JP2012016199A - 信号伝送装置及び信号伝送路保持構造 - Google Patents

信号伝送装置及び信号伝送路保持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 信号伝送路の特性インピーダンスを一定に保ち、インピーダンス不整合による信号波形の劣化を低減した信号伝送装置及び信号伝送路保持構造を提供する。
【解決手段】 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路を有する信号伝送装置であって、信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は電気信号等の信号を伝送する信号伝送装置に関し、特に、相対的に回転できるよう構成された二部材間を伝送する信号伝送装置及び信号伝送路保持構造に関するものである。
図11(a)にストリップライン構造の伝送路の断面図を、図11(b)にコプレーナ構造の伝送路の断面図を示す。図11において、14は信号線、15はGND、16は誘電体層である。図12にそれぞれの構造にて、2本の伝送路が隣接した状態を示す。図12(a)はストリップライン構造の場合、図12(b)はコプレーナ構造の伝送路の場合である。図12において、17は導体間の静電結合、18は隣接する伝送路間の間隔を示す。
図12(a)のように、ストリップライン構造の伝送路の場合、信号線14の静電結合17は上下のベタGND面であるGND15により1本の伝送路内部で閉じており、隣接した2本の伝送路の間で互いに影響を及ぼさない。しかし、図12(b)のようにコプレーナ構造の伝送路の場合、信号線14の上下にベタGND面がないため、静電結合17は1本の伝送路内部で閉じず、2本の伝送路が隣接した場合、信号線の静電結合は互いに影響を及ぼす。
伝送路の特性インピーダンスZoは、(1)式により表される。
Zo=√L/C (1)
(L:単位長あたりのインダクタンス、C:単位長あたりのキャパシタンス)
隣接する伝送路間の間隔18が変化すれば、導体間の距離の変化により静電結合(C成分)は変化し、伝送路の特性インピーダンスに変化が生じる。つまり、伝送路同士が近づけば、隣接する導体間の静電結合が強まり、特性インピーダンスは減少する。反対に、伝送路同士が遠ざかれば、隣接する導体間の静電結合は弱まり、特性インピーダンスは増加する。信号伝送において、伝送路と入出力間でのインピーダンス整合は重要であり、インピーダンス整合がとれないと、伝送路中で信号波形が劣化し、信頼性の高い通信を行うことができなくなる。特性インピーダンスが変化する伝送路では、インピーダンス整合をとることは難しい。
ここで、相対的に回転可能に構成された二部材間で信号等を伝送する装置の一例を図13に示す。図13は、例えば、カメラヘッドが水平方向(PAN)、垂直方向(TILT)に回転する機能を有し、カメラヘッドとボトムケース間で信号伝送を行うネットワークカメラの構成例を示している。図13(a)はネットワークカメラの上面図、図13(b)はネットワークカメラの側面図である。
図13において、20はターンテーブル、21はボトムケース、22は支柱、23は垂直方向の回転軸である。19a、19b、19cはカメラヘッドが水平方向に回転を行ったときの位置を示し、19aは前方を、19bは右斜め後方を、19eは左斜め後方を向いている場合を示す。同様に、19a、19d、19eは、カメラヘッドが垂直方向の回転軸23を軸として垂直方向に回転を行ったときの位置を示し、19aは前方を、19dは上方を、19eは後方を向いている場合を示す。
図13において、撮像系を含むカメラヘッドは19a、19d、19eのように、支柱22の回転軸23を中心として垂直方向に回転(TILT)する。支柱22はターンテーブル20に固定されている。ボトムケース21とターンテーブル20は分離された構造をとり、ターンテーブル20および、支柱22、カメラヘッドが19a、19b、19cのように、水平方向に回転(PAN)する。信号、電源伝送路等の接点はボトムケース21に存在する。カメラヘッド19とボトムケース21の内部にある電気回路は伝送路で接続される。
図14はこのようなネットワークカメラにおける回転部と固定部を接続する伝送路構造例であり、回転軸に垂直な面で切った断面図である。図14(a)は回転部が左回りに回転した状態、図14(b)は回転部が右回りに回転した状態である。図14において、1は回転部、2は固定部、3は伝送路収容部、4は伝送路である。
図14において、回転部1が固定部2を軸に回転移動する。伝送路4はFFCやFPC等のフレキシブルな素材を用いて、回転部1と固定部2の間を接続し、固定部2を軸に巻きつけた状態で伝送路収容部3に収容する。図14(a)から図14(b)のように回転部が右回りに回転した場合、伝送路4は巻き緩み、反対に図14(b)から図14(a)のように左回りに回転すれば、伝送路4は巻き締まる。このように回転角度に応じて、巻きつけ状態(巻き締まり/巻き緩み)が変化する構造にすることで、回転部1と固定部2の接続を可能にしている。
ただし、巻きつけ状態(巻き締まり/巻き緩み)の変化により、隣接する伝送路間の間隔18は変化する。伝送路間の間隔が変化すれば、先に説明した通り、隣接する導体同士の静電結合に変化が生じ、伝送路の特性インピーダンスは変化してしまう。このような伝送路を用いて信号伝送を行うと、巻きつけ状態の変化により特性インピーダンスが変化するため、インピーダンス整合がとれなくなり、伝送路中で信号波形が劣化し、信頼性の高い通信を行うことができなくなる。
従来、巻きつけ構造になった伝送路において、特許文献1で示されるように、伝送路中の導体を傾斜して配索することにより、隣接する導体同士がシフトした位置で重なり合い、導体間の静電結合が低減される方法が開示されている。
特開2005-100708号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術では、伝送路中の導体を傾斜して配索することにより、隣接する導体同士がシフトした位置で重なり合い、導体間の静電結合が低減するようにしている。しかしながら、導体間の静電結合が低減するようにしているもののゼロではないために、巻きつけ状態の変化により、伝送路間の間隔が変化すれば、隣接する導体同士の静電結合が変化し、伝送路の特性インピーダンスは変化してしまう。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、巻きつけ状態が変化した際にも、伝送路の特性インピーダンスをほぼ一定に保つことを可能にした信号伝送装置及び信号伝送路保持構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による信号伝送装置は以下の構成を備える。
装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路を有する信号伝送装置であって、
前記構成部品との間を接続する信号伝送路と、
前記信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造と
を備える。
本発明によれば、信号伝送路の特性インピーダンスを一定に保ち、インピーダンス不整合による信号波形の劣化を低減した信号伝送装置及び信号伝送路保持構造を提供することができる。
実施形態1の信号伝送路保持構造を示す図である。 実施形態1のガイドの断面図である。 実施形態1のガイドレールを配置した場合の構造図である。 実施形態1のガイドレールを配置した場合の断面図である。 実施形態1のガイド及びガイドレールを複数個配置した場合の構造図である。 実施形態2の信号伝送路保持構造を示す図である。 実施形態2の板状バネを複数個配置した場合の構造図である。 実施形態3の信号伝送路保持構造を示す図である。 実施形態3の伝送路部分を抜き出した図である。 実施形態4の基板間を接続する2本の伝送路構成例を示す図である。 伝送路の断面図である。 2本の伝送路が隣接した場合の断面図である。 PAN、TILT機能を有するカメラの構造例を示す図である。 巻きつけ構造部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
以下、図1〜図5を参照して、実施形態1による、機器内で隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(信号伝送路保持構造)を有する信号伝送装置について説明する。
図1は実施形態1の固定部とその固定部に対して回動する回転部とを接続する伝送路構造例であり、回転軸に垂直な面で切った断面図である。つまり、図1は、装置内の構成部品(ここでは、回転部と固定部)との間を電気的に接続する伝送路を有する信号伝送装置を示すものである。
図1(a)は回転部が左回りに回転した状態、図1(b)は回転部が右回りに回転した状態を示す。図1において、1は回転部、2は固定部、3は伝送路収容部、4は伝送路、5は隣接する伝送路間の間隔を一定に保つガイドである。
図1において、回転部1は固定部2を軸に回転移動する。伝送路4はFFCやFPC等のフレキシブルな素材を用いて、回転部1と固定部2の間を接続し、固定部2を軸に巻きつけた状態で伝送路収容部3に収容されている。そして、伝送路収容部3内部に隣接する伝送路間の間隔を一定に保持するガイド5を設ける。
図2にガイド5および伝送路4の構造例を示す。図2は図1における伝送路4及びガイド5のみを抜き出したものである。図2(a)は一定距離の間隔(一定間隔)で複数の溝を刻んだ場合のガイドの構造、図2(b)は板状の部材を一定距離の間隔で並べた場合のガイドの構造である。
図2(a)の例では、ガイド5aのように一定の間隔で複数の溝を刻んだ構造にし、その溝に伝送路4を通すことで、刻んだ溝の間隔により、隣接する伝送路間の間隔を一定に保持している。また、図2(b)の例では、ガイド5bのように板状の部材を一定の間隔で並べた構造にし、その板状部材で伝送路4を挟むことで、板状部材を並べた間隔により、隣接する伝送路間の間隔を一定に保持する。
図2のようなガイド5(ガイド5aあるいは5b)を用いて隣接する伝送路間の間隔を一定に保つよう伝送路4を挟み込む。伝送路4はガイド5に挟み込まれた状態のまま、ガイド5とともに回転動作を行う。これにより、図1(a)から図1(b)のように右回りに回転し、伝送路4の径が広がろうとした場合も、隣接する伝送路間の間隔はガイド5により一定の間隔を保持する。反対に、図1(b)から図1(a)のように左回りに回転し、伝送路4の径が狭まろうとした場合も、隣接する伝送路間の間隔はガイド5により一定の間隔を保持する。このことにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路とすることが可能となる。
図2(a)のようなガイドの場合は刻む溝の間隔を、図2(b)のようなガイドの場合は、並べる板状部材の間隔を調整することにより、隣接する伝送路間の間隔を調整することができる。更に、伝送路間の間隔をゼロとし、密着させることでも、同様の効果を得ることができる。また、ガイドを、周方向に位置をずらして複数個取り付けるようにしても良い。
図3及び図4にガイドの動きを補助するガイドレールを追加した場合の構成例を示す。図3はガイドレールを追加した構成例の回転軸に垂直な面で切った断面図である。図3(a)は回転部1が左回りに回転した状態、図3(b)は回転部1が右回りに回転した状態を示す。図4はガイドレールを追加した構成例の回転面に垂直な面で切った断面図であり、図4(a)は溝を設けたガイドを用いた場合、図4(b)は板状のガイドを用いた場合を示す。
図3及び図4において、6(6aあるいは6b)はガイドレールとの係合部を設けたガイドである。特に、6aはガイドレールとの係合部を設けたガイド(溝を設けたガイドの場合)、6bはガイドレールとの係合部を設けたガイド(板状のガイドの場合)、7はガイドの動きを補助するガイドレール、8はガイド6とガイドレール7の係合部である。
図3及び図4のように、伝送路収容部3の円面部分に、ガイド6が伝送路収容部3の内周側から外周側への方向にスライドできるようガイドレール7を設け、このガイドレール7とガイド6を係合部8にて係合する。
図3(a)から図3(b)のように回転部1が右回りに回転し、伝送路4の径が広がろうとした場合、ガイド6はガイドレール7上を内周面側から外周面側に向かってスライドする。反対に、図3(b)から図3(a)のように回転部1が左回りに回転し、伝送路4の径が狭まろうとした場合、ガイド6はガイドレール7上を外周面側から内周面側に向かってスライドする。このように、ガイドレール7を設けてガイド6がスライドする構造にすることで、回転角度の変化による伝送路4の径の変化を、よりスムーズに行うことができる。
さらに、図5にガイド6及びガイドレール7を周方向に位置をずらして複数個取り付けた場合の構成例を示す。図5(a)はガイド6及びガイドレール7を2つ配置した場合、図5(b)はガイド6及びガイドレール7を3つ配置した場合であり、それぞれ回転軸に垂直な面で切った断面図である。
図5のようにガイド6及びガイドレール7を周方向に位置をずらして複数個取り付ければ、伝送路間の間隔を一定に保持する安定性が向上する。また、伝送路4の偏りを防止し、回転角度の変化による伝送路形状の変化をよりスムーズに行うことができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(保持構造)を設けることにより、隣接する伝送路間の間隔を一定の間隔で保持することができる。これにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路を実現することができる。
<実施形態2>
以下、図6及び図7を参照して、実施形態2による、機器内で隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(信号伝送路保持構造)を有する信号伝送装置について説明する。
図6は実施形態2の固定部とその固定部に対して回動する回転部と接続する伝送路構造例であり、回転軸に垂直な面で切った断面図である。つまり、図6は、装置内の構成部品(ここでは、回転部と固定部)との間を電気的に接続する伝送路を有する信号伝送装置を示すものである。
図6(a)は回転部が左回りに回転した状態、図6(b)は回転部が右回りに回転した状態を示す。図6において、9は弾性体である板状バネである。
図6のように、伝送路収容部3の外周面側および内周面側に板状バネ9を取り付ける。この板状バネ9を用いて、伝送路4の周面を押さえ付ける。これにより、図6(a)、及び図6(b)のように回転角度の変化により伝送路4の径が変化しても、伝送路4を挟み込んだ板状バネ9により伝送路4は密着状態を維持し、隣接する伝送路間の間隔を一定に保持する。このことにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路とすることが可能となる。
更に、図7に板状バネ9を周方向に位置をずらして複数個取り付けた場合の構成例を示す。図7(a)は板状バネを2つ配置した場合、図7(b)は板状バネを3つ配置した場合であり、回転軸に垂直な面で切った断面図である。
図7のように、板状バネ9を周方向に位置をずらして複数個取り付ければ、伝送路間の間隔を一定に保持する安定性が向上する。また、伝送路4の偏りを防止し、回転角度の変化による伝送路形状の変化をよりスムーズに行うことができる。
伝送路4自体が外周側へと広がるような弾性力を持つ場合、板状バネ9は伝送路外周面からのみ押さえ付ける構造でも、同様の効果を得ることができる。また、この構造は、板状バネ9に限定されず、同様の効果を得ることができる弾性体等の部材を利用することができる。
以上説明したように、実施形態2によれば、隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(保持構造)を設けることにより、隣接する伝送路間の間隔を一定の間隔で保持することができる。これにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路を実現することができる。
<実施形態3>
以下、図8及び図9を参照して、実施形態3による、機器内で隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(信号伝送路保持構造)を有する信号伝送装置について説明する。
図8は実施形態3の固定部とその固定部に対して回動する回転部とを接続する伝送路構造例であり、回転軸に垂直な面で切った断面図である。つまり、図8は、装置内の構成部品(ここでは、回転部と固定部)との間を電気的に接続する伝送路を有する信号伝送装置を示すものである。
図8(a)は回転部が左回りに回転した状態、図8(b)は回転部が右回りに回転した状態を示す。図9は図8の伝送路部分を抜き出したもので、図中右側は、図中左側の一部を拡大して示したものである。図8において、10は一定の厚みを持ったシート状部材である。
図9のように、伝送路収容部3に伝送路4を巻きつける際に、伝送路と伝送路の間に一定の厚みを持ったシート状部材10を挟み込む。これにより、図8(a)、及び図8(b)のように回転角度の変化により伝送路4の径が変化した際にも、隣接する伝送路の間隔はシート状部材10の厚みにより一定の距離を保持する。このことにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路とすることが可能となる。 尚、シート状部材10については、誘電率等の材質特性がシート全体で一律なものを用いることが好ましい。
また、シート状部材10に伝送路4を外周側へと広がるような弾性力を持った素材を用いることで、シート状部材10と伝送路4が密着状態を維持する安定性を向上させることができる。
更に、実施形態2で示したような板状バネ9を用いて、伝送路4およびシート状部材10を挟み込む構成にすることで、シート状部材10と伝送路4が密着状態を維持し、伝送路間の間隔を一定に保持する安定性を向上させることができる。
以上説明したように、実施形態3によれば、隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(保持構造)を設けることにより、隣接する伝送路間の間隔を一定の間隔で保持することができる。これにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路を実現することができる。
<実施形態4>
以下、図10を参照して、実施形態4による、機器内で隣接する信号伝送路間の間隔を一定に保持する構成(信号伝送路保持構造)を有する信号伝送装置について説明する。
図10は基板間を接続する2本の伝送路構成例である。つまり、図10は、装置内の構成部品(ここでは、基板)との間を電気的に接続する伝送路を有する信号伝送装置を示すものである。図10において、11a、11bは基板、12a、12b、12c、12dはコネクタ、13a、13bは伝送路である。
図10において、基板11aのコネクタ12aから基板11bコネクタ12cに接続する伝送路13aと基板11aのコネクタ12bから基板11bコネクタ12dに接続する伝送路13bがある。そして、この2本の伝送路13a、13bが基板間でストレート状態で重なっている状態になっている。
このように伝送路が巻きつけ構造でなくても、隣接して配置されているような場合、隣接する伝送路間の静電結合により、互いの伝送路の特性インピーダンスに影響を受ける。このような場合においても、実施形態1乃至3で示したようなガイド、板状バネ、シート状部材等の保持構造を用いて隣接する伝送路間の間隔を一定に保持する。これにより、伝送路の特性インピーダンスが一定となり、信号品質の劣化を抑えた伝送路とすることが可能となる。
以上説明したように、実施形態4によれば、信号伝送路が巻きつけ構造でなくても、隣接して配置されているような場合においても、実施形態1乃至3で示されるような保持構造を実装することで、実施形態1乃至3と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (15)

  1. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路を有する信号伝送装置であって、
    前記構成部品との間を接続する信号伝送路と、
    前記信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造と
    を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  2. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路を有する信号伝送装置であって、
    前記構成部品との間を接続する信号伝送路と、
    前記信号伝送路を巻きつけ状態で配置する場合に、前記巻きつけ状態で隣接する信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造と
    を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  3. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路を有する信号伝送装置であって、
    前記構成部品との間を接続する信号伝送路と、
    前記構成部品における固定部に対して回動する回転部に対して信号伝送路を巻きつけ状態で配置する場合に、前記巻きつけ状態で隣接する信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造と
    を備えることを特徴とする信号伝送装置。
  4. 前記保持構造は、前記信号伝送路を挟み込むためのガイドを設けることで、隣接する信号伝送路の間隔を一定に保持する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の信号伝送装置。
  5. 前記保持構造は、前記ガイドに一定間隔で複数の溝を刻み、前記溝に信号伝送路を挟み込む構造である
    ことを特徴とする請求項4に記載の信号伝送装置。
  6. 前記保持構造は、前記ガイドに一定間隔で複数の部材を並べ、前記部材で信号伝送路を挟み込む構造である
    ことを特徴とする請求項4に記載の信号伝送装置。
  7. 前記ガイドは、前記構成部品における固定部に対して回動する回転部の周方向に複数個取り付けられている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の信号伝送装置。
  8. 前記保持構造は、更に、前記構成部品における固定部に対して回動する回転部の内周から外周あるいは外周から内周へ、前記ガイドをスライドさせるためのガイドレールを備え、
    前記信号伝送路の巻きつけ状態の変化に応じて、前記ガイドが前記ガイドレール上をスライドするように構成されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の信号伝送装置。
  9. 前記ガイドおよび前記ガイドレールが前記回転部の周方向に複数個取り付けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の信号伝送装置。
  10. 前記信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間に一定の厚みのあるシート状部材を挟み込んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の信号伝送装置。
  11. 前記保持構造は、前記信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間隔を一定に保持するように押さえ付けるための弾性体である
    ことを特徴とする請求項1乃至3、及び10のいずれか1項に記載の信号伝送装置。
  12. 前記弾性体は、前記構成部品における固定部に対して回動する回転部の周方向に複数個取り付けられている
    ことを特徴とする請求項11に記載の信号伝送装置。
  13. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路の配置を保持する信号伝送路保持構造であって、
    前記構成部品との間を接続する信号伝送路が隣接して配置される部分において、該部分における信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造を備える
    ことを特徴とする信号伝送路保持構造。
  14. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路の配置を保持する信号伝送路保持構造であって、
    前記構成部品との間を接続する信号伝送路を巻きつけ状態で配置する場合に、前記巻きつけ状態で隣接する信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造を備える
    ことを特徴とする信号伝送路保持構造。
  15. 装置内の構成部品との間を電気的に接続する信号伝送路の配置を保持する信号伝送路保持構造であって、
    前記構成部品における固定部に対して回動する回転部に対して信号伝送路を巻きつけ状態で配置する場合に、前記巻きつけ状態で隣接する信号伝送路の間隔を一定に保持する保持構造を備える
    ことを特徴とする信号伝送路保持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014184837A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Tokai Rika Co Ltd マッチング回路
CN105538299A (zh) * 2014-10-24 2016-05-04 精工爱普生株式会社 机器人

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