JP2012011267A - ドレン水中和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体粒子からなる中和剤が入れられた容器を直方体状のものとしながらも、ドレ
ン水と中和剤との間の接触性が良好で、中和剤の利用効率が向上したドレン水中和装置を
提供する。
【解決手段】本発明のドレン水中和装置25Aは、内部が仕切り板30によって中和室3
2及びドレン水排出室33に区画された容器31と、容器31の開口部を覆い、中和室の
32上部にドレン水導入口37が形成された蓋部36材とを有し、仕切り板30は下部に
ドレン水流出用開口34が形成され、容器31のドレン水排出室33の下方にドレン水排
出口38が形成され、中和室32の下層に中和剤層39が配置されていると共に、中和層
33の上方にフィルタ層40が配置され、フィルタ層40の最上部は吸水性のシート状の
フィルタ材料40bで被覆されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスヒートポンプ等のガスエンジン排気ガスから生成されるドレン水を中和
するドレン水中和装置に関し、特に、固体粒子からなる中和剤が入れられた容器を直方体
状のものとしながらも、ドレン水と中和剤との間の接触性が良好で、中和剤の利用効率が
向上したドレン水中和装置に関する。
ガスヒートポンプは、ガスエンジンによって圧縮機を駆動し、気体状の熱媒体が加圧さ
れたときに発生する熱を利用して暖房や給湯に使用し、また圧縮された熱媒体が断熱膨張
によって冷えた際の低温を利用して冷房、冷蔵、冷凍等に使用するものである。このよう
なガスヒートポンプは、周囲の熱源からの熱回収をも利用することによって、投入エネル
ギーよりも多くの熱を回収することができることから、省エネルギー技術として広く使用
されるようになっている。
一方、ガスエンジンからの排気ガスは、熱交換器にて熱交換されて冷却され、さらにマ
フラーにより消音され、排気トップから排出される。熱交換器は、ガスヒートポンプの熱
効率を向上させるために、排気ガスの熱を回収するために使用されている。排気ガスが熱
交換器によって冷却されると、排気ガス中の水蒸気が凝縮されてミスト状になり、このミ
スト状の水分がマフラ内の消音板に衝突して凝縮水(以下、ドレンという。)となる。こ
のドレンは、COやNOx等を含むため、酸性であることから、従来のガスヒートポン
プには、ドレンを中和する中和装置が設けられている。ドレンは、この中和装置の貯留槽
に貯留され、貯留槽に入った中和剤により中和されて排出される(下記特許文献1及び2
参照)。
たとえば、下記特許文献1に開示されている排気ガスドレン水処理装置50は、図6に
示したように、排気ガス流入口部51に有底筒状のフィルター52を設置し、このフィル
ター52とドレン水排出管53との間にアルカリ性の中和剤54を設置した構成を備えて
いる。この排気ガスドレン水処理装置50は、ドレン水導入管55から流入した酸性のド
レン水は、先ずフィルター52によって濾過され、その後中和剤54と接触して中和され
、排水されるようになっている。
また、下記特許文献2に開示されているエンジン排気ガスから生成されたドレン水のド
レン水中和装置60は、図7に示したように、仕切り板61によって分離室62と中和室
63とに区画されており、中和室63には中和剤64が充填されている。分離室62には
排気ガス及びドレン水65を導く導入口66及び排気ガスを排出する排出口67が設けら
れ、中和室63には、分離室62にて分離したドレン水65が連通管68を経て導入され
、中和室63に導入されたドレン水65は、連通管68の出口から中和室63内の中和剤
64の上部に導入され、重力方向に流下されながら中和剤64と接触され、中和されたド
レン水65は流出口69から排水されるようになっている。
特開平 7− 77031号公報 特開2010−104912号公報
上記特許文献1に示されている排気ガスドレン水処理装置50によれば、フィルター5
2により濾し取られたドレン水に含まれるスラッジとオイルは、有底のフィルター52を
取り出す時に全て取り出されるので、スラッジとオイルとを取り除く作業を改めて行う必
要はなく、メンテナンス作業が極めて容易になるという効果を奏する。しかしながら、上
記特許文献1に示されている排気ガスドレン水処理装置50においては、有底筒状のフィ
ルター52が配置されている室とアルカリ性の中和剤54が配置されている室とが併置さ
れているため、装置全体の大きさが大きくなってしまう。加えて、ドレン水が少ない場合
、ドレン水はアルカリ性の中和剤54の下部部分としか接触しないので、中和剤の利用効
率が小さいという課題も存在する。
また、上記特許文献2に示されているドレン水のドレン水中和装置60によれば、別途
ポンプ等を設けなくてもドレン水の流速を速くすることができるという効果を奏する。し
かしながら、上記特許文献2に示されているドレン水のドレン水中和装置60も、ドレン
水65の分離室62と中和剤64が配置された中和室63とが併置されており、しかも、
ドレン水65は中和室63に配置された中和剤64の表面の実質的に中央部分に導入され
るので、中和剤64の利用効率が小さいという課題が存在する。
そこで、本発明の目的は、上述のような従来技術の問題点を解決した、中和剤の利用効
率が向上しながらも小型のドレン水中和装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のドレン水中和装置は、ガスエンジンの排気ガスから
生成されたドレン水を中和して排出するドレン水中和装置において、内部が仕切り板によ
って中和室及びドレン水排出室に区画された容器と、前記容器の開口部を覆い、前記中和
室の上部にドレン水導入口が形成された蓋部材とを有し、前記仕切り板は下部にドレン水
流出用開口が形成され、前記容器の前記ドレン水排出室の下方にドレン水排出口が形成さ
れ、前記中和室の下層に中和剤層が配置されていると共に、前記中和剤層の上方にフィル
タ層が配置され、前記フィルタ層の最上部は吸水性のシート状のフィルタ材料で被覆され
ていることを特徴とする。
ガスエンジンの排気ガスから生成されるドレン水は、COやNOx等を含むため、酸
性であるため、ドレン水を外部に排出するには中和する必要がある。本発明のドレン水中
和装置は、中和室の下方に中和剤層が形成されていると共に、中和剤の上方にフィルタ層
が形成され、このフィルタ層の最上部は吸水性のシート状フィルタ材料で被覆されている
。このような構成を備えていると、蓋部材のドレン水導入口から中和室に流入した酸性の
ドレン水は、最初に吸水性のシート状のフィルタ材料と接触し、吸水性のシート状のフィ
ルタ材料中を広がった後、中和剤層の上方に配置されたフィルタ層中を流下し、さらに中
和剤層に流入するようになる。すなわち、吸水性のシート状のフィルタ材料は、ドレン水
導入口から中和室に流入したドレン水をドレン水の流入方向と直角方向に拡散させる機能
を有している。
そのため、本発明のドレン水中和装置においては、ドレン水は吸水性のシート状のフィ
ルタ材料中を通過する間に、フィルタ層の表面全体に亘って広がり、その後にフィルタ層
中を流下し、中和剤層と接触して中和された後、仕切り板の下部に形成されたドレン水流
出用開口を経て、ドレン水排出室の下方に形成されたドレン水排出口より排出されること
となる。したがって、本発明のドレン水中和装置によれば、ドレン水はフィルタ層及び中
和剤層の全表面に亘って流入するようになるので、フィルタ層の濾過効率及び中和剤層の
中和効率が向上するため、従来例と同じフィルタ層の濾過効率及び中和剤層の中和効率を
達成すればよい場合には、フィルタ層及び中和剤層の厚さを小さくすることができ、ドレ
ン水中和装置の体積を削減することができるようになる。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記容器の外形は直方体形状であること
が好ましい。
容器の外形が直方体形状であれば、ドレン水中和装置をガスエンジン等と共に一体に組
み込む場合には体積効率が良好となる。従来のドレン水中和装置では、容器の外形を直方
体形状とすると、ドレン水が角部の中和剤層と接触し難いため、活用されない中和剤が多
くなる。それに対し、本発明のドレン水中和装置によれば、フィルタ層の表面に吸水性の
シート状のフィルタ材料が存在しているため、容器の外形が直方体形状であっても、ドレ
ン水は四隅の角部まで良好に広がって中和剤層に流入するので、中和剤層の利用効率が向
上する。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記フィルタ層は、前記吸水性のシート
状のフィルタ材料と同材料の短冊形状のフィルターシートが複数枚積層されたものからな
り、前記複数枚の短冊形状のフィルターシートのそれぞれの幅方向の周縁部が前記吸水性
のシート状のフィルタ材料と接触するように配置されていることが好ましい。
吸水性のシート状フィルタ材料は、ドレン水は厚さ方向を通過するよりも厚さ方向と垂
直な方向へ広がり易い性質を有している。本発明のドレン水中和装置で使用されているフ
ィルタ層は、吸水性のシート状のフィルタ材料と同材料の短冊形状のフィルターシートが
複数枚積層されたものからなり、この複数枚の短冊形状のフィルターシートのそれぞれの
幅方向の周縁部が吸水性のシート状のフィルタ材料と接触するように配置されている。短
冊形状のフィルターシートは、大面積の吸水性のシート状フィルタ材料を切断することに
よって作製されるので、通常、周辺部の厚さは中央部の厚さよりも薄くなる。そのため、
フィルタ層を短冊形状のフィルターシートを複数枚積層することにより形成し、それぞれ
の短冊形状のフィルターシートの幅方向の周縁部が吸水性のシート状のフィルタ材料と接
触するように配置、すなわち幅方向の周縁部が上下方向となるように配置すると、短冊形
状のフィルターシートの幅方向の周縁部と吸水性のシート状のフィルタ材料との間に隙間
が形成される。
このような構成を備えていると、吸水性のシート状のフィルタ材料を透過してきたドレ
ン水は、短冊形状のフィルターシートの幅方向の周縁部と吸水性のシート状のフィルタ材
料との間に形成された隙間から、フィルタ層を構成する短冊形状のフィルターシートの幅
方向の周縁部から急速に内部に吸収される。そのため、本発明のドレン水中和装置によれ
ば、吸水性のシート状のフィルタ材料を通過したドレン水は、急速にフィルタ層内に吸収
されて、フィルタ層内を下方へ向かって浸透していくので、フィルタ層のドレン水の透過
速度が速く、しかも、フィルタ層は短冊形状のフィルターシートが複数枚積層されて密な
構造となっているので、濾過効率も良好となる。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記中和剤層の上部は前記吸水性のシー
ト状のフィルタ材料と同材料の袋体、又は箱体(以下、単に「袋体」という。)が載置さ
れ、フィルタ層は前記袋体の内部に配置されているものとしてもよい。
本発明のドレン水中和装置によれば、フィルタ層は吸水性のシート状のフィルタ材料と
同材料の袋体中に配置されているため、フィルタ層を交換する必要がある場合には、袋体
ごとフィルタ層及び吸水性のシート状のフィルタ材料を纏めて取り出すことができるので
、メンテナンスが容易となる。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記吸水性のシート状のフィルタ材料の
周囲は前記袋体と一体化されているものとしてもよい。
吸水性のシート状のフィルタ材料の周囲が袋体と一体化されていると、フィルタ層は一
体化された吸水性のシート状のフィルタ材料及び袋体の内部に密閉された状態となる。そ
のため、本発明のドレン水中和装置によれば、フィルタ層及び吸水性のシート状のフィル
タ材料がバラバラにならないので、フィルタ層の交換が極めて容易となり、メンテナンス
性がより向上する。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記仕切り板の上部と前記蓋体の間にバ
イパス流路が形成されていることが好ましい。
本発明のドレン水中和装置によれば、仕切り板の上部と蓋体の間にバイパス流路が形成
されているので、たとえフィルタ層が目詰まりしてドレン水が通過し難くなっても、ドレ
ン水はバイパス流路からドレン水排出口へと流れることができるので、周囲が水浸しに成
ることが抑制される。
また、本発明のドレン水中和装置においては、前記ドレン水排出口の上部位置は、前記
容器の底部を基準として、前記仕切り板のドレン水流出用開口の最も高い位置よりも高い
位置に形成されていることが好ましい。
本発明のドレン水中和装置によれば、ドレン水排出口の上部位置が、容器の底部を基準
として、仕切り板のドレン水流出用開口の最も高い位置に形成されているので、細かい粒
状中和剤がドレン排出室に流入することがあっても、ドレン水流出用開口を越えてドレン
水中和装置の外部へ流出し難くなる。
各実施形態に共通するガスエンジン部分の吸気系及び排気系を示す模式図である。 第1実施形態のドレン水中和装置の斜視図である。 図2のIII−III線に沿った縦断面図である。 図4Aは図3のIVA部分の拡大図であり、図4Bは図3のIVB部分の拡大図である。 第2実施形態のドレン水中和装置を示す断面図である。 従来の排気ガスドレン水処理装置の斜視図である。 別の従来の排気ガスドレン水処理装置の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、ガスエンジンを使用した
空気調和機や冷凍機等の構成は周知であるので、その詳細な説明は省略する。
最初に、各実施形態に共通するガスエンジンシステムの構成について、図1を用いて説
明する。ガスエンジンシステム10は、図示省略した圧縮機を駆動するガスエンジン11
の燃焼室には、エンジン燃料供給装置12から燃料と空気との混合気が供給されている。
このエンジン燃料供給装置12は、例えば、燃料供給配管13に燃料遮断弁14、ゼロガ
バナ15及び燃料調整弁16が設けられ、空気供給配管17にエアーフィルター18が設
けられ、空気及び燃料の混合気がスロットル19を経てインテークマニホールド20を経
てガスエンジン11の燃焼室に接続された構成を備えている。
燃料遮断弁14は、閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、燃料遮断弁14が全閉または全
開し、燃料ガスの漏れのない遮断と連通とを択一に実施するものである。ゼロガバナ15
は、燃料供給配管13内におけるゼロガバナ15の前後の1次側燃料ガス圧力(一次圧)
と2次側燃料ガス圧力(二次圧)とのうち、一次圧の変動によっても二次圧を一定の所定
圧に調整して、ガスエンジン11の運転を安定化させるものである。
燃料調整弁16は、スロットル19の上流側から空気が導入されることで生成される混
合気の空燃比を最適値に調整するものである。このスロットル19の上流側に、空気供給
配管17を経て、ガスエンジンシステム10外から供給されたら空気がエアフィルター1
8で濾過されて供給され、ここで空気及び燃料の混合気が形成される。また、スロットル
19は、ガスエンジン11の燃焼室へ供給される混合気の供給量を調整して、ガスエンジ
ン11の回転数を制御する機能を有する。このガスエンジン11は、図示省略した圧縮機
を駆動することにより、ガスヒートポンプの一部材として使用される。
ガスエンジン11の排気側には、排気ガス熱交換器21が付設されている。この排気ガ
ス熱交換器21は、図示省略したエンジン冷却装置の冷却水配管22を流れるエンジン冷
却水とガスエンジン11の排気ガスとの間で熱交換し、排気ガスを例えば約100℃まで
冷却する。排気ガス熱交換器21中では、排気ガス中の水分が冷却されて冷えて凝縮し、
凝縮水(以下、ドレンという。)がミスト状となって排気ガスと共に排出される。
排気ガス熱交換器21には、排気ガスを処理するための、マフラ23、排気トップ24
及びドレン水中和装置25が接続されている。これらマフラ23、排気トップ24及び排
気ガス熱交換器21は、ガスエンジンシステム10における排気系を構成するものである
。排気ガス熱交換器21の排気側と、マフラ23の吸気側とは、排気ホース26を介して
接続されており、排気ガス熱交換器21から排出されたドレンのミスト及び排気ガスとが
排気ホース26を通じてマフラ23へ流入する。ドレンのミスト及び排気ガスは、マフラ
23内で図示省略した消音板に衝突して消音されると共に、ドレンのミストが消音板に衝
突してドレン水となる。
マフラ23と排気トップ24とは、排気ホース27を介して接続されており、マフラ2
3を通過した排気ガスは、排気ホース27を通じて排気トップ24に流入する。この排気
ガスは、排気トップ24内で冷却され、排気ガス中の水分が凝縮し再度ドレンが発生し、
最終的な排気ガスは排気トップ24を介して外に排気される。排気トップ24内部で発生
したドレンは、排気トップ戻しホース28を介して、マフラ23に戻される。
このようにして生成されたドレンには、排気ガス中に含まれるCOやNOx等の酸性
物質が溶解しているため、マフラ23に集められたドレンは、マフラ戻しホース29を通
じてドレン水中和装置25に導かれる。このドレン水中和装置25は、ドレンに含まれる
排気ガス中のCOやNOx等の酸性物質を中和するものである。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態のドレン水中和装置を図2〜図4を用いて説明する。なお
、図2は第1実施形態のドレン水中和装置の斜視図である。図3は図2のIII−III線に沿
った縦断面図である。図4Aは図3のIVA部分の拡大図であり、図4Bは図3のIVB部分
の拡大図である。
本発明の第1実施形態のドレン水中和装置25Aは、例えば内部が仕切り板30によっ
て区画された直方体形状の容器31を備えている。この容器31内は、仕切り板30によ
って中和室32とドレン排出室33とに区画され、中和室32の容積はドレン排出室33
の容積よりも大きく形成されている。そして、仕切り板30の下部にはドレン水流出用開
口34が形成されており、中和室32とドレン排出室33とはドレン水流出用開口34を
介して流通されている。このドレン水流出用開口34の高さは例えば5mm程度とされて
いる。また、仕切り板30の上部は、容器31の上端部よりも低くされており、バイパス
流路35とされている。なお、仕切り板30の上部に別途切り欠きを設けてバイパス流路
を形成してもよい。
また、容器31の上端側は蓋部材36が気密にかつ取り外し可能に取り付けられており
、この蓋部材36の中和室32の中央部に対応する位置にはドレン水流入口37が形成さ
れている。さらに、容器31のドレン排出室33側の底面にはドレン水排出口38が形成
されている。
また、容器31の中和室32は、下部が中和剤層39とされ、上部は仕切り板30の上
面の高さよりも低い位置までフィルター層40とされている。中和剤層39は、例えば炭
酸カルシウムからなる粒状中和剤39aが所定高さに配置されている。この粒状中和剤3
9aの粒径は、任意に選択し得るが、ここでは仕切り板30の下部に形成されたドレン水
流出用開口34の高さよりも大きく、例えば10mm程度のものとされている。なお、粒
状中和剤39aの形状は、必ずしも球状である必要はなく、例えば原料の石灰石を粉砕し
た後、微粉状のものを除去したものをそのまま使用することができる。また、仕切り板3
0の下部に形成されたドレン水流出用開口34に粒状中和剤39aの粒径よりも目の細か
いフィルタを配置すれば、より粒径の小さい粒状中和剤39aを使用することもできる。
中和剤層39の上部に形成されているフィルター層40は、ガスエンジン11の排ガス
から生成されたドレン水中のスラッジや油分を濾過するものであり、中和剤層39側の第
1フィルター層40aと、第1フィルター層40aの表面を被覆するように配置された吸
水性のシート状のフィルタ材料で形成された第2フィルター層40bとからなっている。
なお、第2フィルター層40bを形成する吸水性のシート状のフィルタ材料は、例えば表
面が親水性処理されたポリプロピレン製不織布からなるものを使用することができる。
第1フィルター層40aは、例えば上記特許文献1に示されているような従来からドレ
ン水中和装置用のフィルター部材として普通に使用されているものを使用し得るが、第1
実施形態のドレン水中和装置25Aでは、図2〜図4に示したように、第2フィルター層
40bを形成する吸水性のシート状のフィルタ材料と同じ部材から短冊形状のフィルター
シート40cを作製し、この短冊形状のフィルターシート40cを複数枚積層し、この複
数枚の短冊形状のフィルターシート40cの幅方向の周縁部40d(図4A参照)がそれ
ぞれ第2フィルター層40b及び中和剤層39と接するように配置したものを使用してい
る。
この短冊形状のフィルターシート40cは、第2フィルター層40bを形成する吸水性
のシート状のフィルタ材料と同じ部材を、はさみ、カッターないし刃先を加熱したカッタ
ーで切断することにより作製される。そのため、短冊形状のフィルターシート40cの周
縁部40dの厚さは中央部の厚さよりも薄くなるので、第1フィルター層40aを短冊形
状のフィルターシート40cを複数枚積層することにより形成し、それぞれの短冊形状の
フィルターシート40cの幅方向の周縁部40dが第2フィルター層40bと接触するよ
うに配置すると、図4Aに示したように短冊形状のフィルターシート40cの幅方向の周
縁部40dと第2フィルター層40bとの間に隙間41が形成される。
吸水性のシート状フィルタ材料からなる第2フィルター層40bでは、ドレン水は厚さ
方向を通過するよりも厚さ方向と垂直な方向へ広がり易い性質を有している。そのため、
第2フィルター層40bの表面に流入してきたドレン水は、第2フィルター層40b内を
横方向(水平方向)に移動しやすいので、中和室32の全面にわたって広がり、それから
第2フィルター層40bを透過してきたドレン水は、短冊形状のフィルターシート40c
の幅方向の周縁部40dと第2フィルター層40bとの間に形成された隙間41を経て、
短冊形状のフィルターシート40cの内部に急速に吸収される。
そのため、第1実施形態のドレン水中和装置25Aによれば、第1フィルタ層40aを
構成する短冊形状の吸水性のフィルターシート40cの幅方向の周縁部40dから急速に
内部に吸収されたドレン水は、急速に第1フィルタ層40a内を下方へ向かって浸透して
いくので、第1フィルタ層40aのドレン水の透過速度が速く、しかも、第1フィルタ層
40aは短冊形状の吸水性のフィルターシート40cが複数枚積層されて密な構造となっ
ているので、濾過効率も良好となる。このようにして第1フィルタ層40aを透過するこ
とにより清浄化されたドレン水は、中和剤層39内に流入する。
この中和剤層39に流入したドレン水は、粒状中和剤と接触することによって中和され
、仕切り板30の下部に形成されたドレン水流出用開口34を通ってドレン排出室33に
至り、ドレン排出室33の下部に形成されたドレン水排出口38を経て外部に排出される
。なお、フィルタ層40ないし中和剤層39が目詰まりする等、何等かの原因によってド
レン水が流れ難くなったり、一時的に多量のドレン水が流入したりした場合は、溢れたド
レン水は仕切り板30の上部に形成されたバイパス流路35を経てドレン排出室33に流
入し、ドレン水排出口38より外部に排出されるので、ドレン水中和装置25Aからドレ
ン水が上流側に逆流することがなくなる。
なお、ここでは、ドレン水排出口38の上部位置38aは、図4Bに示したように、容
器31の底部を基準として、仕切り板30のドレン水流出用開口34の最も高い位置34
aよりも高い位置に形成されている。このような構成とすると、細かい粒状中和剤39a
がドレン排出室33に流入することがあっても、ドレン水流出用開口38を越えてドレン
水中和装置10の外部へ流出し難くなる。
このように、第1実施形態のドレン水中和装置25Aによれば、ドレン水はフィルタ層
40及び中和剤層39の全表面に亘って流入するようになるので、フィルタ層40の濾過
効率及び中和剤層39の中和効率が向上する。そのため、第1実施形態のドレン水中和装
置25Aによれば、従来例と同じフィルタ層の濾過効率及び中和剤層の中和効率を達成す
ればよい場合には、フィルタ層40及び中和剤層39の厚さを小さくすることができ、ド
レン水中和装置25Aの体積を削減することができるようになる。
[第2実施形態]
第1フィルター層40a及び第2フィルター層40b共に、使用時間が長くなると目詰
まりするため、定期的に交換する必要が生じる。しかしながら、第1実施形態のドレン水
中和装置25Aでは、第1フィルター層40aを短冊形状のフィルターシート40cを積
層し、そのまま中和室32内の中和剤層39の表面に、短冊形状のフィルターシート40
cの幅方向の周縁部40dが中和剤層39と接触するように配置したので、交換時に短冊
形状のフィルターシート40cを取り出す際にバラバラになってしまうため、周囲を汚染
しやすい。
そこで、第2実施形態のドレン水中和装置25Bでは、袋状のフィルタ部材を使用し、
この袋状、又は箱状(以下、単に「袋状」という。)のフィルター部材の内部に第1フィ
ルター部材を構成する短冊形状のフィルターシート40cを充填して使用したものである
。この第2実施形態のドレン水中和装置25Bを図5を用いて説明する。なお、図5は第
2実施形態のドレン水中和装置25Bを示す断面図である。なお、図5においては、第1
実施形態のドレン水中和装置25Aと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその
詳細な説明は省略する。なお、図5は、第1実施形態のドレン水中和装置25Aの図3に
対応する断面図である。
第2実施形態のドレン水中和装置25Bは第1実施形態のドレン水中和装置25Aと構
成が相違する点は、中和室32の中和剤層39の上部に袋状のフィルター部材42が配置
され、この袋状のフィルター部材42中に、第1実施形態のドレン水中和装置25Aの場
合と同様に、短冊形状のフィルターシート40cを積層して幅方向の周縁部40dが上下
方向となるように配置し、さらに、この表面に吸水性のシート状のフィルタ材料からなる
第2フィルター層40bを配置したものである。
なお、袋状のフィルター部材42としては、第1フィルター層40a及び第2フィルタ
ー層40bと同じ吸水性のシート状のフィルタ材料と同じ材料からなるものを使用し得る
が、異なるフィルター材料からなるものを用いてもよい。この第2実施形態のドレン水中
和装置25Bにおける袋状のフィルター部材42は、実質的に付加的な第1フィルター層
40aとして作動すると共に、フィルター層40の交換時には袋状のフィルター部材42
を取り出すのみで全ての第1フィルター層40a及び第2フィルター層40bを一体的に
取り出すことができるので、第1フィルター層がばらけて周囲を汚染する可能性がなくな
る。
また、新しいフィルター層40を取り付けるときも、予め袋状のフィルター部材42内
に第1フィルター層40a及び第2フィルター層40bを挿入しておけば、簡単に中和室
32の中和剤層39の上部に袋状のフィルター部材42、第1フィルター層40a及び第
2フィルター層40bを挿入することができるので、フィルター層40の交換が容易とな
る。
[変形例]
なお、第2実施形態のドレン水中和装置25Bでは、フィルター層40として袋状のフ
ィルター部材42内に第1フィルター層40a及び第2フィルター層40bを挿入したも
のを用いた例を示したが、第2フィルター層40bを袋状のフィルター部材42に兼ねさ
せてもよい。すなわち、袋状のフィルター部材42の開口部側の一部を延在させておき、
袋状のフィルター部材42内に第1フィルター層40aを挿入した後、この第1フィルタ
ー層40aの上部を袋状のフィルター部材42の一部を延在させた部分で覆えばよい。こ
のような構成では、袋状のフィルター部材42として第1フィルター層40aの形成材料
と同じ材料、すなわち、吸水性のシート状のフィルタ材を使用すれば、第2実施形態のド
レン水中和装置25Bと同様の作用効果を奏することができる。
また、袋状のフィルター部材42内に第1フィルター層40aを挿入した後、この第1
フィルター層40aの上部を袋状のフィルター部材42の一部を延在させた部分で覆った
後、一部を延在させた部分を袋状のフィルター部材42の開口部を塞ぐように、一体化す
るように縫いつけてもよい。このような構成を採用すると、第2実施形態のドレン水中和
装置25Bと同様の作用効果を奏する他、第1フィルター層40aは袋状のフィルター部
材42内に密閉された状態となるので、袋状のフィルター部材42を取り出してもより第
1フィルター層がばらけ難くなり、また、フィルター層40を中和室32の中和剤層39
の上部へ挿入しやすくなる。
さらに、ドレン排出室33には、ドレン水排出口38の上部を閉鎖することができ、水
よりも比重が軽いフロートを配置してもよい。このような構成を採用すると、ドレン水の
流入量が少ないときは、ドレン水排出口38をフロートによって塞ぐことにより内部の乾
燥を抑制することができるので、スラッジ等の固着を抑制することができ、一方ドレン水
の流入量が多いときはフロートがドレン水排出口38の上部に浮くので、ドレン水の排出
流量を多くすることができるようになる。
10…ガスエンジンシステム 11…ガスエンジン 12…エンジン燃料供給装置 1
3…燃料供給配管 14…燃料遮断弁 15…ゼロガバナ 16…燃料調整弁 17…空
気供給配管 18…エアフィルタ 19… スロットル 20…インテークマニホールド
21…排気ガス熱交換器 22…冷却水配管 23…マフラ 24…排気トップ 25
、25A、25B…ドレン水中和装置 26、27…排気ホース 28…排気トップ戻し
ホース 29…マフラ戻しホース 30…仕切り板 31…容器 32…中和室 33…
ドレン排出室 34…ドレン水流出用開口 35…バイパス流路 36…蓋部材 37…
ドレン水流入口 38…ドレン水排出口 39…中和剤層 39a…粒状中和剤 40…
フィルター層 40a…第1フィルター層 40b…第2フィルター層 40c…短冊形
状のフィルタシート 40d…(幅方向の)周縁部 41…隙間 42…袋状のフィルタ
ー部材

Claims (7)

  1. ガスエンジンの排気ガスから生成されたドレン水を中和して排出するドレン水中和装置
    において、
    内部が仕切り板によって中和室及びドレン水排出室に区画された容器と、前記容器の開
    口部を覆い、前記中和室の上部にドレン水導入口が形成された蓋部材とを有し、
    前記仕切り板は下部にドレン水流出用開口が形成され、
    前記容器の前記ドレン水排出室の下方にドレン水排出口が形成され、
    前記中和室の下層に中和剤層が配置されていると共に、前記中和剤層の上方にフィルタ
    層が配置され、前記フィルタ層の最上部は吸水性のシート状のフィルタ材料で被覆されて
    いることを特徴とするドレン水中和装置。
  2. 前記容器の外形は直方体形状であることを特徴とする請求項1に記載のドレン水中和装
    置。
  3. 前記フィルタ層は、前記吸水性のシート状のフィルタ材料と同材料の短冊形状のフィル
    ターシートが複数枚積層されたものからなり、前記複数枚の短冊形状のフィルターシート
    のそれぞれの幅方向の周縁部が前記吸水性のシート状のフィルタ材料と接触するように配
    置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドレン水中和装置。
  4. 前記中和剤層の上部は前記吸水性のシート状のフィルタ材料と同材料の袋体、又は箱体
    が載置され、フィルタ層は前記袋体の内部に配置されていることを特徴とする請求項3に
    記載のドレン水中和装置。
  5. 前記吸水性のシート状のフィルタ材料の周囲は前記袋体、又は箱体と一体化されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のドレン水中和装置。
  6. 前記仕切り板の上部と前記蓋体の間にバイパス流路が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のドレン水中和装置。
  7. 前記ドレン水排出口の上部位置は、前記容器の底部を基準として、前記仕切り板のドレ
    ン水流出用開口の最も高い位置よりも高い位置に形成されていることを特徴とする請求項
    1〜6の何れかに記載のドレン水中和装置。
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