JP2012014609A - 資金繰り支援装置及び資金繰り支援プログラム - Google Patents

資金繰り支援装置及び資金繰り支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】将来の長期にわたる日々の入出金の予想を画面上で簡便に入力可能とすると共に赤字になる日を容易に確認可能とし、且つその赤字を黒字化するための支援機能を提供する。
【解決手段】少なくとも6か月先までの日々の入金・出金予想の情報を入力可能な入力表の画面を表示する手段と、入力表から入力された情報を元帳データとして保管するデータベースと、カレンダー日付に対応する日別の状況表示欄を配列したカレンダー画面を表示すると共に、資金不足が発生する日に対応する状況表示欄に本日赤字になる旨の情報を表示する手段と、当日の各取引の取引状況を表す画面を表示すると共に、資金不足が発生する取引に対応する前記取引状況の表示部に当該取引で赤字になる旨の情報を表示し、且つ、黒字化するための設定画面上で入力された取引調整情報に基づいて画面上及び前記元帳データベース内の関連する情報を自動修正する手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、資金繰りを支援するツールに関し、特に、将来予想される日々の入出金情報を基に資金繰りを管理すると共に赤字になる日を発見してその赤字を黒字化する機能を装備した資金繰り支援装置、及びその機能をコンピュータに実現させるためのプログラムに関する。
市販されている従来の資金繰りソフトは、「将来にわたる、日々の資金繰り予想をフォローする」というコンセプトが皆無である。従来から月次で資金繰りを管理するものはあるが、せいぜい1ヶ月間の日次管理である。また、使用上、専門用語が多く、零細・中小企業では難し過ぎて、こなせないのが実態である(市販されている従来の資金繰りソフトの例としては特許文献1〜特許文献4参照)。
株式会社関西ベンチャーインキュベート、“資金繰り表の雛型と作成実例”、[online]、[平成22年6月29日検索]、〈URL:http://www.kvi.ne.jp/shikinguri12%20hinagata.html〉 株式会社ムラウチドットコム、“資金繰りラクダプロ3”、[online]、[平成22年6月29日検索]、特徴・機能、〈URL:http://www.murauchi.com/MCJ-front-web/CoD/0000000470371〉 株式会社宮崎銀行、“資金繰り表”、[online]、[平成22年6月29日検索]、〈URL:http://www.miyagin.co.jp/hojin/shikin_xls/index.html〉 株式会社プロフィット、“予想・実績資金繰り表”、[online]、[平成22年6月29日検索]、〈URL:http://www.profit21.co.jp/doc/catarog/sikin.pdf〉
年商3000万円から年商2億円までの中小企業の問題点は資金繰りが苦しいことである。これら企業の資金繰りとは「日々の資金繰り」のことであり、日々の現金預金残高が黒字になることである。ここで言う「資金繰り」とは「結果(過去)」ではなく、今日から将来に向かう資金繰りの予想が、常に黒字になることが重要なのである。将来の日々の資金繰りが黒字であることが確認できれば、企業は倒産することはない。
しかしながら、従来の資金繰りソフトは、背景技術で述べたように、将来にわたる日々の資金繰り予想をフォローするというコンセプトがなく、せいぜい1ヶ月間の日次管理ができる程度で、将来の長期にわたる日々の資金繰りを確認することができないのが現状である。
さらに、背景技術で述べたように従来の資金繰りソフトは専門用語が多く、零細・中小企業では難し過ぎて使いこなせないのが現状である。一般に中小企業の経営者は資金管理では素人であり、普通の言葉で使える資金繰りこそが経営者にとって重要である。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の第1の目的は、現在から将来の長期にわたる日々(少なくとも6か月先までの日々)の入金予想と出金予想の情報を簡便な入力操作で入力可能とすると共に、その入力情報に基づいて赤字になる日を発見してその日を画面上で容易に確認可能とし、且つその赤字を黒字にしてゆくための支援機能を装備した資金繰り支援装置、及びその機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを提供することにある。
そして、本発明の第2の目的は、専門用語を使わずに普通の言葉で資金管理を行うことができる資金繰り支援装置及びプログラムを提供することにある。
本発明は、将来予想される日々の入出金情報を基に資金繰りを管理すると共に赤字になる日を発見してその赤字を黒字化する機能を装備した資金繰り支援装置、及びその機能をコンピュータに実現させるための資金繰り支援プログラムに関するものであり、本発明の上記目的は、
資金繰り支援装置に関しては、
少なくとも6か月先までの日々の入金予想及び出金予想の情報を入力可能な入力表で且つ取引毎の情報入力欄をカレンダー日付に対応して設けた入力表の画面を表示する入力表画面処理手段と、前記情報入力欄から入力された情報を所定のデータ形式の元帳データとして保管する元帳データベースと、1か月のカレンダー日付に対応する日別の資金繰り状況表示欄を週単位で配列した画面を資金繰りカレンダー画面として月単位で切替可能に表示すると共に、前記元帳データから得た当日の残高を含む資金繰り状況を表す情報を前記資金繰り状況表示欄に表示し、且つ、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した日に対応する前記資金繰り状況表示欄に本日赤字になる旨の情報を表示する資金繰りカレンダー画面処理手段と、前記資金繰りカレンダー画面上の日付部のクリック操作に応じて、当日に予想される各取引の取引状況を出納帳形式で表す黒字作業日次元帳の画面を表示すると共に、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した取引に対応する前記取引状況の表示部に当該取引で赤字になる旨の情報を表示し、且つ、黒字化するための設定画面上で入力された支払期日若しくは支払金額を含む取引調整情報に基づいて画面上及び前記元帳データベース内の関連する情報を自動修正する黒字化作業支援処理手段と、を備えることによって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、
前記情報入力欄は、摘要項目の入力欄とその摘要項目に対応する前記カレンダー日付毎の金額入力欄とを含み、前記入力表画面処理手段は、前記摘要項目の入力欄から、ユーザが普段使用している言葉で記述される自由文の入力を受け入れ、前記黒字化作業支援処理手段は、前記取引状況の表示部の摘要表示欄に前記自由文を表示すること、
前記入力表画面処理手段は、前記入力表の画面上での操作に応じて前記情報入力欄の行を前記入力表に追加し、追加された前記情報入力欄から新規の取引の情報を受け入れるようにしていること、
前記入力表画面処理手段は、前記カレンダー形式の入力表の表示期間を半月として前記入力表の画面を表示すると共に、その画面上での選択操作に応じて前半の半月と後半の半月とを切替可能に前記入力表の画面を表示すること、
前記入力表画面処理手段は、収入を入力するための入金表と支出を入力するための支払表とに分けたものを前記入力表として1つの画面上に表示すること、
前記資金繰り状況を表す情報は、前記当日の残高の他に前日の残高及び当日の入出金額を含むこと、
前記資金繰りカレンダー画面処理手段は、前記本日赤字になる旨の情報として、前記当日の残高を赤色のマイナス表示で表示し、前記黒字化作業支援処理手段は、前記当該取引で赤字になる旨の情報として、前記取引情報の表示部に表示される当該取引での残高を赤色のマイナス表示で表示すること、
前記黒字化作業支援処理手段は、前記設定画面上での操作に応じて分割払いでの分割数に対応する複数の入力欄を前記取引調整情報の入力欄として表示し、前記複数の入力欄から入力された支払期日及び支払金額の情報に基づいて前記分割払いへの変更に関連する前記元帳データベース内の情報を自動修正すること、
専門家によって予め登録された黒字化のための秘訣情報を含む黒字化の指導情報を黒字指南書としてユーザに提示する黒字指南書提示手段を更に備えること、
前記黒字指南書は、緊急時の黒字化と日常留意すべき黒字化とに分類された指南情報を含むこと、
前記黒字指南書のデータが、通信ネットワークを介して接続される資金繰り支援サーバ側のデータベースに蓄積記録されており、前記黒字指南書提示手段は、ユーザの閲覧操作に応じて前記資金繰り支援サーバ経由で前記黒字指南書をユーザに提示する機能を有すること、
前記元帳データベースに記憶された元帳データに基づいて、各業種及び銀行に合わせた科目名が設定された当該銀行向けの銀行提出表を作成して出力する処理を実行する銀行提出表作成手段を更に備えること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
また、資金繰り支援プログラムに関しては、
コンピュータを、少なくとも6か月先までの日々の入金予想及び出金予想の情報を入力可能な入力表で且つ取引毎の情報入力欄をカレンダー日付に対応して設けた入力表の画面を表示する入力表画面処理手段、前記情報入力欄から入力された情報を所定のデータ形式の元帳データとして保管する元帳データベースを記憶する記憶手段、1か月のカレンダー日付に対応する日別の資金繰り状況表示欄を週単位で配列した画面を資金繰りカレンダー画面として月単位で切替可能に表示すると共に、前記元帳データから得た当日の残高を含む資金繰り状況を表す情報を前記資金繰り状況表示欄に表示し、且つ、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した日に対応する前記資金繰り状況表示欄に本日赤字になる旨の情報を表示する資金繰りカレンダー画面処理手段、及び、前記資金繰りカレンダー画面上の日付部のクリック操作に応じて、当日に予想される各取引の取引状況を出納帳形式で表す黒字作業日次元帳の画面を表示すると共に、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した取引に対応する前記取引状況の表示部に当該取引で赤字になる旨の情報を表示し、且つ、黒字化するための設定画面上で入力された支払期日若しくは支払金額を含む取引調整情報に基づいて画面上及び前記元帳データベース内の関連する情報を自動修正する黒字化作業支援処理手段、として機能させること、によって達成される。
本発明によれば、6か月先までの日々の資金繰りが可能となるので、経営者は経営に余裕ができる。例えば6か月先まで黒字であると分かれば、楽しくてしかたがない心境になるなど心理的な面での余裕もでき、営業等に専念することが可能となる。さらに、赤字の発生が予測される場合も、ある程度余裕を持って事前に黒字化対策を施すことができ、企業が倒産する危険などを回避することが可能となる。
さらに、本発明によれば、カレンダー画面上で将来の長期にわたる日々の資金繰り状況を容易に把握することが可能になると共に、資金不足が発生する日(赤字となる日)も一目で把握することが可能となる。また、カレンダー画面上で日付部をクリックすれば、当日に予想される各取引の取引状況を画面上で把握でき、そのままだと赤字になる取引も一目で把握することが可能となる。また、赤字を黒字化するための取引調整情報を画面上で入力するだけで、関連する情報が自動修正されるので、資金繰り操作を容易に行うことが可能となる。
また、摘要項目の内容は、ユーザが普段使用している言葉で記述される自由文を入力及び表示する形態とすることによって、専門用語を使わずに普通の言葉で資金管理を行うことが可能となる。
本発明に係る資金繰り支援装置の主要部の構成例を示す機能ブロック図である。 メニュー画面の一例を示す模式図である。 入力表の一例を示す模式図である。 入力表の画面処理を説明するための第1の模式図である。 入力表の画面処理を説明するための第2の模式図である。 入力表の画面処理を説明するための第3の模式図である。 入力表の画面処理を説明するための第4の模式図である。 資金繰りカレンダーの一例を示す模式図である。 黒字作業日次元帳の一例を示す模式図である。 黒字化作業の支援処理を説明するため模式図である。 銀行提出表の一例を示す模式図である。 黒字指南書の一例を示す模式図である。 資金繰り処理の全体の流れを説明するためのフローチャートである。 ユーザの入力作業の流れを説明するためのフローチャートである。 黒字作業の展開方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。
本発明に係る資金繰り支援ソフトは、将来の日々の資金繰りを黒字化し、事業者が営業等に専念できる経営を実現するための中小企業向けのツール(アプリケーションソフトウェア)であり、本実施の形態では、モバイルコンピュータやPC等の汎用的な情報処理装置に搭載され、その装置のコンピュータを資金繰り支援手段として機能させるためのプログラム及びデータベースで構成されている。以下、上記資金繰り支援ソフトを搭載した情報処理装置を「資金繰り支援装置」と呼んで説明する。
先ず、本実施形態に係る資金繰り支援装置について、その概要を説明する。
図1は、本発明に係る資金繰り支援装置の主要部の構成例を示す機能ブロック図であり、資金繰り支援装置10は、資金繰りに係る業務の支援及び指導処理を行う資金繰り支援処理部11と、将来予想される収支の予定情報を資金繰りの元帳データとして保管する元帳データベース12と、を備えている。
本例では、資金繰り支援装置10はインターネット等の通信ネットワーク1を介して資金繰り支援サーバ20と相互に通信可能に接続されている。その資金繰り支援サーバ20は、資金繰り支援処理部11からの閲覧要求に応じて黒字指南書を資金繰り支援処理部11の表示部に表示する制御を行う閲覧制御部21と、黒字指南書のWebデータが格納された黒字指南書データベース22と、を備えている。なお、資金繰り支援サーバ20は付加的な構成要素であり、本発明に係る資金繰り支援装置10はオフラインで単独に動作可能に構成されている。
図1において、資金繰り支援装置10の資金繰り支援処理部11は、資金繰り入力表画面処理手段11a、資金繰りカレンダー画面処理手段11b、黒字化作業支援処理手段11c、銀行提出表作成手段11d、及び、黒字指南書提示手段11eから構成されている。
なお、これらの手段11a〜11eは、説明の便宜上、手段名を付けて機能で分類したものであり、ソフトウェア構成を限定するものではない。
元帳データベース12は、元帳データ(摘要、資金科目、金額を要素とする資金繰りデータ),カレンダー情報(年月日や曜日),標準で用意されている区分(資金科目),ユーザが設定した区分等のデータ群を記憶するデータベースである。
次に、本発明に係る上記手段11a〜11eの処理について順次説明する。なお、ここでは、特徴的な処理を主として概説し、詳細については具体的な画面例等を用いて後述する。
(1)入力表画面処理手段11a
入力表画面処理手段11aは、日々の入金予想及び出金予想の情報を入力するための「情報入力欄」をカレンダー日付に対応して設けたカレンダー形式の「入力表」を1画面内に形成し、資金繰り支援装置10の表示部に「入力表画面」として表示する処理を実行する。その「入力表画面」上では、現在から将来の長期にわたる日々の情報(少なくとも6か月先までの情報)を入力可能とするのが好ましく、本実施の形態では年間単位での長期の情報を入力及び、コンピュータにより読み取り可能な所定の記憶媒体に保管可能としている。
上記「情報入力欄」の行は、画面上に設けられているボタン操作に応じて追加及び削除が可能となっている。本実施の形態では、情報入力欄は初期状態では表示せず、追加操作により追加された情報入力欄から実取引の予定情報(取引内容を表す摘要,区分(資金科目),入出金額)をユーザが適時入力する形態としている。
なお、「入力表」及び後述の「黒字作業日次元帳」と「銀行提出表」の処理を行うプログラムは、本実施の形態では、汎用の表計算ソフト(エクセル(EXCEL:登録商標)等)のマクロ命令で構成し、その表計算ソフトウェアを資金繰り支援ソフトウェアとして動作させる形態としている。それにより、ユーザによる情報の入力操作や入力表内の行の追加・削除操作などが簡単に行えるようにしている。
入力表画面処理手段11aでは、情報入力欄から入力された実取引の予定(予想)情報を所定のデータ形式の元帳データとして元帳データベース12に保存すると共に、その元帳データに基づいて、当日の収入・支出の合計,繰越残高,当月の収入・支出の合計値等を自動的に算出し、それらの算出値を「入力表」内の所定位置に表示する処理を実行する。なお、元帳データは、所定期間(例えば現在の日を基準として過去1年、未来2年間の3年分:設定変更可能)、元帳データベース12に保管される。
(2)資金繰りカレンダー画面処理手段11b
資金繰りカレンダー画面処理手段11bは、元帳データベース12に記憶されている元帳データ及びカレンダー情報に基づいて、当日の資金繰り状況(入出金の予定額,繰越金額等)を日別にカレンダー形式で表す画面データを生成し、資金繰りカレンダー画面として、資金繰り支援装置10の表示部に表示する処理を実行する。その際、元帳データに基づいて資金不足が発生する日(未来の日)を判定し、資金不足が発生すると判定した日は、本日赤字になる旨の情報を表示するなど、注意を喚起する情報を表示(本例では、当日の残高を赤色のマイナス表示)する。資金繰りカレンダー画面は、起動時には現在の月のカレンダーが表示され、また、画面上に設けられた年/月ボタンの指示操作に応じて、カレンダーをめくる如く、月単位で表示切替可能となっている。
(3)黒字化作業支援処理手段11c
黒字化作業支援処理手段11cは、資金繰りカレンダー画面上の日付部のクリック操作に応じて、当日の取引明細(当日に予想される各取引の資金繰りデータ)を含む所定期間の取引明細を元帳データベース12から抽出し、クリック操作により指示された日を含む所定期間の取引明細を出納帳形式で表す「黒字作業日次元帳」の画面を表示する処理を実行する。経営者は、この黒字作業日次元帳の画面に表示される取引状況(予想)を見て、日々の詳細な資金繰りの問題点をチェックし、この画面上で直接、資金繰りの調整作業(黒字化作業)を進めていく。
本実施の形態では、黒字化作業支援処理手段11cは、元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した取引に対応する取引状況の表示部に、当該取引で赤字になる旨の情報を表示(本例では、当該取引を実施後の残高を赤色のマイナス表示)すると共に、その表示部のクリック操作に応じて上記資金繰りの調整作業に係る設定画面(黒字化するための設定画面)を表示し、その設定画面上で入力された期日若しくは金額の情報に基づいて画面上及び元帳データベース内の関連する情報を自動修正するようにしている。
(4)銀行提出表作成手段11d
銀行提出表作成手段11dは、元帳データベース12に記憶された元帳データに基づいて、銀行に提出可能な月次・銀行提出表を作成する処理を実行する。銀行提出表に表記される資金科目は、前述の入金表又は銀行提出表の画面上で入力、あるいは会計事務所側の通信端末経由で入力した科目名(業種及び当該金融機関に合わせて設定された科目名)であり、この資金科目の設定は、専門家(例えば顧問会計事務所の公認会計士)により行われる。
(5)黒字指南書提示手段11e
黒字指南書提示手段11eは、専門家によって予め登録された黒字化のための秘訣情報を含む黒字化の指導情報を「黒字指南書」として提示する処理を実行する。その黒字指南書のデータは、本例では、一部のデータが記憶部に格納されていると共に、資金繰り支援サーバ20側で適時補充されて黒字指南書データベース22に蓄積して記録されている。黒字指南書提示手段11eは、一部のデータ(複数のサンプル)を画面上に表示して提示すると共に、画面上でのユーザの閲覧操作に応じて、資金繰り支援サーバ20の閲覧制御部21から黒字指南書のWebデータを得て、資金繰り支援装置10の表示部に表示することによって、資金繰り支援サーバ20側の黒字指南書を経営者に対して提示する形態としている。
この黒字指南書には、例えば、「緊急時には、(a)○○から借り入れる、(b)買掛金の支払いを延ばしてもらう」、「緊急でない場合には、(c)私募債を発行する、(d)増資を実行する」、などの専門家による黒字化の指導情報が掲載されている。
《各手段の処理の具体例と資金繰り支援装置の動作例について》
次に、上述した各手段11a〜11eの処理の詳細について、画面例等の図面を用いて説明する。
図2は、資金繰り支援装置の表示部に表示されるトップメニューの画面(以下「メニュー画面(top)」と呼ぶ)の一例を示しており、このメニュー画面から全ての作業がコントロールされる。メニュー画面(top)には、作業内容に応じた説明文による、わかりやすい入力指示が表示され、また、基本的な作業は、本例ではたった5つのアイコンタッチから簡単に操作ができるようになっている。
経営者が日常的に利用する操作アイコンは、図2中に示される5つのアイコン(I1)〜(I5)のうち、(I1)「入力表(資金繰り入金表・支払表)」、(I2)「黒字作業」、(I3)「資金繰りカレンダー」の3つのアイコンである。後の2つアイコンは、(I4)「銀行提出表(銀行提出用月次資金繰表)」と(I5)「黒字指南書」であり、アイコン(I4)は、前述の銀行提出表を銀行に提出する際に使用するアイコンで、アイコン(I5)は、前述の黒字指南書を閲覧する際に使用するアイコンである。
以下、(I1)入力表、(I2)黒字作業、(I3)資金繰りカレンダー、(I4)銀行提出表、(I5)黒字指南書、のそれぞれに関する資金繰り支援処理部11の処理について、画面例を示して詳細に説明する。なお、既に説明した処理については省略若しくは簡略化して説明する。
《1.入力表画面処理手段11aにおける処理》
図3は、アイコン(I1)のタッチ操作に応じて表示される「入力表」の画面(Z1)の一例を示している。同図に示すように、入力表は、1ヶ月・日繰り形式のシンプルな「資金繰り表」が1枚の画面(Z1)に表示される。
入力表の画面(Z1)上には、今年から所定期間(本例では3年間)の西暦(若しくは年号)が表記された年毎の「年度選択」ボタンと、1年の各月(1月〜12月)が表記された月毎の「月選択」ボタンと、が設けられている。初期状態では、例えば現在の年月基準として今月のカレンダーが表示され、月々のカレンダーは、「月」ボタンからワンタッチで切替えできるようにしている。
また、入力表の画面(Z1)上には、入力表の表示期間の選択ボタンが設けられている。本実施の形態では、カレンダー表示の表示期間を半月として、前半の半月(1-16日)と後半の半月(17−31日:末日を自動表示)とをワンタッチで切替えできるようにしている。表示期間を半月とする理由は、1か月とした場合は、入力表に表示される文字のサイズが小さくなって見づらくなり、また、横スクロールで1か月を表示する方式とした場合でも一目で内容を把握することができず、操作も煩わしくなるためである。
また、本実施の形態では、(1)収入(入金額)を入力するための入金表と、(2)支出(出金額)を入力するための支払表と、に分けたものを「入力表」として1つの画面上に表示すると共に、入力表(入金表及び支払表)の一方の軸(本例では横軸)には、表示期間に対応する日付の表示欄を設け、他方の軸(本例では縦軸)には、「摘要項目」に沿って入・出金額が入力される情報入力欄をカレンダー日付に対応して配列した画面構成としている。上記情報入力欄は、初期状態では表示されず、後述の「行を追加」ボタンのクリック操作に応じて表示される形態としている。
さらに、図3に例示されるように、情報入力欄の最終行の下部に、月間の収入計/支出計、日毎の収入計/支出計の表示欄を設け、「摘要」,「区分」,「月間計」,日付(カレンダーの日付及び曜日)の表記欄の上部に、「現預金繰越」の入力/表示欄(繰越残高入力欄)を日付に対応して設けた画面構成としている。
ここで、図3中の符号F1〜F5で示す各フレームの構成について説明する。
フレームF1は、当日の繰越残高が表示されるフレームであり、前日までの現預金残高が表示される。ユーザ(以下「経営者」とする)は、資金繰り支援ソフトの導入時には、当日の現預金残をフレームF1内の当日の繰越残高入力欄に入力して開始する。なお、日々の繰越残高の修正も繰越残高入力欄に直接入力することによって修正できるようにしている。
フレームF2は、摘要別の月間計が表示されるフレームであり、日々の入・出金額の入力情報から自動計算された当月の摘要別の合計値(初期値=0)が表示される。
フレームF3は、収入計が表示されるフレームであり、摘要項目に対応して
収入の月間計が表示されると共に、一日の収入の合計値が日付に対応して表示される。
フレームF4は、支出の合計が表示されるフレームであり、支出の月間計が表示されると共に、一日の支出の合計値が日付に対応して表示される。
フレームF5は、当日の終業時の残高が表示されるフレームであり、当日の繰越残高+収入計−支出計=翌日の繰越残高が自動的に計上されて表示される。
次に、上記の入金表への情報の入力方法について説明する。なお、タッチパネル式のディスプレイを有する情報処理装置の場合は、「クリック操作」(マウスやキーボード等の入力手段による指示操作)を全て「タッチ操作」で行うことが可能である。
〈データ入力の準備〉
新規に入力する場合は、入金表及び支払表の下部にそれぞれ設けられている「行を追加」ボタンをクリックする。図4に示すように、「行を追加」ボタンがクリックされると、情報入力欄の行が1行追加される。
入金表内に追加された情報入力欄は、摘要と資金科目の各入力欄、及びカレンダーの各日付に対応して設けられている金額の入力欄は、それぞれ空白で表示される。
このように、本例では、新しい情報は、「行を追加」のクリック操作により追加された情報入力欄から受け入れる形態とし、「行を追加」「行を削除」の操作に応じて入力表の大きさを可変する方式とすることで、入力表内に不要な空白行が含まれないようにしている。
〈摘要の入力〉
「摘要項目」の入力欄(図5の入力欄G11a参照)に入力される摘要(取引内容を表す情報)は、経営者が普段使用している言葉で記述される自由文であり、難しい専門用語や科目を気にすることなく、手帳に手書きで書き込むように気軽に入力できるようにしている。
入力表(入金表、支払表)の画面上で入力した摘要は、自動的にマスター(元帳データベース12)に「入金摘要」「支出摘要」として登録される。摘要名はこだわる必要がなく、自由に追加し、入力後にマスターを呼び出して変えることも可能である。マスターに登録された摘要は、図5に示すように、コンボボックスG11b(スクロール可能に表示される選択欄)に表示され、一度入力した摘要は再入力することなく、そこから選択して入力できるようにしている。
一般的な会計ソフト等では、例えば摘要内の用語を解析して勘定科目に自動変換する形態としているが、本発明に係る資金繰り支援ソフトでは、前述の銀行提出表を出力する際に資金科目の入力が必要となるだけである。また、その際には、本ツールの一般ユーザである経営者ではなく、専門家(例えば顧問会計事務所の公認会計士)が、摘要(経営主が入力した自由文)に対応する資金科目を入力する形態としている。
〈金額の入力〉
毎日の予想する資金繰り(入・出金)の「金額」は、手書きで書き込むように、入力表の画面上で直接数字を入力して追加・修正することが可能である。
〈区分の入力〉
資金科目(区分)の設定は、前述のように、経営者は一切気になくてよく、会計事務所の公認会計士・担当者といった専門家と相談しながら決定して入力する。元帳データベース12には、図6に示すように、標準の資金科目が予め登録されており、入金表の画面上に表示されるコンボボックス内の資金科目から選択して入力できるようにしている。この資金科目は、会社内容、提出銀行先等に応じて、図6の設定画面上で変更・追加・修正を行えるようにしている。
〈定期的に決まった摘要・金額〉
本実施の形態では、定期的に決まった「摘要・金額」を、任意の期間、自動的に入力する機能を備えている。その機能を利用する際には、入力表の画面上に設けられている「新規定時支払」のボタンをクリックする。そのボタンがクリックされると、図7に示すように、期日、摘要、期間、金額の欄が設けられた「定時支払の作成」画面がポップアップ表示される。
図7中に示される期日の欄は、毎月の支払日(1〜31日:末日を自動表示)を指定する欄であり、摘要の欄は、前述のように普段使っている言葉を入力する欄である。また、期間の欄は、入力日から何ヶ月間か指定する欄であり、金額の欄は、毎月の支払金額を入力する欄である。これらの欄に情報が入力されて図7中の「作成」ボタンがクリックされると、入力表画面処理手段11aは、指定された条件に合わせて、毎月の入力表に「摘要・金額」の情報を自動的に展開するようにしている。
以上のように、入力表画面処理手段11aでは、当日以降に予想される日々の実取引を表す取引情報を入力するための情報入力欄の行を当月の日付別に設けたカレンダー形式の「入力表(入金表と支払表)」を1画面内に形成し、画面上での操作に応じて情報入力欄の行の追加,削除が可能な入力表画面として資金繰り支援装置10の表示部(ディスプレイ)に表示すると共に、情報入力欄に入力された情報に基づいて、当日の収入・支出の合計,繰越残高,当月の収入・支出の合計等を自動算出し「入力表」内の表示部に表示する処理を実行するようにしている。また、摘要は、経営者が普段使用している言葉(自然言語の自由文)で入力及び表示する形態とし、カレンダー上で誰もが簡単に入力できるようにしている。
《2.資金繰りカレンダー画面処理手段11bにおける処理》
図8は、日々の資金繰り状況をカレンダー形式で表す「資金繰りカレンダー」の画面例を示す模式図である。この資金繰りカレンダー画面は、メニュー画面(top)や入金表画面等に設けられている「カレンダー」ボタン(アイコン)のクリック操作に応じて表示される。
図8の例のように、「資金繰りカレンダー」の画面(Z3)は、横軸に、1週間の曜日(日〜土)が表記される曜日欄を設け、縦軸に、1日から末日までの日に対応する日別の資金繰り状況表示欄(日付が表記された欄)を上記1週間の曜日に対応させて週単位で縦方向に配列した画面構成としている。
資金繰りカレンダー画面処理手段11bは、入金表の画面(Z1)上で入力された日々の入出金の情報(元帳データベース12に記憶された元帳データ)に基づいて、資金繰りカレンダー画面(Z3)上の資金繰り状況表示欄に、当日の資金繰り状況を表示する形態としている。
当日の資金繰り状況としては、本例では、繰越残高(前日の残高),本日の入金額(摘要毎の入金の合計値),本日の出金額(摘要毎の出金の合計値),及び本日の残高を表示する形態としている。
また、入金表の画面と同様に、資金繰りカレンダーの画面(Z3)上には、年毎の「年度選択」ボタンと、月毎の「月選択」ボタンとが設けられており、資金繰りカレンダー画面処理手段11bは、「年度選択」ボタンのワンタッチ操作に応じて該当の年のカレンダーに切替えて資金繰りカレンダー画面(Z3)を表示すると共に、「月選択」ボタンのワンタッチ操作に応じて該当の月のカレンダーに切替えて資金繰りカレンダー画面(Z3)を表示する形態としている。
このように、資金繰りカレンダー画面処理手段11bでは、指示された年及び月に対応する当月の元帳データに基づいて、カレンダー画面(Z3)上の日別の表示欄に当日の資金繰り状況を表示する処理を実行する形態としている。
また、資金繰りカレンダー画面処理手段11bでは、当日の残高が資金不足の場合、すなわち、「本日残高」=「前日残高+入金予定額−出金予定額」が負の値の場合は、当日に資金不足が発生すると判定し、資金繰りカレンダー画面(Z3)上の当日の資金繰り状況表示欄に、本日赤字になる旨の情報(当日、資金不足が発生する旨を報知する情報)を表示する。その情報は、例えば、赤色,文字の点滅動作,動画等を要素情報とする表示情報(及び音声)、又はそれらの要素情報を組み合わせた視聴可能な情報が好ましく、本例では、図8の資金繰りカレンダー画面(Z3)上の当日の資金繰り状況表示欄に、当日の「残高」を示す数値を赤色のマイナス表示で表示することで、注意を促す形態としている。
以上のような形態とすることによって、一般的なカレンダー表示で「わかりやすく」且つ「ひと目で」日々の資金繰り状況が把握できるようにしている。
《3.黒字化作業支援処理手段11cにおける処理》
経営者は、図8に例示した資金繰りカレンダーの画面(Z3)上に表示された日々の資金繰り状況を見て、例えば、資金不足の発生が予想される日(赤いマイナス表示の日)など気になる日がある場合、その日付(本例では資金繰り状況表示欄の日付表記部分)をクリックする。
日付がクリックされると、黒字化作業支援処理手段11cでは、クリックされた日の元帳データを含む所定期間の元帳データ(入力表から入力した情報)を元帳データベース12から読み出し、図9に示すような、その日の取引状況(摘要毎の入出金状況)を含む所定期間の取引状況を日別に時系列で表す「黒字作業日次元帳」の画面(Z2)をスクロール可能に表示部に表示する。
黒字作業日次元帳の画面(Z2)において、摘要毎に表示される取引状況は、前日の現預金残高(繰越残高),その日に予想される取引の入・出金額,取引後の残高を含み、資金不足が発生する全ての取引について、該当する取引の取引状況を特定の色(本例では当日の残高を示す数値を赤色のマイナス表示)で表示することで、当該取引で赤字になる旨を報知するようにしている。また、資金繰りカレンダーの画面(Z3)上でクリックされた日付の取引状況については、その日の取引状況が表示される「資金繰り状況表示欄」の背景色(図9の例では、符号G11cで示す枠内)を他とは異なる色(水色)で表示し、他の日の取引については、図9の例のように、前日以前の取引を1取引以上(本例では前日の2取引)表示すると共に、例えば1画面の残りの範囲に翌日以降の取引を表示する形態としている。
なお、元帳データベース12には、各年度の月(1月〜12月)毎に1ヶ月分の取引状況(予想)を示すデータが日次順で記録されており、その記録内容は、全て「入力表」から入力した情報に準じて計算された内容となっている。
このように、資金繰りカレンダーから日付が指定された場合は、その日の入出金状況を色表示し、経理者が問題点をわかりやすく特定・分析できるようにしている。
経営者は、この黒字作業日次元帳の画面(Z2)に表示される取引状況を見て、日々の詳細な資金繰りの問題点をチェックし、この画面(Z2)上で直接、資金繰りの調整作業(黒字化作業)を進めていく。
ここで、黒字作業日次元帳を用いた黒字化作業について、具体例を示して説明する。
図9に例示した黒字作業日次元帳の画面(Z2)において、2010年7月9日の取引(摘要=“神田”)の「買掛金現金支出」に対応する残高(図9中の符号G11dで示す残高=“−1697”)の表記が赤色のマイナス表示されている場合、すなわち、現状のままでその支払を当日に行うと資金不足が発生する場合は、その支払先(本例では“神田”)に対し、例えば期日変更や分割払いを依頼して黒字化する作業が必要となる。
例えば分割払いの交渉をして了解を得ることができた場合には、変更された取引の内容を黒字作業日次元帳に反映するために、黒字作業日次元帳の画面(Z2)上で黒字化したい金額(赤色表示の出金)の部分(図9の例では、図9中の符号G11eで示す部分)をクリックする。そのクリック操作に応じて、黒字化作業支援処理手段11cは、図10に示すような取引金額の設定画面(黒字化用の取引調整画面)をポップアップ表示する。なお、取引先との実際の交渉をして了解を得る前に、画面上で黒字化のシミュレーションを行うことが可能である。
取引金額の設定画面には、取引調整情報(本例では取引の期日(年月日)と取引金額)の入力欄が設けられており、黒字化作業支援処理手段11cでは、設定画面上での操作に応じて分割払いでの分割数に対応する複数の入力欄を表示し、その複数の入力欄から入力された当該取引の支払期日及び支払金額の情報に基づいて、分割払いへの変更に関連する元帳データベース12内の情報(当該取引の期日,支払金額,残高,日付/月別の集計情報等)を自動修正する処理を実行する。
本例では、分割払いとする場合は、その設定画面上の「+」ボタンをユーザがクリックすると、黒字化作業支援処理手段11cは、その設定画面上の「+」ボタンのクリック操作に応じて、分割払いの情報を入力するための行を設定画面上に追加する処理を実行する。
図10の表示例は、7月9日の支払いは200万円に抑えてもらい、残りの400万円は8月10日に延ばしてもらった場合の例を示しており、経営者(操作者)は、取引金額の設定画面上で、日付と金額を修正入力する。また、図9に例示した黒字作業日次元帳の画面上には、備忘録や備考を自由に記録できるように「メモ」欄が設けられており、その「メモ」欄に、交渉した日付や交渉した修正内容を入力(例えば、「6/5神田社長に電話にて分割を了承」と入力)することで、その情報が黒字作業日次元帳に記録される。
黒字化作業支援処理手段11cは、修正入力された情報(期日,金額等の調整後の情報)に基づいて、元帳データベース12内の元帳データ(関連する他の日の残高情報など)を自動修正する処理を実行する。
なお、修正された取引(伝票)の情報は「0」表示で残し、図20の例では、200万円の伝票と400万円の伝票が追加して作成するようにしている。また、取引金額の設定画面上で修正・更新せずに、黒字作業日次元帳の画面上での入力からも修正・更新することが可能である。
以上のような形態とすることによって、経営者は、資金繰りを画面上でチェック及び修正しながら、交渉等によって実際に黒字化すると共に、関連する情報を黒字作業日次元帳に簡単に反映することが可能となる。
《4.銀行提出表作成手段11dにおける処理》
銀行提出表作成手段11dは、元帳データベースに記憶された元帳データに基づいて銀行提出表(銀行提出用月次資金繰表)を作成すると共に、そのデータをディスプレイやプリンタに出力する処理を実行する。銀行提出表に表記される科目は、当該金融機関に合わせて専門家(例えば顧問会計事務所の公認会計士)が設定した科目であり、前述の入金表(又は黒字作業日次元帳又は銀行提出表)の画面上で入力された資金科目である。
図11は、メニュー画面(top)上の「銀行提出表」のアイコン(I4)のクリック操作に応じて表示される銀行提出表の画面(Z4)の一例を示している。銀行提出表の画面(Z4)には、1年の各月(1月〜12月)を横軸とし、資金科目を縦軸として、資金科目別の収入計(当月の収入の合計)と現預金残高とが月毎に表示される収入表の表示ウィンドウと、資金科目別の収入計(当月の収入の合計)と現預金残高とが月毎に表示される支出表の表示ウィンドウと、「年度選択」ボタン等の操作ボタンが設けられている。収入表と支出表の各表示ウィンドウ内に表示される資金科目毎の情報は同一画面(Z4)上でそれぞれスクロール可能に表示される。
このように、銀行提出表作成手段11dは、各業種・銀行に合わせた科目名が設定された当該金融機関向けの月次資金繰表を銀行提出表として作成し出力(ディスプレイに出力,印刷出力,若しくはファイル出力)する機能を備えている。
《5.黒字指南書提示手段11eにおける処理》
黒字指南書提示手段11eは、メニュー画面(top)上に設けられている黒字指南のアイコン(I5)のクリック操作に応じて、黒字化するための黒字指南書(指導情報)を経営者に提示する処理を実行する。
本例では、黒字指南書のデータは、資金繰り支援サーバ20側の黒字指南書データベース22に格納されており、黒字指南書提示手段11eはWebブラウザ等で構成され、上記アイコン(I5)のクリック操作に応じて資金繰り支援サーバ20にアクセスし、黒字指南書データベース22から得た黒字指南書のデータを資金繰り支援装置10の表示部に表示するようにしている。
図12は、経営者に提示される黒字指南書の画面(Z5)の一例を示しており、同図に示すように、「緊急時の黒字化」と「日常留意すべき黒字化」とに分類された指南情報が一画面上に表示される。黒字指南書の情報は、黒字化のための秘訣情報(専門家による情報)を含む黒字化指導情報であり、専門家により内容を逐次充実させた情報が分類項目等で対応付けて蓄積記録される。
《全体的な流れについて》
次に、(1)資金繰り処理の全体の流れ、(2)入力作業の流れ、(3)黒字作業の展開方法について、それぞれ図13〜図15のフローチャートを用いて順次説明する。なお、ここでは、全体的な流れを概略的に説明するものとし、既に説明した処理については省略若しくは簡略化して説明する。
(1)資金繰り処理の全体の流れ
先ず、図13のフローチャートを用いて、本発明における資金繰り処理の全体の流れを説明する。
資金繰り支援プログラムが起動されると、資金繰り支援処理部11は、メニュー画面(top)を資金繰り支援装置10の表示部に表示する。
トップメニューには、図2に例示したように、(1)入力表(Z1),(2)黒字作業(Z2),(3)資金繰りカレンダー(Z3),(4)銀行提出表(銀行提出用月次資金繰表)(Z4),(5)黒字指南書(Z5)、の各操作アイコン(I1)〜(I5)がメインメニューとして設けられており、サブメニューとしては、(6)新規データベース作成ボタン「新規」、(7)既存データベース選択ボタン「開く」,(8)作成中データベース保存ボタン「保存」,(9)CSVエクスポートボタン「CSV」,(10)マスター設定・管理ボタン「設定」が設けられている。
日常の運用では、ユーザは入力表(Z1)→資金繰りカレンダー(Z3)の画面操作で、資金繰りデータ(自由文で記述される摘要毎の入出金の予想額)の入力と検証を行い、その結果を必要に応じて黒字作業(Z2)の画面操作によって訂正することで資金繰りを管理する。
銀行提出表(Z4)は、入力データ(元帳データベースに保管された元帳データ)にひも付けされた資金科目によって自動計算され、表として出力される。この銀行提出表(Z4)の操作アイコンは、自由文で記述された「摘要」に対応する「資金科目」の設定が行われた後に操作可能としている。
資金繰り支援処理部11は、入力表(Z1)に入力・変更・修正された結果を黒字作業(Z2),資金繰りカレンダー(Z3),(銀行提出表(Z4))へリアルタイムに反映する。
黒字作業(Z2)の運用は、運用者が実際に交渉した内容に基づいて記録しながら計算を完了させるため、入力表(Z1)で行われる変更・修正とは違う方式で変更を行う。
資金繰り支援処理部11では、黒字作業(Z2)で実行された入力結果を、入力方法に応じて、すべて入力表(Z1)、資金繰りカレンダー(Z3),銀行提出表(Z4)へリアルタイムに反映する。
ここで、摘要と資金科目との関連付け(ひも付け)と、保管及び画面上に表示されるデータについて説明する
データは収入・支出で別々に分かれ、行単位のデータテーブルを過去1年・未来2年に持っており、それぞれを識別できるように摘要名を入力できるようになっている。
資金繰り支援処理部11では、摘要に応じて予め設定された任意(または標準的な)の資金科目が選択された際に、摘要と資金科目とのひも付けを行う。
各メニューにひも付けされ、表示されるデータは、入力表(Z1)と黒字作業(Z2)においては「摘要」「資金科目」「金額」、資金繰りカレンダー(Z3)においては「金額」、銀行提出表(Z4)においては「資金科目」「金額」となる。
「金額」のデータは、月別に一日の前日(前月)繰越残を元に入金の合計、出金の合計、残高、があり、資金繰り支援処理部11では、残高が翌日の(来月)も繰り越しとして自動計算する。
黒字指南書(Z5)は、システム内に例としていくつかのコンテンツを内包し、また、資金繰り支援装置から通信インターネット1経由で拡大したデータ(資金繰り支援サーバ20側のデータ)を閲覧可能としている。
続いて、サブメニューの処理について説明する。
資金繰り支援処理部11は、最初の導入の際に、前記(6)の「新規」ボタンが押下されるとデータファイルを作成し、その後の運用にて前記(7)〜(8)の操作ボタンに対応する処理を実行する。前記(9)の「CSV」ボタンが押下されると、資金繰り支援処理部11はデータをCSV方式で保存し、月々の過去入力データの保存閲覧に利用する。
前記(10)の「設定」ボタンは、マスターデータ(元帳データベース12に保管される元帳データ)の設定・管理を目的として設けられている操作ボタンであり、必要に応じて運用者と管理者によって利用される。
「摘要」は、運用者が入力表(Z1)から直接入力した摘要が自動的にマスター(元帳データベース12)に入出金別に登録され、前述のように、後でコンボボックス(図5のコンボボックスG11bを参照)から選択できるようになっている。また、「黒字作業日次元帳」の画面(Z2)から入力された摘要も入力表(Z1)のコンボボックスから選択することが可能である。
「資金科目」は、例えば管理者が事前に設定したもの(または事前に登録済みの標準的なもの)が、入力表(Z1)の画面上に表示されるコンボボックス内に表示される。そして、そのコンボボックスに表示された「資金科目」を選択することにより登録(摘要とひも付け)される。なお、資金科目は、入力表(Z1)の資金科目欄からは登録できないようにしており、図6に例示した設定画面上で変更・追加・修正を行えるようにしている。そして、資金科目は、それぞれの銀行内容に合わせて登録し直すことで、銀行別の資金繰り予定表を完成させることができる。
(2)入力作業の流れ
次に、図14のフローチャートを用いて、入力表(Z1)を用いた入力作業の流れについて説明する。
ここでは、A店が10月1日から採用する場合を例として説明する。
先ず、9月末(30日)からの「繰越現金預金」「50」を開始残高として、10月1日の繰越現預金の欄に入力する(S1)。
次に、10月1日以降の収入が何時入金するかを、入金予想日の欄に入金予想金額を収入先毎に入力してゆく。続いて、同様の要領で、支出が何時、いくら支払いが起こるかを、当該日の欄に支出予想金額を入力してゆく。
これらの入力によって、毎日の繰越現預金、収入先(会話の言葉による)、収入予想金額、収入予想計、支払先(会話の言葉による)、支出予想金額、支出予想計、並びに当日の現預金残高が情報化される。この内容は、10月分については「1日から31日」、11月分については「1日から30日」、この要領で「6か月先まで(本例では来年3月まで)」を予想してゆく(S2、S3、S4)。
入力は、例えば、社長仮受金を25日に「100」行うというような、その時々に支出するケースとリースのように、毎月同額の「15」が20日に支払われる場合には、リース支払い入力を一回行えば、自動的に毎月の20日に「15」が支払われるように、先の先まで、自動入力できる機能がある。その機能を利用する場合は、入力表(Z1)の画面上に設けられている「新規定時支払」のボタンをクリックし、図7に例示した定時支払の作成画面上で、期日、摘要、期間、金額を一回だけ入力すれば、あとは、その期間内の該当する日に摘要と金額が自動的に入力される(S5)。
このように、収支予想を入力するだけで、その情報に基づく日々の現預金残高(本例では残高がマイナスの場合は赤色のマイナス表示の残高)が「資金繰りカレンダー(Z3)」に表示され、何時、現預金残高が「赤字」になっているかを即断することができる。
(3)黒字作業の展開方法
次に、図15のフローチャートを用いて、黒字作業の展開方法について説明する。
「赤字」は「黒字化」しなければ経営者は大変なことになるので、資金繰りカレンダー(Z3)上で「赤字の日」をクリックして(S6)、収支予想入力が完了した時点で作成された黒字作業日次元帳(資金収支予想元帳)を開き、その画面(Z2)上で赤字の日の収支予想内容を見る。
この内容を見れば「何故、赤字になったのかが判断できるので、この赤字を黒字するアクションをとることになる(S7)。
例えば、この日が「100」赤字の場合には、社長(店主)が立て替えるとか、友人から借りるとか、仕入代金を少し延ばしてもらうとか、さまざまな方法で黒字化することを検討する。その際、黒字指南書(Z5)を参考にするのが有効である。
方針が決まると、黒字作業日次元帳の画面(Z2)で、金額を修正し、修正内容を入力しておく(S8)。
この修正がなされた段階で、資金繰りカレンダー(Z3)を開くと、先の赤字が黒字化されている。
この要領で、赤字の日を前もって把握し、黒字化してゆくことになる。このアクションを「6か月先まで行い、6か月先までの日々の現預金を黒字化する」のが、本発明に係る資金繰り支援ソフトの主要な目的である。
上述した本発明に係る資金繰り支援ソフトは、会計事務所を通して顧問先企業に販売されてゆくが、時々、会計事務所がサポートし、顧問先の経営をアドバイスする関係となる。正に、理想的関係が構築される。これも、本願発明の効用である。
なお、上述した実施の形態(特に全体的な流れの説明)では、6か月先までの資金繰りを行う場合を例として説明したが、資金繰りの期間は6か月の限るものではなく、資金繰り支援ソフトでは、年間単位での長期の資金繰りを行うことも可能である。
1 通信ネットワーク
10 資金繰り支援装置
11 資金繰り支援処理部
11a 資金繰り入力表画面処理手段
11b 資金繰りカレンダー画面処理手段
11c 黒字化作業支援処理手段
11d 黒字指南書提示手段
11e 銀行提出表作成手段
12 元帳データベース(マスター)
20 資金繰り支援サーバ
21 閲覧制御部
22 黒字指南書データベース
top トップメニュー
Z1 入力表
Z2 黒字作業日次元帳
Z3 資金繰りカレンダー
Z4 銀行提出表(銀行提出用月次資金繰表)
Z5 黒字指南書

Claims (13)

  1. 少なくとも6か月先までの日々の入金予想及び出金予想の情報を入力可能な入力表で且つ取引毎の情報入力欄をカレンダー日付に対応して設けた入力表の画面を表示する入力表画面処理手段と、
    前記情報入力欄から入力された情報を所定のデータ形式の元帳データとして保管する元帳データベースと、
    1か月のカレンダー日付に対応する日別の資金繰り状況表示欄を週単位で配列した画面を資金繰りカレンダー画面として月単位で切替可能に表示すると共に、前記元帳データから得た当日の残高を含む資金繰り状況を表す情報を前記資金繰り状況表示欄に表示し、且つ、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した日に対応する前記資金繰り状況表示欄に本日赤字になる旨の情報を表示する資金繰りカレンダー画面処理手段と、
    前記資金繰りカレンダー画面上の日付部のクリック操作に応じて、当日に予想される各取引の取引状況を出納帳形式で表す黒字作業日次元帳の画面を表示すると共に、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した取引に対応する前記取引状況の表示部に当該取引で赤字になる旨の情報を表示し、且つ、黒字化するための設定画面上で入力された支払期日若しくは支払金額を含む取引調整情報に基づいて画面上及び前記元帳データベース内の関連する情報を自動修正する黒字化作業支援処理手段と、
    を備えたことを特徴とする資金繰り支援装置。
  2. 前記情報入力欄は、摘要項目の入力欄とその摘要項目に対応する前記カレンダー日付毎の金額入力欄とを含み、前記入力表画面処理手段は、前記摘要項目の入力欄から、ユーザが普段使用している言葉で記述される自由文の入力を受け入れ、前記黒字化作業支援処理手段は、前記取引状況の表示部の摘要表示欄に前記自由文を表示することを特徴とする請求項1に記載の資金繰り支援装置。
  3. 前記入力表画面処理手段は、前記入力表の画面上での操作に応じて前記情報入力欄の行を前記入力表に追加し、追加された前記情報入力欄から新規の取引の情報を受け入れるようにしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の資金繰り支援装置。
  4. 前記入力表画面処理手段は、前記カレンダー形式の入力表の表示期間を半月として前記入力表の画面を表示すると共に、その画面上での選択操作に応じて前半の半月と後半の半月とを切替可能に前記入力表の画面を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  5. 前記入力表画面処理手段は、収入を入力するための入金表と支出を入力するための支払表とに分けたものを前記入力表として1つの画面上に表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  6. 前記資金繰り状況を表す情報は、前記当日の残高の他に前日の残高及び当日の入出金額を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  7. 前記資金繰りカレンダー画面処理手段は、前記本日赤字になる旨の情報として、前記当日の残高を赤色のマイナス表示で表示し、前記黒字化作業支援処理手段は、前記当該取引で赤字になる旨の情報として、前記取引情報の表示部に表示される当該取引での残高を赤色のマイナス表示で表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  8. 前記黒字化作業支援処理手段は、前記設定画面上での操作に応じて分割払いでの分割数に対応する複数の入力欄を前記取引調整情報の入力欄として表示し、前記複数の入力欄から入力された支払期日及び支払金額の情報に基づいて前記分割払いへの変更に関連する前記元帳データベース内の情報を自動修正することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  9. 専門家によって予め登録された黒字化のための秘訣情報を含む黒字化の指導情報を黒字指南書としてユーザに提示する黒字指南書提示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  10. 前記黒字指南書は、緊急時の黒字化と日常留意すべき黒字化とに分類された指南情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の資金繰り支援装置。
  11. 前記黒字指南書のデータが、通信ネットワークを介して接続される資金繰り支援サーバ側のデータベースに蓄積記録されており、前記黒字指南書提示手段は、ユーザの閲覧操作に応じて前記資金繰り支援サーバ経由で前記黒字指南書をユーザに提示する機能を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の資金繰り支援装置。
  12. 前記元帳データベースに記憶された元帳データに基づいて、各業種及び銀行に合わせた科目名が設定された当該銀行向けの銀行提出表を作成して出力する処理を実行する銀行提出表作成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の資金繰り支援装置。
  13. コンピュータを、
    少なくとも6か月先までの日々の入金予想及び出金予想の情報を入力可能な入力表で且つ取引毎の情報入力欄をカレンダー日付に対応して設けた入力表の画面を表示する入力表画面処理手段、
    前記情報入力欄から入力された情報を所定のデータ形式の元帳データとして保管する元帳データベースを記憶する記憶手段、
    1か月のカレンダー日付に対応する日別の資金繰り状況表示欄を週単位で配列した画面を資金繰りカレンダー画面として月単位で切替可能に表示すると共に、前記元帳データから得た当日の残高を含む資金繰り状況を表す情報を前記資金繰り状況表示欄に表示し、且つ、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した日に対応する前記資金繰り状況表示欄に本日赤字になる旨の情報を表示する資金繰りカレンダー画面処理手段、及び、
    前記資金繰りカレンダー画面上の日付部のクリック操作に応じて、当日に予想される各取引の取引状況を出納帳形式で表す黒字作業日次元帳の画面を表示すると共に、前記元帳データに基づき資金不足が発生すると判定した取引に対応する前記取引状況の表示部に当該取引で赤字になる旨の情報を表示し、且つ、黒字化するための設定画面上で入力された支払期日若しくは支払金額を含む取引調整情報に基づいて画面上及び前記元帳データベース内の関連する情報を自動修正する黒字化作業支援処理手段、
    として機能させる資金繰り支援プログラム。
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