JP2012018772A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく蓋部材を筐体に連結可能で、かつ組立作業の容易化を図ることができる電子機器を提供する。部品点数を減らせることによりデザイン的にもシンプルな形状を実現することを可能とする。
【解決手段】電子機器10は、第1筐体11(ケース15)に第1蓋部材23を回動可能に連結するヒンジ部25(筐体側ヒンジ部36および蓋側ヒンジ部35)を備える。蓋側ヒンジ部35が、第1蓋部材23に設けられた腕部42と、腕部42に連結された軸部43と、腕部42における軸部43と反対側に設けられた腕凹部44とを有する。筐体側ヒンジ部36が、軸部43を覆う軸被覆部46と、軸部43に接触する軸ストッパ47と、第1蓋部材23を位置決めする位置決めストッパ48と、腕部42と当接する腕部ストッパ49と、腕部42の端部42Aに当接する当接面51とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、筐体に設けられた収容凹部に電池が収容され、電池を収容した収容凹部を蓋部材で覆うように構成した電子機器に関する。
電子機器は、通常、筐体と、筐体に収容された回路基板と、回路基板に実装されたコネクタと、筐体に設けられ、回路基板の一部およびコネクタの一部が収容されるコネクタ用の開口とを有する。筐体は、ケースおよびカバーを組み合わせることにより構成され、ケースおよびカバーでパーティングラインが形成されている。
電子機器のなかには、筐体に電池収納部(以下、収容凹部という)が形成され、この収容凹部に電池が収納され、収容凹部を覆う電池蓋(以下、蓋部材という)の一端側に係止爪が形成されるとともに他端側にロックレバーが組み付けられたものがある。
この電子機器によれば、収容凹部を蓋部材で覆う際に、蓋部材の係止爪を筐体側に係止した後、ロックレバーを操作して筐体側に係止する。これにより、収容凹部を覆った状態に蓋部材を筐体に保持することが可能である(例えば、特許文献1)。
特許第4424445号公報(段落0025、0029、図1および図3)
ここで、特許文献1は、蓋部材が筐体に連結されていないため、ロックレバーを操作して筐体側への係止を解除して蓋部材を開放したとき蓋部材が落下する虞がある。
この対策として、蓋部材をヒンジピンで筐体に連結する構造が考えられる。しかし、この構造はヒンジピンを必要とするため部品点数が増し、部品点数が増すことにより組立作業も煩雑になる。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品点数を増やすことなく蓋部材を筐体に連結可能で、かつ組立作業の容易化を図ることができる電子機器を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る電子機器は、筐体と、筐体に設けられ、電池を収容する収容凹部と、収容凹部を覆う蓋部材と、筐体に対して蓋部材を回動させるためのヒンジ部と、を備え、ヒンジ部が、筐体に設けられた筐体側ヒンジ部と、蓋部材に設けられた蓋側ヒンジ部とを有し、蓋側ヒンジ部が、蓋部材に設けられて筐体側ヒンジ部に向かって延びる腕部と、腕部に連結され、腕部の長手方向に対して直交する方向に突出する軸部と、を有し、筐体側ヒンジ部が、軸部を覆う軸被覆部と、軸被覆部に連結され、収容凹部とは反対側において軸部に接触する軸ストッパと、蓋部材が収容凹部を覆う際に腕部と当接する腕部ストッパと、腕部ストッパに隣接して腕部の端部に当接する当接面と、を有する。
本発明の第2の態様に係る電子機器は、蓋部材は、少なくとも軸部において弾性を持ち、当接面と軸ストッパとの間の、腕部の長手方向に沿った断面における距離は、腕部の長手方向の断面における軸部の幅よりも短い。
本発明の第3の態様に係る電子機器は、蓋側ヒンジ部の腕部は、当該記腕部における軸部とは反対側に設けられた腕凹部を持ち、筐体側ヒンジ部は、更に、蓋部材が収容凹部を覆う際に腕凹部と係合して蓋部材を位置決めする位置決めストッパと、を有する。
本発明の第4の態様に係る電子機器は、蓋側ヒンジ部は、蓋部材と略同一の硬さを持つ材料で構成されており、筐体側ヒンジ部は、筐体と略同一の硬さを持つ材料で構成されている。
本発明の第1の態様に係る電子機器によれば、筐体に筐体側ヒンジ部を設け、蓋部材に蓋側ヒンジ部を設けた。
そして、蓋側ヒンジ部の軸部を筐体側ヒンジ部の軸被覆部で覆うとともに、筐体側ヒンジ部の軸ストッパを軸部に接触することにより、蓋側ヒンジ部の軸部を筐体側ヒンジ部で回転自在に支えることができる。よって、従来技術に示すヒンジピンを用いることなく蓋部材を筐体に連結できる。これにより、部品点数を増やすことなく蓋部材を筐体に連結可能で、かつ組立作業の容易化を図ることができるという効果を有する。
また、本発明の第2の態様に係る電子機器によれば、軸部に弾性を持たせ、当接面と軸ストッパとの間の、腕部の長手方向に沿った断面における距離を、腕部の長手方向の断面における軸部の幅よりも短くした。これにより、組み込まれた後の軸部を、ヒンジから抜けにくくすることができる。
また、本発明の第3の態様に係る電子機器によれば、蓋部材で収容凹部を覆う際に、蓋側ヒンジ部の腕凹部と筐体側ヒンジ部の位置決めストッパとを係合させるとともに、蓋側ヒンジ部の腕部と筐体側ヒンジ部の腕部ストッパとを当接することにより蓋部材を閉位置に位置決めできる。これにより、蓋部材が収容凹部を覆う場合に、誤った位置で覆ってしまわないよう誘導することができる。この特徴は、特に蓋部材が防水用の蓋である場合には、液体の侵入を防ぐために重要である。
また、本発明の第4の態様に係る電子機器に寄れば、蓋側ヒンジ部は、蓋部材と略同一の硬さを持つ材料で構成されており、筐体側ヒンジ部は、筐体と略同一の硬さを持つ材料で構成されている。これにより、ヒンジ部周辺に他の部分に硬さの異なる材料を用いる場合と比べて、破損しにくくすることができる。
本発明に係る電子機器を示す斜視図 図1の電子機器から第2蓋部材を外した状態を示す分解斜視図 図2の電子機器から第1蓋部材を開放した状態を示す斜視図 図2のI部拡大図 本発明に係る第1蓋部材の開閉動作を示す斜視図 図2の電子機器から第1蓋部材を外した状態を示す斜視図 図6のII部拡大図 図7のIII部拡大図 図4のIV部拡大図 図9のV−V線拡大断面図 図9のVI−VI線拡大断面図 本発明に係るヒンジ部を組み付ける手順を示す斜視図 本発明に係るヒンジ部を組み付けた状態を示す斜視図 (A)は本発明に係る第1固定突部33および第2固定突部56が互いに乗り越える前の状態を示す断面図、(B)は本発明に係る第1固定突部33および第2固定突部56が互いに乗り越えた後の状態を示す断面図 本発明に係る案内手段を示す斜視図 (A)は図15のVII部拡大斜視図、(B)は図15のVIII部拡大斜視図、(C)は本発明に係る第1案内部および第2案内部が係止した状態を示す斜視図 本発明に係る第1案内突部62および第2案内突部63が互いに乗り越える状態を示す断面図
以下、本発明の実施形態に係る電子機器について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態である電子機器10は、略矩形体状に形成された第1筐体(筐体)11と、略矩形体状に形成された第2筐体12と、第1筐体11および第2筐体12を開閉自在に連結する連結部13と備えた開閉式の電子機器である。
この電子機器10は、連結部13を中心として相対的に回動することにより第1筐体11および第2筐体12が互いに重なり合う携帯状態(図1参照)と、連結部13を中心として相対的に回動することにより第1筐体11および第2筐体12が互いに離れる方向に展開された展開状態とを取り得る。
第1筐体11は、ケース15およびカバー16が組み合わされ、カバー16の表面16Aに操作キー等を備えた操作部が設けられている。
また、第2筐体12は、表面12Aに表示部が設けられている。
図2、図3に示すように、電子機器10は、第1筐体11(ケース15)に設けられて電池を収容する収容凹部21と、収容凹部21を覆う第1蓋部材23と、第1蓋部材23をケース15に対して回動させるためのヒンジ部25と、収容凹部21と第1蓋部材23との間に配置されたパッキン部材27(図14参照)と、第1蓋部材23を覆う第2蓋部材28とを備えている。
収容凹部21に電池22が収容されている。
第1蓋部材23は、収容凹部21に対して収容凹部21の深さ方向(図3に示す矢印方向)に沿って嵌入可能に略矩形状に形成されている。
この第1蓋部材23は、図4に示すように、表面23Aのうちに第2蓋部材28の案内方向先端23B側(カメラ31(図2参照)に近い側)に一対の第1固定突部33が所定間隔をおいて設けられている。
第1固定突部33は、側面視で山形になるように上方に突出された部位である。
第1蓋部材23には、第2蓋部材28の案内方向先端23B側(カメラ31に近い側)にヒンジ部25の蓋側ヒンジ部35が設けられている。
図5に示すように、ヒンジ部25は、第1蓋部材23を第1筐体11に対して閉位置P1および開位置P2間で回動自在に支持する部材である。
ヒンジ部25は、図6、図7に示すように、第1筐体11(ケース15)に設けられた筐体側ヒンジ部36と、第1蓋部材23に設けられた蓋側ヒンジ部35とを有する。
蓋側ヒンジ部35は、図8、図9に示すように、第1蓋部材23に設けられた腕部42と、腕部42に連結された軸部43と、腕部42における軸部43とは反対側に設けられた腕凹部44とを有する。
腕部42は、筐体側ヒンジ部36に向かって延びるように形成された部位である。
軸部43は、腕部42の長手方向に対して直交する方向に突出するように形成された部位である。
筐体側ヒンジ部36は、軸部43を覆う軸被覆部46と、軸被覆部46に連結された軸ストッパ47と、軸被覆部46に対峙する位置に設けられた位置決めストッパ48と、位置決めストッパ48に連結された腕部ストッパ49と、腕部ストッパ49に隣接して設けられた当接面51(図10、図11参照)とを有する。
図10に示すように、軸被覆部46および軸ストッパ47は、各々が連結されて略L字状に形成されている。
軸ストッパ47は、収容凹部21(図3参照)とは反対側において軸部43に接触する部位である。
位置決めストッパ48は、図9に示すように、第1蓋部材23が収容凹部21を覆う際に腕凹部44と係合して第1蓋部材23を位置決めし、図9の矢印D方向への負荷に対し抜け止めを担う部位である。
腕部ストッパ49は、図10に示すように、第1蓋部材23が収容凹部21(図3参照)を覆う際に腕部42と当接する部位である。
当接面51は、図10、図11に示すように、腕部ストッパ49に隣接して腕部42の端部42Aに当接する部位である。
ここで、当接面51と軸ストッパ47との間の距離は、図10に示す断面において、軸部43の幅よりも狭い。ここで、軸部43を弾性部材で構成することにより、軸部43を当接面51と軸ストッパ47との間を弾性変形させながら通過させることができる。軸部43はこの隙間を通過した後は、弾性により元の幅に戻るので、ヒンジに組み込まれた後の軸部43は当接面51と軸ストッパ47との間から抜けにくくなる。
ここで、第1蓋部材23の蓋側ヒンジ部35を第1筐体11の筐体側ヒンジ部36に組み付ける手順を図5、図10、図12および図13に基づいて説明する。
図12(A)に示すように、第1筐体11に対して第1蓋部材23を立てた状態で蓋側ヒンジ部35を筐体側ヒンジ部36の後上方から矢印A方向に移動する。
図12(B)に示すように、蓋側ヒンジ部35の軸部43が筐体側ヒンジ部36の軸ストッパ47の下方から軸被覆部46側に入り込む。このとき、図11の当接面51上の点51Aを支点に軸部43がしなり、軸部43がストッパ47の下面47Aを乗り越えて嵌まる。これにより、腕部42の端部42Aが筐体側ヒンジ部36の当接面51に載置されるとともに、腕部ストッパ49に当接する。
よって、蓋側ヒンジ部35が筐体側ヒンジ部36に軸部43を軸にして回動自在に組み付けられる。
蓋側ヒンジ部35を筐体側ヒンジ部36に組み付けた後、図5に示すように、第1蓋部材23を閉位置P1に向けて矢印B方向に移動する。
具体的には、図12(B)に示すように、筐体側ヒンジ部36で回動自在に支えられた軸部43を軸にして第1蓋部材23を閉位置P1に向けて矢印B方向に移動する。
図5に示すように、第1蓋部材23が閉位置P1まで移動した際に、図13に示すように、蓋側ヒンジ部35の腕凹部44と筐体側ヒンジ部36の位置決めストッパ48とが係合する。
同時に、図10に示すように、蓋側ヒンジ部35の腕部42と筐体側ヒンジ部36の腕部ストッパ49とが当接する。このように、位置決めストッパ48および腕部ストッパ49で第1蓋部材23を閉位置P1に位置決めできる。
第1蓋部材23を閉位置P1に位置決めすることで、第1蓋部材23で収容凹部21(図3参照)を覆うことができる。
また、第1蓋部材23を閉位置P1に向けて矢印B方向に移動することにより、第1蓋部材23は収容凹部21の深さ方向(図3に示す矢印方向)に沿って嵌入する。第1蓋部材23を収容凹部21の深さ方向に沿って嵌入させることにより、第1蓋部材23が第1筐体11(ケース15)に取り付けられる。
このように、電子機器10にヒンジ部25を備えることにより、従来技術に示すヒンジピンを用いることなく第1蓋部材23を第1筐体11(ケース15)に連結できる。
これにより、部品点数を増やすことなく第1蓋部材23をケース15に連結可能で、かつ組立作業の容易化を図ることができる。更に防水を要求する構造に対し筐体部品に、穴をあけることなくヒンジ構造を設置することが可能となる。
図14(A),(B)に示すように、パッキン部材27は、第1蓋部材23の外周壁23Cに沿って設けられているとともに、収容凹部21における深さ方向に沿う面21Aに当接している。よって、パッキン部材27は、収容凹部21(面21A)と第1蓋部材23(外周壁23C)との間に配置されている。
面21Aと外周壁23Cとの間にパッキン部材27を配置することにより、面21Aおよび外周壁23C間の間隔Sがパッキン部材27でシールされている。
なお、パッキン部材27を面21Aに当接させた理由については後で詳しく説明する。
図15に示すように、第2蓋部材28は、案内手段55により第1筐体11の表面23Aに沿って案内される部材である。案内手段55は、第1筐体11(ケース15)の表面15Aおよび第2蓋部材28の裏面28Aに設けられている。
この第2蓋部材28は、裏面28Aのうち第2蓋部材28の案内方向先端23B側に一対の第2固定突部56が設けられている。
第2固定突部56は、第1蓋部材23に向けて山形に突出されている。第2蓋部材28に第2固定突部56を備えることにより、第2蓋部材28を閉じる際に、第1蓋部材23の第1固定突部33を互いに乗り越えてケース15に第2蓋部材28を固定できる。
すなわち、図14(A)に示すように、第2蓋部材28を閉じる方向(矢印C方向)に移動することにより第2固定突部56の傾斜面56Aが第1固定突部33の傾斜面33Aに当接する。
第2固定突部56および第1固定突部33はそれぞれ山形に形成されているので、傾斜面56Aが傾斜面33Aに当接することにより傾斜面33Aに下方への押下力が作用する。
傾斜面33Aに押下力が作用することにより、パッキン部材27が弾性変形して第1蓋部材23(すなわち、第1固定突部33)が下方に押し下げされる。
よって、図14(B)に示すように、第2固定突部56が第1固定突部33を乗り越える。
このように、第2蓋部材28を閉じる際に、第2固定突部56および第1固定突部33が互いに乗り越えることにより第2蓋部材28が開く方向(外す方向)に抜け出さないように保たれる。
第2固定突部56は、前述したように、第2蓋部材28の案内方向先端23B側に設けられている。
ところで、第2蓋部材28を第1筐体11(ケース15)から開放(取り外す)する際、通常、使用者は、第2蓋部材28のカメラ31に遠い側(第1筐体11の長手方向端部に近い側)を持ってスライドさせる。この際、使用者は第2蓋部材28が滑らないよう、第2蓋部材28を第1筐体11の厚み方向に沿って押し下げることになる。
ここで、第2固定突部56がカメラ31から遠い側にあった場合、第1固定突部33と第2固定突部56とが、使用者の押し下げに伴って係合を維持したまま沈み込む。
一方、係合を解除するためには第1固定突部33が第2固定突部56を乗り越える、すなわち、押し下げとは反対方向の移動が必要になる。したがって、この状態で係合を解除するためには、大きな力が必要となる。そこで、本実施形態では、第1固定突部33と第2固定突部56とを案内方向先端23B側(第1筐体11の長手方向端部から離れた側)に設けることで、使用者が押し下げる部分と、第1固定突部33および第2固定突部56の係合箇所とを離している。よって、使用者は比較的弱い力で第2蓋部材28をケース15から開放する(取り外す)ことができる。
また、第2固定突部56は、第2蓋部材28が筐体に固定された状態において、第1蓋部材23の一部と重なる位置、すなわち、第1蓋部材23が開こうとした場合に邪魔になる位置に配置されている。これによって、第2蓋部材28が筐体に固定された状態において、第1蓋部材23が開いてしまうことを防ぐことができる。
また、前述したように、パッキン部材27を第1蓋部材23に設けるとともに、収容凹部21における深さ方向(図3に示す矢印方向)に沿う面21aに当接させた。
よって、第2蓋部材28の取付け、取外しに際して、第1蓋部材23が収容凹部21における深さ方向に撓んだ場合でもパッキン部材27を収容凹部21における深さ方向に沿う面21Aに当接させた状態に保つことができる。
これにより、第2蓋部材28の取付け、取外しの際に、第1蓋部材23および収容凹部21間の防水性を維持できる。したがって、第2蓋部材28が取り外された状態でも防水性を維持できる。
また、第2蓋部材28脱着時は、第1蓋部材23に設けた第1固定突部33と第2蓋部材28に設けた第2固定突部56とが互いに乗り越えることによりロックを掛けたり解除したりするが、この第2蓋部材28脱着の際、第1蓋部材23はパッキン部材27の反力により、弾力性を持ちながら上下に摺動する。この弾力のある摺動動作により第1固定突部33および第2固定突部28は、摩耗による磨り減りが抑えられ初期のロック荷重特性を継続的に持続することが可能となる。
これに対して、パッキン部材が第1蓋部材により潰される位置、すなわち、凹部の底側に配置された場合にはパッキン部材自体が圧縮される。
このため、パッキン部材の弾性が経時変化により失われ、防水性を維持できないことが考えられる。
図15、図16(A)および図16(B)に示すように、案内手段55は、第1筐体11(ケース15)の表面15Aに設けられた複数の第1案内部58と、第2蓋部材28の裏面28Aに設けられて複数の第1案内部58に係合する複数の第2案内部59と、複数の第1案内部58に隣接して設けられた一対の第1案内突部62と、複数の第2案内部59に隣接して設けられて一対の第1案内突部62と互いに乗り越える一対の第2案内突部63とを有する。
第1案内部58は、ケース15の表面15Aのうち収容凹部21の両側部21Bにそれぞれ2個ずつ設けられている。
第2案内部59は、第2蓋部材28の裏面28Aのうち両側部28Bにそれぞれ2個ずつ設けられている。
この第2案内部59は、第2蓋部材28を閉じた状態において、図16(C)に示すように、第1案内部58に係合する部位である。
第1案内部58および第2案内部59が係合することにより、第2蓋部材28が閉じた状態に保持される。
第1案内突部62は、第1筐体11の表面23Aのうち収容凹部21の両側部21Bにそれぞれ1個ずつ設けられている。
この第1案内突部62は、一対の第1案内部58間に隣接した部位から外側に突出されている。
第2案内突部63は、第2蓋部材28の裏面28Aのうち両側部28Bにそれぞれ1個ずつ設けられている。
この第2案内突部63は、一対の第2案内部59間に隣接した部位から外側に突出されている。
第2案内突部63および第1案内突部62は、第1案内部58および第2案内部59を図16(C)に示すように係合する際に、図17(A)〜図17(C)に示すように互いに乗り越えることにより第2蓋部材28が閉じた状態に保持される。
このように、ケース15に複数の第1案内部58を設け、第2蓋部材28に複数の第2案内部59を設けた。更に、一対の第1案内突部62を第1案内部58に隣接して設け、一対の第2案内突部63を第2案内部59に隣接して設けた。
そして、第1案内部58に第2案内部59を係合させ、かつ、第1案内突部62および第2案内突部63を互いに乗り越えさせるようにした。
これにより、第1案内部58および第2案内部59や第1案内突部62および第2案内突部63で第2蓋部材28をケース15に確実に固定できる。
ここで、第1案内突部62および第2案内突部63が係合するタイミングを、第1固定突部33および第2固定突部56が係合するタイミングと同時に設定することが好ましい。これは、複数回の係合が必要になると、使用者が誤って1度目の係合が発生した時点で第2蓋部材蓋28が完全に閉まったと勘違いし、十分に第2蓋部材28が閉まっていない状態で作業を中断してしまう虞があるからである。
ところで、第2蓋部材28が閉じた状態において、第1筐体11(ケース15)の表面15Aに設けられた一対の第1係合凹部66に、第2蓋部材28の裏面28Aに設けられた一対の第1係合突部67が係合する。
更に、ケース15の表面15Aに設けられた一対の第2係合凹部68に、第2蓋部材28の裏面28Aに設けられた一対の第2係合突部69が係合する。
加えて、ケース15の表面15Aに設けられた第3係合凹部71に、第2蓋部材28の裏面28Aに設けられた第3係合突部72が係合する。
また、ケース15の表面15Aに設けられた第4係合凹部74に、第2蓋部材28の案内方向先端23B側(カメラに近い側)に設けられた第4係合突部75が係合する。
更に、ケース15の表面15Aに設けられた第5係合凹部76に、第2蓋部材28の裏面28Aに設けられた第5係合部77が係合する。
以上説明したように、電子機器10によれば、第1蓋部材23を収容凹部21の深さ方向に沿って移動してケース15に第1蓋部材23を取り付けるようにした。
また、第2蓋部材28を案内手段55によりケース15の表面15Aに沿って摺動し、第1固定突部33および第2固定突部56を互いに乗り越えさせるとともに、第1案内突部62および第2案内突部63を互いに乗り越えさせることによりケース15に取り付けるようにした。
このように、第1蓋部材23の取付方向に対して第2蓋部材28の取付方向を異ならせることにより、第1蓋部材23が外れるような方向の衝撃等が加わったとしても、その方向は第2蓋部材28が外れる方向とは異なるので、両方の蓋部材が同時に外れてしまうことを防止することができる。これにより、第1蓋部材23を第2蓋部材28で確実に支えてケース15から外れ難くできる。
これにより、収容凹部21および第1蓋部材23間の間隔Sをパッキン部材27でシールして防水性を維持できる。
更に、第1蓋部材23の取付方向に対して第2蓋部材28の取付方向を異ならせるだけで第1蓋部材23をケース15から外れ難くできる。よって、第1蓋部材23をケース15から外れ難くするために、従来技術に示すロックレバー(ロック部材)を第1蓋部材23に組み付ける必要がない。
これにより、第1蓋部材23の構造の簡素化が図れるとともに部品点数を減らすことができる。また、デザイン的にもロックレバーの存在がデザイン性を損なう要因となることがあるが、ロックレバーが不要になるので部品点数を減らせることができ、デザイン的にもシンプルな形状を実現することが可能となる。ただし、上述した実施の形態の構成にロックレバーを併用することも可能であるので、このような可能性を排除するものではない。
また、第1固定突部33を乗り越えることで第1蓋部材23が筐体に取り付けられるので、仮に第1蓋部材23が取り外された状態で誤って第2蓋部材28を閉じようとした場合には、第1固定突部33の乗り越えが発生しないため、取り付け時に感じられる抵抗が軽くなる。そのため、利用者に対して違和感を与え、第1蓋部材23の取り付けが忘れられていることを通知することができる。これによって、第1蓋部材23の取り付け忘れを防止し、防水性が崩れてしまうことを防ぐことができる。
また、第1蓋部材23を同一の材料で構成し、筐体側ヒンジ部を筐体と同一の材料で構成することにより、ヒンジピンのような周囲と硬さが異なる部材を用いる部分がなくなる。これにより、第1蓋部材23に無理な力がかかったとしても、その負荷は蓋部材や筐体に分散されるので、第1蓋部材23を破損しにくくすることができる。
なお、ヒンジピンのような周囲と硬さが異なる部材が存在する場合、ヒンジピンにかかった力はヒンジピン周辺に集中してしまい、ヒンジピン周辺の樹脂部分が破損しやすくなる。なお、材料が同一でない場合であっても、少なくとも硬さが近い材料を用いれば、同様の効果は得られる。
加えて、第1蓋部材23の取付方向に対して第2蓋部材28の取付方向を異ならせるだけで第1蓋部材23をケース15から外れ難くできる。
よって、第1蓋部材23をケース15から外れ難くするために、従来技術に示すロックレバー(ロック部材)を操作する必要がない。
これにより、第1蓋部材23をケース15に取り付ける際に、従来技術に示すロックレバー(ロック部材)の操作を不要にできるので取付作業の容易化を図ることができる。
なお、本発明に係る電子機器10は、前述した実施形態に限定されるものではなく適宜変更、改良等が可能である。
例えば、実施形態で使用した電子機器、第1筐体、ケース、収容凹部、電池、第1蓋部材、パッキン部材、第2蓋部材、ヒンジ部、蓋側ヒンジ部、筐体側ヒンジ部、腕部、軸部、腕凹部、軸被覆部、軸ストッパ、位置決めストッパ、腕部ストッパおよび当接面等の形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
なお、本発明に係る電子機器10は、折り畳み形状のものを例として説明したが、この限りではない。スライド型やストレート型等、他の形状の電子機器であってもよい。
また、本発明に係る電子機器10は、第1蓋部材と第2蓋部材との2層構造のものを例として説明したが、これに限られるものではない。蓋側ヒンジ部、筐体側ヒンジ部の構造は蓋部材が1層構造の場合であっても利用することができる。
また、本発明に係る電子機器10の第2蓋部材28は、案内手段55によって案内されるとしたが、これに限られるものではない。少なくとも第2蓋部材28の取り付け方向が第1蓋部材23と異なっていればよいので、案内手段がない構成、例えば、第2蓋部材28を筐体に沿った方向に取り付けるツメのみがある構成等であってもよい。ただし、第2蓋部材28を確実に筐体に取り付けるためには、案内手段55があった方が望ましい。
また、本発明に係る電子機器10の第1固定突部は、第1蓋部材23上に設けられていたが、これに限られるものではない。第1蓋部材23と第2蓋部材28との取付方向を異ならせるためであれば、第1固定突部が筐体上にあるとしてもよい。
本発明は、筐体に収容凹部が設けられ、収容凹部に電池が収容され、電池が収容された収容凹部を蓋部材で覆う電子機器への適用に好適である。
10 電子機器
11 第1筐体(筐体)
15 ケース
15A ケースの表面(筐体の表面)
21 収容凹部
22 電池
23 第1蓋部材
27 パッキン部材
28 第2蓋部材
25 ヒンジ部
35 蓋側ヒンジ部
36 筐体側ヒンジ部
42 腕部
42A 腕部の端部
43 軸部
44 腕凹部
46 軸被覆部
47 軸ストッパ
48 位置決めストッパ
49 腕部ストッパ
51 当接面

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ、電池を収容する収容凹部と、
    前記収容凹部を覆う蓋部材と、
    前記筐体に対して前記蓋部材を回動させるためのヒンジ部と、を備え、
    前記ヒンジ部が、前記筐体に設けられた筐体側ヒンジ部と、前記蓋部材に設けられた蓋側ヒンジ部とを有し、
    前記蓋側ヒンジ部が、
    前記蓋部材に設けられて前記筐体側ヒンジ部に向かって延びる腕部と、
    前記腕部に連結され、前記腕部の長手方向に対して直交する方向に突出する軸部とを有し、
    前記筐体側ヒンジ部が、
    前記軸部を覆う軸被覆部と、
    前記軸被覆部に連結され、前記収容凹部とは反対側において前記軸部に接触する軸ストッパと、
    前記蓋部材が前記収容凹部を覆う際に前記腕部と当接する腕部ストッパと、
    前記腕部ストッパに隣接して前記腕部の端部に当接する当接面と、を有する電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器であって、
    前記蓋部材は、少なくとも前記腕部において弾性を持ち、
    前記当接面と前記軸ストッパとの間の、前記腕部の長手方向に沿った断面における距離は、前記腕部の前記長手方向の断面における前記軸部の幅よりも短い、電子機器。
  3. 請求項1記載の電子機器であって、
    前記蓋側ヒンジ部の腕部は、当該記腕部における前記軸部とは反対側に設けられた腕凹部を持ち、
    前記筐体側ヒンジ部は、更に、前記蓋部材が前記収容凹部を覆う際に前記腕凹部と係合して前記蓋部材を位置決めする位置決めストッパと、
    を有する電子機器。
  4. 請求項1記載の電子機器であって、
    前記蓋側ヒンジ部は、前記蓋部材と略同一の硬さを持つ材料で構成されており、
    前記筐体側ヒンジ部は、前記筐体と略同一の硬さを持つ材料で構成されている電子機器。
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