JP2012011652A - 切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】傾斜能力が高められ、かつ切断刃の保持精度を確保した切断機の提供。
【解決手段】ベースと、回転駆動される切断刃7を有し、切断刃7の側面と直交する方向に傾動するようにベースに支持される切断部4とを、備え、切断部4は、収容部41と、切断刃7が装着される回転軸部44Aと、収容部41に装着されて回転軸部44Aを回転可能に支承する軸受43とを有し、軸受43は、円錐ころ軸受から構成されると共に、該円錐ころ軸受において円錐の底面から頂点に向かう方向が軸受43から切断刃7に向かう方向と一致するように構成されている切断機を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は切断機に関し、特に切断部が傾動する切断機に関する。
従来から切断機、例えば卓上切断機では、丸鋸刃を精度良く保持するため、特許文献1に示されるように丸鋸刃が保持されている回転軸部を一対の軸受及び軸受を介してフレームに回転可能に支承している。
特開2008−229876号公報
丸鋸刃から回転軸部が延びている方向へ丸鋸刃を傾斜させる能力を大きくするためには、上述の一対の軸受の間隔を狭くする必要があった。回転軸部は動力伝達時の負荷を軸受部で支承しているので、一対の軸受の間隔が狭くなると、丸鋸刃の保持精度が悪化していた。よって本発明は、上記欠点を解消し、切断刃の保持精度を確保した切断機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ベースと、回転駆動される切断刃を有し、該切断刃の側面と直交する方向に傾動するように該ベースに支持される切断部とを、備え、該切断部は、筐体と、該切断刃が装着される回転軸部と、該筐体に装着されて該回転軸部を回転可能に支承する軸受部とを有し、該軸受部は、円錐ころ軸受から構成されると共に、該円錐ころ軸受において円錐の底面から頂点に向かう方向が該軸受部から該切断刃に向かう方向と一致するように構成されている切断機を提供する。
このような構成によると円錐ころ軸受を一個用いて軸受部を構成したとしても、回転軸部の加重を受けることができる。また一個の円錐ころ軸受のみで、軸受部が成立した場合は、軸受部周辺の筐体をコンパクトにすることができるため、出っ張り等が抑制され、切断部を好適に傾動させることができる。
上記構成の切断機において、該切断刃を駆動する駆動部を更に備え、該切断部には、該駆動部の動力を該切断刃に伝達する伝達機構が設けられ、該伝達機構は、該切断刃を該切断刃の一側面と他側面との間で挟持する第一ローラと第二ローラとを有し、少なくとも該第一ローラは該駆動部に接続されて回転駆動されることが好ましい。
このような構成によると、回転軸部が駆動軸とはならないため、回転軸部に作用する負担を軽減することができ、故に一個の円錐ころ軸受においても好適に回転軸部及び切断刃を保持することができる。また回転軸部近傍に駆動に係る構成を配置する必要がないため、回転軸部近傍の筐体を小型化することができ、より好適に傾動角度を稼ぐことができる。また第一ローラ及び第二ローラでも切断刃を支持することができるため、回転軸部及び軸受部への負担を減少させることができる。
また該軸受部は、該軸受部に装着される内輪と、該筐体に装着される外輪と、該内輪と該外輪との間に介在する複数のローラとを有し、該筐体は、該外輪に当接すると共に該外輪と該切断刃との間に位置する鍔部を有することが好ましい。
このような構成によると、軸受部を筐体に好適に保持することができる。
また該回転軸部において一端に該切断刃が設けられると共に他端に当接部が設けられ、該筐体は、該回転軸部の軸延長上であって該当接部と対向する位置にも配置され、該当接部と該筺体との間には、該回転軸部の軸方向一端側に向けて該当接部を支持する支持体が設けられていることが好ましい。
このような構成によると、回転軸部、より詳しくは当接部が筐体に当接することが防止される。よって筐体が当接部との当接によって摩耗することが抑制され、より安定底的に回転軸部を支持することができる。
また該当接部と該支持体との間には摺動支持部が設けられていることが好ましい。
このような構成によると、当接部と支持体とが直接接触することが抑制され、当接部及び支持体の摩耗を抑制して切断機の高寿命化を図ることができる。
本発明の切断機によれば、切断刃の保持精度を高めることができる。
本発明の実施の形態にかかる卓上切断機の側面図。 本発明の実施の形態にかかる卓上切断機の正面図。 図1のIII-III線に沿った断面図(傾動状態)。 図3における軸受周辺の拡大断面図。 本発明の実施の形態にかかる卓上切断機の切断部において第二ローラ支持部が揺動した状態での正面断面図。 本発明の実施の形態に係る軸受の変形例に係る拡大断面図。
本発明の実施の形態に係る切断工具について、図1乃至5に基づき説明する。図1に示される切断工具である卓上切断機1は、ベース部2と、支持部3と、切断部4と、切断刃7と、から主に構成され、ベース部2に対して切断部4を切断刃7の側面に直交する方向に傾動可能に構成されている。切断刃7は円板状に構成されると共に、中央に後述のボルト44B(図3)が貫通する貫通孔を有し外周に木材Wを切削する刃を備えている。
ベース部2は、被切断部材である木材Wを担持するベース21と、ベース21上に回動可能に担持されたターンテーブル22と、ベース21に設けられたフェンス23とから主に構成されている。ベース21は、図2に示されるように、一対の左ベース21Aと右ベース21Bとから構成されている。これら左ベース21Aと右ベース21Bとが並んでいる方向を左右方向と定義し、ベース21の木材W(図1)を載置する面の上方を上方、反対を下方と定義する。
図2に示されるように、ターンテーブル22は、右ベース21Bと左ベース21Aとの間に配置されている。図1に示されるようにターンテーブル22は、略円台状のターンテーブル本体部22Aとターンテーブル本体部22Aの一方側に突出する突出部24と他方側に設けられた後述の支持部3を支持する切断部支持部27(図1)とから構成されている。この突出部24がターンテーブルより突出している方向であって左右方向と直交する方向を前方、反対を後方と定義する。
また、ターンテーブル22の上面22Bには、切断部支持部27近傍位置から突出部24にかけて一連の図示せぬ溝部が形成されている。この図示せぬ溝部は、切断刃7が下方に揺動してターンテーブル22と交わった際の交線位置と同一位置にあり切断刃7の刃先を収容する箇所である。
図1及び図2に示されるように、突出部24には、ターンテーブル22のベース21に対する回動を規制する際の操作部となる規制操作部28が設けられている。図1に示されるように切断部支持部27は、ターンテーブル22の中心軸に対して突出部24の反対位置に配置されている。切断部支持部27には、図示せぬ溝部の延長線上に位置する傾動軸27Aと、最後端部から上方へ向けて直立する傾動支持部27Bとを有している。傾動支持部27Bには図2に示されるように、前後方向に貫通し左右方向に延びる円弧状の長孔27bが形成されている。この長孔27b内に後述のクランプ31Aが挿入されている。
図1に示されるように、ベース21上であって、ターンテーブル22の上方位置には、フェンス23が設けられている。フェンス23は、図2に示されるように、左ベース21A及び右ベース21Bに対応して左フェンス23A及び右フェンス23Bから構成されており、左フェンス23A及び右フェンス23Bの前面は、互いに同一平面上に位置するように配置されて、木材W(図1)の位置を規定している。
支持部3は、傾動部31と、スライド支持部33と、スライド部34と、揺動支持部35とから主に構成されている。傾動部31は第一の支持部であって傾動軸27Aによりターンテーブル22に支持されている。傾動部31には、クランプ31Aが螺合しており、クランプ31Aは、傾動支持部27Bの長孔27bに挿入され、クランプ31Aを締めることにより、傾動部31が傾動支持部27Bに固定され、クランプ31Aを緩めることにより傾動部31が左右方向に傾動可能である。またクランプ31Aが長孔27bに挿入されているため、傾動部31が傾動支持部27Bに対して傾動可能な角度は、クランプ31Aが長孔27b内で移動可能な範囲に限定される。
スライド支持部33は、二本の筒状部を有し傾動部31の上部に傾動部31と一体に設けられている。スライド部34は、スライド支持部33の二本の筒状部内に挿入される二本のスライドパイプ34A、34B(図2)を備えており、二本のスライドパイプ34A、34Bがスライド支持部33に対してスライドすることにより、前後移動可能に構成されている。またスライド支持部33には、螺進してスライド支持部33の筒内に突出可能なノブ33Bが螺合している。よってノブ33Bを螺進させることにより、スライド支持部33に対してスライドパイプ34A、34Bを固定することが可能である。尚、スライド支持部33及びスライド部34は、そのスライド方向が、ベース部2の上面及び切断刃7の側面と平行になるように構成されている。
揺動支持部35は第二の支持部であってスライド部34と一体に構成されており、図2に示されるように一対の腕部から構成されている。一対の腕部の間に揺動軸部35Aが渡され、揺動軸部35Aを軸心として切断部4を揺動させ、切断刃7がターンテーブル22の上面に対して近接離間するように切断部4を支持している。
切断部4は、揺動軸部35Aに軸支されるハウジング4Aを筐体として構成されている。図3に示されるようにハウジング4Aは、収容部41とモータ5とを有すると共に、内部に伝達機構6が配置され、切断時の把持部となるハンドル4B(図1)等を備えて構成されている。
図3に示されるように、収容部41は、切断刃7の中心軸位置において切断刃7の一側面側及び他側面側まで延設されると共に切断刃7の上側の一部を収容する空間41aを画成し、切断刃7を回転可能に軸支する軸部42を備えている。また収容部41においては、後述の軸受43が収容される軸受収容空間41bを有しており、軸受収容空間41bと切断刃7との間には、軸受収容空間41bを画成する壁の一部である鍔部41Bが設けられている。この鍔部41Bは、収容部41に嵌合、若しくは接着等により圧入されて装着されている。
軸部42は、軸受43と、回転軸部44Aと、ボルト44Bと、フランジ44Cと、ホイルワッシャ44Dとから主に構成されている。軸受43は、切断刃7の一側面側である右側面側に位置する軸受収容空間41bに装着されており、図4に示されるように外輪43Aと、内輪43Bと、複数のローラ43Cとから構成されている、いわゆる円錐ころ軸受である。この円錐ころ軸受である軸受43は、複数のローラ43Cの回転軸から延長される仮想の軸が一の焦点(円錐の頂点)を通るように構成されており、ローラ43Cから焦点に向かう方向(円錐の底面から頂点に向かう方向)が軸受43から切断刃7に向かう方向と一致するように配置されている。また軸受43は、外輪43Aのみがその軸方向で鍔部41Bと収容部41とによって挟持されており、内輪43B、ローラ43Cは、収容部41等と当接しないように構成されている。
回転軸部44Aは、左右方向に延びる円柱状を成しており、右端部側(他端側)が内輪43B内に圧入されて装着されると共に右側最端部に当接部であるフランジ44Eを有し、このフランジ44Eが内輪43Bの端面と当接するように構成されている。圧入により内輪43Bに固定されているため、回転軸部44Aが内輪43Bから軸受収容空間41b内等に脱落することは抑制されている。また回転軸部44Aの左端部側(一端側)には、この端部に開口しボルト44Bが螺合するネジ穴44aが形成されている。ボルト44Bはネジ穴44aに螺合して回転軸部44Aと同軸一体回転する。フランジ44Cは、回転軸部44Aにおいて軸受43の左側に位置し回転軸部44Aと一体回転するように固定され、切断刃7を受けているとともに内輪43Bに当接して構成されている。またフランジ44Cは、鍔部41Bの左側にも位置しており、フランジ44Cが左側へ移動しようとしても、鍔部41Bによりその左側への移動は抑制されている。
ホイルワッシャ44Dにはボルト44Bが貫通する孔が形成されており、ボルト44Bを回転軸部44Aに螺合させるに際し、フランジ44Cと共に切断刃7を挟持している。フランジ44Cとホイルワッシャ44Dとで切断刃7を挟持した状態でボルト44Bがホイルワッシャ44Dの孔を貫通しネジ穴44aに螺合することにより、切断刃7が軸部42に保持される。軸部42は、ボルト44Bと回転軸部44Aとにより、収容部41に対して回転可能であるため、軸部42に保持された切断刃7は収容部41に対して回転可能になる。また回転軸部44Aを支承している軸受43は上述のように円錐ころ軸受であるため、軸に掛かる所謂ラジアル加重、アキシャル荷重も支持でき、接触面が大きいために一般の玉軸受より荷重許容量が大きい。よって回転軸部44Aが軸受43のみで片持ちされる構造であっても、回転軸部44Aを保持する精度が低下することはなく、収容部41で切断刃7を好適に保持することができる。
また軸受43は円錐ころ軸受であるため、内輪43Bが、円錐の頂点側(図3における左上側)に向かう方向に外輪43Aから抜けることは無いが、その逆の方向には抜ける可能性がある。しかし、内輪43Bが回転軸部44Aと共に上述の逆の方向に抜けようとしても、内輪43Bはフランジ44Eで回転軸部44Aと一体になっており、回転軸部44Aはボルト44Bでフランジ44Cと一体であり、フランジ44Cは鍔部41Bにより右側(上述の逆方向)への移動が規制されているので、内輪43Bが上述の逆方向に移動して外輪43Aから抜けることは抑制される。また軸部42は軸受として一個の軸受43のみで構成されているため、軸部42周辺の収容部41をコンパクトにすることができ、左右方向への出っ張り等が抑制されるので、切断部4を好適に傾動させることができる。
ハウジング4Aにおいては、図1及び図3に示されるように、収容部41の上部位置に、後述の第二ローラ部63を保持する第二ローラ保持部45を有している。図3に示されるように、第二ローラ保持部45は、第二ローラ部63の上方位置に後述の第二ローラ部63と直交し切断刃7と平行な第二揺動軸部45Aを有しており、この第二揺動軸部45Aを介してハウジング4Aに揺動可能に接続されている。また第二ローラ保持部45の第二揺動軸部45A上方位置には、卓上切断機1を前方から見た状態でハウジング4Aに対する反時計回りの付勢力を第二ローラ保持部45に提供するバネ45Bが設けられている。このバネ45Bの付勢力により、第二ローラ63Cが切断刃7の側面を押圧する。
モータ5は、ロータ51がモータハウジング5A内に配置されて構成されている。モータハウジング5Aは、後述の出力軸部51Aが突出する先端側でハウジング4Aに接続されており、後端側に後述のファン52により外気を取り込む図示せぬ空気孔が形成されている。ロータ51は出力軸部51Aを有しており、この出力軸部51Aが、後述の第一ローラ部62及び第二ローラ部63の回転軸と平行になるようにモータ5がハウジング4Aに装着されている。また出力軸部51Aの先端には、ピニオンギヤ6Aが設けられておりピニオンギヤ6Aはハウジング4A内において伝達機構6と噛合する位置に配置されている。ファン52は出力軸部51Aの基端部に出力軸部51Aと同軸一体回転可能に固定されている。またハウジング4Aにおいて、空間41aに隣接し後述の第一ローラ62C及び第二ローラ63C近傍であると共にファン52近傍となる位置に、空間41aとモータハウジング5A内とを連通させる図示せぬ通路が形成されている。よってこの図示せぬ通路を通ってファン風が空間41a内に噴出する。
伝達機構6は、平ギヤ61と、第一ローラ部62と、第二ローラ部63とから主に構成されている。平ギヤ61は平歯車であり、回転軸が出力軸部51Aと平行になるようにハウジング4Aに回転可能に支持されてピニオンギヤ6Aと噛合している。
第一ローラ部62は、平歯車である第一ギヤ62Aと、第一ギヤ62Aが上端側に配置され第一ギヤ62Aと同軸一体回転する第一軸部62Bと、第一軸部62Bの下端側に配置され第一軸部62Bと同軸一体回転する第一ローラ62Cとから構成されている。また第一ローラ部62は、切断刃7の側面と直交する方向から見て、第一ローラ部62の回転軸が切断刃7の回転中心を通り半径方向に延びる仮想の軸と一致するように、ハウジング4Aに回転可能に支持されている。第一ギヤ62Aは平ギヤ61と噛合しており、第一ギヤ62Aの上端側位置と下端側位置とでハウジング4Aに回転可能に軸支されている。第一軸部62Bは、切断刃7の右側に配置され、空間41a内に延出されている。第一ローラ62Cはゴム等の樹脂製、若しくは金属製であり、空間41a内に配置され、切断刃7との当接箇所における周方向が切断刃7の半径方向と直交するように切断刃7の右側面に当接して駆動力を切断刃7に伝達している。即ち軸部42を介さずに、モータ5の駆動力を切断刃7に伝達することが可能になる。よって切断刃7の回転軸周りとなるハウジング4Aにギヤ等を配置する必要が無く、ハウジング4Aの切断刃7の回転軸周りに位置する部分を簡略化し、小型することができる。
ピニオンギヤ6Aから第一ギヤ62Aまではすべて回転軸が平行な平歯車で構成されているので、簡単な構成であり、伝達効率が高められている。尚、ピニオンギヤ6Aから第一ギヤ62Aまでは、その回転軸が平行であればよいので、平歯車に限らず、斜刃歯車等、回転軸が平行の歯車から構成されていてもよい。
第二ローラ部63は、第二軸部63Bと、第二軸部63Bの下端側に配置され第二軸部63Bと同軸一体回転する第二ローラ63Cとから構成されており、切断刃7の側面と直交する方向から見て、第二ローラ部63の回転軸が切断刃7の回転中心を通り半径方向に延びる仮想の軸と一致するように第二ローラ保持部45に回転可能に装着されている。第二軸部63Bは、第二揺動軸部45Aの下側に位置すると共に、上端部分において軸受を介して第二ローラ保持部45に回転可能に支持され、下端側が空間41a内に延出されている。第二ローラ63Cは第一ローラ62Cと同様にゴム等の樹脂製、若しくは金属製であり、空間41a内に配置され、切断刃7との当接箇所における周方向が切断刃7の半径方向と直交するように切断刃7の右側面に当接している。
よって第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとは、それぞれの回転軸が切断刃7の側面と略平行かつ半径方向と略平行であり、かつ切断刃7との当接箇所における周方向が半径方向と直交するように配置される。この様な構成により、第一ローラ62Cの回転力を効率よく切断刃7に伝達すると共に、第二ローラ63Cと切断刃7との間の、切断刃7の直径方向への摩擦の発生を抑制することができ、切断刃7を効率よく回転させることができる。
第二ローラ部63を支持する第二ローラ保持部45は、上述のように、第二揺動軸部45Aを支点として、バネ45Bにより反時計回りの方向に付勢されているため、第二揺動軸部45Aの下方に位置する第二ローラ63Cは、切断刃7の左側面に付勢される。第二ローラ63Cの切断刃7を挟んで反対側には第一ローラ62Cが配置されているので第二ローラ63Cが付勢されることにより、第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとで切断刃7を挟持する構成になる。これにより、第一ローラ62Cの駆動力は摩擦力を介して切断刃7に伝達されるが、第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとで切断刃7を挟持することにより、第一ローラ62Cと切断刃7との間の摩擦力が増大し好適に第一ローラ62Cの駆動力を切断刃7に伝達することができる。また切断刃7を第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとで直接挟持するために、切断刃7の振れを抑制することができ、切断精度を向上させることができる。
第一ローラ62C及び第二ローラ63Cと切断刃7との間には、木材W切断時に発生する切り屑が入り、第一ローラ62C及び第二ローラ63Cの切断刃7と接触する面に切り屑が付着するおそれがある。しかし、上述のように図示せぬ通路を通過したファン風が第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとに吹き付けられるため、切り屑が吹き飛ばされ第一ローラ62C及び第二ローラ63Cと切断刃7との間に切り屑が入ることが抑制される。また第一ローラ62C及び第二ローラ63Cと切断刃7との間には摩擦力が介在するため、第一ローラ62C及び第二ローラ63Cは、発熱・劣化するおそれがある。しかしファン風が第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとに吹き付けられることにより、第一ローラ62C及び第二ローラ63Cの発熱を抑制でき、寿命を向上させることができる。
従来の卓上切断機では、回転軸部にギヤが接続される構成であるため、切断部を傾動させた際にハウジングの回転軸部近傍が加工部材と当接し傾動角度を稼ぐことができなかった。しかし、図3に示されるように本実施の形態の卓上切断機1では、軸部42にギヤ等が接続されず、かつ軸部42を構成している軸受が軸受43一つであるので、軸部42近傍の筐体であるハウジング4A(収容部41)が左右方向でコンパクトに構成され、右側に傾動させた際に、軸部42近傍のハウジング4Aが切断部4の傾動動作を阻害することはない。よって卓上切断機1の切断角度を大きく採ることができる。
また、切断刃7の切断深さは、切断刃7の外周から軸部42近傍のハウジング4Aまでの距離により規定されが、軸部42近傍のハウジング4Aがコンパクトに構成されているため、切断刃7で切断深さを大きく採ることができる。よって切断刃7を小径にしても、従来の卓上切断機の大径の切断刃と同等の性能を得ることができる。また切断刃7を小径とすることにより、卓上切断機1を小型化することができる。
また切断刃7を切断部4から脱着する際には、図5に示されるように第二ローラ保持部45が切断部4に対して傾動するため、第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとの間に隙間が形成され、切断刃7を第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとの間から容易に取り出せると共に、容易に第一ローラ62Cと第二ローラ63Cとの間に挿入することができる。
また第一ローラ62C及び第三ローラ63Cで切断刃7を挟持するため、切断刃7は、第一ローラ62C及び第三ローラ63Cに保持される。よって切断刃7により回転軸部44A及び軸受43に係る負担を軽減することができる。軸受43等に係る負担が軽減することにより、軸受43が上述の円錐ころ軸受一個から構成されていたとしても、軸受43で切断刃7を精度よく保持することができる。
本実施の形態では、フランジ44Cと鍔部41Bとの当接により、内輪43Bの外輪43Aからの脱落を抑制したがこれに限らず、例えば図6に示されるように、回転軸部44Aの他端に位置するフランジ44Eと、収容部41の回転軸部44の軸延長上に位置する部分との間に支持体であるバネ46を介在させ、バネ46により回転軸部44と共に内輪43Bを円錐の頂点側に向かう方向へ付勢し、外輪43Aからの脱落を抑制してもよい。尚、この構成においては、バネ46とフランジ44Eとの間に、グリス等を塗布し耐摩耗性を備える板状の摺動支持部47を介在させることが好ましい。この構成により、バネ46とフランジ44Eとが直接当接して互いに摩耗することが抑制され、回転軸部44の好適な回転を担保することができ、かつ高寿命化を図ることができる。尚、支持体としてバネ46を用いたが、必ずしも弾性体である必要はなく、回転軸部44(フランジ44E)と収容部41との当接を抑制できるならば、支持体としてスペーサをバネ46の位置に配置してもよい。
また本実施の形態では、軸受部を用いた卓上切断機について説明したがこれに限らず、携帯用丸鋸等の回転体を軸支する軸受部を有する工具であるならば、本発明を適用することができる。
1・・卓上切断機 2・・ベース部 3・・支持部 4・・切断部 4A・・ハウジング
4B・・ハンドル 4a・・通路 5・・モータ 5A・・モータハウジング
6・・伝達機構 6A・・ピニオンギヤ 7・・切断刃 21・・ベース
21A・・左ベース 21B・・右ベース 22・・ターンテーブル
22A・・ターンテーブル本体部 22B・・上面 23・・フェンス
23A・・左フェンス 23B・・右フェンス 24・・突出部 27・・切断部支持部
27A・・傾動軸 27B・・傾動支持部 27b・・長孔 28・・規制操作部
31・・傾動部 31A・・クランプ 33・・スライド支持部 33B・・ノブ
34・・スライド部 34A・・スライドパイプ 35・・揺動支持部
35A・・揺動軸部 41・・収容部 41B・・鍔部 41a・・空間
41b・・軸受収容空間 42・・軸部 43・・軸受 43A・・外輪
43B・・内輪 43C・・ローラ 44・・回転軸部 44A・・回転軸部
44B・・ボルト 44C・・フランジ 44D・・ホイルワッシャ 44a・・ネジ穴
45・・第二ローラ保持部 45A・・第二揺動軸部 45B・・バネ 46・・バネ
47・・摺動支持部 51・・ロータ 51A・・出力軸部 52・・ファン
61・・平ギヤ 62・・第一ローラ部 62A・・第一ギヤ 62B・・第一軸部
62C・・第一ローラ 63・・第二ローラ部 63B・・第二軸部
63C・・第二ローラ 63C・・第三ローラ W・・木材

Claims (5)

  1. ベースと、
    回転駆動される切断刃を有し、該切断刃の側面と直交する方向に傾動するように該ベースに支持される切断部とを、備え、
    該切断部は、筐体と、該切断刃が装着される回転軸部と、該筐体に装着されて該回転軸部を回転可能に支承する軸受部とを有し、
    該軸受部は、円錐ころ軸受から構成されると共に、該円錐ころ軸受において円錐の底面から頂点に向かう方向が該軸受部から該切断刃に向かう方向と一致するように構成されていることを特徴とする切断機。
  2. 該切断刃を駆動する駆動部を更に備え、
    該切断部には、該駆動部の動力を該切断刃に伝達する伝達機構が設けられ、
    該伝達機構は、該切断刃を該切断刃の一側面と他側面との間で挟持する第一ローラと第二ローラとを有し、
    少なくとも該第一ローラは該駆動部に接続されて回転駆動されることを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 該円錐ころ軸受は、該軸受部に装着される内輪と、該筐体に装着される外輪と、該内輪と該外輪との間に介在する複数のローラとを有し、
    該筐体は、該外輪に当接すると共に該外輪と該切断刃との間に位置する鍔部を有することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の切断機。
  4. 該回転軸部において一端に該切断刃が設けられると共に他端に当接部が設けられ、
    該筐体は、該回転軸部の軸延長上であって該当接部と対向する位置にも配置され、
    該当接部と該筺体との間には、該回転軸部の軸方向一端側に向けて該当接部を支持する支持体が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の切断機。
  5. 該当接部と該支持体との間には摺動支持部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の切断機。
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