバーのスライドを開始させるタイミングを、前記旋回アームの位置に応じて調整することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第3工程において、前記旋回アームが前記主軸との間で工具を受け渡す受け渡し位置で停止する停止時間を、前記ドローバーの位置に応じて調整することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記第3工程において、前記ドローバーのスライドを開始させるタイミング及び前記旋回アームを前記主軸との間で工具を受け渡す受け渡し位置で停止させる停止時間が、前記工作機械の運転開始からの運転時間に拘わらず同じになるように夫々調整することを特徴とする。
また、測定結果を表示装置に表示することにより、工具のクランプ/アンクランプを確実に行った後で旋回アームを動作させることができ、工具や主軸等にタイミングのズレに係る負荷がかかってしまうこともない。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、コールドスタート時であっても暖機運転時であってもドローバーのスライドを開始させるタイミング及び旋回アームの停止時間が変わらないように夫々を調整しているため、工作機械の運転時間に伴いドローバーや旋回アームの動作制御を変更したりする必要がなく、使い勝手が良い。
図1は、マシニングセンタ1を正面から示した説明図である。図2は、測定器CH1、CH2を設置した状態における図1中のX−X線断面を示した説明図であり、図3は、図2中におけるY−Y線断面を示した説明図である。図4は、工具Tを装着した状態の主軸3の断面を示した説明図である。図5(a)は、工具Tをアンクランプした状態における主軸3の断面を示した説明図であり、図5(b)は、工具Tをクランプした状態における主軸3の断面を示した説明図である。尚、図2や図4、図5では、工具Tを構成する工具ホルダのみを記載しており、刃部等については省略している。
さらに、マシニングセンタ1の内部には、図示しないNC装置が備えられており、主軸3等による加工動作は勿論のこと、ドローバー6のスライド動作や旋回アーム4の旋回動作を制御しており、特に旋回アーム4については図示しないセンサにより旋回アーム4の旋回角度を検出可能となっている。
工具交換の開始にあたっては、上記待機位置にある旋回アーム4を90度旋回させて工具の受け渡し位置に位置させ、一方の工具把持部4aで主軸3に装着されている工具T1を、他方の工具把持部4bで工具マガジン5で割り出されている次に主軸3へ装着する工具T2を夫々把持させる(S1)。また、所定のタイミングでドローバー6を前方へスライドさせ、工具把持部4aが工具T1を把持する受け渡し位置に達した直後に、挟持部材8を作動溝9内へ入り込ませて工具T1をアンクランプする(S2)。そして、旋回アーム4を前方へ前進させて、工具T1を主軸3から、工具T2を工具マガジン5の工具ポットから夫々抜き取った後(S3)、旋回アーム4を180度旋回させて(S4)、工具T2(すなわち工具把持部4b)を主軸3の前方に、工具T1を工具マガジン5の前方に夫々位置させる。
マシニングセンタ1においては、以上のようにして工具交換が行われる。
たとえば、図13(a)に示すような波形になると、ドローバー6の先端が位置Pに達した時点において旋回アーム4が受け渡し位置に位置していないため、ドローバー6を前方へスライドさせるタイミングが早すぎることがわかる。また、図13(b)に示すような波形になると、ドローバー6の先端が位置Pに達する前に旋回アーム4が前方へ移動し始めており、ドローバー6を前方へスライドさせるタイミングが遅すぎることがわかる。さらに、図13(c)に示すような波形になると、旋回アーム4が受け渡し位置へ達する前にドローバー6がクランプ位置Z2よりも後方へ移動しており、ドローバー6を後方へスライドさせるタイミングが早すぎることがわかる。加えて、図13(d)に示すような波形になると、旋回アーム4が受け渡し位置に達した後、待機位置へ旋回を開始した後にようやくドローバー6が後方へスライドしており、ドローバー6を後方へスライドさせるタイミングが遅すぎることがわかる。すなわち、作業者は、測定器CH1、CH2による波形が図7〜図9に示すような関係となり、上記第一〜第三の点が全て満たされるように、ドローバー6をスライドさせるタイミング及び旋回アーム4の停止時間を調整してやればよいのである。そして、このように調整した結果、本件出願人は、旋回アーム4の停止時間を50msまで短縮することができた。
また、工具Tのクランプ/アンクランプを確実に行った後で旋回アーム4を動作させることができ、工具Tや主軸3等にタイミングのズレに係る負荷がかかってしまうこともない。
さらに、コールドスタート時であっても暖機運転時であってもドローバー6のスライドを開始させるタイミング及び旋回アーム4の停止時間が変わらないように夫々を調整しているため、工作機械の運転時間に伴いドローバー6や旋回アーム4の動作制御を変更したりする必要がなく、使い勝手が良い。
また、上記実施形態では、横型マシニングセンタにおけるタイミング調整方法としているが、本発明に係るタイミング調整方法は他の自動工具交換装置を備えた工作機械(立型マシニングセンタや門型マシニングセンタ、多軸制御マシニングセンタ等)に対しても適用可能である。
さらに、主軸の内部の構成やドローバーのクランプ/アンクランプに係る構成も上記実施形態のものに限定されることはなく、どの位置において旋回アームを停止させておくか等についてもドローバーの構成等に応じて適宜求めればよい。
Claims (4)
- 旋回動作及び主軸の軸線方向への移動により主軸に装着されている工具を交換する旋回アームを有する自動工具交換装置を備えてなる工作機械において、前記旋回アームの動作と、前記主軸の内部において前記軸線方向へスライドすることにより、前記工具をクランプ/アンクランプするドローバーの動作とのタイミングを調整するためのタイミング調整方法であって、
前記旋回アームの位置を測定する第一測定器と、前記ドローバーの位置を測定する第二測定器とを設置する第1工程と、
前記第一測定器及び前記第二測定器の測定結果を表示装置に表示する第2工程と、
前記表示装置に表示された前記第一測定器及び前記第二測定器の測定結果に基づき、前記旋回アームの動作と前記ドローバーの動作とのタイミングを調整する第3工程と
を実行することを特徴とする自動工具交換装置を備えた工作機械におけるタイミング調整方法。 - 前記第3工程において、前記ドローバーのスライドを開始させるタイミングを、前記旋回アームの位置に応じて調整することを特徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置を備えた工作機械におけるタイミング調整方法。
- 前記第3工程において、前記旋回アームが前記主軸との間で工具を受け渡す受け渡し位置で停止する停止時間を、前記ドローバーの位置に応じて調整することを特徴とする請求項1に記載の自動工具交換装置を備えた工作機械におけるタイミング調整方法。
- 前記第3工程において、前記ドローバーのスライドを開始させるタイミング及び前記旋回アームを前記主軸との間で工具を受け渡す受け渡し位置で停止させる停止時間が、前記工作機械の運転開始からの運転時間に拘わらず同じになるように夫々調整することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動工具交換装置を備えた工作機械におけるタイミング調整方法。
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JP2019000929A (ja) * | 2017-06-13 | 2019-01-10 | 株式会社スギノマシン | 工作機械 |
Citations (2)
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JPH0663833A (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | Osaka Kiko Co Ltd | 自動工具交換装置 |
JP2010144556A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 給排気バルブ開閉用カムによる給排気バルブ開閉タイミングの位相ズレ調整方法と該方法により位相ズレを調整したカム軸ユニット |
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2010
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