JP2012014806A - 光記録装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の記録層を有する多層光ディスクに対して、記録する層よりも、記録光の入射側から見て手前の層の状態として、記録済状態と未記録状態とが混在する場合にも、記録性能の変動を抑え安定した記録を可能にする。
【解決手段】手前の記録層が記録済の場合と未記録の場合の再生信号パラメータ差(Ba−Bb)と、記録パワー調整領域(OA1)に対応する位置の、手前の記録層が記録済か未記録かに基づいて、標準的目標値(BT1)を補正して補正目標値(BT2)を生成し、補正目標値(BT2)を用いて、記録パワーを調整し、求められた記録パワーを用いて、第1の記録層に情報を記録する(S18)。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の記録を持つ光ディスクに対して情報の記録を行うための光記録装置及び方法に関わるもので、特に記録パワーの最適化制御(OPC:Optimum power control)に関するものである。
光ディスクに対して情報の記録を行うためには、情報の記録前に試し書きによるOPC(記録パワーの最適化制御)を行い、記録パワーを最適調整する必要がある。複数の記録層を有する多層光ディスクにおいては、記録光が入射する側から見て奥側に位置する層に記録を行う場合、手前側に位置する層が記録済状態であるか否かで最適な記録パワーが異なる。その為、情報記録領域において、記録を行う層よりも手前の層の状態として、記録済状態と未記録状態とが混在する場合にも性能変動を抑え安定した記録性能が得られる記録パワーに設定する必要がある。
この対応策として、OPCを行う領域内に、他の層の記録済状態/未記録状態の組合せが互いに異なる複数の小領域が形成されるように記録を行っておき、各小領域でOPCを行い、記録時には条件に合致する組合せに対する最適記録パワーを用いるものがある(例えば特許文献1)。また、特許文献1と同様に、OPCを行う領域内に、他の層の記録済状態/未記録状態の組合せが互いに異なる複数の小領域が形成されるように記録を行っておき、各小領域でOPCを行い、各々のOPC結果の平均値を最適パワーとして用いるものがある(例えば特許文献2)。また、スペース部の反射光量により手前の層が記録済状態か未記録状態かを判定し、状態に応じて記録パワーを切り換える様にしたものがある(例えば特許文献3)。
特開2008−192258号公報(第1−12頁、第1−6図) 特開2008−108388号公報(第1−12頁、第1−5図) 特開2006−179153号公報(第1−10頁、第1−4図)
上記の特許文献1及び2の従来の光記録装置では、OPCを行う領域内に、他の層の記録済状態/未記録状態の組合せが互いに異なる複数の小領域が形成されるように記録を行っておき、各小領域でOPCを行うため、OPCに長い時間がかかり、記録開始までの時間が長いという問題がある。また、1回のOPCで多量の領域を必要とするため、記録パワーを最適化できる回数が限られてしまい、情報の追記回数が制限されてしまう問題がある。
また、特許文献3の従来の光記録装置では、スペース部の反射光量により、記録状態と未記録状態を判定する様にしているが、光ディスクの記録膜等の形成状態の不均一による反射率変動があった場合に、誤判定がおこり、最適記録パワーで記録できない可能性がある。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、情報を記録する層よりも、記録光が入射する側から見て手前側の記録層の状態として、記録済状態と未記録状態が混在する場合にも性能変動を抑え、安定した記録性能が得られる記録パワーに設定することができる光記録装置及び方法を得ることを目的としている。
本発明の光記録装置は、
複数の記録層を有する光記録媒体に、レーザー光を照射することにより情報を記録する光記録装置であって、
光記録媒体毎に予め求められた、記録パワーを調整する為の標準的目標値を、光記録媒体または光記録装置から読み出す、目標値読み出し手段と、
情報の記録を行う領域を有する第1の記録層に配置された記録パワー調整領域に試し書きをすることで、記録パワーを調整する記録パワー調整手段と、
前記記録パワー調整領域に対応する位置の、前記第1の記録層よりも、レーザー光を照射する側に位置する手前の1以上の複数の記録層が記録済か未記録かを判断する、記録状態判断手段とを有し、
前記手前の記録層が記録済の場合と未記録の場合の再生信号パラメータ差と、前記記録状態判断手段で判断した、記録パワー調整領域に対応する位置の、手前の記録層が記録済か未記録かに基づいて、前記標準的目標値を補正して補正目標値を生成する目標値補正手段を有し、
前記補正目標値を用いて、前記記録パワー調整手段により記録パワーを調整し、求められた記録パワーを用いて、第1の記録層に情報を記録する情報記録手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、情報を記録する領域において、記録層よりも手前側の記録層の状態として記録済状態と未記録状態が混在しても、状態の違いによる記録性能の変動を抑えることができ、安定した記録を行うことができる。また、OPCは記録を行う層と同じ層で実施するだけで良いので、OPCで最適記録パワーを求めるのに余分な時間と記録領域を必要としない。
この発明の実施の形態における光記録再生装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態における再生特性測定部において、測定される再生信号のアシンメトリの例を示した図である。 この発明の実施の形態における再生特性測定部において、測定される再生信号の変調度の例を示した図である。 この発明の実施の形態における多層記録型光ディスクの一例として、3層の記録層を持つ場合のディスク構造を示した図である。 この発明の実施の形態における光ディスクの構成の一例を示した図である。 この発明の実施の形態1における多層記録型光ディスクのリードイン領域内のOPC領域の配置の一例を示した図である。 この発明の実施の形態1における光記録再生装置における、記録の手順の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における光記録再生装置における、OPCパラメータの補正手順の一例を示すフローチャートである。 多層光記録ディスクにおける記録パワーと記録性能の関係の一例を示した図である。 多層光記録ディスクにおける記録パワーとアシンメトリ値の関係の一例を示した図である。 多層光記録ディスクにおけるアシンメトリ値と記録性能の関係の一例を示した図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る光記録再生装置100の基本的な構成例を示す図である。ここで、図1の光記録再生装置100は、例えば光ディスク500がBDの場合を示している。
サーボ制御部180は、光ディスク500を回転させる為のスピンドルモーター181、光ヘッド300の位置を移動させる為のスレッドモーター182、光ヘッド300のアクチュエーター183(機能ブロックとして示す)を制御する。
光ヘッド300からの再生信号がプリアンプ回路110にて増幅され、中央制御部200に入力される。入力された信号は中央制御部200にてアドレス情報の復号が行われ、光ヘッド300の現在位置が得られる。
現在位置にて得られたアドレス情報から、アクセスすべき位置(アクセス対象位置)のアドレス情報の差分をサーボ制御部180に与えることにより、サーボ制御部180がスレッドモーター182を制御し、光ヘッド300をアクセス対象位置へ移動させる。さらに、サーボ制御部180は、プリアンプ110からのサーボエラー信号に基づき、アクチュエータ183を駆動して、フォーカス制御、トラッキング制御を行う。
データ再生時は、半導体レーザー310から出射された、データ再生に必要な出力値(再生パワー)を有するレーザー光がコリメートレンズ330とビームスプリッタ340と対物レンズ350とを介して光ディスク500に集光照射される。光ディスク500からの反射光は、対物レンズ350を通った後にビームスプリッタ340により入射光と分離され、検出レンズ360を介して受光素子370で受光される。
上記のうち、半導体レーザー310と、コリメートレンズ330と、ビームスプリッタ340と、対物レンズ350、検出レンズ360とで光学系が構成され、この光学系と受光素子370と、レーザー駆動部320と、アクチュエーター183とで光ピックアップ300が構成されている。ここで、光ピックアップ300内の光学系において、球面収差を補正する素子やレンズ等を配置し、光ディスク500に応じて最適に制御する場合もある。
受光素子370は光信号を電気信号に変換する。受光素子370において変換された電気信号は、プリアンプ110を介して中央制御部200、再生信号処理部120にそれぞれ入力される。
再生信号処理部120は、プリアンプ110からの電気信号をイコライズ処理(波形整形)し、記録品質測定部130と、データデコーダー140とに入力する。また、再生信号処理部120は、イコライズ処理する前の信号を再生特性測定部150に入力する。
再生特性測定部150は、記録時に必要な記録パワーの調整用にアシンメトリ値あるいは、変調度値等の再生信号パラメータを求める。また、記録品質測定部130は、再生信号のジッター値やエラーレート等の信号品質を測定する。
データデコーダー140は、入力された再生信号を2値化し、復調やエラー訂正などの処理を行うことにより、光ディスク500に記録されたデータを生成(再生)する。光記録再生装置100は上位コントローラー400と接続されており、中央制御部200は、生成されたデータを、バッファメモリ190に格納した後、上位コントローラー400へ送る。
再生特性測定部150がアシンメトリ値を求める場合、再生特性測定部150は、入力された電気信号(プリアンプ110から出力される信号)をAC(交流)カップリングし、ACカップリングされた電気信号に基づいてアシンメトリ値βを算出する。
図2(a)〜(c)に、上記のACカップリングされた電気信号の例が示されている。再生特性測定部150は、図2(a)〜(c)に例示される信号のピークレベルA1とボトムレベルA2を検出する。検出したピークレベルA1とボトムレベルA2から、以下の式(1)を用いて、アシンメトリ値βを算出する。
β=(A1+A2)/(A1−A2) …(1)
ここで、ピークレベルA1、ボトムレベルA2は、最長スペースと最長マークが交互に現れる部分で発生するものであり、それらの値は、最短スペースと最短マークが交互に現れる部分のピークレベルとボトムレベルの平均値をゼロレベルとして表したものである。
上記のように、図2(a)〜(c)は、再生特性測定部150において、検出される再生信号(プリアンプ110から出力される信号)のアシンメトリの検出例を示すが、そのうち、図2(a)はβ<0の場合を示し、図2(b)はβ=0の場合を示し、図2(c)はβ>0の場合を示す。
ここで、アシンメトリ値は上記の求め方に限定されるものではなく、記録された最長マーク(BDの場合は8T信号)の信号と、記録された信号の最短マーク(BDの場合は2T信号)の信号の非対称度が求められれば良い。
また、再生特性測定部150が変調度値を求める場合、再生特性測定部150は、入力された電気信号のピークレベルPKとボトムレベルBMを検出する。この場合、アシンメトリを求める場合とは異なり、ACカップリングをせずにそのまま(DCカップリングで)得られた信号のピークレベルPKと、ボトムレベルBMとを検出し、これらから、以下の式(2)を用いて変調度を算出する。
変調度=(PK−BM)/PK …(2)
図3にそのようなDCカップリングで得られた信号の一例を示す。図示のように、ピークPK、ボトムBMは、ゼロレベル(受光素子370への入力がない(光ディスクからの反射光入力がない)ときの出力オフセット値)が基準となる。ピークPK、ボトムBMはそれぞれ最長スペース、最長マークのレベルに対応する。
データ記録時には、中央制御部200は、上位コントローラー400からのデータをバッファメモリ190に格納した後、データエンコーダー160で誤り訂正符号を付加し、変調規則に従って変調し、記録データを光ディスク500のフォーマットに従って生成する。
ライトストラテジ制御部170は、記録データに基づきライトストラテジ信号を生成する。即ち、中央制御部200からライトストラテジが設定された後、データエンコーダー160から、マークの長さを表す周期数nを指定する記録データが与えられると、ライトストラテジ制御部170は、そのような記録データに対応するライトストラテジ信号(ライトストラテジに従って生成された、発光パルス列の波形と略同一の波形を有する信号)を出力する。
レーザー駆動部320は、生成されたライトストラテジ信号に応じた駆動電流により半導体レーザー310を駆動する。半導体レーザー310から出射されたデータ記録に必要な出力値(記録パワー)を有するレーザー光がコリメートレンズ330とビームスプリッタ340と対物レンズ350とを介して光ディスク500に集光照射される。これにより、マークが形成され、マークとマーク相互間に位置するスペースとから成る記録部が形成される。
中央制御部200は、光記録再生装置100による光ディスク500への書き込みや読み出しの際に、装置の全体を制御するもので、記録品質測定部130からのジッター等の記録品質、再生特性測定部150からのアシンメトリ値や変調度値、データデコーダー140からの再生データを受ける一方、データエンコーダー160、ライトストラテジ制御部170、レーザー駆動部320、サーボ制御部180に制御信号を与える。
中央制御部200はまた、後に図7乃至図11を参照して説明するOPCパラメータの補正制御などを行う。
中央制御部200は例えばCPU210と該CPU210の動作のためのプログラムを格納したROM220とデータを記憶するRAM230とを備えている。ROM220に格納されたプログラムは、後に図8を参照して説明されるOPCパラメータ補正の演算、及び演算に必要となる設定値等を定義する部分を含む。
次に、片面に記録層を複数持つ多層記録型光ディスクの構造と、多層記録特有の現象について説明する。
図4に、本発明の実施の形態における多層記録型光ディスクの一例として、3層の記録層を持つ場合を示した図である。図示の光ディスク500は、基板510と、第1の記録層521と、第2の記録層522と、第3の記録層523と、カバー層530と、保護層540とを有する。図1に示される光ピックアップ300の対物レンズ350からの光は、保護層540の側から入射される。
図5は、光ディスクの構成の一例を示した図である。内周付近にリードイン領域LIAが配置されており、この中に光ディスクの固有情報や、記録動作及び再生動作を制御するための制御情報等が記録されている。また、OPC(記録パワーの最適化制御乃至記録パワーの調整)を行う領域もリードイン領域LIA内に配置される。また、これらの情報及び領域は、リードアウト領域LOAにも配置される場合がある。
図6は、リードイン領域LIA内のOPC領域の配置例を示したものである。
リードイン領域LIAには、第1の記録層用OPC領域OA1、第2の記録層用OPC領域OA2、第3の記録層用OPC領域OA3、及び制御情報領域CAが含まれる。OPC領域OA1、OA2及びOA3は、記録パワー調整領域とも呼ばれる。
図に示す様に、各記録層のOPC領域OA1、OA2及びOA3は半径方向に対し、互いに重ならない様に、かつ一定の間隔GS12、GS23を開けて配置される。
この間隔GS12、GS23は、各層の偏芯成分、及び奥の層に記録再生する場合の手前の層の位置におけるビーム径を考慮して、これらの影響を違いに受けないために設けられる。
尚、図示していないが、ディスクの管理情報等を記録する為の領域等が、OPC領域やCA領域以外の位置に配置されることがある。その為、ディスクの管理情報領域が、OPC領域として配置された位置の手前の層に配置される場合は、ディスクの管理情報領域への記録がされているか否かで、OPC領域の手前の層が記録済か否かが変わってしまうことになる。
また、このディスク管理情報を記録する領域には、OPCに使用された領域の情報や、リードイン領域やリードアウト領域、データ領域の記録状況が例えば、記録終了アドレスやフラグ情報として記録される。
尚、これらの情報が記録されるか否か、どの様に記録されるかは、光ディスクの仕様によって異なる。
一般に、記録再生装置に挿入された光ディスクに情報を記録する前に試し書きを行うことで記録パワーの最適化が行われる。また、複数の記録層を有する多層光ディスクにおいては、情報を記録する記録層と同じ記録層に配置されたOPC領域を利用して、記録パワーの最適化が行われる。以下にこの手順について説明する。
最初に、例えばランダムな記録データパターンを用いて、記録パワーを変化させて光ディスク500への試し書きを行ない、次にこのテストパターンを記録した光ディスク500上の領域を再生し、再生特性測定部150により再生信号パラメータとしてアシンメトリ値を検出し、検出されたアシンメトリ値を、中央制御部200において、目標とするアシンメトリ値(OPC目標値)と比較して最適の記録パワーを求める。
一般に、記録パワーを大きくすればアシンメトリ値は大きくなり、記録パワーを小さくすればアシンメトリ値は小さくなる。ここで、アシンメトリ値は、追記型の光記録媒体において記録パワーを最適化する場合に用いられる場合が多い。
中央制御部200では、互いに異なる複数の記録パワーにそれぞれ対応するアシンメトリ値の検出値を目標値と比較して、目標値に最も近い検出値を生じさせた記録パワーを最適の記録パワーとして設定する。
なお、このようにする代わりに、一つの記録パワーで光ディスク500への試し書きを行なった後再生し、再生結果からアシンメトリ値を検出し、検出されたアシンメトリ値を、目標とするアシンメトリ値と比較して比較結果に応じて記録パワーを増減して記録パワーの最適値を求めるようにしても良い。
ここで、OPC目標値として、追記型ディスク(DVD−Rや、BD−R等)では一般的にアシンメトリ値が利用される。また、書換型ディスク(DVD−RWや、BD−RE等)では、アシンメトリ値の代わりに変調度を利用する場合が多い。また、書換型ディスクの場合には、最適記録パワーとなる変調度を目標値とするのではなく、記録パワーの変化に対する変調度の変化が大きい記録パワーの領域(最適記録パワーよりも小さい記録パワーの領域)における変調度を目標値として、求まった記録パワーに予め設定した係数を掛けることで最適記録パワーを算出する方法などを用いる場合が一般的である。
以下、図7を参照して本実施の形態の光記録方法の手順を説明する。
最初に光ディスク500が光記録再生装置100に挿入されると、図示しないセンサによりそのことが検出されて(ステップS10)、中央制御部200に伝えられ、中央制御部200は、サーボ制御部180を介して光ヘッド300を駆動して、光記録再生装置100に挿入された光ディスク500の種別(CD、DVD、BD等の種別)や、光ディスク500が何層ディスクか等を判別する(ステップS11)。
次に、ステップS12において、光ディスク500とのチルト角度や、サーボ条件等を調整した後、ステップS13において、光ディスク500から、光ディスクの固有情報や記録動作、再生動作を制御するための制御情報等を読み出す。
次に、ステップS14で、読み出された光ディスクの固有情報(ID等の情報)に基づき記録パラメータが決定される。ここで、光記録再生装置100の中央制御部200内のROM220に、予め光ディスクの固有情報毎に標準的な条件下で目標とすべき記録パラメータ、即ち記録パラメータの標準的目標値)がテーブルとして格納されており、読み出した光ディスクの固有情報に対応する記録パラメータ(標準的目標値)を読み出し、記録に用いる記録パラメータとして設定する。記録パラメータには、発光パルスの形を決める為のパラメータであるライトストラテジ(標準的ライトストラテジ)と、記録パワーを決定する為のOPC用パラメータ(OPC標準的目標値)が含まれている。
また、同テーブルには、後述のOPC用パラメータを補正する為に必要な情報も格納されており、これについても読み出しておく。
上記の固有情報は、光ディスクの種類毎、型式毎、或いはロット毎に異なる値が与えられるものであり、従って、固有情報毎の記録パラメータの標準的目標値は、種類毎、型式毎、或いはロット毎の記録パラメータの標準的目標値であるとも言える。
尚、上記の様に予め格納されたテーブルから記録パラメータを決定する以外の方法として、光ディスク500に予め記録されている記録パラメータの推奨値を読み出して使用したり、あるいは読み出した推奨値から所定の計算等を行なったりすることで、修正した記録パラメータを記録に用いる様にしても良い。
ステップS14の処理の後、図示しない手段により記録の指示が与えられると(ステップS15でYES)、ステップS16で、OPC用パラメータの補正を行う。その詳細については後述する。
ステップS17において、ステップS16で補正されたOPC用パラメータ及びステップS14で設定された記録パラメータを用いて光ディスク500への試し書きを行う。即ち、ステップS14において中央制御部200内に設定された記録パラメータのライトストラテジをライトストラテジ制御部170に設定し、ライトストラテジ制御部170でテストパターンに基づいたライトストラテジを生成し、光ヘッド300を用いて光ディスク500への試し書きを行う。そして、テストパターンを記録した光ディスク500上の領域を光ヘッド300で再生し、再生特性測定部150により検出された再生信号パラメータ(アシンメトリ値あるいは変調度)とステップS16において補正されたOPCパラメータ(アシンメトリ値あるいは変調度)とを中央制御部200で比較して両者が一致するように制御を行い、両者が一致したときの記録パワーを最適な記録パワーとして決定する。
最後にステップS18において、ステップS14で設定された記録パラメータのライトストラテジと、ステップS17で決定された記録パワーにより、光ディスク500への本来のデータの書き込み(本書き込み)を開始する。
上記のうち、ステップS10の処理は、図示しない光ディスクの挿入を検出するセンサと、中央制御部200とにより行われ、ステップS11、及びステップS12の処理は、光ヘッド300、プリアンプ110、サーボ制御部180、及び中央制御部200により行われ、ステップS13の処理は、光ヘッド300、サーボ制御部180、プリアンプ110、再生信号処理部120、データデコーダー140、及び中央制御部200により行われ、ステップS14の処理は、中央制御部200により行われ、ステップS15の処理は、図示しない記録の指示を受ける手段(インターフェース)と、中央制御部200とにより行われ、ステップS16の処理は、サーボ制御部180、プリアンプ110、再生信号処理部120、再生特性測定部150、中央制御部200、ライトストラテジ制御部170、及び光ヘッド300により行われ、ステップS17以降のデータ記録処理は、中央制御部200、データエンコーダー160、ライトストラテジ制御部170、サーボ制御部180、及び光ヘッド300により行われる。
次に、ステップS16のOPCパラメータの補正のための処理を図8を参照して説明する。
ステップS20において、OPCを行う領域を含む記録層に対し、記録光が入射される側から見て手前側の記録層の、OPCを行う領域に対応する領域の状態を調べる。
例えば、光ディスク500の管理領域から、次に使用するOPC領域の位置を示す情報(アドレス情報)を読み取り、それに対応する領域の手前の層の領域がすでに記録されているか否かを、光ディスク500の管理領域等に記録されているリードイン領域の記録管理情報から調べる。
ここで、必ずしも管理領域の情報から手前の層の状態を把握する必要はなく、光ディスク500の仕様として決められている場合は、その仕様に基づいて判断する様にすれば良いし、管理領域や光ディスクの仕様から特定できない場合は、実際に対応する層の領域を再生して、信号が記録されているか否かを調べることとしても良い。
ステップS21において、調べた手前の層の状態として、手前の層の総数をNr、手前の層のうちの記録済層の数をR、手前の層のうちの未記録層の数をUとして設定する。
次に、ステップS22において、次式によりOPCパラメータの補正を行う。
BT2=BT1+BO×(R−U)/Nr …(3)
ここで、BT2は補正後のOPCパラメータ(補正目標値)、
BOは光ディスク個々に設定したOPC目標値オフセット係数(「基準目標値オフセット量」とも言う)、
BT1は補正前のOPCパラメータで、記録性能が総合的に最良となるOPC標準的目標値である。ここで、「記録性能が総合的に最良となる」とは、種々の異なる条件下で得られる記録性能を総合したときに最良となることを意味し、例えば平均的乃至中間的な記録条件で記録性能が最良となる場合に、記録性能が総合的に最良となる場合が多い。
ここで、OPC標準的目標値のBT1は、例えば、光ディスクの固有情報毎に予め実験を行うことで、図11に示す様な特性を求め、多数の種々異なる記録条件、例えば記録パワーでの記録性能が総合的に最良となる値を求めておく。図11においては、BT1が総合的最良値となる。なお、光ディスクに記録されたOPC目標値の推奨値を上記のOPC標準的目標値として用いる様にしても良い。OPC標準的目標値BT1は、記録性能が最良となる値にする必要はなく、再生信号パラメータに対する記録性能の変動幅を考慮して、例えば、再生信号パラメータがある値を中心としてプラス側及びマイナス側に同量変化した場合の記録性能の劣化が許容されるマージンの範囲内で、かつ同程度となる場合に、上記の値をOPC標準的目標値としても良い。
OPC目標値オフセット係数BOは、手前の層が全て記録済の場合と、手前の層が全て未記録の場合において、同一記録パワーで記録した時のアシンメトリ値βの差DB(再生信号パラメータの差)の半分であり、具体的には次式となる。
BO=(BR−BU)/2 …(4)
ここで、BRとBUは共に同じパワーで記録した場合のアシンメトリ値βであり、BRは手前の層全てが記録済の場合、BUは手前の層全てが未記録の場合のアシンメトリ値βである。BRとBUは、予め個々の光ディスク、例えば種類、型式、ロット毎に異なる固有情報毎に調べておき、BRとBUからBOを求めた後、上記の標準的目標値BT1とともに、固有情報毎のテーブルの一部として光記録再生装置100の中央制御部200内のROM220に格納しておく。
このようにROM220は、固有情報別OPC目標値オフセット係数、即ち基準目標値オフセット量(BO)と、固有情報別標準的目標値(BT1)とを記憶する手段としても用いられている。
次に、この様にして、OPCパラメータを補正する理由について説明する。
図9、図10、及び図11に、多層光ディスクにおいて記録再生した場合の特性の一例を示す。
図9は記録光の入射側から見て一番奥の層である第1の記録層における、記録パワーと記録性能の関係を示したものである。ここで、記録性能とは、信号を記録した領域を再生した時の再生性能のことで、例えば、ジッター値や、MLSE(Maximum Likelihood Sequence Error)や、エラーレート等のことである。また、実線は、手前の記録層(第1の記録層より手前の全ての層)が全て未記録の場合の特性、破線は、手前の記録層(第2の記録層から第4の記録層まで)が全て記録済の場合の特性の一例を示している。この様に、手前の記録層が未記録か記録済かによって、再生性能が最良となる記録パワーが異なる。ここで、図中のPO1が手前の記録層が全て未記録の場合の最適記録パワー、PO2が手前の記録層が全て記録済の場合の最適記録パワーを示している。
従って、例えば記録パワーPO1を用いて記録を行った場合、手前の記録層が全て未記録の領域では最良の記録性能を得る事ができるが、手前の記録層が全て記録済の領域にも記録が行われた場合、記録性能はQa点で示す記録特性値まで急激に悪化してしまうことになる。
同様に、手前の記録層が全て未記録の領域に記録パワーPO2を用いて記録が行われた場合に、Qb点で示す記録特性値まで急激に悪化してしまうことになる。
従って、手前の記録層が全て未記録の場合、及び手前の記録層が全て記録済の場合のどちらにおいても良好な記録を行うことができる記録パワー、即ち、中間的な記録条件下で最良の記録性能が得られ、当該中間的な記録条件からの変化に対して、記録性能の低下が少ない記録パワーPOで記録を行う様にするのが望ましいことがわかる。
図10は、記録パワーとアシンメトリ値の関係の一例を示す。同図は図9の縦軸を記録性能からアシンメトリ値に置き換えた場合を示している。図に示す様に、アシンメトリ値は手前の記録層が未記録か記録済かの状態によりオフセットすることになる。
図11は、アシンメトリ値と記録性能の関係の一例を示す。同図は図9の横軸を記録パワーからアシンメトリ値に置き換えた場合を示している。図に示す様に、アシンメトリ値に対する記録性能は、手前の記録層が未記録か記録済かによる差は殆どなく、最適アシンメトリ値は符号BT1で示す値(総合的最良値)となる。ここで、アシンメトリ値(総合的最良値)BT1をOPCの目標値として記録パワー調整を行うと、OPCを行う領域の手前の記録層が全て未記録の場合は、図9のPO1に、OPCを行う領域の手前の記録層が全て記録済の場合は、図9のPO2にそれぞれ調整される事が分かる。
次に、本実施の形態1におけるOPCパラメータの補正を行った場合を説明する。
OPCを行う領域を有する記録層の手前の記録層が全て未記録の場合、アシンメトリ値をBT1に維持するには、図10に示すように、記録パワーPO1に増加させる必要があり、一方、記録パワーをPO(≦PO1)としたときのOPCの目標値(目標アシンメトリ値)は、図10に示されるようにBT1よりも小さい値であるBUとする必要がある。逆に、OPCを行う領域を有する記録層の手前の記録層が全て記録済の場合、アシンメトリ値をBT1に維持するには、図10に示すように、記録パワーPO2に減少させる必要があり、一方、
記録パワーをPO(≧PO2)としたときのOPCの目標値(目標アシンメトリ値)は、図10に示されるようにBT1よりも大きい値であるBRとする必要がある。
ここで、BT1はBUとBRの丁度中間に位置する為、BUとBRは、BT1に対して、(BR−BU)/2であるオフセット量BOを加算又は減算した値として求められる。
ここで、例えば光ディスクが4層の記録層を有する場合に、第1の記録層(一番奥の層)に記録する場合、ステップS21で設定するNr、R、Uは、OPCを行う領域の手前の記録層が全て未記録の場合は、Nr=3、R=0、U=3となり、式(3)より、
BT2=BT1+BO×(0−3)/3=BT1−BO …(3A)
となる。また、図10よりBR>BUであるため、式(4)から求められるBOは、この例の場合は、正の値となる為、この結果がBUに相当する事が分かる。
逆に、OPCを行う領域の手前の記録層が全て記録済の場合は、Nr=3、R=3、U=0となり、式(3)より、
BT2=BT1+BO×(3−0)/3=BT1+BO …(3B)
となる。また、BOは正の値となる為、この結果がBRに相当する事が分かる。
以上は、OPCを行う領域の手前の記録層が全て未記録の場合と、全て記録済の場合について述べたが、次に、OPCを行う領域の手前の記録層のうちの一部の記録層のみが記録済の場合について説明する。
図示していないが、記録を行う記録層より手前の記録層のうち一部の記録層のみが記録済の場合は、図10に示した記録パワーとアシンメトリ値の関係として、実線で示した手前の記録層が全て未記録の場合と、破線で示した手前の記録層が全て記録済の場合との間にシフトした状態となる。例えば、手前の記録層のうちの記録済層の数と未記録層の数が同数の場合は、全て未記録の場合のアシンメトリ値と、全て記録済の場合のアシンメトリ値とのほぼ中間のアシンメトリ値が得られることとなる。従って、手前の記録層のうちの記録済層の数と未記録層の数に応じて、アシンメトリ値がシフトすることになる。
その為、OPCを行う領域の手前の記録層のうちの記録済層の数Rと、未記録層の数Uに応じて、式(3)により各々の層の数に応じたオフセット量が加算される様にしている。
図9の特性から、OPCの目標値ではなく、記録パワーをOPCの結果の最適記録パワーからシフトする案も考えられるが、OPCの目標値を変更することで、以下のメリットがある。
記録パワーと記録性能の関係では、図9からもその傾向が分かるように、最適記録パワーに対して、高パワー側と、低パワー側の変動幅に差が生じることがある。これは、図10に示す特性において、記録パワーとアシンメトリ値の関係が線形ではなく、低パワー側の傾きが急になることが原因である。逆に図11からも分かる様に、アシンメトリ値に対する記録性能は、高パワー側と低パワー側で変動幅がほぼ同等となる。
また、記録パワーは、温度等の影響でも特性がシフトすることがある為、予めオフセット量を求めた際の温度条件等から、実際に記録を行う際の温度条件が異なる場合等、適正なパワーシフトが難しく、場合によってはパワーを過剰にオフセットさせてしまう可能性があり、その結果、記録性能の変動が激しくなる可能性がある。
一方、アシンメトリ値と記録性能の関係は、温度等による影響を受けにくい為、OPCの目標値を用いることで、適正な補正を行うことが可能となる。
以上の様に本実施の形態1においては、OPCを行う領域に対する手前の記録層のうちの未記録層の数(U)と、記録済層の数(R)と、予め求めたアシンメトリ値の変動量(BR−BR)とから、OPCを行う際の目標アシンメトリ値を補正する様にした為、情報を記録する記録領域において、手前の記録層のうちの未記録層の数(U)と、記録済層の数(R)が変化しても記録性能の変動を抑え、安定した記録を行うことができる。
また、この為に追加のOPC領域を必要とせず、またOPCに要する処理時間も増えることがない。
また、本実施の形態においては、光記録再生装置100が、例えば光ディスク500がBDの場合について示していたが、これ以外の多層光ディスクに対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態においては、手前の記録層が全て未記録の場合と、手前の記録層が全て記録済の場合の同一パワーにおけるアシンメトリ値のオフセット量(基準オフセット量)と、手前の記録層のうちの記録済層の数と未記録層の数からOPC目標値を補正する様にしているが、基準オフセット量を求める条件としては、これに限定されない。例えば手前の記録層が全て未記録の場合と、手前の記録層が1層のみ記録済の場合のアシンメトリ値のオフセット量を基準オフセット量とし、手前の記録層のうちの記録済層の数と未記録層の数からOPC目標値を補正する様にしても良い。
一般的に、ある記録層(第1の記録層)の手前の記録済層の数がaの状態(第1の記録状態)において、第1の記録層に記録した場合の、アシンメトリ値(第1の再生信号パラメータ)Baと、第1の記録層の手前の記録済層の数がbの状態(第2の記録状態)において、上記第1の記録状態の場合と同一の記録パワーPOで、上記第1の記録層に記録した場合の、アシンメトリ値(第2の再生信号パラメータ)Bbを求め、これらに基づいて、基準目標値オフセット量BOを求める場合、上記の式(4)の代わりに下記の式(5)を用いる。
BO={(Ba−Bb)/2}×{Nt/(a−b)} …(5)
式(5)のうち、
Ntは、第1の記録状態及び第2の記録状態における、手前の記録層の数であり、
(Nt/(a−b))は、第1の記録状態における手前の記録済層の数aと、第2の記録状態における手前の記録済層の数bの差に対する、手前の記録層の数Ntの比を表す。
基準目標値オフセット量BOは、予め個々の光ディスク、例えば固有情報毎に調べ、ROM220などに格納しておく。
記録のために光記録再生装置に挿入された光ディスクについて、補正目標値BT2を算出する際には、記憶された基準目標値オフセット量BO(式(5)を用いて算出されたもの)を用いて、式(3)の計算を行う。即ち、例えば記録状態判断手段(S20)で求めた、記録済みである記録層の数(R)から未記録である記録層の数(U)を引いた値を記録層の総数(Nr)で割った値を掛けたもの((R−U)/Nr)をオフセット量補正係数として求め、基準目標値オフセット量(BO)に、オフセット量補正係数(R-U)/Nrを掛けた値を、標準的目標値(BT1)に加算することで、補正目標値(BT2)を求める。
上記のaをNt又は0とすることとしても良い。a=Nt(、従ってBa=BR)の場合には、式(5)は、以下のように変形される。
BO={(BR−Bb)/2}×{Nt/(Nt−b)}
…(6)
また、a=0(、従ってBa=BU)の場合には、式(5)は、以下のように変形される。
BO={(BU−Bb)/2}×{Nt/(0−b)} …(7A)
={(Bb−BU)/2}×{Nt/b} …(7B)
また、本実施の形態においては、手前の記録層が全て未記録の場合と、手前の記録層が全て記録済の場合の同一パワーにおけるアシンメトリ値のオフセット量(基準オフセット量)に対して、手前の記録層のうちの記録済層の数と未記録層の数から補正係数を決定して、OPC目標値を補正する様にしているが、基準オフセット量が小さい場合等は、これらの層の数に応じて補正係数を厳密に計算する必要はない。例えば、手前の記録層のうちの記録済層の数が、手前の記録層のうちの未記録層の数より多い場合と同程度の場合と少ない場合という様に、大まかに設定する様にしても良い。
また、本実施の形態においては、手前の記録層が全て未記録の場合と、手前の記録層が全て記録済の場合の同一パワーにおけるOPC目標値の補正量が、同量となる様にしているが、多層光ディスクに記録を行う場合、一般的には奥の記録層から記録が行われることが多く、特に記録層が多い場合は、手前の層が全て記録済となる場合が少なくなる為、手前の層が未記録の場合の記録性能がより良好となる様に、OPC補正量をさらにオフセットさせる、または係数を掛ける等により、補正後のOPC目標値が図10で示すBUに近くなる様にしても良い。
また、本実施の形態においては、手前の記録層が全て記録済の場合の同一パワーにおけるアシンメトリ値のオフセット量を、光ディスクの固有情報毎に予め求める様にしているが、これを予め求めていない光ディスクに対しては、予め調べている他の複数の光ディスクのアシンメトリ値のオフセット量の平均値を用いる様にしてもよい。
または、OPC領域等の試し書き領域を利用して、少なくとも一つ以上の手前の層の状態が異なる領域を作成し、記録層に同一記録パワーで各々の領域において記録した場合のアシンメトリ値の差を測定し、その結果を用いる様にしても良い。
また、本実施の形態においては、アシンメトリ値を目標値とするOPC方法について述べているが、変調度を目標値とするOPC方法についても同様の方法を用いる事ができる。ただし、この場合、記録パワーに対する変調度の特性は、記録パワーが高い領域では、飽和する特性があるので、変調度が飽和しない低いパワーにおける変調度のオフセット量を求める必要がある。
また、本実施の形態においては、式(3)、式(4)、式(5)、式(6)、式(7B)を用いて、OPC目標値を補正する様にしているが、同様の結果が得られる別の式を用いても良い。
また、本実施の形態においては、手前の記録層が全て未記録の場合と、手前の記録層が全て記録済の場合における、アシンメトリ値の変動量を予め光ディスクの固有情報毎に求める様にしているが、光ディスクのタイプ(例えば、追記型光ディスク、書き換え型光ディスク等)や、光ディスクの記録層数(例えば、3層光ディスク、4層光ディスク等)毎に設定する様にしても良いが、光ディスクの固有情報毎に求めるのが望ましい。
また、予め求めておくアシンメトリ値の変動量は、記録対象の層毎に求めておくのが望ましいが、同一の光ディスク内で差がない場合は同一のアシンメトリ値の変動量を用いる様にしても良い。
また、アシンメトリ値の変動量は、各型式の光記録再生装置に対して一度行えば良く、同じ型式の多数の光記録再生装置に対して同じ値を用いることができる。即ち、ある型式の光記録再生装置に関してアシンメトリ値の変動量を求めたら、求められた変動量を同じ型式の光記録再生装置に設定して出荷することとすれば良い。
100 光記録装置、 110 プリアンプ、 120 再生信号処理部、 130 記録品質測定部、 140 データデコーダー、 150 再生特性測定部、 160 データエンコーダー、 170 ライトストラテジ制御部、 180 サーボ制御部、 181 スピンドルモーター、 182 スレッドモーター、 190 バッファメモリ、 200 中央制御部、 210 CPU、 220 ROM、 230 RAM、 300 光ヘッド、 310 半導体レーザー、 320 レーザー駆動回路、 330 コリメートレンズ、 340 ビームスプリッタ、 350 対物レンズ、 360 検出レンズ、 370 受光素子、 400 上位コントローラー、 500 光ディスク。

Claims (17)

  1. 複数の記録層を有する光記録媒体に、レーザー光を照射することにより情報を記録する光記録装置であって、
    光記録媒体毎に予め求められた、記録パワーを調整する為の標準的目標値を、光記録媒体または光記録装置から読み出す、目標値読み出し手段と、
    情報の記録を行う領域を有する第1の記録層に配置された記録パワー調整領域に試し書きをすることで、記録パワーを調整する記録パワー調整手段と、
    前記記録パワー調整領域に対応する位置の、前記第1の記録層よりも、レーザー光を照射する側に位置する手前の1以上の複数の記録層が記録済か未記録かを判断する、記録状態判断手段とを有し、
    前記手前の記録層が記録済の場合と未記録の場合の再生信号パラメータ差と、前記記録状態判断手段で判断した、記録パワー調整領域に対応する位置の、手前の記録層が記録済か未記録かに基づいて、前記標準的目標値を補正して補正目標値を生成する目標値補正手段を有し、
    前記補正目標値を用いて、前記記録パワー調整手段により記録パワーを調整し、求められた記録パワーを用いて、第1の記録層に情報を記録する情報記録手段と
    を有することを特徴とする光記録装置。
  2. 前記再生信号パラメータ差として、
    前記第1の記録層よりもレーザー光を照射する側に位置する1以上の複数の記録層が、特定の第1の記録状態にあるときと、前記第1の記録状態とは異なる第2の記録状態にあるときにおいて、同一の記録パワーで各々記録した場合の再生信号パラメータの差に基づき基準目標値オフセット量を求めておき、
    前記記録状態判断手段は、使用する記録パワー調整領域に対応する位置の、前記第1の記録層よりもレーザー光を照射する側に位置する記録層の各々が記録済か未記録かを判断し、記録済である層の数と、未記録である層の数を求め、
    前記目標値補正手段は、前記基準目標値オフセット量と、前記記録済である層の数と、前記未記録である層の数の割合に応じて、前記補正目標値を決定することを特徴とする
    請求項1に記載の光記録装置。
  3. 前記第1の記録状態は、全ての記録層が未記録あるいは記録済となる場合であり、
    前記第1の記録状態において、第1の記録層に記録した場合の、第1の再生信号パラメータと、
    前記第2の記録状態において、前記第1の記録状態の場合と同一の記録パワーで、前記第1の記録層に記録した場合の、第2の再生信号パラメータを求め、
    前記第1の再生信号パラメータから、前記第2の再生信号パラメータを引いた差分量の半分と、前記第1の記録状態における、前記手前の記録済層の数から、前記第2の記録状態における前記手前の記録済層の数を引いた値に対する前記手前の記録層の数の比との積を、基準目標値オフセット量として求めておき、
    前記目標値補正手段は、
    前記記録状態判断手段で求めた、記録済である層の数から、未記録である層の数を、前記手前の記録層の数で割った値をオフセット量補正係数として求め、
    前記基準目標値オフセット量に、前記オフセット量補正係数を掛けた値を、
    前記標準的目標値に加算することで、前記補正目標値を求める
    ことを特徴とした請求項2に記載の光記録装置。
  4. 前記第1の記録状態は、全ての記録層が記録済である状態であり、
    前記第2の記録状態は、全ての記録層が未記録である状態であり、
    前記第1の記録状態において、第1の記録層に記録した場合の、第1の再生信号パラメータがBR、
    前記第2の記録状態において、前記第1の記録状態の場合と同一の記録パワーで、第1の記録層に記録した場合の、第2の再生信号パラメータがBUである場合に、
    前記基準目標値オフセット量BOは、
    BO=(BR−BU)/2
    で求められ、
    前記記録状態判断手段で求めた、記録済である層の数がR、未記録である層の数がU、前記第1の記録層よりも、レーザー光を照射する側に位置する手前の全ての記録層の数がNrで表される場合に、
    前記目標値補正手段は、標準的目標値をBT1とした時に、前記補正目標値BT2を
    BT2=BT1+BO×(R−U)/Nr
    で求めることを特徴とする請求項2又は3に記載の光記録装置。
  5. 前記再生信号パラメータは、再生信号のアシンメトリ値であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録装置。
  6. 前記再生信号パラメータは、再生信号の変調度であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録装置。
  7. 光記録媒体の種類と共に前記基準目標値オフセット量を記憶しておく基準目標値オフセット量記憶手段を有し、
    前記基準目標値オフセット量を、光記録媒体の種類毎に、予め実験により求めておき、光記録媒体の種類と共に前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    光記録媒体の種類に応じて、前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶した基準目標値オフセット量を読み出し、前記目標値補正手段で前記標準的目標値を補正して、前記補正目標値を生成する
    ことを特徴とした請求項3乃至6のいずれかに記載の光記録装置。
  8. 光記録媒体の固有情報と共に前記基準目標値オフセット量を記憶しておく基準目標値オフセット量記憶手段を有し、
    前記基準目標値オフセット量を、光記録媒体の固有情報毎に、予め実験により求めておき、光記録媒体の固有情報と共に前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    光記録媒体の固有情報に応じて、前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶した基準目標値オフセット量を読み出し、前記目標値補正手段で標準的目標値を補正して前記補正目標値を生成する
    ことを特徴とした請求項3乃至6のいずれかに記載の光記録装置。
  9. 複数の記録層を有する光記録媒体に、レーザー光を照射することにより情報を記録する光記録方法であって、
    光記録媒体毎に予め求められた、記録パワーを調整する為の標準的目標値を、光記録媒体または光記録装置内の記憶手段から読み出す、目標値読み出し工程と、
    情報の記録を行う領域を有する第1の記録層に配置された記録パワー調整領域に試し書きをすることで、記録パワーを調整する記録パワー調整工程と、
    前記記録パワー調整領域に対応する位置の、前記第1の記録層よりも、レーザー光を照射する側に位置する手前の1以上の複数の記録層が記録済か未記録かを判断する、記録状態判断工程とを有し、
    前記手前の記録層が記録済の場合と未記録の場合の再生信号パラメータ差と、前記記録状態判断工程で判断した、記録パワー調整領域に対応する位置の、手前の記録層が記録済か未記録かに基づいて、前記標準的目標値を補正して補正目標値を生成する目標値補正工程を有し、
    前記補正目標値を用いて、前記記録パワー調整工程により記録パワーを調整し、求められた記録パワーを用いて、第1の記録層に情報を記録する情報記録工程と
    を有することを特徴とする光記録方法。
  10. 前記再生信号パラメータ差として、
    前記第1の記録層よりもレーザー光を照射する側に位置する1以上の複数の記録層が、特定の第1の記録状態にあるときと、前記第1の記録状態とは異なる第2の記録状態にあるときおいて、同一の記録パワーで各々記録した場合の再生信号パラメータの差に基づき基準目標値オフセット量を求めておき、
    前記記録状態判断工程は、使用する記録パワー調整領域に対応する位置の、前記第1の記録層よりもレーザー光を照射する側に位置する記録層の各々が記録済か未記録かを判断し、記録済である層の数と、未記録である層の数を求め、
    前記目標値補正工程は、前記基準目標値オフセット量と、前記記録済である層の数と、前記未記録である層の数の割合に応じて、前記補正目標値を決定することを特徴とする
    請求項9に記載の光記録方法。
  11. 前記第1の記録状態は、全ての記録層が未記録あるいは記録済となる場合であり、
    前記第1の記録状態において、第1の記録層に記録した場合の、第1の再生信号パラメータと、
    前記第2の記録状態において、前記第1の記録状態の場合と同一の記録パワーで、前記第1の記録層に記録した場合の、第2の再生信号パラメータを求め、
    前記第1の再生信号パラメータから、前記第2の再生信号パラメータを引いた差分量の半分と、前記第1の記録状態における、前記手前の記録済層の数から、前記第2の記録状態における前記手前の記録済層の数を引いた値に対する前記手前の記録層の数の比との積を、基準目標値オフセット量として求めておき、
    前記目標値補正工程は、
    前記記録状態判断工程で求めた、記録済である層の数から、未記録である層の数を、前記手前の記録層の数で割った値をオフセット量補正係数として求め、
    前記基準目標値オフセット量に、前記オフセット量補正係数を掛けた値を、
    前記標準的目標値に加算することで、前記補正目標値を求める
    ことを特徴とした請求項10に記載の光記録方法。
  12. 前記第1の記録状態は、全ての記録層が記録済である状態であり、
    前記第2の記録状態は、全ての記録層が未記録である状態であり、
    前記第1の記録状態において、第1の記録層に記録した場合の、第1の再生信号パラメータがBR、
    前記第2の記録状態において、前記第1の記録状態の場合と同一の記録パワーで、第1の記録層に記録した場合の、第2の再生信号パラメータがBUである場合に、
    前記基準目標値オフセット量BOは、
    BO=(BR−BU)/2
    で求められ、
    前記記録状態判断工程で求めた、記録済である層の数がR、未記録である層の数がU、前記第1の記録層よりも、レーザー光を照射する側に位置する手前の全ての記録層の数がNrで表される場合に、
    前記目標値補正工程は、標準的目標値をBT1とした時に、前記補正目標値BT2を
    BT2=BT1+BO×(R−U)/Nr
    で求めることを特徴とする請求項10又は11に記載の光記録方法。
  13. 前記再生信号パラメータは、再生信号のアシンメトリ値であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の光記録方法。
  14. 前記再生信号パラメータは、再生信号の変調度であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の光記録方法。
  15. 光記録媒体の種類と共に前記基準目標値オフセット量を基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    前記基準目標値オフセット量を、光記録媒体の種類毎に、予め実験により求めておき、光記録媒体の種類と共に前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    光記録媒体の種類に応じて、前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶した基準目標値オフセット量を読み出し、前記目標値補正手段で前記標準的目標値を補正して、前記補正目標値を生成する
    ことを特徴とした請求項11乃至14のいずれかに記載の光記録方法。
  16. 光記録媒体の固有情報と共に前記基準目標値オフセット量を基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    前記基準目標値オフセット量を、光記録媒体の固有情報毎に、予め実験により求めておき、光記録媒体の固有情報と共に前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶しておき、
    光記録媒体の固有情報に応じて、前記基準目標値オフセット量記憶手段で記憶した基準目標値オフセット量を読み出し、前記目標値補正手段で標準的目標値を補正して前記補正目標値を生成する
    ことを特徴とした請求項11乃至14のいずれかに記載の光記録方法。
  17. 光記録媒体毎に予め、記録性能が良好となる再生信号パラメータを求めておき、記録パワーを調整する為の目標値として設定する、目標値設定工程をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の光記録方法。
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