JP2012008830A - 車載装置 - Google Patents

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敏幸 高野
Hiroyuki Uno
博之 宇野
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Abstract

【課題】ナビゲーション装置が無くても車載装置単体でGPS情報を用いたサービスを受けることと、車載装置の小型化との両立を図る。
【解決手段】本発明の車載装置100は、路側機との間で狭域通信を行うDSRCアンテナ103を有するアンテナモジュール101が、GPS衛星から送信された信号を受信するGPSアンテナ104と、この衛星通信用アンテナ104が受信した信号を復調して演算処理部116に出力するGPS受信回路105とをさらに備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は路側機との狭域通信機能(以下、DSRC(Dedicated Short
Range Communication)あるいはETC(Electronic Toll Collection System)と記す)と、衛星から送信される信号を受信し、現在位置を測位する機能(以下、GPS(Global Positioning System)と記す)を備えた車載装置の構成に関するものである。
近年、自動車に路側機との狭域通信を行うDSRCやETCの車載装置を備えることで、駐車場情報や道路交通情報、音楽配信などの様々な情報提供サービスや高速道路料金の自動収受サービスを受けることができる。このDSRCやETCの車載装置に車両位置情報を取得するGPSを備え、車両の位置情報や走行軌跡情報を路側機に送信することで、より精度とリアルタイム性の高い渋滞(事故)情報提供サービスや交通管理システムが実現可能となる。
このようなDSRCやETCの車載装置にGPSを備えた車載装置として、例えば以下のような車載装置が提案されている。
図7は従来の車載装置の構成を示すブロック図であり、ナビゲーションシステム700と、ETC701とカーオーディオ702とエアコン703とモニタ704がそれぞれデータバス705によって接続されており、各車載装置がデータバス705を介してデータを送受信することが可能な構成となっている。ナビゲーションシステム700にはGPSが備えられており、ETC701とデータバス705を介してデータを共有化し、一体的に機能させることで機能の多様化および高精度化が実現可能となる(例えば特許文献1を参照)。
図8は従来の車載装置の別な構成を示すブロック図であり、車両に搭載される車両搭載端末機800の中にマイクロプロセッサ801と、DSRC無線規格で動作するMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)802と、GPS受信機803と、DSRCアンテナ804と、GPSアンテナ805が備えられており、MMIC802とGPS受信機803はマイクロプロセッサ801の制御により、それぞれDSRCアンテナ804およびGPSアンテナ805を介して車両外部との通信を行う構成となっている(例えば特許文献2を参照)。
特開2000−57486号公報 特開2006−196006号公報
しかしながら、上記特許文献1の車載装置ではGPSを備えたナビゲーションシステムが車両に搭載されていることが前提となっており、DSRCやETCの車載装置単体ではサービスを受けることができない問題がある。
また、上記特許文献2の車載装置では、マイクロプロセッサ、MMIC、GPS受信機、DSRCアンテナ、GPSアンテナの全てが同一筐体内に備えられた構成となっている
。一般的にこの種の車載装置は後付けで車両に搭載され、また運転者が車載装置を操作する必要があることから車載装置の設置位置は運転者の近傍となる。運転者の近傍に設置される車載装置は運転操作に支障を与えず、また視界を遮らないように極力小型化が必要となるため、全てが同一筐体内に備えられた特許文献2の構成では車載装置が大きいという問題がある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ナビゲーション装置が無くても車載装置単体でGPS情報を用いたサービスを受けることと、車載装置の小型化との両立を図ることを目的とする。
本発明の車載装置は、アンテナモジュールがGPS衛星から送信された信号を受信する衛星通信用アンテナと、この衛星通信用アンテナが受信した信号を復調して前記演算処理部に出力する衛星通信用モジュールとを備えたことを特徴とする。
本発明の車載装置によれば、この構成によればDSRCやETCの車載装置単体にGPSを備えることと車載器本体モジュールの大型化を最小限に留めることとの両立を図ることができる。すなわち、より精度とリアルタイム性の高い渋滞(事故)情報提供サービスや交通管理システムが受けられることと、運転操作に支障を与えず、また視界を確保することとを両立することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る車載装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る車載装置の設置位置を説明する図 図1の要部であるアンテナモジュールと交換可能なDSRCアンテナモジュールの構成を説明する図 本発明の第2の実施形態に係る車載装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る車載装置の伝送信号波形を説明する図 本発明の第2の実施形態に係る車載装置の内部構成を説明する図 従来の車載装置の構成を示すブロック図 従来の車載装置の別な構成を示すブロック図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の車載装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の車載装置の構成を示すブロック図である。
図1において、車載装置100はアンテナモジュール101と車載器本体モジュール102で構成されている。アンテナモジュール101は、図示しない路側機との間でDSRCやETC等の狭域通信を行い、図示しないGPS衛星からGPS衛星情報を受信する。車載器本体モジュール102は、アンテナモジュール101と接続する。車載器本体モジュール102は、アンテナモジュール101から入力された受信データに基づいて情報処理を行い、アンテナモジュール101を介して外部へ出力する送信データを作成する。
アンテナモジュール101は、DSRCアンテナ103とGPSアンテナ104とGPS受信回路105とDSRC信号伝送線路106とGPS信号伝送線路107とGPS電源伝送線路108とDSRCアンテナコネクタ109とGPSアンテナコネクタ110とで構成されている。車載器本体モジュール102は、DSRC車載器コネクタ111とG
PS車載器コネクタ112とDSRC送受信回路113と電源114とメモリ115と演算処理部116とスピーカ、表示ランプ、カードスロット、操作スイッチから成るユーザインタフェース部117で構成されている。
アンテナモジュール101のDSRCアンテナ103はDSRC信号伝送線路106を介してDSRCアンテナコネクタ109と接続する。GPSアンテナ104はGPS受信回路105と接続する。また、GPS受信回路105はGPS信号伝送線路107およびGPS電源伝送線路108を介してGPSアンテナコネクタ110と接続する。
車載器本体モジュール102のDSRC車載器コネクタ111はDSRC送受信回路113を介して演算処理部116に接続する。GPS車載器コネクタ112は演算処理部116と電源114に接続する。また、電源114は車載器本体モジュール102を構成する各部の電源端子に接続し、電源を供給している。また、メモリ115およびユーザインタフェース部117を構成するスピーカ、表示ランプ、操作スイッチ、カードスロットはそれぞれ演算処理部116と接続する。
アンテナモジュール101と車載器本体モジュール102はそれぞれ別の筐体に備えられている。DSRC信号伝送線路106とGPS信号伝送線路107とGPS電源伝送線路108はそれぞれ数mの伝送線路長を有する。DSRCアンテナコネクタ109はDSRC車載器コネクタ111と接続する。この接続により、DSRCアンテナ103はDSRC信号伝送線路106、DSRCアンテナコネクタ109、DSRC車載器コネクタ111を介してDSRC送受信回路113と接続する。GPSアンテナコネクタ110はGPS車載器コネクタ112と接続する。この接続により、GPS受信回路105はGPS信号伝送線路107、GPSアンテナコネクタ110、GPS車載器コネクタ112を介して演算処理部116と接続する。また、GPS受信回路105はGPS電源伝送線路108、GPSアンテナコネクタ110、GPS車載器コネクタ112を介して電源114と接続する。この接続により、電源114からGPS受信回路105への電源供給が可能となる。また、アンテナモジュール101と車載器本体モジュール102はそれぞれ伝送線路長の範囲で異なる位置に設置可能となる。
以上のように構成された車載装置100のDSRC送受信動作およびGPS受信動作について説明する。
まず、車載装置100のGPS受信動作について説明する。
GPS衛星から送信された信号はGPSアンテナ104で受信され、GPS受信回路105へ出力される。GPS受信回路105はGPSアンテナ104から入力された信号を復調し、衛星情報、時間情報等と共に自車両の位置情報を算出し、GPS信号伝送線路107、GPSアンテナコネクタ110、GPS車載器コネクタ112を介して演算処理部116へGPS信号として出力する。演算処理部116はGPS受信回路105から入力されたGPS信号をメモリ115に順次格納、蓄積して自車両の走行情報として管理する。
次に、車載装置100のDSRC送受信動作について説明する。
演算処理部116はメモリ115に蓄積された自車両の走行情報を読み出してDSRC送受信回路113へ出力する。DSRC送受信回路113は演算処理部116から入力された車両の走行情報である信号を変調しDSRC車載器コネクタ111、DSRCアンテナコネクタ109、DSRC信号伝送線路106を介してDSRCアンテナ103へ出力する。DSRCアンテナ103はDSRC送受信回路113から入力された信号を道路脇
に設置された路側機へ送信する。
また、道路脇に設置された路側機から送信された信号はDSRCアンテナ103で受信され、DSRC信号伝送線路106、DSRCアンテナコネクタ109、DSRC車載器コネクタ111を介してDSRC送受信回路113へ出力される。DSRC送受信回路113はDSRCアンテナ103から入力された信号を復調し、演算処理部116へ出力する。
演算処理部116は、DSRC送受信回路113から入力された信号が例えば渋滞情報であった場合、ユーザインタフェース部117のスピーカに渋滞情報を音声出力させて使用者へ知らせることが可能である。また、演算処理部116は、DSRC送受信回路113から入力された信号が例えば音楽情報であった場合、ユーザインタフェース部117のスピーカに音楽情報を出力させて使用者へ知らせたり、メモリ115へ出力させて音楽情報を蓄積させたりすることも可能である。また、車載装置100を使用する使用者がユーザインタフェース部117の操作スイッチを操作することで、演算処理部116を介してメモリ115に蓄積された例えば音楽情報をユーザインタフェース部117のスピーカに出力させることも可能である。また、演算処理部116は車載器100の動作状況や使用者の操作に対する応答をユーザインタフェース部117の表示ランプまたはスピーカを介して使用者へ知らせることも可能である。
したがって、上記構成の車載装置100によれば車載装置単体にGPSアンテナ104とGPS受信回路105を備えることができ、より精度とリアルタイム性の高い渋滞(事故)情報提供サービスや交通管理システムが受けられる。
次に車載装置100の設置位置について図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る車載装置の設置位置を説明する図である。
通常このような車載装置では車両運転者が車載装置の使用者となる。上記構成の車載装置100において、使用者はユーザインタフェース部117のカードスロットにDSRCやETC用のカード(例えば決済カード)を挿入し、操作スイッチを操作する必要がある。このため、ユーザインタフェース部117を備えた車載器本体モジュール102の設置位置は図2の車載器本体モジュール設置範囲200で示されるような車両運転者の手が届く範囲となる。図2に示すように、車載器本体モジュール設置範囲200は、例えばメータパネル209上の車載器本体モジュール設置位置201、またはダッシュボード208上の車両中央の車載器本体モジュール設置位置202、または運転席足下の車載器本体モジュール設置位置203付近を含む。しかしながら、車載器本体モジュール設置位置201は運転者の目障りとなりかつ、ハンドル操作に支障を与える可能性がある位置である。また、車載器本体モジュール設置位置202は運転者の目障りとなる可能性がある位置である。また、車載器本体モジュール設置位置203はアクセルおよびブレーキ操作に支障を与える可能性がある位置である。このため、特に車載器本体モジュール設置範囲200に設置される車載器本体モジュール102は小型化が必要となる。
また、アンテナモジュール101の設置位置はGPS衛星との通信および路側機との狭域通信において支障の無い位置でありかつ、運転操作に支障を与えず、また極力視界を遮らない位置となる。このようなアンテナモジュール101の位置は、図2に示すように、例えばダッシュボード208上の助手席側のアンテナモジュール設置位置204、またはルームミラー210の裏のアンテナモジュール設置位置205、またはガラスルーフ207に貼り付けられるアンテナモジュール設置位置206付近が望ましい。これらのアンテナモジュール101の設置位置は、運転者の手が届く範囲の車載器本体モジュール設置範
囲200ではないため、運転操作に支障は与えない。また、車載器本体設置範囲200に比べて運転者から離れているため目障りとなりにくい設置位置である。本実施形態の車載装置100の構成によれば、DSRCアンテナ103と、GPSアンテナ104と、GPS受信回路105を車載器本体モジュール102の筐体と別体のアンテナモジュール101の筐体内に備えることで車載器本体モジュール102の大型化を最小限に留めることが可能となる。また、アンテナモジュール101と、ユーザインタフェース部107を備えた車載器本体モジュール102をそれぞれ別の筐体に備えることで、アンテナモジュール101および車載器本体モジュール102がそれぞれ最適な位置に設置可能となる。
したがって、上記構成の車載装置100によれば車載器本体モジュール102の大型化を最小限に留めることが可能となり、運転操作に支障を与えず、また視界を遮らずに確保することができる車載装置が提供可能となる。
以上のように本発明の第1の実施形態によれば、ナビゲーション装置を用いることなく、車載装置100単体でGPS位置情報を用いたより精度とリアルタイム性の高い渋滞(事故)情報提供サービスや交通管理システムを受けることと、車載器本体モジュール102の大型化を最小限に留め、運転操作に支障を与えず、視界を遮らずに確保することとを両立した車載装置の提供が可能となる。
なお、本発明の第1の実施形態によれば、車載器本体モジュール102の汎用性を維持したままDSRCやGPS機能の利用を選択することができる。これについて、以下、図面を参照しながら説明する。
図3は、図1の要部であるアンテナモジュールと交換可能なDSRCアンテナモジュールの構成を説明する図である。
図3に示すように、DSRCアンテナモジュール300はDSRCアンテナ301、DSRC信号伝送線路302、DSRCアンテナコネクタ303を有する。DSRCアンテナモジュール300のDSRCアンテナ301はDSRC信号伝送線路302を介してDSRCアンテナコネクタ303と接続する。DSRC信号伝送線路302は数mの伝送線路長を有する。DSRCアンテナコネクタ303はDSRC車載器コネクタ111と接続する。この接続により、DSRCアンテナ301はDSRC信号伝送線路302、DSRCアンテナコネクタ303、DSRC車載器コネクタ111を介してDSRC送受信回路113と接続する。したがって、図3に示されるDSRCアンテナモジュール300を車載器本体モジュール102に接続すれば、アンテナモジュール101を車載器本体モジュール102に接続した場合と同様にDSRC送受信動作が可能となる。
車載装置100はGPS機能に必要となるGPSアンテナ104とGPS受信回路105をアンテナモジュール101に備える構成であるため、車載器本体モジュール102に必要となるGPS機能に係わる部品はGPS車載器コネクタ112のみである。GPS機能で提供されるサービスを必要としない使用者はDSRCアンテナモジュール300を選択し、車載器本体モジュール102と接続して使用することにより、GPSアンテナ104とGPS受信回路105を持たない低コストとなる車載装置を構成することができ、車載器本体モジュール102をそのまま用いてアンテナモジュールを交換するだけでDSRCやGPSの機能を選択することができる。以上より、上記構成の車載装置100によれば必要なサービスに合わせてアンテナモジュールを選択することが可能となるため、選択自由度が向上する。
なお、本実施例では、DSRC車載装置にGPSを備える構成であるが、DSRC車載装置に限るものではなく、ETC車載装置においても同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、DSRC送受信信号を走行情報、渋滞情報、音楽情報としたが、送受信される信号は本実施例に限るものではなく、サービスやアプリケーションによらず同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、スピーカ、表示ランプは車載器本体モジュールに備えられる構成としたが、備えられるモジュールは本実施例に限るものではなく、使用者が操作する操作スイッチやカードスロットが車載器本体モジュールに備えられているものであれば同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、車載器本体モジュールの設置位置をメータパネル上、ダッシュボード上の車両中央、運転席足下とし、アンテナモジュールの設置位置をダッシュボード上の助手席側、ルームミラー裏、ガラスルーフとしたが、設置位置は本実施例に限るものではなく、使用者の手の届く範囲に車載器本体モジュールが設置され、使用者の手の届く範囲外にアンテナモジュールが設置されることで同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同じ構成については詳細な説明を省略し、同じ符号を用いる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る車載装置の構成を示すブロック図である。
車載装置400はアンテナモジュール401と車載器本体モジュール402で構成されている。アンテナモジュール401はDSRCアンテナ103とGPSアンテナ104とGPS受信回路105とハイパスフィルタ(HPF)403とGPS電源分離回路404とGPS信号重畳回路405と信号伝送線路406とアンテナコネクタ407で構成されている。GPS電源分離回路404は例えばローパスフィルタ(LPF)で構成される。GPS信号重畳回路405は例えばチョークコイルとコンデンサが直列に接続して構成される。
車載器本体モジュール402はDSRC送受信回路113と電源114と演算処理部116と車載器コネクタ408とGPS電源重畳回路409とGPS信号分離回路410とハイパスフィルタ411とで構成されている。GPS電源重畳回路409は例えばチョークコイルで構成される。GPS信号分離回路410は例えばローパスフィルタ(LPF)とコンデンサが直列に接続して構成される。また、GPS信号分離回路410は、ローパスフィルタと接続していない側のコンデンサにバイアスシフト回路が接続して構成される。
アンテナモジュール401のDSRCアンテナ103はハイパスフィルタ403、信号伝送線路406を介してアンテナコネクタ407と接続する。GPSアンテナ104はGPS受信回路105と接続する。また、信号伝送線路406はGPS電源分離回路404とGPS信号重畳回路405を介してそれぞれGPS受信回路105に接続する。車載器本体モジュール402の車載器コネクタ408はハイパスフィルタ411、DSRC送受信回路113を介して演算処理部116に接続する。また、車載器コネクタ408はGPS電源重畳回路409とGPS信号分離回路410を介してそれぞれ電源114、演算処理部116に接続する。
アンテナモジュール401と車載器本体モジュール402はそれぞれ別の筐体に設けられている。信号伝送線路406は例えば1本の同軸ケーブルで構成される。信号伝送線路406の心線は、ハイパスフィルタ403とGPS電源分離回路404とGPS信号重畳
回路405と接続する。また、信号伝送線路406の心線は、アンテナコネクタ407と車載器コネクタ408とを介してGPS電源重畳回路409とGPS信号分離回路410とハイパスフィルタ411に接続する。信号伝送線路406の外部導体は、アンテナモジュール401と車載器本体モジュール402のそれぞれのグランドに接続する。また、信号伝送線路406は数mの伝送線路長を有する。アンテナモジュール401と車載器本体モジュール402はそれぞれ伝送線路長の範囲で異なる位置に設置可能となる。
以上のように構成された車載装置400において、信号の重畳・分離動作について図面を用いて説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る車載装置の伝送信号波形を説明する図である。アンテナモジュール401と車載器本体モジュール402を1本の信号伝送線路406で接続した場合、図5に示されるように、電源114はGPS電源重畳回路409を介して、GPS受信回路105に供給するGPS電源成分501(例えば直流5V)を信号伝送線路406に重畳する。GPS電源重畳回路409のチョークコイルは、GPS信号503(例えば115.2kbpsの信号周波数)、DSRC信号502(例えば5.8GHz)に対して十分高いインピーダンスとなる値で構成される。
信号伝送線路406に重畳されたGPS電源成分501(直流5V)はGPS電源分離回路404を介してGPS受信回路105の電源端子より供給される。GPS電源分離回路404のローパスフィルタは、GPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)、DSRC信号502(5.8GHz)に対して十分高いインピーダンスとなる値で構成される。
また、GPS受信回路105はGPSアンテナ104を介して受信した信号を復調し、GPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)としてGPS信号重畳回路405を介して信号伝送線路406に重畳する。GPS信号重畳回路405のチョークコイルはDSRC信号502(5.8GHz)に対して十分高いインピーダンスとなる値で構成され、また、GPS信号重畳回路405のコンデンサはGPS電源成分501(直流5V)を通さない。
信号伝送線路406に重畳されたGPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)はGPS信号分離回路410を介して演算処理部116に出力される。GPS信号分離回路410のコンデンサから出力されたGPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)はGPS信号分離回路410のバイアスシフト回路によりバイアスが加わる。例えば、図5に示されるように、GPS信号503の振幅が3.3Vであった場合、加えられるバイアスは1.65Vである。GPS信号分離回路410のローパスフィルタはDSRC信号502(5.8GHz)に対して十分高いインピーダンスとなる値で構成され、また、GPS信号分離回路410のコンデンサはGPS電源成分501(直流5V)を通さない。
また、DSRC送受信回路113はDSRCアンテナ103を介して路側機との送受信を行う。DSRC送受信回路113は、DSRC信号を送信する場合、ハイパスフィルタ411を介して、変調したDSRC信号502(5.8GHz)を信号伝送線路406に重畳する。ハイパスフィルタ411はGPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)に対して十分高いインピーダンスとなる値であり、また、例えばコンデンサによりGPS電源成分501(直流5V)を通さないように構成される。
信号伝送線路406に重畳されたDSRC信号502(5.8GHz)はハイパスフィルタ403を介してDSRCアンテナ103に出力される。ハイパスフィルタ403はハ
イパスフィルタ411と同様、GPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)に対して十分高いインピーダンスとなる値であり、また、例えばコンデンサによりGPS電源成分501(直流5V)を通さないように構成される。
DSRC送受信回路113は、DSRC信号を受信する場合、DSRC送信とは逆の動作を行う。具体的には、ハイパスフィルタ403によって信号伝送線路406に重畳されたDSRC信号502(5.8GHz)がハイパスフィルタ411によって分離され、DSRC送受信回路113この分離されたDSRC信号502(5.8GHz)を受信する。
以上の構成と動作により、信号伝送線路406には、伝送信号波形500で示されるGPS電源成分501(直流5V)、GPS信号503(115.2kbpsの信号周波数)、DSRC信号502(5.8GHz)がGPS信号重畳回路405、GPS電源重畳回路409とから構成される重畳回路を介して重畳される。また、信号伝送線路406によって伝送された信号は、GPS電源分離回路404、GPS信号分離回路410とから構成される分離回路を介して分離される。よって、アンテナモジュール401と車載器本体モジュール402を1本の信号伝送線路406で接続可能となる。
また、一般的にGPS受信回路105が出力するGPS信号503には、データ“1”とデータ“0”を“H”レベルと“L”レベルで区別したシリアル信号が用いられる。このため、GPS信号503はデータ“1”とデータ“0”の並びによって、その信号周波数は変化する(例えば、信号周波数が最も高くなるデータの並びが“1,0,1,0,1,0,1,0”に対して“1,1,0,0,1,1,0,0”の場合、信号周波数は半分となり、“1,1,1,1,0,0,0,0,”の場合、信号周波数は更に半分となる)。したがって、重畳回路および分離回路を構成するフィルタにおいて減衰させる周波数範囲が広がるため十分な減衰量を得られず、正常な重畳、分離ができない可能性がある。これに対する車載装置の内部構成について図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る車載装置の内部構成を説明する図である。
図6に示されるように、GPS受信回路105とGPS信号重畳回路405の間に変調回路600を追加する。変調回路600は、GPS信号503に変調をかけることでGPS信号503の帯域を制限する(例えば、データ“1”を115.2kHz、データ“0”を230.4kHzの周波数とした周波数変調をかけることで、データの並びに依存しないように周波数を固定する)。GPS信号重畳回路405は、変調回路600によって帯域制限された変調信号を信号伝送線路406に重畳する。GPS信号分離回路410は、信号伝送線路406に重畳された変調信号を分離する。復調回路601は、変調信号を復調し、GPS受信回路105が出力する元のGPS信号503を得る。GPS信号503は、変調回路600や復調回路601によって、重畳回路および分離回路を構成するフィルタで十分減衰できる所望の周波数で変復調されるため、GPS信号503を正常に重畳・分離することができる。
以上のように本発明の第2の実施形態によれば、アンテナモジュールと車載器本体モジュールの接続信号線数を減らすことが可能となるため、車載器本体モジュールの大型化を最小限に留めることが可能となる。また、取り付け(取り外し)が容易であり、接続において信頼性の高い車載装置が提供可能となる。
なお、本実施例では、重畳回路および分離回路をローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、チョークコイル、コンデンサで構成したが、重畳回路および分離回路は本実施例に限るものではなく、結合器、カプラー、分離器を用いても同様の効果を得ることができる。
本発明の車載装置は、ナビゲーション装置が無い場合であっても、車載器本体モジュールの大型化を最小限に留めつつDSRCやETCの車載装置単体でGPS機能を用いたサービスを受けることができる車載装置として有用である。
100、400 車載装置
101、401 アンテナモジュール
102、402 車載器本体モジュール
103、301 DSRCアンテナ
104 GPSアンテナ
105 GPS受信回路

Claims (2)

  1. 路側機との間で狭域通信を行う路車間通信用アンテナを有するアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールと接続して前記路車間通信用アンテナに入出力するデータを演算する演算処理部を有する車載器本体モジュールとを備えた車載装置であって、
    前記アンテナモジュールは、
    GPS衛星から送信された信号を受信する衛星通信用アンテナと、
    この衛星通信用アンテナが受信した信号を復調して前記演算処理部に出力する衛星通信用モジュールと、をさらに備えたことを特徴とする車載装置。
  2. 前記アンテナモジュールと前記車載器本体モジュールとを接続する1本の伝送線路と、
    前記路車間通信用アンテナで送受信する信号、前記衛星通信用モジュールが出力する復調信号、および、前記衛星通信用モジュールに供給する電源を前記伝送線路に重畳する重畳回路と、
    前記伝送線路から重畳した信号を分離する分離回路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
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