JP2002104458A - お絞り等の湿潤物を収納する包装容器 - Google Patents

お絞り等の湿潤物を収納する包装容器

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JP2002104458A
JP2002104458A JP2000301321A JP2000301321A JP2002104458A JP 2002104458 A JP2002104458 A JP 2002104458A JP 2000301321 A JP2000301321 A JP 2000301321A JP 2000301321 A JP2000301321 A JP 2000301321A JP 2002104458 A JP2002104458 A JP 2002104458A
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Japan
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packaging container
opening
torsion spring
container
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Kazunori Hashimoto
和紀 橋本
Nobuo Yamanaka
伸夫 山中
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 湿潤した各種の払拭材等を収納した容器の開
口部を密閉する蓋部を、片手で開閉操作ができて、且
つ、払拭材の詰め替えが容易で、密閉性と外見上の見栄
えも良くて、容器を廃棄する際には、容易に分別できる
ような構造にする。 【解決手段】 軟質繊維材を湿潤してなる払拭材等10
を密閉収納する箱状容器本体2の上端開口部に、蓋体の
天板中央部に形成してなる開口部5に嵌合して密閉する
蓋部4を開閉自在に設けてなる蓋体3を、着脱自在に嵌
合、固定、蓋部4の後端縁部に設けた回転支持部6の両
端に突設した回転軸を蓋体3に回転自在に枢着して、回
転支持部の中程のバネ固定部に捻じりバネを蓋部4が開
く方向へ付勢されるように設けると共に、蓋部4の前端
縁部には蓋体3に係止可能な係止片4aを設けて、蓋部
3を付勢状態にして閉じることができるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、紙または布巾状
をした繊維製品を収納する容器に係わるものであり、特
に、水やアルコールその他の消毒液を含浸させて湿らし
た布巾等の繊維製品を、乾燥させないような状態で収納
することができて、且つ、小出しにして使用するのに適
した容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般家庭や飲食店等に於いて
は、お客様に対して手や顔を拭いて清潔にしたり、爽快
感を持たせるための手段として、水またはお湯で湿らし
たお手拭きやお絞り等が提供されており、また、病院等
に於いては、患部の消毒や注射針等の消毒にアルコール
を滲み込ませた脱脂綿やガーゼ等が使用されている。し
かし、従来か使用されているこれらのお絞りや脱脂綿等
は、使用する度毎にお湯や消毒液を含浸させなくてはな
らないので、甚だ面倒であることから、近年は、軟質性
の紙や不織布、脱脂綿等に使用目的に応じた各種の液
体、例えば、水や消毒液、あるいは、除菌剤や抗菌剤、
香料その他を混入した液体、または、液体洗剤等を含浸
させて既製の払拭材等にしたものを密閉包装したものが
使用されるようになってきた。
【0003】特に、上記したような軟質性の紙や不織布
等からなる布巾その他に各種の液体を含浸して湿潤させ
た払拭材(俗称ウェットティッシュとも言われる)は、
身体その他の汚れた箇所を簡単に且つ迅速に拭う事がで
きることから、病院等は勿論のこと、一般家庭に於いて
も用いられており、また、携帯用としても広く用いられ
るようになっている。そして、これらの払拭材には、一
枚または複数枚を包装した使い切り形式のものと、多数
枚を積層して包装した中から必要枚数を取り出して使用
することができる保存形式のものとがある。
【0004】ところで、前者の使い切り形式のものは、
主に携帯用または個人接客用として使用されるもので、
実開昭57−110083号や実開昭57−11578
6号公報等に見るように、払拭材は軟質の合成樹脂フィ
ルムまたはその積層材により密封包装されて、V字状の
切れ目や粘着性の開口蓋等を設けて簡単に開封できるよ
うにしたものであり、流通過程に於いても、大量の製品
を段ボール箱等に収容して移送、保管することができ
て、また、使い切りだから払拭材が乾燥することもなく
何ら問題とするようなことはない。
【0005】これに対して、後者の保存形式のものは、
一般家庭や病院、飲食品等を取扱う業務等に於ける清拭
具として大量に使用されるもので、特開平1−2265
79号や特開平9−132280号、特開平10−53
286号公報等に見るように、払拭材は多数重ねられた
状態で合成樹脂フィルムの積層材等により形成された筒
状の袋体または箱体内に収容して、両端部を熱溶着など
により封着して包装して、該袋または箱体の上面の中央
部に形成した取り出し口に裏面に接着剤を塗布した開閉
蓋が密着されて密封包装されたものである。
【0006】しかし、上記のように包装された保存形式
の包装体は、取り出し口を密閉する蓋部の開閉を何回も
繰り返すうちに、接着剤が塗布された部分に汚れ等の物
質が付着して、密閉能力が劣化して密封不能になり、そ
して、このような包装体は筒状袋体の両端の封着片が突
出していて商品としての見栄えもよくなくて、また、そ
のままの形状では多数積み重ねると型崩れしたり、滑っ
て荷崩れし易かったりして、移送や保管する上で色々と
問題があった。
【0007】そこで、これらの問題を解決するために
は、湿潤させた各種の払拭材を包装した保存形式の包装
体を、商品として外見上の見栄えをよくすると共に、簡
単に積み重ねることができて移送や保管が容易にできる
ようにして、且つ、使い勝手と密閉性をよくした保存形
式の包装体とそれを収納する収納容器について色々と工
夫がなされて、型崩れしないようにした各種の包装体が
提案されている。
【0008】これらの基本的な構造は、図5に示したよ
うに、湿潤させた払拭材を包装した包装体55を収納し
た容器本体52の上面部に、払拭材を取り出す開口部5
3aを形成すると共に密閉性を良くした蓋部54を開閉
自在に設けた蓋体53を有する包装容器51を構成した
ものである。そして、特開平9−2548号や特開平9
−142551号公報等には、上記容器本体52を、防
水加工された厚紙等のシート材を用いて形成して、容器
の取り出し口部を除いて密閉構造に形成した箱体内に、
湿潤した多数の払拭材を積層して袋体により包装した包
装体を収納すると共に、前記取り出し口を開閉自在な蓋
体により密閉する構造にして、前記払拭材を一枚づつ取
り出せるようにした包装容器が提案されている。
【0009】また、実開平7−13778号や実開平7
−15553号公報には、上記容器本体52を、合成樹
脂により四角形の箱形に成形して、該容器本体内に湿潤
した多数の払拭材を積層して袋体により包装した包装体
を収納して、容器本体の開口端に開閉自在に形成した蓋
部を有する蓋体を嵌合せしめて密閉構造にすると共に、
蓋部を開いて前記払拭材を一枚づつ取り出せるようにし
た包装容器が提案されている。
【0010】上記したいずれの包装容器も、外観および
保管の面では従来のもの比べて改善はされているが、し
かし、いずれの容器も湿潤した払拭材を使い終わった後
には、廃棄されることを前提として製造されたものであ
り、前者のシート材により成形される容器は、製造コス
トを低く抑えて製造することができるが、蓋部の密閉性
の点で劣るので、開封後には内容物が使用途中で乾燥す
る恐れがある。これに対して、後者の合成樹脂により成
形される容器は、前者に比べて蓋部の密閉性は優れてい
るが、製造コストがやや高くつき、また、廃棄するに当
たっては、容器リサイクル法の施行に伴い公害の防止と
資源の有効利用を考慮する必要が出てきた。
【0011】そこで、上記のような問題点を解消して、
使用済みとなった包装容器を廃棄せずに、内容物である
湿潤した払拭材の包装体を詰め替えるだけで容器本体を
再使用するようにしたものが、実開平7−28083号
や特開平8−91454号、特開平8−244861号
公報等に提案されている。払拭材の包装体45を詰め替
え可能な構成にしたこれらの包装容器41は、例えば図
4に示すように、熱可塑性合成樹脂を射出成形して、包
装体45を収容可能な立方体形状をした箱体を形成する
と共に、該箱体の開口上端部に蓋体43が嵌合する嵌合
段部42aを形成して容器本体42を形成して、該容器
本体42内に湿潤した払拭材が包装された包装体45を
収容して、前記容器本体42の嵌合段部に嵌合する係合
縁片43aと弾性抵抗体43bを有する取り出し口43
cと該取り出し口を密閉する蓋部44をヒンジ部44a
を介して開閉自在に設けた蓋体43を着脱自在に嵌合し
て、密閉するように構成したものである。
【0012】上記のように払拭材45を収容した包装容
器41は、従来の容器に比して密閉性と外観の見栄えも
よくて、また、使用する際には、容器41内に収納した
払拭材を一枚づつ迅速に、且つ、確実に必要な数だけ取
り出すことができて、払拭材の補充、詰め替えも極めて
容易にでき、そして、容器は簡単に積み重ねて保管する
ことができる。しかし、上記した包装容器41に於いて
は、取り出し口を密閉する蓋部44は合成樹脂弾性体か
らなるヒンジ部44aを介して開閉自在に蓋体43に連
結したものであるから、蓋部44を開閉するには片手で
容器本体42を抑えておいて、他方の指先を摘まみ片に
掛けてこじ開けなければならないので、両手が使えない
場合にはやや不便であり、また、蓋部の密閉性が劣る。
【0013】また、上記したような詰め替え容器は、通
常の形態では払拭材の包装体とは別体として移送、保
管、販売されることが多いことから、このような大きな
空間部を有する容器は、保管や陳列等に無駄な広いスペ
ースを必要とする欠点もあるので、これらの欠点を無く
して、片手で容器の蓋を開けて、内容物を取り出すこと
ができるようにすると共に、容器本体を折り畳み可能に
して内部空間を無くして、保管等のスペースを極力小さ
くすることができるようにした詰め替え容器を、出願人
は特開2000−95242号として既に提案してい
る。
【0014】上記の発明は、図3に示すように、払拭材
を収容する包装容器31を、断面が長方形をした筒状の
胴壁部32aと、該胴壁部内に装着して底壁部を形成す
る底板32bとからなる容器本体32と、筒状の胴壁部
の上端開口部に着脱自在に嵌合する蓋体33とから構成
されてなるものであり、前記筒状の胴壁部32は、短壁
に複数の薄肉の溝状をしたヒンジ部32cを設けて、偏
平に折り畳み可能に形成して、胴壁部の長壁の底部内面
に底板を係止する突条支持片を設けると共に、長壁の上
部外面に蓋体を係止する嵌合突起を設けて形成されてお
り、また、前記蓋体33は、胴壁部と同様に長方形をし
た頂壁部に長円形状の窪みを形成して、該窪みの中央に
取り出し開口部を形成すると共に、窪みを覆って開口部
を塞ぐようにした前記長円形状の窪みに対応した蓋部3
4を、その一端部に蔓巻き状の捻じりバネ35を設けて
開閉自在に枢着したものである。
【0015】そして、上記のように形成した筒状の胴壁
部内に底板を装着、係止して箱体状に組み立てると共
に、前記胴壁部上端部の嵌合突起に蓋体の縁部を係止せ
しめるようにして該箱体の上部開口端に上記したように
形成した蓋体を嵌着することにより、払拭材からなる包
装体を収納可能な包装容器が構成されるように形成した
ものである。このように形成された包装容器は、使用す
るに当たって蓋部34に設けた係止片34aを指先で押
圧すると、蓋体33との係合関係が解除されて、捻じり
バネ36の復帰力により蓋部34が開いて取り出し開口
部35が現れるので、払拭材が収納された包装容器を据
え置きの状態にしたままで、払拭材を必要な量だけ一枚
づつ片手で取り出すことができて、使用後は蓋部を片手
で閉じるだけで開口部が密閉されて、使い勝手もよい。
【0016】しかし、上記包装容器は、蓋部の自動開放
を行うようために設けた蔓巻き状の捻じりバネ36が剥
き出しになっているので、見た目がやや不格好に見える
と共に、払拭材がガーゼや脱脂綿等である場合には、バ
ネ部分に払拭材が引っ掛かって型崩れすることがあり、
また、密閉性もやや劣る。また、使用済みとなって廃棄
される容器を資源として再生利用するためには、分別し
て回収することが必要となるが、上記のように金属と合
成樹脂等が混在した容器は、異質の材料を分別するのが
面倒な作業となる。
【0017】そこで、各種の払拭材を収納した包装容器
の蓋部が片手で開閉することができて、内容物の払拭材
を傷めることもなくて簡単に取り出すことができて、且
つ、見た目もよくて、蓋部の密閉性がよくて、また、使
用済みとなって廃棄する際には、容器を構成する熱可塑
性合成樹脂その他の複数の材料を簡単に分別することが
できて、資源として再利用することを容易にした容器の
出現が望まれる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、柔軟な繊
維材等を水分や消毒剤などにより湿潤させてなる各種の
払拭材を収納するための包装容器を、外見上の見栄えが
良くて、払拭材を詰め替えできるように形成して、払拭
材を取り出す開口部を密閉する蓋部を片手で簡単に開閉
することができて、収納された払拭材を傷めずに取り出
すことできるように形成すると共に、払拭材を取り出す
開口部を密閉する蓋部を内部が乾燥しないような密閉構
造に形成して、且つ、不用となった容器を廃棄する際に
は、容器を構成する材質ごとに容易に分別することがで
きるような構造に形成する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記したよ
うな目的を達成するために、湿潤した払拭材を収納する
包装容器の本体部を、合成樹脂の射出成形により長方形
の筒状をした胴壁と平坦な底壁とからなる直方形の箱状
体に成形すると共に、前記箱状をした容器本体の上端開
口部に、払拭材の取り出し口を開閉自在に密閉する蓋部
を有する蓋体を着脱自在に嵌着せしめて、払拭材を詰め
替え可能にした包装容器を構成して、払拭材を取り出す
取り出し口を密閉する前記蓋部を、蓋体の頂壁に設けた
窪みに嵌合するように形成して、開閉自在に枢着せしめ
ると共に、該蓋部の裏面中央に払拭材の取り出し口の縁
部に係合する係合片を突設して、前記取り出し口を密閉
するように形成する。
【0020】そして、前記蓋体に蓋部を枢着する枢着部
は、蓋部の後端部に設けた回転支持部に蓋部を開く方向
へ付勢するように捻じりバネを設けられると共に、前記
回転支持部に設けられた捻じりバネが簡単に分離できる
ように設けられて、該捻じりバネを覆うようにカバー体
を設けて、蓋部の見栄えを良くして、更に、蓋部の前端
部に係止片を設けて蓋体の係合凹部に係止するように形
成して、蓋部が前記取り出し口を開閉自在に密閉するよ
うに構成する。
【0021】
【発明の実施の形態】合成樹脂の射出成形により成形し
た直方形の箱状をした包装容器の容器本体2内に湿潤し
た払拭材10を包装袋に入れたままか、袋から出した状
態で収容して、該容器本体2の上端開口部に開閉自在な
蓋部4を有する蓋体3を嵌合、固定して、払拭材10を
取り出し可能にした包装容器1を構成する。上記のよう
に形成された本願発明の包装容器1は、前記蓋体3の蓋
部4が開く方向に付勢された状態で閉じられているの
で、蓋部4の前端部に設けられた係止片4aを指先で押
圧すると、蓋部4は蓋体3との係止状態が解除されて、
捻じりバネ7の付勢力により蓋部4が跳ね上がるように
して開いて、蓋体3に設けられた払拭材の出し口5が開
口する。このようにして蓋部4が開口されて払拭材10
を収納した包装容器1は、開口部の下に包装体から突出
した払拭材の先端部10aを指先で掴んで引っ張ると、
払拭材10は傷付けられることなしに一枚づつ引き出し
て必要な枚数を使用することができる。
【0022】
【実施例】本願発明の包装容器に関して、一つの最適な
実施例に基づいて、図面を参照しつつ説明する。本願発
明は、図1に示すように、熱可塑性合成樹脂を射出成形
して、直方形の角部に少しばかりの丸みを設けた箱形状
に成形した容器本体2の内部に、水や香水、または、ア
ルコールその他の消毒液等を湿潤させた軟質の繊維材か
らなるお絞りや布巾等の払拭材10を多数枚積層した状
態で収容して、該容器本体の上端開口部には開閉自在な
蓋部4と取り出し口5とを設けた蓋体3を着脱可能に嵌
着せしめて密閉することにより、前記払拭材を一枚づつ
引き出し可能にした包装容器1を構成する。
【0023】また、上記包装容器1の蓋体3は、容器本
体と同じく角部に丸みを設けた長方形をした平坦な天板
部3aの中央部分に、角部に丸みを設けた長方形状をし
た窪み3bが形成されると共に、前記窪みの長辺の一側
に蓋部4の回転支持部を枢着する凹部3cが、他側に蓋
部4の係止片4aを係止する係合凹部3dがそれぞれ形
成されており、そして、前記窪み3bの形状に対応した
形に形成された蓋部4が、回転支持部6の両端に設けた
支持軸6aが前記蓋体3の枢着凹部3cに開閉自在に枢
着されて、該支持軸6は捻じりバネ7により蓋部を開く
方向へ付勢されると共に、蓋体3に係止される係合片4
a設けられて開口部5を密閉するように構成されてい
る。
【0024】上記蓋体3に開閉可能に枢着された蓋部4
は、図2に示すように、前記した箱形のした容器本体2
に嵌着した蓋体3の天板部3aに形成された略長方形状
をした窪み3bに対応した形状をしていて、その周縁部
には前記蓋体3の窪み3bの周壁面に密着可能な縁部4
bが設けられると共に、裏面の中央部には蓋体3の天板
中央に形成した開口部5の縁に密接に係合する環状の係
合片4dが突設されている。
【0025】このように形成された前記蓋部4には、長
辺縁の一側に上記蓋体3の枢着凹部3cに係合して枢着
される回転支持部4cが突設されると共に、他側に蓋体
の係止凹部3dに係止される係合片4aが設けられてお
り、また、前記支持部4cに蓋部4を開閉自在に支持し
て設けた回転支持部6の中程に設けた四角形状の枠体9
内に、蓋部4を開くように付勢した捻じりバネ7を設け
ると共に、該捻じりバネ7は支持部6から簡単に分離で
きるように固定して、更に、前記捻じりバネ7が固定さ
れた部分が露出しないように枠体部を覆うように開閉自
在なカバー体8が設けられて、蓋部の見た目を美しくす
ると共に払拭材10等を傷つけないように構成されてい
る。
【0026】上記のように構成された包装容器本体2
に、湿潤された払拭材等が収納されて蓋体4で密閉され
た本願発明の包装容器1に於いては、払拭材10等を取
り出して使用するに際して、前記包装容器を適当な場所
に据え置いた状態にして、蓋部4の係止片4aを指先で
押圧すると、蓋体3の係合部に引っ掛かっていた係止片
4aの先端部が外れた状態になるので、指先を係止片4
aから離した途端に、蓋部4は捻じりバネ7の作用によ
り撥ねるように開かれて、払拭材等の取り出し口が現れ
るので、取り出し口の下にある払拭材を指先で摘んで引
っ張れば、片手で一枚づつ取り出すことができる。
【0027】そして、払拭材を用いて消毒や清拭等を行
って、使い残した払拭材10をそのまの状態でしまって
おくには、前記開いた蓋部4を指先で折り畳むようにし
て閉じると、蓋部4が回転支持部6を中心として回転す
るにつれて、前記捻じりバネ7は蓋部が付勢されるよう
に捻じられてから、蓋部4の先端に設けた係止片4aが
蓋体3の開口縁の係合凹部3dの係止辺に係止されて、
蓋部4は開く方向に付勢された状態で固定されて密閉さ
れているので、次に払拭材10を使用する際には、蓋部
4の係止片4a部分を指先で押圧することにより蓋部4
を簡単に開放することができる。
【0028】上記のようにして形成された本願発明の包
装容器1は、箱状をした容器本体2の上端開口部に蓋体
3が弾性嵌合により密接に嵌着されているので、内部の
払拭材等を使い終えて空になった際には、蓋体3を簡単
に本体から取り外すことができるので、払拭材等を再び
補充して使用することができると共に、補充する内容物
を別の物に変えたり、容器の内部を綺麗に洗浄したりす
る場合には簡単に作業を行うことができる。また、容器
が破損したり、不用になって廃棄する際には、蓋体3を
容器本体1から簡単に外すことができるので、分離した
蓋体3の蓋部4を開いた状態にしてから、枠体部分のカ
バー体8を摘み片8bを指先で掴んで引き上げると、ヒ
ンジ8aを介して回転支持部に開閉可能に連結されたカ
バー体8が開くので、露出した捻じりバネ7をこじる
と、捻じりバネは枠体から飛び出して蓋部4から簡単に
分離することができて、容器本体とは異なる金属その他
の異種材料を簡単に分離して廃棄することができる。
【0029】尚、上記した実施例の包装容器に於いて
は、容器本体2に熱可塑性合成樹脂を射出成形して直方
形をした箱形に成形したものを用いたが、本願発明は、
このような箱形に一体成形した容器本体から構成される
ものに限られるものではなくて、図3に示した特開20
00−95242号に記載する容器本体のように、図1
に点線で示すように、断面が長方形をした筒状の胴壁部
に薄肉の溝状をした複数の折り曲げ部を設けると共に、
底板部分を取り外し可能な構造にした底壁を形成して、
折り畳み可能にした容器本体の上端開口部に嵌着する蓋
体を上記した構造にして包装容器を構成してもよい。
【0030】更に、上記した蓋部に於いて、蓋部4の縁
部4bの内側に薄肉の発泡体を環状に設けることにより
更に密閉性を高めることができて、また、枠体部分に設
けるカバー体8はヒンジにより結合する代わりに、枠体
に弾性嵌合により着脱可能に嵌着するようにしてもよ
い。また、上記した実施例に於いては、軟質の繊維材か
らなる払拭材を湿潤せしめたものを対象にして説明した
が、本願発明は、このような湿潤した払拭材に限らず、
乾燥したものについても適用することができるのは言う
までもない。
【0031】
【発明の効果】本願発明は、払拭材を収納する容器本体
に、取り出し口を設けた蓋体を着脱自在に嵌着したもの
であるから、払拭材を詰め替えることにより繰り返し使
用することができるので、ゴミとなる廃棄物の量を減ら
すことができる。また、包装容器の蓋体の密閉蓋部を閉
じた状態にした場合には、蓋部を開く方向へ付勢した状
態になるようにしたので、片手で蓋部を開閉できると共
に内部の払拭材を取り出して使用することができる。
【0032】そして、着脱自在にした蓋体に設けられた
蓋部を付勢する捻じりバネを、蓋部の支持部に設けた枠
体内に設けて、該枠体の上面を開閉可能なカバー体で覆
った構造にしたので、見栄えがよくなると共に、捻じり
バネに払拭材が触れて汚れたり、傷ついたりすることも
ない。更に、枠体内の捻じりバネは簡単に取り出すこと
ができるようにしたので、容器を廃棄する際には、金属
のバネやその他、容器本体とは異なる材質を分離してか
ら廃棄することができるので、材料の再生利用が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の包装容器を示す斜視図である。
【図2】本願発明の蓋体に用いる開閉自在な蓋部を示す
分解図である。
【図3】本願発明の先行例となる包装容器を示す分解斜
視図である。
【図4】従来の詰め替え可能な包装容器を示す分解斜視
図である。
【図5】従来の使い捨て包装容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1. 包装容器 2. 容器本体 3. 蓋体 4. 蓋部 5. 開口部 6. 回転支持部 7. 捻じりバネ 8. カバー体 9. 枠体 10. 払拭材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA24 AB10 BA03 CA03 CB02 CC03 DA03 DB13 DC03 FA06 FA09 FC08 GA06 GA08 GB06 GB12 LA18 LB03 LB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質繊維材を湿潤せしめてなる払拭材等
    を収納する箱状をした容器本体の上端開口部に、蓋体の
    天板中央部に払拭材を取り出す開口を形成すると共に該
    開口に嵌合して密閉する蓋部を開閉自在に設けてなる蓋
    体を、着脱自在に嵌合、固定して密閉包装容器を構成し
    て、前記蓋部の後端縁部に設けた回転支持部の両端に突
    設した回転軸を蓋体に枢着して回転自在となし、前記回
    転支持部の中程のバネ固定部に捻じりバネを蓋部が開く
    方向へ付勢されるように設けると共に、前記バネ固定部
    に設けた捻じりバネを覆うようにカバー体を開閉自在に
    設けてなることを特徴とするお絞り等の湿潤物を収納す
    る包装容器。
  2. 【請求項2】 軟質繊維材を湿潤せしめてなる払拭材等
    を収納する箱状をした容器本体の上端開口部に、蓋体の
    天板中央部に払拭材を取り出す開口を形成すると共に該
    開口に嵌合して密閉する蓋部を開閉自在に設けてなる蓋
    体を、着脱自在に嵌合、固定して密閉包装容器を構成し
    て、前記蓋部の後端縁部に設けた回転支持部の両端に突
    設した回転軸を蓋体に枢着して回転自在となし、前記回
    転支持部の中程のバネ固定部に捻じりバネを蓋部が開く
    方向へ付勢されるように設けると共に、前記捻じりバネ
    を設けたバネ固定部を覆うようにカバー体を開閉自在に
    設けて、更に、前記蓋部の前端縁部に係止片を設けて蓋
    体に係止可能にして蓋部を付勢状態に閉じれるように形
    成してなることを特徴とするお絞り等の湿潤物を収納す
    る包装容器。
  3. 【請求項3】 前記着脱自在な蓋体は、天板中央部に略
    長方形状をした窪みが段状に形成されて、該窪みの中央
    部に払拭材等の取り出し口が形成されると共に、前記長
    方形の窪みの一側辺には蓋部の回転支持部を枢着する凹
    部を、反対側辺に蓋部の係止片を係合する凹部が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1または2に記載する
    お絞り等の湿潤物を収納する包装容器。
  4. 【請求項4】 前記開閉自在な蓋部は、蓋体の天板中央
    部に形成された窪みに対応した略長方形状に形成され
    て、一側辺には蓋部を開閉自在に支持する回転支持部
    が、反対側辺には蓋部を蓋体に係止する係止片が、それ
    ぞれ蓋体の凹部に係合するように形成されると共に、蓋
    部の周縁部には蓋体の窪みの内周面に密着する嵌合縁
    が、蓋部の内面の中程には蓋体の取り出し口の内周面に
    密着する嵌合片が、それぞれ環状に形成されてることを
    特徴とする請求項1または2に記載するお絞り等の湿潤
    物を収納する包装容器。
  5. 【請求項5】 前記開閉自在な蓋部は、蓋体に回転自在
    に枢着する回転支持部の中央部のバネ固定部に設けた捻
    じりバネの一端が回転支持部に、他端が蓋体の凹部に係
    止されると共に、該捻じりバネは容易に取り外しができ
    るように固定されて、蓋部が開く方向へ付勢されるよう
    に設けると共に、前記捻じりバネは開閉自在なカバー体
    により覆われてなることを特徴とする請求項1または2
    に記載するお絞り等の湿潤物を収納する包装容器。
  6. 【請求項6】 前記蓋部は、蓋体に回転自在に枢着する
    支持部の内面中央のバネ固定部を、バネが外部から見え
    たり、移動したりしないように枠体で囲むように形成し
    て、該枠体内に蓋部が開く方向へ付勢するように捻じり
    バネを設けると共に、前記枠体の開口面を開閉自在なカ
    バー体で覆ってなることを特徴とする請求項1乃至2ま
    たは請求項5に記載する湿潤物を収納する包装容器。
  7. 【請求項7】 前記支持部に設けたバネ固定部は、捻じ
    りバネを囲む四角形状をした枠体の開口面をヒンジ部を
    設けたカバー体で開閉自在に覆ってなることを特徴とす
    る請求項6に記載する湿潤物を収納する包装容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112458A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Daio Paper Corp 家庭用薄紙収納容器
JP2012018772A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Panasonic Corp 電子機器
US8915358B2 (en) 2013-03-29 2014-12-23 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Wet wipes dispenser with lid positioning feature

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