JP2012012853A - 建物構造 - Google Patents

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史年 白岩
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Abstract

【課題】透湿防水シートを伝って落下する水を軒裏空間に滞留させることなく適切に排出する。
【解決手段】建物構造1は、軒天井10と、軒天井10の先端に立設された外壁11とを有する。軒天井10の裏面側には、軒天井10と外壁11に囲まれた軒裏空間13が形成されている。外壁11は、外装パネル20と、その内側に配置される断熱材22を有する。断熱材22には、外側面に透湿防水シート30が貼り付けられている。軒天井10と外壁11の連結部分には、外部空間Aと軒裏空間13を連通する通気孔71が形成されている。通気孔71は、軒裏空間側の上部開口71aが透湿防水シート30の下に位置し、上部開口71aに落下した水は外部空間Aに流出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒天井と、当該軒天井の先端に立設された外壁とを有し、前記軒天井の裏面側に、当該軒天井と前記外壁に囲まれた軒裏空間が形成されている建物構造に関する。
従来より、片持式のバルコニーや、居室やバルコニーの下にピロティ等を有する建物構造では、軒天井と、その軒天井の先端に立設された外壁を有し、軒天井の裏側に、当該軒天井と外壁に囲まれた軒裏空間が形成されていることがある。例えばこの場合、軒裏空間に湿気が篭らないようにする為に、軒天井の先端部と外壁の下端部のコーナー部にある見切材に通気孔が設けられている(特許文献1参照。)。
一方、例えばバルコニーの外壁では、外装パネルの内側に、例えばその外装パネルの下地となる断熱材が設置されている。その外装パネルの目地部等の隙間から侵入した雨水を遮断しつつ、錆や腐食の原因となる湿気を通すために、断熱材の外装パネル側の表面に透湿防水シートを貼着することがある。
特開2007−170137号公報
しかしながら、上述の建物構造では、透湿防水シートの表面まで浸入した水が透湿防水シートの表面を伝って流れ落ち、軒裏空間に滞留する虞があった。軒裏空間に水が滞留すると、例えばその水分により軒裏空間の周辺部材の錆や腐食を招く虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、透湿防水シートを伝って落下する水を軒裏空間に滞留させることなく適切に排出することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、建物構造であって、軒天井と、当該軒天井の先端に立設された外壁とを有し、前記軒天井の裏面側には、当該軒天井と前記外壁に囲まれた軒裏空間が形成され、前記外壁は、外装パネルと、その内側に配置された内側部材を有し、前記内側部材には、前記外装パネル側の外側面に透湿防水シートが貼り付けられ、前記軒天井と前記外壁の連結部分には、外部空間と前記軒裏空間を連通する通気孔が形成され、前記通気孔は、前記軒裏空間側の開口が前記透湿防水シートの下に位置し、当該開口に落下した水が前記外部空間に流出するように構成されているものである。
本発明によれば、透湿防水シートを伝って落下した水が通気孔の開口に入って外部空間に排出されるので、水を軒裏空間に滞留させることなく適切に排出できる。また、通気孔を用いて水を排出できるので、別途排水孔を設ける必要がなく、建物構造を単純化できる。
本発明によれば、水を軒裏空間に滞留させることなく適切に排出できるので、軒裏空間の周辺部材の錆や腐食を防止できる。
建物構造の構成を示す縦断面の説明図である。 建物構造の構成を示す横断面の説明図である。 見切部材の構成を示す縦断面である。 見切部材の上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る建物構造1を示す説明図である。
建物構造1は、例えばベランダやバルコニーを構成するものであり、例えば軒天井10と、当該軒天井10の先端に立設された外壁11と、軒天井10の上方に設置される床12を有している。軒天井10の裏面側には、当該軒天井10と、外壁11及び床12に囲まれた軒裏空間13が形成されている。
外壁11は、例えば外側から内側に向けて、外装パネル20と、胴縁21と、内側部材としての断熱材22と、壁体23と、内側パネル24をこの順で有している。
外装パネル20は、例えば軽量気泡コンクリート(ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete))により構成され、厚みのある板状に形成されている。胴縁21は、例えば亜鉛系めっきで被覆された薄板軽量形鋼からなり、上下方向に長い板状に形成されている。胴縁21は、図2に示すように外装パネル20と断熱材22との間に、外装パネル20の左右方向Xに沿って複数設けられている。これにより、断熱材22と外装パネル20との間に空間(通気層)が形成される。
断熱材22は、外装パネル20に対向するように厚みのある板状に形成されている。外装パネル20は、その外装パネル20の外側から挿入され胴縁21を貫通し断熱材22に至るビス31により断熱材22に固定されている。図1に示すように断熱材22の外側表面には、透湿防水シート30が貼られている。透湿防水シート30は、例えば断熱材22の下端よりも下方まで延びている。
壁体23は、板状に立設する複数の縦フレーム40と、縦フレーム40の下方に位置する横フレーム41と、縦フレーム40と横フレーム41の間に位置する補強材42と、縦フレーム40の上方に位置する補強材43を有している。縦フレーム40及び補強材43が床12より高い位置にあり、補強材42及び横フレーム41が床12より低い位置にある。縦フレーム40、横フレーム41及び補強材42、43は、例えば形鋼により構成されている。
縦フレーム40は、図2に示すようにロの字型に形成され、外装パネル20の左右方向Xに沿って複数設けられている。図1に示すように例えば縦フレーム40の下部には、方形の切欠部40aが形成されている。補強材42は、外装パネル20の左右方向Xに延びる長い板状に形成され、各縦フレーム40の切欠部40aに挿通されている。これにより、縦フレーム40が補強材42上に載置されている形になる。また、補強材43は、外装パネル20の左右方向Xに延びる板状に形成され、各縦フレーム40の上方を通っている。横フレーム41は、コの字型に形成され、縦フレーム40及び補強材42の下部に配置され、左右方向Xに延びている。横フレーム41には、外側の断熱材22側の空間と軒裏空間13とを連通するための通気孔41aが形成されている。
内側パネル24は、壁体23の内側に設置されている。また、外壁11の上端部には、セラミックス製の笠木50が設置されている。なお、外壁11には、軒裏空間13に通じる通気部(図示せず)が形成されている。
床12は、建物の居室部B側から外壁11まで水平に突出した梁部60と、当該梁部60上に設置された床板61と、当該床板61上に防水シートなどを介在して設置されたマット62等を有している。
軒天井10は、例えば繊維混入珪酸カルシウム板などの耐火性を有する板材からなり、建物の居室部Bから外壁11の下端部まで水平に突出している。
図3に示すように軒天井10の先端と外壁11との連結部分には、見切部材70が設けられている。見切部材70は、例えば窯業系材料から構成されている。見切部材70は、外壁11の左右方向Xに沿って形成されている。見切部材70は、軒下側の外部空間Aと軒裏空間13を連通する通気孔71を有している。通気孔71は、軒裏空間側の上部開口71aが透湿防水シート30の直下に位置している。例えば軒裏空間側の上部開口71aは、外壁11の左右方向Xに沿って長いスリット状に形成されている。通気孔71の外部空間A側の下部開口71bも、外壁11に沿って長いスリット状に形成されている。通気孔71の上部開口71aと下部開口71bの間には、図4に示すように外壁11の左右方向Xに沿って並ぶ複数の穴部71cが形成されている。透湿防水シート30を伝って落下した水は、通気孔71の上部開口71a内に入り、いずれかの穴部71cに入り、下部開口71bから外部空間Aに流出する。
また、図3に示すように見切部材70の通気孔71よりも外側の下面には、通気孔71側から外側に向けて下がる傾斜面70aが形成されている。また、見切部材70の通気孔71よりも内側には、通気孔71側に水平に突出する突出部70bが形成されている。
また、見切部材70の先端部の上面には、シーリング材80を充填した溝部70cが形成されている。外装パネル20は、見切部材70の先端部上にシーリング材80を挟んで設置される。見切部材70の内側端部には、段部70dが形成されており、この段部70d上に軒天井10の先端が支持されている。
以上のような建物構造1では、平常時には、外壁11の通気部(図示せず)から入り込んだ空気が、外壁11内の通気層や軒裏空間13を経由し、見切部材70の通気孔71を通る流通ルートが形成され、外壁11の内部や軒裏空間13の通気が行われる。そして、万が一、外装パネル20の内側に雨水等の水が浸入してきた場合には、水は透湿防水シート30を伝って落下し、見切部材70の通気孔71を通じて速やかに外部空間Aに排出される。これにより、水を軒裏空間13に滞留させることなく適切に排出でき、軒裏空間13の周辺の形鋼等からなる各種部材の錆や腐食を防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態で記載した外壁11や軒天井10、床12などは、他の構造を有していてもよい。また、例えば以上の実施の形態では、建物構造1が片持式のバルコニーに関するものであったが、本発明は、軒天井と、当該軒天井の先端に立設する外壁とで軒裏空間が形成される構造全般、例えば、ピロティなどの架構内外部空間が形成された建物において上階の外周壁とピロティの軒天井とで軒裏空間が形成されているものや、ピロティの上部に腰壁形式の手摺を有するバルコニーが形成されて、バルコニーの外壁と軒天井とで軒裏空間が形成されているものなどにも適用できる。
本発明は、外壁内の透湿防水シートを伝って落下した水を、軒裏空間に滞留させないように適切に排出する際に有用である。
1 建物構造
10 軒天井
11 外壁
12 床
13 軒裏空間
20 外装パネル
22 断熱材
30 透湿防水シート
70 見切部材
71 通気孔
71a 上部開口
71b 下部開口
A 外部空間

Claims (1)

  1. 建物構造であって、
    軒天井と、当該軒天井の先端に立設された外壁とを有し、前記軒天井の裏面側には、当該軒天井と前記外壁に囲まれた軒裏空間が形成され、
    前記外壁は、外装パネルと、その内側に配置された内側部材を有し、
    前記内側部材には、前記外装パネル側の外側面に透湿防水シートが貼り付けられ、
    前記軒天井と前記外壁の連結部分には、外部空間と前記軒裏空間を連通する通気孔が形成され、
    前記通気孔は、前記軒裏空間側の開口が前記透湿防水シートの下に位置し、当該開口に落下した水が前記外部空間に流出するように構成されている、建物構造。
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