JP2012010107A - 電子回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な利得制御を行うことが可能な電子回路を提供すること。
【解決手段】入力信号Iinを増幅する増幅器10と、増幅器10から出力された出力信号Vtiaを、時定数に基づいて平均化して制御信号Vagcを生成するとともに、時定数τs1と、時定数τs1より大きい時定数τl1との間で時定数を切り替え可能な制御回路20と、制御信号Vagcに基づいて第1時定数制御信号を生成し、制御回路20の時定数を時定数τs1から時定数τl1に切り替える第1時定数制御回路30と、増幅器10から出力された出力信号Vtiaを、時定数τs1より大きく、かつ時定数τl1より小さい時定数τl2に基づいて平均化して第2時定数制御信号を生成し、制御回路20の時定数を時定数τl1から時定数τs1へと切り替える第2時定数制御回路60と、制御信号Vagcに基づいて、入力信号Iinをバイパスするバイパス回路40と、を具備する電子回路。
【選択図】図6

Description

本発明は電子回路に関する。
近年、PON(Passive Optical Network)方式のFTTH(Fiber to the home)が利用されている。FTTHシステムでは、各家庭から送信される様々な振幅の光信号を受信して、電気信号として増幅することが求められている。また、増幅器の出力に基づき、増幅器のゲインを制御する自動利得制御(AGC:Auto Gain Control)回路が知られている。特許文献1には、保持回路を用いて、増幅器に入力される参照信号の変動を抑制する電子回路が開示されている。
特開2010−57014号公報
しかしながら、従来の技術では利得制御が適切に行われないことがあった。本発明は上記課題に鑑み、適切な利得制御を行うことが可能な電子回路を提供することを目的とする。
本発明は、入力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器から出力された出力信号を、時定数に基づいて平均化して制御信号を生成するとともに、第1の時定数と、前記第1の時定数より大きい第2の時定数との間で前記時定数を切り替え可能な制御回路と、前記制御信号に基づいて第1時定数制御信号を生成し、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替える第1時定数制御回路と、前記増幅器から出力された出力信号を、前記第1の時定数より大きく、かつ前記第2の時定数より小さい第3の時定数に基づいて平均化して第2時定数制御信号を生成し、前記制御回路の時定数を前記第2の時定数から前記第1の時定数へと切り替える第2時定数制御回路と、前記制御信号に基づいて、前記入力信号をバイパスするバイパス回路と、を具備する電子回路である。本発明によれば、第2の時定数から第1の時定数への切り替えが早い時間で行われる。すなわち増幅回路の初期化が早く行われ、適切な利得制御を行うことが可能となる。
上記構成において、前記第2時定数制御回路は、前記第3の時定数と、前記第3の時定数より小さい第4の時定数との間で、前記第2時定数制御回路の時定数を切り替え可能であり、かつ前記第2時定数制御信号により、前記第2時定数制御回路の時定数を前記第3の時定数から前記第4の時定数に切り替える構成とすることができる。この構成によれば、第2時定数制御回路は速やかに初期化される。
上記構成において、前記第1時定数制御信号及び前記第2時定数制御信号の少なくとも一方が入力されることに応じて、前記制御回路の時定数を、前記第2の時定数から前記第1の時定数に切り替えるための信号を出力する切替回路を備え、前記第1時定数制御回路は、遅延回路を含み、前記第1時定数制御信号は前記遅延回路により遅延された後に、前記切替回路に入力される構成とすることができる。この構成によれば、前記第1の時定数から前記第2の時定数への切り替えは遅延され、前記第2の時定数から前記第1の時定数への切り替えは遅延されない。従って、バイパスを安定して行うことができ、かつ増幅回路の初期化を早く行うことができる。
上記構成において、前記入力信号は、プリアンブル期間と、前記プリアンブル期間の後に続くペイロード期間と、を有し、前記第2時定数制御回路は、前記ペイロード期間の後、次のプリアンブル期間までの期間に、前記制御回路の時定数を前記第2の時定数から前記第1の時定数へと切り替える構成とすることができる。この構成によれば、次のプリアンブル期間までに増幅回路の初期化が行われるため、増幅回路の応答速度が速くなり、またバイパスを安定して行うことが可能となる。
上記構成において、前記第1時定数制御回路は、前記プリアンブル期間中に、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替える構成とすることができる。この構成によれば、制御回路はプリアンブル期間中に出力信号を速やかに平均化し、ペイロード期間中は第2の時定数を維持する。従って、早期の安定化、及び安定したバイパスが可能となる。
上記構成において、前記第1時定数制御回路は、前記バイパス回路がバイパスを開始した後に、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数への切り替えを行う構成とすることができる。この構成によれば、バイパスをより安定して行うことができる。
上記構成において、前記バイパス回路は、前記制御信号が基準値以下になった場合、前記バイパスを開始する構成とすることができる。この構成によれば、増幅器の利得を制御することができる。
上記構成において、前記第2時定数制御回路は、前記制御回路の時定数が前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替わる以前に、前記第4の時定数から前記第3の時定数に時定数を切り替える構成とすることができる。この構成によれば、第2時定数制御回路は速やかに初期化される。また、第4の時定数による平均化が、第1の時定数による平均化より早く終了することで、制御回路の第2の時定数への切り替えが速く行われ、増幅回路の初期化が早く行われることになる。
上記構成において、前記第1時定数制御回路は、前記制御信号と閾値との比較結果に応じて、第1時定数制御信号を生成し、前記第2時定数制御回路は、前記第3の時定数に基づいて生成された信号と前記閾値との比較結果に応じて、前記第2時定数制御信号を生成する構成とすることができる。
上記構成において、前記第2時定数制御回路は、抵抗と容量とを備える第2保持回路を含み、前記第2保持回路が備える抵抗の値が変化することに応じて、前記第2時定数制御回路の時定数が切り替わる構成とすることができる。
上記構成において、前記制御回路は、抵抗と容量とを備える第1保持回路を含み、前記第1保持回路が備える抵抗の値が変化することに応じて、前記制御回路の時定数が切り替わる構成とすることができる。
本発明によれば、適切な利得制御を行うことが可能な電子回路を提供することができる。
図1(a)はPON方式のシステムを例示するブロック図であり、図1(b)はPON方式の時間に対する光信号の模式図である。 図2は比較例に係る増幅回路を例示する回路図である。 図3は比較例に係る増幅回路のタイミングチャートを例示する図である。 図4は入力信号を例示する図である。 図5は実施例1に係る増幅回路を例示する回路図である。 図6は実施例1に係る増幅回路を例示する回路図である。 図7は実施例1に係る増幅回路のタイミングチャートを例示する図である。
まず、本発明が用いられるシステムの一例として、PON方式の通信システムについて説明する。図1(a)は、PON方式のブロック図である。局舎80内の局側通信装置82は、複数の家庭70aから70c内の各家庭側通信装置72と光ファイバである通信経路L1およびL2を介し接続されている。局側通信装置82とオプティカルスプリッタ74とは1本の通信経路L1で接続されている。オプティカルスプリッタ74と各家庭側通信装置72との間は各通信経路L2を介し接続されている。オプティカルスプリッタ74は、各家庭側通信装置72から各通信経路L2を介し入出力された信号を通信経路L1に結合する。通信経路L1の信号は局側通信装置82に入出力される。局側通信装置82は制御回路84、送信部86および受信部88を有している。送信部86は、各家庭側通信装置72に光信号を送信する送信回路である。受信部88は、各家庭側通信装置72からの光信号を受信する受信回路である。制御回路84は送信部86および受信部88を制御する回路である。
図1(b)は、受信部88の受光素子(図2のフォトダイオード2参照)に入力される光信号を時間に対し示す模式図である。期間Ton1の間は家庭70aの家庭側通信装置72からの光信号が入力される。期間Toff1の間には光信号は入力されず、期間Ton2において家庭70bの家庭側通信装置(不図示)からの光信号が入力される。さらに、期間Toff2の間には光信号は入力されず、期間Ton3において家庭70cの家庭側通信装置(不図示)からの光信号が入力される。各家庭側通信装置72の出力信号の振幅および各通信経路L2での光信号の損失はそれぞれ異なる。このため、期間Ton1、Ton2およびTon3(入力信号期間)の光信号の振幅はそれぞれ振幅A1、A2およびA3と異なる。このように、PON用の受信部88には、異なる家庭から光信号が異なる振幅で不定期に入力される。なお、期間Toff1およびToff2は通信経路L2を切り替える期間(インターバル期間)である。受信部88に用いられる増幅回路においては、入力する光信号の振幅が異なるため、自動利得制御回路が用いられる。
次に比較例について説明する。図2は比較例に係る増幅回路100を例示する回路図である。なお、実施例1においては制御回路20の時定数をτ1と表す。
図2に示すように、増幅回路100は、増幅器10、制御回路20、第1時定数制御回路30、バイパス回路40及び差動増幅器50を備える。入力端子Tinにはフォトダイオード2のアノードが接続されている。フォトダイオード2のカソードは電源Vpdに接続されている。入力端子Tinに入力した通信信号である入力信号(入力電流)Iinは、増幅器10の入力信号(入力電流)Itiaとなる。
増幅器10は、アンプ12と帰還抵抗R0とを備え、電流を電圧に変換するトランスインピーダンスアンプとして機能する。増幅器10は、入力信号を増幅し、ノードNtiaに出力信号(出力電圧)Vtiaを出力する。差動増幅器50は、出力信号Vtiaと参照端子Tref1に印加された参照信号(参照電圧)Vref1とを差動増幅する。つまり差動増幅器50は、出力信号Vtiaが参照信号Vref1より大きければ、出力端子Toutに正の出力信号(出力電圧)Voutを、出力端子Toutbに負の出力信号Voutbを、それぞれ出力する。また差動増幅器50は、出力信号Vtiaが参照信号Vref1より小さければ、出力端子Toutに負の出力信号Voutを、出力端子Toutbに正の出力信号Voutbを出力する。出力信号VoutとVoutbとは、互いに相補信号である。差動増幅器50をリミットアンプとすることにより、出力信号Vout及びVoutbを矩形信号とすることができる。
制御回路20は、抵抗R1、R2及びR3、スイッチSW1、容量C1、並びに差動増幅器34を備える。抵抗R1及びR2、スイッチSW1、並びに容量C1は保持回路25を形成する。すなわち制御回路20は保持回路25を含む。保持回路25は増幅器10の出力に接続されている。抵抗R1及びR2は、ノードNtiaとバイパス回路40との間に接続されている。ノードNtiaと抵抗R1との間にはスイッチSW1が接続されている。なお、抵抗R2は抵抗R1より高い抵抗である。抵抗R1及びR2には、増幅器10から出力された出力信号Vtiaが入力する。容量C1は、抵抗R1及び抵抗R2のバイパス回路40側とグランドとの間に接続されており、抵抗R1の出力及び抵抗R2の出力を充電する。スイッチSW1がオンである場合、抵抗R1及び抵抗R2は並列接続され、さらに容量C1と直列接続される。スイッチSW1がオフである場合、抵抗R2と容量C1とが直列接続される。
保持回路25は、出力信号Vtiaを抵抗R1,R2及び容量C1により規定される時定数を用いて平均化し、出力信号(出力電圧)Vtia2を出力する。差動増幅器34は、抵抗R3を介して保持回路25に接続されている。差動増幅器34は、保持回路25の出力信号Vtia2と参照信号Vref1とを差動増幅し、制御信号(制御電圧)VagcをノードNagcに出力する。すなわち、制御回路20は、出力信号Vtiaを平均化し、制御信号Vagcを生成する。差動増幅器34が接続されているノードNagcは、バイパス回路40が備えるバッファ回路43を介してトランジスタ44のベースに接続され、また第1時定数制御回路30が備えるヒステリシス・コンパレータ32に接続されている。
第1時定数制御回路30は、ヒステリシス・コンパレータ32、抵抗R4、及び容量C2を備える。抵抗R4及び容量C2は遅延回路35を構成する。すなわち第1時定数制御回路30は遅延回路35を含む。ヒステリシス・コンパレータ32は、制御信号Vagcと、参照端子Tref2に印加された参照信号(参照電圧)Vref2とを比較する。ヒステリシス・コンパレータ32の遅延量は、遅延回路35の遅延量より小さい。制御信号Vagcが参照信号Vref2より小さくなると、遅延回路35に遅延された、ヒステリシス・コンパレータ32の出力信号(出力電圧)Vsw1はローとなる。制御信号Vagcが参照信号Vref2より大きくなると信号Vsw1はハイとなる。例えばハイであるVsw1を、第1時定数制御信号とする。すなわち第1時定数制御回路30は、制御信号Vagcに基づいて第1時定数制御信号を生成する。第1時定数制御回路30は、制御信号Vagcと参照信号Vref2との比較結果に応じて、第1時定数制御信号を生成する(例えば信号Vsw1をハイにする)。
第1時定数制御信号(ハイのVsw1)が入力することで、スイッチSW1はオンになる。SW1がオンの場合、保持回路25の抵抗は小さくなり、時定数も小さくなる。これに対し、ローのVsw1が入力するとSW1はオフとなる。SW1がオフの場合、保持回路25の抵抗は大きくなり、時定数も大きくなる。すなわち、制御回路20の平均化の時定数τ1は、保持回路25の抵抗の値が変化することに応じて、τs1(第1の時定数)と、τs1より長いτl1(第2の時定数)との間で切り替え可能である。また第1時定数制御回路30は、制御回路20の時定数τ1を切り替える。
入力端子Tinとグランドとの間に、ダイオード41及び電流源42が接続されている。ダイオード41のアノードは入力端子Tin、カソードは電流源42に接続されている。バイパス回路40はバッファ回路43とトランジスタ44とを備える。トランジスタ44のコレクタは電源Vdに接続されている、エミッタはダイオード41と電流源42との間に接続されている。ベースには、バッファ回路43を介して制御信号Vagcが入力される。制御信号Vagcの電圧が低下すると、バイパス回路40はダイオード41と電流源42との間のノードの電位を低くして、入力信号Iinの一部をバイパス電流Ibとしてバイパスする。このように、バイパス回路40は、制御信号Vagcに基づいて、入力信号をバイパスする。入力信号がバイパスされることで、増幅器10に入力する信号Itiaが減少する。よって、増幅回路100の利得が減少する。すなわち、バイパス回路40は、出力信号Vtiaが大きくなるとバイパス電流Ibを大きくし、増幅器10に入力する信号Itiaが減少するような制御を行う。
図3は、比較例に係る増幅回路100の動作を示すタイミングチャートである。各チャートは上から順に、入力信号Iin、制御信号Vagc、信号Vsw1、スイッチSW1、及び制御回路20の時定数τ1を時間に対して示している。また信号Vsw1の破線は、遅延回路35を用いない場合の信号を仮想的に示している。スイッチSW1は、実線が上にある場合にオンであり、実線が下にある場合にオフである。
図3に示すように、入力信号はプリアンブル信号とペイロード信号とを有している。プリアンブル信号は、制御信号Vagcを安定化させる(出力信号Vtiaを平均化する)ための信号である。ペイロード信号は、データの送受信のための信号である。プリアンブル信号が入力し始める時間をt0、プリアンブル信号が終了しペイロード信号が始まる時間をt2、ペイロード信号が終了する時間をt3、次のプリアンブル信号が入力し始める時間をt5とする。また、制御回路20の時定数τ1がτs1からτl1へ切り替わる時間をt1、τl1からτs1へ切り替わる時間をt4とする。
時間t0において、制御信号Vagcは入力信号が入力する前の初期状態の出力信号Vtiaである。また第1時定数制御回路30からは、信号Vsw1が出力されている。このときの平均化の時定数τ1は短い時定数であるτs1である。プリアンブル信号が入力し始めると、保持回路25の出力信号Vtia2は、時定数τs1で出力信号Vtiaの平均値に近づいていく。出力信号Vtia2が参照信号Vref1(閾値Vth)より小さくなると、バイパス回路40はバイパス電流Ibを流し始め、自動利得制御が開始される(AGCオン)。
一方、制御信号Vagcは出力信号Vtia2と同様に振舞い、出力信号Vtiaの平均値に近づく。第1時定数制御回路30は、遅延回路35を含むため、信号Vsw1は制御信号Vagcに対して遅延される。制御信号Vagcが参照信号Vref2(閾値)より小さくなると、遅延回路35により遅延された後の時間t1において、信号Vsw1はローになる。すなわちスイッチSW1がオフになり、制御回路20の時定数τ1はτs1からτl1に切り替わる。
時間t3において、ペイロード信号が終了すると、出力信号Vtia2及び制御信号Vagcは大きくなり始め、時定数τl1で、初期状態に戻る。出力信号Vtia2が参照信号Vref1(閾値Vth)より大きくなると、バイパス回路40はバイパス電流Ibを遮断し、自動利得制御が終了する(AGCオフ)。信号Vsw1は、参照信号Vref2より大きくなる。遅延回路35による遅延の後の時間t4において、信号Vsw1はハイになる。すなわちスイッチSW1がオンになり、制御回路20の時定数τ1はτl1からτs1に切り替わる。時間t5において、次の信号が入力する。
図4は入力信号を例示する図である。横軸は時間、縦軸は振幅を表す。図4に示すように、入力信号はプリアンブル期間と、プリアンブル期間の後に続くペイロード期間とを含み構成されたデータ列を有している。プリアンブル信号は、制御信号Vagcを安定させるための信号であり、ハイ及びローが交互に一定周期で表われる。図1(b)に示したように、各家庭から入力される入力信号の振幅は様々である。このため図4に示したように、プリアンブル信号が入力する期間に制御信号Vagcは安定する。ペイロード信号は、送受信すべき信号であり、プリアンブル信号の後に入力される。ペイロード信号のハイおよびローは不定期であり、入力信号において同じビットが連続することがある。この場合、図4の領域70のようにハイまたはローの期間が長く続く。
ペイロード信号において、ハイまたはローの期間が長く続いた場合、制御信号Vagcが変動してしまうと増幅回路100の利得が変わってしまい、増幅回路100が不安定になってしまう。そこで、制御回路20の抵抗を大きくして、平均化の時定数τ1を長くすることがある。しかし、時定数が長いと、制御信号Vagcが安定するまでの時間が長くなり、プリアンブル信号が終了する時間t2以降に自動利得制御が開始される結果となる。
図3に示すように比較例では、プリアンブル信号期間中は、SWをオンにして、制御回路20の抵抗を小さくし、時定数τ1を短いτs1としている。その一方で、ペイロード信号期間中は、SWをオフにして、制御回路20の抵抗を大きくし、時定数τ1を長いτl1としている。これにより、入力信号に応じて時定数の制御がなされる。
また、遅延回路35により信号Vsw1が遅延する。つまり図3の実線で示す信号Vsw1が破線で示す場合より遅延する。これにより、SW1がオフになる時間が遅くなる。この結果、制御回路20が短い時定数τs1で十分に動作した後、制御回路20の時定数が長いτl1に切り替わる。また、時定数がτs1からτl1に切り替わる時間t1は、自動利得制御が開始される時点よりも後である。言い換えれば、自動利得制御が開始される時点では、制御回路20の時定数はτs1であるため、制御信号Vagcは早期に安定化する。
信号を受信した後に次の信号を受信するためには、制御回路20の時定数τ1を長い時定数であるτl1から短い時定数であるτs1に切り替えることが求められる。そのためには、制御回路20の時定数τl1を、短い時定数であるτs1に、より早く切り替える必要がある。しかしながら、上述のように、ペイロード信号を受信するためにτl1は長くすることが求められている。従って、増幅回路100の次の信号への応答速度が遅くなる可能性があった。
図2に示すように、増幅回路100は遅延回路35を備える。このため、図3の信号Vsw及びSW1に示すように、制御回路20の時定数が、長いτl1から短いτs1に切り替わる時間が、遅延回路35が設けられていない場合よりも遅くなる。すなわち、制御回路20の初期化が遅くなり、増幅回路100の次の信号への応答速度が遅くなる。つまり、遅延回路35により、τs1からτl1への切り替えを遅くして、自動利得制御を安定して行える反面、τl1からτs1への切り替えが遅くなり、制御回路20の初期化が遅くなる。この結果、次の信号が入力する時間t5(図3参照)を早めた場合、信号の受信が困難になる恐れがあった。
また、リセット信号によって、制御回路20の時定数をτl1からτs1に切り替えるシステムも検討されている。しかしながら、リセット信号を出力する回路を追加するため、構成が複雑になるという問題があった。またリセット信号と信号の終了時間とを同期させることが求められる。以下、このような課題を解決する実施例について説明する。
図面を用いて、本発明の実施例について説明する。図5及び図6は、実施例1に係る増幅回路100aを例示する回路図である。なお、実施例1においては、第2時定数制御回路60の時定数をτ2、制御回路20の時定数をτ3と表す。
図5及び図6に示すように、実施例1に係る増幅回路100aは、図3に示した増幅回路100に、OR回路90及び第2時定数制御回路60を追加した構成となっている。図5に示すように、OR回路90は、遅延回路35の出力側とスイッチSW1との間に設けられている。OR回路90には、第1時定数制御回路30から信号Vsw1、及び第2時定数制御回路60と接続される端子Tswから信号Vsw2が入力される。OR回路90の出力信号(出力電圧)Vsw3は、信号Vsw1及びVsw2の少なくとも一方がハイであることに応じてハイになり、両方がローであることに応じてローになる。信号Vsw3がローである場合は、スイッチSW1の切り替えは起きず、信号Vsw3がハイである場合は、スイッチSW1は切り替えられる。つまりOR回路90が出力するハイの信号は、制御回路20の時定数τ3をτl1からτs1に切り替えるための信号である。
図6に示すように、第2時定数制御回路60は、抵抗R5及びR6、容量C3、スイッチSW2、差動増幅器62、並びにヒステリシス・コンパレータ64を備える。抵抗R5及びR6、並びに容量C3は保持回路65を構成する。つまり第2時定数制御回路60は保持回路65を含む。抵抗R5及びR6は、ノードNtiaと容量C3との間に接続されている。抵抗R5と抵抗R6とは並列接続され、ノードNtiaと抵抗R5との間にはスイッチSW2が接続されている。ヒステリシス・コンパレータ64とスイッチSW2との間には、ノードNsw2が設けられており、ノードNsw2には参照端子Tsw2が接続されている。なお抵抗R5は抵抗R6より小さい抵抗である。抵抗R5及びR6には、図5の増幅器10から出力された出力信号Vtiaが入力される。容量C3は、抵抗R5及びR6の差動増幅器62側と、グランドとの間に接続されており、抵抗R5の出力及び抵抗R6の出力を充電する。スイッチSW2がオンである場合、抵抗R5及びR6は並列接続され、容量C3と直列接続される。スイッチSW2がオフである場合、抵抗R6と容量C3とが直列接続される。
保持回路65は、出力信号Vtiaを抵抗R5,R6及び容量C3により規定される時定数により平均化し、出力信号(出力電圧)Vtia3を出力する。差動増幅器62は、保持回路65の出力信号Vtia3と、参照端子Trer1に印加された参照信号Vref1とを差動増幅し、制御信号Vconを出力する。すなわち、第2時定数制御回路60は、出力信号Vtiaを平均化して、制御信号Vconを生成する。ヒステリシス・コンパレータ64は、制御信号Vconと、参照端子Tref2に印加された参照信号Vref2(閾値)とを比較し、出力信号(出力電圧)Vsw2を出力する。この出力信号(出力電圧)Vsw2は、スイッチSW2に入力されるとともに、ノードNsw2を介して参照端子Tsw2に入力される。制御信号Vconが参照信号Vref2より小さくなると、Vsw2はローとなる。制御信号Vconが参照信号Vref2より大きくなると、Vsw2はハイとなる。例えばハイであるVsw2を、第2時定数制御信号とする。すなわち、第2時定数制御回路60は、制御信号Vconと参照信号Vref2との比較結果に応じて、第2時定数制御信号を生成する(例えば信号Vsw2をハイにする)。
第2時定数制御信号(ハイのVsw2)が入力することで、スイッチSW2はオンになる。スイッチSW2がオンの場合、保持回路65の抵抗は小さくなり、時定数も小さくなる。これに対し、ローのVsw2が入力すると、スイッチSW2はオフになる。スイッチSW2がオフの場合、保持回路65の抵抗は大きくなり、時定数も大きくなる。すなわち、第2時定数制御回路60の平均化の時定数τ2は、保持回路65の抵抗の値が変化することに応じて、時定数τl2(第3の時定数)と、τl2より短いτs2(第4の時定数)との間で切り替え可能である。また既述したように、Vsw2は図5に示したOR回路90に入力される。また既述したように、参照端子Tsw2に出力されたVsw2は、図5に示した参照端子Tsw2を介してOR回路90に入力される。
ここで、制御回路20と第2時定数制御回路60とにおける、容量、抵抗、及び時定数について説明する。第2時定数制御回路60が備える容量C3は、例えば制御回路20が備える容量C1と等しい容量である。抵抗R5は抵抗R1と等しく、かつ抵抗R2より低い抵抗である。なお抵抗R5は抵抗R1より小さくてもよい。抵抗R6は抵抗R1及びR5より大きく、抵抗R2より低い抵抗である。従って、SW1がオンである場合の制御回路20の時定数τs1は、SW2がオンである場合の第2時定数制御回路60の時定数τs2と等しい。又はτs2はτs1より小さい。SW1がオフである場合の制御回路20の時定数τl1は、SW2がオフである場合の第2時定数制御回路60の時定数τl2より大きい。また時定数τl2はτs1より大きい。これらの関係をまとめると、次の(1)式及び(2)式で表される。

R5≦R1<R6<R2 ・・・(1)
τs2≦τs1<τl2<τl1・・・(2)

なお、抵抗の関係は(1)式の関係に限定されず、容量C2は容量C1と等しい容量に限定されない。つまり、各抵抗、容量C1及びC2を調整し、時定数が(2)式の関係となるようにすればよい。次に、増幅回路100aの動作について説明する。
図7は、実施例1に係る増幅回路100aの動作を示すタイミングチャートである。各チャートは上から順に、入力信号Iin、出力信号Vtia2、制御信号Vagc及びVcon、スイッチSW1及びSW2、OR回路の出力信号Vsw3、比較例における制御回路20の時定数τ1(図中の破線)、第2時定数制御回路60の時定数τ2、並びに実施例1における制御回路20の時定数τ3を時間に対して示している。スイッチSW1においては、比較例のスイッチSW1を破線で、実施例1のスイッチSW1を実線で示している。信号Vsw3は、実線が上にある場合にハイであり、実線が下にある場合にローである。信号Vsw1は、図3の場合と同様に振舞う。なお、図7の例では、抵抗R1と抵抗R5とは等しく、時定数τs1とτs2とは等しい。
図7に示すように、時間t0において、実施例1の制御回路20の時定数τ3はτs1であり、第2時定数制御回路60の時定数τ2はτs2である。制御信号Vconは、制御信号Vagcと同様に振舞い、時定数τs1と等しい時定数τs2で、出力信号Vtiaの平均値に近づく。なお、時間t0においては、信号Vsw1及び信号Vsw2はハイである。すなわち、第1時定数制御回路30は第1時定数制御信号を生成し(例えば信号Vsw1をハイにする)、第2時定数制御回路60は第2時定数制御信号を生成する(例えば信号Vsw2をハイにする)。第1時定数制御信号及び第2時定数制御信号はOR回路90に入力される。このため、OR回路90が出力する信号Vsw3はハイである。時間t0の後、制御信号Vconが参照信号Vref2(閾値)より小さくなると、信号Vsw2はローになり、スイッチSW2はオフになる。このとき、第1時定数制御信号は出力されている(Vsw1がハイ、図3参照)。従って、OR回路90が出力する信号Vsw3はハイを維持し、スイッチSW1はオンのままである。
また、図3と同様に、時間t1において信号Vsw1はローになる。すなわち、時間t1においては、第1時定数制御回路30は第1時定数制御信号を生成せず(例えば信号Vsw1をローにする)、第2時定数制御回路60は第2時定数制御信号を生成しない(例えば信号Vsw2をローにする)。つまり第1時定数制御信号及び第2時定数制御信号の両方が、OR回路90に入力されないことになる。このとき、OR回路90が出力する信号Vsw3はローになる。従って、スイッチSW1がオフに切り替わり、制御回路20の時定数τ3はτs1からτl1に切り替わる。時間t3において、ペイロード信号が終了すると、出力信号Vtia2、制御信号Vagc及びVconは大きくなり始める。このとき、第2時定数制御回路60の時定数τl2は、制御回路20の時定数τl1より小さいため、制御信号Vconは制御信号Vagcよりも早く大きくなる。
時間t6において、制御信号Vconは参照信号Vref2より大きくなり、信号Vsw2はハイになる。ハイのVsw2(第2時定数制御信号)が入力されることに応じて、スイッチSW2はオフからオンに切り替わり、第2時定数制御回路60の時定数τ2はτl2からτs2に切り替わる。また、第1時定数制御信号が入力される前であっても、ハイのVsw2(第2時定数制御信号)が入力されることに応じて、OR回路90が出力する信号Vsw3はハイになる。信号Vsw3がハイになることに応じて、スイッチSW1はオフからオンに切り替わり、制御回路20の時定数τ3はτl1からτs1に切り替わる。図中に破線で示すように、比較例では時間t4にSW1はオンに切り替わる。このため制御回路20の時定数τ1は、時間t4においてτl1からτs1に切り替わる。これに対し実施例1では、時間t4よりも早い時間である時間t6において、制御回路20の時定数τ3がτl1からτs1に切り替わる。
実施例1によれば、第2時定数制御回路60は、第2時定数制御信号を生成し、τs1より大きくτl1より小さい時定数τl2で、制御回路20の時定数をτl1からτs1に切り替える。このため、比較例のように第2時定数制御回路60が設けられていない場合よりも、τl1からτs1への切り替えが早い時間で行われる。すなわち、増幅回路100aの初期化が早く行われ、次の信号への応答速度が速くなる。このため、例えば図7の時間t5が早まった場合でも、増幅回路100aが信号を受信することが可能となる。また、制御回路20の時定数τl1をより長くして、自動利得制御をより安定に行うことも可能となる。結果的に、適切な利得制御を行うことが可能となる。さらに、リセット信号を出力するシステムを用いなくてもよいため、構成が簡単になる。
第1時定数制御回路30は、制御信号Vagcが参照信号Vref2より小さくなった場合、第1時定数制御信号を生成する(例えばVsw1をハイにする)。第1時定数制御信号は、制御回路20の時定数をτs1からτl1に切り替えるための信号である(図3及び図7の時間t1)。第2時定数制御回路60は、制御信号Vconが参照信号Vrefより小さくなった場合、第2時定数制御信号を生成する(例えばVsw2をハイにする)。第2時定数制御信号は、第2時定数制御回路60の時定数をτl2からτs2に切り替えるための信号である(図7の時間t6)。OR回路90は、第1時定数制御信号及び第2時定数制御信号の少なくとも一方が入力されることに応じて、ハイの信号を出力する。つまり、OR回路90に第1時定数制御信号が入力されておらず、かつ第2時定数制御信号が入力される時間t6において、OR回路90はハイの信号を出力する。これにより、制御回路20の時定数はτs1からτl1に切り替わる。従って増幅回路100aは、時間t4より前の時間t6に初期化される。またSW2がオフになった後から時間t1までは、OR回路90に第1時定数制御信号は入力されず、かつ第2時定数制御信号(ハイのVsw2)が入力されている。このため、OR回路90が出力する信号Vsw3はハイを維持し、制御回路20は短い時定数τs1を維持する。つまり、制御信号Vagcはプリアンブル期間中に速やかに安定化し、自動利得制御を安定して行うことができる。
増幅回路100aは遅延回路35を備える。第1時定数制御信号は遅延回路35により遅延された後に、OR回路90に入力される。このため実施例1においても図3と同様に、スイッチSW1のオフが遅延する。結果的に、図7に示すように、制御回路20の時定数のτs1からτl1への切り替えが遅延され、自動利得制御を安定して行うことができる。その一方で、実施例1では、第2時定数制御回路60が出力する第2時定数制御信号が、遅延されずにOR回路90に入力される。このため、第2時定数制御回路60の時定数τl2で、スイッチSW3がオフからオンに切り替わる。つまり、遅延回路35が設けられていても、制御回路20の時定数の、τl1からτs1への切り替えは遅延されない。すなわち、自動利得制御を安定して行い、かつ制御回路20の初期化を早く行うことができる。
第1時定数制御回路30は、プリアンブル期間中に、制御回路20の時定数をτs1からτl1に切り替える。つまり制御回路20は、プリアンブル期間中に時定数τs1で速やかに出力信号Vtiaを平均化し、ペイロード期間中は長い時定数τl1を保持する。このため、早期の安定化、及び安定した自動利得制御が可能となる。また、第1時定数制御回路30は、バイパス回路40がバイパスを開始した後に、時定数をτs1からτl1に切り替える。このため、長い時定数により、自動利得制御をより安定に行うことができる。
また、第2時定数制御回路60は、ペイロード期間の終了後、次のプリアンブル期間までの期間に、制御回路20の時定数をτl1からτs1に切り替える。これにより、次の信号の入力までに増幅回路100aの初期化が行われる。従って、増幅回路100aの次の信号への応答速度が速くなる。また長い時定数により、自動利得制御を安定して行うことが可能となる。信号の受信中は、第2時定数制御回路60は制御回路20の時定数の切り替えを行わない。このため、増幅回路100aによる信号の受信は良好に行われる。
第2時定数制御回路60は、短い時定数τs2と長い時定数τl2との間で時定数の切り替えが可能である。このため、時定数がτl2からτs2に切り替わった後、第2時定数制御回路60は速やかに初期化される。なお、図7では抵抗R5と抵抗R1とは等しいとしたが、既述したように抵抗R1以下であればよい。抵抗R5が抵抗R1以下であることにより、時定数τs2はτs1以下となる。つまり第2時定数制御回路60は、制御回路20の時定数がτs1からτl1に切り替わる以前に、τs2からτl2に時定数を切り替える。これにより、時定数τl2による平均化が、時定数τl1による平均化より早く開始され、かつ早く終了する。すなわち、SW2のオンが、比較例のように第2時定数制御回路60が設けられていない場合のSW1のオンよりも早くなる。つまり制御回路20の時定数τs1への切り替えが早くなる。結果的に、SW1のオンが早くなり、増幅回路100aの初期化が早く行われることになる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
フォトダイオード 2
増幅器 10
制御回路 20
保持回路 25,65
第1時定数制御回路 30
バイパス回路 40
差動増幅器 50
第2時定数制御回路 60
OR回路 90
増幅回路 100,100a

Claims (11)

  1. 入力信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器から出力された出力信号を、時定数に基づいて平均化して制御信号を生成するとともに、第1の時定数と、前記第1の時定数より大きい第2の時定数との間で前記時定数を切り替え可能な制御回路と、
    前記制御信号に基づいて第1時定数制御信号を生成し、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替える第1時定数制御回路と、
    前記増幅器から出力された出力信号を、前記第1の時定数より大きく、かつ前記第2の時定数より小さい第3の時定数に基づいて平均化して第2時定数制御信号を生成し、前記制御回路の時定数を前記第2の時定数から前記第1の時定数へと切り替える第2時定数制御回路と、
    前記制御信号に基づいて、前記入力信号をバイパスするバイパス回路と、を具備することを特徴とする電子回路。
  2. 前記第2時定数制御回路は、前記第3の時定数と、前記第3の時定数より小さい第4の時定数との間で、前記第2時定数制御回路の時定数を切り替え可能であり、
    かつ前記第2時定数制御信号により、前記第2時定数制御回路の時定数を前記第3の時定数から前記第4の時定数に切り替えることを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  3. 前記第1時定数制御信号及び前記第2時定数制御信号の少なくとも一方が入力されることに応じて、前記制御回路の時定数を、前記第2の時定数から前記第1の時定数に切り替えるための信号を出力する切替回路を備え、
    前記第1時定数制御回路は、遅延回路を含み、
    前記第1時定数制御信号は前記遅延回路により遅延された後に、前記切替回路に入力されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子回路。
  4. 前記入力信号は、プリアンブル期間と、前記プリアンブル期間の後に続くペイロード期間と、を有し、
    前記第2時定数制御回路は、前記ペイロード期間の後、次のプリアンブル期間までの期間に、前記制御回路の時定数を前記第2の時定数から前記第1の時定数へと切り替えることを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の電子回路。
  5. 前記第1時定数制御回路は、前記プリアンブル期間中に、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替えることを特徴とする請求項1から4いずれか一項記載の電子回路。
  6. 前記第1時定数制御回路は、前記バイパス回路がバイパスを開始した後に、前記制御回路の時定数を前記第1の時定数から前記第2の時定数への切り替えを行うことを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の電子回路。
  7. 前記バイパス回路は、前記制御信号が基準値以下になった場合、前記バイパスを開始することを特徴とする請求項1から6いずれか一項記載の電子回路。
  8. 前記第2時定数制御回路は、前記制御回路の時定数が前記第1の時定数から前記第2の時定数に切り替わる以前に、前記第4の時定数から前記第3の時定数に時定数を切り替えることを特徴とする請求項2から7いずれか一項記載の電子回路。
  9. 前記第1時定数制御回路は、前記制御信号と閾値との比較結果に応じて、第1時定数制御信号を生成し、
    前記第2時定数制御回路は、前記第3の時定数に基づいて生成された信号と前記閾値との比較結果に応じて、前記第2時定数制御信号を生成することを特徴とする請求項1から8いずれか一項記載の電子回路。
  10. 前記第2時定数制御回路は、抵抗と容量とを備える第2保持回路を含み、
    前記第2保持回路が備える抵抗の値が変化することに応じて、前記第2時定数制御回路の時定数が切り替わることを特徴とする請求項1から9いずれか一項記載の電子回路。
  11. 前記制御回路は、抵抗と容量とを備える第1保持回路を含み、
    前記第1保持回路が備える抵抗の値が変化することに応じて、前記制御回路の時定数が切り替わることを特徴とする請求項1から10いずれか一項記載の電子回路。
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