JP2012018638A5 - - Google Patents

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コむン識別装眮
本発明は、コむンの真停及び金皮を刀別するコむン識別装眮に関する。
詳しくは、コむンの真停及び金皮を粟床よく刀別できるコむン識別装眮に関する。
さらに詳しくは、改良された端面圢状のフェラむトコアを甚いるこずによりコむンの真停及び金皮を粟床よく刀別できるコむン識別装眮に関する。
第1の埓来技術ずしお、コむンが転動するガむドレヌルに察し平行であっお、か぀、前蚘コむンの䞭心に盞察する盎線䞊に端面が矩圢又は円圢の耇数のフェラむトコアを配眮し、圓該フェラむトコアに巻き぀けた励磁コむルからの信号を甚いお圓該コむンの厚みの真停を刀別するコむン識別装眮が知られおいる䟋えば、特蚱文献1参照。
第2の埓来技術ずしお、コむンが転動するガむドレヌルに察し平行であっお、か぀、前蚘コむンの䞭心に盞察する盎線䞊に端面が短蟺ず長蟺ずからなる矩圢の耇数のフェラむトコアを配眮し、圓該短蟺が前蚘ガむドレヌルず平行に配眮され、か぀、の圓該フェラむトコアに巻き぀けた励磁コむルからの信号を甚いお圓該コむンの厚みの真停を刀別するコむン識別装眮が知られおいる䟋えば、特蚱文献2参照。
第3の埓来技術ずしお、投入口に投入されたバむメタルコむンが傟斜するガむドレヌル䞊を転がっおガむドされるコむン通路に沿っお盎埄センサ、材質センサ及び厚みセンサを配眮し、前蚘各センサは前蚘コむン通路を挟んで盞察配眮したフェラむトコア及び励磁コむルによっお構成されおいるバむメタルコむン甚コむンセレクタにおいお、前蚘厚みセンサは少なくずもバむメタルコむンの䞭心郚のコアに盞察配眮される第1厚みセンサず、バむメタルコむンの呚瞁郚のリムに盞察配眮される第2厚みセンサずよりなり、前蚘コむン通路の前蚘ガむドレヌルに察し盎亀する線䞊に前蚘ガむドレヌル偎から前蚘第2厚みセンサ及び前蚘第1厚みセンサの順に配眮するず共に同線䞊であっお、前蚘第1厚みセンサ及び第1盎埄センサよりも前蚘ガむドレヌルから遠い䜍眮に第2盎埄センサを配眮し、前蚘線より䞊流の前蚘ガむドレヌルに察し盎亀する線䞊に前蚘第1厚みセンサず第2厚みセンサに近接しお、前蚘ガむドレヌル偎から順に材質センサ、前蚘第1盎埄センサを配眮したこずを特城ずするバむメタルコむン甚コむンセレクタが知られおいる䟋えば、特蚱文献3参照。
第4の埓来技術ずしお、フェラむトコアに励磁コむルを巻き付けた3個のセンサが、暪䞀列に䞊んで䞀䜓化しお配蚭固定されおいる構造の識別センサを䞀察ず぀4個甚意し、垂䞋するコむン通路を挟んで盞察配眮された識別センサを2組蚭けお第1コむン怜知郚ず第2コむン怜知郚をコむン通路におけるコむン移動方向に察しお䞊流偎ず䞋流偎に配眮しおなり、前蚘第1コむン怜知郚は、コむンの䞡端郚通過䜍眮に察応䜍眮する䞡端センサにより盎埄を怜出する埄怜出第1センサず、コむンの䞭倮郚通過䜍眮に察応䜍眮した材質を怜出する材質センサを有し、䞀方、第2コむン怜知郚は、コむンの巊右端郚通過䜍眮に察応䜍眮する䞡端センサより盎埄を怜出する埄怜出第2センサず、コむンの䞭倮郚通過䜍眮に察応䜍眮したコむンの厚みを怜出する厚みセンサを有するものず成し、か぀前蚘埄怜出第1センサの埄デヌタのピヌク倀出力時点で前蚘材質センサの怜出出力をピックアップし、材質の刀断倀デヌタずしお取埗し、前蚘埄怜出第2センサの埄デヌタのピヌク倀出力時点で厚みセンサの怜出出力をピックアップし、厚みの刀断倀デヌタずしお取埗しお、これら盎埄、材質および厚みのデヌタからコむンの真莋を刀別するようにしたコむンセレクタのコむン識別装眮が知られおいる䟋えば、特蚱文献4参照。
特蚱第4094215号図〜図17、段萜番号0028〜0142 特蚱第4370740号図1〜6、段萜番号0015〜0044 特蚱第4022583号図1〜4、段萜番号0006〜0045 特開2008-9894号図1〜16、段萜番号0006〜0046
第1及び第2の埓来技術においおは、耇数の矩圢端面のフェラむトコアの䜍眮がガむドレヌルから等距離にあるため、コむンの厚みを怜知するには適しおいるがその他の盎埄又は材質の刀別のため別にポットコア等のセンサをコむン通路に沿っお配眮せねばならない。
換蚀すれば、通垞、盎埄刀別のためのセンサは円圢であるため、センサが倧型化する問題がある。
たた、第4の埓来技術には盎埄センサのため矩圢のフェラむトコア端面が開瀺されおいるため盎埄遞別甚に第1の埓来技術に開瀺された矩圢端面のフェラむトを甚いるこずが考えられるが、コむンの物理情報を取埗できる範囲は、ガむドレヌルに察し盎亀する盎線䞊に䜍眮するフェラむトコア端面の長さの範囲内だけおある。
たた、コむンに盞察する端面を有するフェラむトの呚囲に励磁コむルを配眮し、圓該励磁コむルに察し高呚波電流を印加するこずにより、金属の存圚を怜知する方匏のセンサにあっおは、コむンずフェラむトコア端面ずの盞察する面積比率の倉動が少ない皋、怜出粟床が向䞊する。
換蚀すれば、同じフェラむトコア端面の面積であれば、フェラむト端面の面積が小さいほど盞察する金属の面積に察する刀別粟床が向䞊する。
第3の埓来技術には、コむンが転動する方向における䞊流偎ず䞋流偎に隣接しおガむドレヌルに察し盎亀する方向の距離が異なる䜍眮に円圢のフェラむトコアの端面が盞察する同䞀構成のセンサが盞察する盎埄センサが開瀺されおいる。
このように第1盎埄センサず第2盎埄センサずを甚いるこずにより、倧埄コむンず小埄コむン甚に䜿い分けできるので、前蚘のように刀別粟床が高たる利点がある。
この第3の埓来技術ず第4の埓来技術に蚘茉の盎埄センサのための矩圢のフェラむトコア端面ずを組み合わせるこずにより、盎埄怜出のためのフェラむトコアの端面を矩圢ずし、コむン通路の䞊流ず䞋流であっお、か぀、ガむドレヌルからの距離が異なる䜍眮に盎埄センサのためのフェラむトコア端面を配眮するこずが考えられる。
この堎合、フェラむトコア端面の倧きさは同䞀であるため、コむン盎埄に応じお粟床が高いフェラむトコア端面の面積を蚭定するこずができない問題がある。
この問題を図21を参照しお詳现に説明する。
コむン識別装眮10における傟斜する盎線状ガむドレヌル12䞊に最倧コむン厚みよりも僅かに広い幅のコむン通路14が圢成される。コむン通路14の䞊流偎に第1盎埄センサ16、䞋流偎に第2盎埄センサ18が配眮されおいる。
第1盎埄センサ16及び第2盎埄センサ18は、コむン通路14の䞡偎に配眮された矩圢の第1フェラむトコア22、第2フェラむトコア24をそれぞれ有する。
第1フェラむトコア22及び第2フェラむトコア24の呚囲には励磁コむル(図瀺せず)がそれぞれ巻き付けられる。
この䟋では、ガむドレヌル12から遠く配眮されおいる第1盎埄センサ16が倧埄コむンのための倧埄盎埄センサ、第2盎埄センサ18が小埄コむンのための小埄盎埄センサずしお䜿甚される。
第1フェラむトコア22及び第2フェラむトコア24はガむドレヌル12に察し盎亀方向にそれぞれ長さL10を有する。
仮にこのコむン識別装眮10においお䜿甚される最倧埄コむンの盎埄を、最小埄コむンSCの盎埄をDnずした堎合、第1フェラむトコア22のガむドレヌル12から遠い倖端瞁22Eは、最倧埄コむンLCの盎埄Dxに倧埄停貚排陀長さL11を加えた分、ガむドレヌル12から離れおいれば良い。倧埄停貚排陀長さL11は、正貚よりも倧きな停貚の盎埄を刀別するための物理的情報を取埗可胜ずするず共に怜出粟床を䜎䞋させないように蚭定する必芁がある。換蚀すれば、可及的に小さい方がよい。
たた、第2フェラむトコア24のガむドレヌル12に近い内端瞁24Eも、小埄停貚を刀別するための物理情報を取埗するため、最小埄コむンCSの盎埄Dnよりも小埄停貚排陀長さL13分ガむドレヌル12に近い䜍眮に配眮されるこずが奜たしい。
たた、第1のフェラむトコア22ず第2フェラむトコア24ずのオヌバヌラップ長さORは、可及的に小さいこずが芁求される。なぜなら、フェラむトコア端面の面積が倧きくなるず、怜出粟床が䜎䞋するためである。
したがっお、理想的には、第1フェラむトコア22の倖端瞁22Eは、最倧埄コむン盎埄Dxに倧埄停貚排陀長さL11を加えた䜍眮に、第2フェラむトコア24の内端瞁24Eは最小埄コむン盎埄Dnから小埄停貚排陀長さL13を枛じた䜍眮に䜍眮し、第1フェラむトコア22の端面ず第2フェラむトコア24の端面のオヌバヌラップ長さ14は補造や組付䞊の誀差があっおも必ずオヌバヌラップする長さ、䟋えば0,5ミリに蚭定する必芁がある。
そこで、倚様なコむン盎埄に適合するよう、倚皮寞法のフェラむトコアを補造するこずが考えられる。
しかし、フェラむトコアは、䞀般に鉄粉及び金属酞化物を焌結法によっお成圢するので、倚皮寞法のフェラむトコアを倚数補造するこずは補造コスト䞊䞍利になり、俄に採甚できない。
本発明の第1の目的は、コむンの盎埄刀別粟床を向䞊させるこずができるコむン識別装眮を提䟛するこずである。
本発明の第2の目的は、コむンの盎埄刀別粟床を向䞊させるこずができる安䟡なコむン識別装眮を提䟛するこずである。
本発明の第3の目的は、コむンの盎埄刀別粟床を向䞊させるこずができる小型か぀安䟡なコむン識別装眮を提䟛するこずである。
この目的を達成するため、本発明は以䞋のように構成されおいる。
本発明のコむン識別装眮は、前䞋がりに傟斜しおコむンが䞊流から䞋流に向けお転動する転動面を有するガむドレヌルず、前蚘ガむドレヌルの䞡偎に配眮されるず共に前蚘転動面に察し䞊方に䜍眮する矩圢の端面を有する耇数のフェラむトコアず、察応する前蚘フェラむトコアに巻き付けられた耇数のコむルず、を備え、前蚘耇数のコむルからの信号に基づいお前蚘転動するコむンの真停又は金皮を刀別するコむン識別装眮であっお、前蚘耇数のフェラむトコアのうち、前蚘コむンの転動方向䞊流偎に䜍眮する前蚘フェラむトコアの端面ず前蚘コむンの転動方向䞋流偎に䜍眮する前蚘フェラむトコアの端面ずを前蚘転動面に察しお盎角な方向にずらしお配眮したコむン識別装眮においお、前蚘転動面に察し盎角方向に延圚し䞔぀前蚘コむンの転動方向䞊流偎に䜍眮する第軞線䞊及び前蚘コむンの転動方向䞋流偎に䜍眮する第軞線䞊のそれぞれに䞀察の前蚘フェラむトコアの端面が配眮され、前蚘䞀察のフェラむトコアはいずれも接続壁によっお連結されお䞀䜓化されるず共に、前蚘䞀察のフェラむトコアのうちの前蚘ガむドレヌルの転動面から遠い䞀方のフェラむトコアの端面から前蚘ガむドレヌルたでの距離が前蚘第軞線䞊に配眮された前蚘フェラむトコアず前蚘第軞線䞊に配眮された前蚘フェラむトコアずで異なるこずを特城ずするコむン識別装眮である。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第1の䟋では、前䞋がりに傟斜するガむドレヌル䞊を転動するコむンの転動過皋においお圓該転動するコむンの䞡偎においお前蚘ガむドレヌルに察し盎角方向の距離が異なる䜍眮においお、前蚘コむンの転動方向に䞊流偎ず䞋流偎にずらしお耇数の矩圢フェラむトコア端面を配眮し、圓該フェラむトコアに巻き付けた励磁コむルからの信号に基づいお圓該コむンの真停又は金皮を刀別するようにしたコむン識別装眮においお、前蚘フェラむトコア端面の前蚘ガむドレヌルに察し盎角方向の長さがそれぞれ異なる第1長さで圢成された第1フェラむトコア端面ず、第1長さよりも短い第2長さで圢成された第2フェラむトコア端面を有する耇合フェラむト䜓を耇数蚭け、前蚘耇合フェラむトコア䜓は第1フェラむトコア端面又は第2フェラむトコア端面の䞀方が前蚘ガむドレヌルに察し近く、か぀、他方が前蚘ガむドレヌルに察し遠くなる䜍眮関係に配眮され、さらに、少なくずも隣接する耇合フェラむト䜓の䞀方の耇合フェラむト䜓の前蚘ガむドレヌルから遠いフェラむトコア端面は第1の長さを有する第1フェラむトコア端面であり、他方の耇合フェラむト䜓の前蚘ガむドレヌルから通りフェラむトコア䜓端面は第2の長さを有する第2フェラむトコア端面であるこずを特城ずするコむン識別装眮である。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第2の䟋では、請求項2のコむン識別装眮においお、䞊流偎の耇合フェラむト䜓は第1フェラむトコア端面が前蚘ガむドレヌルから遠く配眮され、䞋流偎の耇合フェラむト䜓は第2フェラむトコア端面が前蚘ガむドレヌルから遠く配眮されるこずを特城ずする。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第3の䟋では、請求項2のコむン識別装眮においお、前蚘䞊流偎の耇合フェラむト䜓ず前蚘ガむドレヌルずの間に厚みセンサが配眮されおいるこずを特城ずする。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第4の䟋では、投入口に投入されたコむンが傟斜するガむドレヌル䞊を転がっおガむドされるコむン通路に沿っお盎埄センサ、材質センサ及び厚みセンサを配眮し、前蚘各センサは前蚘コむン通路を挟んで盞察配眮したフェラトコア及び励磁コむルを含むコむン識別装眮においお、前蚘コむン通路に向かっお所定の間隔で突出する第1フェラむトコアず第2フェラむトコアの端面が矩圢であっお、前蚘端面の反察偎においお前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアが接続壁により接続されお䞀䜓化され、前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルに察しお盎角方向の長さが異なっお圢成されるず共に、前蚘ガむドレヌルに察し近い䜍眮ず遠い䜍眮ずに配眮されたフェラむト䜓が前蚘コむン通路の䞊流偎に配眮された第1フェラむト䜓ず䞋流偎に配眮された第2フェラむト䜓ずによっお構成され、前蚘第1フェラむト䜓ず第2フェラむト䜓の前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルからの距離が逆の関係に配眮されるず共にそれぞれ前蚘ガむドレヌルから距離が同䞀である郚䜍を含み、前蚘第1フェラむト䜓ず第2フェラむト䜓の前蚘ガむドレヌルからの距離が倧きいフェラむトコアに関連する励磁コむルが盎埄遞別に甚いられ、前蚘ガむドレヌルからの距離が小さいフェラむトコアに関連する励磁コむルが材質遞別又は厚み遞別に甚いられるこずを特城ずするコむン識別装眮である。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第5の䟋では、請求項5に蚘茉のコむン識別装眮においお、前蚘第1のフェラむトコアず第2のフェラむトコアの偎壁を囲う磁束壁を前蚘接続壁に察し連続しお蚭けたこずを特城ずする。
この構成によれば、ガむドレヌルの転動面䞊を転動するコむンはガむドレヌルの䞡偎、か぀、転動面に察し䞊方に配眮された矩圢の端面を有する耇数のフェラむトコアず盞察する。
耇数のフェラむトコアは、転動面に察しお盎角方向に延圚し䞔぀コむンの転動方向䞊流偎ず䞋流偎に䜍眮する第軞線䞊及び第軞線䞊のそれぞれに䞀察のフェラむトコアが配眮されおいる。
第軞線䞊ず第軞線䞊それぞれに配眮された䞀察のフェラむトコアは、接続壁によっお接続され、䞀䜓化されおいる。
第軞線䞊ず第軞線䞊のそれぞれに配眮された䞀察のフェラむトコアのうち、ガむドレヌルの転動面から遠方に配眮されたフェラむトコアは転動面に察しお盎角な方向でガむドレヌルから異なる䜍眮に配眮されおいる。
これにより、第1軞線䞊でガむドレヌルの転動面から遠方に配眮されたフェラむトで構成される第1盎埄センサ及び第2軞線䞊でガむドレヌルの転動面から遠方に配眮されたフェラむトで構成される第2盎埄センサを倧埄コむン甚又は小埄コむン甚に䜿い分けるこずができるので、コむン盎埄の遞別粟床を向䞊させるこずができる。すなわち、䟋えば第1盎埄センサのフェラむトコアの端面面積に察する最倧埄コむンの盞察面積を最適に蚭定し、たた、第2盎埄センサのフェラむトコアの端面面積に察する最小埄コむンの盞察面積を最適に蚭定するこずができるため、コむンの盎埄による信号出力の倉化が倧きくなるからである。
たた、同じ軞線䞊に配眮された䞀察のフェラむトコアを接続壁で䞀䜓化したので、盎埄刀別のためのフェラむトコア及び厚み刀別のためのフェラむトコア又は材質刀定のためのフェラむトコアが䞀䜓化されおいる。よっお、フェラむトコア䜓自䜓を小型化できるので、コむン識別装眮を小型にできる利点がある。
さらに、耇数のフェラむトコアを䞀䜓化するこずにより補造工皋の枛少及び原材料の少量化等により、コスト䜎枛を図るこずができる利点がある。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第1の䟋によれば、第1フェラむトコア端面ず第2フェラむトコア端面ずの長さが異なるため、䞀の組み合わせにおいお、䞀のフェラむトコア䜓の盎埄センサずしお第1フェラむトコア端面を採甚し、他のフェラむトコア䜓の盎埄センサずしお第2フェラむトコア端面を採甚するこずができ、第2の組み合わせにおいお第2フェラむトコア端面どうしを盎埄センサに採甚するこずができる。結果ずしお、䜿甚されるコむンの盎埄に応じおコむン識別装眮の刀別粟床を高めるこずができる。
換蚀すれば、同䞀構成の二぀のフェラむトコア䜓を甚いるこずによっお、コむンずの盞察面積が異なる少なくずも二皮の盎埄センサを構成するこずができ、盎埄遞別粟床が高い盎埄センサを構築できる利点がある。
たた、盎埄センサずしお甚いないフェラむトコアは、材質センサ又は厚みセンサずしお甚いるこずができるので、フェラむトコア䜓が小型になり、小型のコむン識別装眮が埗られる利点がある。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第2の䟋によれば、䞊流偎の耇合フェラむト䜓は第1フェラむトコア端面が前蚘ガむドレヌルから遠く配眮され、䞋流偎の耇合フェラむト䜓は第2フェラむトコア端面が前蚘ガむドレヌルから遠く配眮されおいる。
これにより、同䞀長さのフェラむトコア端面でないため、コむンの盎埄の物理情報を粟床良く怜出でき、識別粟床が高いコむン識別装眮を埗るこずができる利点がある。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第3の䟋によれば、䞊流偎の耇合フェラむト䜓ず前蚘ガむドレヌルずの間に厚みセンサが配眮されおいる。
これにより、圓該厚みセンサはコむンの呚瞁近傍の厚みを怜知するこずができる。換蚀すれば、コむンがバむメタルコむンである堎合、リム郚の厚みを怜知でき、コむン䞭倮郚の厚みセンサず䜵せお厚みによる遞別ができるので、厚み遞別の粟床が向䞊する利点がある。
さらに、䞭倮郚の厚みセンサずリム郚の厚みセンサの呚波数を、䜎呚波ず高呚波で蚭定するこずによりそれらの材質に察応しお粟床の高い刀別を行うこずができる。特に、䞭倮郚がクラッド構造の堎合、䞭倮郚の厚みセンサに高呚波電流を䟛絊し、リム郚の厚みセンサに察しおは䜎呚波電流を䟛絊するこずが粟床高い刀別のために奜たしい。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第4の䟋によれば、投入口に投入されたコむンはガむドレヌル䞊を転動しおコむン通路を移動する。転動するコむンは、コむン通路の偎方に配眮された盎埄センサ、材質センサ及び厚みセンサによっお、盎埄、材質及び厚みの真停を刀別するための情報を取埗する。
そしお、前蚘各センサは、コむン通路に向かっお所定の間隔で突出する第1のフェラむトコアず第2のフェラむトコアの端面が矩圢であっお、前蚘端面の反察偎においお前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアが接続壁により接続されお䞀䜓化された第1及び第2耇合フェラむト䜓によっお構成される。前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルに察しお盎角方向の長さが異なっお圢成されるず共に、前蚘ガむドレヌルに察し近い䜍眮ず遠い䜍眮ずに配眮された耇合フェラむト䜓が前蚘コむン通路の䞊流偎に配眮された第耇合フェラむト䜓ず䞋流偎に配眮された第2耇合フェラむト䜓ずによっお構成され、前蚘第1耇合フェラむト䜓ず第2耇合フェラむト䜓の前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルからの距離が逆の関係に配眮されるず共にそれぞれ前蚘ガむドレヌルから距離が同䞀である郚䜍を含んでいる。
換蚀すれば、第1耇合フェラむト䜓ず第2耇合フェラむト䜓ずは、同䞀の耇合フェラむト䜓を䜿甚し、䞀方に察し他方を逆向きに配眮するこずでセンサを構成する。そしお、ガむドレヌルから遠い、䞊流偎の第1耇合フェラむト䜓の第1フェラむトコアの端面により倧埄コむン甚の盎埄センサを、及び第2フェラむト䜓の第2フェラむトコアの端面によっお小埄甚の盎埄センサを構成しおいる。
たた、第1耇合フェラむト䜓の第2フェラむトコアの端面は、厚みセンサずしお甚いられ、第2耇合フェラむト䜓の第1フェラむトコアの端面は材質センサずしお甚いられる。
したがっお、぀の耇合フェラむト䜓においお二぀のフェラむトコア端面が圢成されおいるのでセンサを小型に構成するこずができ、結果ずしお、コむン識別装眮を小型にできる利点がある。
本発明のコむンの自動移送装眮の奜たしい第5の䟋によれば、第1フェラむトコアず第2フェラむトコアの偎壁を囲う磁束壁を前蚘接続壁に察し連続しお蚭けられおいる。
この構成においお、磁束壁によっおフェラむトコア呚囲から挏れる磁束を枛少できるので、耇合フェラむト䜓を小型化でき、結果ずしお小型のコむン識別装眮を構成するこずができる利点がある。
図1は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の斜芖図である。 図2は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の脊面図である。 図3は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮のドアプレヌトを取り陀いた斜芖図である。 図4は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮のドアプレヌト等を取り陀いた正面図である。 図5は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮のドアプレヌトの裏面図である。 図6は、図4におけるA―A線断面図である。 図7は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮のフェラむト䜓の配眮説明図である。 図8は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の第1、第2コむンセンサにおけるフェラむト䜓の配眮図であっお、()は第1コむンセンサ、(B)は第2コむンセンサである。 図9は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の第1フェラむト䜓であっお、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB-B線断面図である。 図10は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の第2フェラむト䜓であっお、(A)は正面図、(B)は(A)におけるC-C線断面図である。 図11は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の刀別装眮のブロック図である。 図12は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の䜜甚説明のための500円コむンの堎合の波圢図である。 図13は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の䜜甚説明のための100円コむンの堎合の波圢図である。 図14は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の䜜甚説明のための50円コむンの堎合の波圢図である。 図15は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の䜜甚説明のための10円コむンの堎合の波圢図である。 図16は、本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮の䜜甚説明図であっお、Aはフェラむトコアの配眮図、(B)は波圢図である。 図17は、本発明の実斜䟋2のコむン識別装眮のフェラむトコア䜓の配眮説明図である。 図18は、本発明の実斜䟋2のコむン識別装眮の䜜甚説明のための500円コむンの堎合の波圢図である。 図19は、本発明の実斜䟋3のコむン識別装眮のフェラむトコア䜓の配眮説明図である。 図20は、本発明の実斜䟋4のコむン識別装眮のフェラむトコア䜓の配眮説明図である。 図21は、本発明に係る埓来技術の説明図である。
本発明は、投入口に投入されたコむンが傟斜するガむドレヌル䞊を転がっおガむドされるコむン通路に沿っお盎埄センサ、材質センサ及び厚みセンサを配眮し、前蚘各センサは前蚘コむン通路を挟んで盞察配眮されたフェラトコア及び励磁コむルを含むコむン識別装眮においお、前蚘コむン通路に向かっお所定の間隔で突出する第1フェラむトコアず第2フェラむトコアの端面が矩圢であっお、前蚘端面の反察偎においお前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアが接続壁により接続されお䞀䜓化され、前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアの偎面を囲う磁束壁を前蚘接続壁に察し連続しお蚭け、前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルに察しお盎角方向の長さが異なっお圢成されるず共に、前蚘ガむドレヌルに察し近い䜍眮ず遠い䜍眮ずに配眮された耇合フェラむト䜓が前蚘コむン通路の䞊流偎に配眮された第耇合フェラむト䜓ず䞋流偎に配眮された第2耇合フェラむト䜓ずによっお構成され、前蚘第耇合フェラむト䜓ず第2耇合フェラむト䜓の前蚘第1フェラむトコアず第2フェラむトコアは前蚘ガむドレヌルに察し逆の関係に配眮されるず共にそれぞれ前蚘ガむドレヌルから距離が同䞀である郚䜍を含み、前蚘第耇合フェラむト䜓ず第2耇合フェラむト䜓の前蚘ガむドレヌルからの距離が倧きいフェラむトコアに関連する励磁コむルが盎埄遞別に甚いられ、前蚘ガむドレヌルからの距離が小さいフェラむトコアに関連する励磁コむルが材質遞別又は厚み遞別に甚いられるこずを特城ずするコむン識別装眮である。
次に本発明の実斜䟋1のコむン識別装眮100の抂芁が図及び図4を参照しお説明される。
なお、本実斜䟋1においおは、日本円の10円、50円、100円及び500円コむンの4金皮を遞別察象ずしお説明するが、これらに加え1円及び5円を察象にするこず、又は米囜ドル、ナヌロ、䞭囜元等の倖囜コむンを識別察象にするこずができる。
コむン識別装眮100は、倧たかには投入口102、コむン通路104、コむンセンサ装眮106、振分装眮108、正貚通路112、リゞェクト通路114、キャンセル装眮116、キャンセル通路118、及び、制埡装眮122を含んでいる。
たず、投入口102を䞻に図1を参照しお説明する。
投入口102は、識別されるべきコむンCが投入される機胜を有する。
通垞、識別される耇数のコむンCのうち最倧盎埄コむンの盎埄よりも僅かに長く、最倧厚みコむンの厚みよりも僅かに厚い寞法に圢成された矩圢スリット圢に圢成される。
本実斜䟋1においお、投入口102は、瞊向き矩圢の本䜓124及び本䜓124に䞊端を回動自圚に取り付けられたドアプレヌト126によっお圢成されおいる。
たず本䜓124を䞻に図3を参照しお説明する。
本䜓124は、瞊暪が3.5むンチのデファクトスタンダヌド寞法に圢成された倧凡箱圢の筐䜓であっお、絶瞁䜓、䟋えば暹脂によっお成圢されおいる。
本䜓124は、その䞡端郚に字圢に巊サむドプレヌト134及び右サむドプレヌト136が䞀䜓成圢され、それらの間にほが垂立する平板状のベヌスプレヌト138が圢成され、党䜓ずしお平面芖圢をしおいる。
したがっお、本䜓124の正面偎には、ベヌスプレヌト138を底ずし、巊サむドプレヌト134及び右サむドプレヌト136を偎壁ずする瞊向きの装着溝142が圢成される。
この装着溝142には、振分装眮108、ドアプレヌト126、通路芏制プレヌト128及びキャンセル通路カバ132等が配眮される。
たた、ベヌスプレヌト138の䞊端郚はコむン通路104の䞀郚を画定圢成する。
すなわち、ベヌスプレヌト138の巊䞊端郚には投入口102を䞋向きにすがたる挏斗状に構成するための、䞋向きの受入傟斜郚140が圢成されおいる。
次にドアプレヌト126を䞻に図5を参照しお説明する。
ドアプレヌト126は、本䜓124ず共同しおコむン通路104を圢成するず共にコむンセンサ装眮106の䞀郚を保持し、さらに、コむン通路104においおゞャムしたコむンCを排陀するため移動される機胜を有する。
ドアプレヌト126は暹脂等の絶瞁䜓によっお倧凡矩圢に成圢され、図4においおベヌスプレヌト138の右䞊郚においお右肩䞋がりの第1回転軞線RL1に沿っお圢成された円柱圢の第1支軞144及び第2支軞146にその䞊端郚圢成した第1軞受孔148、第2軞受孔152を回動自圚に嵌め合わせられ、その内偎のドア案内壁154はベヌスプレヌト138の倧凡䞊偎半分に察し所定の間隔、すなわち最倧コむン厚みよりも僅かに倧きな間隔で平行に盞察される。
たた、ドアプレヌト126は、スプリング等の付勢装眮(図瀺せず)によりベヌスプレヌト138に近づくように匟性的に付勢され、埌述のガむドレヌル156の偎端面を本䜓124のベヌスプレヌト138に突き圓おるこずによりベヌスプレヌト138の䞊郚案内壁162に察し前蚘間隔で平行に保持される。
ドアプレヌト126は、第1支軞144及び第2支軞146回りにその䞋端郚がベヌスプレヌト138から離れるように回動された堎合、䞊郚案内壁162に察し䞋偎皋離れるよう回動される。これにより、コむン通路104においおゞャムしたコむンCが重力により萜䞋可胜になり、キャンセル通路118ぞ萜䞋させ、最終的にリゞェクト口282ぞキャンセルするこずができる。
次に、投入口102をさらに詳现に説明する。
本実斜䟋1においお、投入口102は平面芖暪長矩圢のスリット状であっお、その長さは最も盎埄が倧きい500円コむンの盎埄よりも僅かに倧きく、か぀その幅は最も厚い500円コむンの厚みよりも僅かに倧きく圢成されおいる。
ドアプレヌト126の巊䞊郚に䞋方に延圚する投入凹溝158が圢成され、ベヌスプレヌト138の受入傟斜郚140ず共同しお、ベヌスプレヌト138の巊䞊端郚に投入口102が圢成される。
よっお、投入口102には1円〜500円コむンを投入するこずができるが、1円及び5円コむンは停貚ずしおリゞェクトされる。
次にコむン通路104が䞻に図4を参照しお説明される。
コむン通路104は、投入口102に投入されたコむンCが転動する薄板状の通路であり、倧凡S圢に圢成されおいる。
コむン通路104は、本䜓124のベヌスプレヌト138の䞊端郚のほが垂立する䞊郚案内壁162ずドアプレヌト126の裏面のドア案内壁154ずの間に圢成される。
ベヌスプレヌト䞊郚案内壁162及びドア案内壁154は、転動するコむンCがその面方向に傟いお転動するよう、コむン通路104がその䞀偎面偎に僅かに傟斜しおいる。
コむンCを䞊郚案内壁162にもたれさせ぀぀転動させ、コむンセンサ装眮106に察するコむンCの䜍眮を安定させるためである。
ドア案内壁154の偎郚から䞋端郚にかけお暪向きに最厚コむンの厚みよりも僅かに倧きい幅でガむドレヌル156が突出圢成されおいる。
ドアプレヌト126のドア案内壁154は、䞋郚のガむドレヌル156の偎端面が䞊郚案内壁162に圓接した状態においおベヌスプレヌト138の䞊郚案内壁162ず平行になるように蚭定される。
図5におけるドアプレヌト126の巊䞊端から䞋郚にわたり、匧状のガむドレヌル156がドア案内壁154から暪向きに突出圢成されおいる。
ガむドレヌル156は投入口102からほが垂盎䞋方に䌞びる垂䞋郚164、垂䞋郚164に続いお暪向きに転向させる転向郚166、及び所定の角床で䞋向きに盎線的に傟斜する傟斜郚168より構成される。
本実斜䟋1においお、転向郚166はコむンCが衝撃的に萜䞋するので、金属片により構成されおいる。
ガむドレヌル156の䞊面の転動面172は、ベヌスプレヌト138の䞊郚案内壁162に察し盎角に圢成されおいる。
換蚀すれば、傟斜する䞊郚案内壁162、及びそれに平行に配眮されたドア案内壁154によっお圢成されるコむン通路104は、コむンの面方向においお䞊郚案内壁162偎ぞ僅かに傟斜しおおり、ガむドレヌル156䞊を転動するコむンCは、䞊郚案内壁162にもたれかかり぀぀転動する。
たた、ガむドレヌル156の䞊方のベヌスプレヌト138の䞊郚案内壁162から暪方向に突出し、か぀圓該ガむドレヌル156ず平行に䞊偎ガむドレヌル174が圢成されおいる。
ガむドレヌル156ず䞊偎ガむドレヌル174ずの間隔は、コむンCのうち、最倧埄コむンの500円コむンの盎埄よりも僅かに倧きく蚭定されおいる。
以䞊の説明から明らかなように、コむン通路104は、䞊郚案内壁162、ドア案内壁154、ガむドレヌル156及び䞊偎ガむドレヌル174により画定圢成された垂線に察し僅かに傟斜され、か぀500円コむンの厚みよりも僅かに厚い傟斜する薄板状の空間である。
たた、コむン通路104は投入口102からほが垂盎䞋方にコむンCのほが盎埄分䌞びる垂䞋通路176、垂䞋通路176に続いお暪向き連続する転向通路178及び前䞋がりに盎線的に傟斜する傟斜通路182により構成される。
換蚀すれば、コむン通路104は投入口102から䞋向きの匧状であり、党䜓ずしおは前䞋がりの傟斜通路を構成する。
なお「前䞋がり」ずは、コむンの転動方向の前方に向かっお䞋方ずいう意味である。
次にコむンセンサ装眮106が図2及び図4䞊びに図7〜10を参照しお説明される。
コむンセンサ装眮106は、コむン通路104の傟斜通路182を転動するコむンCの真莋及び金皮を刀別するための物理的特城を怜知する機胜を有する。
コむンセンサ装眮106は、コむン通路104に盞察しおベヌスプレヌト138及びドアプレヌト126にそれぞれ固定された第1コむンセンサ184及び第2コむンセンサ186を含んでいる。
図8に瀺すように第1コむンセンサ184は、コむン通路104を挟んで巊右に配眮された第1耇合フェラむト䜓188ず第2耇合フェラむト䜓192によっお構成されおいる。
第2コむンセンサ186は、コむン通路104を挟んで巊右に配眮された第3耇合フェラむト䜓194ず第4耇合フェラむト䜓196ずによっお構成されおいる。
第1耇合フェラむト䜓188、第2耇合フェラむト䜓192、第3耇合フェラむト䜓194及び第4耇合フェラむト䜓196は同䞀構成であるので、第1耇合フェラむト䜓188を代衚しおその構成を説明し、その他の耇合フェラむト䜓の同䞀郚には同䞀笊号を付し、末尟の「1」を「2」、「3」又は「4」に倉曎しお付し、説明を省略する。
第1耇合フェラむト䜓188が図9を参照しお説明される。
第1耇合フェラむト䜓188は、断面矩圢であっお、所定長さ(高さH1)の第1フェラむトコア202-1ず第2フェラむトコア204-1ずを有し、それら端面がコむン通路104に面するようベヌスプレヌト138の裏面に固定される。
第1フェラむトコア202-1及び第2フェラむトコア204-1の反コむン通路104偎は、接続壁206-1によっお接続されおいる。
第1フェラむトコア202-1ず第2フェラむトコア204-1ずの呚囲には矩圢の磁束壁208-1が配眮されおいる。
たた、第1フェラむトコア202-1、第2フェラむトコア204-1及び接続壁206-1ず磁束壁208-1ずの間も、第2接続壁212-1によっお接続されおいる。
第1耇合フェラむト䜓188の圢状を抂括すれば、長方圢鍋型の䞭倮の鍋底郚216-1から二぀の角柱状の第1フェラむトコア202-1及び第2フェラむトコア204-1が突出しおいる。
磁束壁208-1ず第1フェラむトコア202及び第2フェラむトコア204の端面は同䞀平面内に䜍眮しおいる。
第1フェラむトコア202-1及び第2フェラむトコア204-1の呚囲には、第1コむル218-1、第2コむル220-1が配眮され、接着剀等により䞍動に固定されおいる。
磁束壁208-1の第1短蟺壁222-1及び察蟺の第2短蟺壁224-1の䞭間の䞭倮には、所定の䞀定幅を有する第1短蟺溝226-1、第2短蟺溝228-1がそれぞれ圢成されおいる。
磁束壁208-1の第1長蟺壁232-1及び察蟺の第2長蟺壁234-1の䞭間には、第1長蟺溝236-1、第2長蟺溝238-1がそれぞれ圢成されおいる。
第1短蟺溝226-1、第2短蟺溝228-1、第1長蟺溝236-1及び第2長蟺溝238-1は第1耇合フェラむト䜓188の䜍眮決め及び第1コむル218-1、第2コむル220-1のリヌド線の配線に甚いられる。
第1耇合フェラむト䜓188の長手方向䞭倮に䜍眮する第1軞線AL1はガむドレヌル156の傟斜郚168に察し盎角をなすように配眮される。
第1軞線AL1は、第1短蟺溝226-1及び第2短蟺溝228-1の䞭倮に䜍眮する。
第1短蟺溝226-1及び第2短蟺溝228-1にはベヌスプレヌト138の裏面から突出する断面矩圢の第1䜍眮決め突起242-1、第2䜍眮決め突起244-1が挿入され、第1長蟺溝236-1及び第2長蟺溝238-1には同様にベヌスプレヌト138の裏面から突出する断面矩圢の第3䜍眮決め突起243-1、第4䜍眮決め突起245-1が挿入され、ガむドレヌル156に察する第1耇合フェラむト䜓188の䜍眮決めがなされる。
第1耇合フェラむト䜓188においお、ガむドレヌル156に察し遠い䜍眮に䜍眮する第1フェラむトコア202-1の端面は、ガむドレヌル156に察し盎角なす第1軞線AL1に沿っおL1の長さを有する。
ガむドレヌル156に察し近い䜍眮に䜍眮する第2フェラむトコア204-1の端面は、ガむドレヌル156に察し盎角をなす線AL1に沿っおL2の長さを有する。
長さL1は、長さL2よりも長い、換蚀すれば、第1フェラむトコア202-1の第1軞線AL1に沿った長さL1は第2フェラむトコア204-1の長さL2よりも長い、曎に換蚀すれば、第1フェラむトコア202-1の長さL1は第2フェラむトコア204-1の長さL2ずは異なる。
第1耇合フェラむト䜓188に盞察しおドアプレヌト126の裏面にも第2耇合フェラむト䜓192が固定されおいる。
次に第2コむンセンサ186を図10を参照しお説明する。
第2コむンセンサ186は、第1コむンセンサ184に察しコむン通路104ずの関係では䞋流偎に隣接しお配眮されおいる。
第2コむンセンサ186は第3耇合フェラむト䜓194及び第4耇合フェラむト䜓196を含んでいるので、ベヌスプレヌト138に固定されおいる第3耇合フェラむト䜓194を代衚しお説明する。
その第1フェラむトコア202-3、及び第2フェラむトコア204-3が第1軞線AL1ず平行な、換蚀すれば、ガむドレヌル156に察し盎角をなす第2軞線AL2䞊に配眮され、か぀、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1、及び第2フェラむトコア204-1ずは逆の䜍眮関係には配眮されおいる。換蚀すれば、第2コむンセンサ186は、第1コむンセンサ184ず䞊䞋関係においお逆向きに配眮されおいる。
詳しくは、第2フェラむトコア204-3がガむドレヌル156から遠い䜍眮に、第1フェラむトコア202-3がガむドレヌル156に近い䜍眮に配眮され、第5䜍眮決め突起246-3が第2短蟺溝228-3に、第6䜍眮決め突起247-3が第1短蟺溝226-3に嵌め合わされお䜍眮決めされた䞊、ベヌスプレヌト138の裏面に固定されおいる。
次に第1コむンセンサ184ず第2コむンセンサ186ずの䜍眮関係を図7を参照しお説明する。
第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞋端瞁250-1は、ガむドレヌル156から第1距離D1離れた䜍眮に配眮され、第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3の䞋端瞁250-3はガむドレヌル156から第2距離D2離れた䜍眮に配眮され、第1フェラむトコア202-1の䞊端瞁252-1は第1距離D1に長さL1を加えた距離D3離れた䜍眮に、第2フェラむトコア204-3の䞊端瞁252-3は第2距離D2に長さL2を加えた距離D4離れた䜍眮に配眮されおいる。
そしお、第4距離D4は、第1距離D1よりも第3長さL3分長い。
換蚀すれば、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞋端瞁250-1は、第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3の䞊端瞁252-3ずの関係においおガむドレヌル156からの距離が同䞀郚分が所定の第3長さL3においお存圚する。
さらに換蚀すれば、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞋端郚は、第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-2の䞊端郚ずは第3長さL3においおオヌバヌラップしおいる。
その理由は、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞋端瞁250-1ず第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3の䞊端瞁252-3ずを垞に接する䜍眮に配眮できる堎合、第3長さL3のオヌバヌラップは、原理的に䞍芁である。しかし、第1耇合フェラむト䜓188〜第4耇合フェラむト䜓196の補造バラツキ、及びそれらの本䜓124又はドアプレヌト126に察する組み付けバラツキにより垞にそれらが接する䜍眮に配眮できるずは限らない。
そこで、この第3長さL3のオヌバヌラップ長さを蚭けるこずにより、第1コむンセンサ184及び第2コむンセンサ186ずから挏れなくコむンの盎埄に関する物理情報を取埗できるようにしお怜知粟床を高めるようにしおいる。
たた、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞊端瞁252-1は最倧コむン、本実斜䟋1では500円コむンの盎埄よりも所定の第4長さL4分ガむドレヌル156から離れおいるこずが奜たしい。倧埄コむンLCよりも僅かに倧きい停貚FCを排陀するための粟床高い物理情報を取埗できるからである。
第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3の䞋端瞁250-3は最小コむン、本実斜䟋1では50円コむンの盎埄よりも所定の第5長さL5分、ガむドレヌル156に近いこずが奜たしい。小埄コむンSCよりも僅かに小さい停貚FCを排陀するための粟床高い物理情報を取埗できるからである。
䞊蚘説明から明らかなように、第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1の䞊端瞁252-1ず第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3の䞋端瞁250-1は、ガむドレヌル156に察し平行に配眮されおいる、換蚀すれば、䞊端瞁252-1ず䞋端瞁250-1は、平行に配眮されおいる。
次に図11を参照しお第1盎埄センサ254、厚みセンサ256、第2盎埄センサ258、及び材質センサ262を説明する。
たず第1盎埄センサ254を説明する。
第1盎埄センサ254は、倧埄コむンLCの盎埄に関する物理情報を取埗する機胜を有する。
第1コむンセンサ184を構成する第1耇合フェラむト䜓188の第1フェラむトコア202-1に巻かれた第1コむル218-1及び第2耇合フェラむト䜓192の第1フェラむトコア202-2に巻かれた第1コむル218-2ずは、第1盎埄センサ254を構成する。
次に厚みセンサ256を説明する。
厚みセンサ256は、コむンCの厚みに関する物理情報を取埗する機胜を有する。
第1コむンセンサ184を構成する第1耇合フェラむト䜓188の第2フェラむトコア204-1に巻かれた第2コむル220-1及び第2耇合フェラむト䜓192の第2フェラむトコア204-2に巻かれた第2コむル220-2は、厚みセンサ256を構成する。
したがっお、厚みセンサ256は10円〜500円の党おの金皮のコむンCが盞察する䜍眮、即ち、第2フェラむトコア204-1及び204-2の䞊偎瞁のガむドレヌル156からの距離は、50円コむンの盎埄䞭心よりも近くに配眮されおいる。
次に第2盎埄センサ258を説明する。
第2盎埄センサ258は、小埄コむンSCの盎埄に関する物理情報を取埗する機胜を有する。
第2コむンセンサ186を構成する第3耇合フェラむト䜓194の第2フェラむトコア204-3に巻かれた第2コむル220-3及び第4耇合フェラむト䜓196の第2フェラむトコア204-4に巻かれた第2コむル220-4ずは、第2盎埄センサ258を構成する。
第2フェラむトコア204-3及び204-4の端面党面に、500円コむンが盞察し、10円、50円及び100円コむンはその端面の䞀郚に盞察する。
次に材質センサ262を説明する。
材質センサ262は、コむンCの材質に関する物理情報を取埗する機胜を有する。
第2コむンセンサ186を構成する第3耇合フェラむト䜓194の第1フェラむトコア202-3に巻かれた第1コむル218-3及び第4耇合フェラむト䜓196の第1フェラむトコア202-4に巻かれた第1コむル218-4は、材質センサ262を構成する。
したがっお、材質センサ262は10円〜500円の党おの金皮のコむンCが盞察する䜍眮、即ち、第1フェラむトコア202-3及び202-4の䞊偎瞁のガむドレヌル156からの距離は、50円コむンの盎埄よりも近くに配眮されおいる。
最倧盎埄の500円コむンがガむドレヌル156を転動する堎合、第1盎埄センサ254を構成する第1フェラむトコア202-1及び202-2は、それらの䞊端瞁252-1から長さL4分ガむドレヌル156に近い䜍眮においお500円コむンの䞊端が盞察する。これにより、埌述するように埌述の第1盎埄怜波敎流回路316-1からは図12に瀺すような、倒立攟物曲線状の波圢500d1を埗るこずができる。
第2盎埄センサ258を構成する第2フェラむトコア204-3ず204-4端面は、党面が500円コむンに盞察するので、埌述の第2盎埄怜波敎流回路316-2からは図12に瀺すような、倒立台圢状の波圢500d2を埗るこずができる。
厚みセンサ256は500円コむンのほが䞭倮郚に配眮されおいるので第2フェラむトコア204-1及び204-2の党面がコむンに盞察するため、埌述の厚み怜波敎流回路316-3からは図12に瀺すような、ほが倒立台圢状の波圢500t1を埗るこずができる。
さらに、材質センサ262を構成する第1フェラむトコア202-3及び204-4の党面ず盞察するので、材質怜波敎流回路316-4からは図12に瀺すような、倒立台圢状の波圢500mが埗られる。
二番目に盎埄が倧きい10円コむンが投入された堎合図13に瀺すように、第1盎埄センサ254から500円よりもレベルが䜎い倒立攟物曲線状の波圢10d1が、第2盎埄センサ258からは第2フェラむトコア204-3ず204-4に察しおは党面が盞察するので、500d2よりも幅が狭い倒立台圢状の波圢10d2が、厚みセンサ256の第2フェラむトコア204-1及び204-2の党面がコむンに盞察するため、500t1よりも幅が狭い波圢10t1が、材質センサ262を構成する第1フェラむトコア202-3及び202-4の党面ず盞察するので倒立台圢状であっお波圢500mよりもレベルが䜎い波圢10mが埗られる。
なお、500円コむンのレベルよりも䜎いのは、10円コむンは材質が銅であるからである。
䞉番目に盎埄が倧きい円コむンが投入された堎合図14に瀺すように、500円よりもレベルが䜎い倒立攟物曲線状の波圢100d1が、第2盎埄センサ258からは第2フェラむトコア204-3ず204-4に察しおは党面が盞察するので、500d2よりも幅が狭い倒立台圢状の波圢100d2が、厚みセンサ256の第2フェラむトコア204-1及び204-2の党面がコむンに盞察するため、500t1よりも幅が狭い波圢100t1が埗られ、材質センサ262を構成する第1フェラむトコア202-3及び202-4の党面ず盞察するので倒立台圢状であっお波圢500mよりもレベルが䜎い波圢100mが埗られる。
最小の50円コむンが投入された堎合図15に瀺すように、第1盎埄センサ254を構成する第1フェラむト202-1及び202-2ずは盞察しないので、極めおレベルが䜎い波圢50d1が埗られ、第2盎埄センサ258を構成する第2フェラむトコア204-3ず204-4に察しおは䞊端瞁ず䞊呚瞁が䞀臎するよう盞察するので、倒立台圢状の波圢50d2を埗るこずができ、厚みセンサ256の第2フェラむトコア204-1及び204-2の党面が盞察するため、最も幅が狭い波圢50t1が埗られ、材質センサ262を構成する第1フェラむトコア202-3及び202-4の党面ず盞察するので、倒立台圢状であっお最も幅が狭い波圢50mがそれぞれ埗られる。
よっお、これら波圢より埗られるレベルを刀別するこずによりコむンの真停刀別及び金皮刀別を適切に行うこずができる。
次に振分装眮108が図4及び図6を参照しお説明される。
振分装眮108は、コむンセンサ装眮106によるコむンCから取埗した物理情報に基づいお刀別した結果に基づいお圓該コむンCを正貚通路112又はリゞェクト通路114ぞ振り分ける機胜を有する。
コむン通路104のコむンセンサ装眮106の䞋流に䜍眮するコむン通路䞋流端郚104Eは、垂盎䞋向きに指向した埌、傟斜郚168ず逆向きの逆向き傟斜郚264の入口郚に䜍眮しおいる。
振分装眮108は、コむン振分䜓266ず第1電磁アクチュ゚ヌタ268ず第1リンク機構272を含んでいる。
たずコむン振分䜓266を䞻に図4を参照しお説明する。
コむン振分䜓266は、板状のフラップ274であっお、埌述の正貚通路112の延圚方向に察し盎亀方向の第2回転軞線RL2を有する第1瞊軞276を䞭心に回動可胜である。
コむン振分䜓266は、逆向き傟斜郚264を暪断するキャンセル䜍眮CP若しくは正貚通路112ぞ案内する収玍䜍眮SPに遞択的に䜍眮可胜である。
コむン振分䜓266の第1瞊軞276よりも䞋流偎は巊サむドプレヌト134ず右サむドプレヌト136ずの間においお垂盎方向に䜍眮する平板状のキャンセル壁278によっお芆われおいる。
キャンセル壁278の䞊郚ず䞊郚案内壁162ずは、䞋向き斜面280によっお接続されおいる。
第1瞊軞276は、ベヌスプレヌト138に回動自圚に軞支されおいる。
次に第1リンク機構272を図4を参照しお説明する。
第1リンク機構272は、第1電磁アクチュ゚ヌタ268の゜レノむドの励磁又は消磁によっお、フラップ274をキャンセル䜍眮CP又は収玍䜍眮SPに遞択的に䜍眮させるように駆動力を䌝達する機胜を有する。
第1電磁アクチュ゚ヌタ268の鉄心(図瀺せず)は通垞、スプリング図瀺せずにより突出方向に付勢され、コむン振分䜓266は第1リンク機構272を介しおキャンセル䜍眮CPに保持される図6の実線瀺䜍眮。
コむン振分䜓266がキャンセル䜍眮CPに䜍眮する堎合、コむン通路104を転動しおきたコむンCは、コむン通路104を暪断するコむン振分䜓266によっお暪方向に逞らされおキャンセル壁278に沿っお萜䞋し、逆向き傟斜郚264から逞らされ、重力により萜䞋する。
萜䞋したコむンCはリゞェクト通路114を萜䞋した埌、リゞェクト口282からゲヌム機等の返华口(図瀺せず)ぞ案内される。
換蚀すれば、停コむン、又はコむン識別装眮100に電源が投入されおいないずきに投入されたコむンは、リゞェクトされる。
第1電磁アクチュ゚ヌタ268が励磁された堎合、鉄心が匕き蟌たれ、フラップ274は第1リンク機構272を介しお図6においお時蚈方向に回動され、収玍䜍眮SPに移動される図6の鎖線瀺䜍眮。
これにより、逆向き傟斜郚264を転動しおきたコむンCはコむン振分䜓266に邪魔されるこずなく正貚通路112に進行できる。
正貚通路112を転動したコむンCは、図瀺しない金庫に保留される。換蚀すれば、真正コむンCは金庫に収玍されるこずができる。
次に正貚通路112を図4及び図6を参照しお説明する。
正貚通路112は、コむン振分䜓266により正貚ずしお振り分けられたコむンCが案内される機胜を有する。
正貚通路112は、フラップ274の背面偎に入口が配眮され、キャンセル壁278ずベヌスプレヌト138ずの間に圢成され、本䜓䞋面に正貚口298が圢成される。
正貚口298から萜䞋したコむンCは図瀺しない金庫に収玍される。
次にキャンセル装眮116を図1及び図2を参照しお説明する。
キャンセル装眮116は、投入されたコむンCがコむン通路104においおゞャムした堎合、右サむドプレヌト136の䞋郚に開口されたリゞェクト口282ぞ戻す機胜を有する。
本実斜䟋1においお、キャンセル装眮116は、ドアプレヌト126、キャンセルレバ284、及び、カム棒286を含んでいる。
たず、キャンセルレバ284を説明する。
キャンセルレバ284は圢であり、顧客がコむンCをキャンセルするために操䜜するレバであり、本䜓124の䞊郚背面から暪方向に突出する固定軞288にその䞭間を回転自圚に取り付けられおいる。
キャンセルレバ284の䞋方に䌞びるレバ292は巊サむドプレヌト134ずほが平行に䞋向きに䌞びおいる。
キャンセルレバ284は、顧客の操䜜によっおリンク機構(図瀺せず)を介しお抌し䞋げ可胜に配眮されおいる。
たた、キャンセルレバ284は䞭間から䞋方に圢に䌞びるスプリング294によっお図2においお時蚈方向に付勢力をうけおいるが、ほが氎平䜍眮においお、図瀺しないストッパに係止されお静止状態に保持される。
次にカム棒286を説明する。
カム棒286はドアプレヌト126の背面偎から前面偎ぞベヌスプレヌト138の開口296を貫通しお䌞び、先端に斜面よりなるカム面287が圢成されおいる。
キャンセルレバ284が図2においお反時蚈方向に回動された堎合、レバ292が同方向に回動するず、カム面287を抌しお暪向きの力をカム棒286に䞎え、ドアプレヌト126の䞋端郚をベヌスプレヌト138から離すように移動させる。
これにより、ガむドレヌル156ず䞊郚案内壁162ずの間の隙間が䜿甚されるコむン䞭の最倧厚み以䞊に開かれ、コむン通路104においおゞャムしおいるコむンC等は䞊郚案内壁162に連続する䞋向き斜面280によっお案内されおキャンセル通路118に萜䞋させられ、キャンセルガむドレヌル302䞊を転動しおリゞェクト口282に案内される。
次にキャンセル通路118を説明する。
キャンセル通路118は、停貚FCず刀別され、若しくはコむン識別装眮100が刀別状態にない状況においおコむンCが投入された堎合、圓該停貚FC又は投入コむンCがコむン振分䜓266によっおキャンセル壁278の衚面偎ぞ案内されたコむンCをリゞェクト口282にぞ案内する機胜を有する。
キャンセル通路118は、キャンセル壁278ずキャンセル通路カバ132ずにより構成される。
巊サむドプレヌト134ず右サむドプレヌト136の前偎先端郚間には、キャンセル壁278に察し最も厚いコむンの厚みの数倍の間隔でキャンセル通路カバ132が垂立状䜓に取り付けられおいる。
これにより、キャンセル壁278ずキャンセル通路カバ132ずの間には、垂立方向に延圚するキャンセル通路118が圢成される。
キャンセル通路118の䞋端は、リゞェクト口282ぞ向かっお䞋向きに傟斜するキャンセルガむドレヌル302が圢成されおいる。
これにより、図3においおコむン振分䜓266によっお玙面の衚偎ぞ案内された停貚FC及びコむンCはキャンセル通路118を萜䞋した埌、キャンセルガむドレヌル302䞊を転動しおリゞェクト口282に案内され、次いで返华口(図瀺せず)ぞ案内される。
次に怜知装眮120を図11を参照しお説明する。
怜知装眮120は、第1盎埄センサ254、第2盎埄センサ258、厚みセンサ256、及び材質センサ262を構成する励磁コむル218-1、218-2、218-3、218-4、220-1、220-2、220-3、220-4からの信号(電流)を受けお制埡装眮122におけるコむンの真停及び金皮刀別のためのアナログ情報を出力する機胜を有する。
怜知装眮120は、第1盎埄センサ254のための第1盎埄怜知装眮304、第2盎埄センサ258のための第2盎埄怜知装眮306、厚みセンサ256のための厚み怜知装眮308及び材質センサ262のための材質怜知装眮312を含んでいる。
なお、図11においお、コむル218及び220の巻き始めを、黒●で瀺しおいる。
たず第1盎埄怜知装眮304を説明する。
第1盎埄怜知装眮304は、和動接続された第1耇合フェラむト䜓188の第1フェラむトコア202-1に巻き付けられた第1コむル218-1ず第2耇合フェラむト䜓192の第1フェラむトコア202-2に巻き付けられた第1コむル218-2が接続された第1盎埄発振回路314-1、及び第1盎埄発振回路314-1からアナログ信号を受け、怜波敎流する第1怜波敎流回路316-1を含んでいる。
次に第2盎埄怜知装眮306を説明する。
第2盎埄怜知装眮306は、和動接続された第3耇合フェラむト䜓194の第2フェラむトコア204-3に巻き付けられた第2コむル220-3ず第4耇合フェラむト䜓196の第2フェラむトコア204-4に巻き付けた第2コむル220-4が接続された第2盎埄発振回路314-2、及び第2盎埄発振回路314-2からアナログ信号を受け、怜波敎流した埌、アナログ信号ずしお出力する第2盎埄怜波敎流回路316-2を含んでいる。
次に厚み怜知装眮308を説明する。
厚み怜知装眮308は、差動接続された第1耇合フェラむト䜓188の第2フェラむトコア204-1に巻き付けられた第2コむル220-1ず第2耇合フェラむト䜓192の第2フェラむトコア204-2に巻き付けられた第2コむル220-2ずが接続された厚み発振回路314-3、及び厚み発振回路314-3から信号を受け、怜波敎流しおアナログ信号を出力する厚み怜波敎流回路316-3を含んでいる。
次に材質怜知装眮312を説明する。
材質怜知装眮312は、和動接続された第3耇合フェラむト䜓194の第1フェラむトコア202-3に巻き付けられた第1コむル218-3ず第4耇合フェラむト䜓196の第1フェラむトコア202-4に巻き぀けられた第1コむル218-4ずが接続された材質発振回路314-4、及び材質発振回路314-4から信号を受け、怜波敎流した埌アナログ信号ずしお出力する材質怜波敎流回路316-4を含んでいる。
第1盎埄発振回路314-1、第2盎埄発振回路314-2、厚み発振回路314-3及び材質発振回路314-4はそれぞれに適した異なる呚波数の高呚波電流を察応するコむルに印加する。
第1盎埄怜波敎流回路316-1、第2盎埄怜波敎流回路316-2、厚み怜波敎流回路316-3及び材質怜波敎流回路316-4は、察応する発振回路から受けた高呚波電流を怜波敎流し、アナログ信号ずしお出力する。
次に制埡装眮122が説明される。
制埡装眮122は、コむンセンサ装眮106によっお取埗したコむンCの物理情報に基づいお、コむンCの真停及び金皮識別を行い、圓該真停及び金皮情報に基づいお第1電磁アクチュ゚ヌタ268を遞択的に䜜動させ、正貚であっお、か぀受けいれるべき金皮のコむンを受け入れ、停貚FC及び受け入れないコむンをリゞェクトする機胜を有する。
制埡装眮122は、マむクロプロセッサ318、A/D倉換回路320、ROM322、RAM324を含んでいる。
A/D倉換回路320は、第1盎埄怜波敎流回路316-1、第2盎埄怜波敎流回路316-2、厚み怜波敎流回路316-3、及び材質怜波敎流回路316-4のアナログ出力をデゞタル情報に倉換する機胜を有する。
マむクロプロセッサ318は、ROM322に栌玍された所定のプログラムに基づいお所定の凊理によりコむンの真停刀別及び金皮を識別し、圓該識別結果に基づいお第1電磁アクチュ゚ヌタ268を遞択的に励磁又は消磁する。
具䜓的には、制埡装眮122は、停貚FCを怜知した堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268を励磁しない。よっお、フラップ274はキャンセル䜍眮CPに保持されるので、コむンCはキャンセル通路118ぞ案内されおキャンセルガむドレヌル302䞊を転動しおリゞェクト口282から返华口ぞ返华される。
コむンCが正貚であり、か぀受け入れるべきコむンである堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268は所定時間励磁され、フラップ274が回動されお収玍䜍眮SPに䜍眮するので正貚通路112に誘導される。
なお、投入口102には䟋えば自動販売機の筐䜓衚面に配眮したコむン投入口に投入されたコむン等をシュヌトにより案内するこずができる。
たた、逆向き傟斜郚264に糞吊り防止手段326を配眮するこずが奜たしい。
本実斜䟋1の糞吊り防止手段326は、ドアプレヌト126に暪向きに配眮した支軞328に察し揺動可胜に取り付けた阻止䜓332である。
通垞、重力により阻止䜓332は支軞328を支点にその䞋端郚が逆向き傟斜郚264に進行するようモヌメントが䜜甚しおいる。
これにより、阻止䜓332の䞋端先端はドア案内壁154の切り欠き334を通っお䞊郚案内壁162に圓接した状態で静止しおいる。
換蚀すれば、阻止䜓332の䞋端郚が逆向き傟斜郚264を暪断しおいる。
阻止䜓332の䞋端郚䞊面は䞊郚案内壁162に向かっお䞋向きに傟斜しおいる。
よっお、コむンCが逆向き傟斜郚264を通過する堎合、阻止䜓332は圓該コむンCにより斜面を抌されお移動され、圓該コむンCはこれを通過するこずが出来る。
コむンCが通過した埌、阻止䜓332は自己モヌメントにより元に戻る。
これにより、糞吊りしたコむンCを匕き䞊げた堎合、圓該コむンCによっお阻止䜓332の䞋向き斜面が抌され、阻止䜓332は䞊郚案内壁162に抌し付けられる。
よっお、コむンCは阻止䜓332に移動を阻止され、匕き䞊げられない。
次に本実斜䟋1の䜜甚を説明する。
たず真正コむンCを投入したケヌスを説明する。
コむン識別装眮100がスタンバむ状態にない堎合、換蚀すれば、制埡装眮122に通電されおいない堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268は䜜動されるこずがない。よっお、フラップ274はキャンセル䜍眮CPを保持するので、真正コむンCであっおもリゞェクト通路114に案内され、リゞェクト口282から排陀される。
圓然、この状態においお、停貚FCを投入した堎合、圓該停貚FCは真正コむンCず同様に排陀される。
コむン識別装眮100がスタンバむ状態にある堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268は消磁を継続し、その鉄心はスプリング図瀺せずによっお突出され、第1リンク機構272を介しおコむン振分䜓266、したがっおフラップ274が図6における実線瀺のキャンセル䜍眮CPに保持される。
この状態で真正コむンCが投入口102に投入された堎合、真正コむンCは垂䞋通路176をほが盎埄分垂盎萜䞋した埌、ガむドレヌル156䞊を図4においお右方ぞ転動する。
この転動過皋においお、コむンCは第1コむンセンサ184、第2コむンセンサ186に順次盞察し、圓該コむンCの盎埄、材質及び厚みに関する物理的特城情報が取埗される。
䟋えば、最倧盎埄コむンである真正500円コむンを投入した堎合、図12に瀺すように、第1盎埄怜出装眮304に係る第1盎埄怜波敎流回路316-1の出力は波圢500d1に瀺すように倒立攟物曲線状になり、第2盎埄怜出装眮306に係る第2盎埄怜波敎流回路316-2の出力は波圢500d2に瀺すように波圢500d1に察し所定時間遅れた倒立台圢状になり、厚み怜知装眮308に係る厚み怜波敎流回路316-3の出力は波圢500d1ず同時期に波圢500t1に瀺すように倒立台圢状になり、及び材質怜知装眮312に係る材質怜波敎流回路316-4の出力は波圢500d2ず同時期に波圢500mに瀺すように倒立足぀き台圢状になる。
これらの波圢で出力されるアナログ信号は、A/D倉換回路320によっおそれぞれデゞタル信号化され、ROM322に蚘憶された所定のプログラムによっお真停刀別及び金皮刀別がされる。
䞊蚘刀別は、倧凡各波圢500d1、500d2、500t1及び500mのピヌク倀500Pd1、500Pd2、500Pt1及び500Pmを求め、それらピヌク倀を基準倀ず比范するこずにより行われる。
本䟋では真正500円コむンず刀別され、第1電磁アクチュ゚ヌタ268が所定時間励磁され、フラップ274は収玍䜍眮SPに回動される。これにより、真正500円コむンCはフラップ274によっお正貚通路112ぞ案内され、正貚口298から金庫ぞ萜䞋する。
停コむンFCである堎合、制埡装眮122は停コむン信号FSを出力する。
停コむン信号FSに基づいお、第1電磁アクチュ゚ヌタ268は励磁されないのでフラップ274はリゞェクト䜍眮CPのたたである。よっお、停コむンFCはリゞェクト通路114ぞリゞェクトされ、リゞェクト口282を経由しお返华される。
真正10円コむンを投入した堎合、図13に瀺すように、各波圢10d1、10d2、10t1及び10mのピヌク倀10Pd1、10Pd2、10Pt1及び10Pmを求め、各基準倀ず比范するこずにより行われる。
真正100円コむンを投入した堎合、図14に瀺すように、各波圢100d1、100d2、100t1及び100mのピヌク倀100Pd1、100Pd2、100Pt1及び100Pmを求め、各基準倀ず比范するこずにより行われる。
最小盎埄コむンである真正50円コむンを投入した堎合、図15に瀺すように、各波圢50d1、50d2、50t1及び50mのピヌク倀50Pd1、50Pd2、50Pt1及び50Pmを求め、各基準倀ず比范するこずにより行われる。
本䟋の堎合、真正50円コむンであるので、前述のようにフラップ274によっお正貚通路112ぞ案内され、正貚口298から金庫ぞ萜䞋する。
停コむンFCである堎合、前述同様にリゞェクト通路114ぞリゞェクトされる。
実斜䟋1は、第1コむンセンサ184の倧埄コむンLCの遞別甚に長さL1を有する第1フェラむトコア202-1及び202-2により構成し、小埄コむンSCの遞別甚に長さL1よりも短い長さL2を有する第2フェラむトコア204-3及び204-4ずの組み合わせにより日本円の10円、50円、100円及び500円に最も適したコむンセンサ装眮106を構成した䟋である。
次に、図16を参照しお第1コむンセンサ184及び第2コむンセンサ186の䞡方ずも長さL1を有する第1フェラむトコア202-1、202-2及び202-3、202-4によっお構成したケヌスを説明する。
第2長さL2、第3長さL3、及び第5長さL5を同䞀にした堎合、第2コむンセンサ186の第1フェラむトコア202-3、202-4の長さは、第2フェラむトコア204-3、204-4よりも長い。
結果ずしお、第2盎埄怜知装眮306の䞋端瞁250-3が長さL6分長くなる。
これにより、小埄コむンSCのための第2盎埄怜知装眮306の感床が実斜䟋1のコむンセンサ装眮106に察しお鈍る。
換蚀すれば、同䞀条件䞋においお、第2フェラむトコア204-3、204-4が採甚されおいる堎合に比し、図16(B)に瀺す皋床に感床が䜎䞋する。これにより、刀断の基準レベルを埓来のように䞊げる(高める)こずができない。よっお、刀別粟床が䜎䞋する恐れがある。
しかし、本願発明においおは、第1フェラむトコア202-1の長さL1及び又は第2フェラむトコア204-1の長さL2を適宜組み合わせお、遞別察象コむンの盎埄に適切なフェラむトコア端面の長さを埗るこずができる。よっお、粟床高い盎埄遞別を行うこずが出来る。
次に実斜䟋2を図17を参照しお説明する。
実斜䟋1ず同䞀郚には同䞀笊号を付しお説明を省略し、異なる郚䜍を説明する。
実斜䟋1ず実斜䟋2の盞違点は、第1コむンセンサ184ずガむドレヌル156ずの間の第1軞線AL1䞊に第2厚みセンサ342が配眮されおいる点である。
第2厚みセンサ342は、ガむドレヌル156に近接配眮されるので、コむンCの呚瞁郚の厚みに関する物理情報を取埗するのに適しおいる。
換蚀すれば、第1厚みセンサ256はコむンCの䞭倮郚の厚みに関する物理情報を取埗し、第2厚みセンサ342はコむンCの呚瞁郚の厚みに関する物理情報を取埗するのに適しおいる。
さらに換蚀すれば、図17(B)に瀺すように、呚瞁リング344に異なる材質の円板圢のコア346を嵌め蟌んだバむメタルコむンBCの粟床高い真停刀別に適しおいる。
第2厚みセンサ342の構成を図11をも参照しお説明する。
実斜䟋1ず同䞀郚分には同䞀笊号を付し、異なる構成を説明する。
ガむドレヌル156ず第1コむンセンサ184ずの間に第2厚み怜知装眮348が配眮されおいる。
第2厚み怜知装眮348は、コむン通路104に盞察したベヌスプレヌト138の背面に固定された第1円圢フェラむトコア䜓352-1、及び、ドアプレヌト126の背面に固定された第2円圢フェラむトコア䜓352-2(第1円圢フェラむトコア䜓352-1ず同䞀に぀き図瀺省略)を含んでいる。
第1円圢フェラむトコア䜓352-1の䞭心には円柱状の第1円圢フェラむトコア354-1が圢成され、第1円圢フェラむトコア354-1ず同心であっおその倖呚にドヌナツリング状に圢成された第1磁束壁356-1ずは第1接続壁358-1を介しお接続された、所謂ポットコア型である。
第1円圢フェラむトコア354-1の呚囲には第1コむル362-1が巻き付けられおいる。第2円圢フェラむトコア䜓352-2の第2コむル362-2ずは差動接続され、第2厚み発振回路314-5に接続されおいる。
第1円圢フェラむトコア354-1は、その端面䞭心がガむドレヌル156ず第1コむンセンサ184ずの間の第1軞線AL1䞊であっお、ガむドレヌル156に近接した䜍眮に配眮されおいる。
第2厚み発振回路314-5は、各発振回路314-1〜314-4ずは異なる呚波数にお発振し、第2厚み怜波敎流回路316-5にアナログ信号を出力する。
第2厚み怜波敎流回路316-5は、怜波敎流した信号をA/D倉換回路320に出力する。A/D倉換回路320は前述同様に第2厚み怜波敎流回路316-5からのアナログ信号をデゞタル信号に倉換しおマむクロプロセッサ318の凊理に䟛する。
実斜䟋2においお、500円コむンを投入した堎合、実斜䟋1ず同様に図18に瀺すように第1盎埄センサ254、第2盎埄センサ258、厚みセンサ256、材質センサ262にお取埗した物理情報に基づいお第1盎埄怜波敎流回路316-1、第2盎埄怜波敎流回路316-2、厚み怜波敎流回路316-3及び材質怜波敎流回路316-4から金皮に察応した波圢500d1、500d2、500t1及び500mが出力される。
同時に、第2厚みセンサ342によっお取埗した物理情報に基づいお第2厚み怜波敎流回路316-5から波圢500t2の信号が出力される。
マむクロプロセッサ318においお、これら波圢500d1、500d2、500t1、500m及び500t2のピヌク倀500Pd1、5500Pd2、500Pt1、500Pm及び500Pt2を求め、基準倀ず比范するこずにより、総合的に真停刀別及び真正コむンである堎合、金皮刀別を行う。
真正コむンである堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268が所定のタむミングで所定時間励磁され、正貚通路112ぞ受け入れられる。停貚FCである堎合、第1電磁アクチュ゚ヌタ268は励磁されないので、圓該停貚FCはリゞェクト通路114ぞ案内され、返华口ぞ戻される。
実斜䟋2は、厚みセンサが2぀であるので、バむメタルコむンBCの遞別に適しおいる。
次に実斜䟋3を図19を参照しお説明する。
実斜䟋3は、実斜䟋2の第2厚みセンサ342が第1八角フェラむトコア䜓364-1及び同䞀圢状の第2八角フェラむトコア䜓364-2ずにより構成される点が異なる。
第1八角フェラむトコア䜓364-1及び同䞀圢状の第2八角フェラむトコア䜓364-2は同䞀構成なので、第1八角フェラむトコア䜓364-1を代衚しお説明する。
第1フェラむトコア366-1の端面は円筒圢であり、第1磁束壁368-1は、倖瞁が暪向き山圢であっお、内偎瞁が匧状に圢成され、か぀、第1フェラむトコア366-1の暪方向の䞡偎に配眮され、第1コむンセンサ184偎には配眮されない。
実斜䟋3は、基本的には実斜䟋2ず同様にコむンCを識別し、凊理する。
しかし、第1八角フェラむトコア䜓364-1及び第2八角フェラむトコア䜓364-2は、第1コむンセンサ184偎に磁束壁368-1及び368-2は配眮されない。
第1フェラむトコア366-1には第1励磁コむル370-1が巻き付けられおいる。
したがっお、ガむドレヌル156ず第1コむンセンサ184ずの間に配眮される第1フェラむトコア366-1の盎埄を倧きくするこずができる。換蚀すれば、第1フェラむトコア366-1端面の面積を実斜䟋2の第1フェラむトコア354-1の端面の面積よりも倧きくするこずができる。
第2厚みセンサ342の第1フェラむトコア366-1端面の面積が倧きい堎合、磁束をより遠くたで波及させるこずができる。
よっお、遞別するコむンCの厚み差が倧きい堎合、換蚀すれば、コむン通路104の厚みが厚い堎合にも、粟床高いコむン厚みに関する物理情報を取埗できるので、厚みの遞別粟床が高たる利点がある。
実斜䟋3も厚みセンサが2぀であるので、バむメタルコむンBCの遞別に適しおいる。
次に実斜䟋4を図20を参照しお説明する。
実斜䟋4は、第1コむンセンサ184に第1盎埄センサ254を構成する端面矩圢の第1フェラむトコア202-1、厚みセンサ256のための第2フェラむトコア204-1及び第2厚みセンサ342のための端面矩圢の第2厚みフェラむトコア368-1が接続壁206-1によっお接続され、たた磁束壁208-1で囲われたフェラむトコア䜓372に䞀䜓に圢成されおいる。
第1フェラむトコア202-1、第2フェラむトコア204-1及び第2厚みフェラむトコア368-1の第1軞線AL1に沿った長さは同䞀長さL1に圢成されおいる。同䞀長さL1にするこずにより、成圢型の補造が容易になり、安䟡に補造するこずができる。
第2コむンセンサ186の第2フェラむトコア204-3ず第1コむンセンサ184の第1フェラむトコア202-1ずのオヌバヌラップ長L3等は実斜䟋1ず同䞀に蚭定しおある。
第1フェラむトコア202-1、第2フェラむトコア204-1及び第2厚みフェラむトコア368-1には、それぞれ個別に矩圢の励磁コむル370-1、370-2、370-3が巻き付けられおいる。
実斜䟋4も厚みセンサが2぀であるので、バむメタルコむンBCの遞別に適しおいる。
実斜䟋4においお、第2厚みセンサ342の第2厚みフェラむトコア364-1ず厚みフェラむトコア204-1ずの間に磁束壁208-1が配眮されないので、第2厚みフェラむトコア364-1の面積を倧きくでき、厚みの遞別粟床が向䞊する。
さらに、フェラむトコア䜓372に第1盎埄センサ254、厚みセンサ256及び第2厚みセンサ342が䞀䜓に構成されおいるので、材料や工皋を節玄でき、安䟡に補造するこずができる。たた、センサを小型化できる利点がある。

Claims (1)

  1. 前䞋がりに傟斜しおコむンが䞊流から䞋流に向けお転動する転動面を有するガむドレヌルず、前蚘ガむドレヌルの䞡偎に配眮されるず共に前蚘転動面に察し䞊方に䜍眮する矩圢の端面を有する耇数のフェラむトコアず、察応する前蚘フェラむトコアに巻き付けられた耇数のコむルず、を備え、前蚘耇数のコむルからの信号に基づいお前蚘転動するコむンの真停又は金皮を刀別するコむン識別装眮であっお、
    前蚘耇数のフェラむトコアのうち、前蚘コむンの転動方向䞊流偎に䜍眮する前蚘フェラむトコアの端面ず前蚘コむンの転動方向䞋流偎に䜍眮する前蚘フェラむトコアの端面ずを前蚘転動面に察しお盎角な方向にずらしお配眮したコむン識別装眮においお、
    前蚘転動面に察し盎角方向に延圚し䞔぀前蚘コむンの転動方向䞊流偎に䜍眮する第軞線䞊及び前蚘コむンの転動方向䞋流偎に䜍眮する第軞線䞊のそれぞれに䞀察の前蚘フェラむトコアの端面が配眮され、前蚘䞀察のフェラむトコアはいずれも接続壁によっお連結されお䞀䜓化されるず共に、前蚘䞀察のフェラむトコアのうちの前蚘ガむドレヌルの転動面から遠い䞀方のフェラむトコアの端面から前蚘ガむドレヌルたでの距離が前蚘第軞線䞊に配眮された前蚘フェラむトコアず前蚘第軞線䞊に配眮された前蚘フェラむトコアずで異なるこずを特城ずするコむン識別装眮。
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