JP2012008773A - 現金自動取引装置、プログラムおよび取引方法 - Google Patents

現金自動取引装置、プログラムおよび取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本来の操作性が失われることなく、利用者本人以外の者に暗証番号を盗み見られたことを自動検知し、利用者本人以外の利用を中止することを目的とする。
【解決手段】この発明は、暗証番号入力部への前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを判定する盗み見判定部と、取引媒体を利用する利用者本人の顔情報14を取得する本人顔情報取得部と、前記盗み見判定部で盗み見があったと判定した場合、前記取引媒体を投入した現在利用者から前記本人顔情報取得部で取得した前記現在利用者の顔情報が、前記本人顔情報記憶部に記録された前記利用者本人の顔情報14と同一人物か否かを判定する本人判定部と、前記本人判定部で前記利用者本人でないと判定した場合に取引を中止する取引中止部とを備えた現金自動取引装置1であることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、現金自動取引装置の利用者本人が暗証番号を盗み見された場合、利用者本人以外の利用を中止する現金自動取引装置に関する。
金融機関に設置されている現金自動取引装置は、カードや通帳などの媒体を受け付けて預金の引き出しや現金の預け入れを実行する。通常、悪意のある第3者が利用者本人の口座から預金を引き出すことを防ぐ目的で、カードや通帳等の取引媒体が該装置に挿入された後、現金自動取引装置は暗証番号を入力させ利用者本人であることを確認している。
しかし、暗証番号の入力は、該装置の操作面に設けられたボタンや画面に複数配列されたボタン表示を視覚で認識し、該ボタンや該ボタン表示を指で押下する方式により行われる。そのため、利用者本人が該装置に暗証番号を入力する際、第3者が利用者本人の近くでその手元を観察すれば、暗証番号を知ることが可能である。
カードを使った犯罪は、悪意を持った第3者が利用者本人の暗証番号を盗み見て、さらに、利用者本人のカード、または、その複製を何らかの形で入手し、利用者本人に成り代わって口座から預金を引き出す手口で行なわれる。このため、暗証番号の盗み見を防止する様々な技術が提案されている。
例えば、現金自動取引装置の利用者本人が装置を操作するときの後方の監視を好適にするものが提案されている(特許文献1参照)。しかし、利用者本人が盗み見を監視しなければいけないため、本来の利用目的に対する操作性が損なわれるという問題があった。
また、暗証番号を入力する利用者本人の周辺を撮影した映像を処理して、盗み見の危険があると判断した場合、暗証番号の入力処理を中断して暗証番号の漏洩を防止するものが提案されている(特許文献2参照)。
しかし、後方の待機者に悪意がなくても結果的に盗み見したと見做された場合、利用者本人の本来の利用目的に対する操作が損なわれるばかりでなく、後方待機者が精神面での苦痛を受けるという問題があった。
特開2005−327144号公報 特開2006−39841号公報
そこで、この発明は、かかる問題点を解決すべく、本来の操作性が失われることなく、利用者本人以外の者に暗証番号を盗み見られたことを自動検知し、利用者本人以外の利用を中止することを目的とする。
この発明は、取引に用いる取引媒体の投入を受け付ける取引媒体受付部と、暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部と、前記暗証番号入力部への前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを判定する盗み見判定部と、前記取引媒体を利用する利用者本人の顔情報を取得する本人顔情報取得部と、前記盗み見判定部で盗み見があったと判定した場合、取得した前記利用者本人の顔情報を所定の本人顔情報記憶部に記録する本人顔情報記録部と、前記利用者本人の顔情報が記録されていた場合に、前記取引媒体を投入した現在利用者から前記本人顔情報取得部で取得した前記現在利用者の顔情報が、前記本人顔情報記憶部に記録された前記利用者本人の顔情報と同一人物か否かを判定する本人判定部と、
前記本人判定部で前記利用者本人でないと判定した場合に取引を中止する取引中止部とを備えた現金自動取引装置であることを特徴とする。
この発明により、現金自動取引装置は前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを判定することができ、盗み見があったと判定した場合に前記利用者本人でない者の取引を中止することがきる。
現金自動取引システムの構成図。 現金自動取引装置の斜視図。 プログラムと情報構成図。 この発明全体のフローチャート。 この発明の本人顔認証処理のフローチャート。 この発明の不審者登録処理のフローチャート。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
この発明に係る現金自動取引装置1、ホストコンピュータ2、取引媒体としてのキャッシュガードのようなIDカード20および預金通帳からなる現金自動取引システム101を図面を用いて詳説する。
図1は現金自動取引システム101の構成図である。現金自動取引システム101はこの発明に係る現金自動取引装置1、ホストコンピュータ2、通信ネットワーク100とカード20および通帳(共に図1には示されていない。)などにより構成されている。
1つのホストコンピュータ2は通常複数台の現金自動取引装置1と通信ネットワーク100で接続され、現金自動取引装置1と情報の送受信を行い、情報の処理および保存を行う。なお、ホストコンピュータ2は現金自動取引装置1の他、金融機関の端末装置等(図1には表示されていない。)とも接続されており、ホストコンピュータ2は金融システム全体の処理を行う。
図2は現金自動取引装置1の斜視図である。現金自動取引装置1は、各種取引画面を表示し、利用者本人が取引情報(暗証番号、取引金額等)を入力するための暗証番号入力部としての表示・入力部3、利用者本人が現金自動取引装置1に挿入するカード20を取り込み、カード20表面の磁気ストライプ(MS:magnetic stripeとも言う。)に対するデータの読み出し・書き込みを行い、取引終了後にカード20を排出する取引媒体受付部としてのカード操作部5、利用者本人が現金自動取引装置1に挿入した通帳を取り込み、通帳表面の磁気ストライプに対するデータの読み出し・書き込みを行い、必要ページに取引情報を印字し、取引終了後に通帳を排出する取引媒体受付部としての通帳操作部6、現金取引(預け入れ、引き出し、振込み等)における紙幣を出し入れする紙幣操作部7、現金取引(預け入れ、引き出し、振込み等)における硬貨を出し入れする硬貨操作部8、現金自動取引装置1の利用者本人とその周辺を撮影するカメラ部9および取引履歴を印刷し排出する明細書操作部10から構成されている。また、現金自動取引装置1には、図示省略する制御装置と記憶装置が設けられている。
現金自動取引装置1(ATM:automatic teller machineとも言う。)の主要な構成は、中央処理装置(CPU:central processing unitとも言う。)、記憶装置(ハードディスク、メモリ等)、記憶装置内に格納された現金自動取引装置1の取引処理プログラム21、前述の3、5〜10の各種装置および該各種装置に情報の入出力を行うI/O制御装置等である。
前述の取引処理プログラム21を中央処理装置が実行し、前述の各装置が機能することで利用者本人による現金自動取引装置1の各種取引が行われる。また、前述の現金自動取引装置1がネットワーク接続しているホストコンピュータ2のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13には利用者本人の情報(すなわち氏名、口座番号、暗証番号、預金情報等)などが保管されており、ホストコンピュータ2は現金自動取引装置1から送信される暗証番号の照合を行う等の各種処理を行う。各処理では通常、暗号技術を用いた情報の暗号化が行われるが、この発明ではその内容についての説明は省略する。
図3は現金自動取引装置1とホストコンピュータ2内のプログラムと情報構成を示している。現金自動取引装置1側には取引処理プログラム21、本人顔認証プログラム22、不審者登録プログラム23が現金自動取引装置1の記憶装置内に格納されており、各プログラム21、22、23は現金自動取引装置1内の中央処理装置で実行される。
また、ホストコンピュータ2側にもホスト側取引処理プログラム24、ホスト側本人顔認証プログラム25、ホスト側不審者登録プログラム26がホストコンピュータ2の記憶装置内に格納されている。
このホスト側に格納されている各プログラム24、25、26はホストコンピュータ2内の中央処理装置で実行される。また、ホストコンピュータの記憶装置内に、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13とホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17が記憶されている。
ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13には本人情報(すなわち口座番号、暗証番号等)に加えて本人顔情報14(映像等)と警告情報としての警告フラグ15、通帳利用情報としての通帳利用フラグ16などがある。
また、ホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17には不審者・口座番号としての不審者顔情報18(映像等)と利用者本人の口座番号19、記録日時などの記述領域がある。
カード20内には利用者本人の情報(すなわち口座番号等)に加えて不審者情報としての不審者フラグ12等がある。
次に、本人顔認証プログラム22、25ついて説明する。利用者本人が現金自動取引装置1の取引開始のためにカード操作部5にカード20を挿入し、カード操作部5がカード20表面の磁気ストライプのデータを読みとる。
カード20のカード内データ11の不審者フラグ12がONの場合、本人顔認証プログラム22はカメラ部9が撮影した映像から現金自動取引装置1の利用者本人の顔認識を行い、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13に保管してある利用者本人の本人顔情報14(すなわち映像等)と比較し本人判定手段として本人確認を行う。
カメラ部9が撮影した映像から顔認識を行う各種方式は既に広く知られており、この発明はこれら顔認識を行う各種方式のうちのどの方式でも良いものとし特に限定しない。なお、撮影した映像に本人と覗き見者が写っているような場合は距離の近い方や大きい方を利用者本人とすればよい。
次に、この発明に係る不審者登録プログラム23、26について説明する。現金自動取引装置1の利用者本人が預金引き出し等の取引のため暗証番号を入力する際、盗み見判定部としての盗み見検知部により暗証番号の盗み見を検知した場合、不審者登録プログラム23はカード内データ11中の不審者フラグ12をONとする。
さらに、利用者本人の顔情報14(映像等)をホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13に保管し、不審者顔情報18(すなわち映像等)と口座番号19、日時等利用者本人と紐付けする情報をホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17に保管する。
なお、盗み見の検知方法については、カメラ部9で撮影した映像をもとに、現金自動取引装置1の利用者本人とその周辺の人物の顔認識を行い、現金自動取引装置1の利用者本人以外の人物については距離、顔の向き、視線により、表示・入力部3の覗き見を特定し、利用者本人が暗証番号を入力している時間、覗き見を行っていた場合に暗証番号の盗み見が行われたと判断する。盗み見の検知方法については顔以外に利用者に近接して利用者以外の人体の一部を検知した場合に盗み見の危険があると判定するようにしてもよい。
図4にこの発明全体のフローチャート、図5に本人顔認証プログラム22、25のフローチャート、図6に不審者登録プログラム23、26のフローチャートを示す。
図4に基づき取引開始から終了までの流れを説明する。先ず、現金自動取引装置1の制御装置は、利用者本人がカード20をカード操作部5に挿入すること、あるいは通帳を通帳操作部6に挿入することを受け付ける通帳挿入処理を実行する(ステップS1)。
次に、制御装置は、各種取引情報(引き出し、預け入れ、振込み等)を入力・表示部3に表示し、この中から目的の取引を選択させ、選択情報を取得する取引選択処理を実行する(ステップS2)。なお、取引選択処理(ステップS2)とカード20または通帳挿入処理(ステップS1)は順序が入れ替わってもよいこととする。
次に、本人顔認証処理(図4のステップS3)の説明を図5を参照しながら行なう。まず、制御装置は、カードが挿入されたか、通帳が挿入されたかを判定する(図5のステップS11)。通帳が挿入された場合(ステップS11:NO)、制御装置は、ホストコンピュータ2に対し、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13に本人顔情報14が格納されているか確認し(ステップS17)、格納されていなければ(ステップS17:NO)暗証番号入力処理(図4のステップS4)へ移る。
この本人顔情報14は後述の不審者登録処理(図4のステップS5)により、覗き見を検知した場合に格納されている。したがって本人顔情報14があれば過去に覗き見がされており、本人顔情報14がなければ覗き見されていないと判別できる。
本人顔情報14が格納されていた場合(ステップS17:YES)、過去に覗き見されているから、制御装置は、カメラ部9で撮影した利用者の顔情報とホストコンピュータ内本人データベース13の本人顔情報14を比較し本人顔認証を行う(ステップS13)。
本人顔認証により本人と確認された場合(ステップS14:YES)、制御装置は、ステップS15、S16の後に、暗証番号入力処理(図4のステップS4)へ移る。ステップS15、S16に関しては後述する。本人と確認できなかった場合(ステップS14:NO)、利用者本人を不審者と見做し、前述のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の警告フラグ15をONにする(ステップS20)。
さらに、制御装置は、不審者顔情報18、本人口座番号19、日時等をホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17に保管し(ステップS21)、カード20を現金自動取引装置1内に退避させ(ステップS22)、窓口や警察等へも通報を行い(ステップS23)、取引を終了する(ステップS24)。
一方、前述のカードが挿入されたか通帳が挿入されたかの判定において、逆にカード20が挿入されたと判定した場合(ステップS11:YES)、制御装置は、カード内の不審者フラグ12がONか否かを判定する(ステップS12)。
この不審者フラグ12には、後述の不審者登録処理により、覗き見を検知した場合に格納されている。従って、不審者フラグ12がONであれば過去に覗き見されており、不審者フラグ12がOFFであれば覗き見されていないと判別できる。
また、不審者フラグ12のON/OFF状態が本来あるべき状態と異なっていれば、偽造カードであると判別することが出来る。カード内データ11の不審者フラグ12がONの場合(ステップS12:YES)、過去に覗き見されているから、制御装置は、前述の本人顔認証(ステップS13、S14)以降の処理を順次行う。
不審者フラグ12がOFFの場合(ステップS12:NO)、制御装置は、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13に本人顔情報14が格納されているか確認する(ステップS18)。格納されていない場合(ステップS18:NO)、特に問題の無い状態であるから、制御装置は、暗証番号入力処理(図4のステップS4)へ移る。
本人顔情報14が格納されていた場合(ステップS18:YES)、かつ、前述のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の通帳利用フラグ16がOFFの場合(ステップS19:YES)、正常な状態ではないから制御装置は、カードが偽造されたと見做し、前述の様にホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の警告フラグ15をONとする(ステップS20)。
さらに、制御装置は、不審者顔情報18、本人口座番号19、日時等をホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17に保管し(ステップS21)、窓口や警察等へも通報を行う(ステップS23)。通帳利用フラグ16がONの場合(ステップS19:NO)、過去の通帳利用時に覗き見されたことがあるから、制御装置は、前述の本人顔認証処理(ステップS13、S14)以降の処理を順次行う。
本人顔認証処理で本人と確認できた場合(ステップS14:YES)、かつ、前述のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の警告フラグ15がONの場合(ステップS15:YES)、盗難カードや偽造カードの使用があったと判別できるから、制御装置は、暗証番号の変更案内等のアラームを表示・入力部3に出力する(ステップS16)。
もし、暗証番号の変更があれば、覗き見をされた暗証番号と違う暗証番号になるため、制御装置は、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の本人顔情報14、警告フラグ15、通帳利用フラグ16およびカードの不審者フラグ12をクリアしホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の暗証番号を変更する。
なお、変更の際に、同じ暗証番号が入力されるとエラー表示し、必ず異なる暗証番号を入力させるようにしてもよい。また、本人顔認証(ステップS13)で不審者と見做された場合(ステップS14:NO)、または、偽造カードの使用と見做された場合(ステップS19:YES)、正常な状態ではないから、制御装置がステップS22で挿入されたカード20や通帳を現金自動取引装置1内にそのまま退避させることも可能とする。
警告フラグ15がOFFのとき(ステップS15:NO)、特に悪用されていないので、暗証番号入力処理(図4のステップS4)へ移る。
本人顔認証処理(図4のステップS3)において、本人顔認証の必要がなかった場合と本人顔認証により本人確認できた場合は、制御装置は暗証番号入力処理(図4のステップS4)に移る。
暗証番号入力処理(ステップS4)では、利用者本人が表示・入力部3から暗証番号を入力する。この時、盗み見検知部は暗証番号の入力中に表示・入力部3を除き見る等により暗証番号を盗み見ようとする不審者がいないか監視する。
なお、本人顔認証により本人確認できた場合、制御装置は暗証番号入力処理(ステップS4)を省略することも可能である。また、前述の取引処理により選択された取引(例えば預金)によっては本人顔認証処理(ステップS3)や暗証番号入力処理(ステップS4)に移らないフローも可能とする。
ただし、前述のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の警告フラグ15がONの場合、制御装置は、暗証番号の変更案内等のアラームを表示・入力部3に出力する。
次に、不審者登録処理(図4のステップS5)の説明を図6を参照しながら行なう。暗証番号入力処理(図4のステップS4)で不審者が存在した場合(ステップS31:YES)、制御装置は、利用者本人の顔情報を前述のホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の本人顔情報記述領域に本人顔情報14として記述する(ステップS32)。
次に、カード20または通帳挿入処理(図4のステップS1)でカード20が挿入された場合(図6のステップS33:YES)、制御装置は、カード内データ11の不審者フラグ12をONにする(ステップS34)。
他方、通帳が挿入された場合(ステップS33:NO)、制御装置は、ホストコンピュータ内のDB1の通帳利用フラグをONにする(ステップS35)。その後、制御装置は、ホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17に不審者顔情報18と本人口座番号19、日時等を保存する(ステップS36)。
次に、制御装置は、ホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17に同一の口座番号があるかどうかを判断する(ステップS37)。もし、同一の口座番号がある場合(ステップS37:YES)、同じ利用者が複数回覗き見されているため、制御装置は係員や警察等に通報(ステップS38)し不審者登録処理を終了する。逆に、同一の口座番号がない場合(ステップS37:NO)、通報せずに不審者登録処理を終了する。
最後に、利用者本人が目的とする取引処理(図4のステップS6)を行った後、カード20または通帳を利用者本人へ返却し、明細書の発行等を行い取引を完了する。
以上の構成および動作により、現金自動取引装置1は暗証番号の入力の際に、盗み見検知部で他人による盗み見があったか否かを判定することができ、盗み見があったと判定した場合に利用者本人でない者の取引を中止することがきる。
また、現金自動取引装置1は、利用者本人でない者によるカード20または通帳の使用があったことを記録することができ、さらに利用者本人に取引の安全性のために暗証番号を変更するように促すことができる。
また、暗証番号を変更することで安全に取引できる状態に戻った場合は、現金自動取引装置1は本人顔情報14を削除し元の正常な状態の記録に戻ることができる。
また、現金自動取引装置1は、盗み見検知部で盗み見があったと判定した場合、盗み見たと判定された不審者の顔情報18と暗証番号を盗み見られた本人口座番号19とを関連付けて記録することができる。これにより、同じ本人口座番号19が複数回覗き見されたことも検知できる。
また、カード20内の不審者フラグ12、ホストコンピュータ内本人データベース(DB1)13の本人顔情報14および通帳利用フラグ16を参照して、現金自動取引装置1は偽造取引媒体による取引を防止することができる。すなわち、
本人顔情報14があれば不審者フラグ12か通帳利用フラグ16が発効されているはずであるが、これが登録されていないということは偽造であると判断できる。
また、盗み見検知部による判断とホストコンピュータ内不審者データベース(DB2)17の不審者顔情報18と本人口座番号19を参照することで、現金自動取引装置1は2回以上覗き見されたことを係員や警察等へ通報または/および利用者本人に通知することができる。
また、現金自動取引装置1は、通帳での取引中に暗証番号の盗み見があった場合にも通帳利用フラグ16を登録することで盗み見の有無を判別できる。
また、上述のように本人顔認証により本人確認できた場合、制御装置は暗証番号入力処理(ステップS4)を省略することも可能である。この場合、一般に本人顔認証のほうが暗証番号入力より取引の安全性が高いので、利用者本人が現金自動取引を安全でより簡便に行うこともできる。
また、上述の本人顔認証プログラム22、25および不審者登録プログラム23、26を適宜の現金自動取引装置1とホストコンピュータ2にインストールして用いることもできる。
また、過去に覗き見された場合にだけ本人確認(ステップS14)を行なうため、覗き見されていなければ通常の処理を実行できる。
また、過去に覗き見されたときに自動的に本人を登録するため、本人に特別の登録作業を求めることなく本人確認を実行できる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施形態を得ることができる。
この発明は、現金自動取引装置に利用できる。
1…現金自動取引装置
3…表示・入力部
5…カード操作部
6…通帳操作部
12…不審者フラグ
14…本人顔情報
15…警告フラグ
16…通帳利用フラグ
18…不審者顔情報
19…口座番号
20…カード
21…取引処理プログラム
22…本人顔認証プログラム
23…不審者登録プログラム
24…ホスト側取引処理プログラム
25…ホスト側本人顔認証プログラム
26…ホスト側不審者登録プログラム

Claims (10)

  1. 取引に用いる取引媒体の投入を受け付ける取引媒体受付部と、
    暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部と、
    前記暗証番号入力部への前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを判定する盗み見判定部と、
    前記取引媒体を利用する利用者本人の顔情報を取得する本人顔情報取得部と、
    前記盗み見判定部で盗み見があったと判定した場合、取得した前記利用者本人の顔情報を所定の本人顔情報記憶部に記録する本人顔情報記録部と、
    前記利用者本人の顔情報が記録されていた場合に、前記取引媒体を投入した現在利用者から前記本人顔情報取得部で取得した前記現在利用者の顔情報が、前記本人顔情報記憶部に記録された前記利用者本人の顔情報と同一人物か否かを判定する本人判定部と、
    前記本人判定部で前記利用者本人でないと判定した場合に取引を中止する取引中止部とを備えた
    現金自動取引装置。
  2. 前記本人判定部で前記利用者本人でないと判定した場合に所定の警告情報記憶部に警告情報を登録する警告情報登録部と、
    前記警告情報が登録されていれば前記暗証番号の変更のアラームを出す暗証番号変更アラーム部とを備えた
    請求項1に記載の現金自動取引装置。
  3. 前記アラームにより前記利用者本人の前記暗証番号の変更を検知した場合、
    前記本人顔情報を削除する顔情報削除部を備えた
    請求項1または2に記載の現金自動取引装置。
  4. 前記盗み見判定部で盗み見があったと判定した場合、
    盗み見たと判定された不審者の顔情報と前記暗証番号を盗み見られた口座番号とを関連づけて所定の不審者・口座番号記憶部に記録する不審者情報記録部を備えた
    請求項1、2または3に記載の現金自動取引装置。
  5. 前記所定の警告情報部に前記警告情報が登録されておらず、前記利用者本人の顔情報記憶部に前記利用者本人の顔情報が記録されている場合、
    前記取引媒体が偽造されたと判断し取引を中止する取引中止部を備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載の現金自動取引装置。
  6. 前記盗み見判定部で前記暗証番号の盗み見があったと判定された場合、かつ、既に前記不審者・口座番号記憶部に前記口座番号が記録されていた場合、すなわち、2回以上覗き見された場合、
    係員や警察等へ通報または/および前記利用者本人に通知する通報・通知部を備えた
    請求項1から5のいずれか1つに記載の現金自動取引装置。
  7. 通帳での取引中に前記暗証番号の盗み見があった場合、
    前記盗み見判定部に、
    所定の本人情報領域に通帳利用情報を記録する通帳利用情報記録部を備えた
    請求項1から6のいずれか1つに記載の現金自動取引装置。
  8. 前記本人判定部で前記利用者本人であると判定された場合、
    前記暗証番号の入力を省略する入力省略部を備えた
    請求項1から7のいずれか1つに記載の現金自動取引装置。
  9. 前記現金自動取引装置に
    取引に用いる取引媒体の投入を受け付ける取引媒体受付手段と、
    暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力手段と、
    前記暗証番号入力手段への前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを判定する盗み見判定手段と、
    前記取引媒体を利用する利用者本人の顔情報を取得する本人顔情報取得手段と、
    前記盗み見判定手段で盗み見があったと判定した場合、取得した前記利用者本人の顔情報を所定の本人顔情報記憶部に記録する本人顔情報記録手段と、
    前記利用者本人の顔情報が記録されていた場合に、前記取引媒体を投入した現在利用者から前記本人顔情報取得手段で取得した前記現在利用者の顔情報が、前記本人顔情報記憶部に記録された前記利用者本人の顔情報と同一人物か否かを判定する本人判定手段と、
    前記本人判定手段で前記利用者本人でないと判定した場合に取引を中止する取引中止手段として機能させるための
    プログラム。
  10. 前記取引媒体受付部により取引に用いる前記取引媒体の投入を受け付け、
    前記暗証番号入力部により前記暗証番号の入力を受け付け、
    前記暗証番号入力部への前記暗証番号の入力の際に、他人による盗み見があったか否かを前記盗み見判定部により判定し、
    前記取引媒体を利用する前記利用者本人の顔情報を前記本人顔情報取得部により取得し、
    前記盗み見判定部で盗み見があったと判定した場合、取得した前記利用者本人の顔情報を所定の前記本人顔情報記憶部に前記本人顔情報記録部により記録し、
    前記利用者本人の顔情報が記録されていた場合に、前記取引媒体を投入した現在利用者から前記本人顔情報取得部で取得した前記現在利用者の顔情報が、前記本人顔情報記憶部に記録された前記利用者本人の顔情報と同一人物か否かを前記本人判定部により判定し、
    前記本人判定部で前記利用者本人でないと判定した場合に前記取引中止部により取引を中止する
    現金自動取引方法。
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