JP2012017815A - スピンドルモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】流体動圧軸受を用いたスピンドルモータの回転をより安定にする。
【解決手段】スピンドルモータSMは、軸部材210に固定され、円錐外面222を有する第1と第2の円錐軸受部材220と、外側に向かって内径が拡大する第1と第2の円錐内面314とを有するロータ部材310と、円錐内面314と円錐内面222とのいずれかに形成された動圧溝と、円錐内面314と円錐外面222との間の微小隙間410に充填された潤滑油420とを備え、軸部材210、円錐軸受部材220およびロータ部材310のそれぞれの線膨張係数α1,α2,α3が、α3≧α2>α1の関係式を満たし、第1と第2の円錐内面314上で内径が同一の第1と第2の点の間の軸方向距離Lと、第1の点における内径寸法Dと、円錐内面314が軸に垂直な面となす傾斜角度θが、L >(D × tanθ)の関係式を満たす。
【選択図】図1

Description

この発明は、スピンドルモータに関し、特に、流体動圧軸受を用いるスピンドルモータに関する。
ハードディスク装置等の記録装置では、記録密度の向上が要請されている。この要請に応えるため、記録トラックの密度の向上と、磁気ヘッドと記録メディア(ディスク)との間の隙間(ヘッドギャップ)の低減が行われている。このような記録トラックの高密度化やヘッドギャップの低減に対応するため、近年では、ディスクを回転させるスピンドルモータの軸受として、流体動圧軸受装置(単に、「流体軸受装置」とも呼ばれる)が採用されるようになってきている。
特許文献1では、ハードディスク装置用スピンドルモータの流体軸受装置として、凸方向が対向する2つの円錐面が設けられた軸と、当該円錐面と平行をなして対向する2つの斜面が設けられたスリーブとを有する流体軸受装置が提案されている。この流体軸受装置は、円錐面と斜面とのいずれかに動圧発生用溝を設けることにより、円錐面と斜面との間の流体軸受すきまに充填されている潤滑油に軸の回転に伴う動圧を発生させ、軸がスリーブに対して回転自在に支承されるように構成されている。
潤滑油に生じる動圧は、潤滑油の動粘度が上昇するに従って高くなり、また、流体軸受すきまが狭くなるに従って高くなる。通常、流体軸受すきまに充填される潤滑油は、温度の上昇とともに動粘度が低下する。そのため、温度の変化に伴い動圧が変動すると、スピンドルモータの回転が安定しない虞がある。そこで、特許文献1では、スリーブの内径寸法に対して全長(高さ)が長い場合に、スリーブを軸よりも線膨張係数が大きい素材で構成することにより、高温時に流体軸受すきまが狭くなるようにすることが提案されている。
特開2002−122134号公報 特開2005−6493号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたスリーブを軸よりも線膨張係数が大きい素材で構成する方法によっては、必ずしも高温時に流体軸受すきまが狭くならず、温度変化に伴う動圧の変動を確実に抑制することはできなかった。この問題は、ハードディスク装置用スピンドルモータに限らず、一般に、高精度の回転が要求されるスピンドルモータに共通する。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、流体動圧軸受を用いたスピンドルモータにおいて、温度変化に伴う動圧の変動をより確実に抑制し、回転をより安定にする技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明は、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
スピンドルモータであって、モータ基台に一端側が固定されている軸部材と、前記軸部材に固定され、円錐外面を有する第1と第2の円錐軸受部材と、前記軸部材を挿通する貫通孔と、前記貫通孔の両端部に外側に向かって内径が拡大する第1と第2の円錐内面とを有するロータ部材と、前記円錐内面と前記円錐外面とのいずれかに形成された動圧溝と、前記ロータ部材が前記第1と第2の円錐軸受部材に挟み込まれることにより対向する前記円錐内面と前記円錐外面との間の微小隙間に充填された潤滑油とを備え、前記軸部材の線膨張係数α1と、前記円錐軸受部材の線膨張係数α2と、前記ロータ部材の線膨張係数α3とが、α3≧α2>α1の関係式を満たし、前記第1の円錐内面上の第1の点および前記第1の点と内径が同一の前記第2の円錐内面上の第2の点の間の軸方向距離Lと、前記第1の点における内径寸法Dと、前記円錐内面が軸に垂直な面となす傾斜角度θとが、L >(D × tanθ)の関係式を満たすスピンドルモータ。この適用例によれば、より確実に、高温時の微小隙間の幅を低温時よりも狭くすることができる。そのため、温度変動に伴う動圧の変動をより確実に抑制し、スピンドルモータの回転をより安定にすることが可能となる。
[適用例2]
前記軸部材は、前記モータ基台と反対側の端部に設けられたネジ部を有する、適用例1記載のスピンドルモータ。ネジ部を設けることにより、モータ基台を覆うカバーに軸部材を固定することができる。そのため、軸部材の剛性をより高くすることができるので、スピンドルモータの回転をより高精度にすることが可能となる。
[適用例3]
前記動圧溝は、前記動圧溝が形成される面に設けられ前記動圧溝の深さよりも厚いニッケルめっき層に形成されている、適用例1または2記載のスピンドルモータ。ニッケルめっき層に動圧溝を形成することにより、動圧溝間の丘部と動圧溝底とのいずれについても面粗さを向上させることができる。面粗さを向上させることにより、潤滑油の流れがより円滑となるので、動圧性能のばらつきを抑制することが可能となる。
[適用例4]
前記円錐形軸受部材および前記ロータ部材の少なくともいずれかは、アルミニウム−シリコン合金からなる、適用例1ないし3のいずれかに記載のスピンドルモータ。硬度の高いアルミニウム−シリコン合金を用いることにより、各部材の耐摩耗性が向上する。そのため、本適用例によれば、スピンドルモータの寿命をより長くすることが可能となる。
スピンドルモータの構成を示す部分断面図。 ロータ部材の円錐内面の形状と配置を説明する説明図。 温度の上昇により円錐内面の点の位置が変化する様子を示す説明図。 比較例のスピンドルモータの構成を示す部分断面図。 スピンドルモータの軸受特性の評価結果を示すグラフ。
A.第1実施例:
A1.スピンドルモータの構成:
A2.温度変化の影響:
A3.比較例のスピンドルモータの構成:
A4.スピンドルモータの軸受特性の評価:
B.第2実施例:
A1.スピンドルモータの構成:
図1は、第1実施例におけるスピンドルモータの構成を示す部分断面図である。スピンドルモータSMは、流体動圧軸受(以下、単に「流体軸受」とも呼ぶ)を使用したスピンドルモータであり、ステータユニット100と、軸ユニット200と、ロータユニット300とを備えている。
ステータユニット100は、ベースプレート110と、ステータコア120と、複数の巻線130とを有している。ベースプレート110には、軸部材210(後述する)を嵌入するための軸部材嵌入孔112と、軸部材嵌入孔112と同心の円周壁部114とが形成されている。円周壁部114の外周面には、ステータコア120と巻線130からなるステータが固定される。なお、ベースプレート110は、スピンドルモータSMの基台となる部材であるので、「モータ基台」とも呼ぶことも可能である。
軸ユニット200は、ベースプレート110に固定された軸部材210と、軸部材210に固定された2つの円錐軸受部材220とを有している。軸部材210は、マルテンサイト系ステンレス鋼であるSUS440Cで形成された略円筒状の部材であり、ベースプレート110側とは反対側の端部にネジ部212が設けられている。円錐軸受部材220は、それぞれ端部に向かって外径が小さくなる円錐外面222と傾斜面224とが形成された部材である。2つの円錐軸受部材220は、円錐外面222側が対向するように、軸部材210に固定される。円錐軸受部材220は、オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS303により形成されている。
軸部材210のネジ部212は、ベースプレート110を覆うカバー(図示しない)のネジ止めに使用される。軸部材210とカバーとをネジ止めして固定することにより、軸部材210が両端で支持されるので、軸部材210の剛性をより高くすることが可能になる。このように、軸部材210の剛性を高くすることにより、ロータユニット300の回転精度をより高くすることが可能となる。但し、軸部材210は必ずしも円筒状とする必要はない。また、軸部材210をカバーに固定することも必ずしも必要ではない。この場合、軸部材210へのネジ部212の形成を省略することも可能である。
ロータユニット300は、ロータ部材310と、ヨーク320と、永久磁石330と、エンドキャップ350とを有している。ロータ部材310は、アルミニウム合金A6061−T6で形成された部材である。ロータ部材310には、軸部材210を挿通するための貫通孔312と、貫通孔312の外部に設けられた2つの動圧溝部316と、磁石取付部318が設けられている。磁石取付部318には、ヨーク320を介して環状の永久磁石330が固定される。2つの動圧溝部316は、外側に向かって内径が大きくなる円錐内面314を有している。
動圧溝部316には、動圧を発生させるための動圧溝(図示しない)が形成されている。動圧溝は、例えば、円錐内面314に電解加工を施すことにより形成することが可能である。円錐内面314と、円錐軸受部材220の円錐外面222とは、微小隙間410を隔てて対向する。なお、第1実施例では、ロータ部材310に動圧溝部316を形成しているが、動圧溝部はロータ部材310でなく円錐軸受部材220に設けることも可能である。
エンドキャップ350は、円錐内面314の外端部においてロータ部材310に固定される部材であり、微小隙間410に充填される潤滑油420を注入するための注油孔352を有している。エンドキャップ350と軸部材210との間には、エンドキャップ350がロータ部材310の回転を妨げないように、隙間が設けられている。エンドキャップ350のロータ部材310への固定は、接着、あるいは、圧入と接着とにより行われる。エンドキャップ350の内周面354と、円錐軸受部材220の傾斜面224とが対向することによって、外側に向かって隙間が拡大する毛細管シール部430が形成される。注油孔352から注入された潤滑油420は、毛細管シール部430に蓄えられ、毛細管シール部430から微小隙間410に供給される。これにより、微小隙間410は、常に潤滑油420が充填された状態となる。
図1に示すように、ロータユニット300に固定された永久磁石330と、ステータユニット100に固定されたステータコア120とは、微小なギャップを挟んで対向している。ステータユニット100の複数の巻線130に位相の異なる交流電流を流すことにより回転磁界によりが発生する。発生した回転磁界により、永久磁石330には回転力が生じ、ロータユニット300は、ステータユニット100および軸ユニット200に対して回転する。
ロータユニット300が軸ユニット200に対して回転すると、動圧溝部316に設けられた動圧溝により、ロータユニット300の円錐内面314と、軸ユニット200の円錐外面222とを離間させる動圧が発生する。これにより、円錐内面314と円錐外面222とが非接触状態で支持される。円錐内面314と円錐外面222とが非接触状態で支持されることにより、ロータユニット300は、軸ユニット200および軸ユニット200が固定されたステータユニット100に対して自在に回転する。
なお、第1実施例では、ロータ部材310に直接電解加工を施して動圧溝を形成しているが、動圧溝の形成に先立って、ロータ部材310の円錐内面314に動圧溝深さよりも厚いニッケルめっきを施すことも可能である。ニッケルめっきは、動圧溝深さよりも厚ければよい。例えば、動圧溝深さ5μmとした場合に、ニッケルめっきの厚さを10μmとするものとしてもよい。
このように、電解加工による動圧溝の形成に先だって、アルミニウム合金からなるロータ部材310に動圧溝深さよりも厚いニッケルめっきを施すことにより、動圧溝を形成した後もニッケルめっきの層が溝全体に残る。一般に、ニッケルめっき層は、電解加工を行った部分の面粗さの悪化(表面粗さ数値の上昇)がアルミニウム合金よりも抑制される。そのため、動圧溝深さよりも厚いニッケルめっきを先に施しておくことにより、形成された動圧溝と動圧溝との間の丘部と、動圧溝の底面とのいずれにおいても面粗さが向上(表面粗さ数値の低下)する。このように、面粗さが向上すると、潤滑油420の流れがより円滑となるので、動圧性能のばらつきが抑制される。また、ニッケルめっきは、動圧溝が形成されていない平滑な面に施されるので、ニッケルめっきの厚さを均一にしやすく、また、動圧溝の深さも管理しやすい。そのため、設計で意図したとおりの性能を発揮させることが可能となり、スピンドルモータSMの品質および信頼性を向上させることができる。
また、アルミニウム合金からなるロータ部材310に動圧溝を形成した後、動圧溝の形成面にニッケルめっき、アルマイト処理およびダイアモンド状カーボン(DLC:Diamond Like Carbon)コーティングのいずれかの硬質皮膜処理を施すものとしても良い。この場合、動圧溝は硬質皮膜処理後に適正な深さになるように事前に電解加工で形成される。このように、アルミニウム合金からなるロータ部材310の円錐内面314に動圧溝を形成した後、硬質皮膜処理を施すことにより、面粗さ、耐食性および耐摩耗性が向上するので、スピンドルモータSMの寿命をより長くすることができる。
さらに、動圧溝が形成されていない円錐軸受部材220の少なくとも円錐外面222にDLCコーティングの硬質皮膜処理を施すものとしても良い。円錐外面222に硬質皮膜処理を施すことにより、円錐外面222の耐摩耗性が向上するので、スピンドルモータSMの寿命をより長くすることができる。なお、ロータ部材310に動圧溝を形成せず、動圧溝を円錐軸受部材220に動圧溝を形成する場合には、ロータ部材310の円錐内面314にDLCコーティングを施すものとしても良い。一般に、動圧溝に対向する面(動圧溝対向面)にDLCコーティングを施すことにより、動圧溝対向面の耐摩耗性が向上するので、スピンドルモータSMの寿命をより長くすることが可能となる。
A2.温度変化の影響:
微小隙間410において生じる動圧は、潤滑油420の動粘度とロータユニット300の回転数が高くなるに従って高くなる。一方、微小隙間410が広くなるに従って、動圧は低くなる。通常、潤滑油420の動粘度は、温度が高くなるに従って低下する。そのため、微小隙間410と回転速度が同一であれば、温度の変化に伴い微小隙間410において生じる動圧が変動する。このように動圧が変動すると、ロータユニット300と軸ユニット200との位置関係が変化してロータユニット300の回転が安定しない虞がある。すなわち、停止時に対する回転時のロータユニット300の移動量(浮上量)が変動する虞がある。特に、スピンドルモータSMをハードディスク装置の駆動装置(以下では、「ハードディスク駆動装置」とも呼ぶ)として使用する場合、ハードディスク装置ではディスクとヘッドとの間隔が極めて狭いため、ロータユニット300の浮上量の変動は十分に抑制されるのが好ましい。
そこで、第1実施例では、ロータ部材310に形成される円錐内面314の形状と配置、および、軸部材210と円錐軸受部材220とロータ部材310との線膨張係数α1,α2,α3を適切に設定することにより、微小隙間410の間隔(すなわち、円錐外面222と円錐内面314との間隔)が、温度の上昇に従って狭くなるようにしている。上述のように、潤滑油420の動粘度が同一である場合、微小隙間410の間隔が狭くなると、動圧が上昇する。そのため、微小隙間410の間隔が温度の上昇に従って狭くなるようにすることで、温度による動圧の変化を抑制することが可能となる。
図2は、ロータ部材310の円錐内面314の形状と配置を説明する説明図である。図2に示すように、2つの円錐内面314の形状と配置は、2つの円錐内面314において内径Dが同一な2つの点A,Bの内径Dおよび軸方向距離Lと、円錐内面314が軸に垂直な面となす角度θ(以下、「傾斜角度θ」とも呼ぶ)とによって特徴付けられる。
図3(a)および図3(b)は、温度の上昇により円錐内面314の位置が変化する様子を示す説明図である。図3(a)は、ロータ部材310の半径方向のみの膨張を考慮した場合の点Aの位置の変化を示しており、図3(b)は、ロータ部材310の軸方向のみの膨張を考慮した場合の点Aの位置の変化を示している。図3(a)および図3(b)において、実線は、膨張前の円錐内面314の位置を示し、破線は、膨張後の円錐内面の位置を示している。なお、図3(a)および図3(b)においては、説明の便宜上、軸部材210(図2)および円錐軸受部材220(図2)の膨張については、考慮しないものとする。
図3(a)に示すように、半径方向のみの膨張を考慮した場合、点Aは半径方向に移動量δrだけ移動する。このとき、微小隙間410(図1)の拡大量δg1は、移動量δrと傾斜角度θとを用いて、次の式(1)で与えられる。
δg1 = δr × sinθ …(1)
一方、図3(b)に示すように、軸方向のみの膨張を考慮した場合、点Aは軸方向に移動量δvだけ移動する。このとき、微小隙間410(図1)の減少量δg2は、移動量δvと傾斜角度θとを用いて、次の式(2)で与えられる。
δg2 = δv × cosθ …(2)
従って、温度の上昇に伴ってロータ部材310が膨張した際に微小隙間410(図1)を狭くするためには、微小隙間410の減少量δg2と拡大量δg1とが、次の式(3)の関係を満たす必要がある。
δg2 > δg1 …(3)
式(1)〜(3)より、点Aの半径方向および軸方向の移動量δr,δvと、円錐内面314の傾斜角度θとは、次の式(4)の関係を満たす必要がある。
δv × cosθ > δr × sinθ …(4)
点Aの半径方向の移動量δrと、点Aの軸方向の移動量δvとは、温度変化ΔTおよびロータ部材310の線膨張係数α3と、点Aの内径Dおよび2つの点A,Bの軸方向距離L(図2)と、を用いて、次の式(5)および(6)で表される。
δr = (D / 2) × α3 × ΔT …(5)
δv = (L / 2) × α3 × ΔT …(6)
従って、式(3)の条件は、式(5)および(6)とを用いて、次の式(7)のように書き換えられる。
L × cosθ > D × sin θ …(7)
式(7)より、温度の上昇に伴ってロータ部材310が膨張した際に微小隙間410を狭くするためには、次の式(8)を満たす必要があることが判る。なお、円錐内面314の一点について式(8)の関係が満たされれば、円錐内面314の他の任意の点についても満たされる。
L > D × tanθ …(8)
そこで、第1実施例では、貫通孔312の内径を3mm、長さを10mmとし、円錐内面314の傾斜角θを60°とした。そのため、円錐内面314の最小内径の点では、内径Dが3mmとなり、式(8)の右辺(D × tanθ)は、約5.2mmとなる。また、軸方向距離Lは10mmとなるので、第1実施例は、式(8)の関係を満たしている。
以上の説明では、ロータ部材310の膨張のみを考慮してきたが、軸ユニット200の膨張の影響を検討する。軸部材210の膨張量がロータ部材の膨張量よりも大きい場合、微小隙間410が広がる。そのため、軸部材の210の膨張量は、ロータ部材310の膨張量よりも小さい方が好ましい。従って、軸部材210の線膨張係数α1は、ロータ部材310の線膨張係数α3よりも小さいのが好ましい。
円錐軸受部材220の膨張は、常に微小隙間410を狭くする方向に働く。しかしながら、円錐軸受部材220の膨張量が大きすぎると必要以上に微小隙間410が狭くなる。一方、円錐軸受部材220の膨張量が小さすぎると微小隙間410が十分に狭くならない。そのため、円錐軸受部材220の線膨張係数α2は、ロータ部材310の線膨張係数α3以下で、かつ、軸部材210の線膨張係数α1を上回るのが好ましい。すなわち、軸部材210と、円錐軸受部材220(すなわち、円錐外面222が形成されている部材)と、ロータ部材310(すなわち、円錐内面314が形成されている部材)との線膨張係数α1,α2,α3は、次の式(9)の関係を満たすのが好ましい。
α3 ≧ α2 > α1 …(9)
上述の通り、第1実施例では、軸部材210を線膨張係数α1が10.2×10−6/℃のマルテンサイト系ステンレス鋼SUS440Cで形成し、円錐軸受部材220を線膨張係数α2が17.3×10−6/℃のオーステナイト系ステンレス鋼SUS303で形成している。また、ロータ部材310を線膨張係数α3が23.6×10−6/℃のアルミニウム合金で形成している。そのため、これらの部材の線膨張係数α1,α2,α3は、上記式(9)の関係を満たしている。
第1実施例では、上述の構成をとることにより、潤滑油420の動粘度が上昇する低温では微小隙間410が大きくなり、潤滑油420の動粘度が低下する高温では微小隙間410が小さくなる。そのため、低温時と高温時とのいずれにおいても安定した動圧が発生する。また、軸部材210のベースプレート110とは反対側の端部にネジ部212を設けている。そのため、カバーを取り付けた際に軸部材210の両端が支持されて、軸部材210の剛性が高くなる。さらに、軸部材210を中空とすることにより、軸部材210の剛性がさらに高くなる。このように、第1実施例によれば、軸剛性を十分に高くするとともに、温度変化による動圧の変化が抑制される。そのため、スピンドルモータSMの回転を安定させることが可能となる。また、回転が安定したスピンドルモータSMを用いることにより、より高精度のハードディスク駆動装置を提供することが可能となる。
A3.比較例のスピンドルモータの構成:
図4は、比較例のスピンドルモータSMaの構成を示す部分断面図である。比較例のスピンドルモータSMaでは、第1実施例のスピンドルモータSM(図1)で単一部材としたロータ部材310が、ロータハブ360とスリーブ370との2つの部材に分割している。このスリーブ370は、フェライト系ステンレス鋼SUS430Fで形成されている。第1実施例の軸ユニット200では、軸部材210の両端側に円錐軸受部材220が固定されているのに対し、比較例の軸ユニット200aでは、ベースプレート110と反対側の円錐外面214aと傾斜面216aとは、軸部材210aに形成されている。また、第1実施例では円錐軸受部材220がSUS303で形成されていたのに対し、比較例では、円錐軸受部材220aをSUS440Cで形成している。他の点は、第1実施例と同様である。
比較例のスピンドルモータSMaの円錐内面314の形状および配置は、第1実施例のスピンドルモータSMと同一となっている。そのため、比較例のスピンドルモータSMaにおいても、上記の式(8)の関係が満たされている。一方、円錐軸受部材220aをSUS440Cで構成し、スリーブ370を線膨張係数が10.2×10−6/℃のSUS430Fで構成している。そのため、軸部材210aと、円錐外面が形成されている部材210a,220aと、円錐内面374が形成されているスリーブ370との線膨張係数α1,α2,α3は、いずれも同じであり、上記の式(9)を満たしていない。
なお、比較例では、軸部材210aに円錐外面214aと傾斜面216aとが形成されている。しかしながら、軸部材210aに円錐外面214a等を形成すると式(9)の条件を満たさない。一方、第1実施例では、軸部材210と円錐軸受部材220とを別個の部材とすることにより、式(9)の条件を満たすことが可能となる。
A4.スピンドルモータの軸受特性の評価:
図5は、第1実施例と比較例のスピンドルモータSM,SMaの軸受特性が温度によって変化する様子を示すグラフである。図5(a)は、第1実施例のスピンドルモータSMの軸受特性を示し、図5(a)は、第1実施例のスピンドルモータSMの軸受特性を示している。軸受特性は、ベースプレート110に回転軸に対して横方向に最大加速度1G(重力加速度:9.8m/s)の正弦波振動を与え、その際のロータユニット300,300aの揺れの大きさをシミュレーションを行うことにより評価した。温度は0℃、25℃および73℃の3条件とし、正弦波振動の周波数が10Hz〜1000Hzの範囲で評価を行った。図5の各グラフの横軸は、正弦波振動の周波数(Hz)を示し、縦軸は、揺れの振幅をロータユニット300,300aの質量で除した正規化揺れ振幅(μin/g:μinは、10−6インチ)を示している。なお、正規化揺れ振幅は、その値が大きい方が軸受剛性が低いことを意味する。
図5に示すように、温度が0℃と25℃では、第1実施例のスピンドルモータSMと比較例のスピンドルモータSMaとの正規化揺れ振幅に大きな違いがない。しかしながら、温度が73℃の場合、第1実施例のスピンドルモータSMの正規化揺れ振幅は、比較例のスピンドルモータSMaの正規化揺れ振幅よりも小さくなった。すなわち、第1実施例のスピンドルモータSMでは、比較例のスピンドルモータSMaよりも、高温状態における軸受剛性の低下が抑制される。また、第1実施例のスピンドルモータSMでは、温度上昇に伴う軸受剛性の低下量が抑えられていることから、温度が変化した場合においてもロータユニット300の回転が安定するものと考えられる。
このように、第1実施例によれば、上記の式(8)および(9)を満足するように、スピンドルモータSM(図1)のロータ部材310に形成される円錐内面314の形状と配置、および、軸部材210と円錐軸受部材220とロータ部材310との線膨張係数α1,α2,α3を設定することにより、温度が変化した場合においてもロータユニット300の回転を安定させることが可能になる。また、軸部材210のベースプレート110と反対側の端部にネジ部212を設け、軸部材210の両端支持を可能とすることにより、軸部材210の剛性を高めることができる。さらに、軸部材210を中空にすることにより、軸部材210の剛性をより高くすることが可能となる。そのため、第1実施例のスピンドルモータSMを用いることにより、精度の高いハードディスク駆動装置を提供することが可能となる。
また、軸部材210と円錐軸受部材220とを別個の部材とすることにより、円錐外面222の形成が容易となるとともに、組立の際には円錐外面222と軸部材210との位置関係の調整を個々に行うことが可能となる。さらに、第1実施例では、ロータ部材310に円錐内面314を有する動圧溝部を形成しているため、スリーブ370を用いる場合よりも部品点数が低減できる。そのため、第1実施例は、スピンドルモータSMの部品コストと組立コストとの双方を低減することが可能となる点においても、比較例よりも好ましい。
第1実施例では、軸部材210と円錐軸受部材220とロータ部材310とを、それぞれ、マルテンサイト系ステンレス鋼SUS440C、オーステナイト系ステンレス鋼SUS303およびアルミニウム合金A6061−T6で形成しているが、各部材210,220,310の線膨張係数α1,α2,α3の関係が上記の式(9)の関係を満足していれば、各部材210,220,310を他の材料で形成することも可能である。一般に線膨張係数は、アルミニウム合金、オーステナイト系ステンレス鋼、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼の順に小さくなる。そのため、軸部材210には、線膨張係数が小さく硬度が高いマルテンサイト系ステンレス鋼もしくはフェライト系ステンレス鋼を用いるのが好ましい。また、円錐軸受部材220には、オーテスナイト系ステンレス鋼あるいはアルミニウム合金を用いるのが好ましく、ロータ部材310には、アルミニウム合金を用いるのが好ましい。
B.第2実施例:
第2実施例では、ロータ部材310(図1)をアルミニウム−シリコン合金で形成している。他の点は、第1実施例と同一であるので、ここではその説明を省略する。
アルミニウム−シリコン合金からなるロータ部材310は、例えば、以下のような製造方法により作ることが可能である。まず、アルミニウム合金のインゴットを溶かし、溶湯とする。その溶湯を垂らしながら気体あるいは液体のジェットを吹き付けると溶湯が飛散して微細な液滴を作り出す。その微細な液滴が急速に熱を奪われて凝固することで急冷凝固粉末が形成される。その後、20〜30重量%のシリコンを80〜70%の急冷凝固粉末と混合し、熱間プレスによってビレット成形を行う。その後、真空中あるいは非酸化性雰囲気中で加熱してビレットの焼結を行う。次に、熱間押出しを行い、アルミシリコン合金の押出材を得る。この押出材を加工することにより、アルミニウム−シリコン合金からなるロータ部材310が形成される。
このように製造されたアルミニウム−シリコン合金の線膨張係数は、シリコンの含有率によって変化する。具体的には、アルミニウム−シリコン合金の線膨張係数は、シリコンの含有率が大きいほど低下する。シリコンが20重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金の線膨張係数は約18×10−6/℃であり、シリコンが30重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金の線膨張係数は約16×10−6/℃である。
そのため、第2実施例では、ロータ部材310にシリコンが20重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金を用いている。上述の通り、軸部材210には、マルテンサイト系ステンレス鋼であるSUS440C(熱膨張係数:10.2×10−6/℃)を用い、円錐軸受部材220には、オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS303(熱膨張係数:17.3×10−6/℃)を用いている。そのため、第2実施例においても、上記式(9)の関係が満たされている。なお、円錐軸受部材220を、SUS303に換えてシリコンが20重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金で形成することも可能である。このようにしても、式(9)の関係は満たされる。
第2実施例では、ロータ部材310にシリコンが20重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金を用いているが、ロータ部材310にシリコンが30重量%含有されているアルミニウム−シリコン合金を用いることも可能である。この場合、式(9)の関係を満足させるため、円錐軸受部材220は、例えば、ロータ部材310と同一のアルミニウム−シリコン合金もしくはフェライト系ステンレス鋼のSUS430(線形膨張係数:10.4×10−6/℃)を用いて形成すればよい。
一般に、アルミニウム−シリコン合金は、アルミニウム合金よりも硬度が高い。そのため、第2実施例では、ロータ部材310の耐摩耗性が高くなり、スピンドルモータSMの寿命をより長くすることができる点で、第1実施例よりも好ましい。一方、第1実施例は、ロータ部材310の形成がより容易となる点で、第2実施例よりも好ましい。
また、上述のように、ロータ部材310をアルミニウム−シリコン合金で形成した場合においても、円錐軸受部材220と軸部材210との材質を適宜選択することにより、軸部材210、円錐軸受部材220およびロータ部材310の線膨張係数α1,α2,α3に求められる条件(式(9))を充足させることが可能である。そのため、第2実施例においても、温度が変化した場合のロータユニット300の回転の安定性を十分に維持することができる。
100…ステータユニット
110…ベースプレート
112…軸部材嵌入孔
114…円周壁部
120…ステータコア
130…巻線
200,200a…軸ユニット
210,210a…軸部材
212…ネジ部
214a…円錐外面
216a…傾斜面
220,220a…円錐軸受部材
222…円錐外面
224…傾斜面
300,300a…ロータユニット
310…ロータ部材
312…貫通孔
314…円錐内面
316…動圧溝部
318…磁石取付部
320…ヨーク
330…永久磁石
350…エンドキャップ
352…注油孔
354…内周面
360…ロータハブ
370…スリーブ
374…円錐内面
410…微小隙間
420…潤滑油
430…毛細管シール部
SM,SMa…スピンドルモータ

Claims (4)

  1. スピンドルモータであって、
    モータ基台に一端側が固定されている軸部材と、
    前記軸部材に固定され、円錐外面を有する第1と第2の円錐軸受部材と、
    前記軸部材を挿通する貫通孔と、前記貫通孔の両端部に外側に向かって内径が拡大する第1と第2の円錐内面とを有するロータ部材と、
    前記円錐内面と前記円錐外面とのいずれかに形成された動圧溝と、
    前記ロータ部材が前記第1と第2の円錐軸受部材に挟み込まれることにより対向する前記円錐内面と前記円錐外面との間の微小隙間に充填された潤滑油と
    を備え、
    前記軸部材の線膨張係数α1と、前記円錐軸受部材の線膨張係数α2と、前記ロータ部材の線膨張係数α3とが、α3≧α2>α1の関係式を満たし、
    前記第1の円錐内面上の第1の点および前記第1の点と内径が同一の前記第2の円錐内面上の第2の点の間の軸方向距離Lと、前記第1の点における内径寸法Dと、前記円錐内面が軸に垂直な面となす傾斜角度θとが、L >(D × tanθ)の関係式を満たす
    スピンドルモータ。
  2. 前記軸部材は、前記モータ基台と反対側の端部に設けられたネジ部を有する、請求項1記載のスピンドルモータ。
  3. 前記動圧溝は、前記動圧溝が形成される面に設けられ前記動圧溝の深さよりも厚いニッケルめっき層に形成されている、請求項1または2記載のスピンドルモータ。
  4. 前記円錐形軸受部材および前記ロータ部材の少なくともいずれかは、アルミニウム−シリコン合金からなる、請求項1ないし3のいずれかに記載のスピンドルモータ。
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