JP2012008148A - ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉 - Google Patents

ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉 Download PDF

Info

Publication number
JP2012008148A
JP2012008148A JP2011215502A JP2011215502A JP2012008148A JP 2012008148 A JP2012008148 A JP 2012008148A JP 2011215502 A JP2011215502 A JP 2011215502A JP 2011215502 A JP2011215502 A JP 2011215502A JP 2012008148 A JP2012008148 A JP 2012008148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nucleic acid
capture
target nucleic
probe
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011215502A
Other languages
English (en)
Inventor
Lee Ellen
リー,エレン
Magda Anastasova Deinema
アナスタソバ ディネバ,マグダ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diagnostics for the Real World Ltd
Original Assignee
Diagnostics for the Real World Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diagnostics for the Real World Ltd filed Critical Diagnostics for the Real World Ltd
Publication of JP2012008148A publication Critical patent/JP2012008148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • C12Q1/6818Hybridisation assays characterised by the detection means involving interaction of two or more labels, e.g. resonant energy transfer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/502Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
    • B01L3/5023Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures with a sample being transported to, and subsequently stored in an absorbent for analysis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

【課題】試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するための改良型ディップスティック検定の提供。
【解決手段】試料溶液を接触させるための接触端、ならびに標的核酸を捕捉するための接触端から遠く離れた捕捉帯を含むディップスティックが提供される。試料溶液は接触端と接触されて、毛管作用により捕捉帯に移動される。試料溶液中の標的核酸は捕捉帯で細くされ、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る複数の異なる標識化検出プローブにより検出される。検出シグナルはそれにより増強される。他の方法では、複数の異なる捕捉プローブが試料溶液に付加され、これが次に捕捉帯で捕捉部分により結合されて、標的核酸を間接的に細くする。標的核酸の捕捉は、それにより改良される。このような方法を実行するためのキットおよびディップスティックも記載される。
【選択図】なし

Description

本発明は、ディップスティックによる核酸検出の感度改良に関する。本発明のディップスティックは、例えばクラミジア属細菌のトラコーマクラミジアChlamydia trachomatis(CT)のような病原性微生物に患者が感染しているか否かを同定するために、試料溶液中の標的核酸の存在を検出するために用いられる。
試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのいくつかの慣用的試験は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いた標的核酸の増幅によっている。この反応は少量の標的核酸の検出を可能にする一方、それは結果が得られる前に数時間を要する。これは、例えば患者の待ち時間を最小限にするために、しばしばできるだけ速く結果を得ることが望ましいため、有意の欠点を有し得る。このような方法のさらなる欠点は、反応を実施するための高価な専門家装備および相対的高価試薬に対する要件である。
これに対照するものとして、ディップスティックは、任意の専門家装備に対する要件を伴わずに非増幅化標的核酸を検出し得るし、結果は、PCRベースの方法より、したがって患者からの1回来院で、はるかに迅速に得られる。その場合、患者は同一来院で治療され得る。これは、患者が後日の治療のために戻ってくる見込みはありそうもなく、またはそれはできない場合に特に有益である。ディップスティック試験を実施する経費は、PCRベース試験の経費より有意に低い可能性もある。
米国特許第5,310,650号に記載された典型的慣用的ディップスティック検定では、一本鎖DNA捕捉プローブは、フィルターの一端(接触端)から遠く離れた捕捉帯でニトロセルロースフィルター上に固定される。捕捉プローブの配列の一部は、検出される標的核酸の一次領域の配列と相補的である。標的化一本鎖DNA検出プローブは、フィルターの捕捉帯および接触端間に位置するプローブ帯でニトロセルロースフィルター上に固定される。検出プローブは、標的核酸の二次領域(一次領域とは異なる)の配列と相補的な配列を有する。
標的DNAを含有すると思われる試料溶液中の一本鎖標的DNAを検出するために、ニトロセルロースフィルターの接触端は試料溶液と接触される。試料溶液は毛管作用によりフィルターに吸い上げられ、プローブ帯および捕捉帯を通過する。試料溶液がプローブ帯を通過すると、それは検出プローブを流動させて、それを捕捉帯に向かって試料溶液とともに上昇させる。流動化検出プローブは次に、試料溶液中に存在する任意の標的DNAの二次領域とハイブリダイズし得る。
ハイブリダイズ化検出プローブおよび標的DNAが捕捉帯に達すると、標的DNAの一次領域は固定化捕捉プローブとハイブリダイズし得る。それにより三成分複合体が、標的核酸、捕捉プローブおよび標識化検出プローブ間に形成される。したがって捕捉帯での標識の存在は、標的DNAが試料溶液中に存在することを示す。
第二の型の慣用的ディップスティックに関しては、標識化DNA検出プローブはニトロセルロースフィルター上に固定されない。その代わり、検出プローブは、検出プローブと試料溶液中の任意の標的核酸とのハイブリダイゼーションを可能にする条件下で試料溶液に付加される。次にニトロセルロースフィルターが試料溶液と接触され、検出プローブとハイブリダイズされる任意の標的核酸が、捕捉プローブにより捕捉帯で捕捉され得る。
しかしながら慣用的ディップスティックによる核酸検出の感度は、特に標的核酸が二本鎖である場合には、低いことがある。したがって試料溶液中の標的核酸の存在は、時としては検出され得ない。環状二本鎖標的核酸は、慣用的ディップスティック試験を用いて最終的には検出可能でない、と考えられる。したがってディップスティックによる標的核酸検出の感度を改良するのが望ましい。
本発明の第一の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における複数の異なる検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブの使用が提供される。
「ディップスティック検定」という用語は、本明細書中で用いる場合、試料溶液がディップスティックと接触されて、毛管作用により試料溶液をディップスティックの捕捉帯に移動させ、それにより試料溶液中の標的核酸を捕捉帯で捕捉し、検出させ得るディップスティックを用いた任意の検定を意味する。
本発明の第一の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのキットであって、以下の:
i)以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分
を含むディップスティック、
ii)複数の検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そしてそれにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブ
を含むキットも提供される。
本発明の第一の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分、および
接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そしてそれにより検出プローブを用いた標的核酸の検出を可能にする検出プローブ
を含むディップスティックも提供される。
検出プローブを利用して標的核酸を検出するために、各検出プローブは、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする標識を含み得るし、あるいは各検出プローブは、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含み得る。各検出プローブは、複数の標識または複数の検出リガンドを含み得る。
検出プローブが検出リガンドを含む場合、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出は、標識化検出リガンド結合部分の使用により達成され得る。いくつかの実施態様では、検出リガンド結合部分は、多重標識化され、例えば検出リガンドを結合し得る多重標識化抗体であり得る。
「クロマトグラフィーストリップ」という用語は、毛管作用により溶液を輸送し得る物質の任意の多孔性ストリップを意味するために本明細書中で用いられる。
本発明の第一の局面のディップスティックおよびキットは、慣用的ディップスティック検定に関して前記したものと同様である標的核酸を検出するための方法に用いられ得る。その方法において、標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブは、ディップスティックの捕捉ときに固定される。しかしながら、標的核酸が捕捉帯に捕捉され得る、そして本発明の範囲内である多数のその他の配置が存在する。
捕捉帯に固定された捕捉部分は、塩基対合により、または非塩基対合相互作用により、標的核酸と直接または間接的に結合し得る。
例えば捕捉部分は、標的核酸と、または標的核酸に結合されたフック捕捉プローブと直接ハイブリダイズし得る捕捉プローブを含み得る。フック捕捉プローブは、標的核酸とハイブリダイズし得る一次領域、ならびに捕捉プローブとハイブリダイズし得る二次領域を含む。フック捕捉プローブは、それが試料溶液中の標的核酸と結合し、そして毛管作用により試料溶液がディップスティックに吸い上げられると捕捉プローブにより捕捉され得るよう、試料溶液に付加され得る。
捕捉部分は、あるいは標的核酸に結合された捕捉プローブに結合される捕捉リガンドと結合して、それにより捕捉部分と標的核酸との間接的結合を可能にする捕捉リガンド結合部分であり得る。例えば捕捉部分は、抗体または抗体断片であり得る。この配置では、捕捉プローブは試料溶液に付加され、そして毛管作用によりディップスティックを上昇する前に試料溶液中の標的核酸とハイブリダイズされ得る。
捕捉プローブ、フック捕捉プローブおよび検出プローブは各々、少なくとも1つの核酸または核酸類似体を含み得る。プローブが1つより多い核酸または核酸類似体を含む場合、それらは好ましくは一緒にハイブリダイズされる。
本発明の第二の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における検出プローブの使用であって、検出プローブが標的核酸とハイブリダイズし得る、そして標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出リガンド結合部分により結合され、それにより検出プローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸の間接的検出を可能にし得る複数の検出リガンドを含む検出プローブの使用が提供される。
本発明の第二の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
i)以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分
を含むディップスティック、
ii)標的核酸とハイブリダイズし得る検出プローブであって、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする複数の検出リガンドを含む検出プローブ
を含むキットも提供される。
本発明の第二の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分、および
接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された検出プローブであって、標的核酸とハイブリダイズし得る、そして検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にし得る複数の検出リガンドを含む検出プローブ
を含むディップスティックも提供される。
本発明の第二の局面の捕捉部分は、標的核酸とまたは標的核酸に結合されたフック捕捉プローブと直接的にハイブリダイズし得る捕捉プローブを含み得るし、あるいは捕捉部分は、標的核酸に結合された捕捉プローブの捕捉リガンドと結合し得る捕捉リガンド結合部分を含み得る。
捕捉部分が捕捉リガンドと結合し得る捕捉リガンド結合部分を含む場合、本発明のキットまたはディップスティックは、捕捉リガンドを含む捕捉プローブをさらに含み得る。
本発明の第三の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における複数の異なる捕捉プローブの使用であって、各捕捉プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより、ディップスティックに固定され、そして捕捉プローブを結合し得る捕捉部分によるディップスティックへの標的核酸の捕捉を可能にする使用が提供される。
本発明の第三の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
i)以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分
を含むディップスティック
ii)複数の捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る捕捉プローブ、そして任意に
iii)標的核酸とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブであって、クロマトグラフィーストリップの接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定され、あるいはディップスティックから分離されている検出プローブ
を含むキットも提供される。
本発明の第三の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分、および
接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る捕捉プローブ
を含むディップスティックも提供される。
本発明の第三の局面の各捕捉プローブは、捕捉部分により結合され得る捕捉リガンドを含み得る。
本発明の第四の局面の各捕捉プローブは、各々が捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含み得る。
本発明の第四の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における捕捉プローブの使用であって、捕捉プローブが標的核酸とハイブリダイズし得る、そして捕捉プローブがディップスティックの捕捉リガンド結合部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含み、それによりディップスティックに対する標的核酸の捕捉を可能にし得る使用が提供される。
本発明の第四の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
i)以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分
を含むディップスティック
ii)標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブであって、各々が、標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドに結合される捕捉プローブ、そして任意に
iii)標的核酸とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブであって、クロマトグラフィーストリップの接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定され、あるいはディップスティックから分離されている検出プローブ
を含むキットが提供される。
本発明の第四の局面によれば、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分、および
接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の捕捉プローブであって、標的核酸とハイブリダイズし得る、そして各々が、標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含む捕捉プローブ
を含むディップスティックも提供される。
本発明の第四の局面のキットの検出プローブは、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする標識を含み、あるいは検出プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含み得る。
1つまたはそれ以上の検出リガンドを含む検出プローブを包含する本発明のキットおよびディップスティックは、ディップスティックの捕捉帯で標的核酸に結合された検出プローブを検出するための標識化検出リガンド結合部分をさらに含み得る。
好ましくは当該または各標識は、非放射性である。適切な標識の例としては、テキスタイル染料、金属ゾル、例えばコロイド金および着色粒子、例えば着色ラテックス粒子が挙げられる。適切なリガンドの例としては、ビオチン(例えば標識化抗ビオチン抗体により、または標識化ストレプタビジンまたはアビジン含有部分により検出される)、フルオロセイン(例えば標識化抗フルオレセイン抗体により検出される)、およびDNP(例えば標識化抗DNP抗体により検出される)が挙げられる。
本発明のキットは、試料溶液中の標的核酸の検出に必要な任意の試薬をさらに含み得る、と理解される。
適切な場合、本発明のディップスティックおよびキットは、試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するための以下の種類のディップスティック検定に用いられ得る:
1)接触端を有するクロマトグラフィーストリップおよび接触端から遠く離れた捕捉帯で固定された捕捉プローブであって、標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブを含むディップスティックが提供される。検出プローブ(または複数の異なる検出プローブ)は、検出プローブ(またはプローブ)と標的核酸とのハイブリダイゼーションのための条件下で試料溶液と接触される。試料溶液は、ディップスティックの接触端と接触されて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および検出プローブ(またはプローブ)を試料溶液とともに捕捉帯に移動させ、そして標的核酸を捕捉帯で捕捉させる。検出プローブ(またはプローブ)は次に、捕捉帯で検出され得る。捕捉帯での検出プローブ(またはプローブ)の存在は、標的核酸が試料溶液中に存在したことを示す。
この検定の変法では、検出プローブ(またはプローブ)は、ディップスティックから分離される代わりに、接触端および捕捉帯間のディップスティックに放出可能的に固定され得る。ディップスティックの接触端が試料溶液と接触された場合、試料溶液が捕捉帯に移動すると、放出検出プローブ(またはプローブ)が試料溶液中の標的核酸とハイブリダイズし得るよう、毛管作用により試料溶液が捕捉帯に移動されて、検出プローブ(またはプローブ)が試料溶液中に放出される。
この検定のさらなる変法では、検出プローブ(またはプローブ)は試料溶液から分離され、そしてディップスティックの捕捉帯と接触される。これは通常は、ディップスティックの接触端が試料溶液と接触された後に実行される。検出プローブ(またはプローブ)は捕捉帯と直接接触され得るし、あるいは検出プローブ(またはプローブ)は、ディップスティックの接触端と接触されて、毛管作用によりプローブ溶液を捕捉帯に移動させる別個のプローブ溶液中に存在し得る。
2)接触端を有するクロマトグラフィーストリップおよび接触端から遠く離れた捕捉帯で固定された捕捉部分であって、標的核酸にハイブリダイズされた捕捉プローブを結合し得る捕捉部分を含むディップスティックが提供される。捕捉プローブ(または複数の異なる捕捉プローブ)は、捕捉プローブ(またはプローブ)と標的核酸とのハイブリダイゼーションのための条件下で試料溶液と接触される。試料溶液は、ディップスティックの接触端と接触されて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および捕捉プローブ(またはプローブ)を試料溶液とともに捕捉帯に移動させ、そして捕捉部分を捕捉プローブに結合することにより標的核酸を捕捉帯で捕捉させる。標的核酸は次に、捕捉帯で検出され得る。標的核酸は、検定(1)に関して記載したような検出プローブ(またはプローブ)を用いて検出され得る。検出プローブ(またはプローブ)は、捕捉プローブと一緒に、または捕捉プローブとは別々に(任意の順序で)、試料溶液に付加され得る。あるいは、検出プローブ(またはプローブ)は、接触端および捕捉帯間のディップスティックに放出可能的に固定され得るし、あるいは別個に、検定(1)に関して記載されたような捕捉帯と接触され得る。
この検定(2)の変法では、捕捉プローブ(またはプローブ)は、試料溶液と混合される代わりに、接触端および捕捉帯間のディップスティックに放出可能的に固定され得る。ディップスティックの接触端が試料溶液と接触されて、毛管作用により試料溶液が捕捉帯に移動されると、放出捕捉プローブ(またはプローブ)が試料溶液中に放出されるよう、捕捉プローブ(またはプローブ)が試料溶液中に放出され、したがって放出された捕捉プローブ(またはプローブ)は、試料溶液が捕捉帯に移動すると試料溶液中の標的核酸とハイブリダイズし得る。標的核酸は、試料溶液と接触され、接触端および捕捉帯間のディップスティックに放出可能的に固定され、または別個に捕捉帯と接触され得る検出プローブを用いて検出され得る。
検定(2)のさらなる変法では、捕捉プローブ(またはプローブ)は、毛管作用により試料溶液が捕捉帯に達する前に(または例外的に同時に)、捕捉帯と接触され得る。これは、標的核酸が捕捉され得るよう、捕捉帯で捕捉部分により捕捉プローブ(またはプローブ)を結合させる。捕捉プローブ(またはプローブ)は、それを捕捉帯に直接適用することにより、またはディップスティックの接触端と捕捉プローブを接触させて、毛管作用によりプローブ捕捉プローブ(またはプローブ)を捕捉帯に移動させることにより、別個に捕捉プローブと接触される別個の捕捉プローブ溶液中に存在し得る。ディップスティックの接触端の試料溶液とのその後の接触は、毛管作用により標的核酸を捕捉帯に到達させて、そこで捕捉される。さらに標的核酸は、試料溶液と接触され、接触端および捕捉帯間のディップスティックに放出可能的に固定され、あるいは別個に捕捉帯と接触される検出プローブ(またはプローブ)を用いて検出され得る。検定(2)における検出プローブ(またはプローブ)の使用に代わるものとして、標的核酸は、例えば標識と標的核酸との共有結合により、試料溶液中で直接標識され得る。これは、前駆体標識を試料溶液と接触させ、標識と標的核酸の共有結合のための条件下で試料溶液および前駆体標識をインキュベートすることにより、達成され得る。
検定(2)の捕捉部分は、捕捉プローブとハイブリダイズし得る普遍捕捉プローブであり得るし、あるいは捕捉部分は、捕捉プローブとの非塩基対合相互作用により結合し得る。
ディップスティック検定が標的核酸とハイブリダイズし得る1つより多いプローブを用いる場合、すべてのプローブが試料溶液に付加されるのが、そしてハイブリダイゼーションが単一段階で実行されるのが好ましい。これは検定を簡素化し、それを容易に且つ迅速に実施させる。一段階ハイブリダイゼーション検定を用いる標的核酸の検出感度は、ハイブリダイゼーションが多段階で実行される場合の検出感度とほぼ等しい、ということが判明した。多段階ハイブリダイゼーションは、異なるプローブと試料溶液中の標的核酸との連続ハイブリダイゼーションにより、あるいはディップスティックを、各々異なるプローブを含有する異なる溶液と接触することにより実行され得る。通常は、多段階ハイブリダイゼーションの後者の方法は、異なるプローブ溶液を用いて各接触間のディップスティックを洗浄することを包含する。多段階ハイブリダイゼーションが好ましい環境が存在し得るが、しかしより簡単且つ迅速なフォーマットの一段階ハイブリダイゼーションが通常は好ましい、と理解される。
試料溶液はハイブリダイゼーション反応を単一ハイブリダイゼーション段階で起こさせ、そして非塩基対合相互作用を起こさせて(例えば検出リガンドと検出リガンド結合部分との間、ならびに捕捉リガンドと捕捉リガンド結合部分との間)、そして標的核酸および1つまたはそれ以上のハイブリダイズ化プローブおよび(任意に)リガンド結合部分を含む複合体を毛管作用によりディップスティックまで押し上げるための適切な組成物を有する、というのが最も好ましい。このような試料溶液を用いて、ハイブリダイゼーション反応は次に単一段階で実行され、そして試料溶液がディップスティックの接触端と直接接触される前に(試料溶液を先ず希釈し、または変える必要性を伴わずに)、任意のリガンド−リガンド結合部分相互作用が起こり得る、と理解される。リガンド−リガンド結合部分相互作用は、試料溶液が捕捉帯に移動すると、所望によりディップスティック上で付加的にまたは代替的に起こり得る。標的核酸の簡単且つ迅速なディップスティック検出は、それにより促される。
このような結果は、塩、洗剤およびブロッキングタンパク質、例えばBSAまたは粉乳を含有する標準ハイブリダイゼーション緩衝液(例えばSSPE緩衝液またはトリス緩衝液)を含む試料溶液を用いて達成される、ということをわれわれは見出した。このような検定を用いた標的核酸の検出感度は、他のディップスティック検定とほぼ等しいかまたはそれより良好であることが判明した。
好ましくは、捕捉プローブ(単数または複数)および検出プローブ(単数または複数)が結合する標的核酸の領域は、少なくとも10ヌクレオチド間隔である。
試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するための本発明のディップスティックまたはキットの使用も、本発明の方法により提供される。好ましくは標的核酸は、トラコーマクラミジアChlamydia trachomatis核酸である。
標的核酸とハイブリダイズし得る核酸または核酸類似体を含む標的核酸を検出または捕捉するためのプローブも提供されるが、この場合、プローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識と核酸または核酸類似体が結合され、あるいはプローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸を検出または捕捉するためにリガンド結合部分により結合され得る複数のリガンドと核酸が結合される。
リガンドまたは標識を核酸または核酸類似体と連結するためには、核酸または核酸類似体と反応し得る一次反応基、ならびにリガンドまたは標識と反応し得る二次反応基を含む改質剤を用いることが、時として必要である。
例えば一次反応基は、核酸または核酸類似体のヒドロキシル基と反応し得るホスホルアミダイトを含み得る。リガンドまたは標識がカルボキシル基を含む場合、二次反応基は、第一アミノ基を含み得る。リガンドまたは標識を核酸または類似体の5’−OHまたは3’−OHと連結するための適切な改質剤の一例は、6−(トリフルオロアセチルアミノ)ヘキシル−(2−シアノエチル)−(N,N−ジイソプロピル)−ホスホルアミダイト(C6−TFA)である。リガンドまたは標識を核酸または類似体の内部OH基に連結するのに適したいくつかのその他の改質剤の化学構造は、図5に示されている。これらの改質剤は、ホスフェート基と反応し、それにより、ホスホルアミダイトと保護化OHとの反応によりヌクレオチドを一緒に連結させるための第三の反応基(保護化OH基)をさらに含む。図5は、ビオチンとの反応後の化学構造を示す。
一旦改質剤が核酸または核酸類似体と、そしてリガンドまたは標識と反応して、核酸または核酸類似体をリガンドまたは標識に連結する場合、反応化改質剤は、本明細書中では「リンカー」と呼ばれる。
複数の標識またはリガンドの各標識またはリガンドに関して、リンカーは標識またはリガンドを核酸または核酸類似体に共有結合し得る。櫛様構造が、それにより生成される(図4参照)。
複数の標識またはリガンドは、分枝鎖リンカーにより核酸または核酸類似体に共有結合され得る。フォーク様構造が、それにより生成される(図4参照)。
当該または各リンカーは、好ましくは非ヌクレオチド、好ましくはポリエチレングリコールを含む。
好ましくはリガンドまたは標識は、スペーサーにより核酸または核酸類似体と結合される。リガンドまたは標識をスペーサーに連結するためには、スペーサーと反応し得る一次反応基、ならびにリガンドまたは標識と反応し得る二次反応基を含む改質剤を用いることが、時として必要である。適切な改質剤の一例は、C6−TFAである。
一旦改質剤がスペーサーと、そしてリガンドまたは標識と反応して、スペーサーをリガンドまたは標識に連結する場合、反応化改質剤は、本明細書中では「リンカー」と呼ばれる。
好ましくはスペーサーはヌクレオチドまたはヘキサエチレングリコールホスフェートを含む。好ましくは標識は、非放射性標識である。
添付の図面を参照しながら、本発明の実施態様を例としてここで説明する。
図1は、試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法を示す。 図2は、実施例1に関する実験設定を模式的に示す。 図3は、実施例2に関する実験設定を模式的に示す。 図4は、多検出リガンドに結合された検出プローブの2つの異なる配置を模式的に示す。 図5は、検出プローブとの反応のためにビオチン検出リガンドに連結されたリンカーの例の化学構造を示す。 図6は、検定感度に及ぼすプローブラベリングの作用を示す。 図7は、一段階ハイブリダイゼーション検定の結果を示す。 図8は、トラコーマクラミジアChlamydia trachomatisの一段階核酸ディップスティック検定検出結果を示す。
以下の実施例は、クラミジア属細菌のトラコーマクラミジアChlamydia trachomatis(CT)の隠れたプラスミドのDNA断片の検出に関する。CTは、性感染病の最も一般的な原因の1つである。CT感染は、不妊症を引き起こし得るし、そして妊娠中には、自然流産を、さらに出産時または出産後子宮内膜炎を生じ得る。新生児において、CT感染は失明および慢性呼吸疾患を引き起こし得る。感染男性の約10%、および感染女性の約70%がCT感染の症状を示さない。したがって、病気の初期治療が開始され得るよう、CT感染の的確な診断が重要である。
以下の実施例1および3〜5では、ディップスティック10を用いて、試料溶液14中の二本鎖CT標的核酸12を検出しようと試みた。ディップスティック10は、試料溶液14を接触するための接触端18を有するニトロセルロースのストリップ16、ならびに接触端18から遠く離れたニトロセルロースストリップ16の捕捉帯22に固定された捕捉プローブ20を包含する。抗ビオチン抗体染料接合体24は、接触端18と捕捉帯22との間に位置するニトロセルロースストリップの接合体帯26で放出可能的に固定される。捕捉プローブ20は、標的核酸12の一方の鎖(一次鎖)の一次配列とハイブリダイズし得る。
二本鎖標的核酸12の一次鎖の異なる領域と各々ハイブリダイズし得る検出プローブ28(または複数の検出プローブ)およびヘルパープローブ30(または複数のヘルパープローブ)は次に、試料溶液14に付加される。検出プローブ28は、ビオチンに結合された(当業者に周知の方法を用いて)核酸を含む。検出プローブ28およびヘルパープローブ30を含む試料溶液14は次に、少なくとも検出プローブ28およびヘルパープローブ30が結合する一次鎖の領域で互いから二本鎖標的核酸12の相補鎖を分離するのに十分な温度に加熱され、次いで冷却されて、検出プローブ28およびヘルパープローブ30と二本鎖標的核酸の一次鎖とのハイブリダイゼーションを可能にする。検出プローブおよびヘルパープローブとの一次鎖のハイブリダイゼーションは、少なくとも検出プローブおよびヘルパープローブが結合される一次さの領域において、一次鎖と再アニーリングするのを妨げる。
ディップスティック10の接触端18は次に、試料溶液14と接触される。試料溶液14、ならびに検出プローブ28およびヘルパープローブ30とハイブリダイズされた任意の標的核酸12は、毛管作用によりディップスティック10を上昇する。試料溶液14が接合体帯26を通過すると、それは抗ビオチン抗体−染料接合体24を流動化する。放出された抗ビオチン抗体−染料接合体24は次に、標的核酸12とハイブリダイズした検出プローブ28のビオチンと結合する。
抗ビオチン抗体−染料接合体24、検出プローブ28、ヘルパープローブ30および標的核酸12間に形成される複合体は次に、ディップスティック10に吸い上げられて捕捉帯22まで移動し、そこで複合体の標的核酸が固定化捕捉プローブ20とハイブリダイズし得る。検出プローブ30は、ディップスティック上での標的核酸と捕捉プローブ20とのハイブリダイゼーションを促すと考えられる。
捕捉プローブ20は、それが捕捉帯22を通って移動すると、試料溶液14により流動化され得ないような方法で捕捉帯22に固定される。その結果として、捕捉プローブに結合された複合体は捕捉帯中に残存し、捕捉帯での抗ビオチン抗体−染料接合体の染料の存在により検出され得る。
試料溶液中にCT標的核酸が存在しない場合、検出プローブ28は捕捉帯22で捕捉され得ず、したがって染料は捕捉帯で可視的でない。試料溶液中にCT標的核酸が存在するが、しかし不十分量の標的核酸が捕捉帯で捕捉され得る場合には、試料溶液中の標的核酸の存在は検出されない。
前記の標的核酸の捕捉は、直接プローブ捕捉と呼ばれる。実施例2では、抗体捕捉技法が用いられる。この技法では、抗体は、捕捉プローブの代わりにディップスティックの捕捉帯に固定される。捕捉プローブは、捕捉リガンド(例えばビオチン)に結合され、これは抗体により結合され得て、ヘルパーおよび検出プローブとともに試料溶液に付加される。捕捉プローブは、ヘルパーおよび検出プローブと同時に標的核酸とハイブリダイズする。検出プローブは、染料粒子に結合される。
ディップスティックの接触端は、捕捉、ヘルパーおよび検出プローブが標的核酸とハイブリダイズした後に試料溶液と接触される。標的核酸、捕捉プローブ、ヘルパープローブおよび検出プローブを含有する複合体は次に、捕捉帯に固定された抗体により捕捉帯で捕捉される。試料溶液中の標的核酸の存在は、捕捉帯での染料粒子の存在により検出される。したがって捕捉プローブと標的とのハイブリダイゼーションは、ディップスティック上というよりむしろ、試料溶液中で起こる。
標的核酸の検出感度は、捕捉プローブがハイブリダイズする標的核酸の領域と検出プローブがハイブリダイズする領域との間の距離が26ヌクレオチド未満である場合、低減され得る、ということが判明した。したがって、これらの領域間の距離は少なくとも26ヌクレオチド、好ましくは少なくとも200ヌクレオチドである、というのが好ましい。
実施例に用いられるプローブは、以下のプローブ配列から選択される:
Figure 2012008148
ビオチンは検出または捕捉プローブと直接的に反応しない。下記の実施例においてビオチンを検出または捕捉プローブと共有結合させるために、反応基(ホスホルアミダイト)を含むリンカーに連結されたビオチンを、検出または捕捉プローブのヌクレオチドと、あるいは検出または捕捉プローブのヌクレオチドに連結されたスペーサーと反応させた。PerSeptive Biosystems Expedite 8909合成機を用いて、リンカーの反応基を、ヌクレオチドまたはスペーサーと反応させた。リンカーは、線状または分枝鎖構造を有し、そしてヌクレオチド、好ましくは非ヌクレオチド方のものであり得る(図5AおよびB)。さらに好ましくは、リンカーはポリエチレングリコールを含む(図5C)。
実施例1
実験設定
実験設定を図2に模式的に示す。
捕捉:直接プローブ捕捉(BSAによりディップスティック上に固定されたプローブ配列番号22を使用);
検出フォーマット:1012コピーで配列番号202123および24を含む1つまたはそれ以上の検出プローブ。各プローブはビオチンに結合され、抗ビオチン抗体接合体により検出される;
ヘルパープローブ:HP配列番号およびHP配列番号(1012コピー);
標的:872 bp二本鎖DNA(1010コピー)。
Figure 2012008148
これらの結果は、検出プローブの数が漸増すると、標的核酸の検出感度が増大することを示す。
実施例2
実験設定
捕捉フォーマット:抗体捕捉−抗ビオチン抗体(ディップスティック上に固定)。捕捉プローブ配列番号20212223および24(1012コピーでビオチンに結合される);
検出フォーマット:BSAにより染料粒子に結合された配列番号17のプローブを含む検出プローブ;
ヘルパープローブ:HP配列番号およびHP配列番号。これらのヘルパープローブは、配列番号17により認識される領域に隣接する標的核酸の領域とハイブリダイズする。
標的DNA:872 bpdsDNA(1011〜108コピー)。
Figure 2012008148
これらの結果は、標的核酸検出の感度が多検出プローブの使用により改良されることを示す。
実施例3
実験設定
捕捉フォーマット:直接プローブ捕捉(cp)(ディップスティック上に固定された配列番号21または配列番号22を使用);
検出プローブ:反応(ホスホルアミダイト)基を含むリンカーに連結されたビオチン検出リガンドを、検出プローブ(dp)配列番号20に結合されたスペーサーと、または異なる位置で検出プローブ(dp)配列番号20に結合された2つのスペーサーの各々と反応させた。異なる長さおよび種類のスペーサーを用いた。検出プローブは、1012コピーで存在した;
検出フォーマット:抗ビオチン抗体染料接合体;
ヘルパープローブ:HP配列番号およびHP配列番号(これらのヘルパープローブは、配列番号21により認識される領域に隣接する標的核酸の領域とハイブリダイズする)、あるいはHP配列番号およびHP配列番号(これらのヘルパープローブは、配列番号22により認識される領域に隣接する標的核酸の領域とハイブリダイズする)(1012コピー)。
標的DNA:416 bpdsDNA断片。
Figure 2012008148
結論
これらの結果は、異なる長さおよび種類のスペーサーが用いられた場合に検出シグナルの強度のわずかな差が存在するが、しかしこれらの差は、検出感度を有意に変更するには十分でない、ということを示す。
他の実験は、検出感度は、複数のビオチン検出リガンドを検出プローブの異なる位置に連結するための別個のリンカーの使用と比較して、複数のビオチン検出リガンドが1つまたはそれ以上の分枝鎖リンカーを用いて検出プローブの単一位置に連結される場合に、有意に異ならないことは見出されない、ということを示した(これらの異なる種類は、それぞれ「櫛様」および「フォーク様」構造と呼ばれる−図4参照)。しかしながらフォーク様構造の使用は、複数の検出リガンドに連結されたプローブの産生が通常は櫛様構造を用いた場合より通常は低いため、あまり好ましくない。
実施例4
実験設定
捕捉フォーマット:直接プローブ捕捉(cp)配列番号17(ディップスティック上に固定);
検出プローブ:一または多ビオチン検出リガンドに結合された配列番号20のプローブを含む検出プローブ(dp)。各ビオチン検出リガンドは、6つのヌクレオチドスペーサーによりそのプローブに結合された。検出プローブは1012コピーで用いた;
検出フォーマット:抗ビオチン抗体染料接合体;
ヘルパープローブ:HP配列番号およびHP配列番号(これらのヘルパープローブは、配列番号17により認識される領域に隣接する標的核酸の領域とハイブリダイズする);HP配列番号1およびHP配列番号(これらのヘルパープローブは、配列番号20により認識される領域に隣接する標的核酸の領域とハイブリダイズする)(1012コピー)。
標的DNA:872 bpdsDNA断片または10186 bpプラスミドDNA。
Figure 2012008148
結論
これらの結果は、ビオチン検出リガンド/検出プローブの数の漸増が標的核酸検出の感度を増大することを示す。3またはそれ以上のビオチン検出リガンド/検出プローブは、単一ビオチン検出リガンド/検出プローブと比較して、検出シグナルの4倍より大きい増幅を生じる。この実施例に用いた条件下では、6および7ビオチン検出リガンド/検出プローブを用いて最大シグナル増幅を得た。
実施例5
実験設定
捕捉フォーマット:オリゴヌクレオチドプローブ捕捉配列:CGT CTG TTG GAC TCT GG(配列番号25)(ディップスティック膜上に固定);
検出プローブ:一または多ビオチン標識化検出体プローブ配列:CTC AAT AAA GCT TGC CTT GA(配列番号26)
検出フォーマット:抗ビオチン抗体−コロイド金接合体;
標的核酸:RNAアンプリコン、120 nt(HIV陽性試料のNASBA増幅反応により合成)。一増幅反応は、約1011コピーのRNA標的分子を生じる。
結果:図6
結論:多ビオチン標識化検出体プローブは、検定感度の2オーダーより大きい大きさの改良を生じる。
実施例6:トラコーマクラミジアChlamydia trachomatisの一段階核酸ディップスティック検定検出
実験設定
試薬:
捕捉フォーマット:BSA担体によりディップスティック膜上に固定されたオリゴヌクレオチドプローブ捕捉;
検出フォーマット:多ビオチン標識化検出体プローブ;抗ビオチン抗体−コロイド金接合体;
試料調製:PBS緩衝液中の106コピー/μl〜103コピー/μlの濃度で、トラコーマクラミジアChlamydia trachomatus(Ct)基本小体(EB)細胞を調製し、100℃で20分間加熱した。
ハイブリダイゼーション/ディップスティック実行緩衝液:塩、洗剤およびブロッキングタンパク質、例えばBSAまたは粉乳を含有する標準ハイブリダイゼーション緩衝液。
方法:
検出プローブ、ヘルパープローブおよび5x106〜5x103コピーのEBを80μlに作製したハイブリダイゼーション緩衝液中に希釈し、100℃で7分間加熱した。次に混合物を手短に遠心分離して、すべての液体を収集し、20μlの抗ビオチンAbコロイド金と混合した。全100μlの混合物をディップスティック上に吸い上げてさせて、シグナルを発現させた。
結果および考察
表および図7に提示した結果は、試料調製段階を含めて1時間未満で、一段階核酸ディップスティック検定を用いてCtEBの約104コピーが検出され得たことを示す。
そのように提示されたディップスティック検出検定は他のサンドイッチハイブリダイゼーション検定とほぼ等しい検出感度を有するが、しかしそれは、速度および簡便性という大きい利点を有する。
例えばPCT WO 93/1322に開示されたCtの検出のためのサンドイッチハイブリダイゼーション検定は、複雑な多構成成分微小滴定プレートフォーマット検定であり、これは5時間未満では成し遂げられなかった。この検定は、限定順序でのその構成成分の漸次付加を要する多段階検定であって、インキュベーションおよび洗浄段階はすべての新規の構成成分の付加後である。
本発明の目的の核酸ディップスティック検定は、構成成分の付加および洗浄のための異なる段階を必要とせずに、一段階で実行し得る。このサンドイッチハイブリダイゼーション検定は、ハイブリダイゼーションおよびその他の親和性対形成のためにそれらを有益にさせるために、1つより多い溶液条件を必要としない。同一溶液条件は、同様にディップスティック膜を通過する構成成分の自由移動に役立つ。
図面凡例
図2
210−捕捉プローブ
240−ヘルパープローブ
250−ディップスティック膜
260−抗ビオチンAb/染料接合体
図3
310−ビオチンに結合された捕捉プローブ
320−検出プローブ−染料接合体
330−872 bpdsDNA標的
340−ヘルパープローブ
350−ディップスティック膜に固定された抗ビオチン抗体
図4
A)櫛様型
B)フォーク様型
中実円=検出リガンド
Br=分枝生成モノマー
図6
感度に及ぼすプローブラベリングの作用
図7
トラコーマクラミジアChlamydia trachomatisの一段階核酸ディップスティック検定検出。
数字はトラコーマクラミジアの基本小体の数を示す。
*NC:陰性対照。
図8
トラコーマクラミジアChlamydia trachomatisの一段階核酸ディップスティック検定検出。

Claims (47)

  1. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
    i)以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分
    を含むディップスティック、
    ii)複数の捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る捕捉プローブ、そして任意に
    iii)標的核酸とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブであって、クロマトグラフィーストリップの接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定され、あるいはディップスティックから分離されている検出プローブ
    を含むキット。
  2. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分、および
    接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る捕捉プローブ
    を含むディップスティック。
  3. 各捕捉プローブが捕捉プローブを捕捉部分に結合するための捕捉部分により結合され得る捕捉リガンドを含む請求項1記載のキットまたは請求項2記載のディップスティック。
  4. 各捕捉プローブが、各々捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含む請求項3記載のキットまたはディップスティック。
  5. 検出プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする標識を含み、あるいは検出プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含む請求項1〜4のいずれかに記載のキットまたはディップスティック。
  6. 検出プローブが複数の標識または複数の検出リガンドを含む請求項5記載のキットまたはディップスティック。
  7. 検出プローブが複数の検出プローブであり、各検出プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にし得る請求項1〜4のいずれかに記載のキットまたはディップスティック。
  8. 各検出プローブが複数の標識または複数の検出リガンドを含む請求項7記載のキット。
  9. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
    i)以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分
    を含むディップスティック
    ii)標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブであって、各々が、標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドに結合される捕捉プローブ、そして任意に
    iii)標的核酸とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブであって、クロマトグラフィーストリップの接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定され、あるいはディップスティックから分離されている検出プローブ
    を含むキット。
  10. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分、および
    接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の捕捉プローブであって、標的核酸とハイブリダイズし得る、そして各々が、標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含む捕捉プローブ
    を含むディップスティック。
  11. 捕捉プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする標識を含み、あるいは検出プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含む請求項9記載のキットまたは請求項10記載のディップスティック。
  12. 検出プローブが、複数の標識または検出リガンドを含む請求項11記載のキットまたはディップスティック。
  13. 検出プローブが複数の検出プローブであり、各検出プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そしてそれにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする請求項9記載のキットまたは請求項10記載のディップスティック。
  14. 各検出プローブが複数の標識または検出リガンドを含む請求項13記載のキットまたはディップスティック。
  15. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
    i)以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分
    を含むディップスティック、
    ii)複数の検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そしてそれにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブ
    を含むキット。
  16. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分、および
    接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された複数の検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そしてそれにより検出プローブを用いた標的核酸の検出を可能にする検出プローブ
    を含むディップスティック。
  17. 検出プローブが検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする標識を含み、あるいは各検出プローブが、検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含む請求項15記載のキット。
  18. 各検出プローブが複数の標識または複数の検出リガンドを含む請求項17記載のキットまたはディップスティック。
  19. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験キットであって、以下の:
    i)以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分
    を含むディップスティック、
    ii)標的核酸とハイブリダイズし得る検出プローブであって、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする検出リガンドを含む検出プローブ
    を含むキット。
  20. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティックであって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、
    接触端から遠く離れた捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分、ならびに
    接触端および捕捉帯間に置かれたクロマトグラフィーストリップのプローブ帯に放出可能的に固定された検出プローブであって、標的核酸とハイブリダイズし得る、そして検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする複数の検出リガンドを含む検出プローブ
    を含むディップスティック。
  21. 捕捉部分が標的核酸と、または標的核酸に結合されたフック捕捉プローブとハイブリダイズし得る捕捉プローブを含む前記請求項のいずれかに記載のキットまたはディップスティック。
  22. 捕捉部分が捕捉プローブの捕捉リガンドと結合し得る捕捉リガンド結合部分を含み、捕捉プローブが標的核酸とハイブリダイズし、したがって、それにより捕捉部分が標的核酸と間接的に結合し得る請求項15〜20のいずれかに記載のキットまたはディップスティック。
  23. 捕捉プローブをさらに含む請求項22記載のキットまたはディップスティック。
  24. そのまたは各々の標識が非放射性である請求項5、6、8、11、12、14または17〜20のいずれか1項に記載のキットまたはディップスティック。
  25. 捕捉部分が当該または各捕捉リガンドと結合し得る抗体または抗体断片を含む請求項3、4、9、10または22のいずれかに記載のキットまたはディップスティック。
  26. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するための前記請求項のいずれか1項に記載のディップスティックの使用。
  27. 標的核酸がトラコーマクラミジアChlamydia trachomatis核酸である請求項26記載の使用。
  28. 標的核酸とハイブリダイズし得る核酸または核酸類似体を含む標的核酸を検出または捕捉するためのプローブであって、プローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識と核酸または核酸類似体が結合され、あるいはプローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に標的核酸を検出または捕捉するためにリガンド結合部分により結合され得る複数のリガンドと核酸が結合されるプローブ。
  29. 複数の標識またはリガンドの各標識またはリガンドに関して、リンカー(本明細書中で定義されているような)が標識またはリガンドを核酸または核酸類似体と共有的に結合する請求項28記載のプローブ。
  30. 複数の標識またはリガンドが分枝鎖リンカー(本明細書中で定義されているような)により核酸または核酸類似体と共有結合される請求項28記載のプローブ。
  31. 当該または各リンカーが非ヌクレオチド、好ましくはポリエチレングリコールを含む請求項29または30記載のプローブ。
  32. 当該または各リンカーがスペーサーにより核酸または核酸類似体と共有結合される請求項29〜31のいずれか1項に記載のプローブ。
  33. スペーサーがヌクレオチドまたはヘキサエチレングリコールホスフェートを含む請求項32記載のプローブ。
  34. 標識が非放射性標識である請求項28〜33のいずれか1項に記載のプローブ。
  35. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における請求項28〜34のいずれか1項に記載のプローブの使用。
  36. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における複数の異なる捕捉プローブの使用であって、各捕捉プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより捕捉プローブを結合し得る捕捉部分(ディップスティックに固定)によるディップスティックに対する標的核酸の捕捉を可能にし得る使用。
  37. 試料溶液中の標的核酸の存在に関して試験するためのディップスティック検定における複数の異なる検出プローブの使用であって、各検出プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にし得る使用。
  38. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    請求項15記載のディップスティックを提供し、
    複数の検出プローブであって、各検出プローブが標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の直接または間接的検出を可能にし、検出プローブと標的核酸とのハイブリダイゼーションのための条件下で試料溶液とともにインキュベートされる検出プローブと試料溶液を接触させ、
    ディップスティックの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および検出プローブが試料溶液とともに捕捉帯に移動するのを可能にして、標的核酸が捕捉帯で捕捉され、そして
    捕捉帯での検出プローブの存在を確認する
    ことを包含する方法。
  39. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    請求項16または20記載のディップスティックを提供し、
    ディップスティックの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより、当該または各検出プローブが標的核酸とハイブリダイズし得るよう、試料溶液中の標的核酸を捕捉帯で捕捉させて、当該または各検出プローブを試料溶液中に放出し、そして
    捕捉帯で当該または各検出プローブを検出する
    ことを包含する方法。
  40. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    請求項19記載のディップスティックを提供し、
    標的核酸とハイブリダイズし得る検出プローブであって、検出プローブを利用した標的核酸の直接または間接的検出を可能にする複数の標識を含み、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする複数の検出リガンドを含む、そして検出プローブと標的核酸とのハイブリダイゼーションのための条件下で試料溶液とともにインキュベートされる検出プローブと試料溶液を接触させ、
    ディップスティックの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および検出プローブが試料溶液とともに捕捉帯に移動するのを可能にして、標的核酸が捕捉帯で捕捉され、そして
    捕捉帯で検出プローブに関して検出する
    ことを包含する方法。
  41. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    a)試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップおよび接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分であって、標的核酸と直接または間接的に結合し得る捕捉部分を提供し、
    b)クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、試料溶液中の標的核酸が捕捉部分により捕捉帯で捕捉され得るよう、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、
    c)(i)複数の検出プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズして、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブと捕捉帯を接触させるか、あるいは(ii)標的核酸とハイブリダイズし、それにより検出プローブを利用した標的核酸の検出を可能にする検出プローブであって、検出プローブを利用した標的核酸の直接検出を可能にする複数の標識を含むか、あるいは検出プローブを利用した標的核酸の間接的検出を可能にする複数の検出リガンドを含む検出プローブと捕捉帯を接触させ、
    d)クロマトグラフィーストリップの捕捉帯から非結合検出プローブを除去し、そして
    e)捕捉帯での当該または各検出プローブの存在に関して検出する
    ことを包含する方法。
  42. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップおよび接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分を提供し、
    複数の捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る捕捉プローブと試料溶液を接触させ、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および捕捉プローブを含む複合体を捕捉部分と複合体の捕捉プローブとの結合により捕捉帯で捕捉させ、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
  43. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップおよび接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分を含むディップスティックを提供し、
    標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブであって、各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合、捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含む捕捉プローブと試料溶液を接触させ、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸および捕捉プローブを含む複合体を捕捉部分と捕捉プローブとの結合により捕捉帯で捕捉させ、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
  44. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分、ならびに接触端および捕捉帯間のクロマトグラフィーストリップに放出可能的に固定された捕捉プローブであって、各々が標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし、そして各々が標的核酸とハイブリダイズしていた場合に捕捉部分により結合され得る捕捉プローブを含むディップスティックを提供し、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それによりクロマトグラフィーストリップから捕捉プローブを放出させ、したがって試料溶液が捕捉帯に移動するとそれらが試料溶液中の標的核酸とハイブリダイズして、標的核酸および捕捉プローブを含む複合体を捕捉部分と捕捉プローブとの結合により捕捉帯で捕捉させ得る、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
  45. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分、ならびに標的核酸とハイブリダイズし得る捕捉プローブであって、接触端および捕捉帯間のクロマトグラフィーストリップに放出可能的に固定された捕捉プローブであり、捕捉プローブが標的核酸とハイブリダイズしていた場合に各々が捕捉部分により結合され得る複数の捕捉リガンドを含む捕捉プローブを包含するディップスティックを提供し、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それによりクロマトグラフィーストリップから捕捉プローブを放出させ、したがって試料溶液が捕捉帯に移動するとそれが試料溶液中の標的核酸とハイブリダイズして、標的核酸および捕捉プローブを含む複合体を捕捉部分と捕捉プローブとの結合により捕捉帯で捕捉させ得る、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
  46. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分を含むディップスティックを提供し、
    複数の捕捉プローブであって、各々が捕捉部分と結合し、そして標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る捕捉プローブを提供し、
    複数の捕捉プローブを捕捉部分に結合し、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸と複数の捕捉プローブとの結合により捕捉帯で試料溶液中の標的核酸を捕捉させ、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
  47. 試料溶液中の標的核酸の存在に関する試験方法であって、以下の:
    試料溶液を接触させるための接触端を有するクロマトグラフィーストリップ、および接触端から遠く離れたクロマトグラフィーストリップの捕捉帯に固定された捕捉部分を含むディップスティックを提供し、
    複数の捕捉プローブであって、各々が捕捉部分と結合し、そして標的核酸の異なる領域とハイブリダイズし得る捕捉プローブを提供し、
    複数の捕捉プローブを捕捉部分に結合し、
    クロマトグラフィーストリップの接触端を試料溶液と接触させて、毛管作用により試料溶液を捕捉帯に移動させ、それにより標的核酸と複数の捕捉プローブとの結合により捕捉帯で試料溶液中の標的核酸を捕捉させ、そして
    捕捉帯で標的核酸に関して検出する
    ことを包含する方法。
JP2011215502A 2000-07-07 2011-09-29 ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉 Pending JP2012008148A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0016813.8 2000-07-07
GBGB0016813.8A GB0016813D0 (en) 2000-07-07 2000-07-07 Improved dipstick assays (4)

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002509520A Division JP2004512498A (ja) 2000-07-07 2001-07-06 ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012008148A true JP2012008148A (ja) 2012-01-12

Family

ID=9895290

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002509520A Withdrawn JP2004512498A (ja) 2000-07-07 2001-07-06 ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉
JP2011215502A Pending JP2012008148A (ja) 2000-07-07 2011-09-29 ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002509520A Withdrawn JP2004512498A (ja) 2000-07-07 2001-07-06 ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉

Country Status (11)

Country Link
US (2) US20040053256A1 (ja)
EP (1) EP1301627B1 (ja)
JP (2) JP2004512498A (ja)
CN (2) CN102174651A (ja)
AT (1) ATE421597T1 (ja)
AU (2) AU2001267750B2 (ja)
DE (1) DE60137507D1 (ja)
ES (1) ES2320097T3 (ja)
GB (1) GB0016813D0 (ja)
TW (1) TWI286160B (ja)
WO (1) WO2002004667A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0025245D0 (en) 2000-10-14 2000-11-29 Lee Helen Multiple target detection
WO2004099438A1 (en) * 2003-05-07 2004-11-18 Coris Bioconcept Sprl One step oligochromatographic device and method of use
US7538202B2 (en) * 2003-12-19 2009-05-26 California Institute Of Technology Enzyme-free isothermal exponential amplification of nucleic acids and nucleic acid analog signals
ATE529533T1 (de) * 2004-06-11 2011-11-15 Evotec Ag Verfahren zum nachweis von analyten in einer probe
ATE549413T1 (de) * 2005-05-30 2012-03-15 Qiagen Gmbh Vorrichtung und verfahren zur normalisierung von nukleinsäure-konzentrationen
WO2008105814A2 (en) * 2006-08-22 2008-09-04 Los Alamos National Security, Llc Miniturized lateral flow device for rapid and sensitive detection of proteins or nucleic acids
GB0701253D0 (en) * 2007-01-23 2007-02-28 Diagnostics For The Real World Nucleic acid amplification and testing
EP3067694A1 (en) 2008-05-05 2016-09-14 Los Alamos National Security, LLC Lateral flow-based nucleic acid sample preparation device, integrated with passive fluid flow control
DE102008047790A1 (de) * 2008-09-17 2010-04-15 Qiagen Gmbh Verfahren zur Normierung des Gehalts von Biomolekülen in einer Probe
WO2012027547A2 (en) * 2010-08-25 2012-03-01 Columbia University Quantitative total definition of biologically active sequence elements
JPWO2012070618A1 (ja) 2010-11-24 2014-05-19 株式会社カネカ 増幅核酸検出方法及び検出デバイス
KR101508670B1 (ko) 2011-04-20 2015-04-07 메사 테크 인터내셔널, 인코포레이티드 핵산 검출 및 동정을 위한 통합 장치
CN106996973A (zh) * 2014-07-01 2017-08-01 艾博生物医药(杭州)有限公司 一种样本检测装置
AU2016253147B2 (en) 2015-04-24 2021-07-22 Mesa Biotech, Inc. Fluidic test cassette
WO2016203267A2 (en) 2015-06-19 2016-12-22 Cambridge Enterprise Limited Diagnosis and treatment of infectious disease
CN105403707B (zh) * 2015-09-29 2017-05-17 南方医科大学 一种检测靶物质的信号放大方法及使用该方法的免疫层析试纸和装置
CN112881494A (zh) * 2020-11-09 2021-06-01 北京大学 多指标检测用场效应晶体管型生物传感器件

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61274699A (ja) * 1985-04-12 1986-12-04 アマ−シヤム・インタ−ナシヨナル・ピ−エルシ− 核酸の交雑方法
US4751177A (en) * 1985-06-13 1988-06-14 Amgen Methods and kits for performing nucleic acid hybridization assays
WO1991008307A1 (en) * 1989-12-04 1991-06-13 Microprobe Corporation Enhanced capture of target nucleic acid by the use of oligonucleotides covalently attached to polymers
US5310650A (en) * 1986-09-29 1994-05-10 Abbott Laboratoires Method and device for improved reaction kinetics in nucleic acid hybridizations
WO1995027081A1 (en) * 1994-03-31 1995-10-12 E.I. Du Pont De Nemours And Company A method for detection of nucleic acid fragments
JPH09507024A (ja) * 1993-12-08 1997-07-15 カイロン コーポレイション バックグランドノイズの減少を伴う液相核酸サンドイッチアッセイ
US5747248A (en) * 1994-12-05 1998-05-05 Chiron Corporation Discontinuous probe design using hybritope mapping
WO1999011813A2 (en) * 1997-09-04 1999-03-11 Bayer Corporation Oligonucleotide probes bearing quenchable fluorescent labels, and methods of use thereof
JP2000102384A (ja) * 1998-09-15 2000-04-11 Affymetrix Inc 完全n量体アレイを用いる核酸分析

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4740468A (en) * 1985-02-14 1988-04-26 Syntex (U.S.A.) Inc. Concentrating immunochemical test device and method
US4806311A (en) * 1985-08-28 1989-02-21 Miles Inc. Multizone analytical element having labeled reagent concentration zone
AU7015287A (en) 1986-03-19 1987-09-24 Cetus Corporation Detection of nucleic acid sequence using liquid hybridization method
US4960691A (en) * 1986-09-29 1990-10-02 Abbott Laboratories Chromatographic test strip for determining ligands or receptors
IL86164A0 (en) * 1987-04-28 1988-11-15 Tamir Biotechnology Ltd Improved dna probes
US4855240A (en) * 1987-05-13 1989-08-08 Becton Dickinson And Company Solid phase assay employing capillary flow
US5212059A (en) * 1988-01-11 1993-05-18 Microprobe Corporation Oligonucleotide probes for the detection of periodontal pathogens
US5109124A (en) * 1988-06-01 1992-04-28 Biogen, Inc. Nucleic acid probe linked to a label having a terminal cysteine
CA1308022C (en) * 1988-08-11 1992-09-29 Eleftherios P. Diamandis Multiple fluorescence labelling with europium chelators
EP0387696B1 (en) 1989-03-17 1997-08-27 Abbott Laboratories Method and device for improved reaction kinetics in nucleic acid hybridizations
GB9009980D0 (en) 1990-05-03 1990-06-27 Amersham Int Plc Phosphoramidite derivatives,their preparation and the use thereof in the incorporation of reporter groups on synthetic oligonucleotides
US5491224A (en) * 1990-09-20 1996-02-13 Bittner; Michael L. Direct label transaminated DNA probe compositions for chromosome identification and methods for their manufacture
EP0497464A1 (en) 1991-01-31 1992-08-05 Amoco Corporation Rapid microbial diagnostics by in situ hybridization in aqueous suspension
US5451504A (en) * 1991-07-29 1995-09-19 Serex, Inc. Method and device for detecting the presence of analyte in a sample
EP0672175A4 (en) 1991-12-23 1997-08-06 Chiron Corp HAV PROBES USED IN SOLUTION PHASE SANDWICH HYBRIDIZATION METHODS.
US5464945A (en) 1992-08-28 1995-11-07 Hoffmann-La Roche Inc. Oligonucleotide probes specific for the human alpha satellite locus
WO1994023299A1 (en) * 1993-03-31 1994-10-13 Quidel Corporation Multiple assay device
JPH09500378A (ja) * 1993-07-02 1997-01-14 リンクス セラピューティクス,インコーポレイティド 枝分れされそして複雑に結合された高分子構造体の集中的合成
US6468742B2 (en) * 1993-11-01 2002-10-22 Nanogen, Inc. Methods for determination of single nucleic acid polymorphisms using bioelectronic microchip
CA2176348C (en) 1993-11-12 2004-11-02 Sanjay Tyagi Hybridization probes for nucleic acid detection, universal stems, methods and kits
US5925517A (en) * 1993-11-12 1999-07-20 The Public Health Research Institute Of The City Of New York, Inc. Detectably labeled dual conformation oligonucleotide probes, assays and kits
US6037127A (en) * 1994-03-31 2000-03-14 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method for detection of non-denatured nucleic acid fragments
US6653066B1 (en) * 1994-06-17 2003-11-25 Trinity Biotech Device and method for detecting polyvalent substances
US5521289A (en) * 1994-07-29 1996-05-28 Nanoprobes, Inc. Small organometallic probes
FR2724461B1 (fr) * 1994-09-09 1996-12-20 Prolabo Sa Microsphere de latex biotinylee, procede de preparation d'une telle microsphere et utilisation en tant qu'agent de detection biologique
WO1996029097A1 (en) * 1995-03-21 1996-09-26 Research Corporation Technologies, Inc. Stem-loop and circular oligonucleotides
DE19537952A1 (de) * 1995-10-12 1997-04-17 Boehringer Mannheim Gmbh Verfahren zum Nachweis eines Analyten
US5874216A (en) * 1996-02-23 1999-02-23 Ensys Environmental Products, Inc. Indirect label assay device for detecting small molecules and method of use thereof
US5824478A (en) * 1996-04-30 1998-10-20 Vysis, Inc. Diagnostic methods and probes
US5916750A (en) * 1997-01-08 1999-06-29 Biogenex Laboratories Multifunctional linking reagents for synthesis of branched oligomers
WO1998036278A1 (en) * 1997-02-15 1998-08-20 Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. Multiple-site antibody capture immunoassays and kits
US6573045B1 (en) 1998-06-05 2003-06-03 Ribotargets, Ltd. Methods and kits for discovery of RNA-binding compounds
US6290839B1 (en) * 1998-06-23 2001-09-18 Clinical Micro Sensors, Inc. Systems for electrophoretic transport and detection of analytes
GB0016836D0 (en) * 2000-07-07 2000-08-30 Lee Helen Improved dipstick assays (1)
GB0016833D0 (en) * 2000-07-07 2000-08-30 Lee Helen Improved dipstick assays (2)
GB0016814D0 (en) * 2000-07-07 2000-08-30 Lee Helen Improved dipstick assays (3)
GB0025245D0 (en) * 2000-10-14 2000-11-29 Lee Helen Multiple target detection
GB0029154D0 (en) * 2000-11-30 2001-01-17 Lee Helen Signal enhancement with multiple labelled-antibodies

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61274699A (ja) * 1985-04-12 1986-12-04 アマ−シヤム・インタ−ナシヨナル・ピ−エルシ− 核酸の交雑方法
US4751177A (en) * 1985-06-13 1988-06-14 Amgen Methods and kits for performing nucleic acid hybridization assays
US5310650A (en) * 1986-09-29 1994-05-10 Abbott Laboratoires Method and device for improved reaction kinetics in nucleic acid hybridizations
WO1991008307A1 (en) * 1989-12-04 1991-06-13 Microprobe Corporation Enhanced capture of target nucleic acid by the use of oligonucleotides covalently attached to polymers
JPH09507024A (ja) * 1993-12-08 1997-07-15 カイロン コーポレイション バックグランドノイズの減少を伴う液相核酸サンドイッチアッセイ
WO1995027081A1 (en) * 1994-03-31 1995-10-12 E.I. Du Pont De Nemours And Company A method for detection of nucleic acid fragments
US5747248A (en) * 1994-12-05 1998-05-05 Chiron Corporation Discontinuous probe design using hybritope mapping
WO1999011813A2 (en) * 1997-09-04 1999-03-11 Bayer Corporation Oligonucleotide probes bearing quenchable fluorescent labels, and methods of use thereof
JP2000102384A (ja) * 1998-09-15 2000-04-11 Affymetrix Inc 完全n量体アレイを用いる核酸分析

Also Published As

Publication number Publication date
AU2001267750B2 (en) 2007-08-16
ES2320097T3 (es) 2009-05-19
EP1301627A2 (en) 2003-04-16
US20150099265A1 (en) 2015-04-09
DE60137507D1 (de) 2009-03-12
GB0016813D0 (en) 2000-08-30
JP2004512498A (ja) 2004-04-22
WO2002004667A3 (en) 2002-12-27
CN1452663B (zh) 2011-11-23
CN102174651A (zh) 2011-09-07
CN1452663A (zh) 2003-10-29
AU6775001A (en) 2002-01-21
EP1301627B1 (en) 2009-01-21
US20040053256A1 (en) 2004-03-18
TWI286160B (en) 2007-09-01
WO2002004667A2 (en) 2002-01-17
ATE421597T1 (de) 2009-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012008148A (ja) ディップスティック検定における改良型検出シグナルおよび捕捉
US7867706B2 (en) Capture and detection of target nucleic acid in dipstick assays
JP2012019797A (ja) ディップスティック検定における改良型結合相互作用
US20080160516A1 (en) Capture and detection format versatility for dipstick assays
JPH05508074A (ja) インビトロにおける増幅を用いたポリヌクレオチド捕捉アッセイ
AU2001267752A1 (en) Improved capture and detection of target nucleic acid in dipstick assays
AU2001267750A1 (en) Improved detection signal and capture in dipstick assays
AU2001269285A1 (en) Improved binding interactions in dipstick assays
AU2001269279A1 (en) Improved capture and detection format versatility for dipstick assays
KR100819634B1 (ko) 성 전파 질환 검사를 위한 신규한 올리고뉴클레오티드프로브와 이를 이용한 성 전파 질환 검사용 dna칩,분석키트 및 그 제조 방법
WO2002004122A2 (en) Improved stability of hybridisation interactions in dipstick assays
AU2007234492A1 (en) Improved detection signal and capture in dipstick assays
CA2012984A1 (en) Process for rapid nucleic acid detection by incorporating a reporter moiety into amplified target nucleic acid followed by affinity capture

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131025

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140819