JP2012013876A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ幅の増加を利用して、定着品質を一定に保ち、かつ、耐久性が低下することのない定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の定着装置3は、内部に加熱源33を備えた加熱部材31と、加熱部材31に圧接する加圧部材32とを備え、加熱部材31と加圧部材32との間のニップ部36を記録材が通過することにより記録材上のトナー像を記録材に定着させる。加熱部材31への圧接方向及び離間方向に移動可能に加圧部材32を保持する保持部材41と、加圧部材32が加熱部材31に圧接するように保持部材41を付勢する付勢部材47と、保持部材41に係合し、加圧部材32による加熱部材31への加圧力を調整する加圧力調整手段51とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの複合機の画像形成装置に組み込まれることにより用紙、封筒等の記録材に形成されたトナー像を記録材に定着させる定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置は、加熱源を内部に備えた加熱ローラと、加熱ローラに圧接状態で当接する加圧ローラとを備えており、加熱ローラ及び加圧ローラの間に用紙等のシート状の記録材を通過させることにより、加熱ローラ及び加圧ローラの間のニップ部で記録材を加熱及び加圧する。この加熱加圧によりトナー像を記録材に定着させている。カラー画像形成装置における加熱ローラとしては、アルミニウムや鉄の芯金の上にシリコーンゴム等の弾性層を設け、この弾性層上にPFAやPTFE等のフッ素樹脂のコートやチューブを被覆したものが用いられる。加圧ローラとしては、アルミニウムや鉄の芯金上にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を設け表面にPFA等のフッ素樹脂のチューブを被覆したものが用いられる。
特許文献1には、封筒等の厚さがある記録材に定着させる封筒モードと、普通紙からなる記録材に定着させる普通紙モードとに対応することが可能な定着装置が記載されている。この定着装置では、加圧ローラからなる加圧部材を支持する加圧レバーを加熱ローラからなる加熱部材の支持ブラケットに回転可能に取り付けている。加圧レバーは、ばねによって付勢されることにより加熱部材に圧接する。加圧レバーには当接片が設けられ、この当接片が回転可能なカムに当接している。このような構造において、普通紙モードのときは、ばね力に基づいた加圧力で加圧部材が加熱部材に圧接しているが、封筒モードのときは、カムを回転させることによってばね力に抗して加圧レバーが回転し、これにより、加圧部材が加熱部材に圧接する加圧力を軽減するようになっている。このように封筒モードで加圧力を軽減することにより封筒等に皺が発生することを抑制することが可能となっている。
特開2007−25571号公報
上述したように定着装置では、記録材に応じた定着性能を確保するため、加熱部材に対する加圧部材の加圧力を調整しているが、定着の高速化及び加熱部材の低熱容量化を可能とする必要上、加圧力を大きくしてニップ幅を大きくすることがなされている。しかしながら、この場合には、加圧部材、加熱部材等の構成部材への負荷が大きくなり、定着装置の耐久性が低下する問題が発生する。
一方、記録材の印字枚数が増えるのに応じてニップ部を形成するための加圧部材のシリコーンゴムの硬度が低下し、この硬度の低下によりニップ幅が増加する。図6はこの関係を示し、実線Aはシリコーンゴムの硬度であり、実線Bはニップ幅である。図6に示すように、記録材の印字枚数が増加するのにつれて加圧部材のシリコーンゴムの硬度が低下するのに対し、ニップ幅は逆に増加している。
そこで、本発明は、上記ニップ幅の増加を利用して、定着品質を一定に保ち、かつ、耐久性が低下することのない定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、内部に加熱源を備えた加熱部材と、この加熱部材に圧接する加圧部材とを備え、前記加熱部材と加圧部材との間のニップ部を記録材が通過することにより記録材上のトナー像を記録材に定着させる定着装置において、前記加熱部材への圧接方向及び離間方向に移動可能に前記加圧部材を保持する保持部材と、前記加圧部材が加熱部材に圧接するように前記保持部材を付勢する付勢部材と、前記保持部材に係合し、前記加圧部材による加熱部材への加圧力を調整する加圧力調整手段とを備えていることを特徴とする。
この場合、前記加圧力調整手段は、前記保持部材に当接するカム面を有した回転可能なカムであり、前記カム面は、前記定着を行うための加圧力とするための第1モード部と、加圧力を全て解除するための第2モード部と、前記記録材の種類に合わせた加圧力とするための第3モード部と、前記第1モード部の加圧力より小さな加圧力とするための第4モード部とを備え、これらのモード部がカムの回転軌跡に沿って連続するように設けられていることが好ましい。
又、前記加圧力調整手段は、前記カムと一体的に回転する回転指標部と、この回転指標部を検知することにより前記カムの回転角度を検出する検出センサとをさらに備えていることが好ましい。
又、本発明は、上記した定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置であってもよい。
本発明によれば、ニップ幅が増加しても、耐久性が低下することのない定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の定着装置が組み込まれる画像形成装置の内部構造を示す模式図である。 本発明の一実施形態の定着装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態の定着装置におけるカムを説明する正面図である。 本発明の一実施形態の定着装置における検出センサ及びカムの関係を示す側面図である。 本発明の一実施形態における第1モード部から第4モードに切り換えた場合の定着荷重の変化を示すグラフである。 印字枚数に対する加圧ローラの硬度変化及びニップ幅の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態の定着装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の定着装置3が組み込まれた画像形成装置1を示す模式図、図2は定着装置3を示す正面図、図3は定着装置3に用いられる加圧力調整手段51のカム53の正面図、図4は加圧力調整手段51の側面図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体2を備えており、装置本体2の内部に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対応した複数の感光体ユニット5M、5C,5Y,5Kと、各感光体ユニット5M,5C,5Y,5Kに対応した現像ユニット6M,6C,6Y,6Kと、中間転写ユニット7とが設けられている。
中間転写ユニット7は、駆動ローラ11、従動ローラ12、テンションローラ13及びこれらのローラに無端状に掛け渡された中間転写ベルト10及び複数の一次転写ローラ8M、8C,8Y,8Kを有している。中間転写ベルト10は、駆動ローラ11の回転によって移動可能となっている。駆動ローラ11側には、中間転写ベルト10をクリーニングするクリーニング装置14が設けられている。
一次転写ローラ8M,8C,8Y,8Kは、無端状の中間転写ベルト10の内部に位置するように各感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kに対応して設けられている。それぞれの一転写ローラ8M,8C,8Y,8Kは、中間転写ベルト10を感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kとの間で挟んで中間転写ベルト10を感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kに押圧する。この押圧により、感光体ドラム15M,15C,15Y,15K上の各色トナー像が中間転写ベルト10に順次転写されるため、中間転写ベルト10上にフルカラーのトナー像が形成される。
感光体ユニット5M,5C,5Y,5Kは、中間転写ベルト10の下側に位置した状態で中間転写ベルト10の移動方向の上流側から順に並んだ状態で配置されている。各感光体ユニット5M,5C,5Y,5Kは、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kと、各感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kの表面を均一に帯電させる帯電器16M,16C,16Y,16Kと、各感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kの表面をクリーニングするクリーニングローラ17M,17C,17Y,17Kとを備えている。
現像ユニット6M,6C,6Y,6Kはそれぞれの感光体ユニット5M,5C,5Y,5Kに近接して設けられており、その現像ローラ21M,21C,21Y,21Kが感光体ドラム15M,15C,15Y,15Kに対して各色のトナーを供給する。現像ユニット6M,6C,6Y,6Kには、装置本体2に設けられたトナー容器22M,22C,22Y,22Kから各色のトナーが供給される。
装置本体2の下部には、給紙カセット26が配置され、給紙カセット26の給紙口の下流側には、搬送ローラ27、レジストローラ対28、二次転写ローラ29が順に配置されており、これらにより記録材を搬送する記録材搬送路20が形成されている。又、定着装置3から排出ローラ23にかけては、記録材搬送路20に連続した搬送経路34となっている。二次転写ローラ29は、従動ローラ12に対応して配置されており、中間ベルト10に形成されたフルカラーのトナー像が二次転写ローラ29に転写され、二次転写ローラ29から記録材に転写される。
定着装置3は、記録材に転写されたフルカラーのトナー像を加熱加圧して記録材に定着させる。このため、定着装置3は、相互に接触した状態で回転する加熱部材31及び加圧部材32を備えている。この実施形態において、加熱部材31及び加圧部材32は、いずれもローラによって形成されているため、以下、加熱部材31を加熱ローラ31、加圧部材32を加圧ローラ32として説明する。
以上のカラー画像形成装置1によるカラー画像の形成動作を説明する。なお、以下の動作説明において、各色を総称するときは、添字M,C,Y,Kを省略する。帯電器16によって表面が一様に帯電した各感光体ドラム15に対し、露光ユニット25による露光が行われ、各感光体ドラム15の表面に静電潜像が形成される。そして、現像ユニット6によって各感光体ドラム15上の静電潜像が現像されて各色のトナー像が形成される。各感光体ドラム15上のトナー像は、一次転写ローラ8により感光体ドラム15に押圧されている中間転写ベルト10に順次転写される。これにより中間転写ベルト10上にフルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙カセット26から記録材が取り出される。取り出された記録材は、搬送ローラ27によってレジストローラ対28に搬送される。二次転写ローラ29は、レジストローラ対28の下流側で中間転写ベルト10と接触している。レジストローラ対28は、中間転写ベルト10上のトナー像が二次転写ローラ29に至るタイミングに合わせて記録材を搬送する。このため、中間転写ベルト10上のフルカラーのトナー像は二次転写ローラ29により記録材に転写される。その後、記録材は定着装置3に搬送され、定着装置3により加熱加圧されてフルカラーのトナー像が記録材に定着され、搬送経路34を通過し、排出ローラ23を経由して装置本体2の外側に排出される。
図2に示すように、定着装置3は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32と、保持部材41と、付勢部材47と、加圧力調整手段51とを備えている。
加熱ローラ31は、ハロゲンヒータ等の加熱源33を内部に備えており、トナー像を記録材に定着することが可能な温度に加熱されている。加熱ローラ31は回転軸35を中心にして回転する。加熱ローラ31としては、例えばアルミニウムや鉄の芯金の上にシリコーンゴム等の弾性層を設け、この弾性層上にPFAやPTFE等のフッ素樹脂のコートやチューブを被覆したものを用いることができる。この実施形態において、0.2〜0.5mm厚さのアルミニウム又は鉄を基材とした直径20〜45mmの芯金の表面にPFA等の離型層を形成した構造又は、芯金と離型層との間にシリコーンゴムが設けられた構造となっている。
加圧ローラ32は、加熱ローラ31に圧接状態で当接することにより、加熱ローラ31との間で記録材を挟み込むニップ部36を形成する。加圧ローラ32は加熱ローラ31との圧接状態で回転軸37を中心として加熱ローラ31と反対方向に回転し、加熱ローラ31との間で記録材に移動力を付与する。加圧ローラとしては、例えば、ステンレス等の芯金上にシリコーンゴム等の耐熱弾性層を設け表面にPFA等のフッ素樹脂のチューブを被覆したものを用いることができる。この実施形態において、直径20〜50mmのステンレスの芯金の表面に2〜20mm程度の厚さのシリコーンゴム層が形成され、この上にPFA等の離型層が形成された構造となっている。
保持部材41は、加圧ローラ32の長さ方向の両端部に配置された加圧レバー42によって形成されている。それぞれの加圧レバー42は、装置本体2側に設けられた支軸43に取り付けられており、支軸43を中心として回転可能となっている。それぞれの加圧レバー42における支軸43との反対側は、後述する加圧力調整手段51のカム53が当接する当接部44となっている。
それぞれの加圧レバー42は、その中間部分に加圧ローラ32の回転軸37が連結され、加圧レバー42が回転軸37に連結されることにより保持部材41が加圧ローラ32を保持するようになっている。このような構造では、加圧レバー42が支軸43を中心として回転することにより、実線で示す位置及び二点鎖線で示す位置の間を移動可能となっている。実線で示す位置においては、加圧ローラ32が加熱ローラ31に圧接した状態となり、二点鎖線で示す位置においては、加圧ローラ32が加熱ローラ31から離間した状態となる。このような圧接位置及び離間位置の間の移動は、付勢部材47及び加圧力調整手段51のカム53によってなされるものである。
付勢部材47は、それぞれの加圧レバー42における当接部44側に配置されている。付勢部材47は、圧縮ばねによって形成されており、一端47aが装置本体2に係止され、他端47bが加圧レバー42の当接部44に係止されている。これにより付勢部材47は、それぞれの加圧レバー42が実線位置となるように、すなわち加圧ローラ32が加熱ローラ31に圧接する位置となるように加圧レバー42を付勢している。
加圧力調整手段51は、カム53と、図4に示すように検出センサ55とを備えている。カム53は加圧ローラ32の長さ方向の両端部に設けられているそれぞれの加圧レバー42に対応するように設けられるものである。このため、カム53は、加圧ローラ32と同じ方向に延びる軸体54の左右に取り付けられている。この場合、それぞれのカム53は、それぞれの加圧レバー42における当接部44と対応した位置となるように軸体54に取り付けられる。さらに、それぞれのカム53は、軸体54と一体的に回転する。カム53を回転させるため、軸体54は図示を省略したDCモータ等の回転動力源に連結されている。
カム53の外周面は、加圧レバー42の当接部44に当接するカム面61となっている。カム面61には、第1モード部62、第2モード部63、第3モード部64、第4モード部65がカム53の回転軌跡に沿って連続するように形成されている。
第1モード部62は、カム面61の外周側への突出量が最も少ない領域であり、第1モード部62が当接部44に臨んだ状態では、カム53が加圧レバー42を押圧することがない。このため、加圧レバー42は、付勢部材47のばね力により加熱ローラ31側(図2における上方側)に移動し、図2に示す実線状態となる。この状態では、加圧ローラ32は最も大きな加圧力により加熱ローラ31に圧接する。かかる第1モード部62は、普通紙への定着を行う普通紙モードに対応する。
第2モード部63は、カム面61の外周側への突出量が最も大きな領域であり、第2モード部63が当接部44に臨んで当接部44に当接することにより、カム53は加圧レバー42を最も強く押圧する。このため、加圧レバー42は付勢部材47のばね力に抗して加熱ローラ31から離れる方向(図2における下側方向)に移動し、図2に示す二点鎖線状態となる。この状態では、加圧ローラ32は加熱ローラ31と離間した状態となり、加圧力が全て解除される。このように加圧ローラ32と加熱ローラ31とが離間した状態では、記録材のジャム処理を行うことができる。
第3モード部64は、カム面61における外周側への突出量が第1モード部62よりも大きく、第2モード部63よりも小さくなった領域である。このような第3モード部64が当接部44に臨んで当接部44に当接することにより、カム53は加圧レバー42が幾分、加熱ローラ31から離れる方向に移動するように作用する。第3モード部64が当接部44に当接した状態では、加圧レバー42は図2における実線状態と二点鎖線状態の中間位置となる。この状態では加圧ローラ32は加熱ローラ31に圧接するが、第1モード部62における圧接力よりも小さな加圧力で圧接する。かかる第3モード部64は、封筒や厚紙等への定着を行う封筒モードに対応する。
第4モード部65は、カム面61における外周側への突出量が第1モード部62よりも大きく、第2モード部63及び第3モード部64よりも小さくなった領域である。このような第4モード部65が当接部44に当接することにより、カム53は、加圧力の微調整を行う。より具体的には、第1モード部62における加圧力よりも小さく、且つ第3モード部64における加圧力よりも小さい加圧力で加圧ローラ32が加熱ローラ31に圧接するように調整する。
かかる第4モード部65においては、記録材が普通紙である場合の普通紙モードへの定着が可能となっている。この第4モード部65を用いて普通紙への定着を行う場合には、加熱ローラ31への加圧ローラ32の加圧力が第1モード部62における加圧力よりも小さな状態で行うことができる。このような第4モード部65を用いた定着では、加圧力が小さいため、加圧ローラ32、加熱ローラ31等の構成部材への負荷が小さくなる。このため、定着装置3の耐久性が低下することがない。
カム53がこのような第4モード部65を備えることにより、印字枚数が増えるのに応じてニップ部を形成するための加圧ローラ32のシリコーンゴムの硬度が低下してもニップ幅を同一程度に維持することができる。図5は、記録材の印字枚数に応じたシリコーンゴムの硬度低下に対し、同じニップ幅を維持するための特性図であり、第1モード部62による当初の定着荷重(加圧力)が300Nであるのに対し、記録材の印字枚数が増えるのにつれて、カム53を第4モード部65に切り換えることにより定着荷重(加圧力)を250Nに下げることができる。このように加圧力を小さくすることができるため、耐久性の低下を抑制することができる。
以上の第1モード部62、第2モード部63,第3モード部64、第4モード部65の領域は、図3に示すように、カム53の軸体54を中心にした角度範囲で設定され、設定された各モード部62,63,64,65は、図4に示す検出センサ55によって検出することができる。
図4に示すように、カム53が一体回転するように取り付けられた軸体54の一方側の端部には、回転指標部56が一体的に形成されている。この実施形態における回転指標部56は、軸体54の端部をクランク状に屈曲させることにより形成されるものである。この回転指標部56に対し、検出センサ55が配置される。
検出センサ55は、発光部55a及び受光部55bが対向した光センサ(PIセンサ)によって形成されており、発光部55a及び受光部55bの間に回転指標部56が入り込み可能となっている。すなわち、カム53の回転と一体となって軸体54が回転することにより、回転指標部56が発光部55a及び受光部55bを通過し、この通過の際に回転指標部56による遮光がなされ、受光部55bがこの遮光を検出する。かかる遮光は、例えば、カム53が第1モード部62にあるときになされるように設定する。軸体54は回転駆動源によって一定速度で回転しているため、検出センサ55が遮光を検出したときから何秒後にどのモード部が加圧レバー42の当接部44に臨むかを、すなわち加圧ローラ32がどのモード部になるかを知ることができる。これにより、現在のモード部を簡単に把握することができる。
以上の実施形態では、加熱ローラを加熱部材31とし、加圧ローラを加圧部材32としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、加熱ローラと加圧ローラとの間に定着ローラを設け、この定着ローラと加熱ローラとに無端ベルトを掛け渡すことにより加熱部材としても良く、この場合には、加圧ローラを定着ローラに圧接させて記録材への定着を行うことができる。この場合においても、加圧ローラ側に保持部材41、付勢部材47及び加圧力調整手段51を設けることにより、上述した実施形態と同様に作用することができる。又、2つのローラに加圧ベルトを掛け渡すことにより加圧部材とし、この加圧ベルトを加熱ローラに圧接するように構成しても良い。この場合には、記録材の供給方向の下流側のローラに対して保持部材41、付勢部材47及び加圧力調整手段51を設けることにより、上述した実施形態と同様に作用することができる。
3…定着装置
31…加熱ローラ
32…加圧ローラ
33…加熱源
36…ニップ部
41…保持部材
42…加圧レバー
47…付勢部材
51…加圧力調整手段
53…カム
55…検出センサ
56…回転指標部
61…カム面
62…第1モード部
63…第2モード部
64…第3モード部
65…第4モード部

Claims (4)

  1. 内部に加熱源を備えた加熱部材と、この加熱部材に圧接する加圧部材とを備え、前記加熱部材と加圧部材との間のニップ部を記録材が通過することにより記録材上のトナー像を記録材に定着させる定着装置において、
    前記加熱部材への圧接方向及び離間方向に移動可能に前記加圧部材を保持する保持部材と、
    前記加圧部材が加熱部材に圧接するように前記保持部材を付勢する付勢部材と、
    前記保持部材に係合し、前記加圧部材による加熱部材への加圧力を調整する加圧力調整手段とを備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧力調整手段は、前記保持部材に当接するカム面を有した回転可能なカムであり、
    前記カム面は、前記定着を行うための加圧力とするための第1モード部と、加圧力を全て解除するための第2モード部と、前記記録材の種類に合わせた加圧力とするための第3モード部と、前記第1モード部の加圧力より小さな加圧力とするための第4モード部とを備え、これらのモード部がカムの回転軌跡に沿って連続するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記加圧力調整手段は、前記カムと一体的に回転する回転指標部と、この回転指標部を検知することにより前記カムの回転角度を検出する検出センサとをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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